もう少し早く...

1: Rain 毎日更新は無理:2018/06/02(土) 14:59

目覚ましより早く起きて、憂鬱な朝を迎える。
中学生最後の年、私は不登校からそろそろ卒業して 普通の生活を送ろうと
頑張っている最中だった。

「頑張ってんのかな、これで」

誰に言うでもない言葉を吐き出し 玄関の扉を閉める。
歩いて四十分ほどの道を 一人で歩くのも もう慣れた。

教室に入っておはよー、と挨拶を交わす中 隣の男子は眠そうにこちらを見て
また机に顔を伏せた。
名前は確か、幸紀<ゆき>と言うはず。

「幸紀君、おはよう」

やっぱり頷くだけで、返事はくれない。
まぁ、仕方ないか。と思い、別の男子の所へ行く。

その幸紀があんな存在になるとは知らずに。

4: Rain Twitterもやってる:2018/06/10(日) 21:35

休み時間、幸紀君とは別の男子 小学校の頃から仲が良い 緋乃<ヒノ>と話している。
緋乃はずっと遊んでいたし、不登校になっても私と友達でいてくれた。

「そう言えばさ、雨音はさ。幸紀と仲良いの?」
「そーだな...去年はクラス一緒だったけど、去年話した記憶無い」

去年も、一応クラス自体は一緒だった。
でも、隣の席になったこともないし 話しかけることもしなかった。
それは同時に 私が友達面で苦労していないから。

去年のクラスには 保育園の時から傍に居る 幼馴染みがいたのだ。
だから、困ったときもその二人に頼めばその場をやり過ごせた。
私は、二人に依存してたし 離れることが出来ずに二年までいたから
三年になって 二人の居ないクラスに驚きを隠せず 不安だけが募ったままきていたんだ。

「雨音?大丈夫?」
「あー...ごめん、大丈夫。でも、本当に今年始めて話しかけたんだよ
  数学の教え方、めっちゃ上手くてさー...」

何処かで、同じ様に優しく教えてもらったような。
そんな気がしてならないのは、もう少し後で分かること。

5: Rain Twitterもやってる:2018/06/10(日) 21:35

休み時間、幸紀君とは別の男子 小学校の頃から仲が良い 緋乃<ヒノ>と話している。
緋乃はずっと遊んでいたし、不登校になっても私と友達でいてくれた。

「そう言えばさ、雨音はさ。幸紀と仲良いの?」
「そーだな...去年はクラス一緒だったけど、去年話した記憶無い」

去年も、一応クラス自体は一緒だった。
でも、隣の席になったこともないし 話しかけることもしなかった。
それは同時に 私が友達面で苦労していないから。

去年のクラスには 保育園の時から傍に居る 幼馴染みがいたのだ。
だから、困ったときもその二人に頼めばその場をやり過ごせた。
私は、二人に依存してたし 離れることが出来ずに二年までいたから
三年になって 二人の居ないクラスに驚きを隠せず 不安だけが募ったままきていたんだ。

「雨音?大丈夫?」
「あー...ごめん、大丈夫。でも、本当に今年始めて話しかけたんだよ
  数学の教え方、めっちゃ上手くてさー...」

何処かで、同じ様に優しく教えてもらったような。
そんな気がしてならないのは、もう少し後で分かること。

6: Rain 梅雨入り:2018/06/16(土) 13:43

※先にお知らせをします。
 同じ文を投稿してしまい、申し訳ありませんでした。
 Vitaから投稿をする時に、不具合があったようです。
 今後もある可能性がありますが、それでも良いという方のみ引き続きお楽しみください。

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てんさいの毎日

1: Rika◆2c のせしおゆみ:2018/05/23(水) 00:10

人目を惹く派手な容姿、それに相応しない頭脳。
彼女はそれを持っていた。

「私、頭にはちょっと自信あるんだよねー」

なんて彼女は言っているが、12歳の知識は遥かに超えている。
本人的は、自分の頭脳を都合が良いとも悪いとも思っているらしいが。

「―――――がさ」

「志麻、それウケるー」

そんな並外れた存在を放っている彼女も、周りの“凡人”を心の中で見下しつつも普通の女子小学生らしく生活をしている。
しかし、天才が完璧に周りと同化することは不可能であり……

