この場を借りて数少ない同胞達と語り合いたい
『吸血鬼達の集会場』と言う名だけれども、約定さえ守ってくれるなら同胞以外でも歓迎させてもらうよ。
因みに約定は以下の一つのみだよ。
所謂『荒らし』や『ヴァンパイアハンター』は足を踏み入れない
これだけは守って欲しいな
おっ、新スレだ。よろー。
4:ルージュ=クレール・ド・リュンヌ 黒翼の吸血鬼@:2018/02/15(木) 22:21 突然すまぬな。
光の刻には肉を喰らい、闇の刻には世を暗黒の煌めきで染め上げる。
私もそのような存在…つまりは吸血鬼という種に属する者だ。
ちなみにこの名は,昨夜この葉天の世にて、素晴らしきお方に授かったものである。
ルージュは「紅」 / クレール・ド・リュンヌで「月光」という意味のようだね…
そしてその名の通り私は、紅き闇を統べる覇王〜黒翼の吸血鬼だよ
最後になったが、私は君達と同士、吸血鬼という種に属する者として友好を深めたいと考えている
宜しく頼むぞ。
私は鉄血の吸血鬼だ。
私は多くの吸血鬼を統率し、人間のヴァンパイア撲滅活動に対抗するため設立した鉄血軍と共に、種の繁栄に勤めている。
また、私は主に吸血鬼の長の補佐官を担当し、鉄血軍の統帥権は私が有するため、軍事力はこれを保持している。
吸血鬼は絶滅寸前だと聞いていたけれど、こんなに同胞がいて正直驚いたよ。
そろそろ僕について話さなきゃね。
僕は、ロンシア・フォン・ノスフェラト。ノスフェラト家の現当主だよ。
ノスフェラト家は嘗て吸血鬼が栄華を極めていた時代に吸血鬼達を統べる王として存在していたんだ。まあ、今となっては没落してしまって見る影もないけれど。
ぶった切りすみません…
どうも、こんにちは〜
今宵も月が冷たく微笑んでいるね
なんて、美しいんだろう…(沈黙と静寂)
おや。私がいない間に我が同士、親愛なる吸血鬼が次々と集まって来ているようだね
吸血鬼の絶滅…そのようなことは我が予言書の記す限り起こり得ないことだよ。
さぁ諸君。
夜の到来、つまりは私達の刻がやってのだ。
血塗られた運命〈さだめ〉の中で、今夜も踊り狂おうではないか?
〜闇世に、乾杯〜
今夜は月が美しいね。
こんなに明るく輝いていると『あの惨劇』を思い出してしまうよ
あの時も、月が綺麗な夜だったなぁ…
『あの惨劇』一世が興るという事柄には,惨劇は憑き物だよ
そして惨劇により失われた正しき世は,同じくして血を伴う惨劇により取り戻すべきものなのだ。
…我らは闘わなければならない。正しき世のために。
月…それは、全ての穢れを請け負いし聖星
〜〈それ〉が満ちた時、私は新世界の王となる。
こんにちはー...。
12:同胞喰鬼:2018/02/17(土) 22:22 血の滲禍は、多くの命の熄滅をもたらし、それに伴った大きな力を奪うのだ。ゆえ、か弱きものを一つの思想で捻じふせることができる。
力で支配し、宗主者たる者を絶対の君主として擁立する。
また、私からすればお前の言っている正しき世というものは些か不可解だな。
正しきものなど存在せぬ。強いて言えば正しきものとは、支配であり、それは常に変動し続ける。
思想による支配、権力による支配、武力による支配、いずれにせよ、夥多たる大衆を統括し、支配することにより、始めて正当性が生じる。
気にくわないな。
15:同胞喰鬼:2018/02/17(土) 22:28私は御前のような自己正当性を高める独善者が一番憎い。
16:ルージュ=クレール・ド・リュンヌ:2018/02/17(土) 23:01一つ言わせて貰うが、私は、君のような強い言葉で身を飾り自分の弱さを隠すような愚者が一番嫌いだ。
17:ルージュ=クレール・ド・リュンヌ:2018/02/17(土) 23:12 だが君の言っていることはなかなか面白い。答えてやろう
「強いて言えば正しきものとは支配であり、それは常に変動し続ける」
なかなか面白い。そして、私の考えと酷似しているようだ
私の思う正しさものとは、支配の先にある世の平和のことだ。支配は、完全ではないのだ
そしてその平和は、それが一人の独裁者により為されたものであっても、民の集成によるものであっても良い
ただ支配により正当性が必ずしも生まれるとは思わない。
今の世は…憎い。
あの惨劇により、世は変わり支配による平和という調和は乱された
だから私はもう一度時を戻す為に変動を平和という調和に変えねばならぬのだ。
君はそうは思わぬか?
私が発した言葉を強いと慮るのは御前が弱いからだ。
平和主義こそが正しいという理念を掲げる御前は非独裁者であり、民主主義に適合し、且つ、多くの臣民にとっては求められる逸材だ。
しかしな、俺は今一度思うよ。正しきものなど存在しないと。
所詮、正しいと論じられるものなど、大衆が合意する客観性でしかないと、つまりは、多数派の主観と意見だ。
ならば、少数派か正しいと思うことはどうなる?僅かだけが尊重されるだけか?或いは、多数派による罵倒がはなたれる、
はたまた、客観性によって狂気の沙汰であると結論づけられ、非常識であると排斥されるのか?
おかしい、それこそ間違っている。
平和主義を確立するのは立憲民主主義であるわけだが、その根底には、少数派を多数派が支配していることを忘れてはいけない。
大衆による支配は、武力による支配と異なり、あたかも正当であると主張される。
こんなのは禍々しい世界観だ。
ならどうしろと、疑念を抱くが、
私はそもそも人間という存在がいかに自己中心的な生き物であるかを毎晩苦悩している。
人間は、知能を働かせ、技術を磨き、従属的な関係を気づかぬうちに形成されていった。そして王が発達し封建社会や律令制度を古代から定め、中世にゆくうちに政権という概念が明確になった。そして近世にゆくうちに、知能発達、産業革命、民主革命、工業化、資源大量発掘、宗教的問題への解決策、 憲法発案、世界大戦、資本主義と社会主義による紛糾…これらはすべて、人間で中心となる物語であり、中枢として、食物連鎖という原則を無視して、食べること以外の目的で自然動物を翻弄し、生態系や食物連鎖における同じ役割を複重する生き物を無為にしたわけであるが、私から言わせれば、人間という存在が罪であると結論づけられた。
たから、真の平和を取り戻すには、人間を滅ぼせばいい。一人も残さず駆逐し、この地球における元の生態系を形成さ背るためにも。
安寧秩序によって形成される平和を取り戻したいのなら人間は不要である。
21:同胞喰鬼:2018/02/17(土) 23:52いや、ここで言うのは、知的生命、生態系を人間のごとく蹂躙せし生物の排除というのが適切だな。
22:ルージュ=クレール・ド・リュンヌ:2018/02/18(日) 00:00 全く…客観論だの生態系だの、君は随分な処まで話を派生させてくれたね。
まあ、いい。平和のために人間を駆逐する…その結論に至るまでの思考過程に多少の差はあるものの、私と君の最終的な結論は同じだね。
人間を滅ぼし、私達の手により平和という名の調和を生み出す…私の望む未来だよ
そう。今私達が世界の頂点に立ち、不要なものを排除して安定した平和を築くことが求められているのだ
そのために、この集会所が吸血鬼の結束を強め、私の望む世が確立される日を早めてくれることを、祈っている。
私はそもそもここで定義付けられた平和に肯定的ではない。あくまで平和を形成するならば、人間を滅ぼすべしと提唱しただけだ。
元来、大半の吸血鬼は定期的に人間の血を吸い続ければ、永遠に生きてゆくことが可能ではあるが、人間を滅ぼしたあかつきには、人間の血はどうなる?我々の生を支えるその血はいつしか底をつき、我々の文明と社会すらも必然的に滅びてゆくわけだが、
ここで一つ、我が同胞たる諸君らに私にとっての幸福を主張しておこう。
私は私自身が隠密的に、生きてゆけることが幸せであり、人の血を吸うことが僅かな至福である。
ゆえに、こういった変革活動や人間征討計画の謀略推進などなど、吸血鬼間での人間への蹂躙性は私の幸福をおびやかしかねない。よって私は諸君らが、おろかな計画を進め始めたその時から、諸君らへのさつ戮を施すつもりだ。
