2.転校生 ~アスカside~
月曜日、学校に行くと実咲からこんなことを聞いた
実咲「ねえアスカ、今日ね、転校生が来るみたいだよ」
アスカ「転校生?なんで知ってるの?」
実咲「さっき生徒会の用事を終わらして鍵を返しに職員室に行ったんだけどね、金色の髪の見たことの無い生徒がふたり先生と話してたの。しかも担任の先生と話してたからこのクラスに来るかもしれないよ」
優月「あ、そのふたりなら私も見たよ」
ちょうど優月も登校してきた
アスカ「あ、優月おはよー」
実咲「おはよう」
優月「おはよう」
私たちがあいさつするとにっこり笑って返してくれた
優月「それでその転校生がだけどね、このクラスと水夏ちゃんのクラスらしいよ。さっき朝練終わりの水夏ちゃんと会ってね、職員室で先生たちがそう言ってるのを聞いたんだって」
そうなんだ
いったいどんな人が来るんだろ
そして予鈴が鳴って先生が入ってきた
先生「今日は転校生が来ている」
先生がそう言った途端、クラス中がざわついた
先生「入ってきなさい」
皆の目が扉に向かう
入ってきたのは金色の髪に紅い目の女の子だった
?「リリス・ルーンです。<リリ>と呼んでください」
そう言って女の子は微笑んだ
先生「じゃあ席は~、そこが空いてるな」
そう言って先生が示した席は私の斜め後ろ
ちょっと緊張する
女の子が私の横を通るとき、一瞬だけ私を探る目付きで見た気がした
ーすっ飛ばしてお昼休みー
転校生らしく?休み時間は皆に囲まれていたリリスはお弁当を一緒に食べないかと誘ってきた
てっきりあの囲んでた女子たちと食べるのかと思ってたんだけど、実咲と優月もOKしたから一緒に食べることにした
そこで出た話題はもう一人の転校生だ
実咲「そういえばもう一人の転校生って知ってる?」
リリス「ええ、彼はわたくしのいとこですから」
優月「そうなんだ~。何て名前なの?」
リリス「クルス・ルーン、わたくしは<クル>って呼んでいますわ」
アスカ「どんな感じの人なの?」
リリス「ん~、見た目はなよなよした感じですが、芯はしっかりした感じですかね~」
なんかケイみたい
リリス「そういえば、紅月さんって紅月君と同じ名字ですわよね。双子とかいとことかですか?」
アスカ「え?あ、うんケイとはいとこだよ」
いきなりその話題に飛ぶとは思わなかった
リリス「ふーん………」
リリスは何か考え込んでいるようだった
リリス「やはりこのふたりが美華子さんの言っていた………?(ボソッ」
何か呟いたが、よく聞こえなかった
ただ、美華子さんって聞こえた気がする
アスカ「リリス?」
リリス「いえ、何でもありません。それと、<リリ>で良いですわ」
アスカ「そう………」
でも私は気付いていた
リリスが私とケイに探るような目を向けていることに
それにしても、どこかで会った気がするんだけどな~
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3話は放課後の話になるぞ
ところで美華子さんの字はこれであってましたかね
>>243リリス?・・・・ベルゼブブの嫁さんかな?
蒼太「なわけないだろ」
緑矢「常識的に考えて・・・・ない」
お前ら集中砲火やめてくれ
>>244お久しぶりッ!
>>243の続き
3-1.放課後の尾行 ~アスカside~
放課後になった
さあ~て実咲たちのところに行ーこぉっと🎵
ケイ「アスカ、さっさと帰るぞ」
え?実咲たちと一緒に帰ろうと思ってたのに
アスカ「何かあったっけ?」
ケイ「はあ………」
ちょっと!何でため息つくのよ‼
ケイ「父さんたちが早く帰ってくるように言ってたのを忘れたのか?」
そんなこと言ってたっけ?
ケイ「忘れたのか?」
ケイが一語一語はっきりと言う
はい、忘れてます
???「リーリー!」
ん?なんか廊下から声がする
見ると見覚えの無い男の子が扉のところに立っていた
リリス「クル!恥ずかしいから大声で呼ばないで下さい!」
あ、彼がお昼にリリが言っていたクル君なんだ
ちょっとのほほんとした感じの男の子だなー
クルス「早く帰ろう!“あの人”が待ってるよ‼」
リリス「分かりましたから大声を出さないで下さい!それと“あの人”が今どこにいるか分からないんですから、取り合えず連絡を」
クルス「そうだね~。取り合えず早く行こう!」
リリは鞄を持って出ていった
ケイ「アスカ、僕たちも帰るぞ」
~そして帰り道~
ん~?なんか誰かに見られてる気がする………
ケイ「どうかしたか?」
アスカ「ん~?なんか誰かに見られてる気がするんだよね」
ケイ「………(チラッ」
角を曲がる瞬間、ケイは私たちが来た道を振り返った
たぶん誰かつけてきていないか見たんだと思う
アスカ「どうだった?」
ケイ「転校生ふたりの姿を見つけた」
転校生ふたりってリリとクル君の事だよね
アスカ「じゃあ尾行してるのはそのふたりって事?」
ケイ「恐らくな」
信号待ちのタイミングでさりげなーく見ると、確かにあのふたりの姿があった
ケイ「次の路地を曲がってあのふたりが尾行の正体かどうか突き止めるぞ」
アスカ「りょ~かい」
そして路地を曲がって身を隠す私とケイ
すると少ししてからリリの声が聞こえた
(ここからはアスカからは見えないので、しばらく会話のみでお送りします)
リリス「あら?見失ってしまいましたわね」
クルス「その辺に隠れてるんじゃないの?」
リリス「ん~、正直に言いますと探すのはめんどくさいですわ。ですから~………(ゴソゴソ」
クルス「だから?」
リリス「念のためにスっておいたこの服を交番に届けるとしましょう」
クルス「これは~………怪盗レッドのコスチューム?」
(ここからは時々行動の様子が入ります)
ケイ「おいアスカ、コスチューム持ってるか?」
ケイに言われて鞄を探る
アスカ「………」
ケイ「アスカ?」
アスカ「………(汗」
ケイ「まさか」
アスカ「無い」
路地から顔を出してふたりを探すと、交番のある方向に向かって歩いて行くのが見えた
リリの手にはレッドのコスチュームであろう黒い布が
ケイ「追いかけるぞ!」
珍しくケイが慌てている
私たちが追い付いた頃にはふたりはもう交番の前にたどり着いていた
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ちょっと3話は長くなりそうやから分けることにする
たぶん次で3話は終わる
できることなら4話にも入りたいな~