御機嫌よう、同胞諸君。
我々死神悪斬同盟は、悪(悪魔共)を抹殺し、現世に平穏を齎す。人間を誑かし、魂を横取りしようなどとする者達に慈悲など必要ない。
(ただそれを眺める者が 手下を伴って約1体、今までの様子を
ケタケタと笑いながら色々と学習し続けている泥棒的立場…
そのものの名はマルファス、第三者の立つ場にて ただ眺めた )
クァカカ カ ー ッ 良い話やら良くねぇ話やらなぁ〜
つったってこちらとら儲けさせてもらってるぁがなぁー クァカカカッ
(フードを深くかぶった手下たち、それに向かって なぁ?と
皮肉るような様子で尋ねる悪魔、ただ 哀れな様子の彼らは
佇むだけだった )
さて どんな儲け話だぁよォ〜?クァカカカッ
英言語表記に関しても全くの謎だし、そもそも街名にしても聞いたことがないよ。大陸続きで存在しているのか、それとも海を挟んだ向こうの別大陸にあるのか…。
( 何より、一番の謎なのは天使の存在だ。僕は、生まれてきて今この時も同様に、天使の存在を見たことがない。しかも様々な書物には、天使の存在は、天界と呼ばれる神の領域で、神の命令のもと暮らしているのが通説としてあった。だから僕のような下級悪魔にとっては全く異次元のもの。その異次元な天使の存在が、メギドラオンくんの話す限りでは何度か登場している。これは解明する必要がありそうだ。メギドラオンくん…君を知れば知るほど、未知が増えるばかりだ。これは、単なる性交渉よりも快感が得られるよ… )
ちょっと待ってておくれ、メギドラオンくん。
( 僕は、僕の欲望を満たしてくれた彼に対して、彼の欲求も満たしてあげることにした。そこで、しぶしぶ館の大扉前まで戻って、食料やポーション関連の荷物の山々をなんとか食堂、もといグレートホールにある、ダイニングテーブルの上にまで積んだ。一体、扉前からどれだけ往復したんだろうか…こうなるのであれば、召使いでも雇っておけばよかった。さて、ここからもまた面倒な作業が始まる。まずは、紙袋の山の中から、ジャガイモを見つけ出し…っと合ったぞ。そして、インドからの交易品であるブラックペッパー。次は厨房だ。そこで、ジャガイモをメギドラオンくんの小さな口でも無理なく食べれるように七、八分ほどの大きさに切り分け、串刺しにして暖炉の脇でほんのり焼くんだ。そして、数分が経過すると僅かな焦げが見えてくる。そこですぐに、串から外して皿に乗っける。そして、その上からバターを塗り、ブラックペッパーを無作為に振りかけ、完成だ。ジャガイモの表面からはほんのりとした湯気が立ち上っている。僕は再び地下に向かい、いつも通りの方法で鉄格子の中のメギドラオンくんへと、ペッパーポテトを届けた。)
今日はもうこれ以上、動けないよ。僕は悪魔とはいえ、生体上はそこまで人間と変わらない。だから、疲れることもあるのだよ。
( 僕は、地面に横になった。鉄格子の中でとらわれたメギドラオンくんを見つめながら )
「 ふぅむ、そうか。よし、なら君は存分に休んでくれたまえ!ご飯は自分でとるから、な! 」
ふぁぁ...誰か面白いこと言ってよ...
306: メギドラオン ◆YQ hoge:2020/01/12(日) 16:16
「 正妻の制裁!なぁんてな! 」
ふっ...
308: メギドラオン ◆YQ:2020/01/12(日) 16:29
「 鼻で笑われた…だって……? 」
...zzz
310: メギドラオン ◆YQ:2020/01/12(日) 16:40
「 って、しかも寝てるし… 」
よよォー!よぉ〜 面白い人間が居るじゃあねぇかァ?
何でも煙に巻くタァ火に巻くたぁ…三下悪魔を言いくるめたってぇ!
グァッカカカカカカァーーー!
ツーわけで見に来てやったぜェ?モスティック・メギド って奴をよー
待て、何かが違うぞ~ そもそも誰だ?いや待て当ててやろう!
