カノキド小説+@ 2〜!!

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧
996:ノラネコ nora:2017/01/22(日) 16:37 ID:S32

もうすぐ1000いくね…

短めですが!

僕らは、大学生だ。
今、僕の隣の席に、キドがいる。
キドの呟きを、僕は聞いた。
聞きのがしそうな程、小さかった。
聞きのがしそうな程、弱々しかった。
「可愛げ…ないな…私…」
どこか、遠くを見る視線は…寂しくみえた。

ねぇ?

『キド。』

『十分キドはかわいいよ?』

『ねぇ…』

『僕はキドが好きだよ。』

「なんて…言えたら…なぁ…」
僕の声は、窓からふく風に…
かき消された。
変わりに、別のことを言う。
「夏の…匂いがするね」
「懐かしいね…あの日々を、思い出す」


エナ:2017/01/24(火) 08:54 ID:Ycs [返信]

>>996.ぁぁぁぁぁぁノラネコさん来てたぁぁぁ!!!?
キドさんまじ可愛いカノも可愛い‼

続いてやんよ⬅⬅⬅
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「つぼみ、終わって早々申し訳無いが、ちょっと来てくれ」

発表会終了後、着替え終ったときにお姉ちゃんに舞台裏に呼び出される。
頷いてそのまま付いていくとロミオが、否、ロミオ役の鹿野修哉がいた。

「じゃ、私はこれで」

お姉ちゃんがそそくさに戻っていく。
え、ちょ、ま、何?・・・・・行くか。

「何の用だ?」
「木戸さん」

鹿野は一つ、深呼吸して言った。

「あの、ね、僕・・・・」
━━━━━━━━━━━━━━━━
彼の言葉に目を丸くした。
口元を両手で抑え、声を抑える。
あ、あぁ、と掠れた声が何故かでて、目に涙が浮かぶ。
彼に抱き付いて耳元でそっと囁いた。
彼に言われて、ちょっとだけど、気付いた事を。

「大好き、私のロミオ」





『ずっと、僕だけのジュリエットでいてください。僕は君が好きです・・・!』
━━━━━━━━━━━━━━━━
帰りの車の中、私はカノと手を繋いで話していた。

「つ、つまり、あの時から好きだったの?」
「そうだよ。好きだった」

顔を紅くしてカノが答える。そういう表情って可愛い。
キュと手を強く握った。カノは握り返してくる。

「離れたりしないでよ。僕のジュリエット」
「そっちこそ、早とちりで死んだりしないでよ、ロミオ」

お互いの耳元でそっと囁いた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ロミオとジュリエットは結ばれたね。
手を繋いでいる小さな二人を鏡越しに見て思う。
やっぱりボクは二人を結ばせるモノの一つで、ボクはジュリエットを一人占めできない。
翡翠の髪の我が妹ジュリエット、お前はロミオと一緒に居な。
もしかしたらボクはディボルトにも慣れないかもね。
まあ、良いか。妹が幸せなら。

「ハッピーエンドなら、構わないよ」

後部座席で眠る愛しいつぼみと、その王子を見て呟いた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
やっと終った。やっと終った。やっと⬅何回言うんだ。
みんな多分3だね。まあ、良いか。


全部 <前100 次100> キーワード