ようこそ、花の館へ…
ここには色々な花が揃っているでしょう…
さあさあ、どうぞ館へお入りなさい
我々が喜んで歓迎致しますから…
>>2-3
【世界観】
ここはどこかにある異界。この家にはよく人が迷い込んでくる。そこは庭一面にいろんな花が咲いていて、一軒の大きな館が建っている。その館の名は「花の館」。そこには花と家主が住んでいる。そこに迷い込んだ人はみんな美しい花に歓迎される。迷い込む人はみんな死期が近い人や社会の不要物として扱われる人。最後の時を幸せに過ごす為の歓迎を受ける。その人達はもてなされた代金に、殺されて庭に埋められる。花達の肥料になることがもてなしの代金。さぁ、楽しい最後の一時を…花に囲まれ良い夢をご覧くださいね…
【注意事項とか】
*荒しダメ
*葉っぱのルールは守ること
*創作スレです
*世界観変だとか言われると作者めちゃめちゃ傷つくのでやめてね
*アドバイスとかは待ってるよ
*絵を上げたりします
*楽しいスレにしましょ
以上のことが守れない場合は…そうですねぇ…
花の肥料になってもらいましょうか…
それではどうぞ…
あんな可愛い子達の肥料ならなっても良い気がする←
5:匿名:2019/04/03(水) 21:36 長めの軍刀
麻酔銃
突撃ライフル
誤爆
7:匿名:2019/04/03(水) 21:36匿名の創作スレは伸びる(予言)
8:匿名:2019/04/03(水) 21:40ヒガンバナさんのこと「リコリス」って呼びたみ
9:匿名:2019/04/03(水) 21:49創作スレいけ定期
10:匿名 主:2019/04/04(木) 08:29 おはようございます
課題に追われるスレ主です
>>1に書き忘れたのですが、22時以降は浮上できません
ご了承ください
えっとですね、メインキャラを12人決めたいと思います
>>11に候補を書くので、一人二票ずつ投票してほしいです
期間は明日までにしようと思ってます
よろです
黄色百合:偽り
マリーゴールド:嫉妬
ムシトリナデシコ:罠
スイレン:冷淡、滅亡
ハナズオウ:裏切りの死
チューベローズ:危険な快楽
カルミア:裏切り
スノードロップ:あなたの死を望みます
ハナズオウ:裏切りのもたらす死
クワ:共に死のう
キスツス・アルビドゥス:私は明日死ぬだろう
イトスギ:死、哀悼、絶望
イチイ:死
タツナミソウ:私の命を捧げます
トリカブト:あなたは私に死を与えた
スグリ:あなたに嫌われたら私は死にます
ドクニンジン:あなたは私を死なせる、死も惜しまず
ガマズミ:無視したら私は死にます
アイビー:死んでも離れない
黒赤色のバラ:死ぬまで憎しみます
アザミ:復讐、触れないで
アネモネ:嫉妬の為の無実の犠牲、薄れゆく希望
ウシノシタクサ:あなたが信じられない、偽り
オダマキ:捨てられた恋人、愚か
オトギリソウ:恨み、盲信、迷信、敵意
ガマズミ:無視したら私は死にます
キスツス:私は明日死ぬだろう
スノードロップ:あなたの死を望みます
スイセン:うぬぼれ、エゴイズム
ドクニンジン:あなたは私の命取り、死も惜しまず
フキノトウ:処罰は行わねばならない
ホオズキ:私を誘ってください、半信半疑
リンドウ:悲しんでいるときのあなたが好き
紫陽花:冷淡、冷酷、無情、傲慢
アロエ:苦痛、悲嘆
クロユリ:呪い、復讐
ワスレナグサ:私を忘れないで
>>11
見にくいし多いけど…
あと被ってる花があったらごめん
アザミとキスツス
14:匿名 hoge:2019/04/04(木) 11:45スノードロップ、チューベローズ
15:匿名 hoge:2019/04/04(木) 12:45 スノードロップ被ってるかな
>>14と同
クワとタツナミソウ
17:匿名:2019/04/04(木) 13:55スグリとリンドウ
18:匿名:2019/04/04(木) 15:41アイビー、ワスレナグサ
19:匿名:2019/04/04(木) 17:01 チューベローズ
フキノトウ
みなさん投票ありがとうです!
