こんにちは*:.。☆..。.(´∀`人)
これから日記を書いていこうと思うので
よろしくお願いします。
明日は久しぶりの学校やー❕❕
早くみんなに会いたい୧꒰*´꒳`*꒱૭✧
るんるん♪♫🎶
るーるるー
WEGO行きたいなぁ…
リュック可愛いよぉおおおおおおおお
服もほしーし
早く夏休みになってくれ
ていうか言い忘れてたけど、>>32から急にID変わってるけど、私だから❕❕
なりすましとかじゃないから❕❕
そこんとこよろしくまー🐻✨
フフフ、今日は休みだよー❕ゴロゴロするぜ❕ひゃっはーーーーーー
塾疲れた…_(´ཀ`」 ∠)_
なんで休みの日にわざわざ塾へ行って80分も勉強しなくちゃならんのー❕❓
疲れた…私は今日トライノートを終わらせたっていうのに…φ(・ω・ )
ま、明日も休みだからいいけどん((((((((((っ・ω・)っ ブーン
★2015・6・18(Thursday)★
Hello❕
今日も中総体の振り替え休日だったから休みだったよー😊✨
今日は友達と、マック行っておしゃべりしたり、懐かしの小学校へ行って、先生とおしゃべりしてすごい楽しかった❕❕
うちのとこの小学校、東日本大震災で本校舎が使えない状況になってたんですよ。
それで私らの世代は仮設校舎で勉強してたんですけど
やっと新しい新校舎ができたみたいで❕今日はその新校舎へ行ってまいりました。
すっごくきれいで、エレベーターもついてて…
うらやましい限りです笑
小学生に戻りたいなぁ…
でもみんな忘れないで❕
こういうことは思っても今が一番楽しいときなんだから❕😊✨
それじゃあ
○o。.-END-.。o○
またあそぼーぜ❕😝
テストいろんな意味で終わった😭
★2015・6・25(Thursday)★
神様がいるなら、私を助けてください。え❓なぜかって❓
テストのことさ😊オワタよーん\(^o^)/
どうしよう、来年受験じゃん…、将来のために勉強頑張りますo(´д`o。)
あ、そうそう 将来の夢がやっと決まった気がする!結婚式のウエディングプランナーがやりたいって思ったんです!
人の喜ぶ顔が好きだし、幸せのために働けるからいいなぁって…これから頑張っていこうと思う❕
目標が見つかるとやっぱりいいね!
………あ、テストの結果ですが、まだすべては返されてないんですよ笑
だからすべて返されたら発表しようと思いまーす、…はーい
END
☆゚+. ゚+.☆ ゚・My favorite song☆゚+. ゚+.☆ ゚・
http://www.youtube.com/watch?v=CJbI-5kkkqc
SEKAI NO OWARI 『スターライトパレード』
いい曲だよーーーーー!
思い出した
昔の話だけど、私小さい頃、ある期間だけ怖い夢を頻繁に見るようになって
寝る時間が一番怖かった思い出がある
日本人形追いかけてきたり、血だらけのマネキンがこっちに向かって来たり
ま、今はもうないけどねw
それじゃ、みんな、いい夢をー
Goodknight
お は よ
昨日のMステはヤバかった、キャリーちゃんもいたしセカオワもいたし
何よりNEWSがかっこよかった!
Mステのため昨日の塾はがんばれたぜ!
まっすー天使だー👼✨
キャリーちゃんじゃないw
きゃりーだw
一番大好きなのはケイティ・ペリーだーーー!!!その中でもお気に入りの曲↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=jqYxyd1iSNk
http://www.youtube.com/watch?v=KlyXNRrsk4A
http://www.youtube.com/watch?v=uuwfgXD8qV8
http://www.youtube.com/watch?v=F57P9C4SAW4
http://www.youtube.com/watch?v=CevxZvSJLk8
どうして友達はそんな頭がいいんだろう?
すごいめんどくさがり屋なのにいつも私が負けてる
みんな裏で努力してるの?
それとも才能?
★2015・6・28(Sunday)★
゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚やっほー
今日はねー、午前中友達と遊んだけど、すっごい楽しかったよー!
その友達っていうのは、おしゃれで、かわいくて、バレー部で、超尊敬できる友達!
久しぶりに遊んで、いろいろおしゃべりして楽しかったー+.(≧∀≦)゚+.゚
プリもとったし♡✨ 友達がかわいすぎて私のブスさ加減に泣けるぜ笑 へっ(・∀・)←
1日乗車券を買って、地下鉄でいろんなとこ回って楽しんだ!
