私とまいのコラボ小説!

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧キーワード▼下へ
1:リリカ@恋歌◆JA:2017/07/28(金) 17:37

スレタイどおり、私とまいが作品同士でコラボ小説を書きます!

*荒らしや悪口は止めてください!

では、start!

20:まい◆8Q:2017/08/03(木) 22:19

4.交流会の話し合い
書類の責任者のところに、玉井と書いてあり、玉井さんのことを寄せた書類もあった。
お悩み相談委員会、かぁ。

「会長、交流会は、彦宮学園の多目的ホールで行いましょう。話し合いについては、児童会室で行います」

秀花さんがノートに書き留めて、声を張り上げた。
児童会室全体に、秀花さんの声がよく響く。

「秀花さん、ありがとうございます。では、そのような方針で行きます」

「わたし、○□▽学校に電話します」

秀花さんが受話器を握り、いろいろなことを話す。
わたしたちは、うるさくならない程度で、児童会室を整えた。
話し合いは明日行う。
だから、綺麗な状態の方がいいから。
汚いわけじゃ、ないからねっ!

「会長、了解出ました」

秀花さんがうなずいたので、明日の話し合いの司会を決めた。
結局、わたしになったんだけど。
案内から、あいさつ、お送り、司会の仕事。

「会長、部活動増加についてですが、○□▽学校にあり、彦宮学園にない部活動を取り入れましょう」

会計の清水くんが提案し、秀花さんは記録。

「オーケー。玉井さんに聞いてみます」

21:リリカ@恋歌◆JA:2017/08/04(金) 19:46

>>19 ありがとうございます!
>>20  まい、書いてくれてありがとう!

5,責任者

6ー3の交流生は、私と大坂樹斗。
樹斗は優しいし、適任だよね!

「明日、彦宮学園の人と、交流会についての話し合いがあります。6ー1、6ー2の人と、集合して彦宮学園に行ってください」

そこで質問!

「6ー1、6ー2の交流生って、誰なんですか?」

国木田先生はニコッと笑って、

「6ー1は、高橋こばとさん、中橋祐司さん、6ー2は、小橋希海さん、清瀬慶さんです」

やった!
こばとと、希海だ!
2人とも友達だし、男子たちもマジメだし安心。
明日が楽しみっ!

22:まい◆8Q:2017/08/04(金) 21:46

6.失敗しちゃった児童会長
翌日。
児童会室に来たら、すごく綺麗になっていた。
じゃあ、あいさつとご案内に行きますか。
わたしは、ひとり児童会室を出て、校長室へ行く。
人通りの少ない廊下で、静か。

「失礼します。多田本です」

校長室をノックして、彦宮先生が声を出したので、わたしは入った。
女の子と男の子、それぞれ3人ずついて、制服はないのかな?
ジャージで来ていた。

「初めまして。私立彦宮学園初等部児童会長の多田本真美です。わざわざ足をお運びいただきありがとうございました」

深く頭を下げると、○◇□学校の子たちが「初めまして」と頭を下げる。
礼儀正しいいい子ばっかり。
彦宮先生との話も切りが着いたみたいだから、児童会室へ案内する。

「では、児童会室が話し合いの場所になりますから、児童会室へ移動しましょう。ご案内しますね」

校長室を開けて、彦宮先生に頭を下げて校長室を出る。
○◇□学校の子たちは、「失礼しました」って言いながら…!
ダメダメーっ!

「すみませんが、校長室を出るとき、職員室を出るときは、失礼しましたと言わないようお願いします。すみません」

わたしは、またも頭を下げる。
○◇□学校の子は、「いやいや」って言ってくれるけど、怒ってるよね?
ごめんなさい。
彦宮学園がそんなレベルなんだって思われちゃう…!

「こちらが児童会室になります」

わたしが児童会室を開けると、児童会メンバーが○◇□学校のみんなに頭を下げている。
おぉっ!
さすが児童会メンバー。

「どうぞおかけください」

椅子を指差しながら言うと、みんな静かに椅子に座る。
もしかして、緊張してる?

「リラックスしてくださって大丈夫です。では、話し合いを始めさせていただきます。よろしくお願いします」

よ〜し。
話し合いの司会、頑張るぞ!

