つけ組シンデレラ

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1:箕犁:2017/07/30(日) 17:55

抜けメンも参加!

シンデレラ (もちゃ)
継母(ぽたろのすけ)
姉1(リノール)
姉2( のろりん)
王子(駄犬)
魔法使い(コアラ)
王子の側近(リノールの旦那)

・シンデレラの設定を全てブチ壊しています。
・つけ組知らない人からすれば「なんのこっちゃ…」です
・二次創作ではないから移動なし

21:箕犁:2017/08/05(土) 19:53

「ふたり共可愛がってあげるから、ほら、……ね?」

ふたりはゾッとするほど美しい、しかし気分の悪くなる笑みを浮かべた王子に、迫られていました。
そんな王子を見て姉1は思わず、

「あああああもう、こういうクズはシンデレラの暇潰しに使われればいいのに…!!!」
「姉さん心の声漏れてます」
「は!?だって……あっ」
いくら名ばかりだとしても、国の王子に求愛されて顔を歪め、「クズ」と罵る男爵令嬢。

「あー………あたし、死んだ…?」
「死にましたね…いえ、これから死にますね……」

22:箕犁:2017/08/05(土) 20:00

おまけ(本編とは無関係)

「ねぇ聞いて!下スレとすごっく名前が似てるのよ!!」
シンデレラ嬉しそうです。でもそれよりも、
「すごっくwwwww」
「ちょ、すごっくってwww」

「あ、み……ミスったの。うち間違いくらい誰にでもあるでしょ!」
「「すごっくwwwwwww」」

姉二人はたまに意地悪なのでした。

23:箕犁:2017/08/05(土) 20:05

おまけ(本編とはrk)

???「………下スレって、タイミング次第でどのスレかわかんないよね。」
「魔王くん、それは言っちゃだめなんじゃない?」
「お前こそ『???』にしてるのに名前呼ぶんじゃない。」
「あ、はーい。」

まだ登場しない魔王様の城の中、
姉にバカにされてすねたシンデレラとの会話。

24:箕犁:2017/08/05(土) 21:06

いきなり腸が飛んでった……♪

今期一番面白いと思っているアニメのOP空耳が頭をよぎった。
(やべーわこれ…腸じゃなくて首飛ぶかもしんない。)

ちなみに箕犁は、異世界食堂が一番好きです。
シンデレラはアホガールとか言ってますね、ウホウホ。

話を戻して
「…………りの、ちゃん。今、なんて言ったの…?」
「聡明で慈悲深く容姿端麗な王子様の側に、あた…私などを置くのは貴方の品位が下がります、と。」
「いやサラッと大嘘つくのやめよう?」
「ちっ」
「聞こえてるからねりのちゃん!?」

25:箕犁:2017/08/05(土) 22:46

もちゃイラスト描いてくれないかな〜

26:ゆのる◆Qw:2017/08/06(日) 06:15

27:ゆのる◆Qw:2017/08/06(日) 06:16

むりむりむり描けないよ

28:箕犁:2017/08/06(日) 08:54

>>27 へー
http://ha10.net/up/data/img/20566.jpg

29:ゆのる◆Qw:2017/08/06(日) 09:02

なにしてんの!?

30:箕犁:2017/08/06(日) 09:59

続き〜

「姉様まずいですよ、とりあえず土下座しましょう」
「舞ちゃんも聞こえてるよー…」
「ハウアッ!!!」

『王子がホールのど真ん中で男爵令嬢に求婚している』
あの王子とはいえここは婚約者を探す会。二人はかなり周りの視線を集めていました。
全く好転しない状況の中、死への時間が近づくだけの二人は、顔面蒼白でただその場に立ちつくすのみ。

「この俺に暴言って、普通は殺してるんだけど……君たち可愛いし、情けをかけてあげるよ」
神はそんな二人に、最後のチャンスを与えました。
「ほっ、本当ですか!?」
「えっ」
「舞、素がダダ漏れ」
「あ、そっ、その…ごめんなさい」
あまりの食いつきに苦笑する王子。
「いいんだよ、その代わり、君達は僕の王妃になってもらう。死にたくないならね?」

「「お断りします」」



姫1、姫2、共に死亡決定。

31:箕犁:2017/08/06(日) 12:14

ひまつぶし(本編あきた)


「ねーねーねーねーねーさま」
「呼び掛けと名前を混ぜるのやめなさいシンデレラ」
「はぁい」
「で、どーしたの。お腹すいた?」
「私拒食気味なんですけど。違うよ、そうじゃなくてさあ」
「?」
「なんでこの小説は、キャラクター説明がないの?」


暇潰しメタワールドへようこそー。


「それはねシンデレラ、暇潰し板でちゃんと書いたからよ」
「そんなの知ってる人ほぼいないよ」
「大丈夫よ。そっち見た人しかこれ読んでないはずだから」

確かに内輪ネタに溢れてるし、
ふざけてるし、やる気の欠片も感じません。

「どうしていきなりそんな事を?」
「いや、読み返してて思ったの。この『魔王』って誰よ、って」
シンデレラが、彼女だけは言ってはいけない事を言いました。
「あんたの彼氏でしょ」
「いやそうだけど、>>1にもいないし、後付けの説明もないし。」
「ちゃんと暇潰し板「だから、わざわざそこ読むのだるいんだって」
「仮にも主役が『読むのだるい』とか言うんじゃねえよ!」
おや、姫1の、くちょうが…!?
「いや進化しないから。なにポケモソみたいに言ってんの」

「ねーねーキャラ説つくってよー。なんか舞踊会組のターン長くて、私ぜんぜん出てないもん。忘れられちゃうよー」
「確かにびすすんの変態設定は空気化してるよね」
「シンデレラって呼べ」
そこはぶれないんですね。
「まあいいけど。ぶっちゃけ本編書くの飽きてきたし」
「最初から飽きてたでしょ…」
「うん」

実は18禁シーンを抜くと話が成り立たないので、ほぼ全て書き直し。
あきた。ねこやのプリンアラモードでも食べたいです。

「地の文が異世界食堂推してるー。アホガール見ようよアホガール」
「いやいや、実力至上が一番だよ」
ラノベ原作ものが好きな人って、リア充も普通にいますよね…。
「なんで略したん」
「さいごまで打つのダルかった」

(話を戻せ……)

「なに今の声」
「多分魔王くんやね」
出張お疲れ様です、魔王様。
「軌道修正しろって事かな…、なんなの魔王、もしかして神?世話焼き??」
「いや魔王くんは魔王でしょ」
「あ、そっか」

(阿呆しか居ないのか此処は…。)

「てか、天さんなんで魔王なの?初期の名前『骸の王』じゃん」
ほんとですね。いつの間にか、名前が魔王になってました。

(え、ちょ、無視?)

「やっぱキャラ説、いるかもね…。名前変わってたの気づかなかったよ」
「そやよー。コアラとか思いっきり『しぃ』って言ってるし。まだしゅりちゃん出てないよ」
「本当だ。じゃあ後で書いとこうか」
「ういういー」

(俺の「阿呆」はスルーされたの?)

おまけにも飽きた…ここで終わり。

32:箕犁:2017/08/07(月) 12:04

「キャラクター紹介〜」
「おせーんだよなマジで」
「りの姉様…」


*シンデレラ(びす)
ヒロイン(仮)。
言葉攻めと羞恥プレイを愛するドM
魔王に恋するファンタジー娘。
興味のない人間=石ころ ぐらいにしか考えていない。
大切な人は自分の命より大切にするけど。

*姫1(りの)
王子の側近と相思相愛、彼しか見えません!な恋愛煩悩女。
親友に手を出した王子が大嫌い。
コイツが真のヒロインなんじゃないかな…時々思います。

*姫2(麕)
美人で、性格もそう悪くない。
でも男の好みが致命的に悪く、周りを巻き込みとんでもない目に合わす。
実際はシンデレラより年下だが、設定上は姉。
街一番のプレイボーイに、糖分控え目な片想いを続けている。

*継母(ぽ太郎)
自称継母。本当は女装と筋トレが趣味なだけの、ただのおっさん。
初対面で「オカマってやつですか?」
と聞かれたのを根に持っていて、シンデレラをやや嫌っている。

*国王(とわ)
王妃の尻にしかれているイエスマン。
何も考えない行動が多い。
息子が国の女に嫌われまくっているのを心配し、『王子の評判を気にしていない』と聞いたシンデレラに縁談をもちかける。
実際は『王子に興味ないから、行動なんか気にする理由ない』なのだが。

*王子(六)
可愛い子なら老若男女だれでもいけます、顔が人間の全てだ!と考えて生きるうんこ。
容姿端麗で王子という身分がありながら、誰も彼と結婚したがらない。
シンデレラに
「猫耳似合いそうですね」と言われてからずっとつけてる。変なとこ素直。

*魔法使い(コアラ)
彼女大好き、彼女愛してる、彼女のためならタヒねる、彼女彼女彼女彼女…な男。DTではない。
『桃色空間構築』魔法を使えるため、シンデレラから魔法使いと呼ばれる。
同じく恋人至上な姫1、彼女の飼っていた猫が脱走したとき、保護したシンデレラとは友人。

*農家の娘(朱李奈)
愛称はしぃ、しゅりちゃん。
魔法使いの婚約者で、溺愛っぷりに
やや嫌気がさしている。
それでも愛してるけどね。

*魔王(天尽禍終霊)
『視線で人を殺せる』と噂され、
恐れられている存在。伝説ではなく
普通に実在する。
森の奥でひっそり暮らしていたが、
迷い混んだシンデレラに発見され、やたらなつかれた。
怒ると『骸の王』になる。普通の時は優しいお兄さん。らしい


「長いよみもりん」
「自分でも分かってるよそんなの…」

33:箕犁:2017/08/07(月) 16:06

姉達が死を覚悟する少し前、妹は。

がさがさがさがさがさ…
「こーっちーかなー」
がさささ…ばき「痛っ!?」
ごそ、ごそ「もー…どこー??」
「ぶふっ」
「あ、今誰か笑ったでしょ!!!」
「…………相変わらずですね」
「そりゃー私だからねー!」


森の奥にすむ、魔王のところに遊びに来ていました。
気づけシンデレラ、姉が死ぬぞ。

「それにしてもあなた、何で俺の事見つけられるんだろうね。
「へ?」
「不可視魔法かかってるから、俺も俺の家も人に見える訳ないの」
かれこれ半年ほど交流を続けていた魔王の、まさかの事実です。

「えー…それはホラ…純粋な子供にだけ見えるとかさ」
「お前のどこが純粋だよ。俺はトトロか何か?」
「森の精霊っぽいし、いいじゃん」
「俺いちおう魔王な」

34:箕犁:2017/08/07(月) 20:18

rk

明日がなんの日かわかる?

