みかぜです。テーマは『気持ち』(多分)です。
ルール
荒らし禁止
もちろん、悪口、なりすましも禁止。
感想やコメント、アドバイスをできれば欲しいです。
>>2 登場人物
>>3 ストーリー
>>4 プロローグ
>>2、>>3、>>4はレス禁です。
登場人物
咲良 夢(さくら ゆめ)
主人公。転校生で、前の学校でいじめられていた。親切。全科目得意。カイトが好き。
麻生 結(あそう ゆい)
ゆめととても仲が良い。体育が得意で人気。
水田 雫(みずた しずく)
結と夢と仲良し。男子にはとても怒る。
五十嵐 カイト(いがらし かいと)
クラスでモテモテ。ファンクラブができるほどの人気。
藤原 美香(ふじわら みか)
担任の先生。少し天然?
ストーリー
主人公の夢が転校してきて前の学校でいじめを受けていたが、結と雫と仲良くなり、カイトを好きになってしまう夢。夢の思いや気持ちなどのストーリー。
プロローグ
今日から新しい学校か……嫌だな……前の学校でいじめられてたし。この学校でもいじめられちゃうのかな…
「転校生を紹介します。咲良さん入ってください。」
私は、6-1のドアを開けた。
「では咲良さん自己紹介してください。」
藤原先生はにっこりしながらそういった。
「咲良 夢です。よろしくお願いします。」
「じゃあ…咲良さんの席は……」
ガタッ
「ここ!ここ!」
後ろの女の子が大きな声を出しこちらに手を降った。
「ふふふ。麻生さんは元気ですね。じゃあ、麻生さんの後ろに座ってください。」
私は麻生さん?っていう人の後ろに座った。
「よろしくお願いします。麻生さん」
「うん。よろしく〜!夢ちゃん。私、麻生 結。結って呼んでね!呼び捨てで良いよ。」
「私も呼び捨てで良いよ」
初日から初めて友達が出来た。
第1章ー結と雫ー
「ねぇねぇ咲良さんの好きな食べ物は?」
「好きな教科は?」
「苦手教科は?」
次々質問を押し付けて来る。めんどくさ……
「ちょっと辞めて!咲良さん困ってるよ?」
長い髪の女の子が注意した。
「夢ちゃん大丈夫?」
「う、うん。大丈夫!えっと……」
「あ、私水田雫よろしくね!夢ちゃん!」
「うん。よろしくね。雫ちゃん」
「おーい!雫ぅ〜!」
結は大声で雫ちゃんを呼んだ。
「何?」
「私プリント直ししなくちゃいけないから夢を学校案内出来ない……代わりに雫やってぇー!」
結はお願い神様…っていう顔をした。
「分かった!」
…というわけで私は雫ちゃんから学校案内をされることに。まずは一階
「ここは、保健室。で給食室」
雫ちゃんはていねいに教えてくれた。
二階
「ここは図書室。1週間後には返すルールなんだ。…でここが職員室」
厚い本読んだら2週間かかる………(私が)
三階
「視聴覚室に放送室、PC(パソコン)室だよ」
パソコン室ってあるんだ。
四階
「えっと……ここが児童会室で、隣が図工室で家庭科室、理科室、音楽室…」
この学校スゴい!
「あと、こっち来て!」
雫ちゃんはダッシュで階段をのぼりドアをあけたら………
「わぁ!綺麗…!」
私の目に飛び込んで来たのは青い空で水溜まりに青い空がうつっていた。じゅうたん。
「でしょ?これ屋上でしかみられないんだ!」
「スゴい!スゴいよ!」
私はこの学校に来て良かった。
「ねぇ……呼び捨てしていい?」
「良いよ!私も良い?」
「良いよ!雫」
「うん!夢!」
私と雫は仲良しになった。
第2章ー怖いー
「夢何こっちみてんの?」
「イラつく!学校に来んな!」
辞め…て…辞めて……辞めて!辞めて!!
「はっ!」
私が起きると自分の部屋。
「なんだ夢か……」
ジリリリリリリリリ
カチ
ちょうど目覚まし時計が音を響かせた。
「ふぁー!おはよう」
私はリビングに行き、挨拶をした。
「夢おはよう。夢、雪を起こしてきて」
「はーい」
私は妹の雪をお越しにいった。雪は小4の妹。
「雪起きて!学校遅刻するよ!」
私は毎朝雪を起こさないといけない。
「……んー!よく寝た!お姉ちゃんおはよう……」
「おはよう。お母さんがご飯準備してくれてるよ」
「早く食べにいこう!」
雪はベッドが起きて急いでリビングへ向かった。私もリビングへ向かった。今日の朝ご飯はトースト、目玉焼き、レタス、ベーコン、オレンジジュース。
「雪、夢新しい学校でお友達できた?」
「雪出来たよ!奈菜美ちゃんと茉鈴ちゃんと仲良くなった!」
雪はトーストに目玉焼きをのせ、それを食べながら言った。
「夢は?」
お母さんは目を輝かせて言った。
「夢をいじめたらこのお父さんが許さないからな!」
お父さんは新聞をみながらそういった。
「出来たよ。水田雫と麻生結かな。二人呼び捨てだよ。」
「あら!よかったじゃないの!…でイケメンな男の子いた?!」
お母さんはまた目を輝かせた。
「ついに、夢にも彼氏(ボーイフレンド)が出来るんだなぁ……お父さん寂しくなってきた……うぅー」
お父さんはふざけたように言った。
「いないよ!でも、クラスでめっちゃ人気の男子はいた。」
私は食べ終わり雪と私の分の食器をおきにいきながら言った。
「「行ってきまーす!」」
私と雪は一緒に登校した。
「雪、今日は私と帰るんだからね。お母さん今日夜仕事遅くなるから夜ご飯作らなくちゃいけないからね。」
「わかった。」
「「ゆーめ!おーはーよー!」」
すると、私はびっくりして後ろを振り向くと結と雫がいた。
「あ、友達いたからバイバイ!」
雪は走って友達のところへ行った。
「夢、さっきのかわいい子誰?」
結は目を輝かせて言った。
「私の小4の妹。」
「いたんだ!名前は?」
「雪。」
「雪かぁ。なんか珍しい名前かな?」
結は腕をくんで悩んだ。
「おはよう!」
私と雫と結は挨拶をして教室へ入った。
「ねぇねぇ。夢って前の学校で仲良しの子いた?」
「……………」
私は結が言った質問に黙った。
「夢?」
「あ、ごめん!何?」
私は聞いてなかったふりをした。
「だから、前の学校で仲良かった人いたのって。」
え……そんな質問……?
「え、えっと……いるよ。愛(ちか)と真夏かな…」
「そんな子いたんだ!」
あーあ、嘘ついてしまった。本当は愛と真夏なんていない。私は本当は前の学校でいじめられてたもん…………
2ヶ月前……
「何?その目付きウザすぎ!」
私は押されて、足で蹴られた。
「痛い!辞めて……!」
本当に痛い!辞めて!
「……辞めて!ぷっ笑えるw」
「もっとこらしめようよ!」
「良いね!」
辞めて…辞めて…!辞めて!!
1ヶ月後
「皆さんにお知らせがあります。来月に咲良夢さんは引っ越すことになりました。」
「え……!何で?!」
ある女の子が言った。
「お父さんの都合で転校することになりました。」
本当は違うんだ。いじめられたから。
休み時間
「夢転校とかラッキーじゃん!」
「確かにww」
「……………」
「千春どうかした?」
「あ、ごめん!ボーッとしてた!」
転校当日
「夢ちゃん!」
私は下校していると声をかけられた。千春ちゃんだった。
「何?」
「これ…」
千春ちゃんがさしだしたのはミサンガだった。
「私、架那ちゃんといじめをしてるふりしてるけど夢ちゃんは友達だと思ってるから!これ結んで、いじめられないようにってお願いしたら良いと思うよ!夢ちゃん元気でね!」
千春ちゃんは走っていった。
「千春ちゃん待って!」
千春ちゃんは後ろをむいた。
「ありがとう!千春ちゃんのこと一生忘れない!あと、このミサンガあげる。」
「ミサンガ持ってたの?」
「うん。だからミサンガ交換。で良いよね?」
「うん!」
っていうわけ。
「雫、結ちょっと来て!」
私は結と雫を屋上につれてきた。
「嘘ついてごめんね。私いじめられてたんだ。でも、千春ちゃんっていう友達ができたの……」
「「…………」」
雫と結黙ってる…………
「大丈夫!私達夢が友達って思ってるからね!」
「そうだよ!そんな嘘で友達やめたりしないよ〜!」
雫、結大好き!いじめられたことが忘れそう…!
第3章 ー恋ー
「キャー!!カイトくぅん!クッキー焼いてきたのぉ!あげるぅ!」
「ありがとう!」
なんかめっちゃモテモテの人いるな…
「ねぇ、咲良夢ちゃんだよね?」
すると、モテモテの男子から声をかけられた。
「うん。そうだけど……」
私はこの男の子の名前を知らない。
「あぁ。オレ自己紹介してないな」
すると、男の子がすぅっと息を深く吸って自己紹介した。
「オレ、五十嵐カイト。よろしく!夢ちゃんって呼んでいい?」
「良いよ。私もカイト君って呼んでいい?」
私はちょっと小さな声で言った。
「うん!良いよ!よろしく!夢ちゃん!」
カイト君はにっとした。
休み時間
「んー!やっと休み時間だー!」
私は椅子に座りながらぐーんとのびをした。
「ねぇねぇ。夢ちゃんって好きな人いる?」
女の子からそんな質問された。その子はカイト君ファンクラブに入っている子だ。
「んー……」
私は少し考えた。
「あ、前の学校での好きな人でも良いよ!」
………私男子にもいじめられてたから男子みんな嫌いだったからな…
「…いないよ……」
私は少し間をあけ言った。
「そうなんだ。私カイト君大好き!私、カイト君ファンクラブのリーダーだからカイト君のこと好きになったら教えて!仲間に入れてあげるね!」
その女の子はニコッと笑った。
「う、うん。ありがとう!」
色々ツッコミどころはあるけど、
まず情景描写、心理描写などが
もっとほしいです。
例えば冒頭にしても、
あれだけでは伝わらない情報が多すぎます。
情景描写とは、マンガでいう背景。
つまり今この場所はどんなところで、
何があって、主人公がどこにいて
物語を繰り広げているかを読者に伝える
大切な手段です。
そして心理描写は、
読者が感情移入するために
必ず必要になってきます。
心のない作品に読者は心を動かされません。
例えば、冒頭部分
今日から新しい学校か……私はハァ、と
小さな溜め息をつく。
教室の古くさい引き戸の前で、
私はぽつんと一人佇んでいた。
「6-1」と書かれた板が、
ぶら下がって揺れている。
今日はこの学校に初めて登校する日。
私は転校したのだ。
原因は・・・前の学校でのいじめ。
嫌だな……前の学校でいじめられてたし。この学校でもいじめられちゃうのかな…
「転校生を紹介します。咲良さん入ってください。」
そんな不安を胸に抱きながら、
私は、教室の黄色い引き戸をガラッと
開けた。
「では咲良さん自己紹介してください。」
藤原先生はにっこりしながらそういう。
物腰の柔らかい、いい感じの先生だ。
私は少しだけ安心する。
一度静かに深呼吸して、私は口を開いた。
「咲良 夢です。よろしくお願いします。」
ぺこりとお辞儀をする。
パラパラと拍手が起こった。
「じゃあ…咲良さんの席は……」
ガタッ
「ここ!ここ!」
先生がキョロキョロと見渡していると、
後ろの女の子が大きな声を出しこちらに
手を降った。
私も下手ですが、せめてこれくらいはあると
色々想像できるのでは?
匿名さん、ありがとうございます!
17:みかぜ◆3Y オリキャラ募集中!:2017/02/11(土) 08:22 私は、嬉しくないような嬉しいような……とにかく私は苦笑いをした。
次は体育。私は体育が得意。っていうか全科目得意だけどね……この学校に来てからはじめての体育だ。
みんなは今日初めて私が体育をする姿を見る。体育館にざわざわと声が響いた。
「夢ちゃんって全科目得意なんだよね?!」
「めっちゃ楽しみ!!」
「咲良って運動神経良いのかな。そしたら咲良ともサッカーしたな」
男女私のことでざわざわした。あー。うるさい……
私は耳をふさいだ。
ピー!
先生の笛が体育館に響いた。とても綺麗な音で。
「今日の体育はダンスします。」
「「「えーーーーー!!!!」」」
体育館に「えーー!!」って言う声が響いた。藤原先生はパンパンと手を叩いて、みんなを黙らせた。
「しーずーかーに!好きな人どおしでやってください!その代わり、3人まで!」
「「「「イェーイ!!!」」」」
体育館にみんなの声がなり響いた。
「カイト君!うちらとやろっ!」
「じゃあ、ここうまってはいあとはダァーメ!」
「なんでぇ〜?カイト君にふさわしいのは私だよぉ〜?」
ほとんどの女の子はカイト君とダンスをしたくて争ってる。
「雫、夢一緒の班になぁ〜ろっ!」
結がニコニコして私と雫のところに走ってきた。
「みんな、班はできましたか?それでは班で練習してください。音楽を流すので班で練習してください。再来週にテストします。」
「「「「えーーーーー!!!!」」」」
体育館にみんなの声が響いた。
「いくらなんでも体育館にみんなの声を響かせ過ぎですよ?」
藤原先生は「もー!」っていう顔をした。
「だって、今週始めたばっかなのに再来週とかありえないもん!」
「そーだ!そーだ!」
みんなはぶーぶー口々に文句を言った。もう言いたいことあるからもう言おう!
「ねぇ、みんな先生がかわいそうじゃないの?いくらなんでも先生に押し付けてなんかおかしくない?再来週でしょ?間に合うよ!みんな私が転校する前にダンスの授業してたでしょ?」
私の口は勝手に本音を言ってしまった。
「ま、まぁ。それはそうだけど……」
「でしょ?だからみんなダンス上達してきたんだから文句を言わないで、みんなで頑張ろう?」
私は本音を最後まで言い、最後にニコッとした。
「オレも夢ちゃんと同意!」
すると、カイト君が手を降って大声で言った。
「ま、まぁ。カイト君が同意なら私も同意にしてやるんだから……か、感謝しなさいよね!」
「まぁ。カイトが同意ならオレも同意にしてやっても良いぜ!」
クラスのみんなは『同意』っていう言葉に反応して私のいけんに同意してくれた。
「もちろん、私は最初から夢に同意だよ〜!!!」
「私もだよ。」
雫と結も同意だったんだ。私の目から涙がこぼれた。
「ゆ、夢?!どうかした?ちょっと、文句を言ったやつが悪いんじゃないの?!夢に謝りなさいよ!!!」
結は大きな声で怒り出した。
「ゆ……結……違うの………みんなが……グスッ……同意してくれたからそれが嬉しくて涙が出たの……」
私は泣きながら笑顔をみんなにみせた。
「夢ちゃん、一緒に水のみ場いかない?」
カイト君は柔らかい笑顔でにっこりして私に言った。私はこくりとうなずき、水のみ場へカイト君と行った。
「ぷっはぁー!やっぱり水は上手い!夢ちゃん、目赤いよ?顔洗いな」
「う、うん……」
私は蛇口から水を出し冷たい水を手にすくって顔を洗った。
「さっぱりしたぁ!えっと…タオル、タオル……」
「はい」
目をつぶりたがらタオルを探しているとカイト君がタオルを渡して私は自分の顔を優しくふいた。私は名前を見ると、『五十嵐カイト』と名前が書いてあった。
「カイト君ごめん!」
「大丈夫だよ。」
カイト君はまた柔らかい笑顔をしてにっこりした。
ドキッ
え?何これ……なんかカイト君の笑顔になんか………私カイト君のこと好きになっちゃった?!
第4章ーびっくり!ー
私と雫と結は公園で遊んでた。ブランコがぶらーんぶらーんと風と一緒に揺れていた。ブランコの上には木の葉が一枚落ちていた。
「「えーーーーー!!!カイトを好きになったーーーーーー?!」」
結と雫は目をまるくして驚いた。
「しーーっ!声大きい!!」
「ご、ごめん」
「どうしても、カイト君のこと忘れられない………」
私はブランコに乗りながらぽつんと話した。
「だったら、バレンタインの日頑張ってみたら?」
結はニコニコしてブランコから降りた。
「そう言えば、去年カイト、チョコ40こもらってたらしいよ!」
「多すぎじゃない?」
「私頑張ってみる!」
結と雫はにっこりしながらうなずいた。私と結と雫は家に帰った。
夢の部屋
「う〜ん…何が良いかな…?」
私は、勉強机の椅子に座って、お菓子の本をみた。
「クッキーが良いかな?マフィン、マシュマロ……やっぱりチョコかな…?」
私は、お菓子の本を見ながらいつの間にか眠りについていた。気がつけば2月11日だ。カーテンの窓には青空が広がっていた。
「お姉ちゃんおはよう」
雪がテレビを見ながら私を待っていた。私は、朝ご飯を作り始めた。
「「いただきまーす!」」
私と雪はダイニングで朝食を食べた。
私が歯磨きを終わらして、冷たい水でお皿洗いをしていた時だった。
ピンポーン♪
家にチャイムの音が鳴り響いた。私はキッチンにあったタオルで手をふき、玄関に行き扉を開けるとカイト君がいた。
「あれ?カイト君、朝にどうしたの?」
「いやー……これ……」
私の前に差し出したのは、漢字ドリルだった。
「え?!ちょっと待って!」
私は、急いで部屋に行き、ランドセルの中をみた。漢字ドリルがなかった。
私はエプロンを自分の部屋に置いて玄関へ向かった。
「カイト君ありがとう!お礼した方が良いよね?」
「良いよ。じゃ、オレ行くね!」
「あ……」
カイト君は私の家から出た。御礼したかっ……待って……これって、バレンタインにお礼としてチョコを渡せば良いかな?
いいと思うよー!
とってもおもしろかったー!
ミネコ、ありがとー!!
ーーーーーーーーーーー
「……というわけか……」
今日もいつもの公園で結と雫に私が考えたこと話した。今日は青空が絵の具のようにそまっていた。でも、私はマフラーをしていた。
「良いでしょうか?」
「………」
結と雫は黙っていた。一瞬寒気がした。少し風が吹いた。
「うん!良いと思う!」
「私も!」
雫と結は賛成してくれた。
「でも、本命じゃなくて良いの?」
「うん!良いの!カイト君は私にとって大事な友達だから!」
私は爽やかな笑みをした。その時青空に明るい太陽が出てきた。
「夢、そっか……」
雫はニッコリしてうなずいた。
バレンタインデー
今日は学校だ。カーテンを開けたら白い雪が少しちらちら降っていた。青空も綺麗にそまっている。私は昨日作ったバレンタインのチョコを袋に入れてランドセルにしまい雪と家を出て学校へ向かった。
「雪、今日友達に友チョコ渡すんだっけ?」
「うん!放課後渡すんだ!お姉ちゃんも好きな人に『付き合ってください!』とか言うんじゃないの〜??」
雪はニヤニヤしながら私にくっついてきた。
「違うよ〜!雪こそ好きな人いるんじゃないの〜??このこの〜」
私も雪の真似をしてみたが……
「は?好きな人いないけど??」
雪は冷静?になったような……なんか私が子供(低学年)に見えてきた………
「あ!友達いた!じゃーねー!好きな人に渡せると良いね〜♪」
雪はまたニヤニヤして友達のところへはしっていった。
「ちょっ!雪ぃーーーーーー!!!」
私はますます恥ずかしくなった。でも、せっかくチョコを作ったからカイト君に渡したい!
ガララ
「おは………」
「「「きゃーーー!!」」」
私が「おはよう」と言いかけた時悲鳴(嬉しい)があがった。
「カイト君これ食べて!」
「ずるい!私一生懸命作ったよ!」
カイト君ファンはカイト君にめっちゃバレンタインチョコをあげてた。
私は席に座り教科書、ノートを取り出したとき、チョコと一緒に落としてしまった。
すると、そこに人がたっていた。見てみると、カイト君ファンクラブだった。
「あれ?咲良さん、チョコまさかカイト君に渡すの?告白するの?告白したら許さないんだからね!」
すると、教室が暗い空気になってきたような……カイト君ファンは私のことにらんできたかも……
「ううん。違うよ。私はお礼で持ってきたの。」
「は?」
カイト君ファンクラブはあんぐりしていた。
「土曜日に漢字ドリルがカイト君のランドセルに入ってるって言っててそれで漢字ドリルを届けにきてくれたお礼にチョコを渡すの。」
「そうなんだ。ごめんね。勘違いしちゃって……チョコ渡そうか?」
ファンクラブは少しホッとした感じ優しい顔になり暗い空気は明るい空気になった。
「ううん。自分で渡すよ。だって、自分からあげないと思いが伝わらないじゃん」
「咲良さん……そうだよね!自分の勇気で渡せば良いよね!ありがとう!咲良さん!」
「ありがとー!咲良さん!カイト君〜!チョコたべて〜」
みんなはいっせいにカイト君のところへ行った。
さて、チョコはいつ渡そうかな……放課後にしようかな?でも、カイト君帰っちゃうかも……
と私はカイト君にチョコを渡すことを考えていた。
「夢ちゃんどうしたの?」
声をかけてくれたのは、チョコをいっぱい持っているカイト君だった。
「あれ…?それって……チョコ………」
「あ!その……お礼のチョコ……土曜日のことで……」
「あ!ありがとう!!」
カイト君の顔はぱぁっと明るくなった。
「 オレ甘いもの好きなんだ!ありがとう!」
「こちらこそありがとう。口にあえばいいんだけど…」
前から見ておりました!とても面白い小説ですね!
29:みかぜ◆63Y:2017/02/27(月) 17:09 >>28
ありがとうございます!!また見てくださいね!
「大丈夫だと思うよ!家に帰ったら食べて見るね!ありがとう!!」
カイト君はにっこりしながらロッカーのランドセルにしまった。
下校
私は家に帰宅したその時……
プルルルルル
電話の音がした。お父さんかお母さんかと思ったけどお父さんとお母さんは私のスマホから電話してくる。だから、学校の人か、間違い電話、宅急便などだ。
私は電話を手に取った。
「はい。咲良です。」
『あ、咲良 夢ちゃんと同じクラスです。』
なんか、聞き覚えのある声だった。
「もしかしてカイト君?!」
『よくわかったね!』
やっぱりカイト君の声だった。カイト君はめっちゃ明るいからカイト君とすぐにわかった。
「……でどうしたの?」
私はランドセルをソファーに置いてソファーに座りながら話した。
『チョコの話なんだけど…』
嘘?!チョコ?!口にあわなかったのかな??砂糖少し入れようとしたら多く入れちゃったからかな??
私はあわあわと緊張していた。
『めっちゃ美味しかった!!』
「よかったぁ!!砂糖多く入れちゃったから…」
『そうなんだ。でも、チョコは甘いから良いじゃん』
カイト君の笑い声が少し聞こえてくる。カイト君ありがとう!
第5章ーまさかの修学旅行?!ー
「えーっと……来週は修学旅行でーす!」
え?この学校って修学旅行するの遅くない?!
「藤原先生〜!6-1なのに5-2っ書いてありまーす!」
よくみると、本当にここは6-1。なのに、『5-2』って書いてあった。
「あら、本当だ。みんな6-1って戻してね。」
先生は苦笑いしながらそういった。先生は恥をかいた。
「でも、良いよね〜。夢ちゃん、前の学校で修学旅行行ったからこれで2回だよね〜。良いなぁ〜」
女の子が羨ましそうに私を見た。
「あー……私、修学旅行行ってないよ?」
「え?」
「は?」
みんなはあんぐり口をあけていた。
「私修学旅行の時学校休んだよ?胃腸炎で」
「えーーー!!マジで?!」
みんな驚いていた。そう、私はその日胃腸炎になってしまったのだ。
「マジかよ……せっかくのイベントが……」
「アハハ。しょうがない。しょうがない」
私は修学旅行に行かなくて良かった。だっていじめられてる人と同じ班だったから。マジで休めてラッキーだった。
>>31に間違いがありました。
いじめられてる人→×
いじめてる人→○
です。失礼しました。
「それで班は先生が決めました。男女3人ずつです。」
そして、先生から修学旅行の班のメンバーのプリントが渡された。私は……やったー!雫と結と同じ班だった。私の心はなんだかワクワクしてお祭りになった。
私が結と雫の方を見ると、結と雫はピースをして、『やったね!』と口ぱくでニッコリしながら言った。
「行くのは東京です。」
東京は久々に行く。何年ぶりだろう。確か、5年ぶりだった気がする。
「しおりに書いてある通り、迷子になったら集まるところを決めておいたり、困ったことがあったらこの電話番号でケータイを持ってる人は先生に電話してください。」
「はーい。」
来週の修学旅行が楽しみ過ぎて胸がドキドキワクワクしています。
下校
「やったね!雫と夢と私同じ班だったね!」
結はニッと歯を出して笑った。
「うん!本当に良かった!私仲が良い友達と修学旅行行くの夢だったんだ!」
「なら良かったね!」
雫と私は顔を見て笑った。
私は家に帰り自分の部屋に行き、ランドセルから今日の宿題を取り出した。
「あれ??お姉ちゃん帰ったの??お帰り。」
雪が私の部屋のドアからひょっこり顔を出した。
「お姉ちゃん来週修学旅行だよね?」
「?うん。そうだけど?」
私は絶対わかる。どうせあれだ。
「修学旅行の時絶対に私のお土産買って来てね!」
ほら、やっぱり。お土産めあてのやつだ。言われなくても家族全員のお土産買って来ますよ。
「はいはい。わかりました。その代わり、お母さん私が修学旅行中仕事休みって言ってたからお母さんのお手伝いしなかったらお土産買ってあげないよ?良い?」
「はい!!お母さんのお手伝いがんばります!」
雪は東京のお土産めあてのため、お土産をもらえるためにお手伝いをがんばる気になっていた。まぁ。しなくてもあげるけどね…(笑)こうして、日にちはどんどん過ぎてゆく………
第6章ーわくわく修学旅行1日目ー
5:30
ふぁ〜!!眠い眠い。今日から修学旅行だ。私昨日うちに準備をした。洋服にも着替えた。
「夢、おはよう。」
お母さんがにっこりしながら挨拶をしてくれた。
お母さんは急いで目玉焼きを焼いた。
「いただきまーす。」
私は朝ご飯ガッツリ食べて歯磨きをして忘れ物確認をした。
6:30
1時間けいかした。私は7:10の新幹線に乗る。私は、お父さんから車で駅まで連れてってもらって、お父さんは仕事へ向かった。
駅には6年生がいっぱいいた。
「あ!夢ここ!ここ!」
手を大きくふっていたのは、結だった。もちろん、雫もいる。
「間に合った〜!」
「大丈夫!私もさっき着いたばっかりだよ〜!」
「そう言えば、結一番最初に駅にいたよね?」
結、早くね?!アハハ……まぁ。結らしいね。
「みんなそろった?健康観察をします。」
藤原先生が健康観察を始めて、いよいよ東京へ行く。
ざわざわ ざわざわ
新幹線は私達の小学校の6年生。私は結の隣に乗った。雫はカイト君の隣だ。
『えー。今から出発します。』
放送が流れついに動き出した。
東京につくまで2時間半。何をしよう。
「皆さん〜!今から約束をしたいと思います。」
こうして、先生のお話は終わり私達は東京に着くまで新幹線で色々自由に遊んだ。トランプ、おしゃべりなどいろんなことをした。
そして2時間後……
「皆さん集まりましたか?それでは今から班行動です。12:00には戻ってきてください。困ったことがあったらしおりを見てください。」
「はーい!」
私達ドキドキワクワクの自由行動がスタートした。
「ねぇねぇ、浅草いかない?」
「良いね!」
私達は浅草へ行った。浅草には外国人やいろんな人がいた。
他にも東京スカイツリー、東京タワーに行ったりした。
12:00
私達は集合場所に行き、お昼ご飯を食べにレストランへ行った。そこはバイキングだった。
「わぁ!どれも美味しそうだね!雫、夢!」
結は目を輝かせながら食べ物をじっくり見ていた。
「それでは班ごとに食べてください。」
「はーい!」
私の班は景色がとてもいい席に座り昼食を食べた。さきに男子が食べ物を取りに行った。
「どんなの食べる?」
結は早くバイキングの物を食べたくてウキウキしていた。
「私ね……う〜ん。バイキングの方見てから決めるよ」
「私も」
雫と私はお互い顔を見て笑った。
「私はもう決まってるよ!」
あー。結食べる前に食べ物ガン見してたから決まってるよ。
「ハハハ…」
私と雫は苦笑いすることしかできなかった。
「ところで、何食べるの?」
雫は首をかしげながら結に話しかけた。
「ソーセージ、唐揚げ、フライドチキン、フライドポテト!!」
結が言った物は全部高カロリーの物だった。
「ちゃんと野菜も食べてね?わかった?」
雫はお母さんのように結に注意した。
「うぅ。はい。」
結は反省した顔になっていく。
「雫スゴいね。お母さん見たい。」
「私は妹と弟がいるから面倒を見るのが好きなんだ。私がお姉ちゃんだからちゃんとしなくちゃいけないの。」
「じゃあ、将来は保育士?」
「うん。そうだよ」
雫はうなずきながら答えた。
「女子〜!オレ達先に食べてるぞ?」
「うん!良いよ!先に食べてて」
私と雫と結はお皿を持って食べ物を取りに行った。
12:50
私達はレストランから出て行った。
「今からディズニーランドにいきます。」
「イェーイ!マジで?!」
面白い〜〜〜!!
