>>567スレタイと趣旨をよーく御覧なさい
単発【苦手なものチャレンジ】
@紅月飛鳥
「は〜い、主のべるなにです。今日は苦手なものを、アスカにチャレンジしてもらう、という企画でござんす。」
「え〜・・・なんで苦手なものチャレンジ?」
「霊組読んだら、苦手なものにチャレンジしてるキャラいたから」
「それだけ!?」
べるなにの発言に驚いてリアクションを返す、アスカ。
「じゃあ、アスカの苦手なもの、カボチャ。
これを色んな方法で、アスカが食べられるように、頑張ってみましょ〜。」
べるなにがそう言って、指パッチン。
すると、ガラガラガラ・・・と台車が来て、その台車の上には、ハンバーグが。
「カボチャを切って、ハンバーグに混ぜ込んだ・・・とか、よくアニメでやる奴やってみた」
「う〜ん、カボチャが入ってるって思うとなぁ・・・」
「逆に考えるんだ、食べちゃってもいいさ、とな」
「漫画のネタやめようか」
ボケるべるなにに、突っ込みのプラカードで殴るアスカ。
「じゃあ、食べてみるね。」
「目を塞いで鼻も塞げば味わかんないと思うぞ」
「それ克服の意味ある?
って言うか、前置き長すぎだから、早く食べるね。」
アスカは一口、カボチャ入りハンバーグを食べた。
すると、アスカは、少し悩むような顔になり、もぐもぐと噛み、飲み込む。
そして、銅像で有名な、考える人、のポーズを取り、悩む。
「いや〜・・・美味しいよ?うん。けどね、カボチャ入ってると思うと・・・」
「じゃあわかった。口直しに、プリン食え。」
またべるなにが指パッチンすると、オレンジ色のプリンが出てきた。
「あれ?オレンジ色だけど?」
「色が変わってるのは、アレだ。高級だからだ。」
「そうなの!?じゃあいただきまーす!」
高級なプリンと聞き、アスカは大喜びしながら、プリンを食べる。
すると、表情が変わる。そう。まるで、ミルクチョコレートと思って食べたら、ブラックチョコレートだった。と言う、一つのたとえが似合いそうな。
「高級プリンって、こういう味がするの?」
「うん、そんな味」
「いつも食べるほうが美味しい気がするんだけど・・・」
「それは、お前が普段食べてる、庶民的な味に慣れてるからじゃないか?
俺も、イベリコ豚とか食べた時、普段の方がうまいなーと思ったときがあるからよ。」
べるなにの実体験(リアルでの)を聞き、アスカは表情を疑問系に変えて。
「そんなもんなの?」
「そんなもんだよ」
「じゃあ、また食べればなれるかな?」
と、アスカは、二口目、三口目と、プリンを食べ、全て食べた。
食べ続けると、慣れたのか、美味しい、と感じるようになったようで、笑顔になってきた。
「あー、美味しかった。やっぱり、何口か食べてると、舌が慣れるんだね!べるなにの言う通りだったよ!」
「まぁ、嘘なんだけど」
「えっ」
べるなにのいきなりな発言に、アスカは固まる。
「これ、かぼちゃプリンな。有名な奴。」
「で、でも、カボチャの味なんて―」
「プラシーボ効果な。
例えば、お前にただのビタミン剤を、麻薬って言って飲ませたら普通にラリったり、逆に風邪薬と言ったら、風が治ったりする、そういう奴。
アスカみたいに、単じゅ・・・ゲホン、てきと・・・ゲホン、アh・・ゲホン、えーと、単細ぼ・・・ゲホン、単純明快な真っ直ぐな奴には、よく効く手口だ。」
「えー・・・」
「克服とまでは言わないが、マシにはなっただろ?」
グッ、と親指を立てるべるなに。
「まぁ、確かにそうだけど・・・」
騙された、と言うことに、少し頬を膨らますアスカ。
しかし関係のないことであった。
続く(ケイ編、優月編、実咲編、色々あるずぇ!)
>>568よく見るとこれ苦手なものチャレンジじゃなくて、苦手なもの克服チャレンジと、単発じゃなくて、短編だわ