まだまだやってますので是非〜
メインキャラではないけどなんとなく描いた子たち上げとく
http://ha10.net/up/data/img/28574.jpg
スイレン
22:匿名:2019/04/04(木) 17:19我もスイレン
23:匿名:2019/04/04(木) 17:25スイレン
24:匿名:2019/04/04(木) 17:30ハナズオウ、スイレン
25:匿名:2019/04/04(木) 17:32ハナズオウかな
26:匿名:2019/04/04(木) 17:35黒赤色の薔薇
27:匿名:2019/04/04(木) 17:36ワスレナグサ
28:匿名:2019/04/04(木) 17:38黒赤色のバラ、スイレン
29:匿名:2019/04/04(木) 17:44黒赤色のバラ
30:匿名 hoge:2019/04/04(木) 18:11 黄色百合
ハナズオウ
カルミア、スイレン
32:匿名 hoge:2019/04/04(木) 19:39スイレン、ワスレナグサ
33:匿名:2019/04/04(木) 19:41スイレン、カルミア
34:匿名:2019/04/04(木) 19:59スイレン、黒赤色のバラ
35:匿名:2019/04/05(金) 09:59 ワスレナグサ
クワ
以上で締め切りらせてもらいます
ありがとうございました
主は、アザミと黄色百合に入れさせてもらいますね
今から集計してきます
集計結果です
この九つは確定ということでいきたいと思います
アザミ
スノードロップ
チューベローズ
クワ
ワスレナグサ
スイレン
ハナズオウ
赤黒色の薔薇
黄色の百合
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キスツス、タツミナソウ、スグリ、リンドウ、アイビー、フキノトウ、カルミアは同票の為、これだけで投票してみようかななんて考えてます。もしくは主の好みで決めてもいいかな〜と。どちらの方がいいんでしょうか
多数決とったものを主が見て独断
39:匿名 主:2019/04/05(金) 21:21 おけっす
主の独断で、
アイビー
フキノトウ
カルミアを追加で
主の好みでいいと思う
そういえばこれキャラは全員女の子なの?
>>40
キャラは全員女の子にしようと思ってる
http://ha10.net/up/data/img/28577.jpg
家主さんのラフ画です
画質が悪いね…
名前、見た目年齢、誕生日、性格、趣味嗜好、装飾など付け足した方がいいものとか無い方がいいものとかどんどん上げてってくれ
これからも私がラフ描いてそれに付け足していく感じにしようと思ってます
>>41
かわゆいおなご達に絆されるのは幸せだろうなぁ…(遠い目)
>>42
可愛いぃぃぃ
な、名前くらいは…主が決めて良くない?え、良いの?発案しちゃうよ?
>>42
さ、流石…
>>44
いいんだよ〜
主のネーミングセンスは皆無なんだ
家主さんのイメージは大地なんだけどなかなか名前が思い付かんくての…
>>46
じゃ、家主様にイメージフラワーはない感じかな?
大地的な言葉を使うべき、だよねぇ、、
名字は任せるとして()、梨紅(リク)とかどうかな?
私的には、アナグラムな名前が素敵
>>46
和名希望?洋名希望?
>>48
いいね、可愛い
>>49
舞台(?)が異界にある世界中の全ての花が生える場所だから洋名の方がいいのかな
なんとなく洋風だし
>>50
ありがとう、了解した!
ラテン語で、「大地」が「テッラ」『偽り』が『フェート』(他にもあると思ふ)
…参考程度になれば?
土が英語でソイル(soil)とか、フランス語でソル(sol)とかでちょっとかわいいかもって
家主さんの雰囲気とかに合わせて考えたいね
>>52-53
なるほど、ありがとう!
>>52-53とか見て家主さんの名前考えてみるよ〜
http://ha10.net/up/data/img/28592.jpg
一番票の多かったスイレンちゃんのラフです
装飾とか趣味嗜好とか性格とか付け足したりしてクレメンス
特にワイには洋服のセンスがないから装飾を頼む…
家主さんが好みドストライクゾーンど真ん中って感じでぐうすこ
スイレンちゃんはスカートの裾?に柄とか入れたらちょっと華やかになるかも
https://i.imgur.com/dBOGqND.jpg
色ないけど家主さん描いた><かわいい♥
かわいい…
58:匿名 主:2019/04/06(土) 19:33 >>55
ありがと!
スイレンちゃんのスカートの裾に模様いれてみるよ〜
>>56
描いてくれたんですか!ありがとう!
文面では表せないくらい喜んでる!
家主さんの名前決めました
「テラ・マーテル」です
大地の女神の名前をそのまま使いました
案を出してくださった方々ありがとう!
ラフとか色々あげます
http://ha10.net/up/data/img/28597.jpg
テラちゃんのビジュアルはこれで決定かなと
http://ha10.net/up/data/img/28598.jpg
スイレンちゃんラフ
http://ha10.net/up/data/img/28599.jpg
スノードロップちゃんラフ
http://ha10.net/up/data/img/28600.jpg
ユリさんラフ
http://ha10.net/up/data/img/28601.jpg
フキノトウちゃんラフ
主さんのデザインの引き出し多いのしゅごい……
スノードロッブちゃん、透け感スカート?みたいなのだったらかわいいとか思いました
あとユリさんがすき……よき……
スノードロップちゃんとフキノトウちゃんめちゃくちゃ好みです…!主さん好き!
62:匿名 主:2019/04/07(日) 05:33 >>60
やったー!ありがと!
なるほど、私の画力で描けるかわからんけどそうしてみるわ
>>61
ありがと!照れるわ…
テラさん最高です
64:匿名 主:2019/04/07(日) 21:28 http://ha10.net/up/data/img/28603.jpg
http://ha10.net/up/data/img/28604.jpg
http://ha10.net/up/data/img/28605.jpg
http://ha10.net/up/data/img/28606.jpg
落書きなんだけど一応あげとくわ
このスレのキャラを画像メーカーで作ったとか自分で描いたのとか上げてくれると主がとっても喜ぶよ(/ω・\)チラッ
>>63
ありがとう!
スノードロップちゃんばちぼこに好き
66:匿名:2019/04/07(日) 22:09 Picrewの「ななめーかー」でつくったよ! https://picrew.me/share?cd=GcPr27zMr8 #Picrew #ななめーかー
スノドロちゃんイメージ
>>65
ありがとう!
