**アイカツスターズ** 〜恋愛小説〜

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1:ミッキー:2017/01/28(土) 14:17 ID:dGI

〜ルール〜
•人の嫌がることはしない
•暴言は禁止
•匿名が付いている名前は禁止
•このスレには入っていない人が注意する際はまず入ること
•2日に一回は必ず来ること
みんなで楽しくやろうね

701:まり◆Aw:2017/11/19(日) 18:31 ID:Fng

久しぶりに来た!
はじめましての人もちらちらいるな(*^-^*)

>>700
アイカツだけじゃなくてとある漫画の2次創作も書いてるんだけど、ふと『こんなシチュエーション書きたい』とか頭に浮かぶんだ
シリアスであっても恋愛系であっても…

702:きら:2017/11/19(日) 18:35 ID:HhU

最近Twitterのほーいってたw
あんまりこれなくてごめん🙇☁
学校の行事の量が...ww 今週のアイスタ楽しみだね😌

703:せな◆9c:2017/11/19(日) 19:18 ID:6Tw

参加いいですか?

704:ハル 「なの」&:2017/11/19(日) 20:53 ID:S4U

こんばんは😃🌃私は、ハル です❗これからもがんばって書いてください❗
観るのも、楽しんでいます❗ たまに書くけど、ネ❗ あと、あんまり25日までこれなくなるかも❗
そこは、よろしく❗(*´・ω・`)b

705:ダンス:2017/11/19(日) 21:26 ID:KHs

来ました、お話書くのって結構難しいんですね😓😓😓😓

706:ダンス:2017/11/19(日) 21:27 ID:KHs

思い浮かばないなぁ😣😣😣😣少し考えてみます!!!!

707:匿名さん:2017/11/19(日) 22:06 ID:nJQ

こんにちは😃
私、愛花です🎵よろしくね〜🎀
私は28日までこれないかもしれないけどそこはごめんね🙏

708:せれな:2017/11/19(日) 22:12 ID:PCU

(・・?)

709:せれな:2017/11/19(日) 22:13 ID:PCU

書き込みが全部なくなった……orz

710:せれな:2017/11/19(日) 22:13 ID:PCU

今からちょっと書き直しますね!

711:せれな お願い:2017/11/19(日) 22:16 ID:PCU

いじめの小説の件についてです。

今後の展開、ちょっと残酷になっちゃいます。

ちゃんとゆめちゃんは救われるから許してください……🙇

あとは、完全に私の趣味で進んで行くのでそこは暖かい目で見て欲しいです。

それと、個人的な相関設定とかもあるので、まずはそれを読んで頂ければ幸いです!

712:せれな お願い:2017/11/19(日) 22:17 ID:PCU

相関設定(主に恋愛相関)

虹野ゆめ
ローラは親友、ライバルとして大好き。
ひめ先輩は憧れの存在で、ずっと昔から大好き。
すばるくんにはあの日助けて貰った上にキスされて完全に恋してるって意味で大好き。
不思議な力の事も徐々に恐れていく。

桜庭ローラ
ゆめに地味に恋しちゃってるけど、素直になれない。
ライバルだし親友なんだけど、もっと踏み込みたい感じ。
ゆめから抱きつかれるのは嫌じゃないけど、やっぱり人前でやられるのは恥ずかしいから避ける。
そのくせ、なんだかんだで彼氏面しちゃう。

香澄真昼
お姉ちゃん大好き。お兄ちゃんはあんまり。
でも、ゆめの恋のためにならお兄ちゃんに頼み事ぐらいなする。

早乙女あこ
すばるきゅん♡は変わらない。
けど、それはもう叶わない恋だって分かっていて、今はゆめの恋心を素直に応援してる。

713:せれな お願い:2017/11/19(日) 22:18 ID:PCU

白鳥ひめ
ゆめちゃん可愛い!大好き!
すばるくんとはずっと昔から幼馴染。
どっちがより有名なアイドルになれるか今でも勝負してる。
実はすばるくんの事が気になってたりもするけど、最近はそれよりもゆめちゃん♡
最近はゆめちゃんと一緒にカレーを作るのが密かな夢。

S4の残り(翼、夜空、柚)
翼は生徒会長としてゆめの事を守りたいと思っている。
それを見た2人は『ツバサっち、ゆめちゃんに恋してるゾ!』なんてからかわれて困ってる。

夜空は大好きな妹の友達が困ってるなら助けてあげたいと思ってる。正直見返り目当てで、ね?

柚はとりあえずゆめを助けたい感じ。
ひめと同じリズムがする子を放って置けない。

結城すばる
あの日以来、ちょっとだけ自分に素直になった。
ゆめの事を呼ぶ際、
周りに誰がいるときは“虹野”
2人きりの時は“ゆめ”って呼ぶ。
無意識に告白混じりな事を自然体でぶちかます。
普通ならめちゃくちゃ恥ずかしくてゆでたこみたいになっちゃうけど、女子生徒3人の前で思いっきりキスしちゃったから、もうなんか吹っ切れてる。
後はら男性アイドル初の不思議な力の所有者だった。
白鳥ひめと同時期に克服済み。

M4の残り(望、朝日、奏)
望は完全にすばるをおもちゃにしてる。
理由は『反応が面白いから。』
早く恋心に気付けって感じ。

朝日は思った事をすぐ口に出しちゃう。
それが裏目に出てたまにすばるくんに殴られたり。
ちょっと素直になって反応がより面白くなったから観察しがいがあるっ!痛いよすばるくん!

奏は一応止めようとはするんだけど、ちょっとだけ変わったすばるくんの事が気になる。
あまりにもボロが出過ぎた時には攻めてみたり……。

714:せれな お願い:2017/11/19(日) 22:18 ID:PCU


最初はS4、M4に近づいて楽しそうにしてる虹野ゆめが憎たらしくて、暴行していた。
けど、今はそんなことすら忘れてとりあえず虹野ゆめがいたら殴る、蹴る、虐めるを心がける酷いやつ。

サエコ、ミサエ
花の取り巻き。
花様の気分が良ければそれでいーですよーって感じ。
車椅子に載せることになってから、少し躊躇いもあるけど、やっぱり花について行く。

諸星ヒカル
虹野ゆめのいじめの件についてもっと協力してあげたいと思ってる。
だけど、前例のない事でどうしたらいいのかわからなくて困ってる。
『いじめの件とは別に、虹野にはもっと成長してもらう必要がある』が最近の口癖。

番外編

保健室の先生
もっと保健室であの2人に青春して欲しいと思ってる。
だって毎日退屈なんだもの。

715:せれな:2017/11/19(日) 22:21 ID:PCU

>>713 すばるくんのところ、誤字ってます!ごめんなさい!

×後はら

⚪あとは

です!

716:せれな:2017/11/19(日) 22:43 ID:PCU

>>713 さらに訂正入れます!本当にごめんなさい🙇🙇

望(のぞむ)くんと奏(かなた)くんの名前が逆になっていました!

しつこくて本当にごめんなさい🙇♀🙇♀

多分他は大丈夫だと思います!

