私の花。

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧キーワード▼下へ
1:百合水:2018/10/27(土) 16:44

ープロローグー

「ねぇ、知ってる?」

「何?」

「また、自殺だって。」

「また?」

「うん。」

「また、アレの仕業なの?」

「そうみたいだよ。」

「怖いね…」

「うん。」

「もし私達の前にアレが現れたら…」

「やめてよ。縁起でもないし」


「フフフフ…」


「え…?」


「貴方達の花はなんですか?」

20:百合水:2018/11/17(土) 17:14

第九話 再び

え?どういうこと?自*じゃない?
私が混乱していると、
「自*じゃない証拠はあるのか?」
珍しく、レイが大声__と言ってもそんなに大きくはないが__で発言した。

「現場の屋上のフェンスが壊されていた。」
「えっ?それだけっ?」
私は驚いてつい声に出してしまった。
「…そうか」
レイは納得しているようだ。
「えっちょっと待って、どういうこと?」
私はレイに問いかけた。
「…自*するならフェンスを壊す必要は無いだろ?
ただ、突き落とすなら壊す必要がある。」
レイが、小さな声で答えた。
「あっそっか…」
やっと、納得した。
でも、突き落とした、ということは…

「…容疑者は?」
私が考えてたことをレイが言った。
「それは…」
風見さんが、一息ついた。

「アリバイのない君たち二人と、緑川くんと、霧森さんだ」

「…え?」
私と、レイと、緑川と、ミヅキ?
この中にアリサを屋上から突き落とした犯人がいる___


次の日
私達容疑者4人は、学校の校門の前に立っていた。
でも、いつまで経っても門は開かない。
そのとき、
「___何をしているんだ?」
辻先生が門の前に来た。
「え?俺たちここに来いって言われてきたんですけどー」
緑川が答えた。
「あぁ、あの件か…あれなら中止になった。」
辻先生がきっぱりと答えた。
「え?何でですか?」
私は聞いた。

「警察の風見さんが、自*したそうだ。」

21:百合水:2018/11/17(土) 17:18

お久しぶりです。
えっとお気づきの方は多いと思いますが、
サイトポリシー?に違反してるみたいなエラーが発生して、
じさつ、たさつなどの言葉が投稿できなくなりました。
これから、さつが*になります。
ごめんなさい

>>19
感想ありがとうございます!
これからも応援よろしくお願いします。

22:百合水 お久しぶりです:2018/12/08(土) 17:20

第十話 裏切り

また、人が死んだ。
今度は警察官。
もう何が何だか分からない。
人が死ぬことに慣れ始めている。
「嘘…」
ミヅキが呟いた。
「ま、また人がっ…!?」
私はその場にいるのが何だか嫌になって、
走った。とにかく走った。

ガッ
誰かに腕を掴まれた。
「…レイ」
振り返るとそこにはレイがいた。
「…急に飛び出すからつい……」
「えっあっごめん…」
心配してくれてたんだ…
なんか悪いことした気分だ。
「…辻が、明日仕切り直しの事情聴取するって…」
「えっうん…ありがとう」
「…………」
「??」
レイがこっちをじっと見つめた。
「…なんでもない」
そう言ってレイは立ち去ってしまった。
なんだったんだろう?
そう考えたその時だった。

「レイ君とミズキちゃん、本当に仲良しだね」
「!!!!????」
振り返るとそこには____

___ミヅキがいた。
「羨ましいなぁ…レイ君と仲良くできて」
「ミ、ミヅキ」
ミヅキは笑顔でこちらへ近づいてくる。
「私もミズキちゃんみたいに…いや_____

____ミズキちゃんになりたいなぁ」
ミヅキの手には、

血の付いたナイフが握られていた。

23:百合水:2018/12/09(日) 15:59

第十一話 真実

「やめてっ!こんなことしても何の意味もないよっ!!??」
私は思わず叫んだ。
とにかく怖い。怖い。
このままじゃ殺される…!
「何で?意味あったもん」
「え?」
意味が…あった?

