続き
二つ目。
大急ぎで新しいケーキをパティシエさん達が作ったんだって。お疲れ様です。
今度はちゃんと、テーブルまで運ばれた。
「ええ、それでは改めまして、点火致します」
そうして、執事さんがライターで火をつけようとした瞬間―
「あっつ!!」
風が吹き、火が執事さんの指にモロ直撃した。
あーあ。火傷してるだろうなあ。
執事さん2人目退場。
今度はメイドさんが全部ろうそくに火をつけた。
そして琴音さんが息を吸い込んで、いよいよ吐き出す瞬間―
ボッ
また強い風が吹き、虚しくろうそくの火は消えた。もちろん全部。
今日は琴音さん、運が悪いなあ。
苦笑いしながら、またメイドさんがろうそくに火をつけていた…その瞬間―
パラッ
なんとケーキの中に、桜の花びらならまだしも、桜の折れた枝が落ちてきて、そのままケーキの中に混入。
もうそのケーキは食べられないことが確定したのに、最後にトドメの一発。
またまた風が吹き、ろうそくの火が枝に乗り移り、ケーキごと燃えている。
まるでピタゴラスイッチ。誰か仕掛け用意したのー?
いや、ホントにそうやって思うくらいなんだって!
次の瞬間には、ケーキは消火器により、ある意味消えました。
二つ目のケーキ崩壊。
次で最後になる……と思います。
>>495台車みたいなので運ぼうぜ
>>496室内で食おうぜ