717:リアクター:2017/11/20(月) 15:46 ID:aHg

いじめの小説おもしろそうですね!!私文才ないからせれなさんが羨ましいです。私も仲間に入れて下さい

718:リアクター:2017/11/20(月) 16:00 ID:aHg

誰も読んでないだろうけど小説書きます
ロ それにしても、何時測ったの?ずっと私たちと話してたのに
恋 うーん。何て言えばいいのかな?目と身近なも
き 恋華ちゃーん。エルザ様が呼でるよー
恋 今行く。ごめんなさい。今日は無理かも。きららよろしく
き 任せて

719:リアクター:2017/11/20(月) 16:14 ID:aHg

コンコン
エ どうぞ。恋華、入りなさい
恋 何?私に何をさせたいの?
エ 私の舞台の前座をやって欲しいの。いいわよね
恋 私一人じゃ音が足りないって言っているでしょ!ごめん、感情的になりすぎた。
エ いいわよ。ライブよろしくね。
恋 はい。

720:匿名さん:2017/11/20(月) 17:11 ID:nJQ

小説面白いよ

721:リアクター:2017/11/20(月) 18:36 ID:aHg

720匿名さんありがとうございます。そう言ってもらえてなによりです。

722:リアクター:2017/11/20(月) 18:44 ID:aHg

恋 (前座かぁ。やるからには、本気出さないと)
  AHー廻って廻って廻り
  やっぱり私たちじゃないと音が足りない。頑張らないと!

723:リアクター:2017/11/20(月) 19:02 ID:aHg

ゆ 私とローラまだだったのに。
き きららがちゃーんと測るから大丈夫大丈夫!
ゆロま  (不安しかないんだけど!?)
ゆロ 何とか無事に採寸が終った..
き それじゃ、きららはここまで、皆また歓迎会で

724:ダンス:2017/11/20(月) 19:28 ID:KHs

皆さん、小説かくの上手いなぁ😃😃😃😃私も書いてみます!!😆

725:ダンス:2017/11/20(月) 19:43 ID:KHs

私、虹野 ゆめ。S4になりました!
『・・・』
ん?
何か視線が・・・。
ゆっくり後ろを振り向くと、新入生なのかまだ私には知らない子が私をじぃーっと見ていた。
『・・・・・・???』
私はその子に目を向けた。
何で私を見ているんだろう?
そう思っているうちにその子は我に返ったのか、急に私に恐怖心を向けて目をそらしてバタバタと、廊下をかけていった。
な、何だったんだろ・・・?
私は気になったが、無理やりその子から目を離して、廊下を歩いたのだった。

726:リアクター:2017/11/20(月) 19:48 ID:aHg

ダンスさんの小説とても気になります!

727:リアクター:2017/11/20(月) 19:51 ID:aHg

ゆ 小春ちゃん
こ どうしたの?ゆめちゃん?
ゆ 歓迎会って、どんなことするのかなって
ま 私も気になる!!
こ 私の時は、

728:リアクター:2017/11/20(月) 20:02 ID:aHg

レ ハァハァやっと、見つけた。制服似合ってるね。
ゆロま ありがとうございます!
レ 歓迎会の会場へ案内するよ。楽しんでね。

729:リアクター:2017/11/20(月) 20:15 ID:aHg

ゆロま すごい!
き 驚くのは、まだまだ!
レ 今回は、2ステージもあるから、食事と一緒に楽しんで
ま 誰のステージなんだろ?
ロ 二人いるって事よね?ってちょと、ゆめ!食べ過ぎ!
ゆ だってすーごく美味しいから
ま 二人共、ステージ始まっちゃうよ!

730:リアクター:2017/11/20(月) 21:06 ID:aHg

恋 どうだっていいことを嘘って吐いて戻れない時効何てやってこない奪ったように奪われて
ゆ 仮面付けてて誰か分からないけど、綺麗な声。
恋 (ラスサビで仮面を外そう。語りかけるように、優しく、歌詞と一体になって)
  もう一度欺笑ってくれるかな?
仮面を外す!

731:リアクター:2017/11/20(月) 21:14 ID:aHg

ゆ 恋華さんだったんだ。あれ?ローラ何で泣いてるの?
ロ 分からないけど、感動して、ゆめも泣いてるじゃない
ゆ 私もいつかあんなステージができたらいいな
ロ そうね

732:リアクター:2017/11/20(月) 21:27 ID:aHg

ゆ (今日も一日頑張ったな。あっ、すばるくんに電話しなきゃ)
す お疲れさまじゃまた明日な!虹野からだ もしもし虹野?
ゆ あっ、すばるくん!仕事お疲れさま。
す ありがとう。お前から掛けるなんてめずらしいな!

733:ハル 「なの」&:2017/11/20(月) 21:30 ID:S4U

おぉ🎵面白い❗(*´・ω・`)bよ

734:ハル 「なの」&:2017/11/20(月) 21:30 ID:S4U

これからもがんばって〜👍

735:リアクター:2017/11/20(月) 21:33 ID:aHg

ゆ 今日色んな事があって、アイドルの一番星になるって、大変なんだって、改めて感じたんだ。
す ゆめなら出来るだろ?俺のライバルなんだから。

736:リアクター:2017/11/20(月) 21:42 ID:aHg

す あと、ブレスレットサンキューな!あれ嬉しかった。
ゆ //今日はありがとう。明日も仕事頑張って!
す おう!じゃまた明日な!

