>>133のつづき
-リーリエ side-
(羨ましいです……。困難を乗り越えて…挑戦をしていき、高みへと登って行く……。そんなサトシは私の憧れです………)
リーリエは頭の中でモヤモヤしていた。
>>135のつづき
-サトシ side-
「リーリエ、どうしたのか?」
「あ…いえ、何でもないです!」
「そっか…それならいいけど…」
リーリエはサトシの憧れと決意とかが全く分からなくて複雑な気持ちになっていた。
*
次の日、学校がお休みの中、外が騒がしかった。サトシたちはドアを開けて状況を見に行くことにした。
「な、何あれ………」
サトシたちは、黒いポケモンが邪魔をしていたところを見て「酷すぎる」と感じていた。
「またか……」
「ま、またか…って何があったんですか!?」
「最近、ポケモンが悪戯をしているということがあったらしいんだ……。まさか、ここまで酷いとは………」
そこには、巨大な丸太がゴロゴロと転がっていた。運んでいた人は「大迷惑」だと思っていた。それを見たサトシたちは手伝おうと思う。一方、リーリエはそのポケモンに対して「あれは、ラッタですよ!」と言う。
「ラッタ…!?あんな黒いのが!?」
『アローラのラッタは黒いロト。』
「そうなんだ…」
「困ったな……こんなことが続いて行くとキリがないな………」
ククイ博士が困っていると、1人誰かがやって来た。
「あ、サトシくんじゃないですか」
「ハ、ハラさん!?」
サトシが答えるとリーリエが「えっ!?ハラさんってメレメレ島の島キングである、あのハラさんですか……!?」と叫ぶ。どうやら生で見るのが始めてだったらしい。それと、後ろにもう1人誰かがいた。