23:リリカ@恋歌◆JA:2017/08/06(日) 20:10

7,男子はやっぱり・・・

多田本さんって、スゴく礼儀正しい。
さすが、児童会長って感じ。
それに比べ・・・私たちって・・・。
ひどく薄情かもしれない。
だって、最高責任者を決めるとき。

「そこは、高橋だろ?」

「なによ、樹斗じゃないの?」

「やっぱ七瀬じゃない?」

とかいがみ合ってたもん。
結局、私がなったんだけど。

「リラックスしてくださって大丈夫です。では、話し合いを始めさせていただきます。よろしくお願いします」

うん、行く前に考えたよね?
樹斗が言ってくれるハズだよね。
待っていると。
樹斗がヒソッと、

「玉井。言えば?」

って言ったから、私は思わず叫んだ。

「はぁぁ!?」

多田本さんが驚いたように、私を見る。
慌てて、

「あっ、ごめんなさい。ちょっと、打ち合わせミスで。少し待ってください」

ホントに、打ち合わせミスだ!
どうしよう!

24:まい◆8Q:2017/08/06(日) 21:23

8.優秀な○◇□学校
打ち合わせミス?
○◇□学校の子たちがいそいそとしているので、わたしはにっこり笑いかけた。

「大丈夫ですよ。わたしたちのことはお気になさらずに」

玉井さんたちも笑顔になって、○◇□学校の子たちはちょっとした話し合いを始めた。
わたしたちは、話し合いの最終確認をまたする。
ちょっとすると、玉井さんが「すみません」と言いながら椅子に座り直す。

「では、改めて始めさせていただいます。まず、場所についてですが、彦宮学園の多目的ホールはどうかと考えています」

ホワイトボードに、場所は彦宮学園の多目的ホール?と書き込む。
○◇□学園の子たちは、みんなそろってうなずいた。
よし、オーケー。

「それから、日付ですが、○◇□学校に合わせますから、そちらの日程を教えてください。確認ができ次第、彦宮学園に連絡をお願いします」

玉井さんをチラッっと見て、うなずいたので先に進む。
○◇□学校、すごく決められてきたのかな。
何事も困らずに答えてる。
優秀な学校。
これからの交流が楽しみ!

「内容についてですが、○◇□学校では、どうお考えですか?」

わたしが玉井さんやとなりの子を見ると、ちょっと話し合ったあとにこう答えた。

25:リリカ@恋歌◆JA:2017/08/07(月) 18:31

9,みんなのために

ちょっとだけ相談したら、多田本さんが笑いかけてくれた。
うわぁー!
ウチの学校と、全然違う!
内容かぁ〜・・・。
樹斗と少し話し合ってから、答えた。

「両校の仲が深まるように、ゲームとかを入れたいと思います」

うーん、ヘンかなぁ?
樹斗とこばと、慶、希海は頭を抱えてる。
うーむ、絶対失敗しちゃった系だ!
と、多田本さんが口を開いた。

26:みぃ◆8Q:2017/08/07(月) 19:59

名前変えました!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
10.真面目すぎるわたし
何もおかしくない。
むしろ、すごい。
玉井さんは、表情からして失敗って感じだけど、全然そんなことない。

「ゲーム、いいと思いますよ。わたしがアレンジしてみますと、団結して遊べるゲームはどうでしょうか」

玉井さんはうなずいたので、ホワイトボードに『団結ゲーム』と書く。
みんなが楽しめて、ドキドキ…。

「脱出ゲーム、宝探しゲームなんてどうでしょうか」

これなら、きっと楽しめるし、団結もできるはずだよね。
彦宮学園は規模も大きいから脱出ゲームを楽しむこともできるよね。

「流されないために、各チーム他の紙を用意したらいいと思います」

玉井さんはにっこりうなずいたので、わたしは脱出ゲームか宝探しとホワイトボードに書き留める。
わたしばっかり案出しちゃダメだよね。

「素直な意見でいいんです。意見あったら挙手をお願いします」

○◇□学校の人たちを見ると、男の子が手を挙げていた。

27:リリカ@恋歌◆JA:2017/08/08(火) 20:01

11,説明

樹斗が手を挙げた。

「はい」

多田本さんが樹斗をあてる。
樹斗、なに言うんだろう??

「脱出ゲームに質問なんですが、各チームはどう分けるのですか?」

ふむふむ。
確かに、ソレ重要だよね。
嫌な人と一緒になったら、それだけでゲームに集中できないよね?
多田本さんが、

「同級生だったら、それぞれグループとかありそうですし、何より、この交流会を有意義にするために、彦宮の子と、◯◇□学校の子を混ぜて協力してもらうというのは、どうでしょうか」

うんうん!
それがいい!
交流会のときに、グループごとになってたら、つまらないし、グループに入ってない子とかは、1人でって事になるもんね。
やっぱり、多田本さんは、すごい!
リスペクトする〜!