ほしいものも買えたしねー+.d(・∀・*)♪゚+.゚
まぁ、とりあえず充実してたヽ(*゚∀゚)ノ
午後からは勉強頑張るぞー!
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜ END *・゜゚・*:.。..。.:*・゜
あれ?文章変になっちゃった笑
国語力ないんですいませんねw
死とはなんだろう
イッテQ超おもしろかったわぁw
デヴィ夫人見ると元気出るなぁww
逆上がりがんばれー!
食べ過ぎた…
ただいま
★2015・7・3(Friday)★
やほー!!!久しぶりの更新!!!!
今日はね、体育で水泳をしたよ!
クロールと平泳ぎのタイム測ったらクッソ遅かったwww
しかもあがった後が寒い!!
久しぶりだぜ…あの寒さ…夏を思い出してきた…
そういえば今日私の友達がフランスの友達と会ったって言ってました!!!たまたま通りかかったそうです!!
フランスの友達というのは私が小学生のころ、突如、留学してきた女の子で、1時期だけその女の子が私の学校に来て一緒に学校でお勉強したんです!!!
あああ、早く会いたい!
私のこと覚えてるかな…
END
★2015・7・4(Saturday)★
増田さん!!!!!!!!誕生日おめでとぉおおおおおおおおお!!!!!
これからも応援してるんで、がんばってください!!!!((⊂(;∩`ω´∩;)⊃))💦
あ、こんにちはw
今日はNEWSの増田さんの誕生日ですよ!
本当、おめでとうございます!!!
今日はいいことばかりでした、これも増田さんのおかげかな?はは
えーっと、今日はですね、友達と遊びました!!
カラオケ行ってめっちゃ歌ったり、あとpopteen買いましたよ!!
ローラさんが表紙の!すごいかわいいです! 💛✨
付録も鏡で、なんか、とにかくかわいい!
そしてプリもたくさん撮ったりして、もう本当たのしかったですね!
そして前から通販で頼んでた商品、なかなか来なかったんですけど、今日届いたんです!
もううれしい泣
そして増田さん!本当おめでとう!!!←何回目ww
あーーーー!ありがとうっ
END
今日テレビでNEWS出てたw
うれしw
フルスイング泣いた…
あの手越さんでさえ…
おはよー
ふー、塾の宿題5ページ終わった
あー、本当友情関係って難しい
バニラレモンヨーグルトうまい😍♥🍋
誰の友にもなろうとする人間は、
誰の友人でもない。
ほんきでわらえる
つくりわらいじゃなく
ほんしんでぶつかりあえるやつ
そんなやつにであえたきみはしあわせものだ
http://pic.prepics-cdn.com/ec8e9dc9c6d8f/46118892.jpeg
クレヨンしんちゃん
USAGIってとこのプリ機で撮ってみたいなぁ…
いつかきいーっとーつたえたいー
今度「インサイド・ヘッド」友達とみるんだ♫
楽しみ😎✨
あー、遊んでばかりじゃだめだ
だめ…そういえばエレキテル連合最近TVに出なくなったな…
いや、私が見ないだけか?(´・ω・`)¿
友情関係がもうズタズタ
もう、どうすればいいんだろう
こうやってうじうじ悩んでる自分も嫌だし
誰が嘘ついてて
誰が本当のこと言ってるのか
分からない
★2015・7・7(Tuesday)★
もうすぐ学校で合唱コンクールが近づいてきたから、今日、他校の人たちと合同で
中間合唱発表会をやったよ!😎✨
課題曲は『Tomorrow』って曲⇒http://www.youtube.com/watch?v=vU5sf-PfcHE
んでうちのクラスの自由曲が『変わらないもの』って曲⇒http://www.youtube.com/watch?v=_0gqezlmkHA
いやぁ…まぁ、うちのクラスで学級崩壊?的なことが起きてて、やる気のない人たちが一部いるのね
それで今日学年全員&他校の1クラスで発表会をしたのよ
そしたらすっごいグダグダになって学年主任の先生から「こんな汚い歌は初めて聞いた!!!」
て怒られましたね💦
あ!あとちょっと愚痴らせてください💢
合唱の時、2列に分かれるんですよ、それで前列と後列があるんですね。
まぁ、それで後列の人たちは声が結構出てる人たちなんですよ。
でも前列の人たちはあんまり声が小さくて聞こえないんですね(まぁ、出しても限界の声ってあるじゃないですか、ちゃんと前列の人たち精一杯だしてるんですけどね)
それで後列の人たちが自分たちが出してるからって自分たちは歌わないで前列の人たちが後列の人たちに頼らないように前列の人たちだけで出してよってなったときがあったんですよ💢
それはちょっと間違っていると思いませんか?クラス合唱なのに1人でも出していない人がいたらクラス合唱じゃないですよね?