「ついに地の文が話しかけてきた」

わかる?

「葉っぱの日やろ?」
「答えるのねシンデレラ。……てか、何それ聞いたことない」

説明しよう!

「うわしゃしゃらないでよ箕犁」

つっても詳しい事とか知らないけど。

「みもりんそれ意味なくない?」
「詳しくなくていーから話してよ。あと、その発情期のゴリラみたいな顔するのやめて」
「ひで」
「いちいち改行すんのもうざい。」
誰がゴリラだビチビチグッソ…
「あ、改行はやめてくれた。」
「ぴちぴちぴっちに謝れ」

で、葉っぱの日だけどさ
「そーいやそんな話してたねー」
「ああ。もう興味ない」
まー聞いてよ。実はその「その日だけ全ての書き込み規制が解除されて、みんな自由に書き込める、だっけ?」
言わせてよ!!
「え、マジで?あたしのサブちゃん使えるの??」
「それだと、某有名演歌歌手を思い出すからやめて」
北じ「やめろってば」
「で、それが何なのみもーん」
(⊃・ω・)⊃【り】
いやさ、ちょっと気になって
「なにそれ」

そんな日本当にあるのか?って

「え、そこ?」
うん。荒しまくられるの分かっててそんなことする?
「まじであっても年に一度だし。」
「夏の風物詩的な?」
「んだ」
そういうもんかー…
「なにどしたの」
いや、鍵部屋にだいぶ嵐増えたし、変な人が入ってくる日なんかやだなーと思って。
「あたしがチャット嵐なの分かってて言ってんの?」
それはそれ。
……やっぱやだなぁ。嵐…
「長い。つまらん。飽きた。結局何が言いたかったのよ」
「徒然見るから、はよ終わらせて?」
すみません。葉っぱの日が楽しみだけど不安って気持ちを共有したかっただけです。

「「帰る」」
あ、そんなぁー……

「何で、いつもおまけに呼ばれるの、あたしたちなの?」
「動かしやすいらしいです」
「馬鹿は扱いやすいってか。タヒね」
「口悪いよりのー。」

35:ゆのる◆Qw:2017/08/07(月) 20:58

肩パッドはちゃんと入れたよー。
えらい腕短いけど、ママさん
http://ha10.net/up/data/ing/20611.jpg

36:ゆのる◆Qw:2017/08/07(月) 20:59

んん?

37:ゆのる◆Qw:2017/08/07(月) 21:01

あぁ。http://ha10.net/up/data/img/20611.jpg
……かなぁ?mをnにしてたかな

38:箕犁:2017/08/07(月) 22:11

えっ継母可愛すぎない?w
ちょ見てこれ>>37
肩幅は無理やり感あるけど、他かんぺき女じゃんかw

39:ゆのる◆Qw:2017/08/08(火) 09:16

試しにマジで左手使ってみた
やっぱ字むりなのに、絵は描ける…

http://ha10.net/up/data/img/20617.jpg

40:箕犁:2017/08/08(火) 16:50

ほあああああああああ嫁ぇええええ

41:天尽禍終霊◆Qw:2017/08/08(火) 17:57

アンタ既婚者だったの???

42:箕犁:2017/08/08(火) 18:48

私の嫁は継母たんです。かわいい
既婚はリノールだけじゃ?

43:箕犁:2017/08/08(火) 18:56

rk

「またですか。とっとと本編更新して下さいよ」
許してよ姫2ちゃん〜、継母たんが可愛すぎて死にそうなの〜。
「はいはい。で、何の用ですか?」
継母ちゃんの可愛さを知ってもらうためにアピ「帰ります」

あー……

44:箕犁:2017/08/10(木) 22:56

「ねーねーまおーうくーん」
「なんですか」
「私のことさー、どう思ってる?」
「はい?」

呑気なシンデレラは、まだ姉の窮地に気がついていません。
普通気がつきませんけどね。

「急にどうしたの」
「ききたくなったー。」
微妙に頬を赤らめて、目線を下げるシンデレラは女の子そのもの。
灰につっこむ変態にも乙女ご「すっごい失礼だからねそれ。」
……年頃の娘らしい一面です。
「いきなり宙に向かって話してどうした。気でもふれたか?」
「なんでもなーい。」
「そうか?」
どうにか誤魔化せました、いやきっと誤魔化せたはずです。

「それで魔王くんはさー、私のことどう思ってるのっ」
「忘れて無かったのか… なぜいきなりそんな事を?」
「さっきから言ってるじゃん、ききたいからだよー。」
「そういうお前こそどうなんだ」
ふん、と鼻を鳴らして逆に問いかける魔王さん。
(多分『怖いー』とか、『私の質問はー?』とか言うんだろうな)
ですが、その予想は大きく外れ、

「好きだよ」


斜め上の上の上の上をいく、本気トーンの言葉が返ってきたのです。

「……は?」
「好き」
「なんで二度言うんだ」
「『は?』って言われたから」

「「…………………」」

「とりあえず、今日は帰るね」
「ああ、うん」






シンデレラは、そのまま振り返らずに歩き、城の外に出て…………、猛ダッシュ
たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた、ッン「ひあっ!?」
した直後に石につまづいて転びました。
「どどどどうしよう…言っちゃった言っちゃった言っちゃった言っちゃった言っちゃった言っちゃった、なんか言いたくなって言っちゃった…!!!!!」

シンデレラ今更パニクっています。
残念もう遅い。照れても悔やんでも、もう全て終わっています…

45:箕犁:2017/08/11(金) 00:09

もちゃが爆弾発言……ガタガタ
CP組み直しなんかできないよ!?

46:ゆのる◆Qw:2017/08/11(金) 00:26

あははー

47:箕犁:2017/08/11(金) 12:57

rk

「電気なんっもわかんない。コイルがどっちに回転しようと関係ないよ…」
なに中学生みたいなこと言ってるのシンデレラ。
「中学生だよ、てか受験生だよ。私魔王くんに告白してる場合じゃないんたけど。」
今回はシンデレラの勉強話。
もはやほぼ完璧に実話

面倒なのでQ&Aでいきますね。
「私に拒否権は?」
ありませんよそんなもの。
「はーい。」

Q 1日の勉強時間は?
A「12時間くらい…?10時間は塾にいて、残り2時間だけ家でやる。」

Q それ何時間寝てるの…?
A「6時間ちょっとかな?それくらいでじゅーぶん」

Q 行きたい学校でもあるの?
A「あるよー。将来つきたい仕事、接客業でね。でも会話苦手だから、接客授業のある学校に行きたい。」

Q 魔王さんのモデルの天さんとは、高校違うの?
A「多分ねー。」

Q それ、寂しくないの?
A「普段から学校で話すことも会うこともないから。大して変わらないと思うよ?」

Q 冷めてるね〜。
A「いや冷めてはないと思うけど…うーん、どうなんだろうね?これ。」

Q 話を戻そうか。嫌いな教科は?
A「理数。理科って何が楽しいんだろう…?」

Q じゃあ、好きな科目は?
A「ないよ。得意なのは国語。でも語彙力とかは無いから、身に付いてるかって言われたらノー。」

Q あれ、美術好きじゃなかった?
A「絵画表彰でステージ上がらされたのがトラウマで、学校で描くの無理になっちゃったの。」

Q 高校は受かると思う?
A「どうだろう?受かると思って頑張ってるけど、わかんないよね」

Q 大学には行くの?
A「行かないよー、専門学校行く。」

Q 専門学校?
A「うん、ウェディングプランナー学科。県内のとこ行くか、県外に出るかはまだ考え中」

Q 結婚かー、女の子らしい事を
A「自分のを諦めたぶん人のに関わりたいって、女の子らしい理由?」

Q それ詳しく聞いていい?
A「え、『子供欲しくないけど結婚はしたいかな』って、厳しくない?」

Q うぅん…なんで子供ほしくないの
A「私が子供だから」
おおうきっぱりはっきり。

Q そのうち欲しくなるかもよ?
A「そしたら考えるー。」

「脱線してるし、そろそろ終わろうよ」
そうだねー。もちゃ協力ありがとうございました。



鍵部屋内での会話メモを元に書いたものなので、返答は全てもちゃが実際に言ったことです。
楽しかったから別の人でまたやるかも

48:箕犁:2017/08/12(土) 09:26

rk
シンデレラが告白した日の夜だと思えば話繋がります。


「姉様はいちばん可愛いのに、どうしてそんなクズばかり好きになるの?」
「えっ?」

姫2+シンデレラ、寝る前のガールズトークタイムです。

「し、しんでれりゃ「噛んでます」
「シンデレラ、いい?好きになったらもう、全部好きなの。恋は盲目ってやつじゃないかしら…」
「目の前で他の女とキスしたり、浮気デートの最中に出くわしても悪びれず話しかけてくるうんこを好き?」

姫2の愛するアルマ・リィは、顔だけはいいうんこ野郎なのです。
あの容姿がなければ、性格破綻者でしかありません…あれ、もちゃや舞の知り合いって、そんなのばかり。
それでも彼女はアルマを庇います。

「アルマはうんこじゃありません」
「うんこ以下ですか」
「やめなさいシンデレラ」
……花の乙女がうんこうんこ連呼するこの状況、お金の匂いがしなくもないですね。

「いい?シンデレラ」
「?」
「アルマはどんなに酷いことをしても、私と居る時だけは、私だけを見てくれるの。」
「他の女にも同じ事してますよ?」
「それでもいいの。一瞬でもいいから私だけを見て、愛してくれる人が欲しかった。」
「姉様だけのものには、なってくれなくてもいいんですか?」
その問いかけに姫2は少しだけ考え、