ゲルマンのラットヘッジか?それとも魚人のカーペーンか...ボルボルかぁ?
あの毛の長い犬!それともパントモフだろう!イーストランドから来た喋るピザーラ!
クカカカ 違うだろぉ 〜 当てる気もないからな!そういう訳でお前だな
メギド・ラ・オン!100歳限度の生物が悪魔と頭さ並べてやがらァーっ!
グァッカカカカカカ!
「 ……あぁん?、そこのテメー、誰に向かってンな口聞いてンだぁ?というかァ、あのボンクラのメギドラオンの名前で呼ぶんじゃァねぇーよ、俺様はザ・キラーだっつぅーのぉー? 」
( ナイフホルダーからナイフを素早く取り出し、瞬時にマルファスの真後ろへと跳躍し首もとにナイフを突きつけながら )
ほぅ 、100年がまるでバターナイフを白玉団子に突き立てる勢いを
狼が象に対してやるように悪魔とホモ・サピエンスがやるじゃないか
しかし傑作な笑い話には程遠いぞ!せめて掻っ切った首から生クリーム
がドボリ!ああせっかくの誕生日ケーキが!なんて事にならなきゃならん!
( クァカカカーーッ!振り向いて石の椅子に座って叫ぶ笑い話!)
おおっとお前の事を忘れていた訳ではないぞ!エェッと何だったけな…
答えは1つ!知らない!クァッッカカカカカぁ!
さてこのクソつまらない部屋をどうにかしようじゃ無いか!
マルファスはお前のナイフに興味があるぞ!それにしよう!
何が欲しい?掘っ建て小屋にアップルパイの泉!底なしトイレと缶詰め!
…待て、何かがおかしいぞ?そうだ!そのナイフは製図用だった!
クァカカカーーッ!
「 あっらーん?、もしかしてキミっってこのナイフの魅力が判るのかーい?ならよし、あの木っ端悪魔だろうがボンクラだろうがファックしていいぜ!うぅ〜〜ん!、どうせならモエるヤツをブッ斬らせてくれると嬉しいと想っているぜぃ!……お、そういえばこのナイフはアレだからな!、斬ったヤツがこんにゃくになったりするんだぞい!? 」
ああ分かるともキラーラ!製図用というのは当てずっぽうだな
せめてサバイバル用と言わねば!ああそれも嘘だ、だが作った奴なら分かるぞ!
スペリオッツ・カンタス!あの1000人殺し達成記念の誕生日ナイフだ!
狩のやつが嗾けて首ごと何もかも奪われていたと話していたな しかし嘘だろう!
何故ならその夜に犬が咥えて行ってたからなぁー!グァッカカカカカカ!
( ベイクドポテトをかじる )
うぉっ!レーズンが入っているぞ!これは青いチーズよりもクソだ!
カニの殻を食ってる方がいいかもしれん… 待てよ?マルファスは殻を
食った事が無い! まぁいっぱいの胃袋は置いておこう、しかしナイフか!
1000人殺したら一体その武器は何を求めれば良い!? 神話のトカゲかオークか…
答えばワバジャックだ!!!!どうだ!?予想外だったろ!?
( 笑ってたり泣いてたり怒ってたりする顔が付いた杖を差し出す )
( 机の下で静かに身を隠しながら、分厚い本を両腕で包むように持っており )
起きたら部屋がぐちゃぐちゃになっていた。この不可解な状況を掌握するには、僕には無理だ。対処方法が分からないし、何が起きているのかも分からない。秩序立てられた世界とは掛け離れた、混沌の世界を観測するのは好きだが、実際に飲み込まれるのはごめんだ。だから、こういう時は時間を有用に使うのが一番だ。
( 手元の本を開き )
「 作ったヤツがどんな用途に使うかは判って当たり前だろうが!、このドチャクソメンチカツヤロー!、千人殺しちまったとなりゃあ、指摘しやがったヤツも斬って捨てるさそいつらも!ワバジャックよりはジャパリパークの方がスキに決まってんだろ蜥蜴擬き!、このナイフは所謂戦利品ってヤツさ!こんなもん持ってたいとか思うのかぁ〜〜?!トんだ気違い同士の空騒ぎだな! 」
「 っと、そこにいる木っ端悪魔の四肢をもごうがブチ犯そうが拷問しようが殺そうが俺はかまわねーが!、俺に手ェ出したら、……『 ナカ 』で火傷するぜぇ?! 」
僕は関係ないぞ。それからメギドラオンくんも関係がない。だから、僕たちは降伏する!
