「で、私に何の用なの?」
「僕、先輩の手紙読みました。ちゃんと返事書いてくれて嬉しかったです。」
1年生の男の子につれて来られたのは、あたしの5組から少し離れたもう使われてない教室。告白の場所ではベタっちゃぁベタね
「先輩は僕のことを知らないとおっしゃってましたよね?」
「え、うん。だからあんたとは付き合えないの。ごめんなさい」
「大丈夫ですよ。安心してください」
「本当?良かったぁ…」
「今から教えてあげます」
「え、」
ガシッと肩を掴まれた。力が入ってるのだろう。すごく痛い。
「僕が先輩の体に僕を教えてあげます」
「ちょ、何言ってんの?」
そのまま押し倒されてしまった。逃げ出そうにも、力が強くてなかなか逃げられない。
(何コレ…最近の一年生ってこんなに力強いの?逃げられないじゃない…!)
足で股間を蹴ってやろうと思っても、1年生はあたしよりも高い身長を使って、足も固定して両手も固定する。
(やだ、助けて…誰か…!!)
「僕が先輩に触れる日が来るなんて思ってませんでしだ」
1年生の男の手が制服に伸びて、ボタンを開けられて、シャツを脱がされて下着があらわになる。私は力を振り絞って口で髪の毛を引っ張る
「誰か助けて!お願いッ!!」
「来るわけないじゃないですか。今は授業中で、鍵もしてますし。」
もうダメだ、と覚悟を決めた時、ドアが吹っ飛んだ。
「ナミを返せ!」
「…ヒネリ潰すよ」
「ナミっち!無事っスか!?」
「大丈夫ですか?ナミさん」
「やはり、嫌な予感が当たったのだよ…」
「待たせてしまったね、ナミ。」
「…本当、遅すぎよッ!」
我慢していた涙が溢れて来た。
この人たちは、こんなに頼もしいのか。
「大ちゃん…むっくん…涼太くん…テツ…真太郎…征十郎…っ」
助けに来てくれて…、ありがとう
「助けて…」
1年生は、みんなの気迫に押されて顔が青ざめていた。
>>25
誤字あります!
「大ちゃん…あーくん…涼太くん…テツ…真太郎…征十郎…ッ!」
です!