いつも愛読してます…!楽しみ!
「やった〜!!ディズニー!!」
私達は嬉しさに包まれた。
「えっと、チケットは自分で買ってあとは楽しんできて良いです。また17:00には戻ってください。遅れる時は先生に電話をしてください」
「はーい!!」
こうして私達はディズニーランドに行った。
「わぁ!スゴい!スゴい!」
「最初何乗る?」
私達は興奮してしまった。アトラクションかぁ……
「夢ちゃんは何乗りたい?」
「私はスターツアーズ乗りたいな」
スターツアーズというのは『STARWARS』のアトラクションだ。3Dメガネをかけて揺れたりする。
「良いね!私も乗りたい!乗りたい!」
結はゴムまりのようにとびはねながら喜んでいる。
「じゃあ、行くか!」
私達の班のスターツアーズのエリアまでダッシュした。
リリカ、ありがとう!
42:みかぜ◆63Y:2017/03/06(月) 21:23 ざわざわ
「スゴく混んでるね……」
私はスターツアーズの混んでるのを見て苦笑いしながら言った
「大丈夫!カイトがパス買いにいってくれた。」
「はい。持ってきたよ」
カイト君からパスをもらいスターツアーズの中へ入った。
「あ!R-2D2じゃん。C-3POもいるじゃん」
「Rちゃーん!!」
男子はスターウォーズに興奮した。
いよいよ私が乗る番だ。
「あれ?夢ちゃんの班じゃん。」
後ろを振り替えると同じクラスの子と会った。
「そっちの班もスターツアーズ乗りに来たの?」
私は首をかしげてそういった。
「そうだよ!夢ちゃんの班と一緒に乗りたいね!」
すると、私達は呼ばれた。私達の班は右側の部屋であっちの班は左の部屋だった。同じ部屋になれなくて残念だな。
「それでは皆さん慌てずに入ってください。」
みんなは女の人の声でみんなは進んだ。私達は一番前だった。
「1番前ラッキーじゃん!」
私達はとてもウキウキしながら動くのを待った。
3分後
私達はスターツアーズから出ていろんなところへ行った。フィルファーマジックを見たり、モンスターズイク、スティッチとお話をするやつなど色々なアトラクションをした。スティッチに質問するとき私が質問してドキドキしたけどスティッチと話せて良かった!
17:00
「みんないますね?それではホテルに行ってご飯を食べます。食べ終わったら男子部屋と女子部屋に別れます。」
「お泊まりには枕投げでしょ!枕投げやろう!」
結はやる気マンマンで目を輝かせ自慢のように言った。
こうして、私達はご飯を食べ、女子部屋へ行った。
「うわぁ!広〜い!!枕投げできるね!」
「うん!」
私達の部屋はたたみでたたみのいい匂いが広がった。
「ねぇ。その前にお風呂入らない?」
私は、提案をした。すると、しーんとなった。あれ??ダメだった??
「うん!良いね!さっぱりしそう!夢ちゃんありがとう!ちょうど19:00だし、お風呂入ろう!」
こうして、私達女子は着替えを持ってお風呂へ向かった。パジャマのかわりは体育着だ。
女子風呂
女子風呂は誰もいなかった。私の学校だけだからかな??着替えを置く場所はちょうど私達のぶんだった。
「ラッキー!全員分あるよ!」
私達は服を脱ぎ、お風呂へ入りにいった。
「うわぁ!広〜い!!」
私達が見た光景は……広い温泉で外の景色がとても綺麗に見える。
「私さきにお風呂入る!」
「えー!!さきに体洗った方が良いよ!」
「じゃあ、そうしようか!」
みんなそれぞれさきに体を洗ってお風呂に入る、お風呂に入ったら体を洗うっていうみんなそれぞれやり方がバラバラだった。私は体を洗ってからお風呂に入ることにした。
「あ!これめっちゃ肌がすべすべになるらしいよ!」
結が手にとった体を洗うやつはこう書いてあった。『あなたのお肌がツルツルですべすべになる!』と書いてあった。私は、肌カサカサになるからそれで洗おうかなと思った。
私はさっそく使ってシャワーで流した。すると、少しすべすべになった。これ、ドラッグストアに売ってるかな??
「これって。確か、栃木のとちおとめのシャンプーだ。」
私の目に入ったのはとちおとめのシャンプーだ。私はシャンプーをさっそく使った。
「うわぁ!いい香り〜!」
「マジで?!匂い嗅ぎたい!」
結が私の後ろから顔出した。
私は結に言われたから試しに匂い嗅がせさせた。
「いい香りだわ〜!女子力あがる〜♪」
結はハイテンションだ。
「マジで?!」
「ホントに?!」
「男子にモテるかな??」
みんなキャッキャッとしていた。私はそのシャンプーで頭を洗った。あぁ。気持ち良いしいい香りだ。
私はシャンプーをシャワーで流して、リンスをやって、お風呂へ入った。
「ふぅ……いい気持ち……」
温泉はとても暖かくてストレス解消出来る。
5分後
私達女子はお風呂から出た。
面白いね!上手!頑張ってね♪
48:ゆゆ:2017/03/13(月) 12:21みかぜー!面白い!頑張って!
49:みかぜ◆3Y:2017/03/13(月) 18:58クロコ、ゆゆありがとー!!
50:みかぜ◆63Y:2017/03/13(月) 21:58 「ねぇねぇ。みんな!私体重減ってた!」
「マジで?!良かったね!私は逆に太ったよ……」
みんな太った痩せたの話をしていた。
私はみんなの話聞いて私は体重計乗った。すると……
「キャーーー!!!」
私は体重計を見て悲鳴をあげた。
「夢ちゃん?!どうかしたの??」
「夢?!」
みんな私の周りを囲んだ。
「痩せてたよ……2kg減ってた!」
そう。私悲鳴あげたのは、体重が減ってたからだ。
「夢!!良かったね!」
「夢ちゃん良かったね!ダイエット方法あったら教えて!」
みんな私の周り囲み良かったね!とか色々言ってくれた。私は、この言葉に嬉しくなった。今ごろ男子は何をしているのだろう……
その頃男子部屋
「なぁなぁ。女子風呂覗きにいこーぜ!」
「やめとけよ。女子きれるとめっちゃこえーから。お前一人で行けよ」
「しょーがねーなー!」
女子更衣室
「みんな着替え終わった?」
私のクラスの学級委員が言った。私がみんなを見渡すとみんな着替え終わっていた。
私達は女子更衣室を出だその時だった。
小説面白いですし。上手ですね。
52:みかぜ◆63Y 私の初恋は君のおかげ。:2017/03/14(火) 06:59 >>51
ありがとうございますぅ!!
「やべっ!見つかった!!」
女子風呂にそっと行こうとしてた男子がいた。そいつは……田中じゃん!!
「キャーー!!!田中、女子風呂覗きに来たの?!変態!!」
女子達みんな田中にギャー!ギャー!と怒っていた。
「違うしぃ!トイレ行こうとしたんですぅ!」
田中は私達の前で変顔をした。嘘だな。絶対に。
「ふーん。男子に聞けばわかるけど?あと、トイレ、確か男子部屋の近くだったけど??」
学級委員の篠原 さくらちゃんは『嘘だな』という顔をして田中ににらみつけた。
「はいはい。すいません。女子風呂を覗きに来ました。」
田中は反省していない顔をして言った。反省してよ!
「ほら!やっぱり!」
「さーせん!」
田中はホテルの廊下を走って男子部屋へ戻った。
「さぁ。これでいっけんらくちゃく。部屋へ戻ろう。」
さくらちゃんはそう言い、私達は女子部屋へ戻った。
「何やる??」
「恋バナ??」
「良いね!」
女子部屋はキャッキャッとしている。トランプ、恋バナなど、女子がよくしそうなやつだ。私は恋バナをしたい。私達女子全員で恋バナをすることにした。されたこと、されたいことを話した。
「私は、壁ドンとかアゴくいされたいよね!でも、やっぱりね……ウフフ…♡」
「あれだよね〜♪キ・ス♪」
「キャーーーー!!!」
女子は盛り上がった。
ドン! ドン!
隣の部屋から『ドン!』と音が聞こえる。
「なんかうるさくない??」
「隣から聞こえる。近所迷惑だっつーの!」
女子は口々に文句を言った。
「私、見に行ってくる。」
私は、思いきって言った。
「私も行く。」
ひとつあみヘアのさくらちゃんが立って言った。
こうして、私とさくらちゃんは女子部屋から出て聞こえるところへ行った。
「やっぱり男子かぁ。男子馬鹿なの??」
さくらちゃんはあきれた顔をした。
「そうだね。男子はガキだね……」
「ハァ………」
私とさくらちゃんは大きなため息をついた。
「でも、迷惑だから男子に注意しよう。」
「うん。」
私とさくらちゃんは男子部屋に入ろうとした。
ガラッ!
「男子ぃーーーーー!!!うーーるーーさーーいーー!!」
私は、スパーンと開けた時男子は枕投げなんてしていなかった。
「え??どういうこと??」
「オレ達枕投げしてないぜ?」
確かに男子の枕はせいとんされていた。
「じゃあ、あの音はいったい……」
私は疑問に思った。
「夢ちゃん達も聞こえたの??ドン!ドン!って……」
あぐらをかいているカイト君が聞いた。
「え?!カイト君達も?!」
私はびっくりした。目を真ん丸にして目をぱちぱちさせた。
私とさくらちゃんは女子部屋に戻った。
「どうだったの?」
結は私とさくらちゃんを見つめて聞いた。
「男子枕投げしてないって」
「え?!えーーー!!!!」
女子はびっくりしていた。
すると、栗原まきほちゃんと結が男子部屋に向かった。
「ちょっと男子!本当にやってないの?!」
結は怒りながら男子部屋に行った。もちろん、まきほちゃんも怒ってる。
「本当にやってねーよ!篠原と咲良に聞いたのか?!」
男子も怒り出した。
「聞いたわよ!!男子部屋の方から音が聞こえてうるさいわよ!先生に言うよ?!」
結は怒りが爆発。まきほちゃんも怒りが爆発。
「いい加減にしてよ!男子!!嘘つくな!!」
「だから、本当にやってねーよ!」
男子もマジ切れした。
「みんな、うるさいわよ!」
藤原先生と6-2の里見先生が飛び出してきた。
「先生!男子部屋からなんかドン!ドン!って聞こえるんです!」
結は困った顔をして足をバタバタして先生に言った。
「え?!先生達は聞こえませんでしたよ?」
「え?!」
先生達はきょとーんとしていた。
「でも!本当に聞こえたんです!」
「そーだよ!女子達も聞こえたよな!」
「うん!」
男女ギャーギャー騒いでいる。
「はい!わかりました。」
里見先生は手を叩いてみんなを静かにさせた。
「今から肝試しをします。ドン!ドン!って聞こえるのは幽霊かもしれないので。今藤原先生が肝試しをしていいか話しに言っています。特に、外にいきます。寒くない格好をしてください。」
「はーーい!!」
「里見先生!」
藤原先生があらい息をして里見先生のところへ走ってきた。
「大丈夫だそうです。」
えーーー!!本当にやるのーー?!!
言葉で言い表せないほどすごい!!!!!!!!
みかぜ最高ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!
小説読んだよ!!!
ちょっと最後らへんの怖要素(?)とかもう最高っ!!
肝試し、楽しみだな〜(笑)
乗り物乗ってるシーンも見てて楽しくなります!!!!
リタ、雪うさありがとう!
59:みかぜ◆63Y 私の初恋は君のおかげ。:2017/03/14(火) 20:24あ!リタさんのこと呼び捨てにしちゃった!ごめんなさい。
60:みかぜ◆63Y 私の初恋は君のおかげ。:2017/03/14(火) 21:00 第7章ー肝試しー
結局肝試しをすることになった。男女は、いったん部屋へ戻り準備しに行った。私は、体育着にパーカーをはおって髪型はみつあみ(二つ)をした。
私達は外に出て肝試しをスタートした。
呼び捨てでもいいよ〜(つづきが楽しみ!(=^w^=
62:雪うさは空を辿る◆/OjWxByc:2017/03/14(火) 22:04 あとちょっとアドバイス良いかな?
小説の事じゃなくて登場人物についてなんだけど…
主人公がちょっと完璧すぎるような気がするんだよね…
親切で全科目得意みたいな完璧人間は居ないと思う…m(_ _)m
ごめんね!でもどうしても気になっちゃって…
雪うさ、その件なんだけど、まぁ。そんな完璧な人はいないと思うけど、夢は、幼稚園の年長の時少し小学校の勉強を教えてもらって全科目得意っていう設定で、でも、算数と社会(でもだいたい70点以上社会と算数)は少しは悪いみたいな設定かな??
64:みかぜ◆63Y 私の初恋は君のおかげ。:2017/03/15(水) 07:19リタって呼ぶ
65:みかぜ◆63Y 私の初恋は君のおかげ。:2017/03/15(水) 07:31 私達は外に出た。
「それでは、クラスで出席番号順に並んでください。」
里見先生が言った。クラスで肝試しをすることなった。理由は、今は夜の19:00この時間で子供だけが行くと危ないから。
「1組と2組一緒に進んでください。」
藤原先生はそう言った。
がら……がら……
「キャーーー!!!!」
2組女子は悲鳴をあげた。
「2組女子何悲鳴あげてんだよ!」
「だって!がら……がら……って聞こえたんだもん!」
初めて読んだんですが、おもしろいですね!でも、少し言うと、
肝試しのシーンはとてもいいけど、
それまでがちょっとありきたりだったかなって思うかな…でもこれからうまくしていけばいいと思う!あと、時の流れが、あまり重要じゃないところを書くと、重要なところが短いかな…って思いました。でも、
すごくいい作品!
>>66
ありがとうございます!あ!気を付けます!
>>63
おK!
「はぁ??お前ら何いってんの??石だよ!い・し!!」
2組女子が下を見ると、石だった。
「な、なんだぁ。幽霊かと思った…」
2組女子はほっとして笑顔になった。
「え〜!!2組女子幽霊こえーの??だっせぇー!」
お調子者の田中が大声で言った。
「ちょっと!田中!近所迷惑よ!」
さくらちゃんは男子に厳しく注意。
「はぁ??やだ。篠原の方がうるせーよ!」
「は、はぁ?!しっかりしてよ!男子!」
さくらちゃんは色々困ってしまった。
「うわぁー!篠原、学級委員のくせにだっせー!」
「っ……!」
ドン!!
私は、田中のことを突き飛ばした。
「って……何すんだよ!」
「わかんないの?!人の気持ち。自分の気持ちは分かってて、人の気持ちわかんないの?!」
私は、さくらちゃんの悪口を言ってる男子にキレた。
「あったり前だろ!人の気持ちわかんねーよ!」
「はぁ?表情で分かるでしょ!笑ってると嬉しいこと、悲しいと何か悩みごと、人にいろいろ言われてキズついた、怒ってる時は誰かにたいして怒ってるとかわかんないの?田中だって、笑顔の時は嬉しいこととかあるでしょ?!なかったら可笑しいよ!!」
「ま、まぁ。それはあるけど……」
田中は頭をかきながら上を向いた。
「だったら、さくらちゃんに謝ってよ!男子馬鹿なの?!!」
私はマジギレ。私は田中に近づいて殴ろうとした。その時誰かが腕をつかんだ。
「夢ちゃんやめて!」
カイト君だった。
「夢やめて!落ち着いて!」
結も雫もだった。私は腕をおろしてそのまま肝試しを再会するため私は足を踏み出して前へ進んだ。
続きが気になる〜
72:みかぜ◆63Y 私の初恋は君のおかげ。:2017/03/19(日) 08:46 先生達も私の後ろにいたが、藤原先生が私のところへ近づいた。
「咲良さん、一回落ち着こう?ね?」
「はい。」
先生のふんわりとした言葉に私は結と雫のところへ戻った。
「夢大丈夫?」
「うん。大丈夫。あと、田中。」
私は、田中にギロリとにらみつけた。
「なんだよ!」
「さくらちゃんに謝って」
「はぁ?!解決したんだから謝らなくても良いじゃん!」
田中は文句を言っている。きっと、謝るのが面倒だからだ。こっちが田中からギャー!ギャー!言われるのがめんどくさいだよ!
「解決はしても、さくらちゃんに謝ってないじゃん!謝って!」
「木野ぉ〜!助けてぇー!」
田中は木野君のところへダッシュで行った。
「田中」
木野君はにっこりして田中を見た。
「なんだ??」
「篠原に謝ってこいや」
木野君にっこりしてたのに表情がだんだん変わった。
「き、木野??」
「あーやまれ!あーやまれ!」
木野君はコールを始めた。
「あーやまれ!あーやまれ!あーやまれ!」
次々みんな木野君につられてコールをした。
「チッ!わりかったな!」
田中は変顔しながらドスドス歩いて言った。
おおー!
なんかスカっとした(笑)
「はっ!何田中の変顔受ける〜!」
「えっ!みんなも思ったの?私も!受けるよね!あの顔」
「うんうん!」
田中の変顔にみんなは受けていた。
「それにしてもスゴいね!夢ちゃん!田中って誰にもとめられないから。」
「そうだよ!夢ちゃんスゴい!」
女子みんなは私を囲んだ。
「ううん。スゴくないよ。私、前の学校で本気で怒ったことないから。」
「そうなの?!」
「うん。」
だって、前の学校でいじめられてたし前の学校で本気で怒ったらいじめがエスカレートしていくから。
「あ!みんな結構進んでる!」
私も見ると、先生達の姿は見えなくなりそうだった。
「走って追いかけよう!」
「うん!」
私達は、石が多すぎで走りにくいところを一生懸命走って追いかけた。
「女子達おせーよ!」
「ごめんごめん!」
結は苦笑いして男子に謝った。
「う〜ん。何も気配ないわね。じゃあ、ドンっていう音は気のせいじゃないかしら。」
「本当に聞こえました!」
まきほちゃんはガタガタしながら言った。
「でも、何も気配はないのでホテルに戻りましょう。」
「はーい」
結果何も居なかった。私達はホテルに戻りそれぞれ自分の部屋に戻った。
「結局なんだったんだろうね。あの音」
「うん」
私達は、ドンという音のことを話していた。
ドン! ドン!
「え?!また?!」
また、男子部屋の方から聞こえた。
「もう一回言ってくる。」
私とさくらちゃんは女子部屋をそーっと出て男子部屋をこっそり開けた。
めっちゃ気になる〜!
てか、田中のとこ、めちゃ
スッキリした!
みかぜ©がんば!
>>75
ありがとうございます!私もそこを書いたときすっきりしました!
すると、私予想してた光景だった。それは…
「男子ぃーーー!!!」
光景ではやっぱり男子は枕投げをしてた。
「犯人は男子だったのね!許さん!」
私は男子をギロリとにらんだ。
「は、はぁ?オレから仕掛けてねーよ!こいつからだよ?!」
田中は口笛をふいた。嘘らしい。
「カイト君と木野君田中言ってること本当?」
さくらちゃんは首かしげて木野君とカイト君に聞いた。
「田中言ってること嘘だからね。」
カイト君はにっこりしてあっさり答えた。
「さくらちゃん!夢どうだっ…た…」
女子全員男子部屋に集まった。男子部屋の光景をみた女子は固まっていた。
「やっぱり男子だったんかーい!」
女子全員でツッコミをした。
「そろそろ部屋に戻らないと先生に怒られちゃうから戻ろう!」
女子部屋へ戻った。
みんなは布団に潜り電気は豆電気にして女子トークを始めた。
「えっ?!木野ってさくらちゃんの彼氏なんだ!」
「う…うん。そうなんだ。」
私もびっくり!木野の彼女はさくらちゃんなんだ!
「いつから付き合ってるの?」
「えっと、1年前から」
「えー!じゃあ、5年生の時か!」
「キスは?!」
すると、さくらちゃんは布団に潜り込んだ。どうやら恥ずかしかったようだ。
「まだしてないよ」
さくらちゃんは布団から顔出して言った。
「そろそろ21:00なるよ!女子は美容に気を付けなくちゃね!」
「うん!じゃあ、おやすみ♪」
「おやすみ♪」
私達の女子トークはまくを閉じて終わらせ眠りについた
第8章ーわくわく修学旅行2日目!ー
7:00
「ううーん……」
よく寝た。空が眩しい。私はぐーんとのびをした。
「ふぁ〜。夢おはよ……」
あくびをした結がむくっと布団から出てきた。他のみんなも起きた。
「先に着替えておかない?あと、髪型も整えなくちゃ!」
雫がそういうとみんなは笑顔になった。
「うん!そうしよう!」
私達は洋服に着替えた。私は、ニーソックスをはいて紺色のショーパン、青と黒のたてしましまのトップスを着た。
「それ、あのブランドのやつ?」
「そうだよ!原宿で買ったの!」
「原宿行ったの?!良いなぁ!」
みんな洋服の話に夢中。
「夢ちゃんの洋服可愛いね!」
まきほちゃんとか2組の子から言われた。嬉しい!
「そうかな?これいとこのおさがり。」
「そうなんだ!いとこ何歳?」
「高1。」
「絶対スタイル良いね!」
いとこに言っとこう!友達がいとこのことをスタイル良いね!って言ってたことを。
「7:00何分には出なくちゃいけないんだっけ?」
「えっと、15分だったかな?」
今は7:05。急がなくちゃ!
私は、髪型はみつあみにした。
5分後みんな準備が終わり集合場所へ向かった。
男子の枕投げのところ特に面白かった(笑)
相変わらず面白い…(´・ω・`)
>>80
本当に?!よかったぁ。
私達は階段へ降りて大きなホールへ向かった。
「あら、女子の皆さん早いわね。支度をするなんて偉いわね」
「ちょっと早く起きちゃって時間があったので洋服に着替えたりなど支度をしました。」
「偉いわね。今度中学校の先生に言っておこうかな?」
「先生ほんとに?!やったー!」
私達は大喜びした。それにしても男子遅いな。
どんどん時間は過ぎていき、時刻7:15だ。集合時刻になっても男子は来ない。
「ごめんなさい。ちょっと、篠原さんと……2組の学級委員は誰かしら?」
先生だからわかってるって思ってた。
「藤原先生、木下美南さんです。」
「あ!ごめんなさいね。木下さん」
藤原先生は美南ちゃんの方を向いてペコリとおじきをして謝った。
「いえいえ。人にはわからないこととかありますよ。私もわからないこととかあるし。お互い様ですよ」
美南ちゃんはニコッとして言った。
「気を取り直して木下さんと篠原さん男子部屋の様子見てもらいに行って良い?」
藤原先生は首をかしげてさくらちゃんと美南ちゃんにお願いをした。
「はい!わかりました。」
美南ちゃんとさくらちゃんは階段をのぼり始めた。
その間私達は今日の予定を教えてもらった。
「…で、しおりに書いてある通りにしてください。それか……」
「男子ーーー!!!」
2階から大声がしたから、先生と私達は2階へ急いで向かった。
「篠原さんと木下さんどうかしましたか?」
里見先生はさくらちゃんと美南ちゃんのところへ近づいた。私達は男子部屋を見た。すると、私達はビックリした。
それなんと、男子がまだ寝てたのだ。でも、カイト君と木野君は準備をしていた。
「ちょっと、五十嵐君と木野君どうして田中達を起こさないの?」
まきほちゃんは腕をくんで言った。
「オレら田中達を起こしたんだけど田中が『今から起きますよ』とか言ってたんだけど起きてくれなくて。」
木野君とカイト君は顔を見合わせ困っていた。
「私ちょっと男子に言う」
結が男子の方へ近づいた。すると、結は、すぅと大きな息をすった。
「男子ーーー!!!!おーーーきーーーろーーー!!」
結は大声で男子を起こした。すると、寝てる男子が結の大声で布団からぴょんっと飛びはねて出てきた。
「男子今何時だと思ってるの?!」
さくらちゃんは結に「あとは任せて」と言い結の前にたって男子に怒った。
「はぁ?今6:50だろ?」
田中は目をこすりながら答えた。
「何いってんの?7:20だけど?」
さくらちゃんは時計を指さした。
「なら、間に合……わねーじゃん!」
「男子、みんなの迷惑かかってるし、ホテルの皆さんにも迷惑かけてる馬鹿なの??ねぇ、馬鹿なの?」
結は上から目線で男子をにらんだ。
「い、今から、じ、準備し……ます……」
田中は急いで自分の荷物が置いてあるところにびゅーんと行った。
「じゃあ、さきに行ってよっか!」
「うん!」
私達はわくわくしながら1階へ戻った。
「では、こちらにお座りください」
ホテルの人ににっこりして優しく私達を出迎えてくれた。私の班が座る場所は大きな窓の近くの席だ。窓には青空が広がっているし、春がきたという感じだ。
「ここ、ながめがいいね!」
雫はふんわりとした笑顔をして私と結に言った。
「本当!なんか、2月なのに春がきた!って感じ!」
結は歯をにっと出した。
「だね!」
「アハハハハ!」
私、結、雫は顔を見合わせ笑った。
「ごめん!さっき、トイレ行ってた。」
カイト君は私達の席まで軽めに走ってきた。
「ううん。大丈夫。私も今来たし。長く待ってないよ」
雫はニコニコしてカイト君に伝えた。
「永井と宮野遅くね?」
結は、男子のような口調になった。
「わりー!遅くなった!」
永井と宮野が走ってきた。
「はぁ。おせーな!」
結は、大きなため息をついて、永井と宮野をにらんだ。
「しょうがないだろ!」
「はぁ?!男子が起きるのが遅いんじゃん!女子は7:10にはここにいたんだよ?!」
宮野と結はギャー!ギャー!喧嘩をした。
「結と宮野落ち着いて!」
私と雫は結をとめた。
「一回朝ご飯食べようぜ。」
永井は宮野を連れてバイキングのところへ行った。
「結、私達も行こう?」
「うん。ありがとう。雫と夢。」
結は少し暗い感じで笑った。
「だって、私達友達でしょ?」
雫はニコッとして結に言った。
「うん!夢と雫大好き!」
結はぱぁと明るくなり私達に抱きついた。
「ちょ!結!」
ぎゅるるるーー
「ごめん!お腹すいちゃった!テへ!」
「だったら、取りに行こっか」
「うん!」
私と雫と結はバイキングコーナーへ向かった。
「うわぁ!美味しそう!」
バイキングコーナーには、昨日の夕食にあった食べ物もあったが、なかったものがあった。パンや目玉焼きなどだ。
「どれも美味しそう!私、パンにしようかな。」
「見て!自分でサンドイッチ作れるらしいよ!」
雫が私の肩をぽんぽんと叩いた。中には、チキンカツ、レタス、トマト、卵……自分でオリジナルサンドイッチが作れるそうだ。
「結と夢これ一緒に作らない?」
雫は私にそう言った。
「うん!良いよ!ちょうど作りたかったし」
「私も!」
結はニヒヒと笑った。
私と雫と結は、お皿を持ってパンがある方に言った。まず、サンドイッチに使うパンを取った。そしたら、中に入れるやつを探した。
「私は、やっぱりチキンカツ!」
結はニヒヒとしてチキンカツを取った。取った時、結のまわりにお花が咲いたオーラが出た。
私は、レタス、ハム、マヨネーズのサンドイッチを作った。ちなみに雫は、レタスと卵とトマトで、結は、レタス、チキンカツだ。他にも、チョココロネ、スコーンなどを取った。
「女子達、パン多くね……?」
宮野は苦笑いして言った。
「だって、パンが美味しそうだったんだも〜ん!」
結はぶりっこのような感じで宮野に言った。
「麻生、気持ち悪すぎ。」
「なんやて!!」
結と宮野はまた喧嘩をした。この二人、喧嘩好きだねぇ。
「結と夢飲み物取りに行こう?」
「うん」
雫は私と結をおして飲み物を取りに行った。
「宮野うざすぎ!」
「まぁまぁ。喧嘩しないの」
「だってー!宮野がキモいとか言ってきたんだもん!」
結は、プンプンしている。キモいって言ってないから、気持ち悪すぎ。って宮野言ってた。
「…で、何ジュースにする?」
雫は、首をかしげて私と結に話しかけた。
「私はりんごジュースにする!」
結はボタンを押した。ところが、結が押したのはりんごジュースじゃない。野菜ジュースだ。
「あああ!!りんごジュースが……」
結は泣き目になっていった。
「はぁ。結、それちょうだい。」
私は、仕方なく結に声をかけた。
「え?!何で?!」
結はびっくりして私に言った。ちょうど、私は、野菜ジュースが飲みたかったのだ。
「私、ちょうど野菜ジュース飲みたかったし」
「夢ぇ〜!ありがとぉ〜!」
結は私に抱きついてきた。なんか、妹見たい。
「ほらほら、夢動けなくなってるから行こう。朝食食べる時間過ぎるよ」
雫は、結をおして席へ戻った。
7:45
私達は、大きなホールへ行った。
それでは、今日は動物園へいきます。
「動物園?!久しぶりだぁ!!」
「小1の時いらいずっと行ってなかった。」
みんな動物園に嬉しそうだった。みんな、低学年とかの時に行ったんだ。私も行ったなぁ。私が小1の時。妹が幼稚園の年中の時だったなぁ。家族4人で行ったの思い出すな。
「えっと、ここから少し遠いのでバスで行きます。皆さんここには戻らないので部屋に戻って荷物を持ってまた、ここに集まってください。」
「はーい!」
みんないっせいに広い階段をのぼり、部屋へ行った。
「楽しかったね。布団の中で女子トーク。」
「うん。このこと一生忘れない!6年生にとって一番楽しかったよ!」
「私も!」
みんな、昨日までのことを振り返った。
「みんな早くしないとバスに遅れちゃうよ!」
「そうだね!行こっか!」
「女子部屋昨日までありがとう!」
私達は、女子部屋にありがとうを伝えて荷物持ち、さっきいた大きいホールに戻った。
>>87で『それでは、動物園へいきます。』で、「」を忘れていました。失礼いたしました。
89:彩由梨◆72:2017/03/26(日) 21:55みかぜおもしろい!