( 手探りで机の上のナプキンを手にとっては、中空でそれをぐるぐる振り回して降伏を告知した。小汚い悪魔め。僕の館によくも忍び込んだな。いつか必ず、報復してやる。そのためには時間と知略が必要だ。今、感情的になって状況支配能力が高い相手に挑んで死ぬよりも、今こそ屈辱に耐え、形だけでも降伏しておく必要がある。その方がずっといい。ゲームオーバーにならずに済むのだからね )
ハン!分かっていないな!スペリオッツは確かに誕生日の朝に1000人殺しを迎えた!
ただし夕方までの喜びだったがな… まぁ良い!呼び寄せた2人にあの男はケーキと!
ナイフの作り方を教えろと言い、殺した!正確には1002人の記念日となった訳だ!
ここまで聞いたらピラニアでも分かるな?おっとカナリヤは分かっていなかったなクァカカカーーッ
つまりは殺人用のケーキナイフだったんだ!入刀する前に犬の口の中!
残念な誕生日ケーキは今狩のやつの腹の中だろう!グァッカカカカカカーっ!
( ワバジャックの光球を壁に 何と絨毯が壁に現れた!床に、何となめした熊の毛皮! )
おっと大正解!マルファスは気狂いだ!…待てよ?おっと半分正解だ!
何故ならマルファスは悪魔だからなクァカカカーーッ!
そしてだ取引をしよう、マルファスはそのナイフをマンモス・チーズをバラすのに使いたい!
あのチーズはそんじょそこらの剣じゃいかんのだ!硬くて何より不味い!
そんなの青いチーズじゃないか!という事で魂なんてふりかけにしかならない
100年のものなぞ要らん!ナイフでワバジャックと世界をやろう!
…言い過ぎたな、ワバジャックと願いをやろう!
「 ン?……あぁっー、ワリィけどこのナイフはやれねぇわ。俺様のア、イ、デ、ン、ティ、ティーみたいなもんだからよ♥️ 」
...はぁ...野蛮だなぁ...
323: ザ・キラー ◆YQ:2020/01/12(日) 20:28
「 野蛮だにゃ〜〜!っテカ?インテリ振ってんじゃねーよ、木っ端悪魔その2! 」
木っ端悪魔ねぇ...下品な口使いなこと...
325: ザ・キラー ◆YQ:2020/01/12(日) 20:46「 は〜〜〜っ( クソデカ溜め息 )、なんかキミを見ているとヤンキー上がりの先輩がいきなり七三分けし出したみたいな不自然さを感じるな…、いくら取り繕ったトコロで、キミが俺に鎖を投げ捨ててきた事実は変わりないが。 」
326:ネルサス◆LY:2020/01/12(日) 20:56あぁ...そういえばそんなこともあったなぁ...
327: ザ・キラー ◆YQ:2020/01/12(日) 20:56「 テメーは寝惚けたジーさんかっつーの、ええ!? 」
328:ネルサス◆LY:2020/01/12(日) 20:58ははは...冗談だよ冗談...半分ね...
329: ザ・キラー ◆YQ:2020/01/12(日) 21:00
「 …ンじゃ〜〜ぁ残り半分はホントってこったな?随分間の抜けた返答すんなァ?オイ? 」
まぁまぁ...もう終わったことじゃないか...
331: ザ・キラー ◆YQ hoge:2020/01/12(日) 21:06
「 怒ってねぇ〜〜よ、間抜けだと思っただけだ。 」
間抜けて...
333: ザ・キラー ◆YQ hoge:2020/01/12(日) 21:11
「 え、ちげーの? 」
...違う...おっちょこちょいだ...訂正しな...
335:レーベン:2020/01/12(日) 22:06 …終わったのかね?