737:リアクター:2017/11/20(月) 21:46 ID:aHg

ゆ ずるいよ///いきなり名前で呼ぶなんて。もっと好きになるに決まってる。あー今日はもう寝よ。

738:リアクター:2017/11/20(月) 21:52 ID:aHg

ハルさんありがとうございます。これからも頑張ります!そういって、もらえて嬉しいです。

739:せれな 続き:2017/11/20(月) 23:44 ID:PCU

ゆ「んん〜!」

気持ちのいい朝。

鳥のさえずりで目を覚ます。

ゆ「って、あれ?ここは?」

いつもと違う景色。

天井には豪華なシャンデリアがいくつもあった。

ゆ「そうだった。ここは星空寮だったね!」

誰もいない寮で、1人虚空に話しかける。

窓を開けても木しか見えない。

ゆ「やっぱり、聞いた通り。」

星空寮はS4寮よりも大きくて、私1人にはとても大きすぎる。

ゆ「朝の走り込みも、できなくなっちゃった。」

傷だらけの足は、1日経っても酷く痛む。

お腹の傷も、腹筋をしようとすると痛くていうことを聞いてくれない。

自分ではまだ立てないので、ベットのすぐそばにあるハンガーラックに掛かっている制服に着替える。

ゆ「…よしっ!」

車椅子に乗って、花たちにバレないように急いで登校する。

私には大きすぎる門を1人で開ける。

ゆ「……あれ?」

重かったはずの門は、急に軽くなった。

ゆ「そんなはずは……。」

門の右側。そこには、すばるくんがいた。

す「よう虹野。」

ゆ「すばるくん?どうしてここに?」

す「お前、いつもこの時間帯に走ってるから、出てくるなら今だって思って。」

だから最近よく会ってたんだ。

す「車椅子は俺も昔乗ってたからさ、それの大変さがわかるんだよ。だから、せめてでもお前の足になってやれたらなぁって。」

ゆ「足になる?」

す「つまり……こういうことだ!」

ゆ「ひゃあ!」

物凄い勢いで車椅子が動く。

すばるくんがありえないスピードで車椅子を押す。

ゆ「ちょっと!これは早すぎるよすばるくん!」

す「でも、急ぎたいんだろ!?」

ゆ「そうだけどぉぉぉ!!」

まるでジェットコースターみたいだった。

私、ジェットコースター乗ったことないけど。

740:せれな:2017/11/20(月) 23:45 ID:PCU

す「はぁ、はぁ。じゃあな、また後で!」

ゆ「疲れ切ってるじゃん。」

すばるくんは急いで仕事に行っちゃった。

お礼も言えなかった。

というか、いくらなんでも早すぎた。

お陰で、まだまだ時間が有り余ってしまった。

今はどれだけ早い時間かというと、歌組のレッスン室からひめ先輩のピアノが聞こえる時間。

ゆ「ひめ先輩って、やっぱり素敵だなぁ。」

ちょっぴり肌寒いけど、外からひめ先輩のピアノを聴いてることにした。

曲名は1つも分からなかったけど、どの曲もどこかで聞いたことがあってとっても楽しかった。

余韻に浸っていると、

ひ「あら?ゆめちゃん?」

戸締りの時、私を見つけたひめ先輩は、1人鼻歌を歌う私に声をかけてくれた。

ゆ「ひめ先輩!おはようございます!」

ひ「もしよかったら、もう少し聞いていく?」

ゆ「いいんですか!?」

ひめ先輩が、私の為に演奏をしてくれることになった!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ゆ「凄い……!凄いですひめ先輩!」

ひ「ありがとう。ゆめちゃんに褒められると、なんだか嬉しくなっちゃうなぁ!」

ゆ「そうですか!?だったら、もっといっぱい褒めちゃいます!」

ひ「いやぁー♪ゆめちゃんこわ〜い!」

ゆ&ひ「あははっ!」

その後、ひめ先輩とたくさんお話しした。

時間があっという間で、ずっとこの時間が続けばいいのになぁって。

でも、そんな私の願いを世界は聞いてくれるはずもなく、時間は来てしまった。

ひ「ひさびさにたくさん笑って、とっても楽しかったわ!」

ゆ「はい!ひめ先輩のお話、とっても面白くて、私も楽しかったです!」

ひ「ありがとう。それじゃあ、またお昼休みに会いましょう♪」

お昼休み。

その言葉を聞いた途端に不安になる。

また、怪我をしたらみんなに迷惑をかけてしまう。

だからといって誰かを盾にするなんてできない。

ひ「ゆめちゃん?」

ゆ「あっ、いえ!お昼休み、食堂で待ってます!」

ひ「ふふっ。ゆめちゃんは本当に嘘をつくのが下手くそね♪」

ゆ「えっ?」

チュッ。

ひめ先輩が私にキスをした。

ゆ「え?えぇぇ!!!?」

ひ「そんな暗い顔しちゃダメよ?じゃないと、次は、うーん……。そうね。すばるくんみたいに、“ひめちゃん”って呼んでもらおうかしら!」

ゆ「ひめちゃんだなんて!そんなのダメに決まってます!」

ひ「私がよければいいの!さぁ、行きましょ?」

ひめ先輩、恐るべし!

でも、もう挫けない。

みんなに心配かけるなんて、そんなこと出来ないよ!

ゆ「はいっ!」

だって私には、味方がいるんだから!

ゆ「って、ひめ先輩、それくらいは自分でできますよ……。」

ひ「私がゆめちゃんを運んであげたいからいいの!それに、S4はゆめちゃんを守ってあげないといけないしね!」

学校までひめ先輩が車椅子を押してくれました。

741:せれな:2017/11/20(月) 23:45 ID:PCU

アンナ先生(以下、響)「……というわけで、しばらく虹野は車椅子でレッスンはできないが、こうやって見学はできる。だから、虹野には優しくしてやってくれ。そこんとこ、ヨロシク!」

全員「はいっ!」

響「よし、いい返事だ!じゃあ、そんなベイビー達にいい知らせだ!今日から、新しい曲の練習に入る!」

モブA「えっ?新しい曲!?」

B「やったぁ!これで私もみんなに追いつけるかも!」

C「ね!よぉーし!私がんばろっ!」

A「私だって負けないように頑張る!」

響「いいじゃないか!じゃあとりあえず聞いてくれるか?」

全員「はい!」

新曲かぁ。私も練習したかったなぁ。

と、

ロ「なにしょげてるのよ?」

ゆ「ローラ!新曲は?いいの?」

ロ「どうせ練習でたくさん聞くんだからいいわよ。それより聞いた!?」

ゆ「聞いたって何を?」

ロ「来週の日曜日、ひめ先輩とすばる先輩の1日限定ユニットのライブなのよ!」

ゆ「えぇ?!ひめ先輩とすばるくんが?!」

凄い!

あの件以来、すばるくんのことをたくさん調べた。

そしたら、“男性アイドル界の白鳥ひめ”と言われるまで凄い人だった事を知ってびっくり。

それからは私の中のイメージが、ただのからかってくる人から、私の理想の王子様になってしまった。

私の中のお姫様と王子様のユニット。

そんなの、見ないわけないじゃん!

ゆ「どこで!?いつ!?私、絶対見に行きたい!」

ロ「そういうと思って、2枚分、チケット予約しておいたわよ。」

ゆ「やったぁ!ローラ大好きぃ!!」

ロ「ちょっ!ゆめ、危ない!」

ゆ「え?えぇぇぇ!!!」

ガシャーン。

車椅子から落っこちた。

ロ「言わんこっちゃない……。」

ゆ「えへへ…。」

花「チッ……。」

花がうるさいとこっちを睨んでくる。

とりあえず目線を車椅子に戻す。

ロ「ゆめ、1人で乗れるの?」

ゆ「うーん……。わかんない!」

ロ「どうやってここまで来たのよ!?まぁいいわ。ほら。」

ゆ「ありがとー♪」

響「桜庭、虹野、嬉しいのはわかるが、あまり騒ぐなよ?」

ゆ&ロ「はーい。」

742:せれな:2017/11/20(月) 23:46 ID:PCU

お昼休み。

いつものテーブルでいつも通りお昼ご飯を食べる。

ロ「怪我してても、食べるのね……。」

ゆ「だって、お腹空いちゃったんだもん!」

あ「まぁ、食欲があることが悪い事とは言いませんわ。」

真「でも、運動できないのに食べ過ぎたら太るよ?」

ふ、太る!?