90:みかぜ◆3Y:2017/03/26(日) 21:57 「それでは、まず、1組から移動しますが、1号車は1組で、2号車は2組でお願いします。」
「はーい!」
「それでは1組の皆さん立ってください。」
私達1組は立って、ホテルの皆さんに『ありがとうございました』の言葉を伝えたり、おじぎをしたりしながらホテルを出ていった。そして、入出口から出て、バスに乗った。
「お約束です。バスの運転手の方にご迷惑をかけないようにしてください。お話は小さい声で話してください。」
「はーい!」
みんなはニコニコしながら先生の言うことを聞いた。
「それでは、咲良さん運転手さんによろしくお願いしますって言えますか?」
え?!私?!でも、大丈夫!
「はい。大丈夫です!」
私ははりきると先生はニコニコしてうなずいた。
「よろしくお願いします!!」
私は大きな声でみんなに聞こえるような声で言った。
「よろしくお願いします!」
みんなに届いたみたいだ。
「はい。それでは、出発します。」
運転手さんの声でバスは出発した。すると、窓から見えたのは、手をふってくれているホテルの方々が見えた。私達は大きく手をふった。
みかぜ相変わらずすごい!!
92:みかぜ◆3Y:2017/03/27(月) 07:20あゆりとリタありがとう!!嬉しい!
93:みかぜ◆3Y:2017/03/27(月) 10:39 ホテルの方々が見えなくなったときみんないっせいに喋り始めた。
「オレから始まるリズムにあわせて」
「それ、加藤さんゲームだ!オレもやる!」
男子は加藤さんゲームをしたり、しりとり、じゃんけんとかいろいろやっている。
「でさぁ。ははは!受けるでしょ?」
「うんうん!受けるわ!アハハ!」
女子は、おしゃべりを楽しんでいる。まぁ。私も結と喋るけどね!ちなみに、雫は酔いやすいらしいから前に乗ってる。
「…め!ゆめ!夢!」
「結何?」
私は、結に呼ばれてたのが気づかなかった。
「もぅ!これで25回呼んだんだからね!」
に、25回?!多すぎでしょ……それでも、よく元気だな……
「…で、何?」
私は、首をかしげて結に話しかけた。
「3月号買った?」
ん?3月号?なんの?
「なんの?」
私は、ますますわからなくなり首をまたかしげた。
「もぅ!だから!ガールズ!」
あっ!ガールズか!『ガールズ』というのは私のクラスで大人気のファッション雑誌なんだ!私も良く読んでるんです。私は、小4の時に買い始めた。ちなみに、ガールズのモデルで一番大人気なのが、野津架菜実(のつかなみ)ちゃん!中学2年生。とてもスタイル良くて大人っぽいんだ!結から聞いた話だと、架菜実ちゃんはここの学校の卒業生らしいんだ!結は話したことがあるんだって!羨ましい!
「あ!うん。買ったよ。」
「新モデル発表みた?」
「うん!見たよ!」
新モデル発表とは、ガールズのモデルが発表されるページだよ!
「唯野千春(ただのちはる)ちゃんかわいいよね!」
ん?千春…ちゃん……?
「あぁ!」
私は、バスの中で大きな声を出した。
「夢ちゃんどうしたの?」
「どうした?気持ち悪いの?お腹痛くなったの?」
「ううん。違うよ!大丈夫!ありがとう!心配してくれて。」
唯野千春ちゃんわかる。わかるよ。
「あのね、唯野千春ちゃんいるじゃん。その子私が前の学校の時千春ちゃん前の学校にいた!」
「えーーーー!!!」
「マ、マジで?!良いなぁ!」
「私も千春ちゃんが、なるとは思わなかったよ。」
「皆さ〜ん!そろそろ、動物園に着きます。荷物を持って準備してください!」
先生は、バス中に聞こえるように大きな声でみんなに声をかけた。
私は、前の椅子にかけてあった自分のリュックを持って、準備した。
「はい!着きました!前から順番に降りてください!」
みんな順番にバスからおりた。おりる前に「ありがとうございました。」とみんなは言っている。
「ありがとうございました。」
私は、言うと、運転手さんはニコニコしてうなずいた。きっと、「どういたしまして」って伝えたいんだと思う。
「みんなバスからおりましたか?それでは、今から班行動になります。班で行動してまわってください。集合時刻は、12:00で、集合場所は、動物園のレストランです。」
「はーい!」
今から班行動で行動することになった。
「パンダだ!可愛い!」
結は小1のころに戻っているような気分でパンダを見つめている。
「結おいてくよ!」
「ま、待って〜!じゃ〜ね♪パンダちゃん!」
結はパンダに手を振って、慌てて私達のところへ戻ってきた。
「もぅ!パンダと何話してたの?」
雫は、ニコニコして結に話しかけた。私も、気になる!
「えっとね…人生はあまくないよ!って話!」
は……?当たり前でしょ……
「うんうん。そうだね。人生はあまくないよね。」
雫はニッコリしながらどんどん結へ近づいていった。暗いオーラが出た。これはもしや…雫の怒モードだ!
「それは、誰にでもわかるわー!!」
雫は、結の頭をぐりぐりした。
「痛い!痛い!ごめんなさい!私が悪かったから!本当の話をするから!」
結は、泣き目で雫をやめさせた。
「分かればいい。」
「あの、パンダ妊娠するんだって。」
私達は歩きながら結の話を聞いた。
「マジで?!パンダ良かったね!」
「でも、パンダは子供ができるのは嬉しいけど、怖いんだって。もし、子供も悲しませたら怖いって。」
「そうなんだ。でも、私は、応援する!」
「私も!」
「そうだよね。ちゃんとみんなには笑顔で応援しなきゃね!」
「うん!」
私と雫と結は、泣きながら笑った。
「じ、女子?!どうしたんだよ?!泣いて。」
宮野と永井、カイト君が前から私のところへ走って来た。
「お腹痛くなったのか?!怪我したのか?!オレ、先生呼ぶよ?!」
永井は、慌てて先生のところへ行こうとしたとき雫が永井のうでをつかんだ。
「ううん。大丈夫。ただね、結がパンダが妊娠するって言ってたって言ってて、笑顔で応援しなきゃって思ってたら、いつの間にか泣いてたんだ……」
雫は泣きながらにっこりした。
「そうか。なら、安心だな。」
永井は、ほっとした顔で言った。
「うん。」
雫は永井が言った言葉にこくこくうなずいた。もしかして、雫……永井のことを……好きなの……?
「女子、オレ達トイレ行ってくる。」
「私達もいってくる!」
結は私と雫をひっぱって、女子トイレに向かった。
結はトイレに行き、私は、リップをつけたり、髪型直しをした。
「ふぅ。すっきりした。」
結は、個室から出て、手を洗った。
「ねぇ、雫……」
私は、リップを塗りながら、雫に話しかけた。
「何?」
雫は、髪をとかしながら返事をした。私は、リップをとめてこう言った。
「雫って、永井のこと好きなの?」
「……は…?私が永井のことを好き?!」
「うんうん。」
私は、リップをそのまま続けてポーチの中にしまった。
「なんで、そう思ったの?!」
雫は、手をぶんぶん振った。
「嫌〜。泣いてるとき永井から『そうか。なら、安心だな。』って言われたとき照れてて、顔赤くなってたもん!」
私は、髪ゴムを取ってもう一回結びながら言った。結は、『うんうん』とうなずいた。
「えっと……うん……」
「マジか?!私達応援するね!」
「うんうん!」
「ありがと!」
雫は嬉しそうにニコッとわらった。
「結はそう言えば、『うんうん』とかしか言ってない?」
「そ、そんなことないよ!」
結は手をブンブン振った。
「言葉が思い付かなくて。(笑)」
「ふーん……」
私と雫は、「何か隠してるだろ」という目付きをした。
「まぁ!いいや!行こっ!」
私達は、トイレを出てった。
「女子達おっせーぞ!生理かぁ?」
宮野は、ぷっぷっぷーとした顔をした。
「うるっさいわね!違いますぅ!」
結は、舌を出して『べー』とした顔をした。
「こらこら。喧嘩しないの!二人とも喧嘩好きだねぇ」
雫は、苦笑いをして宮野と結をとめた。
「時間なくなるから行こっ!」
私は、みんなを引っ張って、走り出した。
「もう!ちょっと、夢〜!」
雫は、クスクスと笑った。
「ねぇ!見て!うさぎだ!可愛い!」
結がうさぎに指をさした。
「本当だ!かわい〜!」
雫をしゃがんで、うさぎを見た。私と結もしゃがんだ。
「あ!あれ、私と夢と雫みたい!」
結が指をさしたのは、3人でいるうさぎだ。
「本当だ!アハハ!」
「うんうん。かわいい。」
雫は、うなずきながら言った。
「このうさぎ達だっことかえさやりすること出来ますが、やりますか?」
係員さんは、ニコニコして私のところへ近づいてきた。
「本当ですか?!やりたいです!」
結は、うさぎみたいにぴょんぴょんはねている。
「あ!でも、これお金かかりますか?」
私は、首をかしげて係員さんに聞いた。
「大丈夫です。無料です。」
「良かった!じゃあ、やろ!男子やっていい?」
結は、目を輝かせて男子に「やりたい」という顔をした。
「わかった。やってていいよ。オレ達近くにいる猿みにいってくるから。」
「わかった!ありがとう!」
私達は、うさぎをだっこすることになった。
「どうぞ」
係員さんからうさぎを私達に渡してきた。
「ふわふわ〜!」
「かわいい〜!」
「気持ちい〜!」
ん?気持ちい〜?私が後ろを見ると、結は、うさぎの毛にすりすりしていた。はぁ……なんてこっちゃ。
3分後
「ありがとうございました!」
「いえいえ。また、来てくださいね!」
係員さんは手を振って、お見送りした。
「永井達〜!ごめん〜!待った?」
私達は、男子のところへ走った。
「ううん。大丈夫。」
永井は、ニコっとしてさらっと言った。
「次どこいく?今、11:30だけど…」
カイト君はパンフレットを見ながらあちこちをキョロキョロ見回した。
「あ!私行きたいところある!」
私は、びしっと手をあげた。
「咲良どこ行きたいの?」
宮野は、首をかしげて言った。
「お土産屋さん。」
「はぁ?昨日、浅草限定のクッキー2袋買っただろ?!」
宮野は、なんか、嫌らしい顔をしてこちらを見てくる。
「妹の分買ってないんだってば!」
「だったら、あの浅草限定のクッキーで良いじゃん!」
「はぁ?!それは家族とお婆ちゃんとお祖父ちゃんの分のクッキー!!」
宮野と私は、喧嘩をした。
「ほらほら!二人とも落ち着いて。落ち着いて。まっ!宮野も昨日、せんべいめっちゃ爆買いしてたけどね〜(笑)ぷっぷっぷー。あっ!これ笑っちゃダメやつだぁ〜!」
結は、わざと宮野を怒らせた。
「あぁ?!お前!麻生知ってるだろ?!オレの家せんべい屋って!」
「ちりまちぇんよ〜(笑)」
結は、ふざけたことを言うから宮野は、結を追いかけた。
「ほらほら!落ち着け!仲直りの握手して。」
カイト君は、ダークオーラでにっこりした。
「ひぃーーーー!!怖い……」
結と宮野は、真っ青になった。
「じゃあ、仲直りの握手ね」
「ケッ!」
結と宮野は、嫌らしく握手をして手をブンブンふった。
「はい。終了!」
うわぁ。さっきのカイト君のキレたの初めてかも。私達は、お土産屋さんに入った。
「これ、かわいい。」
私が手に取ったのは、くまのストラップだ。茶色くて、かわいいやつだ。
「夢〜!どう?雪ちゃんが喜びそうなやつあった〜?」
結と雫が私のところへ歩いてきた。
「あ!これかな?」
私は、手に取っているくまのストラップを結と雫に見せた。
「かわいいね!雪ちゃん喜ぶと思うよ!」
雫は、ニコニコしてうなずいた。
「確かに!目のうるうるさがいけてるー!」
はぁ?うるうるしてないけど……まぁ。いいや。私は、レジに行き、雪へのお土産を買った。ラッピングはとってもかわいかった。
私は、カイト君、永井、宮野、結、雫のところへ戻った。
「ごめん。待った?」
私は、苦笑いして首をかしげた。
「ううん。意外にはやかった。」
「なら、良かった。」
私は、ホッとした。理由は、みんなに迷惑かかっていないか、心配だったから。
私、結、雫、カイト君、宮野、永井は、集合場所の動物園のレストランへ向かった。
「みんそろいましたか?班ごと、みんなそろっているか確認してください。確認したら、知らせに来てください。」
私達は、確認をして、レストランの中に入った。
「ここの席ソファーだ!ラッキー!」
結は、にっこりしてばんざいをしていた。別に、どの席でも良いんだけどね……(笑)
この話、めっちゃ好きです!!(≧∇≦)
103:みー:2017/04/04(火) 15:12いつもありがとうございます(^_^)
104:彩由梨◆72:2017/04/05(水) 08:20>>100おめでとう!
105:みちる◆3Y:2017/04/05(水) 08:40 >>102ー>>103
ありがとうございます!これからもがんばります!
>>104
ありがとう!
私は、座る席を決めて、メニューをひらいた。
「お決まりですか?」
と、女性の店員さんがニッコリしながら聞いてきた。
「あ!『キャットオムライス』を一つと……」
私は、注文したとき、カイト君と宮野、永井、結、雫をみた。
「私は、くまのハンバーグを一つ、アメリカンドッグ三つで、うさぎパンケーキで!以上で」
雫は、スラスラと女性の店員さんに言った。
「…では、ご注文の確認です。キャットオムライスをお一つ、アメリカンドッグを三つ、くまのハンバーグをお一つ、うさぎパンケーキをお一つでよろしいですか?」
と、女性の店員さんは、首をかしげて、言った。
「はい。」
「では、お待ちください」
女性の店員さんは、ペコリとおじぎをして違うところへ行った。
「水田、凄いな」
宮野は、目を輝かせて雫を見つめた。
「いや、うちの妹と弟と一緒にお買い物するときに、私がお姉ちゃんだから、しっかりやらないとなって思ったら、いつの間にかこういう風にすらすらと注文できたわけ。」
雫は、ニッコリした。
「雫は、国語得意だもんね!」
私は、雫の肩を優しくポンと手をおいた。
「そういう、夢ちゃんも全教科得意じゃん」
カイト君は、ニコニコして私に言った。照れるな……
「そ、そんなことないよ。ただ、私のお母さんが塾の先生だからね。問題集とか買ってもらえるんだ。」
私は、照れて、ほっぺをぽりぽりと左の人指し指でかいた。
「羨ましいや……今度勉強教えてくれよ!」
「うん。良いよ」
宮野から言われて、私は、やる気マンマンで、ニッコリと笑った。
「ところで、お父さんは?」
雫は、首をかしげて、私に質問をした。そう言えば、言ってなかったね。
「お父さんは、学校の先生やってるよ」
「そうなんだ!だから、夢は、頭良いどおしの間から、咲良姉妹(夢と雪ちゃん)が誕生したってことか!」
結は、歯をニッとだした。
「ははは…」
私は、結の言葉に面白いか、可笑しいかよくわからなくなったから、私は、苦笑いすることしか、出来なかった。
「お待たせしました。キャットオムライスとアメリカンドッグ、くまのハンバーグ、うさぎのパンケーキです。以上でよろしかったですか?」
女性の店員さんは、注文した物をメモしてた紙を見た。
「はい。大丈夫です。」
「わかりました。では、ごゆっくりどうぞ。」
女性の店員さんは、ぺこりとおじぎをして、お盆を持って違うところへ注文した物をおきにいった。
「いただきまーす!」
私達は、声を合わせて言って、食べた。この味は………
「美味しい!!」
私と雫と結は、いっせいに声を出した。
「パンケーキが凄くふわふわで柔らかい…」
雫は、シロップをかけながら目を輝かせて感想を言った。
「私の苦手な人参をきざんでお肉とかに入れて焼いてるから何個でも食べれそう!」
結は、雫よりも凄く目を光らせながら食べた。てか、人参嫌いとか低学年みたいだな。ちなみに、私のオムライスは、たまごが口の中でとろけていく……
「ごちそーさまでした!」
私達は、ペロリとご飯粒一粒残らずに完食!藤原先生が中心に立って、手を『パンパン』と叩いた。
「はい!みんな食べ終わりましたか?それでは、今から駅へ向かって、あとは、家に帰ります。みんな帰る支度をきてください」
「はーい。」
私は、忘れ物がないか確認した。リュックに、昨日の着替え、体育着、ハンカチ、ティッシュ、お財布、家族へのお土産、しおりがあるか、確認してみんなで駅へ向かった。
「うぉーい。大都会こととうきょー!元気でな!オレのふるさとぉーー!」
田中は、東京に手をふり、大声で言った。相変わらず、うるさいやつだな…
私達は、新幹線に乗って、東京から自分達が住んでいるところへ戻るのだ。
「………」
私は、眠くてうとうとしていた。
「夢、もしかして、眠いの?」
結は、首をかしげて、眠そうに、言った。
「結だって、眠そうじゃん。」
結だって、うとうとしている。
「うん。じゃあ、寝よっか」
「うん」
「おやすみなさーい……」
私と結は、声を揃えて目をつぶって、眠りについた。
2時間後……
『〜♪まもなく、○○駅です。まもなく、○○駅です。』
私は、新幹線内の放送に目が覚めた。新幹線内に放送が流れた。どうやら、私達が降りる駅に着いたようだ。私は、結を起こして、上にあげてた、リュックをしょって、駅の駐車場に行った。すると、雪とお母さんとお父さんがいた。
「雪!お母さん!お父さん!ただいま!」
私は、お母さんとお父さんと雪に抱きついた。
「お帰り。夢。」
お父さんとお母さんは、私を優しくつつんでくれた。
「お姉ちゃん、お土産は?」
雪は、首をかしげて、手を出した。
「あぁ。家につくまで待っててね。ちゃんと、お家のお手伝いした?」
私は、しゃがんで、雪に聞いた。
「うん!食器洗いも、洗濯も、お掃除もしたよ!ね?お母さん!」
雪は、ニコニコしながら、答えた。お母さんもニコニコしながらうなずいた。
「偉いね!今度、お姉ちゃんからもお手伝い頼もうかな♪」
「うん!やる!」
雪は、二日間で変わった。いつも、ぐうたらしてゴロゴロして、お手伝い嫌いだった雪が今では、お手伝いが好きになったようだ。
家に帰り、家族みんなにお土産をわたしたら、みんな大喜び。私も家族がお土産を喜んでくれただけで、心が幸せになる。
次の日の朝。いつも通りに登校。雪は、私が修学旅行に買ったくまのストラップをランドセルにつけていた。
「なくさないでね。」
「うん!」
雪は、ずいぶん、お土産が気に入ったようで、走って友達のところへ走っていった。
「ゆぅ〜め!おっはよー!」
結は、元気良く朝の挨拶をしてきた。
「夢、結、おはよう。」
雫は、爽やかな笑顔で挨拶をした。
「おぉ!雫おっはよー!」
「夢、聞きたいことがあるの。」
雫は、爽やかな笑顔が嘘のように変わった。
「何?」
私は、訳もわからなくて、首をかしげた。
「教えて。夢のいじめられた時の過去を……」
その時、暗い風がふいた。
第9章ー夢のいじめの過去ー
「あ、うん。良いけど。でも、学校では、嫌だから放課後いつもの公園で待ち合わせしよう。結も来て。」
「わ、わかった!」
私がいじめられてたことは、誰にも言いたくないんだよね……授業をすまして、時間が過ぎていった。私と雫と結は、いつも遊んでいる公園に行った。今は、誰もいない公園。ランドセルをひざにおいて話した。
「……じゃあ、約束の話をするね。私が小5の時…………」
1年前
「はぁ……今日から新しいクラスかぁ……仲良くできるかな…?」
私は、新しいクラスになじめるか凄く心配で大きなため息をついた。
「大丈夫!夢!きっと、夢は、友達いっぱい出来るよ!」
声をかけてきた人は、私が小3の時同じクラスになってからずっと仲良しだった、鈴木美代奈ちゃん。美代ちゃんは、凄く優しくて私が一番大好きな友達。いつも、仲良くしてくれたから凄く嬉しかったはずだった……でも、美代ちゃんには、裏がある。
「ねぇ、夢ってうざくない?私の言葉信じちゃって。」
「え?例えばどんな?」
「大丈夫だよ!夢は、いっぱい友達出来るよ!って。」
「マジで?!」
そう。美代ちゃんは、裏では、人の悪口が凄く酷い。表では、優しい系キャラで、裏は、悪口を言っていじめる。裏が美代ちゃんの本当の性格だ。私は、それを前に違うクラスの子から聞いた。それから、1か月後。もう、一生悪口は言われないだろうと思ってたが、予想は違った。なんと、いじめのターゲットが私になった。
「夢〜!ちょっと来て〜!」
と、美代ちゃんは、手を振り、私を呼んだ。私は、首をかしげて、美代ちゃんのところへ行った。
「ちょっとついてきて。」
美代ちゃんに引っ張られながら、私は、トイレに行った。
「…で、何?」
と言ったときだった。
ザバーーーーッ
後ろから水がかかったから、後ろを見ていると、同じクラスの子がバケツを持っていた。きっと、その子がバケツから水をかけたんだ。私は、一瞬頭が真っ白になった。
「ねぇ!これってどういうこと?!」
私は、怒っていった。すると、美代ちゃんは、クスクスと笑い始めた。
「ちょっ!美代ちゃん何が悪いの?!」
「はぁ?自分でも、分からないってどういうことなの?ウザイの」
私が怒ったときに美代ちゃんが口を開いてこう言った。その時一瞬しーんとなった。
「誰がよ?!」
「夢がね…!」
え?!私は、その時自分の名前を言われたとき凄く傷つき、正直言うと自分が情けなくみえた。
「あんたは、いじめのターゲットになったの。ずっと、いじめられな!夢!」
「………」
私は、その時言葉が言い返せなくて後悔した。私は、本当に馬鹿だ。みんなにウザイことをしてしまったから。あぁ。死にたい……
その日から、私は、いじめのターゲットになった。髪を引っ張られ、教科書、ノートは、キズだらけしかも、ページを開くと凄く傷つく言葉が書いてあった。私は、先生にも家族にも相談出来なかった。
「それでは、いじめアンケートを渡します。これは、お家の方から書いてもらってください。」
先生は、プリントと封筒を渡した。私は、帰宅したとき、お母さんが出迎えてくれた。
「お母さんこれ、いじめアンケート。」
「あぁ。わかった。夢いじめられてる?」
その時私は、びくっとした。
「……え…っと…あの……うん……」
私は、凄く怖くなり、ゴニョゴニョと声が途中から小さくなった。
「…………」
お母さんは、いじめアンケートのプリントを見て黙った。
「あの……お母さん…黙ってて、ごめんなさい。」
私は、謝った。泣きそうになった。
「夢、一回お父さんと相談しよう?」
「う……うん………」
私は、ますます、緊張してきた。
ーーーーーーーーーー夜、お母さんが言ってた通り、お父さんと話し合いをした。
「……という、わけなの。お父さん今まで、ごめんなさい。黙ってて…」
「そういうことなのか……ごめんな。お父さんも気づいてあげれなくて。」
お父さんも謝った。お父さんは、悪くないのに。すると、お父さんが、こういうことを言った。
「じゃあ、転校するか?」
と………私は、正直びっくりした。
「ちょうど、お父さん、違う学校にうつってほしいっていうことになってな。雪には、伝えてある。夢は、どうする?」
「……私も、良いよ。ここは嫌でも、転校する場所が安全そうならいく。」
「…と、いうことで、私は、ここの小学校に転校してきた。」
私は、真剣な顔で、話を終わらせた。
「……話そう……」
雫は言った。
「夢をいじめたやつと、話そう!そして、夢のことで私が勝とう!」
雫は、燃えた。凄いいきよいだ。
私も頑張る!辛くても諦めない!
第10章〜久しぶりのいじめっこ〜
「その夢をいじめた人の電話番号知ってる?」
「うん。知ってる。」
「じゃあ、かけよう。」
私と雫と結は、ダッシュで私の家に行った。電話を手に取り、美代ちゃんに電話をかけた。美代ちゃんと久々に話すからドキドキした。
「はい。鈴木です。」
この声は、美代ちゃんだった。
「美代ちゃん?覚えてる?私のこと」
「えっと…どちら様ですか?声がわかる気がするんですけど…」
私は、ちょっとイラッとした。この声で私ってわかるだろ……
「咲良夢。」
「あ!夢ね!」
美代ちゃんは、「あぁ」と言い、小声で「あのうざくて、私が嫌いだったやつじゃん…」って言ってた。本人にバレバレだっつーの。
「…で、なんのよう?」
「友達が美代ちゃんに喋りたいって言ってたから、かわっていい?」
「どうぞ。」
私と雫は、すばやく交代をした。
「あなたが、鈴木美代奈さんですか?はじめまして、水田雫ともうします。」
「はい。そうです。」
雫は、丁寧に自己紹介をやった。そして、いよいよあの事。
「美代奈さん、夢をいじめたって本当ですか?」
雫は、少しイラついてる感じで美代ちゃんに言った。
「あははははははは」
美代ちゃんは、高い笑い声を出した。
「そうだよ!私がいじめたんだよ!マジで、嫌いだったから!」
美代ちゃんは、悪魔に呪われた感じでペラペラと私の悪口を言った。ずっと、美代ちゃんの笑い声が聞こえる。
「うるさい!今度、○○公園で話をしよう。今週の土曜日に。」
「良いわよ!あなたが勝ったら、私が夢に謝る。しかし、あんたが負けたら、夢のいじめをエスカレートさせてそして、あなたのことをいじめるから」
美代ちゃんは、私の大切な友達。雫も巻き込んだ。私は、「雫は大切な友達だから巻き込まないで!」って言いたいけど、言う自信がなかった…
「良いよ。もちろん良いよ。」
雫は、フッと笑いかけ、美代ちゃんと勝負(話し合いを)する決意をした。
朝から執筆お疲れ様です
村上春樹のような生活リズムですね
ありがとうございます。
118:レミリ◆63Y:2017/06/14(水) 21:38 次の日、私達は、学校で話した。今日は、火曜日。どんなことを言うか話し合ってる。
「あれ?結と雫ちゃん、夢ちゃんどうしたの?」
私達の目の前にいたのは、まきほちゃん達だ。
「うん。実は…………」
私は、前の学校でいじめられてたことを全て話した。まきほちゃんは、目を丸くして驚いた。
「えーー!!嘘!夢ちゃんいじ…むぐっ…!」
さくらちゃんは、まきほちゃんの口をふさいだ。
「しっ!あんまり大きな声を出すと、回りの人に聞こえちゃうでしょ!」
「あ!そっか!ごめん!」
まきほちゃんは、「えへへ」とした顔をした。
「でも、今週の土曜日に、会う約束をしたの。」
「え…!もうすぐじゃん!」
まきほちゃんは、カレンダーを見て、びっくり!
