ナゾトキ姫side
悲鳴があがりました。
急いでそこへ向かうと。
女の子が倒れていました。
じわじわと、脇腹から血が流れています。
「大丈夫ですか!?!?!?」
「ひなみさん、きっと怪盗レッドですよ……。」
梅君が言いました。
その証拠に、女の子の体の上に、手紙が。
『天使ジュエルはいただいた 怪盗レッド』
「怪盗レッドの犯行なのか!?」
「誰か、警察を!」
会場は、ザワザワとしています。
これは、本当に怪盗レッドさんの犯行なのでしょうか?
架南さんは震えています。
当然ですよね……。
「梅ちん、怖い。」
「架南、離れろ!」
梅君……それは流石に、酷いです。
架南さんの肩が震えています。
「梅君は、架南さんといてください!私とリッカ君で、証拠を探すので。」
「ひなみん、行こう。」
私は、その場に、梅君と架南さんを残し、リッカ君と証拠を探しに行きました。
マテリアルside
パーティ会場
サーヤ達は、ひなみ達と同じ会場に来ていた。
と‥。
「ヒック……梅ちん……怖いよ…ヒック」
水色のパーティドレスを着た、背中にかかる茶髪の少女が、黒色のフードを被っている少年に抱きついて、泣いている。
「誰かが泣いているみたいだな。」
レイヤが言う。
サーヤは、泣いている少女に駆け寄る。
「あの、ハンカチ貸しましょうか?」
ハンカチを差し出す。
「ヒック……ありがとう。」
ハンカチで涙を拭き、
「これ、洗って返すね。」
と、ポケットに入れる。
隣の黒色のフードを被っている少年は、助かったように、肩を落とす。
「あ、それじゃあ、ありがとうございます。」
サーヤは、レイヤ達のもとに駆け戻る。
実音子、来れる?
>>63続き
ナゾトキ姫side
「警察で〜す。そこから動かないでください。」
聞き覚えのある声がします。
私と、リッカ君は、顔を見合わせ、同時に言いました。
「「三毛門刑事!!!」」
三毛門刑事は、よぉっと、私達に手を振りました。
「梅は?」「架南さんに、付いているんです。」
玉来刑事が、三毛門刑事を呼びました。
「被害者の名前は、花之木沙梨、脇腹を刺されています。」
沙梨さん、ですか。
どう見ても、怪盗レッドさんの犯行には、見えません。
「ねぇ、ひなみん、コレって……。」
「何ですか、リッカ君?……それは!」
私達は、驚きのモノを見つけました。
アスカside
(゚o゚)
天使ジュエルって、七色に輝いているんだ〜!
悪いけど、ここで切ります。