ま、こんなにも怒ってるのもわけがあってある後列、Aさんの一言
「うち、2番から声出さないわ」
は!?w
いや、前列の人たちは頼っていませんし精一杯出してるのになんで後列の人たちも出さなくなるんですか‼?
前列の人の分も後列の人たちががんばって出すっていう考えもありますよね!?
投げやりな態度がむかついたんです。それに後列の人たち、私のポジションからは全然声聞こえないのに自分たちが出てるって勘違いしてる…💢
なんかすいませんね
それでは
END
あー、今日は8時から塾だよ、やだやだ(・ω・`)
増田×赤ずきん01
―――....今から遡ること13年前。
森に住むおばあさんの家へ向かっていた一人の少女が、その途中で何者かにさらわれてしまうという事件が発生した。
村人達は力をあわせて少女を探したが、少女が見つかることはなかった。
増田×赤ずきん02
13年経った今でも少女の手がかりは何もつかめていない。
....無理もないだろう。
なぜなら少女は、深い深い森の奥で、この世で一番恐ろしい男に捕まっているのだから。
_______________________________________________
増田×赤ずきん03
「朝だ...」
窓から微かにさしこんでくる光に、私は目を覚ました。
んんーっと背筋を伸ばせば、ポキリと背骨が音をたてる。
すると部屋のドアから彼がやって来て。
『起きた?おはよう』
柔らかい笑みで私の頭を撫でる。
増田×赤ずきん04
「おはよう」
小さく返事をすると、彼は嬉しそうに笑う。
『じゃあご飯持ってくるから、待っててね』
彼はそう言って部屋を出ていった。
「...」
ジャラリと鳴る、足の鎖。
「...眩しい」
いつからだろうか、陽の光が眩しいと思うようになったのは。
増田×赤ずきん07
「や、やっぱりいいや」
ごちそうさま!とスプーンを置くと、彼は静かにそれをかたす。
無言の彼が恐い。
『...俺は出かけてくるけど、大人しくしててね』
彼は私の頬に触れて、額に優しいキスをおとした。
「...うん」
増田×赤ずきん05
物心ついた時から、私はずっとここにいる。
重たい鎖を足につけて、この部屋以外はどこにも行けない。
そんな私の話し相手は彼しかいなくて。
『ご飯、持ってきたよ』
「...ありがとう」
二人だけの小さな小さな狭い世界。
増田×赤ずきん06
「...ねえ」
『ん?』
スープを口運ぶ私を彼はじっと見つめる。
「外に...出たいんだけど」
チラリと彼の顔色を見ながらつぶやいた。
彼から笑顔が一瞬にして消える。
『...なんで?』
怒ったような低い声に、私はビクリと肩を上げた。
増田×赤ずきん07
「や、やっぱりいいや」
ごちそうさま!とスプーンを置くと、彼は静かにそれをかたす。
無言の彼が恐い。
『...俺は出かけてくるけど、大人しくしててね』
彼は私の頬に触れて、額に優しいキスをおとした。
「...うん」
増田×赤ずきん08
パタリ、とドアが閉まる。
「...」
静まり返る部屋。
ふと視界に入ったのは、部屋の隅に放り出されたままの真っ赤なマントで。
「...ホコリかぶってる」
なんでだろう。
「...っ」
赤色のマントを見るといつも胸が痛くなる。
増田×赤ずきん09
"真っ赤なマントが似合うわね"
"赤ずきんと呼ぼうか"
頭に浮かんでくるのは見知らぬ人達の声。
"赤ずきん、森に住むおばあさんのお見舞いに行ってきてくれないかしら?"