「うん…それで、結と雫で話してたの。」
私は、しょんぼりとして下を向いた。
「だったら、私達も手伝おう!ね?さくら」
「うん。クラスメートは、クラスメートを守ることが大事だから。あと……」
「…あと?」
さくらちゃんは、一回黙って、にっこりして口を開けた。
「友達でもあるし、このクラスの仲間じゃん。ね?」
「うん…!」
私は、涙が出るぐらい嬉しかった!
「ただいま〜」
私が帰ったのは、16時だ。私は、すぐ、勉強机を向かって、宿題をした。スラスラと問題を解き、すべて宿題が終わった。私は、ベッドで、「ふぅ…」とため息をついた。今日も一日疲れたからだ……
「今日も疲れたな……」
夕食を食べて、お風呂に入り、ベッドで、横になった。くまのぬいぐるみを手に取り、そのまま、抱いて寝てしまった。
光が眩しい…もう朝だ。私は、確かそのまま寝ていたのだ。ふわふわのくまのぬいぐるみが気持ちよかったから疲れもとれたのかなと思った。
私は、宿題が終わったら、今日の準備をしてたからほっとした。
私は、学校へ向かうと、やじうまがいた。
「みんなどうしたの?」
私は、やじうまのところに行くと、さくらちゃんと、雫、結が振り向いた。
「捨て猫がいて。」
えーー!!捨て猫?!てか、なんで、こんなところに捨て猫がいるの?
「先生に怒られるから、さくらちゃん、雫、結行こ!」
「うん。そうだね。」
私達は、下駄箱のところへ行って、靴をはきかえ、6の1へ行った。
「おはようございます!」
私は、挨拶した。でも、誰もいない。でも、丸付けをしている藤原先生がいた。
「あら、咲良さん、水田さん、麻生さん、篠原さん、おはよう。そう言えば、みんなどうしたの?もう少ししたら、朝の会の時間なのに。」
「実は、昇降口に捨て猫がいたんですよ。それで、みんな集まってて…」
すると、先生は、窓を開けた。先生は、すぅっと大きく息をすった。
「皆さん!今何分だと思ってるんですか?!早く教室に戻りなさい!!」
藤原先生が怒ったのは、私は、はじめてみた。
すると、みんなは、ぞろぞろと来た。そして、朝の会が始まった。
「次に先生のお話です。」
当番が席に座ると、先生は、黒板の前になった。
「昇降口に捨て猫がいましたよね?触った人手をあげなさい!!」
すると、3人が触っていた。
「放課後、職員室に来なさい!」
みんな、おそるおそる机から、算数の準備をした。
「それでは、授業を始めます。」
私は、この学校に転校してから、藤原先生が、怒ったところを見たのは、初めてだった。
授業が終わり、休み時間………
「私、藤原先生が怒るのはじめてみたよ!」
「私は、久しぶりに見たな…」
ほとんどの人は、久しぶりに見たそうだ。
「あ!本を返しに行ってくるね!」
「あ!うん!行ってらっしゃい!」
私は、教室を出て、図書室へ向かった。
レミリン、面白いね〜♪
これからも頑張ってね〜♪
>>122 ありがとう!頑張る!
図書室には、誰もいなくて静かだった。凄く、本読みに集中出来そうだ。私は、借りた本を元の本棚に戻した瞬間……私は、涙を流した。
「え……なんで…なんで…何も悲しくないのに……なんで…!」
すると、ガラッとドアを開ける音がした。私が、振り向くと、結と雫だった。
「夢?!どうしたの?!誰からいじめられた?どこか痛い?誰かから泣かされた?誰かから言われた?」
「…ちがう…違うの…!」
私は、二人にわかるように大きな声で言った。
「少しだけ、寂しくなったの。一人で図書室にいると、寂しいし、今度の土曜日に前のいじめっこと会うのが怖すぎて………」
「夢……」
雫は、私の背中を優しく撫でてくれた。凄く暖かい……
「じゃあ、うちらも一緒に居よっか!」
と、結が、にっこりして立ち上がった。
「そうだね!」
「良いの?!」
私は、ビックリした。
「私達、夢のわがままなんでも受け止めるから!ね?結」
「もちろん!うちら、親友じゃん?」
「うん!」
私は、また、涙を流してしまった。
「もう!そんなに泣いたらかわいくないぞ!」
と、ハンカチで、涙をぬぐってくれて私は、二人を抱きしめた。
「夢、暖かいけど、暑い!」
「本当にありがとう!」
私と雫と結は、静かな図書室で、本を読んでいた。
「ふぅ…読み終わった!私、他の本探してくるね!」
「うん!」
私は、本棚に向かい、どんな本がこの学校にあるか、探していた。すると、奥の方にホコリがついている本があった。
「?なんだろう?」
私は、この本を開けたら……
『大好きだった友達』
と出てきた。
私は、次のページをめくった。
すると、ページが真っ白だった。
「え……?何も書いてない…」
次のページをめくると、
『あの日、私は友達ができた。』
と書いてあった。
『ところが、裏切られた。』
これ、私と同じだ……
次のページをめくるとき…チャイムが鳴った。
「じゃあ、もどろっか!」
「うん!」
続き気になるっ!
頑張って〜!
絵美、ありがとー!
128:レミリア◆63Y 名前かえました。:2017/07/10(月) 21:35 帰宅
「ただいま〜!」
「夢、お帰り!」
リビングに向かうとお母さんがいた。
「お母さん、今日仕事早く終わったの?今日、何曜日?」
「何いってるの?もう少ししたらよ。金曜日よ」
明日か……美代ちゃんと雫が勝負する日。
夜、私は、ガッツリご飯を食べて、宿題を今日のうちに終わらして、歯磨きをして寝た。でも、眠れなくなりそう。だって、明日は、本当の日。久々に再会だから凄く怖い……でも、絶対…必ず…行かなくちゃダメだよね…
私は、起きた。少しぐっすり眠れた。今日が、当日か……嫌だな……私は、服に着替えた。白いパーカーに、黒いスカート、黒いタイツ…私は、落ち込みで、食欲があまりなく、カロリーメイトを食べた。今日は、お父さんとお母さんは仕事…妹の雪は、友達とスケートに行った。だから、誰もいない。私は、歯を磨き、そして、約束の公園へ行った。すると、結と雫がいた。
「あ!来た!おーい!夢〜!」
「ごめん!待った?」
私は、息切れして着いた。
「ううん。大丈夫!」
な、なら、良かった!
「あら?お久しぶりね。咲良夢。」
「美代……ちゃん……」
面白いよ!
夢ちゃん、美代ちゃんに勝って!
いつまでも応援しています。
>>130
サンキュー!楽しみにしててね!
第11章ー雫VS美代ちゃんー
「あなたが、鈴木美代奈さん?」
「そうよ?あなたが、水田雫さん?」
「えぇ……」
美代ちゃんを久々に見た。結構変わっている。ショートボブだった、美代ちゃんの髪は、ロングヘアになっていて、身長も結構伸びた。でも、私よりは、小さい。
「そして、麻生結さん?」
「そうだけど?何か文句ある?」
結は、美代ちゃんににらみつき、パーカーのポケットに手を入れた。
「そして、もう一度言うけど、久々ね。夢…」
「うん…久しぶりね…美代…ちゃん……」
美代ちゃんが凄く怖い…転校してから、ずっと楽しかったのに、今では、足が震えてきた……
「あなたさぁ……夢の気持ちわかってんの?!」
「はぁ?!意味わかんない。そんなの知らんよ?」
美代ちゃんは、しつこく雫に言い返した。
「何よ……人に気持ちも知らずに、いじめて好き放題で、お前は、勝手過ぎなんだよ!!!」
雫は、ブチ切れた。
「はぁ?私は、夢をいじめて楽しかったわよ?だって、反応が、凄く面白いし、馬鹿だし、正直言うと、自殺してほしいよ」
美代ちゃんも言葉がエスカレートしていった。
「それに…」
「…せーんだよ………」
美代ちゃんがいいかけた時、雫が何か言った。
「はい?」
「うるせーんだよ!!何が反応が面白いんだよ!!ふざけんな!夢は…夢は、とっても、辛い思いでいっぱいなんだよ!お前のせいで!何が自殺してほしいって?だったら、あんたが自殺すればいいでしょ?!なんで、夢がする必要があんの?!考えろよ!夢の気持ち考えてよ!!」
雫は、涙を流しながら、言い返した。
「…………」
美代ちゃんは、下を向いて黙った。
少し、暴言っぽいのが、入ってて、ごめんなさい。
134:まい◆8Q:2017/07/21(金) 14:18夢ちゃん、結ちゃん、雫ちゃん、頑張って!
135:レミリア◆63Y 名前かえました。:2017/07/22(土) 18:30 >>134
ありがとう!夢達が負けないように頑張るね!
レミリア久しぶり!
うちのこと覚えてるかな?
あっあと!
小説相変わらずすごい!
リタ、もちろん、覚えてるよ
139:レミリア◆63Y 名前かえました。:2017/07/23(日) 15:06 「美代…ちゃん…?」
「夢、ごめん。ごめんね…」
美代ちゃんは、泣きながら謝った。
「私、雫さんの言葉を聞いて後悔した。夢がそんな思いだったとは、思わなかった……夢、本当にごめんなさい。」
「ううん。反省したなら、良いけど、もう、しない?」
「うん。でも、お願いがあるの…」
美代ちゃんは、涙をぬぐい、こう言った。
「私ともう一度、友達になろう…」
「うん!もちろん!また、やり直そう!」
「私達も!」
「夢、これからは、美代ちゃんじゃなくて、美代奈って呼んで?私、二人のこと、呼び捨てで良い?」
「もちろん!美代奈!」
私と、雫、結、そして、美代ちゃん…ううん…美代奈との友情がこれから、始まる。
「ねぇ、明日も遊ばない?」
「良いね!集合場所は、ここにする?」
「うん!」
明日も、私達は、遊ぶことになった。
次の日……私は、いつもの公園へダッシュで向かった。すると、美代奈と雫と結がいた。
「ごめん!待った?」
私は、息切れをして、公園まで来た。
「うちら、ちょうどついたよ!私と雫が公園に行ったら、美代奈とちょうど会って、その1分後に夢が来た。」
「なら、良かった!」
今日は、みんなに、プロフを書く日!あと、交換ノートの順番を決める!
「へぇ〜…結って、バスケやってるんだ!夢達知ってた?」
「私は、知ってた。」
と雫、
「えーー!!知らなかった!」
私は、本当にビックリ!まぁ…結体育の成績良いもんね!
「雫は、ピアノ習ってるんだ!夢は?」
「私は、最近ダンス習いたいなって思ってる。」
「あ!確かに、夢ダンス上手だよね!私は、最近、塾習ってるよ!」
「え?!そうなの?!今度教えて!」
「ok!」
そろそろ、門限だ。空は、夕焼けが、
だんだん消えていきそうだ。
「じゃあ!美代奈!じゃーね!」
「明日ねー!」
「うん!って、え…?」
なんか、おかしい…きっと、美代奈が、今度のこと明日って言い間違えたんだよね!
次の日ー月曜日ー
ふぁ……ぐっすり眠れた!さて、学校行くか!
私は、ご飯を食べて、歯磨きをして、服に着替え、学校へ行った。
「夢〜!おはよう!」
「あ!雫と結おはよう!今日は、やる気満々!」
そう!私は、美代奈ともう一度友達になれたのが、嬉しくてやる気満々なんです!
私達が教室に入り、1時間目の授業の準備をした。確か、学活だったから、筆記用具と、なんでもノート(なににでも使えるノート)を出した。
「皆さん、席に座ってください。」
みんなは、先生が来たら、静かになり、黒板側に向いた。
「今日は、転校生を紹介します。鈴木さん、入ってください。」
「皆さん、初めまして!咲良夢ちゃんと同じ学校から転校してきました!鈴木美代奈です!よろしくお願いします!」
えーーーー!!!美代奈が、私達の学校に転校してきたー!!
第12章ー美代奈が転校してきた?!ー
「夢ちゃんと、同じ学校から、転校してきたんだ!」
「うん!」
美代奈は、すっかり友達が出来ている。私と雫と結は、『明日ね』って言ってたのが、やっと、わかった。それは、うちの学校に転校してくることを…
「夢達、今日から一緒に帰ろう!」
「あ、うん!いいよ!」
私と雫と結と美代奈は、一緒に帰ることになった。
美代奈ちゃんとハッピーエンド!
ラッキー♪
これからもファイト!
下校……
「う〜ん!やっと学校終わった!疲れたー!」
結は、ぐーんと伸びをした。
「私は、全然疲れなかったよ。」
私は、全教科得意で、授業も大好きだからだ。
「えっ?!そうなの?!」
美代奈は、びっくり。あ…そう言えば、美代奈には、言ってなかったな…
「私のお父さん、学校の先生で、お母さんは、塾の先生だから、いろいろ親から教えてもらってるの。」
「えーーーー!!はじめて知った……」
美代奈は、予想してた通りビックリ!
「ねぇねぇ、今週の土曜日また、遊ばない?」
私は、思い付いた。
「良いね!また、あの公園?」
美代奈は、首をかしげて、言った。
「ううん。公園だと、寒いから、ガールズショッピングしたいな…って思って、プリクラ撮ったり、おそろいの物を買ったりとかするの!あと、カフェで、ガールズトークとか!」
「良いね!そうしよう!」
久々に心友とのお出掛けです!!
第13章ー初!ガールズショッピング!ー
私達は、デパートに来た。ここには、女の子に大人気ブランドがいっぱいある。
「どこから、行く?」
「RONI行かない?」
「良いね!」
私達は、RONIのお店に行った。
RONIのお店には、とっても、キュートな洋服ばかり!
「あ!このリボン可愛くない?」
「あ!かわいい!」
「じゃあ、おそろいにしよっ!」
私達は、お会計をして、さっそくつけた。
「じゃあ、プリクラ撮りに行こっ!」
結は、ウキウキダンスを始めた。
「ゆーいー?人前で踊るのは、やめようね?」
雫は、にっこりしながらブラックオーラが出た。
「夢、雫がなんかやばいんだけど…」
美代奈は、転校してきたから全然わからないよね。
「雫は、結が何かしたら、ニッコリしながらブラックオーラが出るんだよ」
「あぁ。そういうことね」
美代奈は、うなずきながら聞いた。
「ご、ごめんなじゃーーい!!」
ガールズショッピング、いいねえ!
146:レミリア◆63Y うさぱんだチョコイヤホンほしー!:2017/07/25(火) 20:05 …と、いうわけで、雫のお説教は終わり、プリクラを撮りに、ゲームセンターへ行った。
「あ!これ、ガールズに出てた!新しいプリ機!確か、千春ちゃんと、美南ちゃんが行ったんだよね!」
結は、ニコニコしながら言った。
「そう言えば、千春ちゃん元気にしてた?」
私は、千春ちゃんのことが気になって、美代奈に話した。
「うん!元気だったけど、先月、東京に引っ越しちゃって。住所は、聞いてるから、今度、手紙書こう!」
「うん!」
「じゃあ、入ろっか!」
私は、400円を払った。明るさは、100%で、チーク付きを選んだ。
そして、わくわくの中に入った。すると、衣装や、かぶり物があったが、おそろいで買ったリボンでプリを撮った。
そして、いよいよ、落書きタイム!
「どれがいい?」
雫が聞くと、
「名前をローマ字で書こう!」
私達は、プリに、名前を書いた。『YUME』、『YUI』、『SIZUKU』、『MIYONA』と。他にも、『初!ガールズショッピング!!』など、いろいろ描いた。このプリは、私の大切な思い出だ。
まい、ありがとう!私、一回でも、ガールズショッピングやりたい!あと、いつも、コメントありがとう!そっちの方にも、コメントしとくね!
148:まい◆8Q:2017/07/26(水) 08:12 いえいえ。
めちゃくちゃ面白いよ!!
プリクラ、女の子っぽい。
コメントしてくれるの!?
その時は、よろしくお願いします。
「あぁ!楽しかった!」
美代奈は、ぐーんと背伸びをした。
「もう、帰る時間か……もっと、遊びたかった!」
結は、しょんぼりしていた。
「あ!だったら、みんなで写真撮らない?チェキで!」
雫は、そういった。
「うん!良いね!」
と、私。と、いう訳で、チェキで写真を撮ることに。私達4枚に写ってる写真は……手で、星を作った。
リミリアは、小説を書くのが、とても上手で、尊敬してるよ〜!!
これからも、頑張ってください!
>>150 レミリア 誤字してごめんねー!
152:まい◆8Q:2017/07/26(水) 20:35 チェキって何?
リリカ先生も見ておられるのですか!?
>>152
チェキとは、写真を撮ると、写真が出てくるやつだよ!
そうなんだ!
チェキ、いいねぇ!
(知らなかったあなたは、女子力1以下 by真美)
わーーーん!
真美ちゃん、そんなこと言わないで!
(こんな女子力ない人に教えてくれてありがとうございました。 byふみ)
ふみ会長〜!
でも、ありがとう。
以上、ヘンな劇場でした!
>>154
私、実際に持ってるから今度見せるね!
頑張れ
157:まい◆8Q:2017/07/27(木) 07:29 >>155
ありがとう!
レミリアs、こんにちは!
『お願いだから、わたしを好きにならないで。』のSeiraです。
小説、読みました。すごくすごく、いいと思います!
やっぱり、文才ありますよ〜!
これからも、ぜひ読ませてくださいね。
>>156
ありがとうございます!これからも、がんばります!
>>157
いえいえ
>>158
seiraさん!お久しぶりです。ありがとうございます!
>>150
ありがとー!私も、リリカのこと尊敬してるぞよ!
おっと!雑談してしまってすみません!小説の続きです!
「これ、宝物になるかも!これ、友情の証ね!困ったことかあったら、みんなで相談ね!約束!」
「うん!」
私と結と雫と美代奈の友情チーム名は、『スターフレンズ』私達、スターフレンズは、どんな友情…未来が待っているのかな?
「じゃ!私と雫は、こっち方面だから、バイバーイ!」
「私と美代奈は、こっちだからバイバイ!」
私と美代奈、雫と結に分かれて、帰った。
「夕焼け綺麗だね。」
美代奈は私に言った。
「うん……」
「あ!私ここだから、じゃあね!夢!また、明後日ね!」
「うん!バイバイ!」
私は、美代奈に手を振った。美代奈の家は、一軒家だった。私も、家が一軒家が良いけど。でも、前お父さんが…
「夢、今度お前は、中学生なるだろ。だから、今、家を建てているんだ。多分、3月には、できるはずだ。」
って言ってた。どんな家になるのだろう。
「ただいま!」
私は、帰ったらすぐご飯を食べた。
ところが、嬉しいのがさぁー…と消えていく。
お風呂に入る時だった。私は、服を脱いで、体重計に乗った。すると、とんでもない体重で、私は………
「ぎゃーーーーーーー!!!」
と心の中で叫んだ。
夢ちゃん、体重で気にしてちゃダメだよ!
わたしの体重なんて…。
教えませんよ。
>>159
お久しぶりですね。
もし、レミリアsがよければ、タメでお話ししたいです!
私の小説の方も、一応更新したので、ぜひぜひ読んでみてくださいな!
私も昔、いじめられていたので…。(というか私が書いている小説、今のところの物語は完全にノンフィクションですし)
夢ちゃんの最初は怯えてしまう気持ち、すっごくよく分かります!
でも夢ちゃんには結ちゃんや雫ちゃんや美代奈ちゃんという、とっても素敵なお友達ができてほんと良かったです!
なんか、さっき更新されたものの感想じゃなくてスミマセン…!
>>161
私は、今年の体重見たら、4年生の時より、痩せてた(笑)
>>162
うん!良いよ!(すぐにタメで!)あと、呼び捨てok?私は、レミリアだと長いから、みんなから、『レミ』とか『レミィ』って呼ばれてるよ!
>>163
え?!そうだったの?私がこのストーリーを書いた理由は、私、仲がいい子から悪口を言われて、それが嫌で書いたんだ。でも、私は、seiraさんの味方ですからね!
第14章ー夢のダイエット!ー
「ど、どうしよう!ま、まず、お風呂に入ろう。」
私は、暖かいお風呂を入って気がついたことがある。それは、太ももが太すぎることだ。ヤバい。そしたら、恥ずかしくて、タイツはけないじゃん!と、とにかく、明日は、ズボンはこう。
次の日の朝……
私は、起きたら、背伸びで歩いた。背伸びでいると、身長が伸びたり、あと、なぜなら、太ももが細くなるって聞いたからね。
「いただきます!」
ご飯は、私が作った、野菜いっぱいハンバーグ、レタスいっぱい。
「夢、それくらいで、良いの?」
お母さんが心配そうな顔をしている。
「最近、太ったからね。」
「あら、そう?でも、痩せすぎは、体に悪いから気を付けるのよ。」
「はーい!」
私は、自分の部屋に戻り、重なっている、えり付きの服を着て、昨日から決めてた、ズボン。
「い、行ってきまーす!」
私は、恥ずかしながら、学校へ歩いていった。
>>164
ありがと!私も呼び捨てOK!私のことは、アルファベットだと面倒くさいから『せいら』でいいよ!
そうなんだ…。ありがとう、私もレミちゃんの味方だからねっ!
>>165
背伸びすると、身長のびるのっ?!私、背小さいからこれからやろっと。
『星姫』って書いて『せいら』って読むの。
学校の友達からは『ほしひめ』とか『せいら姫』って呼ばれたりもするなぁ…。今考えると、すごく変な呼び名だ。
>>166-167
せいらって呼ぶね!
レミリア、小説更新楽しみにしてるよ!
170:Seira◆V6:2017/07/28(金) 20:39 >>168
(★´・ω・)★`-ω-) ))ウン♪
あのね…こんなこと言うの、本当に申し訳ないのですが…もし宜しければ、私の葉っぱ友達のスレに行ってあげてくれないかなぁ?恋なりなんだけど…その葉友ね、初めて自分でスレ作ったらしいの。それで自信がないから、出来れば宣伝してほしいって…。恐縮ですが、URL貼らせて頂きます〜
スレ名:君色に染まった音色と共に。
http://ha10.net/romance/1500995036.html
>>169
ありがとう!あと、リリカと、コラボスレおめでとう…!私は、個人の小説で頑張る!
>>170
ok!行くね!できれば、私のガールズトークのスレにも来てほしいな!女子だったらね!URL貼るのめんどくさい……ごめん!めんどくさがりやで。
おっと!また、雑談を…ではでは、続きです!
「夢〜!おはよう!」
結と、雫が来たから、私は、ドキッとした。
「あれ?夢が、ズボンなんて、珍しいね。」
「え?!」
雫の言葉で、私は、また、ドキッとした。
「えっと……あの……」
私は、顔を真っ赤にしながら下を向いて、ごにょごにょ言ってしまった。
「あ!無理だったら、無理に話さなくていいよ!」
結は、ニッと歯を出し笑った。
「いや…違うの!美代奈が来たら、雫と結と美代奈の3人に話す。」
「ok!」
雫と結は、ピースをしてくれた。本当に心友で良かった!
>>171
わぁ…ありがとねっ!私は行ったよ、女子だから!
>>172
おぉ〜!夢ちゃん、言うんだね〜!私だったら言えないわ〜
>>173
ありがとう!
「みんな、おはよう!」
と、美代奈が走ってきた。
「あ!美代奈おはよー!」
結が、美代奈にぶんぶんと手を振った。
「アハハ!結は、いつも元気だね!」
美代奈は、ニッコリして結に言った。
「みんな集まったから話すね。私、太ってしまいました。体重がめっちゃ増えて。」
>>175
わっ、言った!しかも、さらっと!
レミリアと、私コラボしちゃう???
178:Seira◆V6:2017/07/29(土) 10:12 >>177
ごめんなさい、便乗しちゃいます!
私もレミちゃんとコラボしたいっ!!
>>176
私もよく仲が良くてなんでも相談してくれる人にさらっと言える。その子になんでも軽々言えるよ!
>>177
やりたい!あの、4人でやらない?リリカ、まい、seira、私で
セイラちゃんもどうぞ。
明スイのスレで話し合いましょ!
みんな、来てきて!
>>179
へぇ〜!いいね、そーゆー友達!
私も?いいの?
>>180
まいちゃん、ありがとう!
あと、ごめんね。
明スイのスレっていうのが分からないんだけど…。
出来ればURL貼ってほしいな!ごめん!
あ、そうだよね。
URLの貼り方知らないの。
『ここは明確スイーツ研究部!』ってスレだよ。
>>183
りょーかい!ありがと!
いえいえ!
186:Seira◆V6:2017/07/29(土) 12:45今、行ったよ〜
187:レミリア◆3es:2017/07/29(土) 14:13 「えーーーーーー!!!」
3人は、びっくりして、目を丸くした。すると、周りの人がジロジロと私達のところを見た。私は、顔を真っ赤にして、首をブンブン振った。
「お、落ち着いて!ごめん!私達が大声出しちゃって。でも、子供のうちにダイエットすると、身長伸びなくなるよ?」
「え?!そうなの?」
あ!そう言えば、4年生の時に、こう感じの習った気がする。
2年前………
「太っていることを気にしている人は、ダイエットしなくて良いです。だって、体重は、個人の成長なので大丈夫です。大人になるための準備なので、太っていることを気にしている人は、絶対に気にしないでください。または、体重をキープして、身長を伸ばすのも良いですよ!」
って、習ったかも!
「雫ありがとう!私、体重を減らすんじゃなくて、身長を伸ばすよ!」
私は、雫の手をギュッと握った。
「うん!頑張ってね!目指せ!5cm!」
と、ガッツポーズで、応援してくれている雫。
「私、身長が伸びる方法、家に帰ったら調べてみるね!」
と、私の肩をポンッとおいた、美代奈。
「私達、夢の身長伸ばす作戦に応援してるからね!」
結は、ピースをして言った。
「3人とも、ありがとう!」
>>187
へぇ〜!そんなの習わなかった…
いや、ダイエットする必要はない、とは言ってたけど。
>>188
そうなの?!うちは、4年生の時習った。
第15章ー夢の身長伸ばし大作戦!ー
「よーし!頑張るぞー!」
私は、だんだん力がわいてきた。いざ、身長のばーし!
1時間目は、算数で、黒板に書くとき、わざと、高いところに書いて背伸びをする作戦!
2時間目は、音楽の授業。歌のテスト!背伸びをして歌った。
休み時間は、体育館でバスケ!
「はい!夢!」
結からもらったボールをドリブルしてジャンプしてシュート!
「やったね!」
3時間目は、国語。席にずっと座っている時が多いから、椅子に座りながら背伸び。
4時間目は、体育!バレーボールをするの!
「はい!雫!」
結が、レシーブをして、雫は、私にトスをした。そして、私は、スパイク!
5時間目は、理科!理科室でやることに!双眼鏡を覗くとき背伸び。
と…こういう感じの身長伸ばし作戦だ。
>>189
へぇ〜!
私はねぇ、理由は言われず、ただダイエットをするな、って言われただけだったなぁ
>>190
夢ちゃん…必死だねぇ…!
あは、すっごく面白い
私は牛乳アレルギーだから飲めないけど、身長高いんだ。
私から提案。
魚を食べること、牛乳を飲むこと。
そして、健康に過ごせば身長は高くなります!
