【>>767の続き】
「なん、で…どうして…」
「ちょっと、そんな変な声出さないでよ。
一番苦しいのはお前じゃないだろ。
一番苦しいのは本人である飛雄だ。」
そうだと分かってる。頭では理解してる。
「でも、涙が止まらないんだ…っ」
「なに…飛雄の気持ちが分かったようにいんの?爽やか君に分かる!?
記憶を失くす恐怖を一人で背負う飛雄気持ちが!仲間を、相棒を忘れる飛雄の気持ちが!やっと想いが通じたのに記憶が失くなっていくから爽やか君の気持ちに応えられない飛雄の気持ちが!!
分かる訳ないだろ!!様子がおかしかったのに気付かなかったんだから!!!」
及川に胸ぐらを掴まれる。
いきなり大声を出した及川を、他の客がなんだなんだと注目する。
「なんで及川は…影山の記憶の事を知ってるんだ…?」
「…一番最初に忘れられたのが、俺だったからだよ。」
ドン、と何かで殴られた気がした。
「一瞬だったけどね…久しぶりに会ったから話してたらいきなり、「名前なんでしたっけ」って言われたんだ。あいつが俺の名前を忘れるなんて有り得ないだろ?だからおかしく思って、問い詰めた」
俺よりも先に、忘れられた奴がいる。
それがすごく、衝撃的だった。
「話を戻すよ。だから爽やか君、君に時間はない。飛雄は今も君を忘れていってる。
明日には、もう一度名前を教えないといけないかもしれない。」
「……だから、俺にどうしろと?俺は影山のその病気を治せない。」
キリ悪いけど切ります。
凛茉さん、私のTwitterの名前はお香しゃちょーでござるんるん。よろるんるん。
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