頭がガンガンする。
「...赤ずきんって....だれ...?」
増田×赤ずきん10
思い出そうとすると激しい吐き気が私を襲ってきて、思わず口を手でおさえる。
「...っ、はぁはぁ」
前から薄々感じていた、きっと私は記憶をなくしているんだと。
「...」
彼は...知っているのだろうか。
私がどこから来たのか、何者なのか。
増田×赤ずきん11
だけどそれを聞いたとしても、たぶん彼は答えてくれない。
「もしも...」
さびついた鎖に手を伸ばす。
「もしもこれがはずれたら...」
外の世界へ出て、もっといろんなことができるのに。
...彼はどうして私を閉じ込めておくのだろう。
増田×赤ずきん12
―――窓からさしこんでくる光がオレンジ色に変わる時刻に、彼は帰ってきた。
『ただいま』
ポンポンといつものように頭を撫でられる。
「...おかえりなさい」
うつむいてつぶやくと、彼は不思議そうに口を開く。
『何かあった?』
増田×赤ずきん13
勘の鋭い彼に驚きながらも平然を装って「何もないよ」と私は答える。
『そう?ならいいけど』
彼はそう言うとベッドに腰をかけて。
「...本?」
『うん、港の方の町で見つけたんだ』
ペラリと彼がページをめくるたびに、古い紙の独特の匂いが鼻をくすぐる。
増田×赤ずきん14
何を読んでいるのかと横から本をのぞこめば。
『見ちゃダメ』
パタンと本を閉じられてしまった。
「どうして?」
『...』
首をかしげた私に彼は困った顔をする。
それから少し目を伏せて。
『きっと見たら...もっと外の世界へ行きたくなるから』
増田×赤ずきん15
「...え?」
見たらもっと外の世界へ行きたくなる...?
『ま、お子様にはまだ早いよ』
彼はクスクスと笑いながら本を片手に部屋を出ていった。
残された私は一人、呆然とする。
「...何が書いてあるんだろう」
ダメと言われれば誰だって気になる。
増田×赤ずきん16
「...」
いつかあの本、読んでみたいな。
__________________
その"いつか"は意外にもすぐにやって来た。
それはいつものように彼が外へ出かけたある日のこと。
増田×赤ずきん17
私はぼんやりと、鎖に触れていた。
「...あ」
するとなぜか、今までどうやっても足からはずれなかった鎖がガチャリと音をたてて。
「はずれた...!」
驚きと嬉しさで胸がいっぱいになる。
鎖がはずれた私はすぐさま立ち上がり、まずは部屋を飛び出した。
増田×赤ずきん18
外の世界どころか部屋からも出ていなかった私は家の広さに唖然とした。
「...こんなに広かったんだ」
右も左もわからぬまま、とにかく進む。
外へ通じる出口を探しながら、いろいろな部屋のドアを開けていった。
すると。
「ここは...」
増田×赤ずきん19
ひときわ大きな部屋にはたくさんの本が壁の本棚にしきつめられていて。
「...すごい」
私は無意識にその部屋へと足を踏み入れた。
「あ、」
そこで目についたのは一冊だけ床に放り出されてあった古い本。
それは前に彼が読んでいたあの本だった。
増田×赤ずきん20
ゴクリと息をのんで、本に手をかける。
パラリとページをめくると、あの時と同じように古い紙の匂いがした。
「...人間の姿になれる狼...?」
本に書かれていたのは太古の昔から人々から恐れられていた狼のことで。
「なに、これ...」
増田×赤ずきん21
"人間の姿になれる狼"
"彼らは自身の力で自由にその姿を変化させることができるが"
"姿を人間に変化させることができても、本当の人間にはけしてなれない"
"そこで禁断の方法が見つけ出された"
「...狼が人間に生まれ変わる方法...」
増田×赤ずきん22
"人間の女の子を捕まえて"
"綺麗な女性へと成長したら"
「...その肉を、食らう...?」
瞬間、鳥肌がたった。
背中に嫌な汗が流れる。
「...っ」
怖くなって、まだ続きがあったが私は本を閉じた。
そして目に入ったのは、表紙に書かれた一文。
増田×赤ずきん23
"世にも恐ろしい狼はみな、美しい赤髪"
脳裏に浮かぶのは彼の顔。
「赤髪...」
彼の髪色は美しい赤だ。
「...そんな...じゃあ私は...」
"人間の女の子を捕まえて、綺麗な女性へと成長したら、その肉を食らう"
「食べられちゃうの...?」
増田×赤ずきん24
「...っ、いっ」
すると途端に激しい頭痛が襲ってきた。
赤いマントを見た時に起こる症状と同じ。
「...私は...赤ずきん...?」
かつて私は、そう呼ばれていた。
港の町で、私は、暮らしていた。
じゃあなんで、今、ここにいるの?