ゆ「う、うん!大丈夫!なはず!」

明日からは少し控えよう。

ゆ「うーん。午後は何をしようかなぁ。」

真「無理はしちゃダメだからね?」

ゆ「わかってるって!」

あ「急に明るくなりましたわ……。」

ゆ「うーん。しょんぼりしてたらひめ先輩に怒られちゃうから、なるべく元気に振舞ってないと何が起きるかわからないから!」

ロ「あー……。うん。なんとなくわかった気がする。」

真「ツバサ先輩だけじゃなくて、ひめ先輩にもお仕置きタイムがあったり……?」

あ「S4は全員使えそうで怖いですわ……!」

そういうのじゃないけどね……。

みんなが食べ終わると、食器をいつもの場所に戻しに行く。

その時、本当に自然に、いつもみたいに立ち上がろうとして、私はバランスを崩してしまった。

あ「大丈夫ですの!?」

ゆ「う、うん。自分がけ……」

真「痛むなら保健室に連れて行くけど!?」

ゆ「いや、そうじゃなくて……。」

ロ「そうやっていつも無理するんだから!」

ゆ「いや、これは無理とかじゃなくて……!」

説明するのに苦労したのはこれが初めてだった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

午後の授業の間はずっとローラ達の側にいるようにした。

私はいいとして、車椅子が壊れちゃったら大変。

何回か自分で立とうとしたけど、お昼休みみたいな失敗はなく、1人でバランスを崩してるだけだった。

なんかみっともない。

そして放課後。

ゆ「ローラ!ひめ先輩とすばるくんのステージの事、もっと教えて!」

ロ「食いつきが凄いわね……。いいわよ。今回はひめ先輩のmy little heartとすばる先輩のscarlet alias steep、絶対に交わらないって言われてた2つのブランドが期間限定でコラボするのよ!」

ゆ「そうなの!?ブランドとかよくわからないけど!」

ロ「ありゃりゃ…。コラボモチーフは“大好きな君と”ってS4M4のトップが送る最高のコラボなの!」

ゆ「ローラ、嬉しそうだね……」

ロ「だって、あのひめ先輩とすばる先輩のコラボだよ!?面白いに決まってるじゃない!」

ローラが肯定した!?

ゆ「そ、そうなんだ……。」

ロ「ゆめはわかってない!こうなったら意地でもわからせてあげる!」

ゆ「えぇ………。」

なんだか長くなりそう。

そう思った。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ローラにたくさん連れ回されて、途中忘れられて、置いてかれたり。

でも、とっても楽しかった。

ロ「ゆめ、わかった!?」

ゆ「うーん。わかんないや。」

ロ「あだだ……。」

ゆ「でも、すばるくんがひめ先輩ぐらいすごいアイドルで、絶対に起こらないって言われてたような事が起きてるのはわかった!」

ロ「まぁ、それでもいいんじゃない?ゆめ、絶対驚くわよ。」

すばるくんと、ひめ先輩と、ローラと。

みんなと楽しく過ごせた時間は、とても幸せだった。

そんな幸せも、今日でおしまいだなんてその時の私は知るわけなかったけど。

743:せれな:2017/11/20(月) 23:48 ID:PCU

時系列的に次のお話は1日後なので、続きは明日投稿しますね!

誤字脱字など、指摘してくださると嬉しいです!

744:匿名さん:2017/11/20(月) 23:52 ID:nJQ

せれなちゃん凄すぎ‼

745:ハル 「なの」&:2017/11/21(火) 17:39 ID:S4U

せれなちゃん⤴⤴❗すごい❗

746:せれな:2017/11/21(火) 18:46 ID:PCU

>>744 >>745
ありがとうございます❗
凄いだなんて……Σ(・□・;)
とっても励みになります💓

747:せれな 続き:2017/11/21(火) 23:44 ID:PCU

朝。

1人星空寮で目を覚ました。

ゆ「ふぁ〜。」

今日は水曜日。

ひめ先輩とすばるくんのコラボステージまであと4日。

ゆ「よぉーし!あと4日間、頑張っちゃうぞ!」

頑張ろう。そう思った。

それとは裏腹に。

今日を境に、地獄が始まった。

748:せれな 続き:2017/11/21(火) 23:44 ID:PCU

その日のお昼休み、私は美組の子から、“アンナ先生が呼んでいる”と言われて男子寮の裏に呼び出された。

不思議には思った。

けど、“先生が呼んでる”なんて言われたら信じるに決まってる。

この前の壁が見える。

表情が渋くなる。

その瞬間、何者かに背後から口と鼻を塞がれた。

花「アンナ先生がこんな所に呼び出すわけないじゃない。」

それは、花だった。

ゆ「んんーー!」

背後に目を運んでいたせいで目の前にいるミサエに全然気付かなかった。

ミ「うるさい!」

ゆ「んんんっ!!」

ミサエは、痛んでるとわかっている右足を容赦なく蹴ってきた。

痛覚が苦しいという感情を上回り、気がつくと涙が出ていた。

車椅子に乗ってる状態だから、自由なのは手だけ。

その両手も花の手を離そうとする事に精一杯で、私はただ座っている状態だった。

サ「久しぶりね、虹野ゆめ。一時の楽しい夢は今日でおしまい。」

ミ「貴女には毎日のように悪夢を見せてあげる。」

花「誰かに縋ったって、苦しむのは貴女なんだから。」

そこで、私の意識は遠のいていった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

目がさめると、私は歌組の倉庫で縛られていた。

手は車椅子のタイヤに。足は足を置く部分に。

そして、車椅子は倉庫の柱に紐で固定されていた。

口にはガムテープが貼られていて、鼻でしか呼吸ができない。

ゆ「んんっ!」

どれだけ体をひねってもビクともしない。

けど、ひめ先輩ならきっと助けてくれる。

そう思って、私は体力を温存するために大人しくしている事にした。

749:せれな 続き:2017/11/21(火) 23:45 ID:PCU

ゆ「んん……。」

恐らく、今頃は日が暮れて、みんなは寮に帰る時間だと思う。

ここに来てから何分たったか分からない。

でも、日が暮れたのはわかる。

今日は11月末

たとえ昼間があったかくても、日が暮れると肌寒くなってくる。

星空寮は、正解に見えて失敗だった。

完全に1人で生活しているから、誰か1人でもいないと怒ってもらえる女子寮とは違い、私が帰れてなくて誰も気がつかない。

でも、夜にはひめ先輩がピアノを弾きにくるはず!

その時に、声を上げれば!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

夜になればひめ先輩が助けに来てくれる。

そんなのは勝手な妄想でしかなかった。

ローラは昨日2人で街を回った時、“最近はひめ先輩もすばる先輩も忙しそうだよね。”なんて言ってたのを思い出した。

だから、ひめ先輩が絶対にピアノを弾きにくるなんて、そんなの勝手な妄想だった。

窓は付いていない。

だから風が入ってくることもない。

それでも、この時期のこの時間帯にスカートは寒い。

そんなことを考えているうちに、私は眠りについてしまった。

750:せれな 続き:2017/11/21(火) 23:46 ID:PCU

?「……ろ!…きろ!起きろって言ってんのよ!」

ゆ「んんっ!」

痛みで目がさめる。

そこには花たち3人組がいた。

サ「せっかく親切に起こしに来てやったのに、その目はなんなのよ!」

ゆ「んっ!!」

右足は飽きた。そんな空気を出している3人は私の左腕を集中的に殴ってくる。

花「右足と左腕が使えなかったら、思い通りに動けないんじゃないかしらっ!」

ゆ「……!!」

花はヒールの部分で手のひらを蹴ってくる。

もう、反応するのが面倒になってくる……

ミ「何?声も出せないわけ?」

ん「んーっ!!」

そう言ったミサエは、私の髪の毛を引っ張った。

ミ「声が出せるのにっ!出さないなんてっ!いい度胸してるじゃないっ!」

右手で私の髪を引っ張った状態で、私の頬を往復でビンタする。

サ「こんな事になるなんて!右足からダメにしといて正解だったっ!」

ゆ「んっ……!!!」

サエコは、私が動けないと知って容赦なくお腹を蹴る。

その反動で私の体はくの字になった。

サ「こうすれば、私達は手を汚さずに済むのよっ!」

息が、出来ない……。

痛みと苦しみで、私の体は意識を落とせと言っている。

けど、気を失っても強制的に起こされるだけ。

だったら、こいつらがいなくなるまで耐えてやる。

花「なんなの、その目は?」

花がそう言うと、他2人は攻撃をやめた。

花「その目付き、とってもイライラするのよ!」

ゆ「……ッ!?」

花は本気で私の顔を殴った。

痛い。

私の神経が、麻痺するほどに痛い。

花「貴女、自分が今どんな立場にいるか分かってるの?」

ゆ「……」

花「私達、いつでも貴女を殺せるのよ?」

ゆ「!!?」

サ「ちょっと、花!」

花「黙ってて。私達が貴女を殺したら私達は退学になるでしょうね。下手したら警察沙汰かもしれない。」

そう告げる花の顔はとても嬉しそうで、

花「けどね!!貴女は私達に殺されてお終い!退学も警察沙汰もない!ただこの世界に未練を残して死んでいくだけ!」

そんなの、絶対になってなるものか!