( 静けさが取り戻されたのを機に、机の足元から顔を出して、周りをぐるりと見回す。地下の部屋は、泥棒でも入った後のように滅茶苦茶に散らかっている。本棚は倒れ、床一面に紙切れが散乱し、テーブルや椅子などの家具は破壊されている。僕の秘密の住処であったこの場所が特定された以上、もはやこの場所には居られない。なぜなら、僕に暴力という名の防衛力はないのだから。仮に、大人数で襲撃されればお終いさ。とりあえず、僕はテーブルから立ち上がって、この館から出ることにした )
呆気ないものだったよ。まさかこうも簡単に侵入されるなんてね。…第一、利権競争でもないのに悪魔が悪魔と衝突するなんてバカらしい限りだ。しかも、僕は序列外だぞ。所詮、序列外悪魔の所有物なんてたかが知れている。それに、マルファスくんは建造能力に長けていて、ソロモンを助けたという伝説すらあるそうだ。その彼が、なぜこんなド田舎の森の館まで訪れたのか、不思議でならんな。
( 館から出て数十分が経過。大雪の最中、街へ向かって森を歩いていると、木の根元に引っかかり、頭から雪の中に転倒した。くそ。何もかもが付いていない。またしても僕は失敗したのだ。序列外悪魔から序列内悪魔への昇格には、人間の大いなる堕落を実現させることが必要だった。つまり、メギドラオンくんを悪魔化させることが僕の昇格条件だった。
だが彼を追求する度に、いくつもの障害が生じる。だから、僕のハートはボロボロだよ。このハートを癒すにはお酒しかない。街に行けばお酒が飲めるはずさ。何としてでも、この森を超えてやる )
「 …さぁ〜〜てと、彼奴も居なくなったコトだし、のんびりと脱出するか〜〜… 」
(バゴォーン。イヤーに現実離れした音が牢屋の壁をブチ抜くトラックの車体
と共に中の人を轢く前に急停止する、なんてこった!衝撃で部屋はメチャメチャだ!
だか1つだけ面白いものが出来たぞ?机とシャンデリヤのキメラ!)
やぁパウンドモーベンスのキラーラ!バター細工師だったか?グァハハハーッ!
まだこのクソみたいに退屈な一室に沈んでると聞いてマルファスは犬を連れて
突撃という訳だハハハハーーッ!という訳で寒い部屋はせめてローストポークが
出来るようにしなければな!美味いポテトができるぞ〜?焦げるのが多数だろうがな
ァーーーーハハハハハ〜ーッ!
(次々とトラックの後ろから入り込んでくる火のついた犬が屋敷の中で
BBQ!さぁ出来たぞ焦げた椅子に机に…石!なんてこった!こんがりした
匂いなんて1つもしないじゃないか!これしゃあバターも焼けないなァー)
いつも失敗するんだ。だが、僕は必ず生き延びる。下級の悪魔は破壊されやすい。にも関わらず、僕だけには必ず幸運が巡ってくるんだ。
( 暖炉の前の椅子に深く腰をかけながら、一家の死体を眺める )
残念だ。こうも単純な死を生み出してしまうとは。
この一家は農民の家族だったらしい。レーベンという男としての器は、知られすぎた。だから、この農業一家の長男であるジャックという器に乗り換えたよ。
( 死体を始末し終えた数時間後、鏡の中に映る自分の顔を見つめて )
この男は、随分と醜い顔をしている。非常事態だな。
( 机の引き出しを漁っては、ナイフを取り出し )
ナイフは好きだ。僕をいつも変えてくれる。これは自己表現のほんの一部にすぎないが、僕にとってはとても大事なことなんだ。だから…。
( 僕は、自分の顔の皮膚を細やかに、そしてキレイに剥いだ。薄いハムをさらに薄く、スライスするようにね。繊細な作業を要したよ。しかもジャックという男は、相当なストレスを抱えていたようで、老廃物が溜まった顔の皮膚は、ナイフの刃を進めにくかった )
これで第一段階は終了さ。
「 あ"ーっ、モエね〜〜モエね〜〜。…って、お前っていきなりそんな醜い顔にしてどーしたんだよ?前のがなんぼかマシだったぜ? 」
なんだと…!なぜ君がここにいるんだっ
( 気づけば、背後に彼は居た。彼のせいで、僕が気に入っていた前の器を捨てざるを得なくなった。彼の魅惑のせいで僕の人生はメチャクチャだ!男のくせにエロいカラダして。男のくせに女みたいな性格して。全部お前が悪いんだ!挙げ句の果てには、メギドラオンくんには、悪魔のような人格が棲み着いていた。だから、僕はメギドラオンという一つの絵画を諦め、当分の間は、身を潜めることにしたのだ。さらに、悪魔殺しのベシュティンムングにも顔がバレていることだし、僕はあの場所から遥か遠くのここ、もの静かな街まで逃げてきたのであった )
ようやく、安息の地を見つけたと思ったのに。君のせいで、すべて台無しだよ。なぜだ。なぜ僕を追ってきた?