特に鉄血鬼、御前は早いところ鉄血軍もろとも始末したほうが私にとっての安寧秩序は恒久的な均衡を保つことができるようになるだろう。
わたしにとって最大の敵とは、吸血鬼間での社会だ。
私は今まで三十もの同胞の君主を暗さつしてきた。
そしてそのたびに、築かれた吸血鬼の序列社会は崩壊する。
私の名はフェアラート。私は吸血鬼であり、同胞である吸血鬼を征討する者。
ルージュ、私は御前と連合し、御前は平和主義を理念とするその愚かな思想を捨て去り、私と共に吸血鬼間での勝手を許さず、ただ黙って人間の血を吸わせておくだけの本来あるべき適材適所たる自然を取り戻そうではないか。
吸血鬼に改革などは向かないのだ、彼らを等しく統合し、統監することこそが、我々吸血鬼の永久の存命に関わる事柄だ。
実を言うとね、僕は血を飲むことが出来ないんだ。
少し昔話をしようか
僕が幼い頃、僕の家族達は死んだ。
正確に言えば『殺された』んだよ。ヴァンパイアハンターにね。
僕の家族を殺したヴァンパイアハンターはかなりの過激派で有名でね、産後で再生能力が弱まっていた母や力の弱い屋敷の従者たちは生きたまま屋敷と共に業火で燃やされた
父と赤ん坊だった妹は目の前で首を撥ねられた
幼く無力な僕は押さえ付ける腕を振り払うことすら出来ず、地に転がる父と妹の首を見る事しかできなかった
だから、血が飲めない。血を見るとあの惨劇が想起されてしまうんだ
ならどうしてお前は生きていられる?
我々の生を支える人間の血を吸うことができなければ、今頃、お前はしんでいるはずだ。逆説的な矛盾だ。
それに、血を吸っていないということは、吸血鬼における強靱な肉体や、突出した怪力、尋常ではない運動能力といった効果が、全て発揮されていないということになる。
つまり、これらの逆説、お前が非力であることを踏まえ、結論を導き出すと、お前は脆弱であるということ。
さらに我々のような怪異は、純愛や、友愛、仁愛を求めてはならない、家族?そんな聖なる愛を追求したがゆえ、自分が脆くなり、今このときにまで、くだらん過去を引きずることになった。
精神力、肉体的能力もゴミ同然。
お前の存在意義とは一体なんだろうな
無力で何かを求めること、それは罪だ。
31:吸血鬼フェアラート 誹謗の吸血鬼:2018/02/18(日) 10:00 罪とは、糾弾されるべくものであり、罪刑法定ならば、刑罰を科されるものである。
しかしここでの罪は、自らで自覚し、自らの心で贖罪せねばならない。
同胞喰鬼。君にとっての最大の敵は吸血鬼間での社会,か。
それはどうだろう。私の個人的な見解としては吸血鬼間での上下の序列,支配関係が無ければ平和は生まれないし、もし吸血鬼間での社会が無ければ皆が其々自身の力を過信して暴走し世の秩序を乱すだけだと思うのだが。
支配は、完全でない。だが、支配無き処に平和は生まれないのだ。
それは言い換えると、君の望む恒久的均衡には皆をまとめる者,頂点が不可欠だということ。
フェアラート。なぜ君は、平和を理念とする私の思想が愚かだと言い切れるのだ?
君は今の世に満足しているのか?この、憎むべき残忍な‘彼等’が権力を振り翳し民を苦しめている世のことだ。
あの惨劇が起こるあの日までは、違った。代々統治してきた我が同胞である吸血鬼が世の秩序を創り,世は安定していたのだ
私は今の世が憎い。酷く、憎い
そして、初めに言ったように惨劇により壊された世の調和は、惨劇により取り戻さねばならぬ。
だから君の理想世界の通り吸血鬼社会に改革が生まれなければ、何も始まらないのだ
世は…変わらない。君にとっての安定はそれかもしれないが、そんな世になって喜ぶのは今統治しているあの愚かな魔界の穢供だけなんだ。
ただロンシアについては、君と考えは同じだよ
ロンシアのように、過去を引きずる者は無力だ。
家族が殺された?私も同じ過去を持つが、私にとってはそれは肩の荷が降りた程度のことだったよ
感情なんてものは、さっさと捨ててしまうべきなのだ。それは過去を引きづらせて、自らの決意を壊すだけのもの。
実際君もそれに囚われ,永遠に血を飲めない、そして吸血鬼として持つべき肉体力と精神力を失った愚か者へとなったのだ。
君はまずその、自身の大きな過ちに気づくべきだよ
フェアラートの言うように、罪を自覚し繼罪しなければならないのだ。
平和主義を確立するには、まずは、民主制と立憲制を確立しなければならないのだ。この時点で、頂点たるものは憲法となり憲法は法律、政令、勅令を支配し、法は、条例、規則、命令を支配するわけだ。又、憲法が発布されれば、多数決の原理が採用され、18で言ったように多数派が少数派を支配し、少数派にとって、禍々しい世界と化すわけだ。
罪刑法定主義が採用され、少数派は行き詰まった世界のさなか、停滞してゆく。
そして、私はもともと平和はいけすかない。
吸血鬼どもの序列社会は、独裁者があり、律令体制があるわけだ。そして、何のために集まる?平和のためか?
その平和を形成するにあたって、私の安寧を穢していることにも気付かずに、おろかにも、独裁者は理性ではなく、私情を持ち込み、その機関が陥落するのがおちた。
私が言いたいのは、お前ら吸血鬼どもは、機関として結成するのでもなく、民族として統合するのでもなく、人間を支配するのでもなく、人間を滅ぼすのでもなく、吸血鬼は、結成する目的で機構を作るのではなくそれぞれが孤立し、隠密に人間の血を吸って生きてゆくべきなのだ。
それがいやならば、聖なる光(太陽光)に焼かれて死ぬがいい。
元々我々のような存在は人間の血がなければ死あるのみの寄生虫にすぎん。人間どうよう、死が怖くて、その恐怖に屈服し、この悠久の時を経てきたのだ。ひょっとすれば、最終的に死を受け入れる人間よりも我々は恐怖に抗えず、その強大な力を濫用してきたのかもしれん。
そのくせ、ここでは、平和を形成するには人間を滅ぼすべしといった結論に至るわけだ、その平和論はきっと合理的だ。
しかしまだ、足りん。真の平和のためにすべきことが。
本当に滅ぼすべきなのは、傲慢な我々であり、人間よりも醜い怪異を征討することこそに真の平和が生まれる。
平和平和言っているが、それは我々種属での平和であって、民主制を採用するのならば、生態系全体を鑑みるのが妥当だと思うのだか。
ごめん、長すぎた。
35:ただの人間です:2018/02/18(日) 21:49 忝なくも、吸血鬼の身を持たない僕からもひとつ言わせていただく。
.........お前ら絶対現実世界ではぼっちだろ。まあ僕もだけど。
確かに私を含む吸血鬼という種族は地上で最も傲慢な生命体だと言っても、それは過言ではないね
ただね、フィアラート。
吸血鬼は人間よりもずっと知的であり、より合理的な秩序の形成,又は維持を成し遂げることが可能な、唯一の生物だということを忘れてはいけないよ
人間よりも醜い怪異…そうかもしれないね。ただ、人間だって他の生命体を咀嚼し生き延びているんだ。
そして人間を遥かに上回る知力、精神力、肉体力を持つ我ら吸血鬼は、その人間を咀嚼することで生き延びる。
その意味が分かるかい?吸血鬼のその咀嚼という営みは、愚かな人間を排除すると同時に、恒久的均衡を創り出すことが可能である知力、精神力、肉体力を持つ吸血鬼という種だけを残すためだけに行われるのだ。
そしてその営みにより創られた世は安定した秩序が保たれ、吸血鬼にとっても、残された人間にとっても良いものとなるのだ。
つまりこの営みは、決して吸血鬼という種族の生存,及びその種のためだけの平和を目的に行われているものではないということ。
吸血鬼と人間どちらにとっても平和と言える世は、私達吸血鬼の力でもってしか、創ることは出来ぬのだ
そして我々がその営みを隠密に行うだけでは今の世は変わらず、また安定した秩序は生まれない
改革無き所に世界は誕生せぬ。そしてまた平和も到来しないのだよ
現実世界ではぼっち…ここで言う「ぼっち」とは、孤独という意味かな?