「いいの。それがアルマだから」

寂しそうな笑顔で答えました。

「ふーん…私は、私だけのものになってくれる人を好きになりますけど…」
「それが一番だけど、そううまくはいかないでしょ?」
「……はい。」
ぐっ、と悔しそうな顔のシンデレラ。
彼女も彼女で、想い人の難攻不落ぶりに悩んでいますからね。

「で、魔王さんとはどうなの」
「勢いで行動したのを悔やんでるところです…あぁあぁ…!!」
「えっ、なになに!?まさか…」

二人のガールズトークは、夜更けまで続くのでした。
ずっと入りたそうにしていた姫1には、気がつかないままで(笑)。

49:箕犁:2017/08/12(土) 16:10

rk

「ねぇ舞、スレが下がりにくくなってない?」
「え…………、あっ、確かに。前は10分もしたら下がってたのに、どうしたんだろう?」
「時間帯とかもあるだろうけど…」

ちょっと気になったので考えます。

「なになにーお姉様達ー、私もまぜて下さいよー」
「あ、びすす「シンデレラ」
「……シンデレラ。いいわよ」
「いま、スレが下がりにくいねってお話してたの」
「……あ、そういえばそうだね。」

最終更新は9時なのに、そこまで下がっていません。
文章や内容からして、小学生が多いはずなのに「箕犁も文章力ないわよ」
私は文章力がないなんて一言も言ってませんよ。
馴れ合いが多いからそう思っただけです。
「馴れ合いって…そういうノリが嫌なら、匿名板行きなよみもりん。」
「そうですよみもさん。それが普通の場所でそんな事言うのって、馬鹿にされてると思ってもおかしくないですよ?」
「てかさー、こんなメタばっかの
小説(笑)書いてて楽しいの?『自分周りとは違うっすから』とかやりたいの?」
いてててて…私フルボッコですね
「またそれがキモイ。なに、ラノベ?ラノベの主人公でも気取りたいの?」
「りのお姉様、それラノベ主人公バカにしてるって取られますよ」

あのぉ…話戻していいですか。

「まだあんたへの文句言い足りないんだけど?」
「ね、姉様そのくらいで…」
「りのお姉様の気持ちもわかるからー…止めないっ」
「いい子ねシンデレラ。そうね……箕犁。特別に、土下座したら許してあげる。そうすれば、話を戻してやってもいいわよ?」
ええー…土下座ですか。
「あ、あとねー、『ここの人達をバカにしたともとれる発言をしたこと、深く反省しております。小学生は最高です』って言って?」
最後あんたの趣味でしょ!?
「天使の3Pはアホガールと並ぶ。」
「で、やるの?やらないの?」
(やらないと話が終わらない…)やり……ます。

「いい子ね。じゃあ、頭を地面に擦り付けなさい。」
くっ…。ジャリッ……
「ほんとにやっちゃいました…」
「日常みたいに前屈しちゃダメだよ」
しませんよ!普通に土下座してるでしょう、ホラッ。
「ほんとだねー、で、はいっ。台詞いってみよーう!」
こ、この人達を、バカにしたともとれる発言をしたこと…ふかく、反省して…おります……。
「ざまぁないわねぇ箕犁。で?」
し、しょ、うがくせい、は…最高…………です…!!

「うわほんとに言った。」
「すごいねみもりん!ロリコン?」
「ふっ、二人が言わせたんだよ…」
ありがとう姫2。それで、話を戻してもいいですか?
「いーけどー、ちょっと長いし、脱線したし、一回切ろうよ」
そう…ですね。じゃあ続きは後で書くとして、髪を洗ってきます。
「あぁぁみもさん…」
「は〜いっ、>>50に続きます!」

50:箕犁:2017/08/12(土) 16:35

「あれ?戻るの早かったね」
コアラがのろけてた。殺意をここで発散させようと思って
「あー、『しぃが一番に決まってるだろ!』だよね?」
詳しくは暇潰し板をチェッ「人増えても困るから宣伝するな」
はい、すいませんでした。

「じゃあ土下座もさせたことだし、理由をちゃんと考えよう」
あ、覚えていてくれた、良かった…。
「お盆だから祖父母の家に行ってて、3DS民がネット使えなくて更新止まってるとか?」
「普通みんなスマホ持ってるから…」
「え、小学生ですよ姉様」
「シンデレラ、最近の小学生はスマホ持ってるのよ。むしろあんたが中3にもなって、欲しがらないのは異常」
「小学生にスマホって…親バカとかじゃないの?」
シンデレラそれ危ない。ストップ。
「友達からハブられるから買って〜とか、ラインやりたいよぉ〜とか、そんなんで欲しがる子は多いから…」
「それでハブる友達なら、その程度の仲だから捨てなよ。」
シンデレラ、シンデレラ、気持ちはわかるけど待って。
仲良しごっこは世渡りの基本だよ!
「みもさんもダメですよそれ」
「『わたしたちの友情をバカにするな』とか言われるよ?」
「まぁ…いいや。これ以上続けてもロクな事にならないし、進めよ」

「じゃ自演が多いとか」
やめなさいこのバカは本当に!!
「自演はともかく、かけもち連載の人がいるから…その人が少し忙しければ、ありえるよね。」
「あー。それなら…。」
「お姉様も何か言って下さい」
「え?そーだな…」

「なれあっ………交流→仲良くなる→仲良し板とかに作家が流れる→過疎タイム発生」
その人たちが話してる間は、書かなくなるからって事?
「うん」
「そもそも、ここに1日何回も来る方がおかしいですって…。夏休みですよ?」
「友達とかと遊びつつ、たまに葉っぱに来てるってこと?」
「そんな感じ。」
「掲示板使うってほぼ陰キャだし……暇でしょ?」
「わー、りのお姉様暴論…」

もうやめようよこの話。
『お盆だから』が一番平和だから、それにしよ?

「収集つかなくなったら止めるのね。ほんとクズだわ」
あんたらの発言のがよほどク…
「クズじゃないですよ、みもさん。すこーし、酷いだけです」
すこーし!?
「あーまた長くなる…で、『お盆だから』でいいんですね?」
そ、そうそうシンデレラ!もう締めよう!!!

「はいまたらいしゅー」
「じゃーんけ「それはまずいです」

51:ゆのる◆Qw:2017/08/12(土) 17:09

なんだろこれ

52:箕犁:2017/08/13(日) 09:16

rk

「みもりん、あの番外編のせいで、姫1と2が助かるのバレたよ?」
あっ。

53:天尽禍終霊◆Qw:2017/08/13(日) 11:32

さてここからどう助かるか、それが見物という物。

54:箕犁:2017/08/13(日) 12:42

rk

魔王様とシンデレラの普段の会話。

【1】
「魔王くんっていつもなにしてるの?」
「猫触るか、寝るか、本読むか。あと討伐に来た人間追っ払うか」
「へー…最後以外はわりと普通。」
「まぁ元人間だしね」
「えっ」
「国から『魔王職に選ばれました』って通達来たからやってる。」
「えっ」


【2】
「お前3日に1回ぐらい来るけど暇人なの?」
「暇じゃないけど、友達少ないよ」
「だからって魔王のとこ来る?」
「魔王だけど何もしないし。優しいし。あとかっこいいし」
「おい最後」

【3】
「その髪の毛、地毛?」
「違う。染めてる」
「白になるまで色抜いたの!?そうとう痛んだでしょそれ…」
「まぁ。かなり柔らかくなったな」
「あ…ほんとだー」
なでなでなで
「止めろ撫でるな」
「ふわふわで気持ちいいねー」
なでなでなで
「聞け」


【4】*本編に絡むかも
「この間言ってたけど、魔王職に選ばれたってなに?魔王って職業なの??」
「あー…説明が難しいな。お前でも分かるように色々省くぞ」
「はーい」
「『国民の不満は全て魔王のせい、魔王さえ倒せば解決』って民に思わせるための、国のシステムなのよ。魔王って」
「んんー?」
「俺絶対悪。討伐隊は自分達を守ろうとしてくれてる。俺は悪者。討伐隊を作ってるのも育ててるのも国だ。じゃあ国は」
「いいものだって民が思い込む?」
「正解、実際俺なんもしてないけどね。そこは上層部お得意の情報操作でうまくやってんだろ」
「うわぁこの国腐ってるね…」
「だな。」
「私だったら絶対引き受けたくない」
「そうか?一応公務員だから、福利厚生もしっかりしてるぞ。この城も衣服も全部国から支給。」
「えええぇ…ちなみにお給料は?」
「貰ってない。代わりに要求したもん全部現物支給される」
「結構、好待遇なんだ…?」
「そのぶん討伐隊にいつ殺されるかわかんねー仕事だぞ」
「死なないでよ魔王くん。さびしい」
「はいはい」


【5】
「魔王くんおーきーてー」
「………あ"ぁ?」
「ひぃ!?」
「……あーお前か。怯えてどうした」
「寝ぼけてるときの声、結構ドス効いてて怖かった……」
「魔王っぽかったか?」
「街のチンピラっぽかったかな」
「おい」


私はこのかぷが一番スキ。

55:箕犁:2017/08/13(日) 12:52

そろそろ姉様助けないと死ぬな…

56:箕犁:2017/08/13(日) 13:10

後悔でごろごろし続けるシンデレラの元に、アンミラを着た変態男が走ってきました。

「恥ずかしがってるとこ悪いな、死んでろや」
「うわあああああああああああああああああ…あ…童て「俺は非童貞だ」
「そうなんだ…で、何よ。私いま元気ないから。あんたの息子と同じくらいへこたれてるよ…」
シンデレラは疲れると下ネタを言いまくる質の娘でした。