花「好きな人に捧げるものも捧げないまま死んでいくなんて、最高じゃない!」

好きな人に、捧げるもの……?

バレンタインデーのチョコ?

クリスマスプレゼント?

ミ「こいつ、意味わかってないじゃん!」

サ「本当にバカなのね!やっぱり貴女面白いわ!」

私のことを面白がる一方で、花は違う反応をしていた。

花「呆れた。もう、私帰るわ。」

ミ「えぇー!?今からが面白いところじゃん!」

花「別に明日来ればいいでしょ?なんなら放課後でも。」

サ「たしかにぃー!花天才じゃん!」

花「と言うわけよ。じゃあね、虹野ゆめ。」

ガン。

重い扉の閉まる音がした。

その後とともに、私の意識も遠といた。

751:せれな 続き:2017/11/21(火) 23:46 ID:PCU

ここに来てからどれくらいたっただろうか。

2日?3日?

体の部位でまともに使えるのはもう、脳しか残っていない。

その脳も、空腹とストレスでダメになりそう。

腕はYの字のように縛られ変えられ、十字架に縛られているみたい。

私の体は、至る所が腫れていると思う。

ちょっとした風が吹くだけで痛みを感じる。

もう、誰にも会いたくない。

こんな姿、見られたくない。

見られるぐらいなら、あいつらに殺されたほうが……

カチャン。

鍵が開く音がする。

もうそんな時間なんだ。

今日は、もう眠っていよう。

私は、意識もなにもかもを強制的にシャットダウンさせた。

752:せれな 続き:2017/11/21(火) 23:47 ID:PCU

見方は変わってひめ先輩視点になります❗

753:せれな 続き:2017/11/21(火) 23:47 ID:PCU

す「しかし、このコラボの意味を虹野が気付くかどうかが問題だな。」

ひ「そうなのよね……。ゆめちゃん、意外と鈍感だから……、」

今日の特別ステージに向けて、最終準備を進める。

歌組に伝わる伝統。

歌組倉庫には、何かしらの贈り物がある。

だから最後にこの場所を訪れる事にした。

カチャン。

ひ「あら?」

す「どうした?」

ひ「ううん。ただ、前よりも鍵が開けやすくなったなぁって。」

す「意外とそれが贈り物だったりしてな!」

ひ「そんなわけないでしょ♪」

私とすばるくんでゆっくりと倉庫の扉を開ける。

その瞬間

ひ&す「!?」

倉庫からは、血の匂いがした。

ひ「すばるくん、電気付けて!」

す「分かってる!」

蛍光灯は、付くのに時間がかかる。

けど、数回か波を打つように光る。

その時、私は見てはいけないものを見てしまった気がした。

見覚えのある制服。

見覚えのある特徴的なグラデーション。

す「気をつけろよ白鳥、もしかしたら俺たちも襲われるかもしれない……」

電気が完全につく。

目の前には、血の染みる制服を着て、全身あざだらけのゆめちゃんが拘束されていた。

ひ「……!!」

私はその場に崩れ落ちてしまった。

髪は解かれ、頭は項垂れ、服はボロボロで、ゆめちゃんからは生気をまるで感じなかった。

ひ「そんな……!!いなくなったって言われてた日からずっとここにいたの……?」

数日前から、ゆめちゃんがいないと密かに話されていた。

でも、あんなに元気に振る舞えるんだから、問題はないと信じていた。

ひ「ゆめ……ちゃん……?」

ゆ「……」

ひ「ゆめちゃん。」

ゆ「……」

ひ「ゆめちゃん!お願い!返事をして!」

ゆ「………」

ゆめちゃんはピクリとも動かない。

す「………よ。おい……!……ろよ!起きろよゆめ!!」

すばるくんが鬼の形相でゆめちゃんに駆け寄る。

口に貼られたガムテープを剥がす。

そして、腕と足の拘束を無理やり引きちぎる。

す「なぁ、おい!返事しろよ!ゆめ!」

ゆ「………」

す「まさか……」

ゆめちゃんの顔に顔を近づけると、すばるくんの表情は一気に青ざめた。

す「息が、ない……!」

とっさに車椅子からゆめちゃん下ろすと、そのまま抱き上げ急いで2回の休憩室に運ぶ。

す「白鳥、119番だ!今すぐに!」

冷静な判断をしているすばるくんは、正直に凄い。

それでも、彼の今にも泣き出しそうな声に、私は恐怖を覚えた。

754:せれな 続き:2017/11/21(火) 23:47 ID:PCU

またまた視点が変わってすばるくん視点❗

755:せれな 続き:2017/11/21(火) 23:48 ID:PCU

休憩室。

ソファーにゆめを寝させる。

頬を触る。

まだ暖かい。

でも、心肺停止から3分以上で死亡率は50%と聞く。

応急手当は、目を覚ました後のゆめに悪い。

しかし、ここには白鳥がいる。

ならば……!

す「……体温はまだある、白鳥、胸骨圧迫と人工呼吸任せる!俺はAEDを……」

俺は、ゆめを床に下ろし、白鳥に場を任せる。

ひ「待って!そんな風に言われても全然分からない!」

す「じゃあAEDを持ってこい!ゆめは俺がなんとかしておくから!」

ひ「うんっ!」

応急手当てに必要なもの。

自らが進んで手当てをする態度。

ゆめとの人工呼吸を躊躇っている暇なんて微塵もない。

す「……少し耐えてくて……!」

ゆめの胸のわきに膝をつき、胸の上下左右真ん中に右手のひらの付け根を置く。

左手は右手の上に重ね、重ねた手の指を組む。

垂直に体重がかかるように体を起こし、胸骨圧迫を始める。

全力でゆめの胸骨を押す。

押すたびに5cmほど沈み込む。

こんなの、ドラマの撮影でもやったことがない。

しかも、やる相手がゆめだと思うと、自分が変わりたいぐらいになる。

信じたくはない。

こんな形でゆめが死ぬなんて。

ポタリ。

歯を食いしばりながら我慢していた涙が溢れ出す。

悔しい。

車椅子に乗っている彼女を見たとき、悔しさが込み上げた。

“何故、自分はなにもしてやれなかったのか。”

こんな事なら、M4にならなきゃよかった。

M4なんて立場が俺とゆめの距離を取っていたなら、今すぐにでもやめて守ってやりたい。

30回圧迫した。

そしたら次は2回の人工呼吸。

顎を引いて鼻をつまみ、ゆめに酸素を供給する。

あの時とは違う、反応のない口づけ。

あの時、ゆめの唇を奪っておいて良かったと思う。

こんな形で彼女とのファーストキスになるのは、イヤだ。

−−−ありがとう、すばるくん!

