>>135のつづき
-サトシ side-
「リーリエ、どうしたのか?」
「あ…いえ、何でもないです!」
「そっか…それならいいけど…」
リーリエはサトシの憧れと決意とかが全く分からなくて複雑な気持ちになっていた。
*
次の日、学校がお休みの中、外が騒がしかった。サトシたちはドアを開けて状況を見に行くことにした。
「な、何あれ………」
サトシたちは、黒いポケモンが邪魔をしていたところを見て「酷すぎる」と感じていた。
「またか……」
「ま、またか…って何があったんですか!?」
「最近、ポケモンが悪戯をしているということがあったらしいんだ……。まさか、ここまで酷いとは………」
そこには、巨大な丸太がゴロゴロと転がっていた。運んでいた人は「大迷惑」だと思っていた。それを見たサトシたちは手伝おうと思う。一方、リーリエはそのポケモンに対して「あれは、ラッタですよ!」と言う。
「ラッタ…!?あんな黒いのが!?」
『アローラのラッタは黒いロト。』
「そうなんだ…」
「困ったな……こんなことが続いて行くとキリがないな………」
ククイ博士が困っていると、1人誰かがやって来た。
「あ、サトシくんじゃないですか」
「ハ、ハラさん!?」
サトシが答えるとリーリエが「えっ!?ハラさんってメレメレ島の島キングである、あのハラさんですか……!?」と叫ぶ。どうやら生で見るのが始めてだったらしい。それと、後ろにもう1人誰かがいた。
>>136のつづき
ハラさんの後ろには緑色の髪で結んでいてオレンジのリュックに黒の服、肌の色が黒い人だった。
「俺はハウ。よろしく。」
「俺、サトシ。こいつが相棒のピカチュウ」
「ピカチュウ!」
「よろしくな!」
サトシとピカチュウは相変わらず元気だった。
「俺はククイだ」
「私はリーリエです。」
「よろしく。サトシにリーリエ」
「ハウは何でハラさんといるんだ?」
「ピカァ?」
1人と1匹は首を傾げる。ハウはある一言を言うとみんなが絶叫する。それは、ハウはハラさんの息子であったということである。
「えぇっ!?む、息子!?!?!?」
「ピカァ!?!?!?」
「えっ!?!?!?」
「マジか……」
「はい、本当です。」
ハラさんが言うと納得していた。