はは、人間は孤独を嫌うようだね
ただ君、その理由が分かるかい?
人間は、一人一人が弱いのだ。弱い者は孤独を嫌う。強者に押し潰されないように、自らの身を守るためだけに上辺だけの結束を誓い、孤独という概念から身を引こうとするのだ。
ただね。私はそのような者達が最も嫌いなんだ。
彼等は所詮弱いのに、結束をすることで自らの力を過信して、自分は強者だと思い込む。そして暴走をする。
今の世だって、君達のような愚か者の暴走で秩序が乱されたために最悪なる状態に追い込まれているのだ
しかも今の世は人間にとっても苦しいものでるのに、彼等は自分した利己的な暴走のために自らの首を絞めていることに気づかず、未だその暴走を止めない。
至って迷惑だ。利己的な人間どもの過信により生まれた世…これは私達が元に戻すしかないね
愚かな人間を排除できるのは私達吸血鬼だけなのだから。
フィアラート、私が言っているのはこういうことだよ。
ルージュ、よくわかったよ。君はさりげにぼっちを認めたね。
、、まあ良いとするさ。僕ら人間は君達の様な高尚な精神を持っていない。そんな中で孤高の存在である吸血鬼が馴染める訳が無かったね...。わかりきったこと、そして君達の存在意義を否定する様な事を言ってしまった事を深く御詫びするよ。
吸血鬼社会には、同じ目的を達成するための協力はあっても君達のような利己的な結束はない。
それが孤高と呼べるものなのか、はたまた「ぼっち」とも呼ばれる淋しき独りなのかは、私は知らぬ。
ただ私は感情なんてものはとっくに捨てたし、そもそもそんな結束が無くとも吸血鬼同士間での社会は創られる。また、恒久的平和という永遠の目標の達成も出来るのだ。
人間も利己的な思想を捨て去り知力をつけ、世の平和に貢献する身となってくれれば良いのだが
そうすれば吸血鬼と人間の共存は可能だし、互いに理解し合い同じ目標を掲げて歩むことができるのに。
確かに吸血鬼とは人間よりも記憶力では大幅に優っているかもしれない。
しかし、革新たる発明力では人間より圧倒的に劣っていることが明白な事実である。
元来、我々は人間が発明した文化、技術に頼り生きながらえてきた。
人間が編み出し、応用された技術を元に製造される高純度性の製鉄や、我々では計り知れないほどの先端技術を活用した産業、将又、我々では理解することもできぬ情報技術。
私は、人間たちが積み上げてきたこれまでの発明品を刮目した瞬間、詠嘆してしまうな
合理的な秩序とはなんだ。
人間の精錬された叡知に頼り、その知を我々が利用して、偏狭な秩序を築き上げることか?
人間による知を活用した秩序などいつしか破綻するのが見えている。
人間を排除することになんの意味があるのだ。
斯様なことは我々の食糧を失うだけの非合理な生存方法だ。
人間を虐さつしてゆく吸血鬼と、被虐を受ける人間たちでは、対立が深まり、血風の動乱が巻き起こるだけだ。
これこそが生存方法に於ける非合理。
強靭な肉体的能力、屈強な精神力、突出した記憶力を持ち合わせる我々吸血鬼は、傲慢であり自分の能力に自信を持ち、自負をしているのだ。
だからこそ、平和の確立は不可能。
このように集団性に長けていない独立向けな性質を有する我らは、政治の実権である政権を誰が総攬するのか、という問題が生じ、それを巡って同胞間での紛争が発生し、誰もが望まない惨禍がもたらされるだろう。
断言する。
吸血鬼にとって人間を排除した矢先に待つのは、大飢饉だ。
そして、お前のような特殊な希少種を除いて、一般吸血鬼にとって必要な血が不足すれば、困窮のさなか死んでゆくだけの虚無に飲まれるだけだ。
お前の思想には偏りがあるな。
孤立した状態で強いのは確かに凄いことである。これは孤高というべきか。
しかし、人間たちは結束し合い、集団になることで力を発揮する。そして自らの力を過信する。
これは工夫だ。自分が弱いから、同じ考えを持つものと共に連合し、脆弱な力を倍増させる。仲間と連合してゆくうちに、人間たちは強大で膨大な力を持つようになる。
素晴らしいじゃないか。我々のように一個体のように強くないからこそ、集団として結成し、協和し合うわけだ。
人間を排除しようと計画を企てている時点で、我々は生態系を逸脱しようと試みているも同然。すなわち、我々も十分に利己的なのだ。
46:吸血鬼フェアラート 誹謗の吸血鬼:2018/02/18(日) 23:52 これらを踏まえ、我々は人間との共存共栄は不可能であると結論づけられる。
ルージュ、私から見て、お前には理性がないと推量できる。
お前の改革はお前の私情に偏っている。
お前はきっと、お前が愛した家族を惨いやり方で殺めた人間に対する憎悪と復讐心から改革を進めようと試みているはずだ。
自分に素直なお前は可愛いやつだな。
全く、ヴァンパイアハンターによってお前という狂気の怪物を作り出してしまったわけだ。やつらも禁忌たる罪を犯した。たとえこれを訴えたとしても、法や刑では人間にとっての害悪である吸血鬼には適合されず、ヴァンパイアハンターは虐さつ者ではなく、英雄となるのだ。
皮肉なものだ。
私は暗黒生存論(隠密に、誰からも見つからず、人間の血を吸って生きてゆく)を提唱する。
49:ギルベルト・クラウザー 不運の吸血鬼:2018/02/19(月) 07:32待て待て、小生の様に吸血鬼であると知られても人間と共存している奴だっているぞ!