>>191
そうなの?!
>>193
今度、身長伸びる方法教えて!
「ふぅ。やっと、終わった!」
私は、ぐーんと伸びをした。
「夢、家に帰ったら何やるの?」
結は、首をかしげて聞いてきた。
「う〜ん…宿題したら、ちょっと走りに行くかな?」
「夢は、良いよね〜!」
結は、ニコニコしながら言った。
>>194
そうなのよ〜
>>195
夢ちゃんの何に対しての良いなんだろ?
「え?!なんで。私の何が?」
私は、びっくりして聞いた。
「だって、夢は、何でも出来るんだもん。国語、算数、社会、理科、音楽、体育、英語、家庭科、図工全教科得意だし、委員会で委員長だし、身長のことだって、しっかり考えてるでしょ?それが凄いし。」
「そう?」
「私、正直、夢とか、雫みたいな女の子になりたかった。私、3年生の時、女子じゃなくて、男子と仲がよかったんだ。でも、雫が声をかけてくれて、私は、雫と友達になれて、1月の後半に夢が転校してきて、そして、今月には、美代奈が来て友情も深められて、そして、心友になれた。それが、凄く嬉しかった!」
結は、ニッと歯を出して笑った。
「私も、昔は、いじめられてた。でも、転校してきて、最初に出来た友達は、結、次に出来たのは、雫。それが、嬉しかった。この学校に転校してきて良かったよ!あと、美代奈とも、再会して、心友になれた。本当に感謝してる。ありがとう」
私は、にっこりして言った。
「いえいえ。こちらこそ!あ!もしかして、時間潰しちゃった?ごめん!長話するくせがあって!」
「ううん。結と話せて楽しかったよ!じゃ!気を付けてね!バイバイ!」
私は、結に手を振った。
私は、家に帰ったら、宿題をした。今日は、プリント2枚だけだったから早く終わった。
宿題が終わった私は、走りに外に出た。
「はぁ……はぁ……」
私は、息切れしながら、走った。私は、家から小学校まで行った。
「あれ?夢ちゃん?」
上を見ると、カイト君と、カイト君と仲がいい水嶋君がいた。
「何してるの?」
「ちょっと運動かな…今年の4月から中学生じゃん?陸上部に入りたいから」
私が言ったことは、本当だ。だって、私は小さい時からずっと、運動が大好きで、いろいろ走ったり、縄跳びをしていた。でも、一番していたのは、走ることだ。だから、私は陸上部に入りたかったんだ。
「そうなんだ!俺と一緒!お互い頑張ろうね!」
カイト君は、私の目の前にグーを出した。
「うん!」
私と、カイト君はグータッチをした。
「ありがとう!頑張るね!じゃあね!」
私は、カイト君と水嶋君に手を振った。なんだか、やる気になってきた!
「ふぅ……疲れた。もう少しで、家だ。よーし!」
私は、全力で、走った。
「やっと、ついた!ただいま!」
私は、大きな声で、帰った。
「お姉ちゃん!」
雪が真っ青になりながら私に飛び付いた。
「雪、ど、どうしたの?!」
私は、雪に聞いた。
「リビングに……不審者が……」
え?!
「え?!わかった。雪、お姉ちゃんのスマホで、お父さんとお母さんに連絡して!お姉ちゃん、今から警察呼ぶから。」
「わかった。」
私は、電話のところへ行き、警察に電話した。
「あ、あの!助けてください!私の家に不審者が…」
私は、真っ青になりながら言った。
「はい。△△町の○○マンションの501号室です。はい。ありがとうございます。」
私は、ガチャッと、電話を切った時、不審者から頭を何かで叩かれ、気絶した。それからは、何もわからない……
ギャーーー!
お化け出たぁ〜〜〜!
雪ちゃんよく耐えれたなぁーー!
200おめっ!
ええぇぇぇっっっっっっっ!!??
夢ちゃん〜!え、これからどうなっちゃうの〜!?
続きが気になってたまらない…
まいの言う通り雪ちゃん頑張ったなぁ〜!
私……殺されたの?なんだか、ふんわりしてる感じ……
「はっ!」
私が、目を覚ますと、ベッドに寝ていた。すると、雪が座ってた。
「雪!ふ、不審者は?!」
私は、思いだし、雪に聞いた。
「は?何言ってるの?お姉ちゃん。誰も来てないよ。お姉ちゃん、走りに行って、帰ってきたとき、疲れて倒れたんだよ。お姉ちゃん熱出てない?」
「そ、そうだったんだ。熱出たって、いうよりダルい。」
コンコン
雪と話していると、ドアをノックする音が聞こえた。
「はーい」
「夢、具合どう?」
お盆におかゆと水を持ったお母さんが来た。
「うん。大丈夫だけど、ダルい…」
「あら、そう?先に、お風呂入ってきな」
「はーい」
私は、お母さんの言われた通り、お風呂の準備をした。
私は、服を脱ぎ、お風呂に入った。
「気持ちいい……疲れとれる…」
でも、叩かれる感触があった気がする。
私は、シャンプーをしていた。
「いたっ!」
頭がなんだかヒリヒリしている。もしかして、叩かれたのって、現実?!
「ふぅ……きもちよかった…」
私は、パジャマを着て、タオルで濡れた髪をふきながら、お風呂場から出た。
私は、雪部屋へ行った。
「雪、お姉ちゃんだけど良い?」
「うん。良いよ。」
私は、雪の部屋へ入った。
「雪、私に何かやった?」
「ううん。なんで?」
「なんか、シャンプーしてたら、頭がヒリヒリしてたからさ…」
私は、ヒリヒリしているところを撫でながら言った。
「お姉ちゃん、頭から倒れたもん。」
「ふーん……」
私は、雪の部屋から出て、ドライヤーで、髪をかわかして、自分の部屋へ戻り、勉強机にあった、写真立てを見つめた。
ルナ先生!
はじめまして。『解決事務所 パワフル☆ピース』という小説を書いています、薫です。
とても面白くて、思春期の複雑な心境がよくわかります。
夢ちゃん、努力家で性格良くて、最高ですね!
あの、もし良ければ、ですけど。
ぜひわたしの作品読んで、アドバイスください!
図々しくてすみません。
これからも応援しています!
頑張ってください!
>>206
先生って……凄く照れる!ありがとうございます!ルナって呼び捨てで良いですよ!薫さんの小説時間があったら見てみますね!
「……」
やっぱり…私と雫と結と美代奈って心友だよね……
その後…私は、そのまま眠りに落ちた。
「ふぁ……そのまま寝ちゃった……」
私は、自分の部屋から出て、リビングへ向かい、朝ごはんを作り始めた。
ルナさん
ルナって呼ばせていただきます!
あと、タメ口で話してもいいですか?
小説のアドバイスもありがとうございました‼
>>209
良いですよ。かおるんって呼んでも良いですか?
ルナ、いいよ!
私のここで使ってる名前(薫)は仮名だから、ニックネーム(?)って考えたことなかった!
ありがとう‼
>>211
これから、小説書く同士頑張ろうね!かおるん!
「う〜ん…今日は、おにぎりにしよっ!」
私は、手を洗い、おにぎりを作り始めた。具は、梅干し、鮭、昆布、おかかを準備した。そして、4種類2つ作った。
「夢、おはよう」
「あ!お父さん、お母さん、雪おはよう!」
私は、握ったおにぎりを大きなお皿にのせてテーブルに置いた。
「今日は、おにぎりです!」
と、私は言った。
ルナ、夢ちゃんちょっと安心。
ちょっとアドバイスだけど。
と、私は言った。
って最後の部分。
と、私の声が部屋中に響いた。
みたいな感じがいいと思う。
>>214
アドバイスありがと!
「お!旨そうだな!いただきまーす!」
お父さんは、部屋中に響く声でご飯を食べた。
「お父さん!近所迷惑になるよ!」
「でも、もう少しで広い家に住めるからな」
「うん…」
私は、正直言うと、まぁ楽しみだけど、ここのマンションとは別れたくない……でも、しょうがないよね……
「いただきます。」
私は、小さい声でご飯を食べた。
「そう言えば、今月夢の卒業式よね。何日かわかる?」
「えっと…18日かな」
「今週の土曜日に制服買いに行くか!」
「うん!」
私は、小学校を卒業するのは嫌だけど、中学校に行くのは楽しみだ。
私は、のんびりご飯を食べていると、時計を見たら、7時50分だった。
私は、急いでご飯を食べて、歯磨きをして着替えて学校へ出発した。
「いってきまーす!」
私は、ダッシュで、学校へ向かった。今日、学年集会で、卒業式で歌う曲発表なんですけど?!
私がしばらく走っていると、なんとか、間に合った。私は、のんびりしてる暇は、なく、私は、廊下もダッシュで行った。
「お、おはようございます!お、遅れてごめんなさい!」
私は、大きな声で挨拶して謝った。
「あ、あれ?先生は?」
「先生まだ来てないよ。夢ちゃん急ぎな。」
クラスの女の子から言われた。
「う、うん!」
私は、自分の席に行って、ランドセルから、筆記用具と教科書、ノートを出して、提出物と宿題は先生の机に出して、私は、席に座った。
「夢が遅れるなんてめずらしいね。」
「ご飯作ったり、のんびりご飯食べてた。」
「はぁ…やれやれ」
「皆さん、おはようございます!」
と、先生が、教室のドアをガラッと開けた。
「日直さんお願いします。」
「起立。おはようございます!」
「おはようございます!」
「着席!」
みんないっせいに席に座った。
「はい。今日から3月です。そして、今月で、貴方達は、卒業です。今から、学年集会なので、視聴覚室へ移動しましょう。出席番号順に並んでください。」
私は、出席番号が6番だから6番目だ。
みんなは、並んで出発した。
視聴覚室に着くと、2組がいた。
「1組が来たので学年集会を始めます。皆さん、おはようございます!」
「おはようございます!」
声が視聴覚室に響いた。
「えっと、今日から3月です。今月で先生とお別れです。そして、皆さんが行く中学校に行かない人が一人います。立ってください。」
立ったのは、木下さんとさくらちゃんだった。
「この二人は、私立の中学校に行くことになりました。」
私も私立行った子いるよ!
卒業、悲しい…!わーんわーん!
>>220
私の学年では付属の中学いく予定の人もいるんだよ。
「皆さん、卒業式頃に木下さんと篠原さんのお別れの言葉をお聞きしましょう。それで、前アンケートに書いてもらったんですけど、卒業式で歌う曲についてです。ちなみに、決め方は、一番多い曲に決めました。」
いよいよだ。ちなみに、私は、『ふるさと』にした。『ふるさと』は、2011年東日本大震災の時に作られた曲だ。
「では、発表します。」
お願いします!ふるさとふるさとふるさとふるさとふるさとふるさと
「卒業式で歌う曲は…………」
歌、何になったんだろう!
楽しみ(^◇^)
付属かぁ。
夢ちゃん可愛い。
ふるさとすごく願ってる。
「ふるさとです!」
や、やったーーーー!!!めっちゃ嬉しい!神様、ありがとうございます!!
「今からふるさとの歌詞を渡します。なお、クラスでアルト、ソプラノに決めてください。」
やっぱりだ。私が知ってるふるさとだ。
「明日から合唱練習を始めますので、今日のうちにアルト、ソプラノを決めてください。」
「はーい!」
わあ、よかったね!
卒業かあ……
わたしも今年卒業だなぁ〜
夢ちゃん、最後までファイト!
第15章ー卒業までの合唱練習ー
次の日。今日から合唱練習で楽しみな夢です。
私が学校に着くとみんな座っていて、先生もいた。なんか、気まずい感じがしたので…
「お、遅れてごめんなさい。」
と、謝った。
「別に、時間は間に合ってますんで大丈夫ですよ。」
と、藤原先生がにっこりして言った。
「全員集まったわね。では、先生から変わったことをお知らせします。アルトとソプラノのことですが、先生が決めました。」
「えーーーー!!!なんでー?!」
と、みんなは叫び、教室は、ざわざわとざわついた。
「みんな、静かに!急なことですが、理由は、よく仲が良い友達がいるパートの方へ行く人が多いので先生が決めました。」
先生は、大きな紙を開いて、磁石で、黒板に貼った。右はアルト、左はソプラノ。私は……
これからも、頑張ってください!!
229:ルナ◆3es:2017/08/09(水) 09:14 >>228
ありがとうございます!
「ソプラノか……」
私は、他に仲がいい子を探していると、美代奈だった。と、いうことは、雫と結はアルトだ。
「私って、声低いの?!私は、普通ソプラノでしょ!」
「しょうがないよ!いい加減諦めなさい!」
暴れている結を必死にとめている雫……結、本当になりたかったんだね……
「雫大変だね……結のわがままはまだまだ続きそうだね……」
「うん…」
私と美代奈は苦笑いをした。
1時間目は、体育!確か、来週で終わっちゃうからな…… 今日やるのは体育館で陸上!
「今日は、リレーをやります。出席番号順で、男女で走ります。」
「えーーーーー!!!」
体育館に声が響いた。どうやらみんな嫌だったようだ。まぁ。私は、嬉しいけどね…
「それでは、いちについて。よぉーい!ドン!」
先生の笛の音が体育館に響かせた。ちなみに、ルールは、一周回ってバトンを渡すのだ。
「夢?出番だよ?」
「あ!美代奈ごめん。ありがとう。」
私が、ボーッとしていると、美代奈が教えてくれた。
私は、スタンバイ。いよいよ近づいてくる。私は、軽く走り、バトンを受け取り、本気で走った。
「夢ちゃんだよね?速い!」
「咲良さんヤバッ!」
「咲良がんばれー!」
みんなあんぐりしていたり、目を輝かせていた。
私がタオルで顔をふいていると、みんなが私を囲んだ。
ふるさとになって良かったね…!
これからも応援してる。
>>231
いつもコメントありがとう!私、ふるさとがめっちゃ大好きな曲で、卒業式では歌わないけど、朝の会とか、エレクトーンの発表会の時に歌ったんだよ!
「み、みんな、ど、どうしたの?」
私は、びっくりして苦笑いをした。
「夢ちゃん速くない?」
「そうだよ!俺負けるかもしれねー!」
と、みんなから走るのが速いのを誉められた。嬉しい!
体育が終わったあと、私と雫と結と美代奈と一緒に女子更衣室に行った。
「それにしても、夢凄いね!」
「え?なんで?てか、前にも言ったよね?」
「そっか!忘れてた!テヘペロ♥」
すると、雫と美代奈は、笑いをこらえていた。
「もぉー!!って、夢…身長伸びた?」
結がふざけて怒ったとき結は言った。
「え?そうかな?」
私は、身長が伸びたのを気づいていなかった。
「今日、家に帰ったら、身長はかってみたら?」
「うん。」
3時間目と4時間目は、合唱練習!私が歌いたかった『ふるさと』に!一回視聴覚室に集まることに。
「はい!皆さん、クラスでソプラノ、アルトのパートを見てきましたか?」
「はい!」
「今回は、昨日言った通り合唱練習をします!まず、パート別々に練習しましょう!アルトが私で、ソプラノが里見先生です。ちなみに、アルトは、視聴覚室に残って、ソプラノは体育館へ移動しましょう。」
マ、マジかよ……てか、なんで音楽室じゃなくて体育館?
「何か質問がある人は……」
と先生が言った。これはチャンスじゃん!
私は、手をビシッとあげた。
「では、咲良さん」
「はい」
私は、藤原先生にあてられたとき、私は返事をして立った。
「どうして、音楽室じゃなくて、体育館なんですか?」
「あ!私も思った。」
「そうそう何でだろうね?」
「音楽室じゃなくて体育館っておかしくね?」
私が質問をしたとき、みんながざわついた。
「静かにしてください!えっと、咲良さんの質問に答えます。理由は、音楽室は4年生が使っているので、体育館でやることになりました。」
藤原先生はにっこりとしてそう言った。そういうことかよ……
「では、移動してください。」
と、先生が指示した。
「美代奈と夢ぇ〜!」
結は、私と美代奈を追い掛けようとしたけど、雫に捕まった。
「ごめんね!夢と美代奈ファイト!」
「うぅ……夢と美代奈がんばってねぇ…」
雫と結は応援してくれた。
「うん!頑張るね!そっちも頑張るんだよ?」
私は、結と雫に手を振って音楽室へ移動した。
「昨日のテレビ見た?」
「もしかして、世界の果てまでイッテQ?」
「そうそう!当たり!」
当たった…だって、美代奈ってこういう感じの好きそうだもんね。
「イモトさんがね………」
美代奈は、世界の果てまでイッテQの話をしている。私は、こう思った。昔の美代奈は、朝は機嫌が悪くて、悪口をいろいろ言っていた……でも、私と美代奈の問題が解決してから凄く仲良くなれたし、優しくなった……
「…め!ゆめ…!夢!」
「はい!」
私は、美代奈に呼ばれているのを気づいていなかった。
「もう!話聞いてた?」
「ごめんね!考え事してた!」
私は、苦笑いをした。
私と、美代奈が4階に上がり終わった後、美代奈が静かな廊下立ち止まった。
「美代奈?」
私は、首をかしげて聞いた。
「ごめんなさい……」
「え?!なんで?!」
美代奈が突然謝るから私はびっくりした。
「だって、5年生の時、夢をいじめてて本当にごめんなさい…」
「なんだ!もう、解決したことだから、もう謝らなくて良いよ!もう私達心友じゃん?」
「うん!夢大好きだよ!」
美代奈は、私に飛び付いた。
「もぉ!私も美代奈のこと大好きだよ!」
「てか、遅くなるよ?!急ごっ!」
「うん!」
私と美代奈は、手を繋いで廊下を走り、音楽室へ向かった。
「ま、間に合った??」
私と美代奈は息切れしながらドアをガラッと開けた。
「大丈夫!」
さくらちゃんが言った。
「なら、良かった!」
私と美代奈は隣に座り、先生を待った。
すみません!音楽室ではなく、体育館です!あと、階段を上がったではなく、階段を下った。です!失礼しました。
238:みぃ◆8Q:2017/08/14(月) 22:01 ついにふるさとの練習!
楽しみ!
「はい!皆さん集まりましたね?」
体育館の出入り口から楽譜を持ってきた先生。
「えっと、始める前に、伴奏を各パート1人が弾くことになりました。やりたい人はいますか?」
と、先生が言うと、ほとんど、ピアノ、エレクトーンを習っている人だけだ。あとは、じゃんけんで決めて、決まったのは、和泉 文ちゃんだ。
「では、先生は和泉の伴奏教えるんですけど、ふるさとが歌える人はいますか?」
と、先生は言って、キョロキョロと先生は探した。
私は、手をあげた。
「あ。いました。咲良さん、お願いね。」
「はい!」
私が、ふるさとの歌を教えることになった。
「それでは始めてください!」
さぁ!私が今から先生だ!!
「えっと、まず私が最初に歌うので、私後に続いてください!では。」
と、言い、私はすぅっと息をすった。
「あさやけ いろの空に♪
またたく 星一つ♪
さんはい!」
あさやけ 色の空に♪
またたく 星一つ♪
「小さな光が 照らす♪
おおいなる 勇気♪
さんはい!」
小さな光が 照らす♪
おおいなる 勇気♪
私達の歌声が体育館に響きわたった。
全部歌い終わると、大きな拍手が聞こえた。聞こえる方を向くと、アルトのみんながいた。
「え?!聞いてたの?!」
と、私は、恥ずかしそうに顔を赤くして言った。
「うん!最後のところだけだけどね!」
と、歯をニッと出して、ピースをしている結。
「では、少しだけ合唱の練習をします。和泉さんと、河井さんお願いします。」
「はい!」
二人は、ピアノの方へ速歩きで向かった。
先生の合図で、ピアノの綺麗なメロディーが体育館に響いた。私は、大きく息をすって歌い出した。
あさやけ色の空に♪ またたく星一つ♪
小さな光が照らす♪
おおいなる勇気♪
そして、いよいよ盛り上がるところだ!
助けあえる友との思い出を♪
いつまでも大切にしたい♪
進む道も夢の地図も♪
一番素直になれる場所♪
忘れられない歌がそこにある♪
そして、私達は歌い終わった。すると、先生達はパチパチと拍手をした。
「きっと、皆さんは、先生にとって一番楽しかった学年になると思います!」
と、藤原先生。
「きっと、卒業式でも大丈夫でしょう」
と、里見先生。
卒業式までもう少し頑張るぞ。
「ただいま〜」
私は、学校から帰宅して、自分の部屋へ行った。
「あ。そう言えば、身長はからないと。」
私は、身長をはかるのをすっかり忘れていた。私は、自分の部屋から出て、リビングへ向かい、メジャーで身長をはかった。すると………
「158cm?!」
私は、びっくりして叫んでしまった。近所迷惑になっちゃうな。
すると、ピンポーンとインターホンが鳴った。「うるさい」って言われるのかな。と思い、私は、玄関を開けた。
「はい。」
「あら、夢ちゃんこんにちは」
来たのは、隣の部屋の佐田さんだ。
「あ。良かったらあがってください。」
と、私は、にっこりとしてそう言った。
「今から出掛けるから良いわよ。あ。そうそう。夢ちゃん蜜柑好き?」
「あ。はい。好きです。」
「はい」
佐田さんが差し出したのは、ビニール袋に何個か入っている蜜柑だった。
「え?!こんなにもらって良いんですか?」
私は、びっくりして佐田さんに言った。
「良いのよ!いつも、お野菜とかもらってるから。」
佐田さんはにっこりして言った。
「そう言えば、夢ちゃん毎日見てるのに大きいね。何cm?あら!聞いてダメだったかしら。」
佐田さんは、口を右手で口を軽くおさえた。
「いえ、ちょうど佐田さんが来る前に身長はかったので。えっと、158cmです。」
「あら!大きくなったわねえ。じゃあ、蜜柑食べてね。じゃあ。失礼するわね。」
と、言って佐田さんは、帰った。
私は、ドアを閉めて、リビングへ向かい、佐田さんからもらったビニール袋に入ってある蜜柑を取り、食べた。
「ただいま〜!」
と、元気な声でドアをガチャっと開けたのは、雪だった。
「あぁ!お姉ちゃんずるい!私にもちょうだい!」
と、雪が言った。私はクスッと笑い、
「さっき佐田さんから蜜柑たくさんもらったから食べていいよ」
と、私は、にっこりして雪に言った。
「やったーー!!」
と、はしゃいでソファーに座った。
ピンポーンと音が鳴った。誰だろうと私は思い、ドアを開けると、
「どうも。宅配便です。」
と、宅配便のお兄さんが来た。
「おぉ!夢ちゃん!」
「あ!こんにちは!」
「大きくなったね!もうすぐ卒業だねぇ。この中に制服入ってるよ!あと、はんこお願いね。」
と、言われ、私は玄関の棚にあったはんこを取って、はんこを押した。
「はい!ありがとう!また、届け物があったら来ますんで!失礼します!」
と、言い宅配便のお兄さんはでてった。
「お姉ちゃん何届いたの?」
と、リビングにいた、雪がトコトコと来た。
「お姉ちゃんの制服が入ってるんだよ!」
と、私は、ニコニコして言った。
「見たい!見たい!」
と、雪は、目を輝かせ言った。私は、箱を開けた…………
「わぁ!可愛い!」
と、雪は目を輝かせた。その制服はネイビーのスカートとえり、そして、赤いリボン。ちょっとシンプルっぽい感じがするけどかわいい……
「お姉ちゃん、私も中学生になったら、かわいい制服着れる?」
と、雪は目を輝かせて言った。
「うん!雪も中学生になったらお姉ちゃんと一緒に中学校行けるね!」
「うん!」
と、雪は、楽しみそうに言った。
「ただいま〜!」
と、ドアをがチャッ開けた音が聞こえて、玄関へ行くと、お母さんが帰ってきた。
「お母さんお帰り!」
と、雪は、お母さんに抱きついた。
「お母さんおかえりなさい。仕事ご苦労様」
と、私はにっこりして言った。
「あ。そう言えば、お隣の佐田さんからいっぱい蜜柑もらった。あと、制服届いたよ」
「あらそう!ちょっと制服着てみて!」
と、お母さんは言った。
「うん。ちょっと着替えてくるね。」
と、自分の部屋へ戻った。
「着替え終わったよ」
自分の部屋から出たら、リビングへ向かった。
「良く似合ってる!」
お母さんは目を輝かせて言った。
「お姉ちゃん似合う!」
雪もお母さんと同じように目を輝かせていた。
「じゃあ、着替えてくる。」
私は、自分の部屋に戻った。私は、鏡を見た。
「制服ってなんだか大人っぽくなった気分がする」
なんだか、私は、制服を着たのが嬉しいのか、なんだか、にやけてきた。
ルナ、小説上手すぎ!
憧れる!(^^)!
応援してる〜\(^o^)/
確かに!
制服って、不思議だよねっ!
>>247
ありがとう!リリカの方が上手だよ!!失礼ですけど、リリカって何年生ですか?
そうそう!私まだ小学生だから早く中学生になって制服着たいって思うの!
次の日、私は少しニコニコしながら、学校に行った。
「夢!おはよう!」
肩をポンッと叩かれて後ろを振り返ると、いつも遅れる結だった。
「結?!珍しいね!」
「でしょ!今日は気分が良かったの!」
と、えっへんとして言った。なんか、低学年みたい。
「私も気分が良いよ。」
「え?!どうして?!」
結は興味津々で顔近づかせて聞いてきた。
「実は、昨日家に制服が届いたの!」
「え……」
ん?なんか、結の雰囲気変わったような。顔色が変わったような…
ルナ、最近コメント出来なくてごめん!
もしかして、結◯◯しちゃう?
>>250
ううん。大丈夫だよ!
○○に何が当てはまるかわかんない
「ゆ、結どうしたの?私悪いことした…?」
私は焦りながら聞いた。すると、結は、私の手をがしっと掴んだ。
「同士よ!」
結は、目を輝かせて言った。え?怒ってなかったの?
「え?!怒ってなかったの?」
「えぇ?私がぁ?怒るわけないじゃないの!」
結は、大阪のおばちゃんっぽく言った。
「…で、同士ってどういう意味?」
私は首をかしげて聞いた。なんか、突然『同士よ!』って聞いたからわかんないよ。
「ふふ。知りたいか?我がなは、カオスユーイキングだ。」
結はカッコつけて言った。てか、これなんっていうんだっけ?中二病だっけ?確か。
「教えて!って!中二病かぁ!!」
私は、中二病のことを思っていたら口に出していた。中二病で…当たって……るよ…ね…?
「ふふ。教えてやろう!私が同士と言った理由は!」
ゴクリ……なんか、緊張してきたんですけど……
「CMのあとで!」
「CMあるのかよ?!」
私は、まさかのツッコミで…良いのかな?まぁ。とにかくツッコミ!
>>251
たしかに、ちょっと違ったかも。
相変わらずコメディのようなノリの結ちゃん、面白い!
皆様大変お待たせしました!!
ルナです!最近投稿できなくて申し訳ございません。私、ルナは応援団となり葉っぱにはこれるのですが、小説を書く時間がなくて続きを楽しみにしてた皆様申し訳ございません。なるべく、毎日朝、学校から帰ったら、夜に投稿したいと思います。今日は、1作品1回書きたいと思います。明日からなるべく、3回は書こう思います。または、1時間ごとにやるかです。とにかく、今年には、『あの日の物語』を終わらしたいという目標です!
皆さん、改めまして、今後もルナの小説をよろしくお願いします。
「ごめん!ごめん!じゃあ、言うね!」
結は苦笑いをして言った。さて、いよいよ緊張をまたもらいました!!さぁ。なんでしょうか!麻生選手!
「私もね、制服が届いたの!」
「マジで?!私も!同じ〜!」
私と、結は手を合わせた。すると、トントンと誰かから肩を叩かれた。後ろに振りかえると、
「おはよう!結と夢!」
肩を叩いたのは、珍しい2人で登校している雫と美代奈だった。
「もぅ!びっくりしたよ!結の家に行ったら、結はさっき出ていったよって結のお母さんが言ってたから!もぉ!」
雫は、少し怒っている感じで言った。
「なんか、久々かな?4人で登校するの」
美代奈は、ニコニコして言った。
「そうだね!よし!もう少ししたら学校だね!!今日も一日頑張ろう!!」
「おぉーーー!!」
さぁ!今日も頑張るぞ!!
ルナ、やっほ!
色々と大変なんだね。
これからも楽しみにしてるからね!
