飛雄にょた化!【ハイキュー(にょた影山総受け)】

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742:お香しゃちょー◆kk:2018/04/09(月) 12:43 ID:nRs

【久々の本編更新。>>551の続き】

「旭さん!」

ドギュッ

「ナイスコース!!」

じっ…とコートを見つめる日向。

菅(…すごい集中…リベロと交代中も全然途切れない…)

音駒15:烏野12

ーーーー

影山のトスを日向は見て、強く打つことができない。

武「ああっ!また返すので精一杯…どうすれば上手く行くんでしょうねぇ〜」

烏「けど、よくあの目茶苦茶な体勢から返すモンだ。バランスがいいんだな
…初めてのプレーをすぐできないのなんて当然だ。でも、

どんなことだって、“やってみる”から始まるんだ。」

烏養と武田の目に映るのは、コートで懸命にスパイクを打とうとする日向と、それに応じてトスを上げる影山。

烏「ちびでへたくそで単細胞。でもなんか、うちのじーさんが言ってたことを思い出す」

武「烏養前監督ですか?」

烏「“小さな巨人”て前に烏野にいたろ」

武「日向くん憧れのエースですね!」

烏「名前のまんまだけど身長は170pそこそこで、最初はブロックに止められてばっかだった。
それが2年の後半には、空中戦で右に出る奴はいなくなった。
ブロックの高さに敵わないなら、その隙間を狙って打つ…わざとブロックの指先に当てて弾き飛ばす…そうやって、小柄な自分の戦える道を作って行ったんだ」

烏養の脳裏に浮かぶ、10を背負った“小さな巨人”

烏「…うちのじーさんがそいつについて言ってたことを、すげーよく覚えてる」

『“翼”が無いから
人は飛び方を探すのだ』

重なる日向と“小さな巨人”の影

日向はくんっ、とブロックを避けて

ブロックに捕まることなく、スパイクを決めた。

勢いよく打たれたそれは、誰も拾うことができなかった。

ピッ、と笛の音のあと、スッと審判の両手が上げられる。

武、菅「あーっ!アウトかーっ!」

犬「…すげぇ…すげぇな!ショーヨー!!」

日「ーーー…
…もう一回。」

その眼はまるで、“獣”のようだった。


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