50:ルージュ=クレール・ド・リュンヌ:2018/02/19(月) 17:46 フェアラート。君がそこまで人間の結束を工夫だと言い、そして我々は利己的な存在であると言うならば、仮にそうであるとして、また私達吸血鬼には平和の確立は不可能だと定義付けよう。そして最善の策はその暗黒生存論ということにする。
するとどうなる?今の世は全く変わらず、この人間にとっても吸血鬼にとっても不穏である、非常に不安定な状況を維持し続けるだろう
それだけでは終わらないかもしれない。‘彼等’が権力を振りかざし、より強く利己的な感情の中で改革を進めて行くだろう。つまりは私達と人間は彼等の言いなりになり、永遠の‘負け’を認めねばならなくなるのだよ
彼等の創る世は醜い。彼等のためだけにある世だからだ。
だから君のその暗黒生存論には大きな欠陥が有ると言えるね
私は今の世に満足しない。君の提唱する論では今の状況は変わらず維持される、又はより不安定な方向へと向かうだけなのだ。
そのような状況を回避するために結成されたのが、この集会場であろう
ここで我々は互いに理解し合い結束することで、同じ目標に向かう一つの大きな力一組織を創る。
その際、弱い人間達は邪魔なのだ。例え個々の力が弱い彼等が結束し一つの力というまとまりを見せたとしても、その作られた力ですらも弱いのだ。個々の力が強い者の結束である我々の組織と比べれば、その差は月と太陽。
だからもし我々の組織と人間の組織の利害関係が一致せず争いになると面倒だし、時間の無駄だ。
よって我々は、我々の生存にとって不可欠な、洗練された最低限の人間のみ残し、あとは排除する必要がある。
そして我々と残された人間で力を合わせることで、より大きな力を持ち、両者の利害関係が成立する中で改革を起こす。そして合理的な安定秩序を創るのだ。
その論は両者にとっての利害関係が成立しているという点で、利己的ではないね
だから私はこの論を提唱し、今の世にとって最善なこの策の実行に向けて一刻も早く動き出したい。
人間との共生…ふと思ったが、今の私達にとっての最善の策はそれかもしれないね
だが今はそれは不可能なはずだ。今の人間の知力では、我々が人間を咀嚼する吸血鬼であると知られた以上、死を怖れる彼等は我々を敵とみなし、両者の望まない惨禍が起るのみだろう。
そして彼等と我々が闘った場合我々の勝利となり、人間が滅びる。そして食糧が無くなった我々も時間とともに個体数を減らし絶滅となるのがオチだ。
だがギルベルト。君がもし本当に吸血鬼という存在を明かしながらも人間との共存が出来ているならば、それは非常に興味深いことである
もしかしたらその過程を再現することで、全ての人間と全ての吸血鬼が共存し、もっと大きなまとまった力を持つことが出来るかもしれない。
そしてまた、我々の生存に必要ないと判断された人間を排除するという手間も省けるわけだ。
加えると、その共存は両者の立場を尊重し完全なる公平な判断の中で行われる改革に繋がるし、それはより良い秩序の形成に役立つだろうね。
我々と人間との共存…それはこんなにも魅力的なことなのだ。大変素晴らしいことだよ
是非にとも、それに至るまでの過程を教えてほしい。
そしてそれが実行されることを心より願っている
お前は自分が一番利己的であると自覚していないのか?
分からないのか?人間を殺めてる吸血鬼は、人間との共存は不可能であると。お前は人間に害を及ばさない性質を持つ。お前のような性質を持つ者は共存は可能かもしれないが夥多たる我々はどうなる?
これのどこが尊重なのか。
人間を排除するというその計画じたいが不穏であり、お前の独善的な判断だ。
現世のどこが不服なのだ?そもそも、現世を変える必要があるのか、そのお前の利己変革活動によってどれほどの犠牲が生み出すと思うか、我々が人間に勝利するとなぜ言い切れる。吸血鬼が人間の知力よりも各上であるというのは紛れもない欺瞞だ。お前は自らの利己的な考え方と感情によって人間を過小評価し、吸血鬼であるというだけで自信を持ちすぎるただの高慢じゃないか。
力が弱いものが邪魔なのはなぜだ?それはお前自身が武力行使を図り、武力支配たる非平和な社会を築こうとしている証明である。
弱いものがいては新たな社会が作れないという考えは稚拙すぎる。
現在、人間の社会は、先進国を先頭として立憲民主主義といって公権力を濫用できない社会が成立している。
ようやく人間たちは平和社会を築き始めたのだ。
それなのにもかかわらず、我々が突如として現れ、排除活動を施すのは非平和の一歩であり、人間を尊重していないのが明確に分かるはずだ。
お前は理想主義者だ。
55:ルージュ=クレール・ド・リュンヌ:2018/02/19(月) 22:08 ようやく、君と私の意見が何故ここまで対立しているのか理解した。
君は今の世に不満がないんだね
それなら良い。君の提唱する暗黒生存論の意義が分かったよ
しかし君と私の意見は根本的に違っていたのだ。
私は君とは違う。先程も述べたように、彼等が支配する今の世に大変憎しみを抱いているし,日々改革を起こしたいと考えている立場だからだ。だからこそ暗黒生存論による状況の維持に反対を示し,対して改革による新世界の創設を提唱してきた。
それを踏まえて話をしよう。
君は、私の描く理想的な安定秩序というものを少々取り違えているようだね
随分私のことを侮辱してくれたが、それは全て君の取り違いから起きていることであり、私は君が私の主張を理解し互いに尊重し合える関係になりたいと考えている。
まず君は私が創ろうとしているのは「武力支配たる非平和な社会」だと思っているようだが、それは違うよ。
私が描くのは武力支配による安定ではなく、法や制度によって統制された世だ
今ある、‘彼等”のためだけの法に変わる新しい制度を導入するにあたり、少々の争い,武力行使は必要かもしれない。ただその後からは武力の行使を最低限に抑え,吸血鬼と人間両者の立場での意見を尊重しながらあくまでも言論による統制をすれば良いのだ。
また、君は私が弱い人間を根こそぎ排除して、吸血鬼だけのための世を創ろうとしている理想主義者だと言っているが、私はそんなことは一度も言った覚えはないよ
私は人間を全て排除しようとは思わない。君の言うように人間は弱いながらも生き延びるための工夫をして平和社会を築き始めているし、決して必ずしも吸血鬼の方が上だとは限らないよね
それらを知った上で私は、我々の生存に必要なだけの,そしてこれからの新世界の設立に役立つであろうと思われる人材だけを選び、それらの者達と協力し安定秩序を築こうと言っているのだ
君はもしかしたらその意見に対して「結局は、要らない人間を排除するだけじゃないか。それは人間の築いた社会の中で、人間の血を吸って生きてきた我々がすることじゃない。恩を仇で返すなんて、一体どういう思考をしているんだ?人間を尊重していない!非平和を提唱しているだけじゃないか!」などというかもしれないね
でも、君のように今の世に対して不満を感じていない者からしても、改革はいずれ通るべき通過点だ。
仮に人間の構成した今の世を良いものだとしても、私達が介入し人間と協力して新たな世を創った方が、両者にとってより良いのが創られることはほぼ間違いない
そうすれば、吸血鬼にとっても人間にとってもの安定秩序が完成するのだ
吸血鬼は人間から生の元となる血を貰い、人間は我々から知を得る。互いに尊重し合える関係が築かれるのだ。
これこそ私が描く理想的な新世界だよ
そしてギルベルトによると、その私の描く世界はもう実現しつつあるようだね
全く嬉しいことだよ そしてそれが形成される過程に人間の排除がなければ、なおさら興味深い。
フェアラート。君は私と違って今の世に不満が無いようだから、改革を元とする私の平和構成理論は理解し難いかもしれない。
だが君だって、人間の排除無くして両者にとってより良い安定秩序が築かれるならば、興味を感じるはずだ
だから意見の対立する私の平和構成理論を真っ向から否定し、私のことを高慢だの理想主義者だのなんだのと侮辱するのではなく、少しは分かり合う努力をしてくれなければいけないよ
もし君がこれからも私のことを侮辱するだけで相手の理論を全く尊重しないのであれば、それこそ非平和への第一歩だよ
57:ルージュ=クレール・ド・リュンヌ:2018/02/19(月) 22:28 最後のやつちょっと分かりにくかったかも。
言い換えると、君のように既存のシステムに固執するだけでは、これ以上の平和的な成長は無いということだ。
新しい均衡的な平和を構成するためには、新しい発想や創造性という既存のシステムとは相容れぬものが必要なのであり、それらは既存のシステムにより悪とか誤りだという烙印を押されてしまいがちだが、その「良い」「悪い」という図式を壊し次の探索への可能性を開くことが新しい時代を生き抜くことを可能にする。
また、その創造的な探索は新しい所への挑戦という点で君のように嫌う者も多いが、それに挑戦をする強さを持ってせず、創造的な平和構成が出来るはずがない。
こういう意味だ。
それ以上詭弁を続け、くだらん変革活動のため組織を形成するのなら、私はお前らに対し武力を持ってして捩じ伏せさせてもらう。このような会合は無意味で非合理だ。
人間は弱いだと?ふざけるな、吸血鬼ごときが、欠陥ごときが、我々に対する冒涜を成すとは。
私はおまえらが憎い。私をこんな醜い身体にしたあの醜悪で卑賎な連中どもをころしてやりたい。
剰え、お前は人間が弱いと根拠すらも明白でないのに、利己的に決めつけ、腐った吸血鬼どもが人間の社会に入ってくる計画を企てているようだが、人間社会に吸血鬼は必要ない。
人間社会に吸血鬼がいてなんの得になる?お前らの利益のために我々が、気を配る必要など断じてない。
もはや、脅嚇だ。この悪魔…!ド悪魔…!