28:みぃ◆8Q:2017/08/08(火) 22:26

11.ナゾのテーマ
我ながらいい案。
そんなことを思いながら、児童会室を片付ける。
最後の仕事として、○◇□学校の一同さんを見送った。
あとは、わたしたちによる準備。
ありとあらゆる仕掛けを備えた、脱出ゲームのみ。
脱出ゲームに成功したら、お宝もゲット出来ちゃう仕組みだよ!
わたしは、児童会メンバーが部活へ行ったあとも、ずっと考えていた。
児童会室に残って、ナゾトキのナゾを。出来たら、難易度高めがいい。
おお、彦宮すごい!ってね。

「まだ残ってたの、真美ちゃん」

壁に持たれかかっていた秀花さんにも手伝ってもらって、ナゾを考える。
グループは、さっき玉井さんが名簿をくれて、それを見ながら決めた。
いいメンバー!
多田本真美さんが児童会長で良かったね、みんな!
うんうん!
ってなるようにするために!
日々努力でございます。

「真美ちゃん、わたしのこと、秀花さんって呼ばなくていいよ」

「え?じゃあ、何て呼べば…」

「秀花?」

ずーっと前、ふーちゃんは厳しい児童会長の目で見てきたけど。
今の秀花さんも同じ目…だったけど!
何だか優しい女の子の目。

「秀花…ちゃんでいい?」

「ふふふ。慣れたら秀花ね」

呼び捨てがいいのかな、秀花さん。
じゃなくて、秀花ちゃん。
慣れたらでいいって言ってたもんね。
少しずつ、少しずつ。

「で、ナゾの件だけど」

また、児童会メンバーの厳しい目に変わった。
うっ。

「軽く勉強も入れてみたらどう?あ、勉強をクイズにして、解いたら次へ進むのは?」

「勉強テーマ、いいね!」

わたしは、国語、数学、社会に理科、英語の問題を作った。
ため息をつけば、もう6時。

「秀花ちゃんごめんね。遅れて」

「いいよ。…名前で呼んでくれた…」

またまた、優しい女の子の目。
秀花ちゃんカワイイ…。

29:リリカ@恋歌◆JA:2017/08/10(木) 12:53

12,レベルの違い

やっぱり、彦宮学園の人たちって、レベルが違う。
私なんて、ミスしたもんね!
希海が感慨深げに、

「やっぱウチらと違うって、思うよね?ウチら、◯◇□小の、恥にはなってないかな?」

うーん。
私がミスした時点で、もう恥になってると思う。
慶が、

「まずまず、玉井に頼んだ時点で恥になってるよな〜」

と、失礼な!事を言う。
こばとも希海も、樹斗もウンウンとうなずく。

「ちょっとアンタら〜〜〜!黙ってたら、失礼な事を言ったり!」

ムキャーとなれば、みんな笑う。
ふと、こんな風に、脱出ゲームでみんなが笑ってるなら良いな、と思った。

30:ルナ◆3es:2017/08/10(木) 12:55

コラボすると、もっとストーリーがおもしろくなってくるね!
リリカ、ガールズトーク板でも話さない?みぃ(まい)もいるし、良かったらそこでも喋らない?

31:みぃ◆8Q:2017/08/10(木) 13:06

13.恋に夢見る男の子
翌日。
児童会室では、あるひとつの話が持ち上がっていた。

「玉井さんって子、超カワイイ」

ちょっと君、5年の癖に玉井さんに恋しちゃって〜。
おそるおそる6年男の子も見てみると、玉井七瀬、俺なんて書いて遊んでるし!

「ちょっとちょっと!玉井さんに失礼でしょ!あんたたちみたいな人ととなりなんて!」

秀花さんがピシッっと言うと、男の子たちは縮こまりながら消す。
威力あるなぁ、秀花さん。
いよいよ明日は交流会。
絶対成功させるんだから。
○◇□学校の人たち、見ててね。
わたしたちの準備したナゾの数々を。

「そう言えば会長、告白する時間設けますか?」

「設けません!」

もう!
玉井さんに告白しようと考えるんだから!
学園のことより、恋のことに頭がフル回転するのはどうして!?
わたしと秀花さんは、あきらめてふたりで最終確認した。

32:みぃ◆8Q:2017/08/10(木) 13:07

ルナ、コメントありがとう!