「下ネタ言ってる場合じゃねぇよ死んでろや。お前の姉さん達、死ぬかもしんねーぞ」
「んん…なにいってんの短小…冗談はそのサイズだけにしたら?」
「いや本当なんだけど…助けて」
下ネタマシンガンと化したシンデレラの相手は、男女平等パンチを繰り出せるような人にしかできません。

「本当なんだって。お前が逃げた舞踊会、身分関係無く、国中の見目麗しい娘が集められてんの。」
「なにそのハーレム羨ましい」
「うるせぇ茶々入れんな。そこにしぃもいるんだけど、あいつが見たって言ってるんだよ」
「何をよ」
「国王に姫1と2の、打ち首許可貰おうとしてる王子。」
「はぁ?なんでそんな事」
「二人が王子の求婚断ったんだよ」

ようやく姉達のピンチを知った妹は、思いきり顔をしかめて言いました。

「だから助け「それ私に言ってどうするつもりなの?」

57:箕犁:2017/08/13(日) 13:25

「は…?」

「家族って言っても義理なの。そりゃ少しくらい心配ではあるけど、あの王子の求婚を少しも濁さず拒否なんて、『殺して』って言ってるよーなもんじゃん」
「そ、れは…そうだけど」
「あの人達は死にに行ったんでしょ。私にどうしろって言いたかったの?」

自分にとって『大切な人』『そうでない人』の2つしかない彼女に、後者を助けるという考えはありません。
「でも、あの人たち助けないと…しぃの友達なんだ、姫2の方……」
「だから何よ…。私に全く関係ないじゃない、それ。」

「ふざけんなよ?」
「なんにもふざけてないよ。」
「お前っ…俺は、お前があいつらの事心配してると思って、あちこち走り回って探して…!!!」
「そこまでしてくれたんだ、ありがとう魔法使い。」
「じゃあ…」
「でもごめんね?
私はあの人たちを助けたりしないよ。無駄だったね、疲れたでしょ。」

それだけ言うと、シンデレラは魔法使いに背を向けて、さっさと歩いていきました。
「人でなし」だの「クズ」だの叫ぶ彼を無視して歩くシンデレラは考えます。

(どうやって城に侵入しようか…。)

58:箕犁:2017/08/13(日) 13:33

rk

「なんか私すごい悪者っぽい…」
許してもちゃ。こうでもしないとあのアンミラ男追い払えないから。
「ついにアンミラをぼかさなくなったね、みもりん」
あっ。

59:箕犁:2017/08/13(日) 16:19

一旦舞踊会組のターン!


目の前で国王に死刑執行許可を求める王子を見ながら、姫1はボケッとした顔で言いました。
「いやぁ舞、ほんと美しいね王子って。容姿だけは」
「現実逃避ですか姉様…」

求婚拒否の直後、ヒスをおこした王子の声で駆けつけた黒服さんたちに、二人はあっさり捕らえられました。
こんな人数どこから湧いた?

「お父様はオロオロしてるし、妹はどこ行ったかわからないし、頂点がアレじゃ国に助けは求められないし。」
「死にましたね。」
「死んだな。」

死んだ魚のような目をして笑いあう二人。でも、姫1にだけ、聞こえた声がありました。
「大丈夫、お前だけは、絶対に助けるから。」
「……っえ?」
聞き覚えのあるその声は、自分を拘束している男のものでした。
振り返って顔を覗きこむと、そこには

「柚、大丈夫?腕痛かったら少し緩めるからね。」
「へ、あ、なるくっ……」
つけ組シンデレラで一番のイケメンにして真の王子様キャラ、側近の弘がいました。
「お待たせお姫様。」
「っ…も、もう。なるくんたら…」




「………タヒねばいいのに」
横でイチャつき始めた二人に、姫2のつぶやきは届きませんでした。

(『お前だけは』って事は、私は助けてもらえそうにないな…。何とかしないとマジ死ぬ)

60:箕犁:2017/08/13(日) 16:23

http://ha10.net/up/data/img/20716.jpg
もちゃから届いた魔王様。

61:箕犁:2017/08/13(日) 16:33

右肩は、子供の頃に先代魔王を
見ようと森に侵入したとき、魔物に食いちぎられたのでありません。
裏設定…になるのかな?左はただのケガ。

62:天尽禍終霊◆Qw:2017/08/13(日) 16:57

左利きだからまァ設定はいいとして、
絶対似てない(確信)。

63:ゆのる◆Qw:2017/08/13(日) 17:38

似せようともしてない。

64:箕犁:2017/08/13(日) 22:17

rk

「現在、いちおう主役CPである『まおシン』のENDをバッドにするか、ハピエンで終わらせるか、の話し合いが行われていますっ…。」
ちなみに完結済みの別サイトでは、このCPのみ片方が凄惨な死を遂げ、残された方が後を追っています。最悪ですよね。
「でも面白かったよ?」
「死んだ本人が何言うかボケナス」
「だってあの人絶対後追いとかしそうにないし。わー創作物おもしろーい、って感じだった。」
ちなみにもちゃならしますか?
「何を?」
後追いですよ。
「する」
「即答だねびすすん…」
「うん。でもその人を覚えてる人が一人もいない、とかいう状況なら生きるかな?」
「ふ、ふぅん…」
こっちもこっちで闇深いなおい…。

で、胸糞エンド、本人たちはどう言ってたの?
「天さんは『よくあるよくある。』びすは『べーつにー』です。」
軽っ!?
私は推しCPだし、ぜひハピエンにしたいんですけど…。
「じゃあそうしたらいいじゃん。結局書くのはみもりんだし」
ええ…もちゃ冷たい
もう少し考えますよ……。

65:麕◆Qw:2017/08/13(日) 22:49

まおシンは幸せにして下さい
あれは悲惨すぎるから。

66:コアラ◆Qw:2017/08/13(日) 23:02

挿絵がグロかった

67:ゆのる◆Qw:2017/08/13(日) 23:05

>>66
超力作だからね。
つってももう二度と描きたくない…
幸せエンドのが楽そう。

68:箕犁:2017/08/13(日) 23:14

よっしハピエンにもってこう!

69:箕犁:2017/08/13(日) 23:19

とりあえずさぁ。
いい加減主役のシンデレラの絵欲しい

70:箕犁:2017/08/13(日) 23:22

対価はVEXYスバルクリアファイル
手抜きは止めてね。主役だから

71:ゆのる◆Qw:2017/08/14(月) 09:39

へい。

72:箕犁:2017/08/14(月) 14:16

rk

ゆ「ポプテピピックのキャラチョコ作るお(^ω^)」
六(どうせ無理だろうな…)
箕(ですね…)

    10分後

ゆ「線画できたお(^ω^)」

素直に言うと欲しい。
ツンデレると、もらってあげなくもないんだからねっ!

73:ゆのる◆Qw:2017/08/14(月) 16:51

やらん

74:箕犁:2017/08/15(火) 08:57

rk

「創作板で私のキャラデザやってるみたいだね。見てきた」
描いてるのはあんたでしょ…
「ここの私はみもりんが好きに動かしてるじゃん。別物別物」
あぁそうですか。

「私、なんであんなにピンクピンクしてるの?サワデー?」
イメージカラーがピンクなんだよ…
何気に全員にあるからね。イメカラ
「え?全員に!?」
当たり前でしょう。例えば魔王様は白で、継母たんは濃紺…とか。
「魔王くんは黒」

「魔王くんは黒」
いや、あの…
「魔王くんは黒」
もう決まった事だか
「魔王くんは黒」
わかった!
わかったから止めて!!
「おー、言ってみるもんだね…」
あんなにゴリ押しされたら変えるしかないじゃん。
「じゃあ私は気がすんだから、もう好きに終わっていいよー。」
いやいやシンデレラなに勝手な事…

「私のイメ画近日こうかーい!」
聞けよ!!!!!

75:からちき:2017/08/15(火) 14:43

俺も出たいな(だめもと)

76:箕犁:2017/08/15(火) 17:48

>>75
城の門番(からちき)
舞踊会当日限りの雇われ門番。
チップを渡せば通してくれるチョロメン。

77:箕犁:2017/08/15(火) 23:51

rk

まおシン、書けないかも…
「でしょーねー。」
「だろうな。」
当事者二人とも落ち着いてる!?
「あそこまで重い過去を背負った人が、一人の姫を好きになる理由って…ねぇ。思い付かないでしょ」
そうなの…もう無理
「うん。だから仕方ないと思うよぉ」
だよね、そうだよね。
なんとかしてくっつける方法考えるけど、ダメなら本当に『生贄の花嫁』になってもらうね…。
「うん。分かった」

78:ゆのる◆Qw:2017/08/16(水) 02:39

http://ha10.net/up/data/img/20743.jpg
魔王じゃない頃の魔王くん。
本当にチンピラっぽくなっちゃった…
違うんです。違うんです…!!