「だってアリサちゃんを殺したの私だもん」

えっ?????
アリサを殺したのは、ミヅキなの?

「だってあの子、レイ君に近づいたもん。
あの子、レイ君の事が好きだって言ったもん。
ミズキちゃんも邪魔者が消えてよかったでしょ?」

それ、だけで?
アリサを殺したって言うの?

「それに、レイ君に変なこと唆す悪い奴も殺したんだぁ❤」
「…誰の事?」
「誰だっけ…?えっと…切り株で働いていた人!」
「福山さんか…?」
「そう!その人!レイ君に花屋の事を調べさせようとした人!
そんなの自分でしたらいいのにねぇ邪魔だったなぁ…」

あり、えない。
許せない。

「あっ、話しすぎちゃったなぁ…まぁ、いいか
今から邪魔なミズキちゃんは死ぬもんね」


「じゃあね、ミズキちゃん」
そういってミヅキはナイフを振り上げた。


気が付くと、

目の前でミヅキが倒れていた。

24:百合水 ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2019/03/27(水) 11:04

第十二話 嘘か誠か

「嘘…でしょ?」
ミヅキが、ミヅキが死んだ…?
それで目の前に居るのは…まさか…
「貴方の花が、夕顔でしょ?霧森ミヅキ…」
花屋…だ…
「本山アリサの花はシラー…そして本山マリアの花はアルメリア」
シラー?アルメリア?花の名前なのかな?
「そして貴方の花は…」
花屋はこっちを見た。
殺される!!!怖い怖い怖い怖い!!!!!

「オドントグロッサム」
そう言って花屋はどこかへ行ってしまった。
オドントグロッサム…って何?
初めて聞く単語だ…
その時だった。

「何…してるんだ?」
後ろから声をかけられた。
「……レイ」
そこに居たのはレイだった。
「霧森…か?それ」
「え?…あっうん…あ、でもこれ私がやったんじゃないよ!!_
「……分かってる。花屋だろ?」
「……うん。………あれ?何でだろ涙が……」
レイが来たことに安心したのか、私は泣いていた。
「…っごめん」
「…………何があったんだ?」

私は、さっきのことをレイに話した。

25:きくらげ ◆ek. ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2019/04/02(火) 07:41

第十三話 選択

「……そうか…やっぱり霧森が犯人だったんだな」
レイは私の話を聞くなりそう答えた。
「えッ!?分かってたの!?」
「まぁ、これで確証が着いたな。」
嘘………分かってたんだったら早く言ってよ………
すっごい怖かったんだから………

「……それよりオドントグロッサムだな」
「うん」
「花言葉は確か___________

____________特別な存在」

え?特別…?
「私、花屋にとって大切な存在なのかな……?」
「…………多分」
なんか怖いな……………でも私、さっき思った。
花屋を何処かで見たことがある気がする。
その時だった。

「……俺は、花屋を恨んでいる」
「ん?どうしたの?」
「もし、花屋がお前の知る奴だったとしても……」
レイがどこか遠くを見ながら話している。
どうしたんだろう?こんなに喋るの珍しいなぁ…

「俺は、花屋を*す」
「………え?」
嘘だ……どうして?いや、どうしてじゃないか。
だって私は知ってるもん。
レイが花屋を恨む理由。

「………いいよ」
「…………………………?」
「私、手伝う。」
「…え?」

「私、レイに協力する」

26:百合水◆X5U ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2019/04/02(火) 07:42

お知らせ

どうもこんにちは。私の花。作者の百合水です。

27:百合水◆X5U (ノ>_<)ノ ≡dice5:2019/04/02(火) 07:43

あっ間違えた。

今日から1日2話更新になりますよろしくお願いします(`・ω・´)