>>66
おばああああスノドロちゃん…
ありがとうめっちゃ嬉しい!
http://ha10.net/up/data/img/28609.jpg
スノドロちゃんとユリさんの色味を考えていた
質問じゃ
この花の館にいる花達は…
@元から花の精霊
A亡くなった人の願いに花が共鳴して生まれたもの
どっちの方がいいですかね?
2推し
70:匿名:2019/04/09(火) 17:03 Aの方かな
割と好き
1
72:匿名 hoge:2019/04/09(火) 18:152がいいと思う
73:匿名 主:2019/04/09(火) 20:53 じゃあ、Aでいかせてもらいます
過去を考えてみたのをのせておく
ちなみに現在の容姿は花の精霊の姿
その花の精霊の脱け殻に魂が入るみたいな感じで考えてます(語彙力ゥ…)
他にいい案があったらよろ
スノードロップ
貴族の娘。家族と登山中、雪山で遭難し凍死した。 親の敷いたレールを歩くだけの彼女。 生きる意味も夢もがわからなくなっていた彼女は死に際にやっと理解する。「人は死ぬために生きているのだ」と。ならば望んであげたい。最高の最後を。最高の最後を叶えられる人になりたい。皮肉なことに、彼女の最初で最後の夢だった。
フキノトウ
引っ込み思案で自分の意見が言えなかった彼女。そんな彼女の唯一の友達がクラスで起きた事件の疑いをかけられる。勿論彼女の友人ではない。そのことを一番わかっていたのは彼女だった。彼女の友人は、その事件をきっかけにいじめを受けることになる。彼女の友人はいじめに耐えかね自殺。ごめんね、私があの時ちゃんと意見を言っていたら…彼女は精神を病み、後を追うように自殺、私がもっと意見を言えたなら。正しいことを言えたなら。そんな人になれたらよかった。
今キャララフが出てる子の過去募集します
ユリたんの過去を書いてみる。長文スマソ、反省してるけど後悔はしてないよっ(`・∀・´)
ユリ
或る日、子供の頃からの夢だったサーカスの試験に成績優秀で合格、入団した彼女。憧れの司会を希望した。
しかし、若い彼女に団員達は「お前には道化師がお似合いだよ」と吐き捨て、彼女は無理矢理道化師にさせられる。
それでも、「いつか司会をやるんだ…」と健気に毎日頑張っていた。彼女は道化師もとても上手で、人気も出た。
そんな時、当時の司会であり、団長の女性に自分の部屋に来るよう呼ばれる。
彼女は緊張と不安、ほんの少しの期待を持って、女性の部屋のドアを叩く…
「…貴女に、次の司会を任せたいの。貴女なら出来るわ。団員達には、私が上手く言っておくから大丈夫。」
ずっと待ち望んだ言葉。彼女は天にも登る思いだった。
それから毎日、彼女は今までよりももっと懸命に練習に励んだ。そして、とうとう司会に任命され、次が初舞台。
…けれども、世の中そう良い話はある訳がないのだ。
彼女は、その後のとある日に団員達の信じられない話を盗み聞く。「…だから…?」「…そうさ。アイツは」
「…ただの"捨て駒"。次のイベントで、横領の罪を被せられて辞めさせられる運命だな。」
「あ〜あ、あの時辞めてれば、こんな可哀想なことにならなくて済んだのにね。」「あぁ、そうだな…でも」
「「…まぁ、どうせオレ達には関係の無いこと。団長にさえ気に入られれば、此処では安泰だよ。」」
「…⁉」
彼女は、サーカスのテントの中を風のように走りそのまま家に帰った。そして、泣いて泣いて一晩泣きまくった。
…翌朝、練習に来ない彼女を(生贄がいないという意味で)心配した団員達が彼女の家に行くと、彼女は自分でナイフを喉に突き立てた状態で、息絶えていた。
…団員達は気が付かなかったが、机の上には手紙があった。そこには、
「私には、偽りの道化師がピッタリだった、そうなんですね?」と記されていた…
>>75に付け足し等あれば主様以外でもガンガンどうぞっ(`・∀・´ /
見直してみてもなっがいなぁ、、、
高校入学して忙しくて更新できてなくてすんません
>>75
めっっっっちゃ好き
使わせてもらってもよか?
今の言葉遣いが丁寧なのもそのとき練習した名残みたいにしたらいいかな〜
あと最後の願いみたいなのは「自分を偽れればよかった」でいいだろうか
>>77
最高ありがとうっ(*^^*/ 是非使って!
素敵やなぁ…後は主様の自由に付け足しして下さいな♪
あぁそれから、自分のペースで更新して良いと思うで〜っ頑張れ!