―――――志麻ちゃんの言ってることって、分かんなーい。

―――――志麻って、よく分からないよね。

なんて言葉を聞くこともしばしば。
志麻的には理解できる言葉で説明したつもりらしいが、相手は理解してくれない。
天才故に、そのような事に苛立ちを覚えることもあるのだ。


志麻の思う“普通”に話していると、目の前で男子と女子が「足踏んだか踏まなかったか」という足を踏まれてもスルーする志麻にとってはどうでもいい理由で喧嘩を始めた。

「……ふふー」

そんな“普通じゃない”彼女だからこそ、今、目の前で仲間達が喧嘩をしているのを見て楽しんでいる。
……人間の心情の変化は、彼女にとって計算式のように予測できるものでもなく、見ている分には楽しいらしいのだ。



これは、こんな風に喧嘩が勃発するクラスと、それを見て楽しむ天才の物語―――――――――

14: Rika◆ck:2018/08/03(金) 17:13

「ふわぁぁ……」

 翌朝、志麻はいつも通りホームルームギリギリの時間に教室に入ってくる。
 夜更かししていたからか、かなり眠そうだ。

「志麻、また夜更かし?」

「うん。夜中の12時までスマホいじっててさー」

 椿の問いかけに、志麻は嘘を交えながら答えた。
 実際は、母親に深夜までの勉強を強要させられたのが原因であるが。

「もー、ちゃんと寝なよ?」

 椿は少し怒ったような表情で言う。

「善処しまーす」

 それに対し、志麻はやる気のなさそうな顔で答えた。
 ……その表情の裏では、「勉強させられてるからそんなの無理なんだけどねー」と考えていたのだが。

そんな志麻の様子に、椿は呆れたような顔をしてため息をつく。「ああ、言っても意味が無いだろな」と。

「おはよう!」

 その時、教室の扉が開いて藤吉が入ってくる。
 藤吉の挨拶に対し、児童達は「おはよーございまーす……」と活気のない挨拶を返した。

「はは……もうちょっと元気のある挨拶を返して欲しいかな」

 藤吉は児童達の顔を見ながら苦笑いをした。
 そろそろ暑くなってくる時期。児童達のやる気がなくなるのは分かるが、こうもやる気がないと藤吉の方も気分が落ちる。

「じゃあ、そろそろホームルームを始めます。……大葉さん、早くランドセル置いてきて」

「はいはーい」

 さっき来たばっかりの志麻は、まだランドセルから教科書を全部出していなかった。
 志麻は、藤吉に注意されてようやく教科書を机の引き出しの中に入れる。
 そして、ランドセルを後ろの棚の中に押し込んだ。