「っ」
増田×赤ずきん25
失ったはずの記憶が頭の中に蘇る。
"赤ずきん、森に住むおばあさんのお見舞いに行ってきてくれないかしら?"
...そうだ。
...私はお母さんに頼まれて。
"きゃあ!!"
...だけどその途中で突然現れた"彼"にさらわれて。
「っ、はぁはぁ!」
増田×赤ずきん26
すべての記憶が戻った。
「逃げなきゃ...!」
彼が私を一歩も外へ出さなかったのも、彼が重たい鎖を私につけたのも。
私を食べて人間になるため。
『...何やってるの?』
背後で聞こえた低い声。
「あっ...」
振り向けば、彼がいた。
増田×赤ずきん27
全身が震えだす。
恐くて恐くてたまらない。
『なんで鎖がはずれてるの?』
「...っ」
『外に出たらダメだって言っただろ?』
彼の顔から笑顔が消えていく。
いつの間にか手首をつかまれて、私は壁へと追いやられていた。
「いっ、いや...!」
増田×赤ずきん28
今にも食べられてしまいそうだった。
彼の赤髪が目に入るたびに胸がざわつく。
この人は狼なんだ。
「お願い...!私を町に返して...!」
『...何言ってんだよ』
彼の手の力は一層強まり、私の手首をきつく締めつける。
『お前はどこにも行かせない』
増田×赤ずきん29
力強い彼の眼差しが私を貫く。
けれど瞳の奥は微かに揺れていた。
「...っ、私を食べて人間になっても、いつか罰がくだるんだから...!」
『...』
一瞬、切ない顔をした彼は。
『...今ここで食ってやるよ』
増田×赤ずきん30
そう言って私の首筋に噛み付いた。
「嫌だ...っ、やめ、やめて!!」
反射的に私は彼の胸板を押し、突き飛ばした。
後ろによろけた彼の一瞬の隙を突いて私は走り出す。
無我夢中に、ただひたすら。
「っはぁはぁ」
出口を見つけて外の世界に飛び出した。
増田×赤ずきん31
―――走っても走っても、景色は変わらない。
ここがどこなのかもわからない。
深い深い森の奥。
「...っ、ううっ」
走りながら私の頬には涙が流れていた。
私を食べるために捕まえていたとはいえ、彼と過ごした時間が長すぎたんだ。
胸が、苦しい。
増田×赤ずきん32
あの狭い世界で唯一の話し相手だった彼。
いつも優しく私の頭を撫でてくれた彼。
「...」
本当に私を食べるためだけに捕まえていたのだろうか。
"起きた?おはよう"
食べるために捕まえた人間の子に、あんなに優しい笑顔を向けられるだろうか。
増田×赤ずきん33
だけど今さらそんなこと考えたって、戻ることはもうできない。
「きゃあ!!」
涙で前が見えなくて目の前にあった崖に気づかなかった私は、そのまま足場を失う。
崩れていく地面。
「っ」
ああ、こんなことになるなら、あの部屋から逃げ出さなければよかった。
増田×赤ずきん34
ごめんなさい...。
それは誰に対して謝ったのか、私でもよくわからなかった。
ただ、ただ、ごめんなさい。
それだけが頭を巡る。
『...っ、バカ!』
崖の下へと落ちていく私の体が、誰かに強くつかまれた。
「...え、」
増田×赤ずきん35
私の衣服を牙でしっかりとつかんでいたのは大きな狼。
狼は崩れていく不安定な地面を蹴り、崖の上へと着地した。
私は幸いにも無傷だったが、狼の足からは大量の血が流れていて。
『...』
それでも狼は私をじっと見つめたあと、よろよろと歩きだした。
増田×赤ずきん36
「ま、待って...!」
その狼が彼だということはすぐにわかった。
どうして助けてくれたの?