ゆめの静かに笑う表情は、そんなセリフを思い出させる。

こんなになるまで気づかずに、守ってもやれなかった。

す「くっ……、」

涙が止まらない。

声が震える。

たくさん息を吸い、吸った分ゆめに酸素を送る。

そしてまた圧迫。

30回したところでまた人工呼吸。

これの繰り返し。

たったそれだけのことなのに、手が震える。

もし、ゆめがこのまま息を吹き返さなかったら。

怖かった。

す「……遅い!」

その時、警報が鳴る。

それはAEDを取り出した時の音だ。

これで諸星先生や保健室の先生に通達が届くはず。

ゆ「………」

す「もう少し、もう少し待ってくれ!」

バタン!

引き戸を思いっきり開ける音。

ひ「すばるくん!これっ!」

す「正解だ!今すぐここに!」

圧迫をやめ、急いでAEDの準備をする。

756:せれな 続き:2017/11/21(火) 23:49 ID:PCU

す「確か……、これかっ!」

ピー、ピー、ピー

AEDの警告音と音声ガイドが鳴り始める。

『成人モードです。意識、呼吸を確認してください。』

す「意識も呼吸もねぇよ!」

当たっても意味がないのに、つい声を荒げてしまう。

『胸を裸にして、AEDの蓋から、四角い袋を取り出してください。』

す「白鳥!この袋開けておけ!」

ひ「わかった…!」

指示の通り、ゆめの服を脱がす。

ひ「はいっ!」

す「次!!」

『パッドを青いシートから剥がして、図のように、右胸と左脇に貼ってください。』

私はまだ子供だ。

そう告げるかのようにブラジャーもつけていない右胸と左脇にパッドを貼り付ける。

『パッドを青いシートから剥がして、図のように、右胸と左脇に貼ってください。』

AEDの音声ガイドは、冷酷にも俺を煽る。

す「わかってる!ちょっと黙ってろ!」

『パッドを青いsh、“体に触らないでください。”』

今まで鳴っていた警告音が途切れる。

もしそれが死を意味するなら。

そう思うと余計に焦る。

す「これで、いいのか?」

『心電図を調べています。体に触らないで下さい。』

心電図を調べる

無音の時間が続く。

そんな無駄な時間にも余計に焦る。

涙かも汗かもわからない何かが垂れる。

ピー、ピー、ピー、

その時、あの警告音がまた鳴り始める。

『電気ショックが必要です。充電しています。』

ピー、ピー。

無慈悲な警告音が続く。

しかし、とうとう最終段階まできた。

『体から離れて下さい。』

プーともブーとも言えないような、警告音ではないサイレンのような音が警告音と共になる。

『点滅ボタンをしっかりと押してください。』

AEDのカミナリが描かれたボタンが点滅する。

そのボタンを、迷わず押す。

その瞬間、ゆめの華奢な体は跳ね上がった。

しかし、無反応。

息を吹き返す事はない

ひ「………!!」

ピー、ピー、ピー

『電気ショックを行いました。体に触っても大丈夫です。直ちに胸骨圧迫と人工呼吸を始めてください。』

す「くそっ、ダメか!」

胸骨圧迫を続ける。

そんな時、救急車のサイレンの音が学園内に響く。

す「白鳥、救急隊を今すぐここに連れて来い!」

ひ「はい!」

駆け出す白鳥の姿には焦りと不安が重なっていた。

大丈夫なはずだ。

そう信じる事でいっぱいいっぱいだった

757:せれな 続き:2017/11/21(火) 23:50 ID:PCU

視点変化の報告なしでいきます!

わからなかったら聞いてください!

758:せれな 続き:2017/11/21(火) 23:50 ID:PCU

はっきりは覚えていない。

けれど、これだけは覚えている。

誰かが、必死に私の命を蘇生させようと必死に頑張ってくれた。

誰かが、私の為に人を連れて来て、私は救急車まで短時間で運ばれた。

誰かが、救急車を運ばれる私を見て、ずっと涙をこぼしていた。

その誰かたちは、私が救急車に入るまで、ずっとずっと一緒にいてくれた。

「………ありがとう。」

759:せれな 続き:2017/11/21(火) 23:51 ID:PCU

ゲネプロ、本番の間はアイドルとして、お互いに倉庫での出来事は忘れていよう。

そう誓っていた。

本番が終わり、ステージ後の記者会見は予定の半分の時間で切り上げて病院へ向かった。

私達が着く頃には治療は終わっていた。

全身殴打、栄養失調、脳震盪、脱水症状。

他にも診察された病は、どれもこれもいじめのせいだった。

ゆめちゃんは病衣を纏った状態で病室で眠ったまま。

病室にはローラちゃんや真昼ちゃん達も。

諸星学園長はゆめちゃんの保護者と話している。

ゆめちゃんは四つ星学園をやめちゃうと思う。

私は直感でそう思った。

病院の先生曰く、『あと数分発見が、応急手当が遅かったら本当に死んでいた。

もし、あの時すばるくんが冷静さを失っていたら。

あの時、何もできなかった私が、ただただ嫌になる。

ロ「ひめ先輩……!」

ひ「ローラちゃん……。」

ローラちゃんはもう耐えられないと言わんばかりに私に抱きついて号泣していた。

ロ「ゆめを、ゆめを見つけてくれて、本当にありがとうございます……!」

違う。

私は感謝される人間じゃない。

ましてや、何もできなかった。

悔しい。

こんなの、憧れられる存在じゃない。

その時、ゆめちゃんの保護者と諸星学園長がやってきた。

ゆめパパ(以下、虹野大なので大)「ゆめっ!」

ゆめママ(同じく、景子なので景)「ゆめちゃんは!?」

ナース(以下ナ)「先程から脈は安定し始めて来ているのですが、意識は一向に戻りません……。」

景「そんな……!」

大「なぁ、あんた!あんたはこの事の重大さを本当にわかっているのか!?」

諸「もちろんです。」

大「だったら1つや2つ、ゆめの心配をしたらどうなんだ!」

諸「私も私なにり心配しているつもりです。」

大「ふざけるな!生徒の心配もできない学園なんかに、ゆめを通わせた私がバカだった!」

諸「………」

大「ゆめは残りたいと言うだろう。だが、そんな事は認めない!ゆめは今日付けで退学だ!」

ロ「そんなっ…!」

真「……。」

あ「分かってはいましたけど、やはりそうなってしまうのですね……。」

ピー。ピー。

機械の音が響く中。

この日、この瞬間。

四つ星学園創立以来、初めての退学者が生まれた瞬間だった。

760:せれな:2017/11/21(火) 23:53 ID:PCU

ゲネプロ=最終通し稽古って思ってください!