79:箕犁:2017/08/16(水) 11:22

>>78 → >>60
人間  → 魔王

魔王様すんごい色素薄くなってるw

80:箕犁:2017/08/16(水) 23:32

rk
シンデレラが逃げた後の魔王様。


(ちょっと待て。ちょっと待てちょっと待てちょっと待てちょっと待てちょっと待て……何があった。)

人として生まれ15年、魔王として、老いる事なく生きること500年強。
魔王という立場や、
この国では『魔物の証』として忌み嫌われている緑の瞳。
人から憎まれること、傷つけられること、恐れられることはあれど、
好意を持たれた事は……殆ど無いに等しい。
「特にこの瞳は、人間を殺めると言われているんだぞ…?」

人として生きた頃の、身を焼くような苦しみや憎しみは…体が朽ち果てても消える事は無かった。
圧倒的な『怨み』を糧に得た物は、不老不死の肉体、周囲を圧倒する力、そして…傷つける事しか出来ない瞳。

彼の異常なまでの怨念は、魔力という形でその瞳に宿った。
普段は意識してコントロールしているが、普通の人間なら、まともに目が合うだけでも気が触れてしまうだろう。
もし睨みでもしたら?
それは、伝承が真実だった、という証拠ができるだけの事。

(だが…)
一度、寝ているところを起こされ、あの馬鹿を思いきり睨んだ事があった。
だが、彼女は怯えただけだった。
どんなに屈強な戦士ですら、一発で発狂したというのに。
(あいつの持っている魔力が、相当に高ければ。有り得なくもないが…)

一緒にいても大丈夫なのだろうか。
傷つけてしまわないだろうか。
そして何よりも…
「もしあいつを信じても……俺は、裏切られてしまうんじゃないのか?」

憎悪だけで自分を支えてきた。
周りが思う以上に脆く、いつ壊れてしまうか。本当は自分自身、不安でたまらなかった。
こんな自分を好きになる存在なんて、好きで居続けられる存在なんて。
「いないんじゃ、ないのか?」



シンデレラは、自分が手を伸ばした存在が、とんでもなく深い闇だと気がついていません。
それを知らないまま二人が結ばれる事は…おそらく無いでしょうね。

81:箕犁:2017/08/17(木) 01:56

rk

魔法使いと婚約者のLINEが憎い
(モロに中の人達のやりとり。)
ネタが尽きたんです。

【1】
『そろそろ帰るよ』
『お疲れ。お腹すいてる?』
『ペコペコ(><)』
『なにか食べたいものは?』
『お前』
『もう、ばーか。』

【2】
『お風呂掃除してくれない?』
『一緒に入ってくれるならするよ』
『すぐそういう事言う…』
『好きだよ』
『もー、お風呂掃除して!!』

【3】
『好き』
『俺の方が大好き』
『私だって大好きだもん』
『甘いな。愛してる』
『世界で一番愛してる!!』
『可愛い』
『なっ、いきなり!?』
『宇宙一愛してる』
『それもいきなり!?』


こんなスクショが鍵部屋には溢れています、事故れ別れろ。

82:からちき:2017/08/17(木) 20:10

>>76 (´・ω・`)

83:箕犁:2017/08/17(木) 23:33

きゃあきゃあ。わぁわぁ。
甲高い、悲鳴にも似た歓喜の声。
女性特有の、所謂「黄色い悲鳴」の中心で、気だるげな表情をしている青年がひとり。

「アルマ、私のお菓子、どうだった?」
「リィさん。今日はこれからヒマですか、良かったらお買い物に…」
「ちょっと、私が先よ!!」
「この服どうでしょうかアルマさん、すごく悩んだんです…」
「その色、アルマは嫌いよ?そんな事も知らないのにアルマを好きなんて」

アルマ、アルマ、アルマ、アルマ。
周りを取り囲む女たちにうんざりした青年は、ふとあることに気がつきます。

「今日はなんだか、可愛い子たちが少ないね。どうしたの?」

オブラートに包むという事を知らないのでしょうかこの男は。
ですが周りの女たちは特に気にした様子もなく…否。
悲しみと嫉妬を、顔に出さぬよう必死に堪えて言います。

「今日はお城で、王子の婚約者を探す舞踊会が行われているんです。」
「へぇ?そうなんだ」
「それで、国中の美しい娘が城に招待されているのよ。いつもの子たちも何人か、騎士団に声をかけられていたわ」
「ふぅん…。道理で、いつも絶対に来るあの子がいないわけだ。」
「…あの子って誰?アルマ。」
「そうですよ、リィさんが誰かの顔を覚えているなんて…」
「ね、誰、それ。いつもいるの?」
「どういう事ですかアルマさん」
僅かに顔をしかめて、少女たちが聞きます。

「うるさいなぁ………。ほら、あの黒髪ロングの女の子。すっごく可愛い。いつもいるでしょ?」

それを聞いて、少女たちは一瞬固まってしまいました。
「あれ、みんな、どうしたの?」
無理もありません。
圧倒的な美しさを持ったその少女は、なんとメイザス家の次女。

「ね、ねぇ………。あの男爵令嬢が…アルマの本命なの…?」
「本命…?」
「ここにいるみんな、アルマさんの事好きなんです。もちろんあの子も…」
「リィくんはあの子が好きなの?」
ねぇねぇねぇ、ねぇねぇ。
あちこちからあがる質問。
困った彼は、

「うーん。本命とかはともかく、あの子が一番かわいいのは確かだよね。」

嫉妬という炎の中に、無意識に爆弾を投下してしまいました。

「可愛い子がいないなら今日はいいや。みんな、じゃあね。」
ひらひらと手をふって、青年はその場から離れました。
背後ではギャーだのキャアアアアアアだのコロシテヤルウウウウウウだの、女が喚いていますが、気にしません。
彼は見た目のいい女性にしか興味が無いのです。
自分の引き起こした騒ぎを一切気に止めず、ぽつりと呟きます。


「あの子も今頃舞踊会か。」




えぇ、舞踊会にいますよ。
騒ぎの中心人物として、姉と共に捕らえられているとは、流石に想像できないでしょうけど。

84:ゆのる◆Qw:2017/08/18(金) 21:08

http://ha10.net/up/data/img/20820.jpg
間違えてる気がするキラッ

85:箕犁:2017/08/19(土) 01:08

>>84
香取先輩オーラすんごい…w

86:箕犁:2017/08/19(土) 20:03

(あれだけ言えば来ないはず…)
森を抜けながら、シンデレラはため息をつきました。

「仕方ないよね…」
婚約者命の魔法使いの事です。助けると言えば、何がなんでも付いてきたでしょう。
だって姉は、姫1は、彼の婚約者の友人です。彼女が悲しむ理由は、自分の手で排除しなくては気がすまないのが彼なのですから。

「でもそれじゃ困るんだよねぇー。」
シンデレラ独り言が多いです。

(家に騎士団が来たときに少し聞こえたもの…)
「会場は、保護者以外の男性は立ち入り禁止です。」
と、説明していた事を。
魔法使いがいては、確実に侵入の邪魔になる。そう思ったシンデレラは、
彼を失望させる事で突き放しました。

(でも、これからのプランなんて皆無だし…どうやって潜り込もう。)

ドレスを借りて、見た目を整えればそれなりに見えなくもありません。
一応男爵令嬢、身分説明も問題なし。体調不良で遅れたとでも言えば、どうとでもなるでしょう。

(ただ…危機感ないしゅりちゃんが、慌てて助け求めるって…本気でまずいんだよね。)

頭に血が上った王子は、何をしでかすか分からないと聞きます。

その場で切りかかられ… 流石に、それはないか。
もし姉たちが既に会場から出され、
牢に入れられていたとしたら?

助け出すのはほぼ不可能となります。
僅かに希望があるとすれば、

「国指定の建造物のカギはぜーんぶ同じなんだけどなぁ…」

王宮鍵師が安月給への抗議のつもりでひっそりと続けている、バレたら即首の飛ぶ行為。
それは、『国指定の建物の牢獄の鍵を全て同じにする』というもの。

なんでシンデレラがそんなこと知ってるかって?
彼女のかつての両親は、そういう事をするのが仕事だったんですよ。


(まぁ、まだ、監禁されてるなんて
確証ないけど…
あの王子そういうの好きそうだし。
念には念を入れたいなぁ)
問題は、

(どうやって牢の鍵を手に入れたら………あっ。)

そこでシンデレラは思い出しました。

魔王城に、生贄を監禁する地下牢があったことを。

87:箕犁:2017/08/19(土) 22:14

rk

「行…きたくないなぁ…。」
「俺もこの状況で戻ってこられたらビビるわ。」
「多分顔が赤くなるどころじゃすまない。緊張で死んじゃう」
「心配すんな。治癒魔法くらいかけてやるから」
魔王様、そういう事じゃないです。

88:ルナ◆3es 今年もう一回葉っぱ休止しようかな?:2017/08/19(土) 22:15

とても、面白い内容ですね!

89:箕犁:2017/08/20(日) 10:10

rk

さて。
共依存だの、生まれ変わりだの、人間化だの、不老不死化だの…まぁ色々意見は出ていますが。
「みーもりーん。それ、
創作見てない人本気でわかんないよ」
シンデレラ、発言するときは挙手。
「ういうい。」

ではこれより、『シンデレラと魔王様をどう幸せにするか』の話し合いを始めます。
司会進行は地の文、箕犁が担当します。
とりま、誰が発言してるかわかりにくいんで…ちょっとシステム変更。

シ「あーこれ前もやったね。」
魔「議長、俺と天さんが見分けつかないっす。」
魔「この通り。」

………………

ろ「結局コレかい」
天「まァ、さっきよりはいいんじゃねぇの?」

静粛に…は、始めます。

元々まおシンのテーマは『永遠の犠牲者』です。
魔王様がシンデレラを守ると
彼が死に、シンデレラが魔王様を守ると彼女が死にます。
お互いがお互いを想うことでしか、二人で助かる道はありません。

ゆ「まー私1人で守ろうとした結果、溺死内臓ぐちゃぐちゃendだし。それはいいけど」
ぽ「何で死ぬの?そういうルール?」

魔力の暴走とか、国の軍事力誇示のためとか、色々理由はあるんですけど…
とにかく死ぬのは確かですね。

二人が幸せになる…って、正直ほとんど無理です。
お互いさえいればそれで幸せ、他なんにもいらない。
くらいの境地にたどり着ければいけますけど……

天「そうなったら、俺が人間になるか、シンデレラが不老不死になるかで解決か。」

そうですね。
物語のメインは間違いなくまおシンです。でも、主役じゃありません。

ゆ「だから幸せになれないんだもんねー。たーのしー」
黙ってなさいフレンズ。

主役を幸せにするために犠牲になり続けるのがシンデレラ。
国の為に苦しみ続けるのが魔王様。
この二人が生きていないと、主役は幸せになれません。
自分達の、不幸処理班ですからね。

り「なんかごめん…」
ゆ「いや、このクソみたいな設定作ったの、ぜんぶみもりんだし。」

ごめんなさい(土下座)