無理せずに頑張って!
ありがとう!
258:月川ルナ◆3es みんな今までありがとう!大好き!:2017/08/29(火) 07:14 皆様へ
今日の朝は北朝鮮のニュースを見てて学校に行く準備をするので今日の朝はできません。なので、学校から帰ったら2回投稿します
「みんなおはよう!!」
私は、にっこりして大きな声で挨拶きて、教室の黄色いドアをガラッと開けた。
「ちょっと待って!結貴方………」
結を呼び掛けたのは、震えているまきほちゃんだった。
「えっとぉー……今日はたまたま早起きして(笑)」
結は、ニタニタした顔で目をそらしてしゃべった。
「明日から早起きして今日みたいになりなさい!!そして、中学校でも続けるのよ!」
まきほちゃんは、燃えている。結の肩をガシッとつかみ、燃えている。
「は、はいぃ!!まきほ先輩!」
まきほちゃんと同じ年なのに先輩って(笑)まぁ、そこが結の良いところだけどね!
「皆さんおはようございます!」
藤原先生は、嬉しそうに教室に入った。なんか、良いことでもあったのかな?すると………
「あれ?!先生指輪つけてる?」
私は、不思議に思って、先生に聞いた。
「気づいた?先生婚約することになりました!!」
先生は、つけている小さなダイヤの指輪をみんなにみせた。
「えぇー!結婚式はいつですか?!」
「4月春休み中です!」
「赤ちゃんは何人ほしい?」
みんな、藤原先生にいろいろ質問している。私も質問したい…
「皆さん静かに!質問したい人もいると思いますので、1時間目は、先生に質問をする授業にします!」
「イェーイ!!」
みんなは喜んだ。てか、先生ありがとうございます!!私先生に質問したあったから良かった!
「では、先に健康観察です!」
先生はいつもより凄くテンションが高い。毎日そういれば良いと思うな。
「では、1時間目を始めます!では、質問がある人!」
私は、聞いた瞬間ピーンと手をあげた。
「では、咲良さん」
先生から指示されて私は、席からたった。
「婚約者は誰ですか?」
「あ!私も気になる!」
みんな私の質問にざわついた。
「静かに!えっと、先生の婚約者は、砂嵐の松村順さんです!」
「はぁーー?!嘘だろーー!!」
と、みんなでツッコんだ。
「嘘でーす!」
「おいおい…w」
「では、先生の婚約者は…………………」
私は、ドキドキした。そして………………
「阿部先生です!」
藤原先生はにこにこして言った。
「阿部っちかぁーー!!!!」
みんなは、びっくりした。ちなみに、阿部先生とは、4年2組担当の先生。高学年からのあだ名が阿部っち。まぁ、あの先生カッコいいって言われてるからね……
「じゃあ、誰からプロポーズしたの?」
結は興味津々で聞いた。あ!私もそれ聞いてみたかった!
「えっと…阿部先生からです!」
すると、阿部先生が、丁度、6年1組のクラスを通りかかった。すると、男子は廊下から出て、阿部先生を囲んだ。
「み、みんなどうしたんだい?」
阿部先生は、凄く困っている。でも、男子先生のことを気にしない。阿部先生どんまいです。
「阿部っち結婚するの?!」
「藤原先生とですかぁー?!」
みんなは質問を押し付けた。
「え、え〜………」
阿部先生が困っているし、藤原先生もだ……ここは、私が言わなくちゃ!私は、すぅっと息をすって、
「男子言い加減にやめなさい!!」
私は、さくらちゃんとハモった。
「ハモったことは気にしないで」
私とさくらちゃんは、ハモったことは気にせずに、
「阿部先生が忙しい中呼び止めちゃ駄目でしょ!男子今授業中なんだから席に座れ!!」
私は、怒ったせいか、顔を赤くした。なんだか、ほっぺが熱い……なんか、ふらふらする……
「夢!大丈夫?!夢……!」
結、雫、美代奈が叫ぶ声………私は、それ以来記憶がなかった……
「…ん?」
私は、少しずつ目を覚ました。
「ここはどこ?」
私は、キョロキョロしていると、保健室だった。しかも、ベッド。
「お姉ちゃん大丈夫?」
雪が心配してる顔で私を見ていた。
「うん!大丈夫だよ!ありがとう!雪!」
「お姉ちゃんが元気ならよかった。」
雪は、にっこりしてそう言った。
「今何時?」
「えっと、10時30分だよ」
雪は、時計に指を指し答えてた。
「あら。もう起きたの?」
ドアをガチャっと開けたのは、保健の先生の岡山先生だ。
「じゃあ、私用事があるから行くね。お姉ちゃんお大事に!」
雪は、私に手を振って、保健室から出た。
「あの、誰が運んでくれたんですか?」
私は、気になって、岡山先生に聞いた。
「あぁ、五十嵐君よ」
え?!カイト君?!なんか、いつもカイト君に迷惑かけているな
「じゃあ、そろそろ戻りなさい。先生もみんな心配してるだろうし」
「はい!ありがとうございました!」
私は、ぺこりとお辞儀をして岡山先生にお礼を言った。
「じゃあ、お大事にね」
岡山先生は、ふんわりとした顔で私に手を振ってくれた。
「カイト君!」
私は、廊下にいたカイト君を見つけて大きな声で呼んだ。
「ゆ、夢ちゃん?!」
カイト君は凄くびっくりしていた。
「大丈夫なの?!」
「うん!大丈夫!!それより、私を運んでくれた人カイト君でしょ?」
「うん。」
「ありがとう」
私は、ありがとうと言ったときにっこりと笑った。
「いえいえ。あんまり無理しないでね?」
「うん。」
カイト君は、友達がいるところに行った。
「みんなやっほー!」
私は、大きな声で笑顔で教室のドアを元気よく開けた。
「ゆ、夢?」
みんなは、口をぽかーんとしていた。なんでだ?
夢ちゃん、相変わらず元気!
卒業まで楽しんでるね〜!
あと先生の婚約おめでとうございます。
>>266
先生からメッセージ
藤原
岬さん、ありがとうございます。先生は婚約して嬉しいです。子供を大切に育てたいと思います。
「夢〜!!」
結は、私のところに走ってきて抱きついてきた。
「結どうしたの?!」
私は、わけがわからず、焦った。
「大丈夫なの?」
心配な顔をしている雫と美代奈。
「うん!大丈夫!めっちゃ元気!」
私は、にかっと笑った。
「なら、良かった!」
雫は、ニコッとふんわりした笑顔をした。
「そろそろ合唱練習だから行こう!」
「うん!」
「みんな待って!」
先生は、息切れして教室のドアを開けた。
「今日は、合唱練習は中止です!」
「はぁーーー?!」
みんなは、びっくりしていた。みんな、楽譜、筆記用具準備してたもんね。みんなは、めんどくさそうな顔をして楽譜を戻しに行った。
「先生何をやるんですか?」
さくらちゃんは、手をあげて先生に聞いた。
「えっとですね。3、4時間目は合唱練習の予定でしたよね!でも、なくなったので、6の1のお別れ会をしたいと思います。」
「は?」
みんなは、口をぽかーんとしてた。
「篠原さんとは、今月でお別れなので!」
先生は、焦っている顔をして言った。まぁ、さくらちゃん今月で最後だもんね。
「私は、賛成です。さくらちゃんと最後まで楽しみたいです!」
私は、にっこりとして言った。
「じゃあ、私も!」
「う〜ん。俺も!」
みんな、私が賛成意見を出したら、みんな賛成してくれた。
「では、やりたいと思います!」
最初は、思いやりの椅子取りゲーム!思いやりの椅子取りゲームは、普通の椅子取りゲームとは違って、全員が座るっていう椅子取りゲームだ。椅子に乗っててもok!
「では、スタート!」
CDラジカセから、『秋桜の約束』が流れた。この曲めっちゃ泣けるんだよな。
「はい!ストップ!」
流れていた『秋桜の約束』が止まって、みんな座るところを確保している。ところが、みんなぎゅうぎゅうで座れなくなってしまった……
2分後、やっとみんなが入れた。
「先生く、苦しいです………」
結は顔を真っ青にして先生に言った。
「ちょっと記念に撮らせて?」
先生は、カメラを持ち、先生は、写真を撮った。
「よし!みんな良いよ!」
先生は、バッチリそうな顔をして言った。
「あぁ。苦しかった。」
私も苦しかったよ。ぎゅうぎゅうで死にそうになった………
「では、2回目スタート!」
続きの秋桜の約束が流れた
みんなは、いっせいに、椅子の周りを歩いた。そして、先生が、音楽をとめた時、みんなは、また、考えた。
「身長が高い人が椅子に座ってそして順に座る」
と、雫が考えた。え?ということは、私が2人を乗せる?!あぁ。私最悪だわ……
「夢ちゃん私重いよ?」
びびっているのは、岡本恵美ちゃん。痩せてると思うけどな。
「じゃあ、乗るよ?」
恵美ちゃんが私の上に座ると、軽いじゃん!
「次私だ。えみみんと、ゆめりんごめん!」
謝っているのは、桜島杏子ちゃん。何もしてないじゃん
「謝らなくても大丈夫!」
私は、にっこりして言った。
「私も準備okだよ!」
恵美ちゃんはにっこりとして言った。
「じゃあ、乗るよ?」
杏子ちゃんは、目をつぶって、恵美ちゃんと、私の上に乗った。
「……」
ずしっときたが、重くなくね?
「みんな写真撮るよ!」
先生は、カメラを構えて写真を撮った。
「先生見せて〜!」
結は、先生のところへ行って、カメラを覗いた。すると、結は、笑いをこらえていた。
「結どうかした?」
美代奈は、ちょっと首をかしげて聞いた。
「だ、だって……」
結は、笑いをこらえていた。
「夢の顔が写ってなくて、ピースしてる手だけ写ってて……」
言われてみれば……って、これ笑えないだろ!
「結」
私は笑顔で結を呼んだ
「夢どした?」
ニコニコしている結が振り向いた瞬間
「夢それだけはやめておくれ…」
私が結にやったのは、頭グリグリだ。
「謝れよ?」
私は、笑顔になって言った。笑顔だけど、ブラックオーラが出ているからね?結ちゃん?
「ご、ごめんなしゃい……」
結は泣きそうな顔をしていた。私は、結の頭を撫でた。
「次からはしないでね?」
「はーい!」
結は、ぱぁっと笑顔になった。それこそが、結だよ!
「次に、しりとりをします!」
先生は、黒板にすらすらと大きくしりとりと書いた。
「えー!!絶対に面白くないでしょ!ドッヂボールとかしようぜ!」
男子がいちいち文句を言う。男子うるさい…
「でもん雨降ってますし、体育館では、他の学年が使っています。教室だと凄く危ないです。」
「じゃあ、しりとりで良いですよ!」
カイト君は、手をあげてにっこりと笑った。
「じゃあ、先生からです!しりとり」
先生からしりとりが始まった。
「林檎!」
結は、元気良く言った。林檎は、あの果物のことね!
「胡麻!」
胡麻か。てっきり、ゴリラって言うかと………
「ママ!」
男子が、大きな声で『ママ』と言った。ママってお母さんのこと?!
「お前馬鹿か?」
結は、めっちゃ笑った。結……さっき注意したばっかりですよ?
「はい!続けますよ!」
「はーい」
こうして、楽しかったお別れ会も終わる…
「今日は楽しかったね!」
結は、ぐーんとのびをして言った。
「そうだね。さくらちゃんともお別れだし。」
「雫やめてよ〜!悲しくなるじゃん!」
結は、泣き目になって言った。って!本当に泣きそうじゃん!
「結大丈夫だって!」
私は、凄く焦った。結って泣き虫か?!
「うん」
結は、ちょっと静かになった。下校の時……
「今日楽しかったね!」
美代奈は、ニコニコして言った。どうやら満足したご様子。
「ねぇ、さくらちゃんと木下さんにプレゼントあげない?」
「あ!良いね!買いにいこう!」
私が、言った意見に結は、目を輝かせて言った。美代奈と雫は、にっこりしてうなずいた。
「じゃあ、明日買いにいこう!」
「おーー!!」
思いやりがあってすごい!
279:レア◆t/k 小説書くのを辞めようかな:2017/09/24(日) 21:24 私達は、近くのデパートでさくらちゃんと木下さんのプレゼントを買いにいった。
「じゃあ、2人グループで、プレゼント探そう!私は、雫と!夢と美代奈で、よろぴこ〜!!」
よろぴこってなんだよ……まぁいいや。
「じゃあ、集合場所は、噴水がある場所ね!!」
「了解!!」
こうして、私と美代奈、雫と結とペアを作り、さくらちゃんと、木下さんのプレゼントを選びに行った。
side 夢&美代奈
「ねぇねぇ、夢これなんてどう?」
美代奈が見せてきたのは……
「色紙?」
「そう!!これで、みんなから、さくらちゃんと、木下さんへのメッセージを書くの!」
「おっ!それ良いね!」
「じゃあ、お会計してこよう!」
私と美代奈は、お会計をした。
side 結&雫
「結!これなんてどう?」
「え?!これ?!なんで?!」
「理由は、ゴニョゴニョ……」
「お!それ良いじゃん!じゃあ、2枚買おう!」
そして、私と美代奈は、待ち合わせの噴水があるところに行った。
「お待たせー!待ったー?!」
駆け足で来る結と雫の姿が見えた。
「なんか買えた?」
結は、ニコニコしながら聞いてきた。
「買えたよ!じゃあ、いっせいに見せる?」
「良いね!いっせーのーでで!じゃあ……」
「いっせーのーで!」
私達は、プレゼントを見せた。すると、驚くことが……
「プレゼントが一緒?!」
私と美代奈と雫と結は声を合わせて、驚いた。
「どうするの?!2枚ずつだけど?!」
結は、あわあわとしていた。
「結落ち着いて!」
雫は、結の肩をガシッとつかんだ。
「あ!そうだ!!」
私は、ひらめいたことがある。
「え?!夢どうしたの?!」
「あのね。2枚あるし、こうしよう…!」
「おっ!良いね!」
「じゃあ、みんなに呼びかける!」
そして、翌日に……私達は、いろんな人に色紙にメッセージを書いてもらった。
「はい。」
ふぅ……最後の人が書き終わった……
「ねぇ、これっていつ渡すの?」
結は、首をかしげて聞いてきた。
「卒業式の時に、サプライズで2人に渡す!」
「あぁ!それ良いね!」
早く卒業式にならないかな……でも、悲しくなりそう…
私は、家に帰った。明日は職員会議で休みだ。再来週は卒業式………みんなとお別れか…………みんなっていうか、さくらちゃんと木下さんとか……
「お姉ちゃん!電話!」
雪が、リビングの方で大きな声で私を呼んでいた。私は、部屋から出て、雪とかわった。
「はい。もしもし」
「あ。夢?」
この声は、雫だ。
「うんうん……わかった。今行くね。」
「お姉ちゃんどうしたの?」
雪が、ソファーでお菓子を食べながら聞いてきた。
「ごめん!ちょっと出掛けてくる!」
「お姉ちゃん気を付けてよ!」
「うん!」
私は、雪に手を振って、玄関から飛び出した。私は、走っていつもの公園に向かった。すると、雫がいた。他にも結と美代奈がいた。
「…どうしたの?」
「伝えたいことがあるの」
「何?」
なんだろう。今日おかしくない?なんか、雰囲気がいつもより暗い……
「あのね。私、夢に黙ってたけど、私もね、夢と同じことをされたことがあったの……」
「え?!それって…!」
「そう。いじめだよ…」
雫は、顔を暗くして言った。こんなの嘘だ!なんで……なんで?!雫がいじめられてたの?!雫は良い子なのに!
「理由とかはあるの?」
美代奈は、心配な顔をして言った。
「うん。あるよ。それは……私が良い子過ぎるってことだよ……」
「え………」
私は、だんだん真っ青になり、頭が真っ白になっていく……
「私は、勉強はできる。テストでは、70点以上。それが、イラついたらしくていじめたらしいの…」
「………ない」
「え?」
「許せない!!!」
私は、顔を真っ赤にして怒った。
「ゆ、夢?」
「絶対に許せないんだから!!」
「夢待って!!」
私は、勝手に体が動いて、家まで走っていった。美代奈と雫と結が私を呼ぶ叫び声が聞こえたが、振り向きたかったけど、振り向けられなかった……
「なんで………」
私は、自分の部屋に行き、顔を真っ青にして考え込んだ。
「私は、何に怒ってるの?」
雫をいじめてたのが許せないの?それとも、雫がずっと黙ってたから怒ったの?わかんないよ……誰かぁ…助けてよ……
夢ちゃん……なんとなく、夢ちゃんの気持ち分かるかも。
私、何に対して怒ってるのかな、って……。
そして、雫ちゃんいじめられてたの?驚き‼
そういえば、結ちゃんは低学年の時転校してきたんだっけ?(ちがってたらごめん!曖昧な記憶だから……)
>>286
うん。そうだよ。今度書く予定!
次の日に、私は暗くなりながら学校へ向かった。
「おはよう………」
私は、いつも元気良く挨拶をするのに、今日は暗い。
「夢ちゃん大丈夫?体調悪い?」
カイト君が、とても心配な顔をして私の顔を覗き込んだ。
「うん。大丈夫……」
「そう?無理しないでね?」
カイト君にも迷惑をかけてしまう……だから、黙っておこう。
「おはよう」
結と雫と美代奈が教室に入ってきた。昨日のことを謝りたいけど、言えない。勇気が出ないのだ。
「夢………」
声をかけたのは、雫だった。
「あ。え、えっと……」
「ごめんなさい!」
私と雫は、声を合わせて謝った。
「え?なんで雫が謝るの?」
「そっちこそなんで夢が謝るの?」
私と雫が訳がわからなくなった。
「私は、夢に私の秘密を言ってなかったからそれで、怒ってたのかなって…」
「私は、雫をいじめてた子に対して怒ってるの。」
「今日夢と結と美代奈と私の4人でまた帰ろっか」
「うん!」
やっと、いつも通りの4人が復活した。
下校の時、私達はいつも通り帰った。
「昨日はびっくりしたよ!だって、夢公園から飛び出していったから!」
結は、ぷんぷんとした感じで怒った。正直言うと、結の怒り方可愛いわ。
「ごめん。ちょっとね…」
私は、苦笑いをした。これ黒歴史なりそうだな……
「じゃあ、今日はみんな解散!また明日!」
「バイバーイ!」
みんなは、十字路で別れた。今日は雫と仲直りできたし、なんかすっきりした感じの一日だったな!
そして、日の流れが早く、そして卒業まで残り今日も合わせて、5日……卒業式は今週の土曜日。
「みんなおはよう!」
「夢おはよう!」
雫と結と美代奈がニコニコしながら手を振っていた。
「おはよう。どうかした?」
「ううん。今日は少しテンションが高い感じなの!」
「そうなんだ。」
どうかしたのかな?嬉しいこと?
おひさ!
トリップ変えたよ。
みんなポジティブ&いい子だね!
卒業まであとちょっと。
頑張って!
>>292
コメントしてくれてありがとう!
うん!頑張るよ!岬も頑張ってね!
いよいよ、合唱練習……6年生は体育館へ行った。
「はい!では、体育館で歌の練習をします。まずは、全学年で歌う曲を歌いましょう。では、お願いします」
里見先生が合図をすると、藤原先生が弾く、ピアノの音色が体育館に響く。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
そして、藤原先生が弾いてたピアノの音が聴こえなくなると、体育館に響いていた私達の歌声と藤原先生が弾いていたピアノの音が消えていった
情景の使い方上手いね!
296:渚◆t/k:2017/10/14(土) 15:46 >>295
ありがとう!
でも、岬の方が上手だよ!!
いやいや、渚の方が…
298:渚◆t/k:2017/10/14(土) 15:49 >>297
じゃあ、どっちもで!
「はい!皆さん!とてもきれいな声ですね!では、この調子で、6年生の合唱も頑張りましょう!!」
里見先生は、やる気を出して言った。そして、合唱練習が終わった。
「う〜ん!疲れた!!」
結は、ぐーんと伸びをした。
「結疲れてるの?」
美代奈は、苦笑いをしながら結に聞いた。
「まぁね……」
すると、結も苦笑いをして答えた。
「そう言えば、結、楽譜は?」
「え?!あ!置いて来ちゃった!!」
結は、キョロキョロと探した。
「ペンポ持ってあげるから体育館から取ってきな!待ってるから。」
「うん!急いで持ってくる!」
結は、人混みのところをかわして、体育館へ戻った。
皆様へ
あの日の物語が300レスになりました!コメントしてくれた皆様、いつも見てくれている皆様(絶対にいません)、誠にありがとうございます!あの日の物語が始まってから何ヵ月か立ちました!!
これからも、応援よろしくお願いします!
dy 作者 渚(みかぜ)
「もぅ!結かわいいなぁ……」
私は、ボソッと言葉に出した。
「おっ!これは、レズですかぁ?」
「レズって……!!な訳ないじゃん!親友としてかわいいの!」
あ。レズの意味が知らない人に説明しましょう!たぶん、間違えてるかもしれないけど、レズとは、女子が女子のことを好きになることだよ!!
「ははーん?」
美代奈は、ニヤニヤと笑っていた。
「お待たせ!待った?」
結は、廊下を早歩きで来た。なんか、動物に見えるような………
「ううん。早すぎ」
「えぇ?!これくらい当たり前だよ!」
結は、めっちゃびっくりして、目を丸くしていた。
「冗談よ。教室戻ろう?」
「うん!」
私達4人は、階段をのぼった。
私達が、教室に戻るとみんな席に座っていた。え?!もう、授業始まってる?!
「はい!では、今から卒業アルバムのための写真を撮ります。ちなみに、卒業アルバムは、離任式の日に渡されますので。」
「はーい」
卒業アルバムかぁ……卒園アルバムしかないけど、卒業アルバムなんてなんかわくわくする!
「せんせーい!質問でーす!」
田中が手をあげて質問をした。
「はい。田中君」
「なぜ、卒業式にアルバムを渡さないんですかぁ??」
田中………君はバカなの?
「卒業式の写真も載せるのでね」
先生は、ニコッと笑いながら答えた。
「先生って絶対化粧濃くしますよね?」
「服大丈夫なんですかぁ?」
みんな、先生に対して、いろいろなことを言っている。先生に困ってるじゃん…
「い、いい加減にしなさーい!」
先生は大きな声で天然みたいな怒りを出した。
「先生の化粧そんなに濃いですか?!」
「うん。俺はそう思うぜ!」
先生は、自分の顔を指でさした。すると、田中は元気よく手をあげた。
田中!先生に失礼だろ!!
「ひ、酷い……」
先生は、机で落ち込んでしまった。顔を見なくても、落ち込んでしまったオーラがある。
「田中謝りなよ〜」
「田中の責任だからね!!」
みんなは、ざわざわとしながら田中に文句?を言った。まぁ、田中が悪いんだしね。
「さーせん」
田中は、ふくれた顔をして先生に謝った。
「それでこそ、私のクラスの生徒よ!」
先生は、田中をがしっとつかみ、目を輝かせた。
「先生離してくださいよ…」
田中は、ちぇっとした顔をした。
「あら、ごめんなさいね…おほほ…」
「は、ははは…」
みんなは先生の笑い方に苦笑いをした。なんか、婦人みたいだな。
「き、気を取り直して!今から、視聴覚室で写真を撮ります。出席番号順にならんでくださいね。」
先生は、優しい笑顔でみんなに言った。
「はーい」
みんなは、静かに出席番号順にならんで、視聴覚室に向かった。
視聴覚室に向かうと、2組がゾロゾロと戻ってきたのだ。でも、私達はそれを気にせず、視聴覚室に入った。
「では、出席番号順に並びましたか?先に男子から写真を撮ります。静かに待っててくださいね。」
「皆さんおはようございます。」
カメラマンが視聴覚室に元気よく入ってきた。
「では、撮りますね。私がハイ!って言ったら、笑ってくださいね!」
カメラマンは、40歳くらいの女の人だ。これでも元気で凄いな。
「じゃあ、ハイ!!」
「ハイィ」
一番最初に撮った石田君は、緊張で失敗した。
「ぎゃはは!お前面白すぎ!ははは!」
みんなは笑った。でも、中で一番爆笑していたのは…田中だ………迷惑過ぎる大爆笑でみんなは困っていた。すると、雫が立ち上がった。
「し、雫?!」
美代奈はびっくりして雫に言った。でも、雫は田中に近づいた。
「でこぴん」
と、言って田中にでこぴんをした。しかも、笑顔で……雫恐るべし……
そして、写真が撮り終わると、みんなさっきよりホッとしていた。みんな、緊張してたのかな?
「では、教室に戻りましょう」
先生が言うと、みんないっせいに視聴覚室から出ていった。
「よっしゃー!一番のりー!」
田中は、椅子の上に立ち、偉そうにした。はぁ……バカだな……
「田中甘いな!」
すると、席に座っている結がドヤ顔をした。
「な、なんでだよ!」
田中は、結のところへ乱暴な歩きで行った。
「勝負は、次の準備までだよ?次は筆記用具だけだからね」
結は、さっきより凄いドヤ顔になった。なんか、結もヤバいんだが……
次の日、今日は3時間も卒業式練習がある!めんどくさいな!
「では、今から卒業式の練習をします。まず、入場です。吹奏楽クラブの皆さんは準備をしてください」
誰先生かわからないけどマイクを持ってみんなに呼び掛けた。すると、威風堂々の音楽を吹奏楽クラブが吹いている。トランペットなどな。
「皆さん大きな拍手を!」
すると、体育館に拍手が響いた。
「では、行きますよ!」
藤原先生はニコニコして廊下から体育館へ入った。みんな真剣な顔をしている。私も頑張らないと!
そして、私は体育館へ入った。入場するとき、笑いそうになったが、笑いをこらえて、体育館を歩いた。
入った瞬間さっきまで小さかった拍手が大きくなった。すると、雪が見えた。手を振りたかったが、本番は手を振れないから……私は椅子に座った。はじめて、この椅子に座った。
「では、歌は後で練習して、お別れの言葉でお願いします。」
そう先生が言うと、隣にいた結は大きく息をすって、
「そろそろ桜も咲きます。」
結頑張った!次は雫頑張れ!
「1年生の時は小さかったけど今は、卒業できるくらいになりました。」
雫も頑張った!次は、美代奈だ!頑張れ!
「今日で私達は……」
「卒業します!!」
私は大きな声で言った。すると、みんなも続いて、
「卒業します!!」
と言った。そして、卒業生の歌を歌い終わったふりをして、退場みたいな感じだな。
卒業式練習が終わると、私は伸びをした。
「練習は緊張しないけど、本番だと緊張しちゃう!」
結ハラハラしながら言った。今も緊張しているのかな?
「お姉ちゃん!」
私は後ろを向くと、雪と……雪の友達かな?
「ん?どうかした?」
私は首をかしげて聞いた。
「雪ちゃんのお姉ちゃんおしゃれ〜!」
「友達もおしゃれ〜!」
雪の友達は、私の他に、結、雫、美代奈にも褒めた。おかげで、みんな嬉しそうだな。
みんなファイトー!
卒業式練習も、本番も。
もちろんナギもね。
>>310
ありがとう!
「さすが!雪ちゃんと、雪ちゃんの友達が私達の魅力がわかるんだな!」
結は偉そうな顔をしてえっへんとして言った。
「私は自分がかわいくないと思っていたけど、雪ちゃん達からそう言われて、なんだか自分に自信が持てた気がする…」
雫は、少し照れながら言った。
「まっ!夢の妹はさすがだねぇ〜!」
美代奈は、ニィッと笑って私のほっぺを触ってきた。
「おやおや、美代奈は、私のほっぺがぷにぷにしてると言いたいのか?」
「だって、柔らかくて、気持ちいいんだも〜ん!」
美代奈は、私のほっぺを連打するように優しく触った。
「なんか、私のほっぺがぷにぷにの理由、太ってるからに聞こえる気がする…」
き、気のせいかな…??
「気のせいじゃない?」
み、美代奈に空気読まれてる?!
(※絶対に違います。)
き、気のせいだよね!って、美代奈と同じ台詞言ってる私がいるな……
「柔らかくてストレス解消できる〜!」
ますます、イラついてきたわ……
「あ。夢怒りそうだからあとはやめとこ!」
また、空気を読まれた!!おーい!