書いてみた!改変、採用などは作者様にお任せします。
アザミ
彼女にはたった一人、幼馴染みの親友がいた。その子は活発で友達の多い彼女とは正反対に、内気でいつも一人ぼっち。それでも二人は喧嘩などすることもなく、とても仲が良かった。
しかし時間が二人を引き裂き、15歳になる頃には会話はほとんど交わさなくなった。彼女はみんなの人気者でボーイフレンドや友達もでき、親友のことなど忘れかけていた。
そんなある日、彼女の元に手紙が届く。裏には親友の名前。久しぶりの手紙に胸を躍らせながら開くと、そこには一言、「今までありがとう、大好きだよ」と。
何か不吉なものを感じた彼女はすぐさま親友の家に駆け付けたが、そこには屋上から飛び立ったばかりの親友がいた。彼女は親友を亡くしたショックと気づけなかった責任感から心を病んでしまった。
しかし、そんな時支えてくれたのは当時付き合っていたボーイフレンドだった。彼はいつでも彼女の側にいた。その甲斐あって、彼女は元の明るい少女に戻ることができた。
しかし変わった点がただひとつ。彼女は親友から人生を奪った相手に復讐するため、手を汚す決意をした。
親友に勉強しかさせなかった親、親友の嫌がる行為を無理矢理させた教師、親友をいじめた同級生。みんな彼女の手によって消えていった。
彼女は彼らを脅して得た情報を繋げ、親友の最大のストレスであったいじめの主犯を突き止めたが、そこには彼女をせせら笑うかのごとくボーイフレンドの存在が浮上した。彼女も戸惑ったものの、間違いなどあるはずがなかった。
そして彼女はついにボーイフレンドに直接話を聞きに行くこととした。
若い頃よく二人でデートをしたレストランにボーイフレンドを呼び出し、料理を注文する間もなくボーイフレンドに親友について問いかける。するとボーイフレンドは
「いじめたよ。お前を取られるのが嫌だったから」と悪びれもせず笑った。
彼女の脳内には一瞬にして怒りと情けなさが充満した。
「そんなことよりさぁ、俺らやり直さない?」と人目の多い場所にも関わらず彼女の頬を掴むボーイフレンド。
「触れないで」
咄嗟に彼の頭に銃を突き付け放つ。
彼が倒れたのを確認すると、彼女は涙を流しながら自らの頭も撃ち抜いた。
>>78
ありがと〜
自分のペースで更新するよ〜
>>79
尊い好きよき…
アザミは今のところ潔癖症設定にしようと思ってるので、どこかで潔癖症になったってことにしたい
少し改変するかしれんけど大枠は採用させてもらいます!
ありがとう!
今カルミアさんのラフを描いてるんだけど、花笠をかぶった和風とレースの日傘を持った洋風どっちがいいと思う?
ちなみに花笠は花名の由来から、レースの日傘は花言葉の由来からです
>>80
ありがとう😭結構頑張って書いた設定だから気に入ってもらえてうれしい!
亡くなった親友の血を見てから潔癖になった、とかどうかな
カルミアさんは後者がいいと思う
迷うけどレース派
83:匿名:2019/04/17(水) 20:02洋風派
84:匿名 hoge:2019/04/17(水) 22:23 ハナズオウちゃんの過去書いた
改変とかは任せる
とある大きな国の貧しい夫婦の間に生まれた一人娘。それが彼女だった。家庭は貧しいながらも幸せで、彼女は可憐に少女に育った。
しかしそんな幸せな日々も長くは続かず、社会では貧しい人々への偏見が強まっていった。そのせいで学校にも通えなくなってしまった彼女は、たった10歳にも関わらずとある富豪の家で召し使いとして働きに出されることになった。
住み込みで食事なども付いている、という条件からすると最高の職にも思えた。
しかし実際働いてみると、そんな希望は完全に幻想だったことがすぐに分かった。
正式な契約など全くない貧民相手のため法に触れることなく力仕事や家事、時には主人の欲求を満たすために良からぬことをさせられた。できなければ体に傷も付けられた。彼女の唯一の趣味であった本を読むことさえ禁じられた。その後いつも主人はこう言った。「お前を想って、信じている」
そんな酷い扱いのせいで肌は乾き目はうつろになり、彼女の精神はかなり追い詰められていた。
そのせいか、彼女はいつからか自分の中の「悪魔」と会話ができるようになった。悪魔はとても頭が良く、彼の言うことに従って行動をすれば主人にばれることなく少しマシな日々を送ることができた。最初は悪魔を恐れていた彼女も、だんだんと悪魔を信頼するようになりついには大切な友人のように接するようになった。
そんなある日、悪魔は彼女にこう言った。
「なぁ、自由になりたいんだろ?それなら元凶を無くしてしまえばいい、お前が思うより難しいことじゃない」
そう言うと、悪魔は黙ってしまい彼女が何を言っても無視を決め込むようになった。
自由、とは解放されること、元凶が主人であることは分かっていた。
その時、彼女の中でずっと張りつめていた糸のようなものが切れた。
「そうだ、私が苦しんでいるのは主人がいるせい。ならば主人がいなくなれば私は自由だわ」
そう呟くと、悪魔も笑っているような気がした。