これ以上、お前が瓦解目前の稚拙な計画を邁進させるつもりならば、私は、貴様らを浄化地たる煉獄へと葬るために右翼軍を結成し、この平穏を死守してみせる。
その挑戦に人間を巻き込むお前は利己的であり、武力行使をも宣言した以上、独裁者も同然だ。
60:鉄血鬼ブーゼ:2018/02/19(月) 23:00 右翼の吸血鬼、フェアラート貴君よ。
同胞間での紛争など誰も望まないだろう?
だから建設的な議論を進めようではないか。
貴君が武力を行使したのち、こちらとしても鉄血軍による武力防衛はしたくはない。
ルージュの言う改革についてはまだまだ改善できる。だからここは冷静になるんだ。
まず、小生の身分を明かさせて貰うよ
小生はギルベルト・クラウザー。お前さん達と同じ吸血鬼であり『医者』だ。
昔はヴァンパイアハンターに命を狙われながらも場所を転々としていた。その時に今の場所にたどり着いたのさ
小生がたどり着いた時はヒドイ有様だったね
何せ、あの場所は口減らしだったり病気だったりで捨てられた者が死を待つ『死の村』だったんだからな
中には再生能力が追いつかないほどまでの重傷を負った同族もいたよ
だから、医者として生きる希望を少しでも持って欲しかった
人間吸血鬼問わずにな
人間達には出来るだけの治療を施し、同族達には輸血用の血を飲ませた
血を飲んで回復した同族達は足早に出ていった。『低俗な人間等と共に居られるか』ってな
小生はもう少し此処に残ろうと今の診療所を開いた。
数ヶ月後ヴァンパイアハンターが村に足を踏み入れた。『お前らが吸血鬼を匿う裏切り者か』ってな。
ヴァンパイアハンターは吸血鬼を差し出さなければ村を焼き払うと脅したんだが人間達は『吸血鬼など知らん。』と白を切ってくれた
小生が吸血鬼だと知っているにも関わらずにな。それを聞いたら『あなたはこの村と私達を助けてくれた方だ。吸血鬼だろうと人間だろうと関係ない』ってさ
小生が今、診療所を構えていられるのも受け入れてくれたあの人間達のお陰だね。
悪いが、小生は今の立場を貫かせてもらうよ
お前さん達が人間を殺めようが同属嫌悪をしようが関係ない。
だが、小生達の居場所を奪い荒らすなら例え同族だろうが容赦はしない
フェアラート。君はとうとう最後まで分からなかったんだね。
君のしていることそれ自体が無意味であり、時間の無駄だということに何故未だに気づかないのだ?
同胞間での争い、それほど無意味なことはないよ
君がもう少し冷静になって相手の意見を尊重し、既存のシステムに新しいものを取り入れる私の改革を検討し,又はそれの改善について議論をしてくれたなら、人間と吸血鬼両者の利害関係が成立した中での合理的均衡が実現できるのに。
君は私のことをド悪魔だのなんだのと、昨日に引き続き随分と侮辱してくれたが、それが一体何のためになるいうのだ?
君は自分と意見が対立する私ことを罵り、真っ向から否定することで自分の主張を正当化しようとしているだけじゃないか
それは同胞間の調和を乱すだけの行為だ。全くの無意味だ。
この集会場はそんな目的のために在るのではないはずだ。ここで行われるべきより良い世を創るための議論は相手を尊重し合い、その中で改善策を練って行くことを前提として行われるべきなのだ。
本当の悪魔はどっちだい?同胞間の調和を乱す君こそこの場での存在意義が皆無なのであり、君の行動はこの場の在る目的と懸け離れた間違った方向に導くだけのものだよ
その上君は自分の意見が否定されれば、同胞に対しても武力行使をすると言う。
これには全く呆れたよ。そんなことをして何になる?平穏を死守するためか?
それこそ非平和の極みだと何故分からない。我々の世界が非平和で、どうして人間の世界を平和にすることが出来るのだ?
自分の意見が否定されたからと言ってヤケクソになり、相手を罵倒するだけで収まらず、ついには武力行使を宣言するなんて、
全く…お前には何処まで理性が欠如しているのか。
私が昨日忠告してやったのに、まだ君は同胞間での平和を乱す言動しか発しないんだね。
と、ここまではフェアラートに対する最後の忠告を書いたが、本当はこんなことはどうでもいいのだ。
自身が一番利己的であると気づかない愚かな者に対する忠告をしているほど私は暇ではない
ここの在る目的とは、均衡的な平和への挑戦のために皆で建設的な議論をすることだ。私はそちらを優先したい。
ギルベルト。君の話は、その建設的な議論のために非常にためになった
君のところで完成した人間と吸血鬼の分かち合いは、私が望む未来そのものの姿だ。
利害関係、いや、ギルベルトの例に置いては“互いの信頼”とも言うべきか。それが成立した中での共存は、大変素晴らしいことだね
私も彼の住処で実現した世の構成を手本とし、世界に広めることで、我々と人間の共存が可能な新しい世を創りたいと考えている。
そのためには皆の協力が必要だ。この場でこれから有効的な議論が進められることを望んでいるよ
永き刻の果て、私は再び此処 “星の永久封鎖機巧” へ到来を果たした。
やはり此処は落ち着くな…
だが、ここは無人か?
正義など所詮建前にすぎん。真の正義なんてこの世界にはない。そんなことを言う彼奴も、もう居らぬのか。
寂しいものだね…友がいなくなるということは。
かの日より悠久の時を経てなお、人類は最後まで戦った。その事実を、この星の歴史に刻では無い何かで伝えたかった。人類は滅びない。俺たちはそう、信じていただけだ。
例え地が飢え世界の果てが訪れようとも、鮮血に狂いし闇の一族ら…つまりは吸血鬼。我等は永遠(とこしえ)の永闇を術式し武装無き世を創ることを夢見てた。
かの日が過ぎ数千年も弾圧の末なる滅びを救済、そして人類を新たな“段階”へと導くための約束されし理想郷一それが此処。吸血鬼という異能体の結成地。
深淵〈アビス〉より深きこれ程の聖域《Vampire's meeting place》に再び榮が訪る事を…その、もはや叶うことのなき願いを抱きて、私は霧消する。
そもそも我々の根柢が異なる。
考え方が違い、紛糾し分かり合うことができないのなら、それはもはや、言葉を捨て死闘するしかないだろう。
……君達に聞きたいことがあるのだが、君達の言う吸血鬼とは同一の概念の上に成り立っている存在なのかい?
