「好きだよ」
カズマはさらりといってのけた。
夕焼けのなかで涼やかな色の髪が、ふわりと揺れて、それが儚くあまりに綺麗で、思わずクロノは押し黙ってしまった。
「もう 後悔はしたくないんだ」
自分に言い聞かせるように。
「いつ消えちまうかわかんねーからな」
自嘲気味の笑み。そんなカズマの笑顔を何度見てきたのだろう。でも彼の顔は、寂しそうだった。
きらりと光った金色の片目から逃れるように、クロノはそっとカズマに歩み寄った。
「」
ちなみに>>657のテーマは夕暮れ
>>657 (未完) >>660 >>661(繋がってるけど書きたいとこだけ)