761:せれな:2017/11/21(火) 23:54 ID:PCU

次のお話は書き終われば明日投稿します🙇

誤字脱字の指摘してくださると嬉しいです❗

762:ハル 「なの」&:2017/11/22(水) 16:42 ID:S4U

ウワァーヘ(゜ο°;)ノ

763:ハル 「なの」&:2017/11/22(水) 16:42 ID:S4U

すごい⤴⤴❗楽しみ❗

764:リアクター:2017/11/22(水) 16:47 ID:aHg

せれなさんすごいです。私の駄文を見てて、悲しくなります。もし、よかったら、リレー小説をしてみませんか?

765:ハル 「なの」&:2017/11/22(水) 17:14 ID:S4U

おぉ🎵二人の、リレー小説、みたい❗

766:ハル 「なの」&:2017/11/22(水) 17:14 ID:S4U

二人ともがんばって❗

767:ハル 「なの」&:2017/11/22(水) 17:14 ID:S4U

ネ❗

768:匿名さん:2017/11/22(水) 17:55 ID:nJQ

続きが気になる🎶

769:せれな:2017/11/22(水) 18:19 ID:PCU

ハルさん、愛花さん!

続きなんだけど、その、ごめんなさい……🙇
今日投稿できそうになさそうだから、お休みの明日頑張って書いて絶対投稿するからもう少しだけ待って欲しいです……。

リアクターさん!

そんな、駄文だなんて!
私なんか表現方法が1パターンしかなくて、しかも回りくどい言い回ししかできないからリアクターさんの簡潔な説明とセリフだけで成り立つお話とっても勉強になる❗

>リレー小説をしてみませんか?

私なんかでよかったら絶対やる!┏○)) お願いしまーーーーーす!

selena.aikatsustars@tensi.org
↑ここにメールしてくれれば多分いつでも見るからそこで一緒にお話考えよ💗

770:匿名さん:2017/11/22(水) 18:33 ID:nJQ

全然だいじょうぶだよ😃

771:せれな:2017/11/22(水) 22:26 ID:PCU

リレー小説の事調べてるだけで胸のワクワクが止まらない!
初めての試みだけど、上手にできるといいな!

772:☆°☆スズ☆°☆:2017/11/23(木) 01:00 ID:Agk

せれなさん、すごい、感動…

773:まり◆Aw:2017/11/23(木) 01:11 ID:nX.

リレー楽しそうだな

774:リアクター:2017/11/23(木) 06:54 ID:aHg

せれなさん、ありがとうございます!!実はメールとかラインは親に管理されてて、ここで、お話出来ると嬉しいです。
せれなさんの足を引っ張る事がないように、頑張ります。
あと、長編と短編どちらにしますか?私は、長編が((RY
こんな、駄文制作者ですが、よろしくです!

775:リアクター:2017/11/23(木) 06:56 ID:aHg

小説なのですが、明日投稿したいと、思います。すいません。

776:せれな:2017/11/23(木) 07:33 ID:PCU

駄文なんて言ったらダメだよ!
ノーモアネガティブ!一緒に楽しもう!
お話の構成も、あんまり思いつかないから最初はリアクターさんにお任せしますっ(っ╹◡╹)っ

777:せれな:2017/11/23(木) 07:33 ID:PCU

私は今日のお昼頃続き投稿できそうです!

もうしばらくお待ちを………!

778:ハル 「なの」&:2017/11/23(木) 09:39 ID:S4U

がんばってせれなちゃん❗

779:ハル 「なの」&:2017/11/23(木) 09:39 ID:S4U

あと、おはよ🎵

780:匿名さん:2017/11/23(木) 10:40 ID:nJQ

せれなちゃんとリアクターさんも頑張ってね✌🏻

781:リアクター:2017/11/23(木) 14:08 ID:aHg

学校終わったので、小説投稿します。せれなさん、内容はどうしましょう?シリアス系とファンタジー系どちらにしますか?

782:せれな:2017/11/23(木) 14:51 ID:PCU

祝日に学校……( ;∀;)
リアクターさんお疲れ様です(`_´)ゞ
私はお話を続けるのは好きだけど、始めるのは苦手だから、リアクターさんにお任せしたいです❗

欲を言えばシリアスばっかり書いてるから、楽しい方がいいかも……?

783:リアクター:2017/11/23(木) 15:18 ID:aHg

了解です。2名ほどオリキャラ出したいと思います。

784:リアクター:2017/11/23(木) 15:42 ID:aHg

プロローグ
ある王国では、歌、舞、劇、美の4つの町から、4人の賢者を決める。しかし、歌が強力な力をもったため、潰されることを恐れた3人の賢者は、歌を滅ぼした。今、生き残っている歌の人々は、(忌み子)として恐れられている。ここに新たなる4人の賢者が生まれる。

785:リアクター:2017/11/23(木) 15:44 ID:aHg

上のリレー小説です。すいません。

786:ハル 「なの」&:2017/11/23(木) 16:16 ID:S4U

おぉ🎵楽しみ❗

787:ハル 「なの」&:2017/11/23(木) 16:16 ID:S4U

あと、ただいま❗

788:せれな:2017/11/23(木) 16:20 ID:PCU

こめんね、リアクターさん……。

すっごいシリアスで、オリキャラが出てくる隙がなくなっちゃったかもしれない。・゜・(ノД`)・゜・。

なるべく変えてみるけど、オリキャラはなくなっちゃうかもしれない……

本当にごめんなさい!!🙇🙇🙇

789:リアクター:2017/11/23(木) 16:55 ID:aHg

大丈夫です!せれなさん、続きよろしくです
異能力とか入れてみるのもありですかね?最後すばゆめになれば0Kです!

790:せれな:2017/11/23(木) 17:04 ID:8bE

異能力……。そういうのはわかんないから任せるね!
あと、すばるくんとは最初から家族って設定じゃダメかな?

791:まり◆Aw:2017/11/23(木) 17:04 ID:nX.

おっすげぇ

792:リアクター:2017/11/23(木) 17:30 ID:aHg

家族おもしろそう!大丈夫です。異能力考えたので次かきますね。

793:リアクター リレーでござる:2017/11/23(木) 17:46 ID:aHg

歌の民 歌い方や歌詞で人の性格が分かる。歌の民の歌は、人を惑わすので他の民の前で歌ってはいけない。
舞の民 踊ると風を起こしたり、真実を見抜くことができる。
劇の民 相手の目を見るとその人の感情が分かる。
美の民 相手の考えていることや予知することができる

794:リアクター リレーでござる:2017/11/23(木) 17:47 ID:aHg

せれなさん、よろしくです!

795:せれな 頑張ります!:2017/11/23(木) 18:07 ID:PCU

りょーかい!
だいぶ長くなっちゃったから分割して載せるね!
あと、ちょっとお話がずれちゃうかもしれないから、そこは訂正よろしく!