33:リリカ@恋歌◆JA:2017/08/10(木) 16:46

>>30 ルナ、ありがとう!うん、後で行ってみるね!

14,どいつもこいつも・・・

4人でワイワイ喋りながら、歩いていると。
ふと、こばとが、

「て言うか、みんな好きな人、いる?」

そこでそんな事を言うのかぁぁあぁ!
ブチ切れる私をよそに、こばとはみんなに聞く。

「えー、ウチ?ウチはぁ、林くんかなぁ」

希海も希海で答えない!
そんなのだったら、私も言わなきゃじゃん(いないけど)!
こばとはニヤニヤ笑って、

「男子は?教えてよ!」

慶はサラッと、

「オレはもう付き合ってるから」

爆弾発言をかました。
とーぜん、これに食いつくのがこばとと希海で。

「誰よ、誰!?詩織ちゃんとか?」

慶がなんか答えたみたいだけど、私の所まで聞こえなかった。
慶の答えに満足したらしいこばとと希海は、次に樹斗に聞く。

「樹斗はー?教えてよねっ!」

樹斗は照れたように、顔を背ける。
それが尚更、こばとたちを期待させたようで。
でも樹斗は何も言わない。
あきたのか、こばとたちは次に私に聞いた。

「七瀬はー?あっ、わかった!・・・堺田くんっしょ?」

「・・・・・こばと、希海。その口を閉じろ!」

吠えるように言ったら、流石の2人も質問を止めた。

まったく、どいつもこいつも・・・!

34:ルナ◆3es:2017/08/10(木) 16:49

>>33
ちなみに、スレ名は、『ガールズトークで盛り上がっちゃお!』だよ!

35:ルナ◆3es:2017/08/10(木) 16:49

やっぱり、二人とも上手!

36:リリカ@恋歌◆JA:2017/08/10(木) 16:58

>>35 ありがとう!じゃ、行ってみまーす!

37:薫:2017/08/10(木) 17:07

二人とも上手いね‼

どっちも作品の個性が出てて、面白い‼

恋バナを入れるのもgood!

38:みぃ◆8Q:2017/08/10(木) 17:20

薫ちゃん、ありがとう!

39:みぃ◆8Q:2017/08/13(日) 10:47

15.静かになって!
そして、今日。
交流会当日。
彦宮学園で扱っている大型バスが○◇□学校の児童を乗せて来た。
今、ちょうど秀花ちゃんが彦宮生を多目的ホールに移動させてくれてる。

「皆さん、今日は私立彦宮学園に来ていただきありがとうございます!騒がずに、静かにして待ってください」

1年生は私立というところに反応してか、すごい騒ぎよう。
先生が止めに入ってくれるけど、収まる様子はない。

「ここで騒ぎますと、中学生の授業を邪魔してしまうことになります。静かにしてください!」

1年生、お願い、静かになって…!
でも静かにならないので、ちょっと恐そうな先生にお願いした。
すると…!
シーンと静かになる。
大きな力。
○◇□学校の校長先生にあいさつが終わり、多目的ホールに案内する。

「こちらが、多目的ホールになります。どうぞ」

児童が入ると、彦宮生はシーンとなって待っていた。
さすが、彦宮生!

40:リリカ@恋歌◆JA:2017/08/13(日) 15:30

>>37 ありがとう!

16,ドキドキ!

ついに!
ついに、ついに!
交流会だ〜!
彦宮学園に行く前に、運営委員会(児童会みたいな)の委員長、白鳥歌穂ちゃんが注意を促す。

「みなさん、いくら楽しみとは言え、授業の邪魔は、絶対しません。もし、したら・・・」

歌穂ちゃんがニコッと笑う。
でも目が笑ってないから、さすが運営委員会の委員長なんだなぁ、と思う。
案の定、みんな黙り込む。
歌穂ちゃんは今度はホント微笑んで、

「では、楽しみましょう!」

みんながイェーイ!と叫ぶ。
バスに乗ると、みんなはやっぱり喜んでいる。
この調子なら、盛り上がるよね!

「どうしよう、七瀬ちゃん・・・」

「歌穂ちゃん!?」

歌穂ちゃんが私の隣に座って、心配そうに言う。

「私、最後に挨拶するでしょ?あれ、ちゃんと言えるか心配で・・・」

あー、分かる。
だって歌穂ちゃんは、しめを言うんだもんね。

「歌穂ちゃん、何回も練習したんでしょ?」

歌穂ちゃんは、うなずく。
私はニコッと笑った。

「なら、大丈夫!」

歌穂ちゃんはちょっと緊張がとれたように、安心したように微笑んだ。
絶対、歌穂ちゃんならできるよ!
先生が、みんなに呼びかける。

「彦宮学園に着きました!」

ドキドキ!

