会話界

アビスと話すとこだよー！

と言うか何でここまで人の傷口をえぐろうとするのかなぁ
いくら悪魔だとしても、全てにおいて最低で信じられないね。

じゃあ狐都を呼ぶとするかな

傷口をえぐる？甘っちょろいな。
俺が行ってんのはもっと残虐な行為だ…
それは、傷口を最大にまで屠ることだ。
悪魔だとしてもというのは些か不可解だな。
悪魔だからこそだ。

んにゃー?
…ひどーい

あ？

あれ?
ちゃんと「ナエル·エバーリング」って打ったはずなのに名前違う…

んんー
なんでー?

そんなことより、お兄ちゃんさいてーだよっ!

不穏な風…うん、面白いねぇ。
ところでキミは誰だい？ナエル・エバーリング。

僕は誰って?
それはまだ言うべきじゃないよ

そうかい…それならそれで良い。
だが、１つ聞かせてもらおうか？
キミ、どっちの味方だい？

僕の正体を知った時っ!
ここにいるみーんなが、絶望するっ!

…はず…

僕は、誰の味方でもないよ!

ボクにも秘密はあるが…まだ明かす時ではないね。

もちろん、僕の本体の味方でもないしー。

ふむ…ただの通りすがりか。
誰の味方でもない？そうか、有難う。

ところで、何時になったら巫女さんを呼ぶんだい？

とーりすがりって言うのは、ちょっと違うかも?
でもいい線いってるよー?魔·女·さん☆

んー
この名前どうにかなんないかなぁー?

まぁ、これ以上キミのことを探るつもりはないよ。
最後に１つ質問だ、キミがこの地に来た理由はなんだい？

魔女、きおつけろ。
そいつは異端者かもしれん。

異端者なんて酷いなぁー
というか、僕も魔女だよ☆

異端者…ねぇ。
成る程、それなら筋が通る。

………魔女…？

ボクの他にまだ生き残りがいたのかい、キミはどこの魔女だ？

冷徹の魔女…って知ってる?

あぁ、知っているよ。
それとキミに関係があると言うのかい？

んフフー
それはまだ言えないんだなー☆

ミステリアスだね、キミ。何だかもどかしいよ。

知りたいー?僕の正体知りたいー?
僕も言いたいけど、みんながもっと驚くように、我慢するよー

ごめんごめん、少々…と言うか結構遅れたね

どちらかというと知りたいけど、キミに任せるよ。

わぁ、狐都ちゃん登場かぁー
仕方ない、僕の正体を教えるよ

自体は軟化の兆しを見せるどころか、魔女が集い、さらなる惨劇が始まるかもしれない。よもや、悪魔さえも猜疑的だ。

巫女さん、久しぶりだね。
さぁ、本命はボクじゃない。後はキミたちが何とかしたまえ。ボクは観察するよ。

僕の正体はぁー、先代「冷徹の魔女」でしたー

うん、久しぶり…と言うか私は初めましてだけどね。
私とアビスの話すところなら、何とかするとか必要あるかなぁ…

先代…冷徹の魔女？
それは初耳だね、ボクはもう少し秘密を隠すよ。

へぇー先代…うんうん。
それはそうと何故来たんだい？

時代が移り変わるように、冷徹の魔女の名も移り変わるのだよ…

おっと、そうだね…マモン、ボクと契約を結びたまえ。
キミたちに危害は加えないと、約束しよう。これで魔女が集おうと無駄になるはずだ。どうかな？

確か、今の冷徹の魔女は「マアズ」だったかな？
時間ってのは、早いものだね。

何故来た…というか、まぁ、何となく…ここにマアズいたし。来てくれるかなぁー?って

なるほどね〜
そしていつまでここで話すつもりかな？

ボクたち魔女は一応、危険対象でもある…危害は加えないと、キミも約束してくれるね？冷徹の魔女ナエル。

不快なら、いつでも消えるつもりだよっ!
マアズも来なかったし

ここも潮時かな？
場所を変えるかい？巫女さん。

うーん、もうアビスと私の新しい掲示板作ったほうがいい？
ここは君達で話すかい？

ボクはどちらでも良いよ。
キミたちに任せた。

今は拒否する。
まだ俺はあんたら魔女に懐疑的なんだ。
魔女は祓魔術を技倆の如く行使できるはずだ。
それに魔女っつーのは俊敏で一方通行のつまらん生き物だ。
少しは自重しろよな。

じゃあ私とアビスが移動しよう。
ちょくちょくこっちにも顔出すよ。

黒魔女ニクス…僕はその名を捨てたんだ、彼女と一緒にね

あぁ、キミが嫌ならいいんだ。すまないね。
それと、マモン…キミはどうする？
巫女さんのことについてだが。

名を捨てた…か。
『冷徹の魔女』ってのは異名か何かかい？

冷徹の魔女の一代目は、誰も知らない。故にそれほどの歴史を持つ名なんだ。
これから話が長くなるかもしれないけどいい?

