『チルノの夏休み その2』
※妹紅視点です。
私は妹紅。
迷いの竹林の案内人。
輝夜が住まう、永遠亭に行く為に迷わないよう案内するのが役目だ。
まあ、輝夜は薬なんてつくらないがな。
おっと早速お客が来たようだ…
「あ、もこうだ!」
バカが現れた。
まあ、横に大妖精もいるみたいだから大丈夫そうではあるが。
「こんにちは、妹紅さん。」
「こんにちは、大妖精。今日はどうしたんだ?」
「実は迷いの竹林のある場所に案内してほしいのですが。」
「?永遠亭ではないのか。」
「はい。迷いの竹林の中心に行きたいんです。」
迷いの竹林の中心か。
あそこになんか用事でもあるのか?
「じつは、けーねせんせーがちゅうしんにいけばすずめますよって!」
慧音のやつ…。
私が教えてやった場所じゃないか。
忘れてるのか?
「あ、あとけーね先生から預かってきました。」
大妖精から荷物を受け取った。
「開けていいか?」
「もちろんです。」
開けてみたら酒と手紙、あとは本が入っていた。
とりあえず手紙を読んでみる。
『妹紅、元気ですか?私はそれなりに元気です。この手紙を読む頃にはチルノたちにあっているはずでしょう。今回はチルノが涼める場所を探していたから、前に貴方に教えてもらったことを思い出してチルノに勧めてみたの。』
なんだよ、覚えてるんじゃねぇか。
勝手に苛立ってた私がバカみたいじゃないか。
>>3の続き。
けーねの手紙には続きがあった。
『…あとで私も行くから待っててほしい。久々に飲みたいからな。それまで二人の面倒頼んだぞ?』
他にも書いてあったが似たような内容だったので省く。
まあ、厄介ではあるが異変ではないからな。
あのクソ巫女に狙われる心配もないわけだ。
まあ、端からそんなことは考えちゃいねーが。
「もこう、はやくいこー!」
…コイツの存在忘れてたな。
チルノってバカだけど強いからな…。
負けないにしても変に刺激しない方がいいな。
そのあと私たちは竹林の中を巡り、目的の場所に到着。
大妖精が持ってきた、弁当をごちそうになった。
その礼とまではいかないが、二人が昼寝してる間、私はあたりの警戒をしていた。
「それにしても、大妖精の料理は旨かったな。ミスティア程ではないが。」
続く?