彼女は作っていた料理に向けて、国の権力者であるためストレスに晒され病気にかかりやすい主人が愛用している薬のボトルをすべて逆さまにした。錠剤やカプセルが鍋に溶けていく。
料理に少々手を加えにおいなども消し、なに食わぬ顔で持っていくと、主人はまたあの言葉を口にした。「お前なら早く持ってこられると思っていた、信じているからな」そう言って料理を一口食べると、主人が突然苦しみ、えずきだした。椅子から転げ落ちて床を苦しそうに這いずり回る主人。最期は微笑みを浮かべながら立っている彼女に手を伸ばしながら苦しそうな顔で息絶えた。
彼女は逃げた。館から少しでも遠ざかるために。自らの幸せな人生のために。
逃げているうちに、主人がいつも「お前を信じている」と言っていたことを思い出した。
「あれが信頼なら、私は喜んでそれを裏切る。裏切り者として生きてやる」
そう決意する頃には、彼女の中から悪魔の存在は忘れ去られていた。
次の日主人は遺体で見つかったが、世間は彼に未契約の召し使いがいたなど知るよしもなかったため他殺だったとは全く考えられなかった。
彼女も誰にも見つからぬように逃げ回ったが、既に限界を迎えていた小さな体ではそう遠くまで行けるはずもなく、森の中で倒れてそのまま誰にも見つかることはなかったという。
>>84
おわ〜過去書いてくれてありがと
とても好きなので採用させてもらうかも
キャラデザ投下するゾ
いつもの通り、アドバイスとかオネシャス
クワ
http://ha10.net/up/data/img/28644.jpg
カルミア
http://ha10.net/up/data/img/28645.jpg
アイビー
http://ha10.net/up/data/img/28646.jpg
アザミ
http://ha10.net/up/data/img/28647.jpg
>>86
やっぱ絵柄素敵だなぁ
カルミアさんもうちょい背高くてもと思ったけど回りと合わせるとおかしくないのね
クワちゃんは涙袋大きめの前髪ぱっつんボブにするとイマドキのメンヘラっぽさが出るかも
てか、今更だけどスイレンちゃんめちゃ好き
89:匿名 主:2019/04/21(日) 21:24 >>87
ありがと〜
アドバイス参考に描いてみたで
http://ha10.net/up/data/img/28691.jpg
>>88
ありがと😇
>>89
ゴメン画像ミスった
クワちゃんはこっち
http://ha10.net/up/data/img/28689.jpg
>>89はアイビーちゃんの修正版だった💦
ハナズオウ
http://ha10.net/up/data/img/28686.jpg
バラ
http://ha10.net/up/data/img/28687.jpg
チューベローズ
http://ha10.net/up/data/img/28688.jpg
ワスレナグサ
http://ha10.net/up/data/img/28690.jpg
最高に画質が悪くてゴメン
一応全員キャララフは揃ったかな?
めっちゃかわいい
ハナズオウちゃんがチャイナっ娘なのいいね
>>92
ありがと〜
ハナズオウは原産が中国とからしいのでそこからね
>>84さんが考えてくれた過去とはちょっと外見違っちゃうけどいいなかって()
>>93
中国も「大きな国」だし、5歳ぐらいならいいんじゃない?
>>94
なるほど、ありかもしれぬ…
>>92
ハナズオウちゃんの設定書いた人だけど国とか歳とかの改変とかは自由にしてもらって大丈夫だよー
みんな可愛い
98:匿名:2019/04/29(月) 20:57支援
99:匿名 主:2019/05/02(木) 14:33 http://ha10.net/up/data/img/28751.jpg
更新ペース遅くてすんません🙇
上の絵は関係図的なものざんす
他の子の関係図的なのも書きたいんですけど、なかなか思い付かないので案をください…
あと過去も未だに考えられてないのでそれもお願いします
>>97
ありがとうやで
http://ha10.net/up/data/img/28752.jpg
スレ100おめ&ありがと
ほんと主の絵好き
綺麗
>>101
ありがとう😭✨
そう言ってもらえると嬉しい
主は単純なのですぐ調子に乗るよ!
http://ha10.net/up/data/img/28768.jpg
道化師
※欠陥(?)、不穏、病んでる
どうも、お久しぶりです。まだ覚えててくれてる人いるのかな?主です。最近この創作のアイディアを練る時間がなくて、スレ放置しててごめんさい。またちまちま再開したいな〜なんて考えてるのでよろしくお願いいたします🙇
105:匿名:2019/06/02(日) 20:57 ここに
楽しみにしてたよ、来れるとき来てくれれば嬉しい
わぁぁぁっ!
お久しぶりに、主様!ずっと待ってました!
来れたら是非いらっしゃって下さい!
>>105
ありがとう!
楽しみにしててもらって嬉しいなぁ…
俄然創作意欲が湧く
>>106
お久しぶりです!お待たせしてすみませんでした
また再開してこうと思います!
部活やらテストやらで忙しいですが頑張りますね!