28:百合水 (ノ>_<)ノ ≡dice5:2019/04/02(火) 17:35

第十四話 協力

「……本気で言ってるのか」
「うん。本気だよ。」
私はレイに協力する。
だって私はレイの事を知ってるから。
「…別に構わないけど………危険かもしれない」
「いいよ。大丈夫!」
「……そうか」
レイはそう言って寮の方角に行ってしまった。
私も如月荘に帰った。

「ただいまー…」
「おかえりなさい。花守さん。遅かったですね。」
うっ……夕食の時間に遅れたからマコさん怒ってるよ………
「すみません……ちょっと食欲ないので今日は……」
そう言いながら、部屋に戻ろうとしたら、
「何言ってるんですか。ちゃんとご飯食べなきゃ。
明日も事情聴取でしょう?」
と言いながらマコさんは私の腕を掴んで食堂まで引きずった。
「はい、どうぞ。」
マコさんは笑顔で私にオムライスを渡してくれた。
「あ、ありがとうございます………」
私は何故か涙が出た。
「何かあってんでしょう?私に相談して下さいな。」
「ありがとうございます……!」
私はオムライスを食べながら今日あったことをマコさんに話した。

次の日。
「ミヅキちゃんが……犯人……?」
私は緑川に昨日のことを話した。
「うん。私も殺されかけた」
「どうやら俺に近づく奴を殺していたらしい」
「マジかよ………」
緑川は、数秒黙って、
「で、ミヅキちゃんは?」
「死んだよ。花屋に…殺されて。」
「…………………」
私達は黙ることしか出来なかった。
その時。
「あの、話してるとこ悪いが、花守」
「は、はいっ?!」
辻先生が急に話しかけてきた。
「新しい警察の方がお前との会話を望んでいるそうだ。」
「えっ?」
警察が?昨日のことかな?
「とにかく、花守は中に。それ以外は帰っていいぞ」
「えっ俺ら帰っていいんすか?」
「……………………」
緑川は帰れることに喜んでいた。
レイは、
「…………俺は、ミズキ待つから。緑川……先帰って」
と言った。
何で私を待つんだろ?そう思っていたら、緑川が、
「へー………お前らってそういう関係?」
と茶化してきた。
「ち、違うし!!」
私はそう言って緑川を無理矢理帰した。

「こっちだ。」
私は辻先生に誘導され、相談室(臨時事情聴取室)に入った。
そこには_______

「久しぶりだな。ミズキ。」
私のお父さんがいた。

29:百合水 ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2019/04/02(火) 17:48

キャラクター紹介Zと死亡者リスト

花守 タツジ
ミズキの父親。ミズキが幼い頃に離婚しているため、
現在は離れて暮らしている。

今の所の死亡者()内は死因 ※死んだ順です
本山マリア(花屋に殺される。花はアルメリア)
本山アリサ(ミヅキに殺される。花はシラー)
福山チサト(ミヅキに殺される。花は無し)
風見孝太郎(自殺?今後分かります)
霧森ミヅキ(花屋に殺される。花は夕顔)

花の花言葉は作中で出てきますが、
どうしても気になる方は自分で調べて下さい。

30:百合水◆X5U ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2019/04/03(水) 19:47

第十五話 再開

「お………父さん?」
「そんな話をしに来た訳では無い。昨日の事を聞かせろ。」
お父さんは静かに答えた。
私は、昨日のことを話した。
「つまり、嫉妬に狂った霧森は、お前を殺そうとした。が、
花屋に殺された。」
「うん。」
お父さんにまさか会うなんて…思ってもいなかった。
そんなことを考えていたら、
「すまないがこいつと2人にしてくれないか」
と、お父さんが他の警察の人に言った。
「な、何で………?」
私がそういううちに、他の人はいなくなり、お父さんと
ふたりきりになった。
「……母さんは元気か。」
「え?」
お母さんの事……?何で……?
「今はどうしてる?カヤとヒスイも一緒か?」
「………ううん。今は、一人暮らし。」
「そうか。で、他は?」
私は答えたくなかった。だって………

