>>5の続き
それから数十分後。
リッカ「ひなみん、まゆゆ、おはよう♪」
梅「おはようございます、ひなみさん、真優。」
リッカ君と梅君がやって来ました。
真優「おはよ!梅、リッカ!」
ひなみ「おはようございます、梅君、リッカ君。」
挨拶を交わすと、リッカ君が図書室のカウンターに座りました。
リッカ「ねぇ、ひなみん、まゆゆ。あ、ついでに梅。今日、悪い予感がするから気をつけてね?」
リッカ君は、そういうとポケットからアメを取り出した。
梅「リッカ、ついでとは失礼だな!まあ、リッカの予感は当たるので、ひなみさんも、真優も気をつけておいてください。」
梅君がそう言ったとき、ちょうど予鈴がなりました。
私たちは、お話をしながら教室に帰りました。
>>9の続き
放課後、いつものように図書室で真優ちゃんと梅君、そしてリッカ君と話していると、ゆっくりとドアが開きました。
ひなみ「どうか、されましたか?」
一年生と思われるその子に声をかけると、その子はおずおずと口を開きました。
一年生「図書館探偵団ってあなたたちですか?」
突然聞かれて、驚きつつもリッカ君が
リッカ「そうだよ。俺たち四人が図書館探偵団だよ。」
と答えました。
すると、その子はほっとした顔をして話しました。
一年生「解決してほしいことが、あるんです。」
* * *
ひなみ「そうですか。分かりました、引き受けさせて頂きます。」
一年生の子の話によると、いつも登校中に、何か怪しい音がするそうです。その音は、その子が通っているときしか鳴らないようで、とても怖いんだとか。
梅「やっぱり、ストーカーとかでしょうか?」
一年生の子が帰ったあと、梅君が呟きました。
真優「うん、その可能性が高いわ。」
真優ちゃんも頷きます。
ひなみ「明日、一緒に調査しましょう。あの子は、いつも7時30分頃に通る道で音がするようなので、7時15分に集合出来ますか?」
私が三人に聞いてみると、三人は深く頷きました。
真優、リッカ、梅「了解っ!」