時は中世ヨーロッパ。彼女は農民だった。彼女の家はそこまで貧乏しているわけでもなく、家族と楽しく生活していた。そんな彼女には友達がいた。彼女の友達は貧しい家庭で生活していたが、彼女らにそんなことは関係なかった。お互いがお互いを信頼し、良い友人となった。しかしあるとき、友人の母親が病気になってしまった。医者を呼ぶような金すらない友人の家庭では、死を意味するも同然だった。彼女の家も貧乏していないとはいえ、他の家庭をささえるほどの財力はなかった。そこで友人は、自分で薬を作ることを決断する。しかし当時は魔女狩りが流行っており、友人も告発されてしまった。彼女は助けることができなかった。当たり前だ。庇ったら自分も死ぬかもしれないのだから。しかし、彼女は精神を病んだ。もし、自分達が金を差し出していたら?私が代わりに薬草を取りに行っていたなら?もしあのとき、私が彼女は魔女ではないと言っていたら?私が代わりに死んでいたら?心優しい友人はあんなに苦しんで死ななかったかもしれない。そんな考えが頭のなかをぐるぐると駆け巡った。彼女が思い付いたのは友人と同じ末路を辿り、償うことだった。彼女は自分を告発するよう頼んだ。からだを取り巻く業火の中、朦朧とする意識。彼女は考えていた。私が代わりになれたらよかった。そのためにはもっと自分の意見を、正しいことは正しいと言える正義が欲しかった。そうして彼女は死んでいった。
フキノトウの過去
これ書いてるときに変換ミスって「魔女ガリガリガリクソン」という謎の単語が生まれた。
>>108
最後に全てを持って行かれたのですが
彼女にはたった一人、幼馴染みの親友がいた。その子は活発で友達の多い彼女とは正反対に、内気でいつも一人ぼっち。それでも二人は喧嘩などすることもなく、とても仲が良かった。
しかし時間が二人を引き裂き、15歳になる頃には会話はほとんど交わさなくなった。彼女はみんなの人気者でボーイフレンドや友達もでき、親友のことなど忘れかけていた。
そんなある日、彼女の元に手紙が届く。裏には親友の名前。久しぶりの手紙に胸を躍らせながら開くと、そこには一言、「今までありがとう、大好きだよ」と。
何か不吉なものを感じた彼女はすぐさま親友の家に駆け付けたが、そこには屋上から飛び立ったばかりの親友がいた。彼女は親友を亡くしたショックと気づけなかった責任感から心を病んでしまった。
しかし、そんな時支えてくれたのは当時付き合っていたボーイフレンドだった。彼はいつでも彼女の側にいた。その甲斐あって、彼女は元の明るい少女に戻ることができた。
しかし変わった点がただひとつ。彼女は親友から人生を奪った相手に復讐するため、手を汚す決意をした。
親友に勉強しかさせなかった親、親友の嫌がる行為を無理矢理させた教師、親友をいじめた同級生。みんな彼女の手によって消えていった。友人を汚した者達はみな穢らわしく、友人を見放した世界もが穢らわしく見えてきた彼女は、次第に潔癖症になってゆく。
彼女は彼らを脅して得た情報を繋げ、親友の最大のストレスであったいじめの主犯を突き止めたが、そこには彼女をせせら笑うかのごとくボーイフレンドの存在が浮上した。彼女も戸惑ったものの、間違いなどあるはずがなかった。
そして彼女はついにボーイフレンドに直接話を聞きに行くこととした。
若い頃よく二人でデートをしたレストランにボーイフレンドを呼び出し、料理を注文する間もなくボーイフレンドに親友について問いかける。するとボーイフレンドは
「いじめたよ。お前を取られるのが嫌だったから」と悪びれもせず笑った。
彼女の脳内には一瞬にして怒りと情けなさが充満した。
「そんなことよりさぁ、俺らやり直さない?」と人目の多い場所にも関わらず彼女の頬を掴むボーイフレンド。
「触れないでください、刺しますよ」
咄嗟にバッグに忍ばせていたナイフを取りだし、彼の喉元に押し当てる。
「汚いものは掃除しなくちゃ…」
そう言って、彼の喉元を掻き切った。
彼が倒れたのを確認すると、彼女は涙を流しながら自分の胸元にナイフを押し当てた。
>>109
私の手にかかればすべてシリアルになるわよ!
あ、>>109で改善点あったらよろです
>>110は、前に考えてもらったものに加筆訂正させていただいたものです。
>>110
作者様か分からない上に横からで申し訳ないんだけど、「刺しますよ」とか台詞あんま挟まないで反射的に切っちゃった感じの方が良いような気がする
あとナイフだと一発でこと切れない可能性があるような。
決定してたら無視してもらって大丈夫です
>>112
>>110は主が書いたものですし、まだ決定してないのでお気になららず〜
確かに反射的に切った方がいいかな
考えてもらったのは銃だったけど、アザミの刺がなんとなくナイフの方が合う気がして…
でも一発はさすがに無理があったかな?と自分でも思った
また考えてみるよ
ありがとう!
アイビーちゃん割りと好き
115:匿名:2019/06/03(月) 18:59 >>114
やったあ!ありがとう!