「………お母さんと、ヒスイは死んだよ。」
「…そうか」
「そうかって何よ!!??アンタは私達のこと見捨てたくせに!!!!!」
「…………すまない」
謝って許されることじゃない。
だって。私知ってるもん。

お母さんとヒスイは事故で死んだ。
私とカヤは助かった。
けど、私は知ってる。

「あの事故は、事故じゃない。」

31:百合水◆X5U ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2019/04/03(水) 19:50

キャラクター紹介[

花守 咲
ミズキの母。5年前に死亡。

花守 カヤ
ミズキの妹。中学2年生。

花守 ヒスイ
ミズキの弟。5年前に死亡。
生きていれば小学6年生。

32:百合水◆X5U (ノ ゜Д゜)ノdice4:2019/04/04(木) 17:07

第十六話 過去T

「ねぇ、そろそろ外に出ちゃダメ?おかーさん?」
「そうね…そろそろ日光にも浴びせないと……」
私は、今まで3年間1度も外に出たことがない。
何故なら、お父さんが外に出ることを禁止しているから。
「あなた…そろそろ外出許可出して下さらない?」
「いや、駄目だ。外は危険すぎる。」
「ですが…この前もまた児童相談所から電話があったんですよ?」
「何故だ?」
「何故って…虐待だと思った近所の方が通報したんでしょう。」
「………そうか」
「そうかって………」
お父さんは警察の人で、悪い事をする人が外には沢山いるからって、
外に出ることを禁止している。
「外……行ってみたいなぁ…」
「そうね……まぁ、来年からは年少さんだし?出れるわよ」
「やった!外!」
私は来年になるのを楽しみにしていた。

そして、次の年の4月。
「わあぁぁ………!」
初めての外。初めて見る空。虫。鳥。家族以外の人。
「すごい!すごい!」
私は外の世界に感動した。
「友達いっぱいできるかな?」
「出来るわよ。ミズキは優しい子だから。」
「うん!お母さん!」
そして、私は幼稚園に入園した。
友達沢山できるかなぁ?みんなどんな子なのかな?
沢山の期待で溢れていた。

数日後、私は1人で幼稚園の中で遊んでいた。
みんなは、外で遊んでいる。
外に出れたのはいいものの、外での遊び方を知らない私は、
いつも、外で遊ぶ時は置いてけぼりにされちゃうから。
絵を描いてたらふと、視界の隅に黒い人影が入った。
隣の席に、誰かが座ったみたいだ。
先生かな?と思って横を見ると、
そこには、真っ黒な服を着た知らない男の子がいた。
「誰?」
私はその男の子に話しかけた。
けど、返事が返ってくることはなかった。
本を読んでるみたいだ。
「何読んでるの?」
再度話しかけたが、やっぱり返事は返ってこない。
「ねーえー?」
私はその男の子の肩を揺すった。
すると、男の子はこっちを見た。
「何読んでるの?」
私が聞くと、
「…………の本」
「えっ?何て?もっかい!」
「……花の本」
「お花の本?見たい!見せて!」
「………………」
男の子は、少し戸惑いながら、私に本を見せてくれた。
「文字ちっちゃいねー?読めるの?」
「…………うん」
「すごーい!」
私は、その本を読もうとしたが、読めない文字が多いから読めなかった。
「ねぇ君、名前は?私はミズキって言うの!花守ミズキ!」
「……………狼谷…レイ」
「レイ君かぁ!よろしくねっ!」
私はレイ君の手を取って振り回した。
「い、痛い…………」
「あ、ごめん…」
レイ君は手を痛めたみたいだ。私のせいだけど………