どうして。
どうして。
『っ、』
振り向いた狼だったが、よろけて地面に倒れこんでしまった。
足の出血がひどい。
きっと大きな岩にあたったんだ。
増田×赤ずきん37
今なら走って逃げられる、だけど私は狼に駆け寄った。
『お前...』
声はたしかに彼のもので。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
私は狼の姿の彼にそっと抱きつく。
『早く逃げろよ...』
かすれた声で彼はそう言った。
増田×赤ずきん38
「無理だよ...私、もう町には帰れない...」
帰り方も、お母さんとお父さんの顔も、忘れてしまった。
記憶は戻ったけれど、10年以上も昔のことで穴だらけの記憶。
「うぅっ」
走りながら気づいていた。
私には"彼"しか頼れる存在がいないことに
増田×赤ずきん39
『...ごめん』
ポツリ、と彼がつぶやいた。
『俺にはお前を食べて人間に生まれ変わる勇気なんてなかった』
狼の大きな瞳が、揺れる。
『...お前を閉じこめておいたのは、ただ離れたくなかったから』
「...っ」
『お前が、好きだったから』
増田×赤ずきん40
『でもいつかはこうなるとわかってた』
自分の正体がバレて、私が逃げ出すことになるのをわかっていたと彼は言う。
『...逃げろ、早く』
「そんなの無理...っ」
逃げるなんてできないよ。
私にはもうあなたしかいないのに。
『...!!』
増田×赤ずきん41
無意識に私は彼の唇と自分の唇を重ね合わせていた。
「っ、!」
すると、狼の彼の体がまばゆく輝きだして。
「...え」
その光が消えると、彼は人間の姿になっていた。
『...なんで』
驚いたように彼はつぶやく。
増田×赤ずきん42
『狼の姿に戻れなくなってる...』
それはつまり、彼が完璧な人間になったことを表していて。
「...うそ」
驚きを隠せない私達。
彼と私は目線を絡ませて、しばらくお互いを見つめ合っていた。
―――...あの本には続きがあった。
増田×赤ずきん43
"実はこの食らう方法以外にも、もう一つ方法がある"
"これはかなり低い可能性だが..."
"心の底から嘘偽りなく愛している者とのキスをすれば"
"狼を真の人間へと生まれ変わらすことができるだろう"
増田×赤ずきん44
『...人間になったのか俺...』
震える声で彼はそう言い、私を抱きしめる。
『お前と一緒に歳をとって、お前と一緒に死んでいけるんだ...』
狼と人間ではけして叶わなかったこと。
彼は嬉しそうに私と額を合わせて。
『やったあ』
ふにゃりと笑った。
増田×赤ずきん45
その笑顔にトクンと心臓が脈をうつ。
そうだ、この優しい笑顔。
この笑顔に私はいつの間にか惹かれていたんだ。
「...やった、やったね」
止めどなく溢れ出す涙。
『ねえ、呼んでよ』
耳元で彼は小さく笑う。
『俺の名前』
『貴久、って』
増田×赤ずきん46
「たか、ひさ」
名前を呼ぶと嬉しそうにうなずく彼。
『お前は...そっか、もう赤いマントかぶってないから"赤ずきん"じゃないよな』
うーん、と首をひねらせて。
『決めた。お前の名前は...』
―――――――
増田×赤ずきん47
―――...むかしむかし、あるところに。
二人の男女が誰にも見つかることのない深い深い森の奥で暮らしていました。
「...あれ、手紙?」
ある日届いた一通の手紙。
「手紙なんて珍しい...」
開けてみるとそこには。
増田×赤ずきん48
それはそれは綺麗な字で、そう書かれていました...―――
*END*
http://pic.prepics-cdn.com/8de3c353622fa/45724385.jpeg
http://pic.prepics-cdn.com/c81e3f2d65f7f/45566832.jpeg
わーん!
レイラさん素敵!!!
盗作とかじゃないです!
いつでも見れるようここに書き込んだ…んです(´・ω・`)
いつの間にか100いってた…(´・ω・`)
明日もプールがあるー、ホントやだ
平泳ぎと背泳ぎ泳げるようになった!
やったーーーー!!!
http://www.youtube.com/watch?v=wr0Ns7iupQ8
レンさん
★2015・7・13(Monday)★
やっほー!
今日はというとねー、最悪な日だった!
だって社会と数学が2時間ずつあったんですよ!?
もう眠くて眠くて…(ノД`)・゜・。
まぁ、何とか頑張りました!
あ!でも一番楽しかったのが5時間目の水泳ですかね。
今日は1年生と合同だったから使える範囲が狭かったけど…(;´・ω・)
今日は基本的に背泳ぎをしてずっと友達としゃべりながら泳いでました!楽しかった!
鼻にめっちゃ水入って痛くなったけど笑
まぁ、そんな感じの1日でしたね。
それじゃあ終わり
END
今週学校行けばあとは夏休みだーーー!
よっしゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
それではみなさま
おやすみなさい😪💤
明日もきっといい1日になりますように…