796:せれな:2017/11/23(木) 18:07 ID:PCU

注意、まだ序章

797:せれな:2017/11/23(木) 18:08 ID:PCU

あれは何年前だろうか。

自身を楽しませる4つの遊戯として、神は地上に歌、舞、劇、美を授けた。

そして、猿人、原人、旧人、新人と4つの要素は現代まで引き継がれた。

しかし、進化の過程で人類が持てる要素は1つになってしまう。

そこで、人類は4人の賢者を決め、4人で神を楽しませる事にした。

かつては世界中からさまざまな国が賢者を生み出そうと必死だった。

だが、賢者を生み出せない国は謎の滅びを迎える。

今もなお続く人類史。

その中で残るのは四つ星王国のみになってしまった。

しかし、その人類史も終わりを告げようとしていた。

無数に咲き誇る花の街は、他の村よりも強大な力を手に入れ、バランスは崩れてしまう。

歌に支配させた世界を恐れた他の3賢者は、それぞれの力を合わせ、雪乃ホタル率いる歌の街を滅ぼしてしまった。

生き残った歌の人類は、忌み子と呼ばれ、恐れられていた。

世界に平和が戻ったと思ったのはひと時。

歌を滅ぼしてしまったせいで神は不満を持ち、当時の賢者に25年の猶予を与え、歌の復活を命じた。

だが、それは実行されることもなく、今年で25年が経とうとしていた。

つまり、3賢者は共に死を選んだのだ。

798:せれな:2017/11/23(木) 18:08 ID:PCU

夜「ごめんね、真昼。出来れば最後の賢者に貴女を選びたくなかった。」

真「いいってお姉ちゃん。兄さんがなるより断然マシだから。」

朝「そんなにはっきり言わないでほしいな!」

月がどこよりも美しく見えると言われている美の街。

そこで、最後の賢者が、密かに命名された。

香澄真昼

几帳面で、綺麗好き。

誰よりも正義感のあるその少女は、実の兄である香澄朝日を越す実力を持っており、遂には賢者に命名された。

夜「賢者が一年制じゃないなら、私がずっとやっていたのに……。」

真「いいのお姉ちゃん。それに、私は最後の賢者になれた事、誇りに思ってるの。お姉ちゃんは悪くない。悪いのはご先祖様。だから、気にしないで?」

お姉ちゃんが苦しまなくていい世界にするから。

それが、香澄夜空の持った、最初で最後の願いだった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

翼「任命する!次期賢者は、早乙女あこ!」

あ「はいっ!」

世界の全ての鳥が集まると言われる劇の街。

そこでは賢者戦と言うものが行われ、毎年実力のあるものが賢者となっていた。

翼「早乙女は、過去最高の実力を持っていた。もしかしたら、私を凌ぐかもしれない。だから、私は彼女に時期賢者を任命する!」

“おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!”

奏「そう簡単に、賢者にはなれない、か……。」

早乙女あこ

何事にも忠実な彼女は、自分が最後の賢者だと言う事を知っていた。

劇の街では、今年で世界が滅びる事を知らせていない。

しかし、彼女の情報網は壮大。

美の街を通し、この事実を聞き入れていたのだ。

本来、他の街との交渉は禁忌とされている。

そうする事で、歌の街がなくなった事がバレてしまう。

3賢者は、なるべくその事実を悟られないようにしていたのだった。

あ「早乙女あこ、例えこの身が滅びようとも、この賢者の務め、引き受けさせていただきますわ!」

ここに、劇の賢者が誕生した。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

柚「最後まで踊り切ったのは、ハルカ☆ルカ!」

ハ「じゃあ!次の賢者は!」

柚「ルカっちに任せるぞ!」

ハ「やったー!ハルカハッピーハッピー!」

心地の良いそよ風香る舞の街。

ここでは、先代賢者と最後まで踊り続ける事が出来たものが次期賢者となる。

ハ「ハルカ、みんなのために賢者として頑張っちゃうぞー!ファイテンファイテン!」

そう言うが、他のものは踊り疲れ、誰も聞いていない。

舞の街は至って自由気ままな街。

24代前の賢者でさえ、世界が滅びる事を3日で忘れてしまったのだ。

なんという鳥あた……、忘れっぽい街なのだろうか。

だが、この街では確実に指名は果たされている。

望「いくらなんでも、厳しすぎる……ガクリ。」

神を喜ばせる事。

それを自分が楽しむという形でこなしてしまっている。

なんと自由な街だろうか。

思わず神も目をそらすほどである。

799:せれな:2017/11/23(木) 18:08 ID:PCU

かつては花が咲き誇った歌の街。

今は道はコンクリートで舗装され、花が咲く事はない。

ひ「ゆめ、そろそろ起きて!」

ゆ「んん……、お姉ちゃんうるさい……。」

夜は美に、風は舞に、鳥は劇に奪われた世界には、夜がなく、常に日が昇っている。

ひ「すばる!ゆめが全然起きないんだけどー!」

ゆ「お兄ちゃんは呼ばなくていい!」

虹野家

雪乃ホタルが与えた偽名にして、残した最後の血筋。

歌の街には、沢山の人々が今もなお暮らしている。

しかし、雪乃の姓を持つものは“滅びの原因”として避けられているの。

一見すると可哀想な家庭でしょ?

けど、実はとても幸せな家庭です。

お父さんもお母さんも妹を産んで死んじゃった。

お兄ちゃんお姉ちゃんは双子で、街の中でも優れた力をもつすばるとひめ。

2人は私の憧れで、とっても凄い人なんだよ!

妹には自然と話すことのできる力を持つアリア。

アリアの周りには、もう咲くことのないっで言われてたお花が沢山咲いて、みんなからは神様って崇められている。

そして、私、虹野家で唯一無個性な虹野ゆめ!

たまに不思議な力が使えるんだけど、それを使うと一日中寝込んじゃって……。

これは、私が世界を救うまでのお話。

汗かきベソかき進む、真っ直ぐな少女のお話。

800:せれな:2017/11/23(木) 18:10 ID:PCU

なんかグダグダ。

本当にごめんなさい🙇🙇

設定を付け足すなら、

桜庭家
もし24年前、雪乃ホタルが賢者にならなければ桜庭の血筋が賢者として平和を守っていて、襲来から賢者のシステムを剥奪されるまでの数ヶ月だけ賢者として務めたことのある家系。

雪乃ホタルが賢者になる前まではフォルテ家と桜庭家で新代賢者争いをするほど凄い家。
けど、フォルテ家は3賢者襲来の時に滅びてしまったが、最後の末裔、エルザフォルテは桜庭家に“かつての旧友”という形で生き残っている。
桜庭家の娘、ローラはどうしてか街で無個性と馬鹿にされるゆめに不思議な魅力を感じる。

七倉小春
父と母を幼くして失い、1人で死にかけていたところ、夜空に助けられる。
それから香澄家に召使として使える。
真昼とは同い年で、昔から仲がいい。

騎咲レイ
美の街で香澄夜空のライバルとして名を馳せた少女。
めちゃくちゃ美への追求が凄いけど、追求するたび何故が男っぽくなる。
その男らしさを兄に求めてるのが真昼

花園きらら
舞の国で羊と共に暮らしいてる。
早乙女あことは裏でライバル関係にあったりする。
実はあこの欠けた賢者の力を所有してるのもきらら。

賢者は一年制。
2年続けて同じ人物がなるのは禁止。

賢者には何かしら特別な力が神から伝授される。

側から見ると賢者の位の伝授は適当(舞のせい)に見えるようで、実はめちゃくちゃ神聖で、ちゃんとやらないと死ぬかもしれない……?

実はゆめが賢者の力を持っていて、作中で言ってた不思議な力は賢者として認められる前に使った(=未来の自分の力の前借りをした)からその代償として体調が悪くなる。
リミットもあって、使い切ると命が危ない。

みたいな感じがいいな!

最後には4人で世界を救っちゃうファンタージストーリーっていうのを作ってみた感じです


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