「ん?なぁに?」
えぇ?!なんだ?美代奈って何者なんだ?!謎過ぎる………
第16章ー涙と笑顔の卒業式ー
いよいよ卒業式になった。私達6年生はみんなより遅れて学校に来る。お父さんとお母さんと一緒に学校へ向かう。
「行ってきまーす!」
「行ってらっしゃい!」
私は雪に手を振った。毎日雪と途中まで一緒に、登校していたのに久しぶりに雪の元気な声を聞いた気がする。
「さて…夢〜!今、8時15分だから制服着なさい。学校行くの8時30分なんだから。」
お母さんは時計に指をさして私に言った。
「はーい。」
私は自分の部屋に行き、制服に着替えた。初めての制服に少し違和感があるけど、大人っぽく感じて、今までの自分が変わったように見える。
「さて…髪をとかすか。」
私は、ブラシを持って髪をとかした。ピンは白くて小さなパールがついているピンをつけた。
そして、制服の赤いリボンをキュッときつく縛らない程度につけた。
「夢〜!行くわよ〜!」
「はーい!」
私とお母さん、お父さんは家から出た。雰囲気が違う私の登場だ!
「あら!夢ちゃん!」
玄関の鍵を閉めると、お隣の佐田さんがニコニコして話しかけてきた。
「今から卒業式かしら?」
「はい!」
「早いわねぇ……早いけど卒業おめでとう」
佐田さんはふんわりした笑顔で祝ってくれた。私は大きな声で
「ありがとうございます!」
と、しっかりお礼を言った。すると、佐田さんは腕時計を見て、
「そろそろ行かなくちゃ!じゃーねぇ」
佐田さんは小走りで、エレベーターに乗って下に降りていった。
私とお父さんとお母さんが歩いていると…
「夢!おはよう!」
後ろから美代奈、雫、結がいた。4人でか!嬉しいな!
「夢〜!美代奈ちゃん達と先に学校行ってて良いわよ。」
「うん!」
私と結と雫と美代奈はぺちゃくちゃ喋りながら登校した。でも、親の前で喋る。話したのは、卒業式の後にある式とか、卒業アルバムにメッセージを書いてという話だ。確か写真撮影もあるよね。
いざ卒業式!
小学校最後の最高の思い出を創ろう!
>>318
うん!私も早く卒業したいよ…
「みんなおはよう!」
私は、いつもより元気な声で挨拶をした。なんだか、いい気分!
「あ!ゆめめん!おはよう!制服似合ってるね!」
まきほちゃんは目を輝かせて私に言った。最近まきほちゃんは、私のことを『ゆめめん』と呼ぶようになりました。ゆめめんってなんだか可愛い!
「あれ?夢ちゃん?!」
「ん?どうしたの?カイト君…」
カイト君は私を見てとても驚いていた。なんか私悪いことした?
「制服似合いすぎて別人に見えた…」
カイト君は顔を赤くして言った。べ、別人?!そうかな?いつも通りにしてみたんだけど……
「皆さん席について!」
藤原先生は私達の制服のように輝いている華やかな着物を着て教室に来た。なんだか化粧が濃い気がする…
「先生!化粧濃くないですかぁ?!」
「あと、着物派手じゃね?」
うぅ…!やっぱり男子達!特に田中!今日は大事な卒業式なんだから!先生達に私達の成長をしたところを見てもらうんだよ!!もうガキだな!
「はいはい!みんな静かに!今日で最後の健康観察って思いましたけど、離任式ありましたね!」
先生はニコニコと笑っていった。先生はきっと嬉しいのかな?
「では、健康観察をします…1番!」
そして、健康観察が終わってもうすぐで9時……
「ねぇ、卒業式終わったら写真撮ろうよ!」
「良いね!」
みんなは9時になるまでお喋りをしていた。先生が珍しく許可を出してくれた。
「夢〜!おいで〜!」
椅子に座っている結が呼んでいる。その横には、美代奈と雫がいた。
私は、自分の席から椅子を出して美代奈達がいるところに行った。
「もう卒業だね〜…」
結は寂しそうな顔をして言った。
「大丈夫!卒業アルバムでみんなを写真見れるでしょ!」
雫は苦笑いをしながら結の頭を優しく撫でていた。
「だ、だって〜…」
結はムスッとした顔で下を向いた。ははは……
「皆さ〜ん!そろそろ行きますので入場順に並んでくださーい!」
先生は大きな声でみんなに呼びかけた。みんなは椅子を片付けて入場順に並んだ。結と私が一緒に入場して、雫と美代奈が一緒に入場することになっている。
「ほ、ほら……結泣き止んで?卒業する前に泣いてどうするの?!」
私は一生懸命、結を慰めた。でも、やっと慰めが成功した……
「では、行きましょう。」
私達6年生は卒業式が行われる体育館へ向かった。体育館では、在校生の歌が廊下からも聴こえる。
私は髪型を直して緊張していた。私は隣の結を見ると……って!めっちゃ震えてる?!
「ゆ、結?!」
「ゆ、夢〜……弟とかいるから緊張して……」
と泣き目になりながら言っていた。まぁ…私も雪いるし……
「大丈夫!みんなを食べ物に例えるの良いよ!」
「た、食べ物……?」
結は涙を引っ込んで、首をかしげて聞いた。
「例えば、結の好きな食べ物は?」
「唐揚げ…」
唐揚げか……確かに給食の時唐揚げ出だ時に給食じゃんけんしてたな…ほとんど負けて、私のあげてたな…
「その見ている人を唐揚げと例えると緊張しないよ!」
私はにっこりと笑って結に言うと、結はやる気を出して、
「うん!頑張るよ!」
とさっきまでの結が嘘のように変わった。
「それでは6年生の入場です!大きな拍手で迎えましょう。」
先生がマイクで合図をした。すると、体育館の廊下からとても大きな拍手がパラパラと聞こえる。
さぁ!行こう!私達の………
最後の舞台!!
第17章ー私達のラスト!ー
体育館のドアがガラッと大きく開くと、威風堂々を吹奏楽クラブが綺麗な音色で吹いている。
「6年1組の入場です。」
教頭先生がアナウンスをすると、先生を先頭にしてみんなが藤原先生に着いていく。みんなは真剣な顔をしている。私も頑張ろう。
そして、次は私と結!前の人が行ったら、私と結は体育館に入った。
体育館に入って4年生のところに来ると雪が笑顔になりながら私を見た。私も少しにっこりと笑った。そして、椅子のところまで行って、2組が来ると、校歌を歌った。
「卒業証書」
と、教頭先生が言うと、出席番号1番の男子が席から立って、ステージにあがった。
「卒業証書 赤井ユウマ」
「はい!」
みんな次々と行く。そろそろ私の番か………
「よし。そろそろ行こう。」
私は美代奈だけに聞こえるくらいの声で言った。すると、美代奈は、
「夢頑張って。」
とにっこり笑って言った。私はこくりとうなずいた。
そして、ステージにあがると、胸が飛び出すくらいドキドキした。
「卒業証書 咲良夢」
「はい!」
私は大きな声で元気よく挨拶をした。そして、私は横に移動して、美代奈とお辞儀をした。私は、ステージにある前の階段をくだった。
「卒業証書 鈴木美代奈」
「はい!」
美代奈の声は私のところまで響いた。そして、卒業証書は終わった。いよいよだ……お別れの言葉…
「卒業生 答辞」
教頭先生がマイクに向かって言った。泣きそうになってる。
「そろそろ桜も咲きます。」
結は少し声が震えていて足がガクガクしていたけど頑張って言った。
「1年生の時は小さかったけど今は、卒業できるくらいになりました」
雫は普通に練習と同じように冷静な感じだった。
「今日で僕達!!」
「今日で私達は!!」
田中もちゃんと言ってくれたけど、練習より調子乗りすぎてるような…田中の次にちゃんと美代奈は自分の台詞を大きな声で言った。
「卒業します!!」
私は大きな声で体育館に響くように言った。そしてみんなも
「卒業します!!!」
そして、卒業生の合唱で、体育館に綺麗な歌声を響かせた。
そして、全校生徒で歌う合唱は体育館ではなく…この学校全体に響かせた。
「卒業生が退場します。皆さん大きな拍手で見送りましょう。」
教頭先生がみんなに合図?をすると、入場する時より大きな拍手が響いた。
「う、嬉しいよ……」
私は嬉しくて口を軽く抑えて大粒の涙を溢した。
「夢!大丈夫?!」
隣に居た結は凄く涙目になりながらおまけにぷるぷる震えていた。
「うん……大丈夫…結こそ大丈夫?」
「大丈夫…じゃないよ……!」
と、私にギュッと抱きついた。
「ほら!早く行きなさい!」
私は軽く結を押して追い付けるようにした。そして、1組の最後は私と美代奈。私と美代奈は、3学期の途中に転校してきた。だから出席番号順で最後だからです。
そして、私と美代奈が体育館から出ると先生は、
「それでは教室に戻ってください。先生は、最後に体育館の前でお辞儀をするんで。」
と小声で言った。そもそも、みんな教室に戻ることはわかっていたから教室に戻った。
教室に戻るとみんなはざわつき始めた。
「もう……卒業式終わっちゃったね…」
私は、悲しそうな顔をして言った。美代奈は少し私の背中を優しくさすってくれた。
「大丈夫だよ。」
美代奈は優しい声で私を慰めてくれた。結は、ドタドタと来て、
「美代奈〜!!私にもなでなでしてよぉ〜!!」
結は、凄く泣きながら美代奈に抱きつきお願いをした。美代奈はもちろん結を慰めた。頭を優しく撫でながら。
「みなさーん!あとで、写真撮影があるので今のうちに、トイレ、水飲みをしてくださいね〜!」
先生は少し疲れた顔をして大きな声でみんなに呼び掛けた。言い終わると、とても疲れているせいか、先生がなんだかダルく感じているように見えた。ダルくって言うより疲れた?ん?
そして、いよいよ最後の撮影…卒業アルバムに載る卒業式の集合写真だ。
「はい!1組もうちょっとこっちに向いて〜!じゃあ〜はい!!」
「はい!!」
何回も撮り写真を撮り終えた。写真撮影の時に少し真剣な顔をしてたから凄く疲れた。
「よし!あとは結婚式場で行われる卒業パーティーのみ!」
私は目を輝かせて言った。すると、結は私を見て少しよだれをたらしている姿が……
「結!よだれ拭きなさいよ!」
雫はバッと駆けつけて、制服のポケットからポケットティッシュを取り出して、1枚を結に渡した。
「雫〜!今までありがとう……」
結はうるうるした目で雫を見つめた。
「はいはい。中学一緒だけどね」
雫は、苦笑いをしながら結の頭をぽんぽんと撫でた。
第18章ー笑顔で笑え!卒業パーティー!ー
卒業式が終わり、2時間がたった。卒業式は、4時間目までだった。
もうすぐで、卒業パーティーの時間……
「夢と雪〜!そろそろ着替えなさい!」
お母さんが、大きな声で私と雪に呼び掛けた。たぶん、お母さんは着替えてると思う。
「はーい」
私と雪は声を合わせて返事をした。卒業生は制服のままで行くらしいのだ。
「準備終わった?」
お母さんが、私の部屋を覗きに来た。私は「もちろん!」と元気な声で言った。
「じゃあ、行くわよ。」
お母さんは少し低めのヒールを履いて外に出た。私はスニーカーを履いて雪と一緒に外に出た。
タクシーで行き、10分……結婚式場に着いた。お金を払い、私達は出入り口に入った。
「おーい!雪ちゃ〜ん!」
雫の妹の南ちゃんが手を大きく優しく振って雪に合図?をしている。他にも、雫の弟、南ちゃんと双子の充君、結の弟の悠君がいた。
「行っておいで!」
私は、トンと優しく雪の背中を押した。
「いっていいの?」
雪はちょこんと少し首をかしげて私に聞いてきた。
「うん!もちろん!」
私は、ニコニコ笑いながら雪に言った。すると、雪はパァッと笑顔になり、みんなのところへ向かった。
「おーい!夢〜!」
向こうから大きな声で私を呼ぶ声が聞こえて、聞こえる方を向くと、結と雫が居た。
「あ!結と雫!お父さんとお母さん行ってくるね!」
私は、お母さんとお父さんに手を振って、小走りで結と雫のところへ向かった。お母さんとお父さんは、雫と結のお母さんとお父さんがいるところへ行った。
「美代奈は?」
私は、周りをキョロキョロして美代奈を探した。
「美代奈はまだ来てないよ」
「あっ!来たよ!」
雫もキョロキョロして美代奈を探していると、結は美代奈が来たときに、美代奈を指さした。
「ごめん!遅くなっちゃった…」
「ううん、私は今来たところだよ!」
美代奈は、小走りで私達のところに来て、謝った。私は、首を軽く振った。
「私達は20分前から居たからね!」
結はドヤ顔をして上から目線のように自慢をした。
「あはは…椅子を座ろうか」
「うん!」
私達は、同じテーブルで4人席のところに座った。まぁ、全部4人席だけどね…(笑)
「皆さん!今日は私達は星野砂第一小学校の卒業式でした!そして、卒業パーティー!お別れの人といよいよお別れです!皆さん今日は卒業パーティーなので遠慮しないで食べてください!!」
「イェーーイ!!」
先生のお話が終わると、みんながざわつき始めた。
「飲み物は何にしますか?」
店員さんは、飲み物のメニューを私達に渡して選び始めた。
「何にしようかな……」
「う〜ん……」
少し飲み物を何にするかを考えた。私はロイヤルミルクティー、結はオレンジジュース、雫はレモンスカッシュ、美代奈は烏龍茶を頼んだ。
「では、皆さん飲み物を頼んで渡されましたね?では、かんぱーい!!」
「かんぱーい!」
私達は、大きな声で響くような声で言った。さぁ!パーティーの始まりだ!
いつも読んでます!すっごく面白い\(^o^)/
336:瑞◆MIZU/j3v.s:2018/01/06(土) 15:21 >>335
本当ですか!?嬉しいです!ありがとうございます!
「ゲーセンでまた、プリ撮ろうよ!」
「良いね!」
私達は、春休みに遊ぶ計画を早めにたてた。
「あ!星野砂ビルって確か、映画館あるから映画観に行こうよ!」
「良いね!」
星野砂ビルか………行ったことないな…
「あ……美代奈と夢は、星野砂ビル知ってる?」
「ううん」
雫は、ハッとして、私と美代奈に星野砂ビルのことを聞いた。私と美代奈は同時に首を振った。
「んじゃ、結と私で案内するからいつもの公園で集合しようね!」
「うん!」
映画か……一応先かな……6年生最後の映画を観に行く日!わくわくする!
「料理をお持ちしました」
店員さんは、テーブルに次々と料理を置いていく。
「これうまし!」
結は、ローストビーフを食べた瞬間目を輝かせた。
「もぅ!結大げさよ……」
雫は、苦笑いをしながら料理を食べていた。
「私もー!うましー!」
美代奈も、ローストビーフを食べた瞬間…結と同じように目を輝かせた。
「うまし同士よ!」
「おぉ!」
結と美代奈はバンと手を二人でハイタッチをした。
「なんだ……この…試合で『良い試合だったぞ!』と言ってそうな雰囲気は…」
私は、冷たい目で苦笑いをしながら、ロイヤルミルクティーをストローで飲んだ。
「まずは、香りから……う〜ん…なんというクリーミーな甘さのような香りです」
結は、食レポのようにふざけ始めた。てか、これコンソメスープじゃん…
「ではまず、このいい色をしている訳のわからんものを…」
結はフォークをコンソメスープの中に入れて、野菜を取った。スプーンで取れば良いのに…
「おぉ!美味しい…うまCを越えて、うまD!!」
結は、目を輝かせて幸せそうな顔をしていた。
「はぁ……」
私は苦笑いをしてため息をつき、コンソメスープを飲んだ。ホントに美味しいな…温まる…
「これはポテチに合いそうですね!ご結婚されるようです!」
結はまたコンソメスープを飲み、目を輝かせておふざけの続きをした。
「いや!実際にポテチにコンソメ味あるから!」
美代奈と雫は、結の肩をガシッと掴み、怖い笑顔で笑いながら言った。
「す、すまん……」
結は、美代奈と雫の怖い顔を見て固まった。
「ん〜!!店員さん!ジャンジャーエールください!」
結は、手をあげて店員さんに注文した。
「結オレンジジュース飲むのはやっ!」
烏龍茶を飲んでいる美代奈は、『あはは…』と苦笑いをして言った。
「おまたせしました。ジンジャーエールです」
店員さんが結にジンジャーエールを渡した。しかも、サービスでストロー…こっちにあるんだけど…
「うんめぇ……これは私のビールさっ!」
「……へぇ〜…」
結は、『ぷはぁ〜!』とジンジャーエールを飲み、冷たい視線で見る雫…
「夢………お願い」
雫は、軽く私を押して、なぜか私を任した。
「君…未成年なのに何したんだい?」
私は少し低めの声で結に聞いた。
「ビールを飲みました!飲む?」
結は、私の顔にジンジャエールを近づけた。
「君未成年の癖に飲んじゃダメじゃねぇか…カツ丼食えや…」
私は結のテーブルの前に、カツ丼の変わりにスープの入れ物に入っているビーフシチューを差し出した。
「おぉ!旨そう!いただきまーす!」
結はビーフシチューをパクパクと食べた。
「さぁ…君本当のことを言いなさい?」
「ジンジャエール飲んだよぉ!」
結は、スプーンを置いてわけがわからなくピースをした。
楽しく食事をしていたのがあっという間に終わり…卒業生が歌う時が来た。
「それでは、卒業式で歌ったふるさとをもう一度歌います」
藤原先生が言うと、里見先生が指揮を初めてピアノの音が響いた。
うぅ………雪とかがいるから卒業式の時より緊張する……
〜〜〜〜〜♪
〜〜〜〜〜♪〜〜♪
歌い終わるとパラパラと拍手が響いた。みんなは歌ったあと少し息切れをしていた。
「では、保護者の皆さんからの合唱で、『秋桜の約束』です」
藤原先生がマイクで言うと、CDの音楽が流れた。しかも、雪と悠君、南ちゃん、充君も!?
「あぁ……悠…お前大きな口で開けなさいよ…」
結は、『やっちまった…』という顔をして言った。
「でも、歌ってくれてるなら良いじゃん…」
私は『あはは』と笑い、結の背中を擦った。
「はい!今日は皆さんありがとうございました!離任式で会いましょう!」
先生は大きな声で言った。離任式で最後か…
「夢〜!!!」
結は後ろからギュッと私に抱きついてきた。
「春休み映画行こうね!」
「うん!」
私と結、美代奈、雫がニコニコして話していると、
「お姉ちゃ〜ん!帰るよ〜!」
雪が大きな声で私を呼んでいた。
「はーい!じゃ、日にちは明日遊ぶ時ね!」
「うん!じゃあね〜!」
私は雫達に手を振り、お父さんとお母さん、雪がいるところまで走っていった。
夜、お風呂からあがると、頭を拭きながら部屋に戻った。
「今日は楽しかったな〜!」
私は思わずにやけてきた。私は勉強机に座り、アリエルのリングノートを出した。このリングノートは日記帳。
「〜♪」
私は楽しく鼻歌を歌いながら、日記帳を書いた。
『3月18日
今日は卒業式!さくらちゃんと木下さんとお別れなんて寂しいよ…
でも合唱でみんなに私達の思いを届けられて良かった!
卒業パーティーでは結がおふざけまくって面白かった!一生忘れない思い出!』
第19章ー最後の春休みー
春休みから1週間がたった。私はもう宿題を終わらした。そして、今日は美代奈達と映画を観に行く。
「行ってきまーす!」
私はドアを開けて、いつもの公園に集合した。公園には美代奈と雫、結の姿があった。
「ごめん!待った?」
「ううん!バス停にレッツゴー!」
バスに乗り、10〜15分たつと、星野砂ビルに着いた。
「わぁ!高〜い!」
私は星野砂ビルは初めて来たから凄く目を輝かせた。
「よし!中入ろう!」
私達はビルへ走っていった。
ビルに入るととても広い!映画館、プリクラ、雑貨屋などたくさんあった!
「よし!すみませーん!」
結は店員さんに聞こえるくらいの声で店員さんに声をかけた。
「はい。あ、えっと何の映画を観ますか?」
店員さんはニコニコしながら聞いてきた。
「『未成年だけどオトナじゃない』です!」
「かしこまりました。シアター5の11時20分からで宜しかったでしょうか?」
「はい」
私達は声を揃えて返事をした。
「ではお席を選びください」
私達は席を選んだ。なるべくトイレに行くときに迷惑がかからないところを選んだ。
「では、まだ時間があるので御自由にお過ごしください」
お会計が終わると、映画館から出て、プリクラを撮りに行った。
「んじゃ、400円だから一人一枚ね!」
一人一枚ずつ100円を入れた。みんな入れ終わったから、最後は私…私はプリクラ機のお金を入れる場所に100円を入れた。
「よし!入ろう!」
結は楽しそうにしながら入った。楽しそうな結を見てクスッと笑い結の後ろに着いていった。
「まずはドヤ顔〜!」
パシャッとシャッターがなったとき私は思わず目をつぶってしまった。大丈夫だった……
他にも、どうぶつフレンズのポーズ、猫のポーズなどいろいろ撮った
「よし!次は落書き〜♪」
結はウキウキしながら落書きするところに向かった。
「よし!やるぞぉ!!!」
落書きをしたときに、スタンプをつけまくったり、名前をイニシャルで書いたりをした。
「あぁ!楽しかった!」
結疲れたらしくて、大きくのびをした。
「あと10分あるから食べ物とか買いに行こっか」
雫は腕時計を見ながら私に行った。すぐにエスカレーターに乗って、映画館へ速歩きで向かった。
「いらっしゃいませ〜!」
店員さんはニコニコと笑いながらお出迎えをした。
「えっと…チュリトスを一つで、飲み物はジンジャーエールでお願いします!」
個人でお会計をした。ちなみに私は、チュリトスにジンジャーエールを頼んだ!
みんなお会計が終わると、食べ物を持っていき、『ミセオト』がある場所へ向かった。
「楽しみだね〜!」
私達は映画が始まる前にコソコソと話した。
映画が始まるとなんだかわくわくしてきた。
映画を観てから2、3時間がたった…映画を見終わり、外に出ると目がチカチカした。
「雑貨屋でお揃いの物買おっか!」
私はにっこりしてみんなに言った。
雑貨屋に行くと、かわいい小物がたくさん売っていた。みんなは兄弟へのお土産などを探していた。
「雪は〜…」
私は小さい声で独り言を言っていたら、雪が欲しそうなキーホルダーがあった。雪は1月生まれで雪の結晶が好きそうだから雪の結晶のキーホルダーを買った。
「400円です」
400円……少し高い……私はそっと500円を出して、おつりで100円を渡された。
「夢〜!お揃いの物これにしない?」
結が指をさした物は………
「わぁ!かわいい!」
星のキーホルダーだった。色は4色。
「でも…お金が…」
私は苦笑いをして言うと、みんなはこくりこくりとうなずいた。
「もったいないよね!」
「プリクラ撮っただけでお揃いっておとだし!」
みんなは私のことを納得してくれた。ありがとう……
「ただいま〜」
帰宅すると、雪はドタバタと私へ抱きついてきた。
「どうかしたの?」
私は暑苦しくて雪に聞いた。
「お土産は〜?」
雪は目を輝かせて私に聞いてきた。私はため息をついて、バッグから袋を取り出して、雪に渡した。
「かわいい!ありがとう!」
雪は嬉しそうに部屋へ戻った。
「あら!夢お帰り」
お母さんは嬉しそうにニコッと笑った。
「どうしたの?そんなにニコニコして…」
私はお母さんの嬉しそうな顔につられて、ニコニコ笑いながら聞いた。
「自分の部屋行ってからのお楽しみよ!」
お母さんはふふふと笑いながら言った。
私は「ん?」と思いながら自分の部屋に行った。
「わぁ!」
私は目を輝かせた。私が目を輝かせた先には、白いリボンのおしゃれなネックレスだった。
「びっくりした?」
お母さんは私の部屋にヒョコッと出てきて聞いてきた。
「うん!かわいい!ありがとう!」
私は嬉しそうにニコニコと笑った。
次の日……私はお母さんから貰ったネックレスを今日さっそくつけた。
「似合うかな…?」
私はドキドキしながら独り言を言った。
「お姉ちゃん!電話鳴ってるよ!」
雪が私の部屋に来て教えてくれた。私は電話があるところへ向かった。
「はい。咲良です」
「あーえっと…夢ちゃん…?」
「あ、うん…えっと誰…?」
なんか聞き覚えのある声だった。
「五十嵐カイトだよ」
「あ!カイト君か!で、どうかした……?
…………あ、うん。わかった…」
私は、携帯を持ち、寒くない格好で家を出た。もちろん、雪にも言った。
外は春に近づいているのに、冷たい風が肌に当たる。
「ごめん!待った?」
私は雫達とよくいる公園まで走って、息切れをした。
「ううん。今来たとこ」
カイト君はにっこりと笑っていた。
「…で、話って?」
私は首をちょこんとかしげた。
「俺と付き合って…」
第20章ー夢&カイトのカップル誕生!?ー
「え!?」
私は、カイト君がまさか告白をするなんて…とびっくりしていた。
「あ…ごめんね。」
「ううん!」
これは夢?現実?どっちなんだ……
「えっと…」
「あ!返事だよね!」
やっべぇ!返事考えないと!私も一応好き…でも、カイト君ファンクラブから…睨まれる可能性が……!