「気を取り直して、ホームルームを始めます」



「――――はい、ホームルーム終わり。休憩と言いたいところですが、ちょっと先生から話があります」

「えー、なにー?」

「誰かやらかした?」

 出席確認を終えて、藤吉が言う。
 こういう時は大抵誰かが悪いことをした時である。児童達は何となく察しがついてるらしく、教室がざわざわとしだした。

「……うん、まあやらかしてるね。森さん、ちょっと来て」

「はい……」

 森と呼ばれた児童は、立ち上がって藤吉の所へ歩いていく。

「うわ、上靴めっちゃ汚れてるじゃん」

「かわいそ……」

 そう、彼女が履いている上靴には泥がこびりついており、かなり酷い状態であったのだ。

「誰か、心当たりはないか?」

 教室はシーンと静まり返る。
 本当にこの教室に犯人はいないか。もしくは、犯人がいるのにも関わらず、名乗り出ないか。

「……いるんだろ」

 その時、祐樹が呟いた。
 大きい声ではなかったが、シーンとした教室に入ってくる。十分響くものだったので、クラス中の視線が祐樹に集中する。

「俺たちさ、最悪のクラスって呼ばれてんじゃん。んで、その通りだろ。そんなクラスの奴がこんな目に逢うってことは、俺たちしか犯人いなくね?」

 実際のところ、祐樹の主張は間違ってはいなかった。
 喧嘩が勃発するこのクラス。それから、陰湿さも他のクラスと比べて圧倒的。

「ね、先生。1、2時間目の学活、犯人探しにしない?」

 誰も喋れずにいると、庵が藤吉にそう提案した。

「……ああ。予定もなかったし、いいよ」

 このまま犯人が見つからないのも胸糞悪い。藤吉はそう思い、その提案を受け入れた。

「だってさ。皆、学級会の体形にして」
... 続きを読む

15: Rika◆ck:2018/08/09(木) 22:36

「誰か目撃者いる? いたら手あげてくれない?」

 話し合い開始。
 庵が尋ねたが、手を上げる者はいなかった。

「見てもないのー?」

「あっ、あの……」

 話し合いを次の段階に移そうとした時、ある女子がおずおずと手をあげる。

「渚、どうしたの?」

 渚と呼ばれたその女子は、迷ったような表情をしていた。きっと、犯人を見つけてしまって言いにくいのだろう。
 しかし、そんな表情は突然すっと消えて……

「今日の朝、健人が森さんの靴箱から上履きを取ってました」

「はっ、はぁ!?」

 健人と呼ばれた男子は信じられないといったような表情をしながら渚を見た。
 健人の視線の先にいる渚の表情は、まるで誰にも読めないほどの無表情であった。

「……詳しく、説明しろ」

「それから、健人は森さんの上履きをゴミ箱の中に入れました」

 渚の言葉を聞いて、クラス中の自動は一斉に健人を睨む。
 健人は何が起きてるのか分からない、そんな焦ったような表情をしていた。

―――その時、退屈そうに足をブラブラさせていた志麻の口角が吊り上がる。



「ねえ、渚。朝の時間、外にいないといけないんじゃなかったっけ?」

16: Rika◆ck:2018/08/14(火) 23:28

「確か、今日花壇の手入れ当番だったよね〜。それで健人が上履きを“校内にある”ゴミ箱に入れるとこ見たんだ?」

 ニヤニヤした表情のまま志麻が続ける。

「いや、えっと、その……そうそう! 花壇の当番終わって教室に帰ってくる時に見たよ!」

 渚は焦って咄嗟に嘘をついた。
 だが、その動揺の仕方を見れば、本当のことではないことも容易に想像出来る。

「ふーん……その時間は?」

 志麻は敢えて渚の怪しい態度には何も言わず、代わりに尋ねる。これも矛盾点を出すための作戦だ。

「え、えっと……8時20分」

 渚が答えた瞬間、志麻の口角がまた吊り上がった。志麻の両隣に座っていた児童はその姿に違和感を覚え、身を震わせる。

「8時20分、ねえ」

 志麻は席を立った。視線が志麻に集中する。しかし、彼女はそのことを全く気にも留めず、渚の元へと歩き出す。

「それ、私が教室に入った時間だね。……あれ、その時健人教室に居たよ〜? あ、あと……」

 歩きながらそう言う志麻はそこで言葉を区切る。
 それから、やがて渚の元へとたどり着き、彼女の耳元に形のいい唇を寄せた。
 渚の顔は矛盾点を述べられたショックと恐怖により真っ青になった。

「……アンタもね」

 志麻が囁いた瞬間、教室の空気が重くなる。
 それこそ、その場にいた誰もが口を開けないほどに―――――

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毎日に飽き飽きしていた

1: ◆s6:2017/08/26(土) 13:40


つまらない平凡な毎日が、吉か凶か変わってしまった。>>2

2: ◆s6:2017/08/26(土) 13:41


きっと失踪します、更新さぼります、コメントもらえるとうれしいです

3: ◆s6:2017/08/26(土) 13:45


(今書いてる小説と展開同じになりそうです)
荒らし、成り済まし厳禁です

4: ◆s6:2017/08/26(土) 17:30



「…暑い、」

そんな言葉が似合うような陽射しを浴びながら、塾の帰り道をノロノロと歩いて行く。
揺ら揺らと揺れる陽炎を見ていると、クラクラして今にも倒れてしまいそうだ。
昨日迄の大雨が信じられない位にカラッとよく晴れていた。所々にある大きな水溜が、昨日迄の大雨の唯一の証拠だった。
水溜は青い空を、点々と浮かぶ雲を、眩しい太陽の光を、まるで鏡のように映し出していた。