「……はな、みずき?」
「え?」
レイ君が急に話しかけてきた。
「花水木って花があるんだけど……君にそっくりだよね」
そういって、レイ君は『ハナミズキ』と書かれたページを私に見せた。
「ほんとだー私の名前そっくり」
「確か……永続性と、返礼と……」
急にレイ君が何かを言い出した。
「何それ?」
「………花言葉…知らないの?」
花言葉。聞いたことはある気がする。
「あっ、思い出した……」
「まだあるの?」
えーぞくせーとへんれー以外にもあるんだ…
「私の想いを受けてください」
「へぇー……よくわかんないね」
「…………うん。よくわかんない」

こうして、私とレイ君は仲良く(?)なった。

33:百合水◆X5U ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2019/04/04(木) 18:37

第十七話 過去U

「ねぇーレイー?どこー?」
あれから、3年の月日が経った。
この3年間、色んなことがあった。
お父さんがいなくなったり、レイと益々仲良くなったり。
今はレイとかくれんぼをしている。
「くーっ!レイかくれんぼ上手いからなーっ見つからない」
ガサッ
「あっ!いた!」
「………遅い。」
レイは木の上に隠れていた。
「…待ちくたびれた。ミズキ……」
「ごめーん!次、私が隠れる番だ!」
そう言って私は隠れに行った。
「よし、ここなら見つからないぞー」
私は取っておきの場所に隠れた。
「……もーいいかーい?」
「もーいいよーっ!」
私はここなら見つからないと思ってた。のに、
「……いた」
「早い」
開始10秒で見つかった。

「レイ上手いねーかくれんぼ」
「……早く終わらせたいから」
「何で?」
「…ミズキと遊ぶと疲れる」
「えーっ…楽しいじゃん」
「……俺は勉強したいし………」
「じゃ、私んちで勉強しよ!」
「……だから何で俺と一緒前提なんだ?」
「レイと一緒じゃなきゃ、嫌だから」
「…答えになってない」
結局、レイは帰ってしまった。

ある日、事件は起きた。
「ねぇ、レイどこ行くの?」
「……………………」
私はレイと知らない場所に来ていた。
「早く帰ろうよ?もう夜だよ…」
「………帰りたくないんだよ」
「何で?」

「俺は、こんなとこで死ぬ訳にはいかないんだよ」

34:百合水◆X5U ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2019/04/27(土) 14:55

第十八話 過去V

「でも…何で私も一緒に行くの?」
「そ、それは…………」
レイはそれっきり一言も喋ってくれなかった。

気がつくと、私達は知らない山の奥まで来ていた。
「ね、ねぇ…帰ろうよ……暗いし…」
「今帰ったら…お前も……」
「えっ……何?」
「分かった。話すから…もう少し歩こう」
私はレイに連れられて山をひとつ越えた。

「俺は、狼谷家の跡取りだ……そこは分かるな?」
「うん」
レイの家は結構有名な病院の家で、
お父さんがテレビに出たりしてる。
レイは長男だから、お父さんの跡を継ぐんだって。
「俺は医者にはなりたいがあの病院を継ぐ気は無い。」
「うん…?何で?」

「あの病院は不正を働いてる」

「えっ…?」
「父さんはミスを隠蔽してるんだよ」
どういうこと……?いんぺいって何だろ?
とにかく悪いことっていうのはレイの表情で分かった。
「俺はそれを告発しようとした。」
「それで?」
「……失敗した」
「えっ………」
「それで俺は……今あいつにとって邪魔な存在だから…」
レイが言ってることの半分以上が理解できなかった。
分かったのは、レイは今お父さんの敵だという事、
レイが今家に帰れば殺されるかもしれないということ。
あれ……?そういえば……
「レイのお母さんはその事止めないの?」
「……………母さん、か…」
レイは暫く黙ってこう言った。

「母さんは今、入院している」
「えっ…レイのお母さん病気なの?」
「……いや、病室に閉じ込められてるの方が正解か…」
「………え?」


新着レス 全部 <<前 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新