http://ha10.net/up/data/img/28826.jpg
魔女ガリガリガリクソン
描きたかっただけ
⚠️謎
アイビーちゃん推しだけど
バラちゃんのストーリー書いてみた
彼女は昔、その時代あらゆる少女達の憧れと噂されているお嬢様學校に入学した。
元々大人しい彼女が珍しく厳格な母におねだりをして、その上で温厚な父が母を何とか宥めすかしてくれたお陰でこの學校に入学する事が出来たのだ。彼女は正直、學校生活を楽しみにしていた。親しき友達との会話を脳内で想像したり、一月毎に校内で開催される舞踏会で着せて貰えるというドレスのデザインを考えたり。學校へ入学する一ヶ月前くらいには心が躍りすぎて、一晩中眠れなかった夜もあった。しかし実際に入学してみると、學校の生活や内情は彼女が想像していた物とはかけ離れていた。厳しい校則に体罰も当たり前の時代遅れの教育、良き友になれると思っていたクラスメートは嫌みったらしく傲慢で、とてもじゃないがお互いの思想を分かりあえそうにはなかった。唯一楽しみにしていた舞踏会も、安さを重視して雇ったシェフの作った簡潔に言って不味いとしか言い様のないコース料理、洗濯も満足に出来ていないのか汗や垢が染み付いて残っているドレス、拙い踊りで見ている者に不快感を与える踊り子達、最初はこんな生活にも彼女は我慢していたが、同級生からの度を過ぎた嫌がらせや、幼い彼女にも自らのストレスをぶつけてくる教師にどうにも堪えきれなくなって、彼女は両親に泣きついた。母は學校と戦おうと向き合ってくれたが、父の対応は酷い物だった。『近所の噂になるのが嫌だから、この事は内緒にしておこうよ。』と、何の迷いもなく言い放ったのだ。これにより彼女の両親は喧嘩になり、喧嘩があったその日から一切の会話をしなくなった。彼女がその刺々しい空間に耐えきれず、家を飛び出したのは一体いつだっただろうか。彼女は家を飛び出した矢先に住人達の間でも立ち入り禁止とされている深い森の中に向かった。幸い、そこはまだ封鎖自体はされていなかったのだ。とにかく両親から彼女は離れたかった。そうして森の中を無我夢中で走っていくうちに、彼女は美しい花々が咲き誇る花畑にたどり着いた。行く宛もない彼女はしばらくそこで生活をする事にして、お腹が空けば花の根をかじり蜜を吸って、眠くなれば蒲公英の綿を敷き詰めてその上で眠るという生活を繰り返した。その生活が始まってから丁度五ヶ月程度経ったころ、とっくに仲直りをした彼女の両親や政府の探索隊が目を血走らせながら彼女を探しに森の中を探索し、やっとのことで花畑にたどり着いた。そこで発見された彼女は....軽く見積もっても死後一ヶ月以上は経過しているであろう、周りに虫が大量に集っている状態で見つかった。恐らく彼女は飢えをしのぐ為に花畑の毒がある花の根を貪ったせいで早死にして、更に同時に畑に根付いていた触れるだけでも皮膚が爛れるような毒茸の出す神経毒を受けたりして、『絶対に許さない』『憎んでやる』といった想いを両親に抱いて死んでいったのは周りに花の蜜と見られる液体で書かれている怨み言から見ても確かであると、両親は医者や葬儀屋に正直に告げられた。そこから一家は離散してしまったのだが、彼女は花の精霊の姿となった今でも両親の事を怨み続けている。
>>116
バラちゃんの過去、ありがとう!
すっごく好きですわ…
主の勝手な妄想なんやが、バラちゃんは人体実験に使われた子とかいいな〜って思ってて
だから採用させてもらうかはわからない…申し訳ない…
とりあえずありがと〜
http://ha10.net/up/data/img/28839.jpg
アイビーちゃん落書き
髪の毛の色濃すぎたかも…
http://ha10.net/up/data/img/28840.jpg
この加工可愛いと思うのでこっちも載せる
どうもお久しぶり、主です。
また放置しててごめんね、学校いそがしい(´・ω・`)
やっと創作に使う時間がとれそうなので、改めてキャラの性格やら過去やらを考えているんですよ。
今、スイレンちゃんを考えてるんですけど、スイレン全体の花言葉って「清純な心、信頼の心、信仰、柔らかい心、愛情、無垢、清純、愛くるしさ、慎み深さ」などなんですよね。
隠された花言葉が、「滅亡、冷淡」など今回キャラモチーフに使ったものなんです。
今からスイレンちゃんの性格を変えようか、そのままにしようか迷ってます。
どっちがいいと思います?
もともと愛くるしかったけど冷淡になった、とかは?
122:匿名:2019/07/07(日) 15:55表面的には慎ましやかに見えるけど、いざ仲間を裏切るような事態になれば何の迷いもなく裏切るみたいな合理主義者とかはどう?これならキャラに腹黒属性とか付けなくて良いし。
123:匿名:2019/07/07(日) 18:14 >>122
賛成。
>>122-123
なるほど、ありがとナス
そういう設定で考えてみるわ
頑張ってくれ、明らかな冷酷要素のある子が好きなんだ
126:匿名 主:2019/07/07(日) 21:15 http://ha10.net/up/data/img/28904.jpg
スイレンちゃんのラフ案
>>59とどっちがいいんだろう🤔
性格は、
合理主義者で、冷淡。
使えない人は即切り捨てる。
この花の館は、社会から不要とされる人を招き肥料にしているので、わりと好きだったりする。
59派
