>>80のつづき
「ゲッコウガ!すぐに決着を付けるぞ!」
「コウガアアアァァァアアアア!!!」
ゲッコウガから激流が出て背中に巨大な水しゅりけんが現れた。それを見たロトムが『な、何事ロト!?』と言う。
「行くぞ!水しゅりけん!」
「ゲッ、コウガ!」
水しゅりけんは直撃したが、効果は今ひとつ……。脳筋ポケモンはアームハンマーを繰り出す。それに対してゲッコウガはつばめがえしをした。つばめがえしとアームハンマーの接戦でお互い、疲労が激しい。もちろんサトシもそうだった。
『なんでサトシまで疲れてるロト!?』
「あのときのゲッコウガはサトシとシンクロしているんだ。」
「視界に動き、痛みそれぞれが、共有しているの。」
『理解不能ロト』
ゲッコウガはアームハンマーをかわし、つばめがえしが見事に命中。効果は絶大だった。
「むしとかくとうタイプにひこうの技。効果は絶大です!」
「ゲッコウガ、かげぶんしん!」
「コウガッ!」コウガコウガコウガコウガ
脳筋はストーンエッジを繰り出す。分身は全部消えていた。だけど、本物のゲッコウガは上にいた。そして、水しゅりけんを繰り出し、見事に命中。
「凄い!」
「この勝負…一体…」
「ゲッコウガが追い詰めてるよ!」
「これならきっと……」
そう思っていたが、いきなり、凶暴化した。
「……!?」
そしてアームハンマーがゲッコウガに当たる。さっきよりも威力が強くなっていた。
「ぐっ……!さっきよりも……強い…!」
『何が何だかわからないロト……』
>>81のつづき
「サトシがあそこまで苦しむなんて……」
「それだけ、威力が強いんですよ……」
「あのZ技のようなキズナのチカラで何とかなるのか…………」
サトシが勝てるのか分からなくなり……場の空気が悪くなっていた……。
「ゲッコウガ…絶対に、ほしぐもちゃんを守ってみせるぞ!」
「コウガァ!」
バッグの中にいるほしぐもちゃんは申し訳なさそうな声を出す。リーリエはほしぐもちゃんに触れ、ほしぐもちゃんを落ち着かせていた。
「かげぶんしん!!」
「コウガ!」コウガコウガコウガコウガコウガ
かげぶんしんのゲッコウガはいつもより倍も現れていた。それをみた一同は驚く。脳筋ポケモンもそうだった。
「絶対にほしぐもちゃんを守るぞ!水しゅりけん!!!!」
「コウガアアァァァアアアア!!!!!」
かげぶんしんとほしぐもちゃんを守る気持ちの全てを水しゅりけんに出す。奇声ポケモンと戦ったときより少し大きめの水しゅりけんだった。それを見たロトムが1番驚いていた。
「行っけぇー!!!!!!!!」
「コウガアアァァァアアア!!!!!!!!」
脳筋ポケモンはストーンエッジを繰り出す。水しゅりけんとストーンエッジが炸裂し、その勢いで暴風が起こった。