吸血鬼と名乗っているから君と僕は同じだと、勝手に決め付けているだけではないのか?
まず、君達が吸血鬼と呼ぶモノとはどのような存在なのかをはっきりさせるべきではないかな?
>>65 確かに、君と私の主張はそもそもの根底が異なることがゆえに分かり合うことが難しい。議論には、論拠が違う同じ主張は存在し得ないからだ。ゆえに根底が真逆である君と私の最終的な主張が相対的なものとなるのは必然である。
だが、分かり合うことが出来ないのなら死闘をするまで。…それは違うのではないか?
そもそも君も、最終的な主張は違うものの、その主張(暗黒生存論のことだ)の本来の目的は私と同じ「人類の平和を守る為」だったろう。
人類の平和を死守する為、君は我々吸血鬼が隠密に生きて行く道を選び,吸血鬼間での発展や改革を捨てた。そうではなかったか?
なのに今君は吸血鬼間での争いを起こそうとしている。
それは必ずしも吸血鬼間だけでは収まらず、同じ生態系に属する人類という種族に対しても多大なる被害を及ぼすだろうね
君はそれで良いのか?人類の平和の為に武力行使をし、吸血鬼だけでなく人類をも滅ぼす…矛盾しているし、そこには何の利も無い。
だから私達は同じ思想を持つ者同士の通常の討論とは反対に、自説の難点や弱点を相手に指摘してもらうことで改善を図る、そんな議論を目指すべきなのだ。それが此処で本来行われるべき討論の本質だよ
>>66 そうか。元々私と君達の生態が異なる可能性も有り在るのか。
そこまでは考えていなかったよ。 だがもし事実もそうであったとし、元々の立場が違うのであれば、私と君達が論敵となる理由も説明できるね
…なら君の言う吸血鬼とは何だ。まずはそれをはっきりさせよう
確かに、死闘はちょっとあれだな。
おれのしゅちょーを整理すると。
(まず、八割、九割以上の吸血鬼が人の血を吸わなければ死ぬ感じ。ごく稀にルージュみたいに変わったやつが。)
ルージュが言っている人間と吸血鬼の生存については、前提として無理があると。
そして人間社会に吸血鬼が突如として、介入することに、人間たちにとって利益があるのか。むしろ、害悪なのではないのか
(人が血を吸われたら殺されることや、血を吸われたせいで吸血鬼にされるとか)
>>67
『先天性吸血因子保持者』通称『真祖(ロード)』
生まれつき『吸血因子(ヴァンプファクター)』を持つ人間、常人を遥かに上回る身体能力と異能力を有する。
但し吸血因子は眠っているため最初から異能力を行使できるわけではない、異能力を使うには因子を覚醒させることが必要、覚醒の条件は人それぞれ、自然に覚醒する者もいれば瀕死の重傷を負って覚醒する者もいる。
覚醒した吸血因子は他者の生命エネルギー(血液・性液・精神力)を取り込むことで活性化し、異能力が成長する。
要は生まれた時から吸血鬼。
また、因子を他者に植え付けて吸血鬼化させることも出来る。
血液は異能を発現・強化させるためのトリガーであるため生存に必須ではない。
十字架や日光など伝承上の吸血鬼が苦手とされるモノは彼等にとっては無害、但し何らかのトラウマがあるなどの特例を除く。
吸血鬼とは言うが実体は超能力者に近い。これが私の世界の吸血鬼『先天性吸血因子保持者』の概要だ。
>>68 人間と吸血鬼の共存には無理がある?
どうしてかな。そもそも君達(いや私もだが)は人間の血を吸って生きているのだろう?
もし君の言うように血を吸われた人間が死んだり、勝手に吸血鬼になってしまって嫌な思いをしているならば、今の状況は吸血鬼が一方的に人間に嫌な思いをさせているだけじゃないか。
今吸血鬼が人間の血を吸っているのは自身の生存の為だけであり、その行為により人間は迷惑を被っているだけとなる。
しかし,この吸血鬼生存の為に失われる生き血の量を同じくしたまま吸血鬼が人間界に介入し、我等の知と能力,身体能力を生かして彼等の社会改革を手伝ったとしたら、どうだ?
吸血鬼生存の為に失われる者は同じなのに、吸血鬼の生存も守られ,且つ人間らの社会も発展して行く。
これが私の言う共存だ。吸血鬼は人間から血を貰う見返りに、人間に対して我等の知と能力をシェアするのだ。
確かに君の言うように、せっかく出来上がりつつある人間の社会に我等のような特異な生物が介入したら当然混乱も起きるだろうし、その混乱は両者にとって害悪という形をとるかも知れない
だがね、今のような吸血鬼のためだけの,吸血鬼の生存は嫌なんだ。
吸血鬼も一応生態系に属する者として、他の生物に何かをしなければならない。利害関係を成立させなければならない。そうではないか?
そしてこれが人間と吸血鬼の共存により成立し、今の一方的な利だけの状況を打開するための最善の策となるのだ。
改革無き所に既存のシステムの改善,及び発展は存在し得ないのだよ
>>69 私は、真祖と死徒の混血。通常紅き闇の世界において「死徒の吸血姫」と呼ばれる。
人間を超越した異能力を持つが、それは長大な(永遠の)寿命を活かし、能力を磨き上げた結果である。つまり私の力は「人間の延長線上」にあり、人間の寿命が数千年単位以上であったならば誰でも同等の能力が得られることになる。
不老不死である私の肉体は一つの個体生命維持にとって器の大きいモノであるが故、その肉体は急速に劣化していく可能性がある。それを補うために、夜間に人間の血液を吸う及び咀嚼行為により遺伝情報を取り込み、肉体を固定させている。言い方を変えるならば「エネルギーを補給し続ける必要がある不老不死」。しかし吸血や咀嚼以外にもエネルギー補給の手は有る為、生き血は必ずしも生存に必須ではない。ただ人間の血肉が最も効率的なだけである。
真祖と異なる点は、生まれつき常人を上回る身体能力と異能力を有しているわけではないということ。
ちなみに見た目は十四歳の少女である。
私に吸血された者は性的な快悦を有するが、その後 吸血の際に混入した吸血鬼の血により、人間の生まれ持つ僅かな異能力が完全覚醒される者と、遺伝的な耐性が無く即座に死に至る者に分かれる。
前者においてはそのまま異能力に気付かず生き続ける者と、異能力を持つものとして吸血鬼を名乗る者がある。
私の先祖は恐らく吸血により異能力を与えられ、自らも吸血鬼となった者だろうと私は推測している
また十字架や日光、ニンニクについては真祖同様,私にとって何の害もない。寧ろ日光は非常にありがたい存在だし、ニンニクにおいては何にも変えがたい好物だ。
14歳の少女とか最高。
73:右翼の吸血鬼フェアラート:2018/02/25(日) 20:30 俺の見た目は40~50歳ぐらいのおっさん。あと太っている。
性格は保守派であり、かつては人間であったため、吸血鬼には攻撃的である。
基本的に各地で暗黒生存論を提唱しているため、右翼のおじさんという異名を持つ、
右翼軍においては、総務を担当しており、これまで数々の革新的な同胞たちを殲滅してきた。
純粋である幼き吸血鬼たちと遊ぶことが生きがい。
弱点は普通の吸血鬼同様、太陽光、聖なるもの、ニンニク、十字架
人の血を吸うときがもっとも精神的に苦痛である。
うん。なんとなく哲学系のお堅いおじさんなんだろなぁ〜ってのは思ってました
75:ルージュ=クレール・ド・リュンヌ 闇知れぬ虎韜:2018/02/25(日) 22:40 …やはり私と君の言う吸血鬼には、随分な差があったんだ。…
人間の血を吸う時が最も精神的に苦痛、か。そんな種も居るんだね…
どうして君がこんなにも吸血鬼に対し攻撃的にならなければいけないのか疑問に思っていたが、今分かったよ。
しかし、かつては人間…私も似たようなものだ
私のチカラは、本来人間が生まれつき保有する能力を覚醒及び発展させたことで生まれたもの。
つまり私も元は人間なんだよ。
革新的な同胞を殘滅…どうしてかな?