「わ、私もカイト君のことが好き!」
私は目をギュッと閉じて、勇気を出して返事をした。
「ほ、本当に…?よかったぁ!」
カイト君はびっくりした表情からみるみるうちに、笑顔になっていた。
「カイト君ファンクラブからは…」
私はあわあわとしながら言った。
「俺から説明しとく!」
「あ、ありがと…」
私はふんっ!とぷいっと後ろを向いて言った。あぁ…絶対にカイト君を傷つけてしまった……
「えーー!?カイトと!?」
美代奈と雫、結は目を真ん丸にしてびっくりしていた。
「シッ!静かにして!」
私は焦りながら3人に言った。
「ごめんごめん!でも凄いね!」
「やっと夢の恋が叶った!」
「クソ!リア充爆発しろ!」
美代奈と雫は嬉しそうにしていたけど。結は『ケッ』とした顔で言った。おい…
「結…爆発しろはないでしょ…」
私はあははと苦笑いをしながら言った。
「ごめん!なんか羨ましくてさ!」
結はニヒヒと笑った。
「デートの予定は?」
美代奈と雫は目を輝かせて聞いてきた。
「まだ決めてないよ…カイト君も忙しいと思うし…」
「そんなのダメだよ!!」
私はカイト君のことを思いながら言うと、美代奈と雫はドスドスとこっちへ近づいて言った。
「え!?でも、春休み中は練習があるって…」
「なんの!?」
「サッカー」
私が『サッカー』と言うと、美代奈と雫と結は『あちゃ〜…』とした顔をしていた。
「あいつ完全にサッカーバカだ…」
「はぁ……」
雫と結は暗い顔をして大きくため息をついた。
「え?」
私と美代奈はぽかーんとして首をかしげた。
「ううん!なんでもないよ!」
「ところで、今日何して遊ぶ〜?」
結は楽しそうな笑顔で聞いてきた。
「今日……家だと迷惑かかっちゃうし…」
美代奈と雫はう〜ん…と考えた。私はパッと思いついた。
「駄菓子屋なんてどう?」
「駄菓子屋?」
私が走り出すと、みんなは私に着いてきた。
着いたのは『星野砂駄菓子屋』というところだ。前に雪と星野砂町を探検した時に見つけた。
「いらっしゃい」
駄菓子屋のおばちゃんはお茶をすすりながら言った。
「わぁ!駄菓子たくさんあるね〜!」
結達は目を輝かせてはしゃいでる。一応、初めて行った時に私と雪もはしゃいでたけど…
「あ!ラムネ!これ美味しいよね!」
美代奈が手に持ったのは、よくスーパーの駄菓子売り場にあるラムネだった。
「んじゃ、1人1個美味しそうな物を買って交換しようよ!」
「良いね!」
それぞれ駄菓子屋で美味しそうな物を選んだ。
選んで買ったら、おばちゃんから案内された席に座った。「使っていいわよ。帰る時は言ってね」と言い、その場を去った。
「じゃあ、せーのじゃん!」
私達は一斉に駄菓子を見せた。
「……」
私はポッチー、結はうんめぇ棒、雫は小さなヨーグルト、美代奈はさっき手に取ったラムネ。
「みんなそれぞれ違うね…」
私達はそれぞれ違うのを見て、ドッと笑った。
「んじゃ、夢、結、雫、私の順番ね!」
美代奈は一人一人を指さして言った。最初に私の目の前に来たのは、美代奈が買ったラムネ。私はパクッと食べた。
「美味しい〜♪」
私は目を輝かせながら言った。
口に入れると、少ししゅわしゅわする…
「うぉーー!!!」
すると、隣にいた結はなぜか叫んでいた。
「このポッチー上手すぎだろ!」
結はパクパクと目を輝かせながら食べていた。1個まるごと食べて欲しくないな…これでも300円はかかったんだから…
「んじゃ、交換!」
そして、このラムネを結に渡した。
「次は雫のヨーグルトか…」
私は木のスプーンを取ってヨーグルトを3個のうち一つを取って食べた。
「甘……」
少し酸っぱい感じもあるけど甘くて美味しい。
「んじゃ、交換!」
私は残り2つを結に渡した。
「これ全部食べていいの!?」
「雫も食べるのよ…」
よだれをたらして、目を輝かせてる結に私は苦笑いをして言った。
「次はうんめぇ棒…」
しかも、全部コンポタ味…
「……」
私は少し黙ってたから食べると意外と美味しかった。意外と甘い…
そして、最後に私が買ったポッチーが渡された。
「んじゃ、せーので食べよう。せーの!」
美代奈が言うと、みんなは一斉に自分で買ったものを食べた。
「美味しい〜!」
私と雫と結、美代奈は目を輝かせながら言った。
「あれ?咲良達じゃん」
声が聞こえる方を向くと、そこにはカイト君達がいた。
「なにしてんの?」
男子達は首をかしげて聞いてきた。
「駄菓子トレード」
結はドヤ顔をしながら言った。ネーミングセンス悪っ……
「お前センスわりぃ〜〜!!」
男子は結のネーミングセンスに爆笑した。男子もかよ…
「う、うるさいな!私達帰る!行こっ!3人とも!」
結は怒って私を引っ張って駄菓子屋から出た。
「えっと、おばちゃんありがとうございました!」
私は言い忘れたことをおばちゃんに言うと、こくりこくりとうなずいて手を振ってくれた。
「キィーー!!!」
公園に着くと、結は木の枝を手に取り、猿のような声をして何かを書いていた。
「何書いてるの?」
私は結の前にしゃがんで見た。すると人が描いてあった。
「誰?」
「宮野」
私が聞くと、結真顔で言った。結の真顔こわっ…みんな怖いけど…
一応、宮野から言われたからね…
「な、何に使うの?」
「踏み潰す」
結はなぜかドヤ顔をした。
すると、さっそく踏み始めた。
「あのせんべいバカ!バカ宮野!いや、バカ野!!」
結木の枝で書いた絵をどんどん踏んだ。
「誰がバカ野だよ」
後ろから声がして振り返ると宮野が居た。
「お、お前は!?」
結は宮野を見て、ギョッとしていた。
「お前さっきバカ野って言ったよな?」
「はぁ!?言ってねぇよ!」
結をギロリと睨みつける宮野に、結は『ははーん』と女王様のような偉そうな目をした。
「麻生今から俺と勝負しろ!」
「は?」
宮野は結を指さして、結に勝負を挑んだ。ところが、宮野がいったい何を言っているのかがわからなく冷たい視線で宮野を見つめた。
宮野を冷たい視線で見ているとき春なのにとても寒い風が吹いた。
「おい!そこは反応しろよ!」
宮野はなぜかキレた。構って欲しいの?
「と、とにかく!麻生!俺と勝負しろ!」
「あいよ」
結はめんどくさそうな顔で勝負を受けた。宮野はメラメラと燃えている。
第20章ー宮野VS結!?ー
「じゃ、じゃあ…いくよ…位置についてよーいドン!」
私は合図をすると、結と宮野は一斉に走り出した。勝負方法は公園を一周走って速く来た方が勝ちなのだ。この星野砂公園は広いのだ。
「あ!結が最初に来るのか!?」
私は結を見るとピクッとした。さぁ…結果は……
「よっしゃぁー!!!」
結がゴールしたときに結は嬉しそうにピョンピョン跳ねている。
「クソ!この俺が!」
宮野は悔しそうにしていた。
作者からメッセージ
皆さんどうも!作者の瑞(元みかぜ)です!本当に見てくださっている方、応援してくれている方…本当にありがとうございます!
まぁ……私の小説はゴミのようにヤバいですけど……
でも少しでも成長できるように頑張りたいと思います!
ここでお知らせです!今月の6日で
『あの日の物語』が1周年を迎えます!皆様のおかげです!おめコメもできればほしいです…どうかよろしくお願いします!
まだまだ夢達の物語は終わりません!完結するまで暖かく夢達の応援をよろしくお願いします!
by 瑞
「も、もう一回勝負しようぜ…」
「………チッ…」
宮野はぷるぷる震えながら言った。勝ちを認めたくないらしい…でも、結は嫌そうに舌打ちをした。
「お、お前舌打ちしただろ!?」
「してねぇよ」
宮野と結の喧嘩が訳がわからなくなってしまった……
「クソォ……ホラよ」
宮野は財布から10円玉を出した。
「何よ」
結はギロリとにらんだ。
「お前が勝ったらうんめぇ棒奢ってやる。お前が負けたら俺が好きなものを奢ってもらうのはどうだ?」
「別に良いけど、私が奢るの嫌だよ」
「俺も嫌なんだよぉ!!」
「はいはい…二人とも時間の無駄よ」
雫は二人の真ん中に立ち、結と宮野の喧嘩をとめた。
「んじゃ、行くよ〜。よーいドン」
私は雫が宮野と結の場所から去ると、私は合図をすると、宮野と結は同時に走り出した。
「おぉ…二人ともはやーい」
美代奈は結と宮野の走りを見ながら関心していた。
side 結
「お前には負けたくない!」
私は走りながら宮野に言った。
「ははーん…それはどうかな?」
宮野は私を見ると、にやりと笑った。なによ…ズル?それは駄目だよ…
「あ!もう少しで駄菓子屋だぞ〜!お先に〜♪」
駄菓子屋が見えると、宮野がだんだん速くなった。私はだんだん悔しくなって思いっきり走った。その結果…
side 夢
「遅いなぁ……」
私はボソッと呟いた。
「夢!結と宮野が来たよ!」
雫と美代奈は声を合わせて、結と宮野がいるところに指を指した。
「おーい!結〜!」
私と雫と美代奈は結に大きく手を振った。結は私達を見てニコッと笑って走ってきた。
「どうだったの!?」
私と美代奈と雫は胸をドキドキさせながら聞いた。
「ダメだった〜…」
結はしょぼんとしながら言った。
ご覧の皆様
皆様今回も見てくださりありがとうございます。(見てる人いないと思うけど(笑))
前に言った通り、明日は『あの日の物語』が一周年を迎えます!明日メモに『あの日の物語 一周年!』と書くのでそれを見つけたら『おめでとう!』と言ってくれると幸いです!
「えぇ…マジか…」
私達は喜びが一瞬で消えた。
「こいつ勝ったよ…」
「ちょっ!なんで!」
宮野凄くあきれた顔をして教えてくれた。
「そ、そうだったの!?」
私は腰を抜かしそうになるくらいびっくりした。てか、結最近ドッキリとか好きだな〜…
「もうバレたならしょうがない…ほら!うんめぇ棒!」
結は後ろからうんめぇ棒を取り出した。
「今度は何味なの?」
美代奈は期待しながら聞いた。
「チョコ味!」
「え…なんかまずそう…」
結はニッコニコで言うと、雫は顔を真っ青にして言った。
「ちょっと!雫!美味しいんだから!うんめぇ棒に味がついていないときにチョコがコーティングされてるの!」
結はうんめぇ棒をいつの間にか食べながら答えた。
「そうなんだ…それなら私も食べれそうね…」
雫は安心して言った。そんなに食べたくなかったの…?
「で、でも…宮野…これも10円だったんでしょ?」
私は少し困った笑顔をしながら聞いた。
「いや…これを見ろよ…」
宮野は目が死にながら私にレシートを渡した。
「何々?ん…?」
私はレシートをジッと見ると、こう書いてあった。
『うんめぇ棒チョコ味 50円』
「それで落ち込むなんてだっさ〜!」
美代奈は私の横からピョコッと顔を出して笑っていた。
「う、うるせぇ!あいつ一番高いやつ取りやがって…」
宮野は最後に「チッ」と舌打ちをしながら言った。
「あのさ…宮野本当のこといっていい?」
「あ?」
「あのさ…うんめぇ棒で一番高い値段わかる…?」
そして、私は少し苦笑いをして宮野にこう言った。
すると、宮野はツンデレみたいに答えた。
「知らねぇよ」
「これ言っていいかわからないけど、うんめぇ棒で一番高いのは200円のやつだから…」
私が言うと、偶然に冷たい風が肌に当たった。
「ま、マジで…?」
宮野は目が死にながら聞いてきた。私は苦笑いをして黙ってうなずいた。
「なんでだよぉーー!!」
宮野は大きな声で叫んだ。
「ち、ちなみに高いうんめぇ棒って何味なの…?」
美代奈は少し苦笑いをしながら聞いてきた。
「ふふん!それはこのうんめぇ棒博士の麻生結にお任せぇ!」
結は教える気満々で割り込みをした。
「…で、何味が高いの?」
雫は首をかしげて聞いてきた。
「ふふん…その名は……」
結は少し黙っている。そうやると余計気になる…私はドキドキしながらごくりと唾を飲んだ。
「プレミアムチョコ味!」
結は目をキラキラに輝かせながら言った。
「は?」
結以外一同は訳がわからなくなった。
「み、みんな冷たいな〜」
結はみんなの反応で少し困った顔をして言った。
「ごめんごめん。てかさ、プレミアムチョコ味ってどんなの?」
私達は首をかしげて結に聞く。
「えっとね、私実際に食べたことあるんだ!チョコの味が口の中に広がる…」
結は少女漫画のような凄くキラキラとした目で言った。
「味の感想はわかったから…見た目は?」
「見た目は大人。頭脳は子供。その名は…名探偵コロン!」
「てか、なんであのアニメのやつになるんだよ」
結は何故かふざけてアニメと漫画で大人気の『名探偵コロン』の真似をしていた。
「そろそろしないと…私の仏様が怒りに変わりますよ?」
雫はにっこりしながら言った。て、天使の顔をした悪魔だ……
「ご、ごめんってば!ちゃんと言うね!今回買ったチョコ味と同じようにチョコをコーティングされてるだけ!」
結はまたドヤ顔をした。
「じゃあ、普通やん」
美代奈は何故か関西弁が入った感じになっていた。
「だから、今回買ったのはミルク、プレミアムチョコ味はいろんな種類のチョコが混ざってるの!」
結は腕をブンブンと振りながら怒りながら言った。
「ごめんね。正直言ってもいいかな?」
美代奈は首をかしげて結に聞いた。結はこくりとうなずいた。
「虫歯になりそうな商品だね」
美代奈凄くニコニコとしながらサラッと言った。
結を見ると、益々結の顔は死んだ顔になりそうになっている。
「ゆ、結?」
私は結の目の前に私の手をブンブンと振りながら聞いた。
「確かにそうだね!そんなの無くなれば良いのに!」
結はぱぁっと笑顔になった。てか、認めるんかいな!
「ありがとう!美代奈!」
「私こそありがとう!結!」
どうやら、この二人はとても可笑しくなったようだ…と思っていながら冷たい視線で見つめる、私と雫と男子達。
「う…怖い…」
結と美代奈は声を合わせて滑り台のところまで二人で行った。
「私はここから飛び下りる!」
「…って言ってもこの滑り台は低いから飛び下りても成功しないよ〜?」
宮野は意地悪そうな笑みをしながら美代奈と結に言った。
「クソうぜぇな」
結と美代奈はドヤ顔をしながら、宮野を汚物のような目で見た。
「な、なんだよ!」
宮野は少しカッとなりながら結と美代奈に聞いた。
「ウザいから」
結と美代奈は真顔で宮野を見ながら言った。
「…っ!お前ら行くぞ」
「おい!待てよ!」
宮野を先頭にして宮野達は撤収した。
「えっと…うちらの勝ちで良いのかな?」
「私が勝利したのだー!!!」
私がボソッと呟くと、結は滑り台から大きな声を出していた。横には美代奈が手を大きく拍手をしていた。
「ふふーん!私が勝った!」
結は何回も何回もその言葉をドヤ顔で言う。
「来週か…離任式…」
私はボソッと呟いて言った。
第21章ー最後に行く学校は離任式ー
結と宮野が勝負した日から1週間がたった。
今日は学校。先生の離任式だ。いったい誰先生がこの星野砂小学校から居なくなっちゃうのかな…?
「行ってきまーす!」
私と雪は声を揃えて玄関から出た。
「あら…雪ちゃんと夢ちゃんじゃないの!」
すると、佐野さんが居た。佐野さんは髪型はサイドポニー、服装はオシャレな服装だ。ショーパンにタイツだった。
「あ!佐野さんおはようございます!」
私と雪は佐野さんに一斉に声を合わせて挨拶をしてお辞儀をした。
「おはよう。リュック背負って何処かにお出掛けかしら?」
佐野さんは首をかしげて私達に聞く。
「今日、離任式なので」
「そうなんだ。だからリュックか!ちょうど良かった!今から私も出掛けるところだから一緒に行きましょ!」
と言うわけで佐野さんと途中まで一緒に行くことになった。
「佐野さんは何処に行くの〜?」
雪はため口で佐野さんに首をかしげて聞く。
「あぁ。私はこれから大学の友達とカフェで勉強するのよ」
「そうなんですね。何処の大学ですか?」
「えっと星野砂大学よ」
佐野さんはバッグからノートや教科書を出して言った。
私は星野砂大学と聞いてびっくりした。星野砂大学は結構頭が良い大学だ。
「おーい!真昼〜!」
目の前で遠くから私達に手を振っている。真昼?誰だ?
私はちらっと見ると、佐野さんは「バイバイ」と小さな声で言い、手を振って、手を振った人がいる場所に向かった。
え?私と雪は思わずぽかーんとした。まさか、佐野さんの下の名前が『真昼』と言う名前だなんて…
「おはよ〜!」
「あ!夢おっはよ!」
私は教室のドアを開けて大きな声で挨拶をすると、結が私に大きな声で挨拶を返してきた。
「結朝から元気だね…」
「でも、寝坊してたけどね…」
私が苦笑いをして言うと、雫は結の髪を直しながら私に苦笑いをして言った。
「雫!そんなこと言わないでよ!」
結は顔を少し真っ赤にさせてほっぺを膨らませた。
「なんだよ。リスかよ」
後ろから声がして、結は後ろを向くと、宮野が居た。
「何よ…」
結はギロリと睨んだ。
「おいおい!睨むなよ。俺は麻生がリスみたいで可愛いって言おうとしただけだ…」
宮野は結の頭をくしゃくしゃと撫でて自分の席に座った。
「な、なによ…」
結は宮野から頭を撫でられて恥ずかしかったのか凄く顔を赤らめていた。
すると、結は「宮野のバカ…」とボソッと言った。
私と雫と美代奈は顔を見合わせてニヤリと笑った。
「三人ともどうしたの?」
結はニヤニヤしている私達を見て、首をかしげて不思議そうに聞く。
「ううん!なんでもないよ!」
美代奈は何事もなかったように笑顔で言う。
なんだか、その笑顔で言うと余計怪しい……
「てか、夢のリュック大きいね〜」
結は私のリュックをジィッと見る。
「いや、修学旅行の時も使ったよ?」
私は結が私のリュックを見る姿を見て、苦笑いをして答えた。
「そうだったの?気づかなかった!!」
結は目を真ん丸にさせてびっくりしていた。なんだか、嘘っぽいな〜…
「皆さんおはようございま〜す!」
藤原先生はきちんとした格好で教室に入る。
なんだか香水の匂いがするな〜…
「今日は離任式です。今日で6年生最後です!ちゃんと学校とお別れしましょうね!えっと、このプリントは離任する先生の名前書いてありますので見てくださいね」
先生はプリントを配りながら言う。
私は渡されたプリントをジッと見る。
「せ、先生!」
「はい?」
私は席から立ち上がり、先生を呼んだ。先生は私の方を振り返る。
「先生ってこの学校から居なくなるんですか?」
私は少しあわあわとした顔で言う。
そう…プリントには『藤原麗子』と書いてあったのだ。
>>377を修正します。
藤原先生の名前ですが、正しくは
『藤原美香』でした
「先生いなくなっちゃうの!?」
みんなはびっくりして聞く。先生はニコニコと平然な顔をしている。
「きっと会えるわよ」
と笑顔を崩さずに言う。そうだよね!いつかきっと藤原先生に会えるよね!
「んじゃ、先生は行くので、自分達で体育館に行ってくださいね〜」
先生はみんなに呼びかけ、教室から出ていく。
「そろそろ行こっか」
「そうだね」
先生が出ていってから何分かたったときに、私達は体育館へ向かった。
「なんか体育館久しぶりだな〜」
「卒業式以来だったな…」
みんなは体育館をジロジロと見ながらざわざわさせる。
確かに、久しぶりだなぁ〜…
「皆さん校歌の練習をしましょう!」
先生はマイクを持ち、みんなに言う。校歌…これで最後になるんだね…
〜♪〜〜〜〜〜♪
〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
〜〜♪
みんなの高い声が体育館に響く。
吹奏楽クラブの人も疲れきった顔をしている。
「皆さんでは、離任する先生を拍手でお迎えましょう」
教頭先生のマイクの指示でみんなは大きな拍手をする。
体育館に離任する先生が中心を歩いている。もちろん、藤原先生の姿もある。あと…里見先生も!?
「では、皆さんステージ側を向きましょう。今からこの学校を離れる先生にお話を貰いましょう」
全校生徒はステージ側に向いた。
最初に里見先生の話だ。
「皆さんおはようございます。私はこの学校を6年務めてきました。笑ったり、時には怒ったりしました。私は結構思い出に残りました。本当にありがとうございました!皆さん将来に向かって頑張ってください!」
里見先生の話が終わり、ぺこりとお辞儀をするとパラパラと拍手をする音が聞こえる。
「里見先生は星野山小学校の先生になります」
教頭先生は紙を見ながら言った。星野山小学校…隣町の小学校か…
次々と先生が話すと、いよいよ藤原先生が話す時!
「最後に藤原先生お願いします」
教頭先生は言うと、藤原先生はマイクのところに来て、すぅっと一回深呼吸をした。
「皆さんおはようございます!私はこの学校に来て、思い出に残ったことがあります!それはみんなとふれ合うことです!私はいろんな学年の担任をしてきました。みんなと遊んだりした時間などがとても楽しかったです!落ち込んでいる時でも皆さんの顔を浮かべると元気になれます!
皆さん!本当にありがとうございました!」
藤原先生がぺこりとお辞儀をすると6年1組私達のクラスは大きな拍手をした。私はみんなにつられて大きな拍手をした。
「藤原先生は星野砂中学校の先生になります」
星野砂中学校と聞いたとき私はピクッとした。
星野砂中学校は私達が通う中学校の名前なのだ。私達6年生は目を真ん丸にして驚いていた。
「では、先生達が退場します。大きな拍手でお見送りましょう」
教頭先生がマイクで言った後、パラパラ大きな拍手が体育館に響く。
「では、皆さん教室に戻りましょう」
先生から呼びかけられ、体育館から出た。
「ま、まさか藤原先生が星砂中に…」
雫は驚く表情をして言う。
「でも、また藤原先生と会えるし嬉しいじゃん?」
私はにっこりとしながら言うと、美代奈達は顔を見合わせてこくりとうなずく。
「ふぅ…やっと教室に着いた〜!」
教室に着くと、結はやりとげた顔をしてのびをする。
教室は藤原先生の話でざわついている。
まぁ…藤原先生が星野砂中学校に行くことになったんだし、それはびっくりするよね…
「はい!皆さん席について〜!」
藤原先生はいつものように教室へ入る。
なんで平然としているのだろうか…
「皆さんびっくりしましたか〜?」
「もう!びっくりしましたよ!先生〜!」
「そうですよ!」
藤原先生は意地悪な笑顔を浮かべながらみんなに聞く。
結が最初に少し怒り気味で言うと、みんなもざわざわとしてきた。
「はい!静かに!ちょっと皆さんにお願いがあるんだけどいいかしら?今からプリントを配るので見てくださいね〜」
先生はプリントを次々と渡しながら言う。
私は渡されたプリントをさっそく見始めた。
えっと何々…『結婚式招待』?何それ?私の将来のこと?
私は頭に『?』を浮かばせながら続きを読んだ。
「藤原美香先生が婚約されて結婚式をあげる……えーーーー!!」
私は声に出して読んだ瞬間目を真ん丸にさせて驚いた。
みんなも驚いた様子だったのだ。
「先生…前に婚約したって言ったのにまだしてなかったんだ〜」
「じ、時間がなかったのよ!
それで皆さんにお願いがあります。プリントに書いてある通り先生の結婚式に来てくれる人への招待状なのでちゃんと親に見せてくださいね。では、帰りの準備をしてくださいね」
先生は焦ったあといつも通りになってみんなに呼びかけた。
結婚式かぁ〜!見てみたいかも!
「では、先生は職員室に忘れ物をしたので先に帰りの会とかをしてくださいね」
先生がそう言うと、教室から出るとまたまたざわつき始めた。
「夢〜!どうする?行く?」
美代奈はリュックに物を入れながら私に聞く。
「私は行きたいと思ってるよ!美代奈は?」
「私も行きたいと思ってるよ!雫と結はどうだろうね」
私はニコッと笑って答えると、美代奈も笑って返してくれた。
確かに…結と雫は行くのかな?
「では、さようなら!中学校の入学式は4月8日です!忘れないでくださいね!」
先生は大きな声でみんなに言う。
私達はハッとしてさくらちゃんと木下さんのところに行った。
「おーい!さくらちゃんと木下さん!」
私は大きな声で手を振りながらさくらちゃん達を呼びかける。
「夢ちゃん達…どうかしたの?」
「これ!手紙!ずっと友達だからね!」
私達は一斉に木下さんとさくらちゃんに渡す。二人とも驚く表情だった。
「ありがとう!私達からも!」
さくらちゃんと木下さんはリュックから手紙を出して私達に渡した。
「んじゃ、結婚式行けたら結婚式で会おうね!」
木下さんとさくらちゃんは嬉しそうににっこりして手を振り、私達より先に階段をおりていく。
「ただいま〜」
「お姉ちゃん!」
私が帰宅すると、雪はドタバタしながら私に抱きつく。
近所迷惑になりそうだな〜…
「どうかしたの?」
「卒業アルバム見たい!」
「もう!しょうがないな〜!」
雪は目を輝かせて言うと、あっさり許した。
私が部屋に戻ると、雪も一緒に来る。
「私手洗いしてくるから。雪やったの?」
「してない」
「じゃあしよう?」
「はーい」
私は、洗面所に行こうとドアを開けようとした時に雪に聞く。
すると、雪は首を振って言う。
私と雪は部屋に出て、手を洗った。
「よし!手を洗ったし卒業アルバム見よう!」
私がリュックから卒業アルバムを出すと、雪が隣に寄ってくる。
そして、ゆっくり卒業アルバムを開く。
そして、『6年1組』と書いてあるページを開く。
すると、6年1組のみんなの顔が写っている。
「あ!お姉ちゃんだ!」
雪はすばやく私の写真を見つける。
私は自分の写真を見る。自分で言うのもあれだけど、凄く良い笑顔!
「あ!これお姉ちゃんが1年生の時だ!」
「だね〜」
雪はまたすばやく私を見つける。確かに…
これは確か…入学式だな〜!この服まえあったな!
「あ!プロフのやつだー!」
雪はめっちゃページを飛ばして見つける。
おい…ちゃんと見なさいよ…まぁ、後で一人でじっくり見るか…
「結ちゃんってバスケが趣味なの?」
「うん。バスケ習ってるからね」
「すごーい!そう言えば悠君も習ってた!」
雪は結のプロフを指さしながら聞いてくる。
私はうなずいて答えると、雪は意外そうに目を輝かせる。
ちなみにプロフにはお題がある。
名前、ニックネーム、誕生日、趣味が書いてある。
「あ!私のだ!」
私は自分の指さして見つける。
雪はハッとして私が指さしてるところを見る。
『名前:咲良 夢
ニックネーム:夢
誕生日:4月21日
趣味:漫画を読むこと』
と、自分が言うのはあれだけど、いつもよりも字を綺麗に書いてある。
これが自分の字かが全然わからない。
最後のページを開くと、卒業式の時の写真が写っていた。
卒業証書を貰っている姿、入退場の写真も忘れずに撮られている。
____________
「ただいま〜」
夜になると、お父さんとお母さんが声を揃えて帰ってくる。
「お帰り〜」
私と雪は玄関まで迎えに行く。
お父さんとお母さんのバッグを持つと、ダッシュでお父さんとお母さんの部屋のベッドに置く。
置き終わると、リビングへ戻った。
「あのね、お父さんとお母さん。今度ね、藤原先生の結婚式があるんだ」
私はファイルの中から結婚式についてのプリントをお父さんとお母さんに渡す。
「あら、そうだったの?」
「うん。それでね行ってもいい?」
お母さんはびっくりしている。
私はびっくりしているお母さんに行ってもいいかを聞く。
「そうね〜…春休み中は何もないから良いわよ」
「本当に!?ありがとう!」
私はお母さんが「良いよ」って言ってくれた時、跳び跳ねるくらい嬉しかった!
だって!藤原先生のドレス姿見れるんだもん!
第22章ー藤原先生の結婚式!ー
あれから何日がたちました。
今日は藤原先生の結婚式!
私は白いワンピースに薄ピンクのカーディガン、小さいお花のピンをつけて、結婚式場の出入り口で結達と待ち合わせをする。
「あ!おーい!みんな〜!」
私は結達を見つけると、大きく手を振り、小走りで向かう。
「おはよ!」
「夢似合ってるよ〜!」
結は私にハイタッチをして挨拶をする。
雫と美代奈は目を輝かせて私の服装をジロジロとみる。
みんないつも通りだな〜…
「中に入ろっか」
「そうだね」
美代奈は腕時計をチラッと見たら、にっこり笑って言う。
私はこくりとうなずき、結婚式場に入る。
「あ!おーい!咲良達〜!」
広場に入ると、クラスのみんなが私達を見つけて、手を大きく振っている。
私達はみんなが手を振っているのを見つけて、小走りで向かう。
「先生まだ来てない?」
「ううん。まだだよ」
私は周りをキョロキョロしながら聞くと、カイト君はにっこりして教えてくれる。
そう言えば、カイト君と付き合ってるってこと意識してなかった……
「あ!先生来たよ!」
美代奈は出入り口の方を指指してみんなに教える。
みんなは美代奈が指さしてる場所を振り向く。
「わぁ…」
私は軽く手を合わせて、先生のドレス姿に私はうっとりする。先生が別人のように綺麗だったのだ。
「先生〜!先生!」
みんなは先生に手を大きく振ると、先生はにっこりして手を振る。
私もいつかこんな綺麗なドレスを着るんだ…
その後、広場で先生をみんなで待った。
「みんないいかな〜?」
後ろから、里見先生が小走りで向かってくる。
「これ書いてね」
「なんですか?これ」
「『6年1組 8年後の将来』っていう企画よ!」
里見先生は自作のポスターを見せて言う。
説明によると、私達は今12歳。8年後は20歳。だから、20歳の自分はどんな風に過ごしてるかを書くと言うことだ。
里見先生は6年1組のみんなに渡すと、そのまま去っていく。
「将来か…」
私は考えながら、ボソッと言う。
「なんか考えた?」
美代奈が顔をヒョコッと出して、私をニコニコして見る。
「ううん…結と雫は?」
「あそこにいるよ」
美代奈は指をさす。指した方を見ると、なんだか結が暴れているご様子。
ははは…なんか大変そうだな…
「ちなみに、美代奈は何って書いた?」
「私?私はこれ!」
美代奈は私に紙を見せる。そこには、『学校の先生』と書いてあった。
「先生になりたいの?」
「うん。いじめたこと一応今でも後悔してる。先生になったらいじめてたやつにしっかり教える」
美代奈は顔を下げて言う。
美代奈…今でも後悔してるんだ…
美代奈が別に悪いってことじゃないよ…私だって悪いんだから…