それでですね。シンデレラを不老不死にして、魔王様と結ばれ、二人を共依存関係にすることで
『お互いさえいればいい、私達幸せ!』って思わせればいいんじゃないかと…

天「まともな幸せは諦めろと。」

そういう事です。

の「僕はそんなの耐えられないな…」
コ「えっ。麕、あのクズに耐えてるのに無理なの?」
の「レベル違うでしょ。」

ゆ「とりあえず、ここでこれ以上ネタバレするの止めましょやー」

そうですね、また強制ぶった切りいきますか。
ゆ「秘技、ゆのるスイッチ。強制ブラックアウトォォー!!!」

      ピッ……

90:ゆのる◆Qw:2017/08/20(日) 11:40

あ、もし魔王くん死んでも
死体食べたら私的には生きてることになるぬぬぬ。

91:箕犁:2017/08/20(日) 12:47

やめろヤンデレラ

92:箕犁:2017/08/20(日) 23:57

rk
ごめんね。


好き。好き、好き、好き、好き、好き好き好き好き好き好き好き好き好き。
こんな言葉じゃもう足りない。
あなたの全てが欲しい、全てを捧げたい、あなたの全てを受け入れたい。
愛しい。恋しい。私はあなたを、


「誰より何より、愛してた。」


今も彼女は、彼女への想いを声に出すことがあります。
彼女がこの世から姿を消した日のような、雲が月を隠す夜に。

彼女の異常な愛は、執着という形で
今も強く残っています。
恋愛感情は失せてしまったのに。
彼女が固執するのは、その少女ただ一人だけ。
恋でもない、愛でもない。友人なんてベクトルではない。
じゃあ、何なのか。
それはきっと自分ですら、分かっていないのでしょうね。






迷いこんだ森の奥。
彼女の心を癒したのは、誰より優しい青年でした。
孤独を恐れ、しかし孤独を望む。

愛に飢えた彼に、彼女がほんの少し『執着』を見せるまで、あと少し。

93:箕犁:2017/08/21(月) 10:16

地下牢の鍵を、借りようか。

魔王城に戻るか、このまま進むか。
シンデレラは悩んでいました。
(成功率を上げるためには…戻った方がいい。)

魔王くんは言っていました。
『城も衣服も全て国支給』の物だと。
現世の怪物を閉じ込めておく城が、森にたまたま建っていた屋敷だとは考えにくい。
(おそらく…国が、魔力を抑え込むための仕掛けをしてある。)
屋敷にか、土地にか。恐らく両方に。

国指定の建造物の地下牢の鍵は全て同じ。
そして魔王城は、国によって作られたものであるはずです。
(鍵師は、元は公爵家の息子…代々家業を続けている。)
流石に、500年も前からつまらない悪戯をしているとは思えませんでしたが…
「とりあえず、行ってみよう。」

姉の敵は国です。
やれる事はやっておかなければ、
自分まで死んでしまう。
照れを必死に殺し、シンデレラは魔王の城へと走ります。

……2分後にはスタミナが切れ、
歩いていったのは言わずもがな。

94:ゆのる◆Qw:2017/08/21(月) 10:18

3分は走れるよ!!!!!!!!!

95:箕犁:2017/08/21(月) 21:16

rk

はい、箕犁です。
暇潰し板を覗いていたら、もちゃが
ぬいぐるみに名前をつけて愛でている
残念女子であると分かりました。

「桃はこれくらい余裕っすよw」
魔法使いさん、それマ?
「マ。あのピンクの熊も、いつから部屋にいるんだろうな?」

ぬいぐるみと戯れる中学生。
とことん残念シンデレラですね…

96:箕犁:2017/08/21(月) 22:04

深い森の奥、ひとりぼっち。

狂愛の牢獄から出られない。


『どれだけお互いを求めても。』




つけ組シンデレラ、ゆずかぼすの
悪ノリで同人誌出ます。
“例えばこんな二人がいるなら”
まおシンをメインに他CPもあり。

本家サイトにて試し読みできまーす。
※年齢制限あり。URL、検索キーワード非公開。ご了承下さい

97:ゆのる◆Qw:2017/08/22(火) 15:41

狂愛って。
まじでヤンデレラにする気?

98:箕犁:2017/08/23(水) 08:54

「うわ……夜に来ると超不気味…。」

城に戻ると決めたはいいものの、道に迷ってたどり着けず……
完全に日が沈んだ頃。
漸くシンデレラは、城の前に立つことができました。

(おばけ屋敷そのものって見た目… 
城の主は、おばけより恐ろしいかもしれないけど。)

ただ。扉の前まで来ても、シンデレラは中には入りませんでした。
昼に、うっかり伝えてしまった『アレ』が頭をよぎるともう。

「っああああああああああああああああわたしなんてことしたのもうひゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

バンッ!!!!!!
「真夜中にうるせぇよ誰だ……あ。」

叫び声を聞いて、やって来た城の主。
彼を見てシンデレラは、

「ぃいいやああああああああああおばけぇええええええええええええええええええええええ!?」
「いやなんでだよ!!!!」
「何か白くてふわふわしてるおっきいおばけがいるいいいいいやああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

真っ白の髪と、これまた白い肌。
服も基本色が白。
そのせいで魔王様、シンデレラには、
暗闇で浮かぶお化けにしか見えなかったようです。
ちなみに彼女は右目0.8、左目0.05。


「落ち着け俺だ魔王だ!!!」
慌てた魔王様が、なんとかして落ち着かせようとするも、

「魔王くんのおばけ!?生き霊っ!?」
「ちげぇよ!!!!!!!!」

パニック状態のシンデレラ。
話が全く通じません…


結局、『この蛆虫が!!黙るか死ぬか好きな方選べ!!!!!』の一言で
ときめかせ(狙った訳ではない)
なんとか正気に戻しました。
今日もお疲れ様です、魔王様…


「……とりあえず中入れ。」
「はい…ごめんなさい…………。」

99:箕犁:2017/08/24(木) 08:59

rk

「負け組シンデレラ読みたいのに、全く更新されないよぉ…」
人の作品の名前、勝手に出さないの。
「ごめんなさい。」

あー…あれでしょ?ちょっと前に
名前そっくり!って、喜んでたやつ。
「そうそう!」
あれはパクられたって怒っていいと思うんだけどね…
「こんなセンスの欠片もないタイトルパクって得なくない?」
こら。
「ごめんなさい」

というか…あれ、読んでたんだ。
「うん。あれと、明●イと、●己満足と、●霊のやつは読んでる」
伏せ字入れても分かるよシンデレラ。

なんで?面白いから?
「急展開ものが好きだから」
おい。
「だって面白いものが読みたいなら、本屋に行けばいいんだもん。一気に話が進む感じが好きなの。」
面白さはどうでもいいんですか……
「いや面白いと思って読んでるけど」
最初からそう言えよ!!

「急展開>面白さ>名前の奇抜さ」
何ですか、これ?
「私が読むって決める基準」
雑すぎない!?
「もちろん同人とかの場合だよ?
商業小説なら、面白さ>読みやすさ」

……私は面白さしか基準にないわ
「あ、なら二次創作板のマ●オと●ッパss」
ホント勝手に名前出して大丈夫!?
「伏せ字入れてるじゃん…」
分かるよ一発で!

駄目だ。ちょっと今回危ない、早めに切ります…!!
「えー私まだ話した」では次回!!

100:箕犁:2017/08/24(木) 17:09

rk
おまけ絡み1発目、まおシン


「あっ、シロツメクサだ…こんなにいっぱいある。」
魔王城の外に広がる芝生の庭。
そこに見えるシロツメクサに、シンデレラがはしゃいでいます。

「春になると何時もこうだよ。」
「へぇ…!!いいなぁ、これだけあったら冠たくさん作れそう。」
そう言った彼女の手元には、既に大量に摘まれたシロツメクサ。
「本当に沢山あるな。」
やや呆れた様子の魔王様。
「えっへへ…沢山かんむり作りたいもの。魔王くんにもつけるからねっ!!」
「俺には似合わないよ?」
「もう、そんなことないって……」

「なくない。」

「どうしたの?魔王く…」

魔王はもう一度言いました。

「幸運なんて。絶対に…俺には似合わないよ。」

春の暖かさの中に咲く、幸運の花言葉。
自分には似合わないと、魔王は
「それ」を拒絶しました。

その後、なんとなく二人とも声を出せずにいて。
静かにかんむりを編むシンデレラを、魔王が黙って見ていました。


「……できた。」

白い塊をいくつもつけた冠。
不器用な彼女は、時間をかけて編みあげたそれを、「てやっ。」

「……何のつもりだ?」

魔王の頭にぽんとのせました。

「さっき俺には似合わないって…」
「あのね魔王くん」
言葉を遮り、シンデレラは言います。

「これ、魔王くんに似合うよ?」
「は?」

「だって、シロツメクサの花言葉、
『復讐』だもん。」

瞬間、魔王の視線が鋭く刺さります。
「何を、知ってるの?」
その視線を向けられてなお、シンデレラは
「さぁ。」
何も答えはしませんでした。

「お前は…」
「うん?」

「お前は俺に、復讐の花が似合うと思うのか…?」

ぽつりと魔王が聞きました。

「どうかなぁ…」
珍しく無感情な瞳で、それに答えます。

「『幸せは似合わない』なんて自分で言ってるうちは、『復讐』が似合ってるよ。」

熱のないその答えに、魔王もまた
「そうか。」
とだけ返事をしました。



復讐の白い花は、まだ沢山咲いています。

101:箕犁:2017/08/26(土) 17:08

rk
2発目はそくひい。


「君にこれを贈りたいんだ。」

王子よりも王子らしく、愛する姫に花を手渡す男が一人。
そんな彼を、うっとりと見つめる姫の手には、王子から贈られた桔梗の花。

「それは、僕の気持ちだよ。」
受け取ってもらえるかな?
はにかみ笑うのは、『王子の片腕』と有名な、側近のヒロ。
家名は誰も知らないと言うが
容姿の特徴から、王族の隠し子ではと噂されている。