君の話を聞いている限りその意図がイマイチ分からない。恐らくこれも、吸血鬼という概念のすれ違いから来ていることなのだろうが、私はやはり平和な新世界を創る為には改革が必要だと思うんだ
そして君の「血を吸う時の精神的苦痛」が罪悪感からきているものであるならば、なおさら人間と吸血鬼の利害関係を成立させる為に
吸血鬼は人間から生き血を貰う。そして知とチカラを共にする
人間は吸血鬼により自らの知とチカラを補う。そして血を捧げる
このような構図を創るための改革…つまりは共存を目指して行くべきだと思うのだ。あのギルベルトの世のように。
私と君の立場には大きなズレがある。だが両者とも人間の血を吸って生きる吸血鬼であるという点では同じだし、他の異点はこの場において対して大きなものではないだろう
だから互いを尊重し合い平和というおなじ目標に向かって建設的に話し合うことは、必ずしも不可能ではないと、私は思うよ
こうは考えられないのか。
今がもっとも平和であり、これ以上の平和を望むのは、この平和に対し崩壊を招くと。
我々はそんなに優れているわけではない。
我々は人間よりも知で優ったことが一度でもあるかね。
力、我々の身体能力に関して、人間社会ではもう十分に足りている。むしろ、暴虐を成されるのではないかと疑懼の念を抱かれるだけだ。
ゆえに不要であるということ、これらを総合的に鑑みると、人間の視点から見て、我々は利害しかないため、最悪、排除されるのは我々の方である。
現実はそう理想通りにはいかない。
現時点で、お前の改革には現実性に乏しい。
だからこそ、暗黒生存論を実行すべきだ。
この我が所論には右翼軍は無論のこと、賛成的な吸血鬼も多数いる。
そうだね。そうも考えられる。
私の視点からしても、人間の構成した社会は彼らにとって充分すぎるほど足りているし、それは今もなお発展を続けている。
そして我々は彼等の創った“文明の利器”やその社会に頼り生きてきた。
それにより、我々は歳月をかけて自身の能力を磨き上げる時間の余裕が与えられたことを考えると、本来我々は人間に頼って生きることしか出来ない存在であると結論付けられる
つまりは人間に頼ることでしか生きられない存在なのであれば、目立ちたがらず大人しく血を吸って密かに生を繋げれば良いのだ、と。
そういうことだね
では、こうしようではないか。
我々が人間の世に介入した際に恐れられ,争いが起きるのを、未然に防げば良いのだ。
つまりは我々は君達に害は与えないこと,寧ろ互いの尊重の先の共存を目指しているのだと、明確に先に伝えておくのだ。
すると介入の際の争いは防げるし、その後の共存を可能にする。それは75で挙げた、“利害関係の成立した共存を前提とする新世界”の創造にも繋がることだよ
そもそもギルベルトの時だって、彼は人間を“治療”という形で助けたことで無意識のうちに両者の間に信頼関係が成立したからこそ、共存が成り立ったのだ
共存の前に人間との信頼関係を結ぶ。それが今も最もやるべき最善の策だと思っている。
近代兵器やミサイル等の軍事力、絶大な生産力と労働力、軍需技術。おびただしいほどの軍隊。
大半の吸血鬼が人間の血を吸い、人間を殺め、人間を吸血鬼へと転化させてしまうわけだが、果たして人間は我々を受け入れるだろうか。
戦争へと発展すれば、人間らは近代兵器の技術を使って対吸血鬼討伐兵器が製造されるだろう。
君の主張は、分かった。
しかし現在も吸血鬼達は人間の血を吸い,人間を殺して生存している。
つまり現在において我々の生存は、我々は人間から血という有難いモノを貰い受け、人間には何も返さず生存しているという、大変不公平な状況を作り出しているだけなのである。
それは生態系の一員として、最も恥ずすべきことではないか?こんな責任感の弱い生き様、聞いたことがない。
もし君の暗黒生存論が実行された場合この問題は維持され、また、吸血鬼は基本的に不老不死であることを踏まえると、生態系にとって無意味である我々の生存のために日々咀嚼される個体数のみが増加して行く、という最悪な状況に陥るわけだが、それについてはどう考える?
君は30で「無力で何かを求めること、それは罪だ」と言ったが、こうなると矛盾してしまうね
私が改革が必要だという根底には、今の吸血鬼の一方的な利を打ち破り,人間と吸血鬼の利害関係を成り立たせるという目的がある。
その点において、君の暗黒生存論が実行された場合どのような対処をするのか、まずはそれをはっきりさせてくれ。
長っ。てか吸血鬼ってかっけえ。
81:右翼の吸血鬼フェアラート:2018/02/27(火) 21:39 いいだろう、この問題の解決策を教えてやる。
この無責任で、且つ相互依存たる自立を成立させることのできない生態系の冒涜者、吸血鬼そのものを滅亡させることだ。
人間に返すものは、永久なる吸血鬼の滅亡
これ即ち、未来永劫、人間は吸血鬼からの一切の被害を蒙ることのない生活を営むことが可能となる。
しかし、これを拒むのなら、暗黒生存論を実行し、隠密に醜悪に暮らしていくのが一番だ。
元々我々は醜く、生態系の冒涜者であり、恐怖に屈したがゆえ悠久に生きてきたのだ。
もう十分だろう、
あれ、マモン?
83:ももルン&◆jE:2018/02/27(火) 22:20 私が目指すのは、人間のみの幸福ではない。
ある種の幸福のために、他の種が滅びる…私はそれは望まないよ
それに、人間に今までの恩を返すから吸血鬼みんなで命を捨てよう。などと言ったとしても、死を恐れる吸血鬼からの反感により吸血鬼内での見苦しい懺撃が起きるのみだ。
だから私は“永久なる吸血鬼の滅亡”には感心しないわけだが、そうなると逆説的に暗黒生存論が良いとされるね
そしてそこからは、君と私の立場一つまりは今の世に満足している者と、改善を図りたいと考えている者のことだーそれの違いにより、意見の食い違いはやむ終えないかもしれん。
だが聞いてくれ。私の想う改革は、必ずしも非現実的ではないと。理想主義ではないと、分かってほしい。
“古代から魔術や魔物は人々から恐れられ、憎まれ、魔女狩りや魔物狩りといったものが行われていた。人々の魔に対する恐怖はどんどん積み重なっていき、さらには魔を排除する組織を作るようになった。組織は魔を倒すごとに力を増していった。そんな中、かつて1つの村が魔を恐れずに共に暮らしていたという、その魔は人の血を吸い、常人では出せないほどの力や治癒力を奮っていた、だが決して人を傷つけず力は人のために使った。
彼の名はギルベルト。彼は人々に吸血鬼という身分を明かしながらも、相互の信頼を得て友好的な関係を築いた”
我々は確かに生態系の冒涜者であり、排除又は存在を消し隠密に生きることが望まれるのかもしれない。
しかし我々は永久の命,時間がある。そしてそれを使い、其々の異能力を覚醒及び発展させることが出来た。
これを他の種の幸福に生かすことは出来ないものか、
さすれば我々は生態系の一員なり、また我々の異能力により人間の恒久なる平和は維持されるだろう
これが私の言う新世界だ。そこでは法や制度により合理的な秩序が保たれる
確かに君の暗黒生存論には一理あるし、既存のシステムを維持するという点においては新たな問題点は起らず、これ即ち誰からの反感もかわないということだ。また、一定の安定秩序は維持されるだろうね
だが世はより良いものを求めるからこそ発展する、次がある。
その為には既存のシステムを壊し新たな挑戦をすべきだということだ。
しかも今回に於いては彼のように実際に成立した事例もあるし、決して理想主義ではないと想うよ
暗黒生存論も、私の改革理論も何方をとっても今の世にとって良いものとなるだろう
だが先程の理由により、より良いのは改革理論であると私は結論付けた。
君が暗黒生存論にこだわるなら、それでもいい。私の改革は他の者と共に進めれば良いことだし、感情を持つ一つの生物個体である以上意見の食い違いは仕方ないね。そもとも君と私は立場も真逆だし。
でも私の改革をその右翼軍だか何だかで邪魔するなら、容赦はしない
それだけは伝えておくよ。
名前間違えたw
上のも俺ですスマン。
>>82 マモンって何だ?