41:みぃ◆8Q:2017/08/14(月) 10:10

17.スタート
多目的ホール内で、多くの人がわたしに注目を集める。
ふぅ〜!

「今日は、私立彦宮学園に足をお運びいただきまして、誠にありがとうございます。今日は楽しんでいってください。少し、彦宮学園の説明をします」

大きな地図を取り出して、赤ペンでグリグリしながら見せる。
初等部全体に丸をつける。

「今回は、脱出ゲームと同時に宝探しゲームを行います。宝は、脱出出来たら渡すシステムです。初等部全体に、いろいろなナゾが隠れているので探してください。ただし、絶対に中等部へ行かないでください。鍵をかけてありますが、それ以上行かないこと。では、グループ発表です」

グループ発表の大きな紙を張って、読み上げる。
わたしは見回りだ。
しっかり見ていくぞーっ!

「では、スタート!」

みんなが、すごいスピードで出ていく。

42:リリカ@恋歌◆JA スキナノカナ:2017/08/14(月) 16:11

18,グループ

私は、歌穂ちゃんと一緒に、みんなのトラブルがないか、見回りがてら、参加してる。
グループは、歌穂ちゃんと彦宮学園の人2人の計4人。

「トラブルないと良いけどなぁ・・」

歌穂ちゃんが呟くけど、まさにホント!
男子とか、ナンパ(!)しそうだもん。
そんなん言ったら、女子も、だけどね。

「恋愛に現を抜かすなんて、言語道断!なんで将来を考えないのかしら?」

歌穂ちゃんの言うことにも、一理ある。
でも違うような気がするんだけどなぁ・・・。
パン!
えっ・・・!?
何!?
私は、歌穂ちゃんたちと駆け出した。

43:みぃ◆8Q:2017/09/01(金) 16:49

19.問題発生!
ちょっと、何今の音!
パンって聞こえたけど。
秀花ちゃんと音のする方へ駆け出す。
どこなのっ?

「児童会長、あそこ!」

秀花ちゃんが指差した先では、先に来ていた玉井さん。
そして、彦宮生1年生と…○◇□学校の…1年生かなっ?が、ケンカ!
ほっぺたを叩いた音だったのかな。

「児童会長〜、花名がぁ〜!」

花名ちゃんっていう彦宮生は、○◇□学校の子とあったことを話す。
ケンカしちゃった〜!

「花名ちゃん、君、いい?みんなで仲良くなるためにやってるから仲良くしよっ?ねっ?」

しゃがんで、ふたりの瞳を見ながら優しく言う。
花名ちゃんは、「うん」とうなずいたけど、ちょっと○◇□学校の子は気に入らないみたいで。

「あ〜あ、最悪。来たくなかったな、ここ。どうせ勉強バカがいるだけ」

って、ゆっくりした口調で言った。
きっと、彦宮学園のこと嫌ったよね。
でも、好きにして見せる。
彦宮学園に転校したいって思えるくらい最高の学園だと。

「花名ちゃんたち先行ってて。君、何て言う名前なの?」

聞けば、その子は『佐藤』という子だった。
名前は言えなかったけど、名字は教えてくれたんだ。

「佐藤ちゃん、こっち来て。お姉ちゃんが彦宮学園を案内するね」

玉井さんに視線を流して、強い瞳でうなずく。
任せてね、佐藤ちゃんのこと。
屋上で、必ず楽しい思い出創るから。

44:世界一可愛い美奈子:2017/09/01(金) 17:23


教師の免許を取得した私
教師の免許を取ったわ
でもやっぱり私って可愛いわ〜
どこが可愛いかって言うとね、
ぷるっとした唇にメイクにアクセに髪型ね
しかも私の家は豪邸なのよ〜
給料は毎日ガッポガッポなのよ
しかも毎日プロポーズされるわ〜
もう困っちゃうわ〜
私以外の奴はミジンコ以下ね
顔も長くなったのよ〜
私ってホント可愛いわ〜

45:リリカ@恋歌◆JA hoge:2017/09/01(金) 20:53

最近荒らし多いから、hogeしよ!
更新ありがとう!