「 ン、あ〜〜なんかよ…気が変わった?っつーか、心境の変化?っつーか。あ、あとこのボンクラが無駄に人に媚びるような格好しだしたのはその方が売れるって気づいたからだぜ。いつの間にか羞恥が快楽にすり替えられてたりしてな?自分には流石にモエれねーけどよ…今の俺にはお前に危害を加えるつもりはない、大人しくしとけ。 」
( 心境の変化だと?ふざけやがって。僕の館も僕のお気に入りの姿も、今や全部失った。コイツのせいだ。おまけに、コイツはとんでもない爆弾を保持している。いや…正確には、コイツ自身が爆弾であり、メギドラオンくんにとっての癌…か )
いまいち信用に欠けるが…まぁいい。ところで、マルファスくんはどうした?彼は気色の悪いストーカーのように、君に随分と執着していたようだが。
( 心境の変化だと?ふざけやがって。僕の館も僕のお気に入りの姿も、今や全部失った。コイツのせいだ。おまけに、コイツはとんでもない爆弾を保持している。いや…正確には、コイツ自身が爆弾であり、メギドラオンくんにとっての癌…か )
いまいち信用に欠けるが…まぁいい。ところで、マルファスくんはどうした?彼は気色の悪いストーカーのように、君に随分と執着していたようだが。
え、あいつ?モエるから殺しちまった…ってのは冗談、あんなに趣味の合うヤツをコロコロするワケねーだろ?置いてきぼりにしてきたぜ。
(マルファス…彼は上位悪魔で、悪魔の中でもかなりイかれてるほうだ。さらに、建物に対しての自由自在な建造能力は凄まじい限り。あれとはもう二度と関わりを持ちたくないのが本音だ )
懸命だな。
( 僕は、テーブルの上の、あるものを顔にぴとりと貼り付けた。鏡で自分の顔を見つつ、慎重に、丁寧に、ゆっくりと調整しながら )
どうかね、この顔は?
( 僕は、すでに剥ぎ取ってきていたのだ。美形の青年の顔の皮膚を。今まさに、それは僕のモノとなった。つまり、僕の顔となったのだがどうも、しっくり来ない。元の青年の碧眼さえあれば完璧だったんだがな。さて、新たな僕の存在を存分に眺めるといい。メギドラオンくん )
お〜〜っなかなかモエんじゃねーか!殺せねーのが残念で仕方ないぜ!
ええい!何度言えば分かるんだナス助!これは青チーズだ!
マルファスはヤギのボールチーズを求めている だがこれは何だ!?
青いカビの生えたマンモス・チーズだ!これは匂いに臭ってしまう
巨人のベットで水分を抜いたらこんな風になるかぁー?クァッカカカッ
(かの砦は岩造り 日夜の宴が繰り返されるマルファスの空間
何だってあるぞ!丸焼きにした蜘蛛 オオカミのステーキ!
誰も手をつけないからサーベルキャットのポリマンが食っちまう!
なんてこった 客が来ないじゃないか!これはすぐにアップルパイを焼かなくては!)
(悪魔に堕ちた町の一つ キラーラに1人の悪魔が戯れる場所の近くの町
そうだ!マルファスは此処をエンジェルランドと呼んでいるぞ!
何故かは知らんが 地下に生きてる奴らがマルファスでは無く天使を
信仰しているからなぁぁああ グァッカかかかカァッ おっとチーズが溶けた )
しかしマンモス・チーズが切れないのは困り事だなぁパントモフ!
