今日はトライアドプリムスでの仕事。
雑誌の撮影らしい。
「おはようございます」
「凛。おはよー」
今、黒髪をなびかせながら入ったこの子は凛。
トライアドプリムスの仲間で、メンバーの中ではボーカル担当的な存在だ。
凛は15歳で16歳の私とは1つ違いだけど、学年は同じ。
クールだけど、情熱的で、ストイックで、努力家なんだ。
「あ、加蓮。おはよう」
私に気付くと、凛はクールに挨拶を返してくれる。
「おはようございまーす」
そして今入ってきたもじゃもじゃ髪の子は奈緒。
こっちもトライアドプリムスの仲間で、メンバーの中ではダンス担当的な存在。
奈緒は17歳で、私の1つ上。
「奈緒、おはよー。相変わらず髪の毛すごいね。そんな奈緒も可愛いよ。
……ねー、凛?」
「うん、奈緒は可愛いよ」
「うっさい! 大体お前らはいつもいつもあたしを弄ってな……」
私たちが奈緒に可愛い可愛い攻めをしてると、奈緒は顔を真っ赤にしながら怒ってくる。
奈緒は私たちの中じゃ1番お姉さんだけれど、ちっちゃくて可愛くて弄りがいがある。
「……ギリギリセーフ! お、揃ってるな」
3人で雑談していると、Pさんが入ってきた。
遅刻ギリギリで駆け込むPさんは、何だかだらしない。
「じゃあ、今日は雑誌の撮影だが……」
「知ってるよ、プロデューサー」
「早く車出してよPさん」
Pさんが説明するのを遮って、私と凛はボロクソに言う。
「分かったよ……」
そして、Pさんは渋々といった感じで車を出しに事務所から出て行く。
「……私達も行こうか」
その姿を見て、凛が言った。
「そうだねー。じゃ、Pさんの所まで競走!」
私がそう言うと、奈緒が「お前身体弱いんだからな!」とか言いながら必死に止めようとする。
……おかんか。
呆れたように私を見る凛、そして過保護な奈緒。
いつも通りの時間だけど、私はこういう時間が大好きだ。
「おーい、早く行くぞー」
私たちがはしゃいでると、事務所のドア越しにPさんがそう言う。
「……今度こそ、行こうか」
「はーい」
さてと、今日もお仕事頑張らなくちゃね。
りんなおかれん
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しきみなみ
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うづりん
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4個目だぞ……w