86:ムロマチ:2018/02/28(水) 18:56 断言する。民主制の律令や、国家体制を形作る憲法よりも安定し、且つ合理的な秩序を形成する体制など存在しない。
吸血鬼殲滅に反感する吸血鬼は、それこそ排除すべきだ。
又、ギルベルドは、医者であり、我々とは異なる中立的な立場に佇む。ゆえ成立とは言い難い。
さて、お前はいいのか?剰え、自らが改革者として理念を掲げ、右翼派の吸血鬼の代表者に対して納得すらもさせることができず、己は生態系の平和を希求しているのにも関わらず、我々の種族のみを主体とした婉曲的な詭弁を並べるわけだが、実はお前は、我々を討ち亡ぼすべきであると自覚しているんじゃないのか。
お嬢ちゃん、本当にこの拙劣たる革新を決行するのなら、夥多たる吸血鬼は二つに決裂することになるだろう。
それが南北か、東西かは分からないが、いずれ双方による動乱が始まる。
我々はその流れに乗って、革新派の吸血鬼を誅戮すると同時に、吸血鬼殲滅計画を遂行するつもりだ。
私は、人間のみが幸福になることを望まないと言ったね
我々が人間に幸福を与えるならば、同時に我々も幸福にならねばならないからだ。
どちらかが死に、残された方が生き延び幸せに生きる。一体何のドラマだい?
教えてやろう。現実は、そう甘くはないんだよ。
もし吸血鬼が滅びた場合どうなる?我々が今まで人間を咀嚼し、個体数を調整していたからこそ成り立っていた社会は、その調節が効かなくなり人間の個体数が爆発的に増えたことが原因で不安定なものとなるだろう。
我々は人間を咀嚼して個体数を変動させているという点で、皮肉にも生態系のピラミッドを構成する一員なんだ。
それなのに突然我々が滅びたら、生態系のバランスが崩れ世の崩壊を招くことは目に見えている。
生態系の一員である種が滅びるということは、人間みならず他の種の生存も脅かしかねないということを、何故お前らは危惧しないのか。
私だって無闇矢鱈に命を捨てたいとは思わぬ。同じように考える吸血鬼は多くいるだろう
しかも人間のためだと言って命を差し出した結果が、このように生態系を滅ぼす原因となり得るのだったら、何のために命を捨てるのか。私はそんな危険な発想には断固反対だ。無意味どころの話ではない、有害すぎて話にならぬ。
フィラアート。君は私の革新が吸血鬼内の決裂を招くことは必然であるということを前提に話をしているようだが、それはどうだろう
そもそも君はこの話し合いの目的を忘れてはいないか?ここは互いの意見を吟味し合うことで互いの主張の改善を図るために創られた。
この場において私は革新論を提唱しているわけだが、まだまだ改善せねばならないと思うし、改善の議論以前に君のように革新論に反対する吸血鬼らを説得せねばならぬ。そのために私はこう日々やって来て,話をしているのだ。
ゆえに、反対する者が一定数以上存在し吸血鬼内での内乱が予想される状況下における革新の進行は、断じてない。
加えて>>86 。
ギルベルトは医者だから中立的な立場に佇むのは何故だ?
彼だって貴様らと同じくして人間の血を吸い、人間に頼らなければ生きていけない“吸血鬼”という種に分類される。
そんな彼が人間達に受け入れられたのは何故か。
答えは、人間らが彼を味方として認めたからだよ。彼は、人間達と利害関係を結ぶことに成功した。
その利害関係の中で吸血鬼が人間に与えるものは、彼の場合“治療”という形をとったが、別に他の方法…例えば我らが永久の時の流れで鍛え上げた知恵と精神力,肉体力により恒久的な平和を保証するなど、異なる形も取れるよね
つまりは彼が人間と中立的な関係を築けたならば、我らも違う形で利害関係を成立させ、中立的な立場に立つことが可能であるということだ。
私もルージュと同意見。
91:ユラ 〜舞い散る六花〜:2018/03/02(金) 22:54 私の名は「ユラ」
吸血鬼と人間の混血 である《近界民》に属する時の魔術師。多重人格であり、又の名を「儚きスミレ」という
ルージュと同意見を主張する異能力体の組織『アイビス』のトップであり、隠密行動中だったがルージュを見つけ訪問に至る
彼こそ最凶故の孤独,又《神の槍》を持つに値する者。
時の流れに埋もれし偉大なる彼の名に置いて、私は断言する。
–––能力を持たざる人間の創る社会には革新が必要である。
それは我等が前に立ち塞がりし全ての愚かなる者への復讐となり、彼等を滅ぼすことにより今の腐りきった世の改善に最も適するものとなるのだ
>>91 時に埋もれし最凶故の孤独…心外だな。
私はここに居る。埋もれてなどいない
それに私は孤独な王者ではないよ
…というかまだ王者ではない。
革新により創られる新世界にて、均衡的平和を生む王者となるのだ。それが私の使命だ。
私は、“リリカ・シュバルツ・トール”だ
ドラゴンの火炎種族と,吸血鬼のハーフになる。火炎魔法の使い手であり,戦いの中では常に上にいる。
魔法陣を使って闘う,魔法師だ。
吸血鬼の中では,シュバルツ家の資産家の娘だ。一般ではお嬢様になるな。
以後よろしくお願いしますわ。
人間も吸血鬼も共存し、どちらとも幸福である状況は理想郷だ。現実はそうは甘くない、どちらかの恒久の平和と安寧秩序の維持を図るのなら、どちらかが滅亡し、幸福に生きる。
しかしまず我々には無理だ、人間がいなければ我々の大半は滅ぶ。
お嬢ちゃん、私は今が一番安定していると思うぞ。
よく考えてみろ、この安定を崩す可能性が大いにある改革については、行わない方がいい。
ユラ、なぜ今の世の中が腐りきっていると思うのか、根拠を明示してくれ。
きっと滅亡させる方法よりももっと合理的な変革案が出るかもしれない。
全ては我々の性が悪いのだ。
人間の血を吸い、人間を殺めてしまったり、人間を吸血鬼へと転化させてしまったりと、生きるために人間にとって害を及ぼしてしまう。だから共存ができない。
我々はもとより呪われている。
(礎の背後より、フェアラートの心臓を十字架のような形をした銀の剣によって断裂する。)
98:吸血鬼狩りの男:2018/03/04(日) 01:01 うわ、きめぇえ、老害吸血鬼の肉を斬ったってなんも嬉しくないわあー
(フェアラートの死体を八つ裂きにする)
うわ、何あの幼女吸血鬼、斬ってみてー
まあ、物資も少ないし帰るわ。
吸血鬼どもが集まる場所も分かったことだし、今度は仲間つれてこよ
待ってろよ、ぜってー撲滅してやっから。
え
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