>>79のつづき
バトル開始時、謎のオーラを出した脳筋ポケモン。これで攻撃力がぐーんと上がっていた。サトシは(やっぱり、あのときのと関係してそう…)と思う。そう思いながら指示を出す。
「ピカチュウ、10万ボルト!」
「ピーカーチュー!!」
見事直撃した。脳筋は少し態勢を崩した。
「アイアンテール!」
「チュー…ピッカー!」
回避された。一方、脳筋はアームハンマーを出した。
「ピカァー!」
「ピカチュウ!大丈夫か!?」
威力が強くてもピカチュウはすぐに立ち上がった。
「よし、10万ボルト!」
「ビーカーチュー!!!!」
脳筋ポケモンはピカチュウの10万ボルトをあっさりとかわし、ストーンエッジを繰り出す。ピカチュウは避けようとしたけど直撃した。そして、威力はとてつもなく強力だった。
「ピカァー!!!!」
「ピカチュウ、立ち上がるんだ!」
「ビ、ビーカ………」
だけど、倒れてしまった。やっぱり、ストーンエッジがやばかったようだ。
「ピ、ピカチュウが……」
「負けた……」
そして、攻撃力が上がっていた。多分、相手の特性は倒す程強くなる厄介な奴のようだ。
「ピカチュウ、お疲れ様…」
「ピカピ…ピカピーカ……」
「大丈夫、後は任せろ。よし…行くぜ!ゲッコウガ!!」
「コウガ!」
>>80のつづき
「ゲッコウガ!すぐに決着を付けるぞ!」
「コウガアアアァァァアアアア!!!」
ゲッコウガから激流が出て背中に巨大な水しゅりけんが現れた。それを見たロトムが『な、何事ロト!?』と言う。
「行くぞ!水しゅりけん!」
「ゲッ、コウガ!」
水しゅりけんは直撃したが、効果は今ひとつ……。脳筋ポケモンはアームハンマーを繰り出す。それに対してゲッコウガはつばめがえしをした。つばめがえしとアームハンマーの接戦でお互い、疲労が激しい。もちろんサトシもそうだった。
『なんでサトシまで疲れてるロト!?』
「あのときのゲッコウガはサトシとシンクロしているんだ。」
「視界に動き、痛みそれぞれが、共有しているの。」
『理解不能ロト』
ゲッコウガはアームハンマーをかわし、つばめがえしが見事に命中。効果は絶大だった。
「むしとかくとうタイプにひこうの技。効果は絶大です!」
「ゲッコウガ、かげぶんしん!」
「コウガッ!」コウガコウガコウガコウガ
脳筋はストーンエッジを繰り出す。分身は全部消えていた。だけど、本物のゲッコウガは上にいた。そして、水しゅりけんを繰り出し、見事に命中。
「凄い!」
「この勝負…一体…」
「ゲッコウガが追い詰めてるよ!」
「これならきっと……」
そう思っていたが、いきなり、凶暴化した。
「……!?」
そしてアームハンマーがゲッコウガに当たる。さっきよりも威力が強くなっていた。
「ぐっ……!さっきよりも……強い…!」
『何が何だかわからないロト……』