オトギリ♀(夢の中)
オトギリ♂(現実)という二重人格的なのにしようと思いまふ('×')
ロリキド、ショタカノ含みの小説書くる
ーーーーーーーーーーーーー
「ない、ない。なんで」
何時もとは少し様子が違う。少女は必死で鞄の中を探していた。
鞄の中にも机にも“其れ”が無い事が解ると、呆然と立ち尽くしていた。
「探し物はこれ?」
一冊のノートを僕は差し出す。少女の顔は困惑とも驚きともとれる微妙な色に染まって居た。
「有難う。でも、何故貴方が私の物をもっているの」
この台詞からすると完全に僕の事を疑っているのだろう。
正直言って心外だ。
「トイレに落ちていたのを偶然拾ったのさ」
「貴方男でしょ。女子の方には入れないはず」
「そうだね。でも、」
「僕が“トイレの花子さん”だったら?」
>>181.花言葉………う〜ん…………なんだろう………解らん!薔薇だったら解るのにぃ…………(((((
>>182.WAO!カノ………凄いな!
>>183.もう凄いけどホント凄い!
ナナセちゃんが花言葉の話書いたら私は宝石言葉で対抗してみるか!⬅
「キド!宝石言葉って知ってる?」
本を片手に持ったマリーが目を輝かせて訪ねた。
マリーの言葉に首を振ると彼女は笑顔で説明する。
「花言葉の親戚みたいなものでね、宝石にもそれぞれ意味があるんだって!」
はあ……………とキドは適当に聞き流す。ただ、少しだけ興味が湧いた。
キドも女の子であり、キラキラしたものや可愛いものも好きなのだ。
マリーは察したのか本の宝石が載ったページをキドに見せた。
そのページには色分けされた宝石の写真が載っている。1つ1つがキラキラ輝いている。
「キド、この中で2つ選んで」
マリーがニヤニヤしながら言った。
不審に思いながらキドはラブラドライドとラピスラズリを指した。
「その2つね!解った!」
マリーはニコニコしてその場を去った。
━━
翌日。
目を覚ますと枕元に小さな袋があった。
添えられていた紙には『カノにプレゼントしたら喜ばれるよ』とマリーの字で書いてあった。
開けてみると紫と青の石、恐らくラブラドライドとラピスラズリ。
昨日マリーが言っていた「宝石言葉」が脳裏に浮かぶ。
スマホを取り出して某検索サイトでラピスラズリとラブラドライドの言葉を調べてみた。
「う、そ……………」
検索結果を見たキドは目を丸くした。
宝石言葉が自分に当てはまっている気がしたから。
『カノにプレゼントしたら喜ばれるよ』
━━━━━━━━━━━━━━━━
「カノ、やるよ」
眠そうに目を擦りながら台所にやってきたカノに小さな袋を渡す。カノはありがとうと笑った。その笑顔に思わずドキッとした。
「キド、渡せたみたいだね!」
ひょっこり現れたマリーが言った。
そう言えば、あの石はどこで手に入れたのだろう?マリーに訪ねる。
「セトがバイト先でね、大きい宝石見つけたの!それが凄く綺麗でちょっと欲しいって言ったらちょこっとだけ貰えたの!他は全部売っちゃったんだけどね」
売ったと言うことは此処から先金に余裕があるのかな。
そう考えているとカノが大きく足音を立ててやってきた。
「き、キド!これ………意味解って渡した?」
肩で息をして訪ねたカノに頷いた。
するとカノは思い切り抱き付いてきた。
「キド!大好き!」
「俺も大好きだよ」
マリーはそんな二人を優しげな瞳で見ていた。
な ん だ ろ う ね こ れ は