128:匿名 主:2019/07/09(火) 15:29129:匿名 主:2019/07/09(火) 21:08キャラの細かい設定もままならないのに本文(?)書くなよって言われるかもしれないけど、なんか書きたいから書くわ。Twitter創作みたいなものだからこれで完結ではないし、続くわけでもないし、本文っていうのも違うけど、書きますわ。読んでくれると嬉しいゾ。長くなりそうなんで、>>130に書いてきます。
130:匿名 主:2019/07/09(火) 21:25 ザザザッ……ザー
古ぼけたようなテレビからは砂嵐の音が聞こえる。白く綺麗な手はテレビに触れる。その途端、テレビは現代の番組を写し出す。それは、最近起きている不可解な事件についてのニュースだった。『不可解な誘拐事件多発。犯人未だ捕まらず』などとテロップが出ている。ニュースキャスターはその事件の内容を淡々と語っていく。手がテレビに触れる。するとニュース画面から、会話している様子に変わっていく。
「ねぇ、最近誘拐事件が多いけどさぁ。これって、神様が要らない人を引き抜いているんじゃない?」
「えぇ、神様が?……まぁ、でもそうかもねぇ、確かに誘拐されてる人は…ねぇ……」
その人は唇の端をつり上げ、テレビに触れた。ザザザッ……ザザッ砂嵐の音が館一杯に響いた。
ニュース番組がカップ麺のゴミやらが散乱した部屋に染み込んでいく。空は曇っていて、今にも悪いことが起こりそうだった。ニュースは世間を騒がせている誘拐事件のことを放送していた。その誘拐事件は、いわゆる『ニート』だとか、そういう人達が多く連れ去られている、と報じられていた。しかし俺は違う。自宅警備員という立派な仕事をしているのだから、誘拐はされないだろう。そう思い、ベッドに入って目を閉じた。
目が覚めるとそこには、洋風の館に花畑が広がっていた。ポカンと口と目を開く。俺が戸惑っていると館から一人の女性が現れ、ゆっくりと近づいてきた。
「ようこそ、いらっしゃいました。ここは花の館という場所です。最高の時間を提供いたします。私の名前は、テラ・マーテル。お見知りおきを…」
さっきの女性、テラ・マーテルに丁寧に挨拶をされた。それから彼女は、
「どうぞ、中へお入りください。お菓子やお茶もございますので。」と言った。
「わかりました。」
俺はそう返事をした。こんな綺麗な場所で、綺麗な人に会えるだなんてきっと二度と見られない夢だ。ここは相手の誘いに乗ろう。そう思ったのだ。
「ただ……約束がございます…。」
フッと薄い笑みを浮かべる彼女。
「ここには、世界中の花が咲き誇っております…。その花達を、傷つけることだけは、お止めくださいね。」
なぁに、簡単なことじゃないか。そう思い頷く。
「では、どうぞ…」
館へと続く飛び石を踏みながら、ずいぶんといい夢だな、と感じていた。
キィ……
木製の扉が小さく音をたてて開いた。
「ようこそ、花の館へ」
そこには、数人の人が居た。お下げの人や、今にもマジックを披露しそうな人、風俗店にいそうな人や、不思議な形のスカートを履いた人、帽子に傘を持った人…不思議な組み合わせだ。俺にはメイドカフェやら美少女カフェやらを巡る趣味はないのだが。
「どうぞ、こちらへ〜」
人懐っこそうな少女…。どちらかと言えば幼女に近いだろうか。その子が俺を部屋の中央にある、テーブルに案内した。そこにはお菓子やらお茶やらが並べられていた。いくつか席があるところから見るに、茶会でも開く為の机なのだろう。俺はそのうちのひとつに座る。テラ・マーテルも、椅子に座り、側にいた幾人かも席に座った。
「何か言いたそうな顔ですね…。私で良ければ聞きますから、どうぞお話ください」
ニコリとテラ・マーテルは笑う。その笑顔は、心を開ける鍵みたいに、俺の心を開けた。お菓子をつまみ、お茶を飲みながら、今までのことについて、話していた。会って間もない他人だ。なのに心落ち着くのはなぜだろう。俺は、ふぅ…と一息ついた。
「話を聞いてくれて、ありがとう。そういえば、お代は…?」
こんな素敵なところで、素敵な体験ができたのだから、お代は弾むのだろうか。そんなことを考えながら、テラ・マーテルの口元を見つめる。
「お代ですか、そうですねぇ…あなた達がお金と呼ぶものは、こちらではただの紙切れですし…」
こちらでは?その言葉にちょっとした違和感を覚えた。ここは異界なのか?
「ですから…お代は、あなたです……」
今までと変わらぬ笑みでそう言い放ったテラ・マーテルを、驚いた目で見る間もなく、視界はどんどん暗くなっていった。
「おやすみなさいませ…花の館で、これからも良い夢を…」
そんな声が聞こえた気がした。
雨が降っていた。この世界の天気は全てテラが操っている。花に水やりをする時間なのだろう。
外にいるテラに、カルミアは声をかける。
「こんなことをしても、いいんでしょうか…?」
「あら、カルミア…。こうしなければ、生きられない。そうでしょう?」
「それは…」
「人間と同じですよ。生きるために他の生物を殺、す。そして生きる」
「それに、人間界であまり必要とされてない人達つれてきてるんだし、いいんじゃないですか…?」
後ろから別の声がする。そこにはスイレンが立っていた。
「まぁ、そうですね」
カルミアは頷く。
「さぁ、戻りましょう。次のお客を接待する準備をしなくては…」
そうテラが言い、三人は花の館へ入っていく。
その後ろには、雨に濡れたスニーカーが転がっていた。
以上!終わり!!
文才なくて申し訳ない
>>130で、誤字った。「ニュース番組が」じゃなくて、「ニュースキャスターの声が」でした。
ども、おひさ
最近Twitterにいる主です
まだ創作垢作ってないんだけど、作ったらこの創作Twitterでやってもいい?
私が全て考えたんじゃないから一応確認…
まだ覚えてる人いるんかなぁ
最近全然この絵描けてないや…