「確か、桔梗の花言葉は…」

思い出して頬を赤く染めたのは、
蝶よ花よと可愛がられ、相応の美貌で成長した男爵令嬢。

色とりどりの花が咲く丘で、二人は
いつも通りに、甘いひとときを楽しんでいました。


「君に僕の全てを捧げるよ。心から、愛している。」
「それは、私の台詞ですよ…」

桔梗の花が、風で嬉しそうに揺れていました。

102:箕犁:2017/08/27(日) 11:06

rk 【エンジュ×シンデレラ】
本編とは関係ないですが、裏設定を生かしてあげたかった。
気が向いたら続きを書きます。


「本当に貴女は馬鹿だ…」

珍しく、柔らかく笑う魔王の横には、ちんまりふわふわ、いかにも
『か弱い乙女』といった容姿の人間。

その姿を初めて見た瞬間から…

『僕は貴女を、奪って見せます。』


もう一人の魔王は、そう呟いて微笑んだ。

103:箕犁:2017/08/27(日) 11:58

rk 【エンジュ×シンデレラ】
>>102の続き


「………またぁ?」

シンデレラは、手紙…だった、
びりっびりに破かれた紙きれを
踏みながら、うんざりといった表情でため息をつきました。

「これでもう78通。」

ここのところ毎日、目が覚めると枕元に置かれている手紙。
家族も、使用人も、不信人物は
いなかったと言う。
寝ずの番をつけても捕らえられない。
なのに、手紙だけは枕元に必ず置かれているのです。

「今日のは特に強烈だったわね…」

『もう目が覚めたのかな?僕の愛しいお姫様。
君の愛らしい瞳や、そよ風のように柔らかい声、どんな素晴らしい陶器にだって負けない白い肌。今日も本当に美しいね。
君に会えない一瞬を、何十年にも何百年にも感じるよ。
君が他の男と話していると考えると、全身の毛穴から血を噴き出して死んでしまいそうになる。
僕の全ては君の物だ。髪も皮膚も爪も内蔵も眼球も、当然心の全ても。
愛している、どうか僕だけのお姫様になってくれないかな?』

シンデレラは、最後まで目を通し、すぐにそれをビリビリに破いた。

「僕だけのものになれも何も、宛名も無いし…返事すら書けないわ。」

勿論、宛名があったら彼女は手紙を突き返しに行くでしょうけど。

そこまで考えたところで、シンデレラは、ふわりと頬を撫でる柔らかい感触に気がつきました。
それが『人間の指』であることに気がつき、ぶわりと鳥肌がたちました。
『それは、僕の物になる気があるって事でいいのかな?』

こんな状況だというのに、うっかり胸がときめいてしまうような甘い声。
恐る恐る、声のする方を向くと…


『やっと会えたね、お姫様。』


天使のような笑顔の、魔王がそこにいました。

104:箕犁:2017/08/27(日) 15:53

rk 【エンジュ×シンデレラ】
>>103の続き。楽しい。


「………お引き取り下さい。」

美しい。
手紙の送り主の容姿は、それしか口に出来ない程に、美しかった。

(魔王くんも凄く綺麗な顔してるんだけど……何だろう。別格?)

世の中には時折、絶対的な美というものが存在する。
あれに比べてとか、個人的にはとか、そんな相対評価での審美を超越した、誰の目にも明らかなそれ。
あれくらい普通だよ、などと強がろうものなら却って薄ら寒くなってしまうほどの、絶対的な美。

(この人は、そういう類だ…)

圧倒的な容姿を持つ彼に、その場で固まってしまうシンデレラ。
そんな彼女を見て、嬉しそうに笑みを深め、言葉を続けた。

「はじめまして、シンデレラ。
僕の名前はエンジュ、気軽にエディでいいよ。
一応、魔王として闇の存在達を統治してる。どうぞよろしくね。」

言葉に邪気がなかったため、
ついシンデレラも返してしまいます。

「は、じめまして?
この男爵家の養女の、アヤです。
どうかシンデレラと呼んで下さい。」
「分かった。よろしくね、シンデレラ。」
「は、い。エディ…?」

握手をして、にこりと見つめ合…

「っっって、そうじゃないっ!!貴方が手紙の送り主!?私のこと愛してるってどういう事なの!?ていうか、魔王って!!エディが魔王なら、魔王くんは何なのよ!?」

わず、シンデレラはパニックになって、エディに質問を浴びせました。

「あ、あはは…落ち着いてよ。1つずつ、ちゃんと答えるからさ」

105:箕犁:2017/08/27(日) 16:07

決まり確認

* rk と書かれている ↓
(番外編、おまけ、息抜きなど。読んでも読まなくても大した問題なし)

* rk【エンジュ×シンデレラ】
と書かれている ↓
(IF番外編。エンシンが主役、本編とは一切関係なし。)

*何もなく、文が始まっている ↓
本編。更新回数は少ない。

106:箕犁:2017/08/27(日) 18:06

rk 【エンジュ×シンデレラ】
>>104の続き

「まず、手紙を出したのは僕だよ。
それから…君の事は、森で見て、一目惚れしたんだ。それから君の事が頭から離れない。愛してるよ」
「なにこのひと怖い」

質問に答えていくエディ。
今の話をきく限りでは、一目惚れした、名前も知らぬ相手に毎晩熱いラブレターを書く変態(超絶美形)

シンデレラはかなり警戒しつつ、残った質問を再度繰り返しました。

「…っそれで、魔王って、どういう事なの?
私の知ってる魔王くんは、そんな甘く微笑んだりしないわよ」

さりげなく魔王をdisりつつ、一番聞きたかったことに触れると

「ああ。彼は国に雇われて『魔王』を
名乗っているだけだよ?
世界創造の時から、魔族を統制してきた僕が、本物の魔王。」

これはとんでも事実です。

「表舞台どころか、人間と会話したの君が初めてだし、存在は知られていないけどね。」

それもとんでも事実です。
確かに、エディが存在すると
知られていれば、魔王様は『魔王』で
いられなかったでしょうけど。

「で、これで質問は終わりだよね?
僕と婚約してくれる?」
「お断りします」
「子供は二人欲しいね、シンデレラ」
「私は子供が嫌いです」

考えることを放棄したシンデレラは、
エディとの、中身のない会話を続けることにした。

「おやどうして嫌いなの」
「私が子供ですから。自分のこと嫌いなんですよ、私」
「僕は好きだよシンデレラ」
「私は好きじゃないですけどね。」

107:箕犁:2017/08/28(月) 16:15

「………………それ止めろ」
「嫌です」

空気は、最悪。
昼間に想いを告げてから、まだ5時間程しか経っていないのです。
加えて、暗闇のせいでお化け扱いまでしてしまいました。
そんなシンデレラが、真っ先に行った事は。
「本当に本当に本当に申し訳ありませんでした…!!!!!」

   
    そう、土下座。


完璧な頭の角度、手をつく位置。
そして、半泣きなのが分かる声で、心の底からの謝罪。

(窃盗の初犯くらいなら、余裕で許してもらえそうだな。コレ)

思わずそう唸ってしまうほどの完璧な土下座。
更に言えば焼き土下座くらいしそう。

「私、私…か、勝手に告白なんかしちゃって…しかもさっきは、お化けとか言っちゃって、もう、魔王く…」

そこまで言って、我慢の限界が来たようで。
本格的に泣き出してしましました。

「お化けはともかく、その…告白は、悪くないから謝るな」
「でも…えぐ、わ、私かって、に…」

(駄目だ。頭働いてねぇな)

「かぎかりにきたのに…っひ、ねえさま…おばけっていって、ねえさましんじゃうの…う、ひぃ…」
「マジで落ち着けよ……」

泣きながら土下座する美少女と
その子の頭を撫でる魔王。

(どうすりゃいいんだよ…。)

今日もご苦労様です、魔王様。

108:箕犁:2017/08/28(月) 22:56

rk 【エンジュ×シンデレラ】
>>106の続き

「じゃあシンデレラは、どんな男が好みなのかな?」
口をつんと尖らせたエディが、シンデレラに問いかけます。

初めて顔を会わせたあの日以来
三日に一度だけ、森の奥で会っている
エディとシンデレラ。
(『魔王様を殺されたくないよね?』
という脅しに屈した)

「魔王くんみたいな人です、というか魔王くんです」
「俺かぁ、照れちゃうな!」
「違います。」

「じゃあ具体的に特徴を言ってよ。性格とか外見とか…」
めげないエンジュはごねります。

そんな彼に、シンデレラは淡々と答えました。

「自分で選んだ、誠実で優しい、私よりも長生きしてくれる男性が好きです」


「…それ、だけ?」
「はい。」
「他には、なにも無いの?」
「私を愛してくれたら、更に嬉しいですね。」

相思相愛って、奇跡じゃないですか?
そう言ってシンデレラはふわりと微笑みました。


その笑顔にたまらなくなり……
初めて彼女を見た日から、ずっと我慢していた事を聞いてしまいました。


「……魔王は、君を愛しているの?」


その問いに、シンデレラは一瞬固まりましたが、まばたきし終える頃には再び元の笑顔に戻っていました。


【そんなの、私が一番知りたいです】

唇が、そう動いた気がしました。

109:箕犁:2017/08/29(火) 13:30

rk 【エンジュ×シンデレラ】

「ッてぇな……」
痛みで目を覚ましたのは、国の雇われ魔王様。
右半身に濡れたような感触を感じ、目を向けると

「………………は?」

無いのは肘から下だけの筈だよな?
そう呟く魔王様の視線の先には、抉り取られたような傷跡。
右肩が無くなっていました。

(いやいやいやいや意味わかんねぇ…)

温かい血液が、ぶしゅぶしゅと勢いよく溢れます。
まぁ、仮に血液全て流れ出ようと死なないので、放置。
それよりも、傷が治らないということが理解できませんでした。

治癒力は、魔力の量と直結します。
加害者側の魔力が、被害者よりも少なければ?
瞬時にその傷は塞がるでしょう。
差がありすぎれば、刃物を使っても
傷すらつかない場合もあります。