勉強ばかりの毎日に飽き飽きしていた私には、水溜が映し出す空がとても美しく見えた。水溜の中の世界はさぞかし素敵なものなのだろうとも思えた。

何を血迷ったか、暑さで如何にかなってしまったのだろうか、私は足元にあった水溜に意味も無く足を入れた。

先週買ったばかりのパンプスが、じわりじわりと汚れた水で濡れて行く。こんな事しなきゃよかった、と後悔した瞬間に、

「…え、」

私は水溜に沈んでいった。あんなに浅かった水溜が突然に海のように深くなり、足を取られたのだった。自然のままに身を任せた。水の中の筈なのに不思議と息は苦しくなかった。

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複雑な気持ちで毎日を過ごしていた

1: ◆s6:2017/08/23(水) 19:16


きっと失踪します

4: ◆s6:2017/08/23(水) 20:52


アドバイスや疑問点、感想などあったら是非とも教えていただければと思います

5: ◆s6:2017/08/26(土) 12:12



「ね、詩織さ…いつもと違うよね。何かあったの?教えて?」

心配そうに私の顔をジッと見つめている為、心配させてしまったのかなと思いながら私は答える。

「本当にどうでもいいような話なのかもしれないけど、何か…懐かしいんだ、この風景が」

懐かしい…?、と不思議そうに考え込みながら、茉里はミニトマトを頬張っている。

「気にしなくていいよ、私のことだから、どうでもいいって」

「ふーん…あ、一緒に夏祭りに行かない?ほら、これがチラシ。どう?私と詩織で行った事無いでしょ、だからさ」

夏祭り__?
あの日の事は鮮明に覚えている。
浴衣を着て、あの場所で茉里と待ち合わせして、花火を見て。
「夏祭り…え、茉里と行った事あったよね?」

「え、私が詩織と初めて出会ったのって今年の4月だよ?この高校に入ってから出会ったんだしさ」

「…あ、私の勘違いかな…ごめんね」

チラシを鞄に無理矢理入れ、ごめんねと苦笑いをし、「夏祭りの件考えとくね」と言い残し鞄を持って教室を出る。

《嗚呼、此処はやっぱり「本当の私」の過去の世界なんだ__》

今迄ずっと考えてきた事の答が、やっと出す事が出来たのだ。
どうせ此処は過去の世界。学校の途中で帰ったって問題は無いだろう。何故なら「本当の私」が生活しているはずの世界に、戻ればいいだけなのだから。

6: ◆s6:2017/08/26(土) 14:25



家に鞄を置き私服に着替える。本当の私は何なのだろう、どうすれば本当の私に戻れるのだろう。そんな疑問がポンポンと浮かんでくる。
ただ、私は目指していた。あの夏祭りの日、帰りに茉里と別れた後に通ったあの場所を、只々目指して走っていた。

決して足が速い訳では無かった。体力がある訳でも無かった。だが、本当の私に戻りたい、その一心で、夏祭りのチラシを片手にその場所を目指していた。少しでも本当の私に戻るための手掛かりが有ればと思っていた。

「ここだ…」

5分程度は経っただろうか。その場所は、私の記憶にあるあの場所とそっくりだった。林の奥にある赤煉瓦の橋、この場所に手掛かりは有るはずだと、根拠の無い自信が湧いて来るのだった。
そういえば、この橋を渡った後からの事は覚えていない。忘れてしまっただけなのだろうか。そんな事はどうでもいい、のだろう。きっと。

此の場所に来る人はそう居ない。人目に付かないこの林に来る人は珍しいのだ。自分の家が近いために遊びに来る事は何度もあった為、自分の経験からそう判る。最も、自分だって橋の方まで行った事は無く、林で木の実を拾ったりして遊んでいただけなのだが。

橋を渡ったのはあの夏祭りの日が初めてだった。親に「渡っちゃいけないよ」と、厳しい口調で小さい頃から幾度と無く言われていたからだ。それが何故かは解らなかったし知ろうともしなかった。

私は、家に帰りその橋について調べてみようと思った。この林の近くを通る度に、あんなに執念深く「橋を渡るな」と云っていたのには、きっと理由があるのだと今更ながら思う。

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__毎日

1: ◆/6:2017/07/12(水) 18:50

*これは、「__君へ。」の日常版みたいなのです。

*キャラやルールは、「__君へ。」参照です。

*こっちものんびり更新ですがお許しを。

*すたーと*

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