どうやら巫女さんたちは別の場所に移ったようだね。

あぁ、良いとも。
嫌われものの魔女同士、話をしてみたいんだ。

一代目の魔女は、誰も知らない。が、伝説は残されているんだ。

伝説…嘘か本当か分からないね。
でも、聞く価値はある。

一代目は、自由自在に炎を操り、そして、とても優しく、勇敢な魔女だった。

ドラゴンをも、その手の内で操るように焼き殺す。そう言う残酷さも、持っていた。

ふむ…まるで勇者の様だね。

やはり、魔女の名は捨ててはいないんだね、残酷な一面か。

だが、魔女は、人間によって殺された。
そのドラゴンは人間の為に魔女が殺した。

…魔女ってのは損だねぇ。

すまない、そろそろ魔力の補給に入る。
明日、また会おう。

怒りに燃えた、二代目は、残酷さだけを持って生まれた。

じゃあ僕はこのまま語ってるよ

そして、復讐が始まりました。
二代目は、底なしの魔力を持っていました。
氷の魔術を使い、大量の人質を取りました。
が、二代目も殺されました。
二代目の残酷さを見て育った、三代目によって。
三代目は心優しき魔女でした。
だからこそ考えた、彼女なりの選択…人間を滅亡させるという、二代目を殺す計画。
三代目は、自分でしたこと、魔女を殺したことを後悔した。
そして、自害した。

ここまでが、わかっている冷徹の魔女の伝説。

というか、四代目が書いた絵本の内容。

悲しき伝説だね…その四代目ってのは、死なずに済んだのかい？

四代目は、病気で死んだって聞いたけど、そこはよく分かってないらしいよ
いろんな説があるんだ。
あっ、ちなみに僕は二十一代目だよ!

マアズは、二十二代目

マアズと血縁上の関係はあるのかい？

おっと、架空世界の名前を使ってしまった…失礼失礼。

血縁上の関係はないよ。
マアズは僕の弟子…いや元弟子だね。

なぁ…んなことより魔女さんよ
一つ頼みがあんだ。

キミから頼み？珍しいね。
何だい？言ってごらんよ。

俺を力の限り殺せ。

…………いきなり何を言い出すんだい？キミは。
いったい何があったんだ。

あぁ、言っておくが…理由を聞かせてくれるまでボクはキミを殺さないよ。
何も言わずに殺せだなんて、ボクを殺人鬼にするつもりかい？

何もねえ。
強いて言えば、無聊で退屈なだけだ。
それに俺が殺されることに俺は嘱目と興味がある。

…ボクにキミが殺せると思うかい？

あぁ。冷酷で冷血なのが魔女ってやつだろ？

…確かに、ボクは遠い昔に幾千もの命を奪った。
キミが本当に良いと言うのなら、ボクはキミを殺そう。

あぁ。俺はここに突っ立てっからよぉ。
いつでもいいぜ？

そう、かい…少々気乗りしないが…キミが良いと言うのなら…殺させてもらおう。

頑張ってー

おうよ

(なるほど、マモンはそういう趣味があったのか…)

黄昏よりも暗きもの…闇に導かれし愚かなる者に裁きを与えたまえ…暗炎に飲まれ、その身に傷を刻まん…

これがボクの永晶呪文、キミはそんなに柔じゃないと思うけど、気を付けてね。

おい、なんもこね…ん？あらら…首が…

いってぇ…この快感ええわー。

てか…死ぬし…

…(やはりそっち系か…)

久しぶりだね、魔法を使うのは…正直に言うと、キミには死んでほしくなかったよ。

狂え闇 天罰よ下れ 混沌の世界

三節永晶…

アーメン、神には祈らない主義だけどね☆

おい…肉体ごと瓦解しちまっては…修復できねぇだろうが…
てか死ぬ…おいおいおい…いいぃ…

わー大変だー

死なないでくれ、お願いだ。