魔王様は、あらゆる生物の中で、最も多い魔力保持者です。

その彼の傷が塞がらない。

「面倒臭いことになる、よな…」

相手に殺す意思がないから、右肩で済んだようなもの。
殺そうと思えば殺せたのです。

傷口を焼いて血を止めながら、犯人の目的を考える魔王様。


の様子を、城の外から透視して笑うのはエディ。

「シンデレラ、この男欲しがってたもんな…♪」
今後は気まぐれに四肢を切断していき、ダルマにしてから城で生かす。

全ては愛しの姫の為に。

彼女の性癖を調べあげた、エディの
サプライズプレゼント計画。
まだまだ始まったばかりです。

「次は何を使って切ろうか…♪」

ぶつぶつと物騒なことを呟きながら、
エディは森を去ります。
整った美しい顔に、天使の笑みを浮かべて。

110:箕犁:2017/08/29(火) 18:14

rk

「えー今回は、シンデレラと」
「姉2役をやっています、舞と」
「りのー。」
の三人で、溜まった恋愛相談をぶった切ります。


シ「まず一人目。」

【私には好きな人がいます。結構距離も近くて、好きアピールもしてるのに、全然好きだと気がついてもらうません。どうしたらいいですか?】

シ「気づいてもらってどうするの、振られたいの?」
1「意識してもらいたいんだろうけど、曖昧な好意って結構困るよ?」
2「しかも、好きじゃない相手からだと迷惑ですよね。」

ばっさり三姉妹。

回答↓
『曖昧な好意は困るだけなので、相手に気づいてもらおうって考え捨てて下さい。』


1「いきなり気分悪いわあ、次。」

【私の好きなHくんは、友達のSと付き合っています。Sは私がHくんのことを好きなのを知っていて取りました。悔しくてたまりません。】

シ「取ったも何も貴女の彼氏じゃないでしょ。」
2「SちゃんはHくんに好かれたくて行動して、成功しただけですよ。」
1「アンタ見てただけじゃん」

回答↓
『現実を見ろ』


2「何が『取られた』ですか。
何もしてないで結果だけ求めないで
下さいよ、次です。」

【私は数ヵ月前、2人の男の子に告白されました。正直どちらも好きです。誠実に答えたいのですが、私はどうしたらいいですか?】

シ「ネットで答え聞いてる時点で誠実もクソもないよー」
1「数ヵ月も待たせてて誠実って…」
2「新手のボケですかね?」

回答↓
『まず貴女の“誠実”を教えて。』


シ「イラついてきたから、次で終わりましょうか。」

【彼氏がデート中にスマホばっかりいじっててイライラします。どうしたらいいでしょうか?】

シ「それくらい我慢しようよ」
1「元彼にいたわ。スマホと付き合えって行って帰った」
2「かまってアピールします。成功しなかったらスマホ奪い取って叩き割ります」

回答↓
「我慢。限界なら別れよう」



シ「いじょーでしたー。楽しくなかったね。」
1「最初の質問が一番イライラした」
2「私二番目のやつ…」
シ「わたしも二番目。」

111:箕犁:2017/08/29(火) 18:12

rk

「えー今回は、シンデレラと」
「姉2役をやっています、舞と」
「りのー。」
の三人で、溜まった恋愛相談をぶった切ります。


シ「まず一人目。」

【私には好きな人がいます。結構距離も近くて、好きアピールもしてるのに、全然好きだと気がついてもらうません。どうしたらいいですか?】%

112:箕犁:2017/08/29(火) 18:20

>>111は何かのミス

113:ゆのる◆Qw:2017/08/30(水) 22:19

うぬ。エンシンすき

114:箕犁:2017/08/31(木) 17:28

rk
言いたい放題回。


「ここほんと馴れ合いばっか…」

気持ち悪いものを見るような目で
一人ごちる、姫1こと、りの。

「まぁまぁ…葉っぱ天国ってそういうところだよね?」
「ダイエット板も、恋愛板も、美術板も馴れ合い祭りだよー??」

それをフォローする気もなさそうな
妹二人。

「匿名板とか、某無法地帯でも
言われてるよね。
雑談と台本書きばっかーって」
「某無法地帯わろた」
「りの姉様、シンデレラ、このスレも人のこと言えないわよ?」

某無法地帯板に過剰反応、姫2。
あわてて話題をそらします。

「わかってるよ。こんな小説(笑)
しか書けない奴が人の批判すんなって思うよね」
「自分の書いたものが、小説(笑)
だって分かってるだけで十分です
りのお姉様」
「『妄想垂れ流し板』に改名したほうがいいんじゃない?」
「二人とも!必殺仕事人が来ちゃうからやめてぇ!!」

その後も、やれ
「友達とうまいね!すごいね!とか言ってるだけ」だの
「学年にキラキラネーム何人いるんだよ」だのふざけまくる二人。


魔王様から(そろそろ黙れ)と
お声がかかるまで、胃を荒らし続けた姫2でした。

115:箕犁:2017/08/31(木) 17:29

元ネタは鍵部屋

116:箕犁:2017/08/31(木) 20:17

rk

「最近、嵐が多いらしいですよ。
陛下はどう思います?」
「知るか。そんなの管理人がなんとかするだろ」

話したい側近と、興味がない王子。

117:箕犁:2017/09/02(土) 00:45

rk
本編にしようと思ってた(ボツ)

「何故ですか、お父様……
この者達は、いずれ国の王となる私の
求愛に応えなかった!!たかが男爵令嬢の分際で!」

飽きることなく喚き散らす王子。
二人は既に会場の外に出され、門を出たあたりで待機(見張りつき)。


城には、王子と国王、そして成り行きを見守る娘達。

『自分の求愛を断った』ことを理由に打ち首を求める息子に、国王は

「確かに身分の差はある。あの娘たちは他にとるべき態度があった」
「なら…!!」

「だが貴様の態度は犬以下だ。
お前はやがて国の王になると言ったが、その権利剥奪も考えている」

冷たい瞳で、そう告げました。

王族という、高貴な身分に
産まれたにも関わらず、やりたい放題で責務は何一つ果たさない。

「お前の体は、髪の一本一本まで全て民の血税で出来ている。
殺せば税が無駄になると思い生かしていたが……今は、それすらも馬鹿らしく思えてしまう。」


言葉をひとつひとつ飲み込み、脳内で繰り返し、理解し刻みこんだ王子は
たちまち顔を青く染めました。

「お、お父様…!!俺は決して、分かっていないわけではないのです、ただ少し遊びたく…「無知を自覚していないのか。」



何を言っても無駄だと悟った国王は
失望を隠さない声色で、一言呟きました。


『お前は本物の馬鹿だな。』

118:箕犁:2017/09/02(土) 18:12

rk
ボツその2、薄情魔王様。

取り乱し、号泣する彼女を、どうにか
こうにかなだめて、全ての事情を
吐かせた魔王様は、どうしたもんかと唸ります。

(まず、コイツはさっきのでかなり動揺してる。使い物にならない)

まだしゃくり上げているシンデレラに目を向け、駄目だこれはとため息をつきます。

(つっても、俺が巻き込まれてやる理由もねぇしな…)


よし、鍵を貸して城から出そう。

119:箕犁:2017/09/03(日) 01:01

rk 【エンジュ×シンデレラ】
安価は忘れたのでナシで。


「ぃいいやぁあぁあぁああぁぁあぁああぁあ!!!!!!」

森の奥のお屋敷に、甲高い悲鳴が響きわたりました。


「ッるせ……もう少し静かに」
その悲鳴に顔をしかめた美青年は、
城の主でこの世の支配者、魔王。

でも、そんな彼の言葉を無視するかのように、来客シンデレラは
「静かになんてできないよ!?一体どうしたの魔王くん!!」
と、半泣きで叫びました。

無理もありません。
絢爛豪華な調度品に飛び散り、床も、天井にまでべったりとついているのは血液。
そして、そんな部屋に座り込むのは
右半身を血で濡らした魔王。

朝の散歩ついでに立ち寄った魔王城。
まさか殺人現場レベルのスプラッタールームになっているなど、平和ボケした貴族…でなくても想像できません。

「とととととととにかく手当てっ。手当てしないと!!」
「あーもう大丈夫。切り口は焼いたから出血は止まった」
「なんてことしてるの!?」


泣きながら手当てするシンデレラと
彼女の狼狽え様に驚く魔王様。
千里眼で見ていたエンジュが、嫉妬に狂ったのはまた次回。

120:箕犁:2017/09/03(日) 11:26

ぴょこぴょこ、てとてとてと。

(足音にも個性が出るものだな。)

全く足音を立てない自分の横を
歩くシンデレラに、
『どうやったらそんな足音が出る』と聞きたくなる。

大泣きする彼女をどうにか落ち着かせ
事情を吐かせた魔王様。
自分の関与が国に知られても、どうとでもねじ伏せることが可能だ。
そう思い、鍵を貸すことは了承。
したのですが……

「どうして、地下に行くのにお前もついてくるんだ?」

応接室で待っていろ、という言葉を無視してついてきたシンデレラ。
『ぴよぴよ』という音で後ろを振り返ったら、小走り(彼女は「全力疾走なんだよ!!」と言い張る)で、ついてきていた。

「魔王城の内部って、あんまり見たことないし…気になる」
「実験用の獣とかいるからな。貴女くらい弱かったら、邪気で死ぬ」
「えっ」

軽い脅しで行動を制限していると、
「ここだ、着いたぞ」


いつ来ても、息苦しくなる程の魔力で満ちている。
自分の足元さえもよく見えない暗闇、
うめく魔獣と奴隷の声。
叩かれ引っ掛かれ噛まれ、それでも傷1つない鉄格子がガシャガシャと音を立てる。

(……人間の娘には少しキツいか?)

そう思い、横を見ると…
「え?」

シンデレラは、自分の横には居なかった。
元貴族の男婦がいる牢に近づき、なにやら話をしている。

自分の支配下なので、一応安全。
別に止める理由もないので無視し、奥の隠し扉から、牢の鍵を取り出す。

「まーおーうーくーん」
「っあ"!?」

……今度はいきなり声をかけられた。

「何だ。ほら、これが牢の鍵、好きに使えよ」
「ううん、それはもういいの」
「は?」

意味がわからない、と困惑する魔王様を無視して、シンデレラは笑顔で言いました。

『お願い、あの牢に入ってる男、私に頂戴!』


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