20,我が校の恥

多田本さん、さすがぁ!
私、なんも出来なかった。
それが歌穂ちゃんを刺激したらしく。
憤ったように、

「佐藤さんったら、我が校の恥よ!」

「ちょ、ちょっと歌穂ちゃん・・・」

それは言い過ぎだよ。
歌穂ちゃんはギッと、睨む。
怖い!
私は慌てて、

「お悩み相談委員会の委員、総動員で多田本さんと解決してくるからね!」

歌穂ちゃんに言って、屋上へ走り出す。
そのとき私はスッポーンと忘れていた。
自分が極度の方向音痴だってこと。

46:岬◆8Q 元みぃです!:2017/09/09(土) 08:16

21.いい子なのにどうして?

佐藤ちゃんは、まだ強ばっている。
わたしは、にっこり笑いかけた。

「佐藤ちゃん、名前は?」

「百合子」

百合子ちゃんか。
屋上のドアを開けると、○◇□学校にはなかったのか、すごくはしゃいだ。
走り回ったり、前転、後転と。
汚れちゃう汚れちゃう!
ちょっと汚れたところを払うと、百合子ちゃんはニッっと笑った。

「わたし、今初めて楽しい!」

「良かった。汚れちゃうから、お姉ちゃんの話を聞いてくれる?」

百合子ちゃんは機嫌を取り直してうなずいた。
よし!
いい感じ。

「この屋上、あそこにパラソルがあるでしょ?そこで昼ごはん食べれるの。で、バトミントンやったり、ボール遊びしたり出来る空間」

百合子ちゃんは、パラソルをえっさえっさと運び、椅子に座った。

「あなたも座って〜」

百合子ちゃんがとなりの椅子を指差して言った。
どうして花名ちゃんとケンカしちゃったのかな。
こんなにいい子なのに。

「彦宮学園っていいでしょ」

「うん!わたし、あなた大好きっ!」

「わたしは真美だよ」

百合子ちゃんはにっこり笑って、手を繋いで花名ちゃんのところへ戻る。
謝ってね、百合子ちゃんも、花名ちゃんも。
祈るような気持ちで歩いていたら、ウロウロしている玉井さんを見つけた。

47:岬◆8Q hoge:2017/09/09(土) 08:17

hogeてなくてごめんなさい!
でも、荒らしは違う板行ったらしいよ。

48:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/09(土) 21:42

>>47 いいよ!hogeはもうしなくて良いかな。
明日、更新するねー!

49:岬◆8Q:2017/09/09(土) 21:55

オーケー!

50:リリカ@恋歌◆JA:2017/09/10(日) 14:27

22,解決

「玉井さん、こっち!」

あっ、多田本さん!
私は方向音痴でしたっ!
多田本さんはいやな顔せず、ニコニコ笑っていた。
その後ろには、佐藤さんと喧嘩していた子が。

「もしかして・・・多田本さんが解決してくれたの!?」

「うん」

あぁ、私なんかより多田本さんの方が百倍以上すごい!
気が利くから、児童会長をこなしてるのかも。

「本当にありがとう!」

私は、ペコッと礼をした。

51:岬◆8Q:2017/09/10(日) 18:04

23.お別れへの道
「いえいえ。こちらこそ、配慮が行き届いてなくてごめんなさい」

わたしも玉井さんに礼すると、放送が入った。

『初等部と○◇□学校の者に連絡する。ただいまから、多目的ホールにてお別れ会を設ける』

彦宮先生が放送して、わたしと玉井さん、花名ちゃんと百合子ちゃんで多目的ホールへ向かう。
花名ちゃんは、もうすっかり百合子ちゃんと仲良くなっていて、手を繋いでいる。
わたしは、玉井さんとおしゃべりしながら。

「そう言えば、玉井さんの名前は?」

「七瀬。玉井、七瀬だよ」

玉井七瀬ちゃんかぁ。
カワイイ名前。

「わたしは多田本真美。七瀬ちゃんって呼んでいい?」

七瀬ちゃんは、ニコッっとうなずき、「いいよ、真美ちゃん」と言った。
わたしの名前知ってたんだ。

「じゃあ七瀬ちゃん。お別れ会はよろしく。最後までしっかりやろうね!」

多目的ホールへ駆け込むと、花名ちゃんたちを座らせて、七瀬ちゃんと舞台に上がる。

「静かに椅子に座ってくださ〜い」

みんながだんだん静かになっていき、七瀬ちゃんによるお別れの言葉。
本当にこれで終わっちゃう。
ちょっと寂しい気持ちで七瀬ちゃんの言葉を聞いた。


新着レス 全部 <<前 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新