【思い付きクロ影!!大学生で同棲設定】
影(……太った)
筋肉が付いて体重が増えたわけではない。肉が付いて体重が増えたのだ。まあ、影山は元々痩せ型のため、特に気にしなくてもいいのだが…
やはり気にしてしまうのは、女子の定かあるいは…
影(鉄朗に知られたら…死ぬ…!)
同棲しているカレがいるからか。
ーー
黒「風呂長かったな。メシできてんぞ」
高校から始まった遠距離交際は、影山が東京の大学へ進学すると、同棲に変わった。
黒「研磨と木兎と赤葦が今度うちに来たいって言ってたけど…いいか?」
影「別にいいけど……」
孤爪、木兎、赤葦も東京の大学へ進学した。赤葦と影山は同じ大学だ。
黒「なんだ、どうかしたか?」
夕食を作るのは、当番制になっている。影山が当番の日なら自分で量やカロリーを調節できるが、黒尾だとそうはいかない。必ず訳を聞いてくるだろう。
影「べ、別に…」
黒「…そうか」
だから、笑ってごまかすしかなかった。
ーー
兎「とびー!遊びに来たぜーーいッ!!」
赤「木兎さん、夜なんで静かにしてください。とび、久しぶり」
研「トビオ、久しぶり。ピザとか買って来たけど…食べる?」
影「光太郎さん、赤葦さん、研磨。久しぶり」
黒「まあ入れや」
ついに当日。この日の夕食を作るのは黒尾のため、外で木兎たちが買ってきたピザや寿司が夕食となった。
黒「久々にこのメンバーが集まったな。高校のこととか…」兎「かんぱーい!!!」黒「木兎!俺のセリフとんな!!」
もう全員が飲酒できる歳。黒尾、木兎、赤葦はビールを。影山と孤爪は梅酒を飲む。
影「光太郎さん、アンタ弱いんだから控えとけよ」
兎「そんな弱くない!!」
赤「この前梟谷の同窓会で白福さんに乗せられて飲んでベロベロになってたエースはどこの誰ですか」
兎「うぐっ!!」
黒「研磨飲んでるか〜?」
孤「クロうるさい…トビオ、今日あんま食べてないね。どうしたの?」
孤爪の言葉にギクリ、と影山が反応する。たしかにいつも孤爪や月島の倍以上食べる彼女が、今日は同等、もしくはそれ以下しか食べていない
兎「それもそうだな!どうしたんだ!?とび!」
影「…えっと、みんなと会えたのが久しぶりで嬉しくて…夢中になって…。ッ!!」
兎「とび!!俺も!」
黒「おいコラ木兎!人の彼女に抱きついてんじゃねえ!!」
笑ってごまかすのも、そう簡単じゃない。
続く
【>>745の続き!】
木兎の大きなイビキと、赤葦、孤爪の小さな寝息が部屋に響く。
黒「おーおー、木兎はこうなると思ってたけど研磨と赤葦までとはなぁ」
影「赤葦さんは課題?が大変って言ってたから…」
黒「研磨もレポートの提出期限が迫ってるって言ってたな」
くくっ、と黒尾が笑う。今は夜で、更には2人きり。自然とそういう雰囲気になるわけで。
黒「最近ご無沙汰だったもんなぁ…」
影「鉄朗…」
ドサッと音を立てて黒尾が影山を押し倒す。影山も頬を赤く染め、黒尾を見つめる。
影「あっ、待っ、みんな、いるっからぁ」
ちゅ、ちゅっと影山にキスを落とす。周囲を気にする影山だが、黒尾はそれを無視する。
仕方なく影山も受け入れようとしたが、ハッとする。
影(太ってたんだ…!!俺!)
慌ててジタバタと抵抗するが、黒尾はキスを落とすのをやめない。
影「やめっ、やめ、ろ、ッ!!
やめろって言ってんだろこのボゲェ!!!」
キスをやめない黒尾にブツッと何かがキレた。
ビュンッと足を動かし、黒尾のあそこを思い切り蹴る。
黒「んごぉっ」
ぱたっ、と黒尾が気絶する。
影(強くやりすぎた、か…?)
痩せようと決意する影山だけが、その場に残った。
end
下品ですみませぬ。