マルファスが美味しいピザーラとスープにありつくにはあの100年の
ケーキナイフを是非とも手に入れなければならん!誰か持ってこい!
ついでに芋を二つとレンガを一袋だぁー グァッカかかかっ
( 殺せねー、つまり今、殺せない、と彼は言ったか?しかも殺さないのが残念とさえ言った。こういうことかね。殺せるのは嬉しい、ということであって短縮すれば殺したいということだ。だが彼は確かに殺せない=殺、すことができないと口から言い放った。殺したいのに、殺、すことはできない。そうか、コイツは今、僕を殺さないのではなく、文字通り殺せないんだ。それは誰の意思か。紛うことなく、主人格たるメギドラオンくんか )
ところで疲れていないか?もう夜は遅いことだし。どうだろう、一緒にここのベットに横になるのは。
( コイツは誰が何と言おうと脅威であることに変わりはない。例え、僕を殺せなくともね )
…言っとくけどよ、寝てる間に襲ったらただじゃおかねーかんな?
( わりと乗り気な模様 )
あぁ、もちろんだよ。今日は襲わないさ。
( …いつかは必ず君を襲撃して人格ごと破滅させてやるがな )
長旅で僕も、君と同じように疲れているのだからね。だが、僕は潔癖症なんだ。シーツが僅かでも汚れては困る。とりあえず、その着ているものを脱いでくれ。おっと下着は着ていて大丈夫だ。僕もそうする。
…チッ、このボンクラ無駄にほっそい身体しやがって…これじゃハサミもなくしたわ、身体に封印札張られたわで戦えねっつの…
トントントン
ずっと探しておりました ケーキナイフを持つ100年様は
こちらに居ますね トントントン 開けてください
(ドアを叩く音 そしてドアの鳴き真似をする音)
あ、何だこの音…
トントントントン
ずっと探しておりました ケーキナイフを持つ100年様は
こちらに居ますね トントントン 開けてください
…ちっ、しゃーねぇなァ
ほらよ、
( ドアを開ける )
気にしたら負けだ。今夜はものすごい雨、いや嵐になるらしいからな。ドアをしつこく叩いているのは、おそらくどこかの遭難した旅人だろう。だがドアは開けないよ。厄介な分子はもう懲り懲りさ。
( 開けかけたドアを思い切り閉め、ガチャッと扉の鍵をロックし。さらに、メギドラオンの手を強引に引っ張っては、ベットに乱暴に横たわらせ )
さぁ、さっさと寝よう。
では これで
ガチャリ
(空けた手の指にスペリオッツの脊髄指輪を括り付けてドアを閉める)
全く…困るんだよ。問題が立て続けに起こるのは…。
361: ザ・キラー ◆YQ hoge:2020/01/28(火) 00:15
ん、なんだこの指輪…へぇ、わりとお綺麗じゃねーか。ボンクラがスキそうだな。
早いところ寝よう。
( 兎にも角にも、コイツが眠り次第、ちょうど、ベットの下にある鉈で、喉元をキレイに掻っ切ってやろう。悪魔は嘘つきだからね。僕は当然、メギドラオンには懲り懲りしているんだ。人生を滅茶苦茶にされたんだからね。だから僕には彼を殺める権利がある )
(指輪が 囁く)
感じるぞ~ そこにある まさしく私の甘き刀剣
何者だ?いやどうでもいい お前を殺して
ナイフを死体から引き抜くとしよう
ん、おやすみ…
( すぅっ、と寝息を立てながら枕を抱き締めてうぐぐと若干俯いて )
(二人がいる建物の戸の前で煙草を吸っている)
...いくとこもねぇな...とりあえず次の指示までは見失わないようにしねぇとな...
(例の舞台の一件より、既に一ヶ月が経とうとしていた。レーベンが起こした爆発によって吹き飛ばされた俺は、打ち所悪く気絶してしまい、捕らえる事は叶わなかった。)
…クソが!!
(憤怒に身を任せ、椅子の座面を蹴る。バキッと音が鳴ったが、損傷は見られなかった。
…あの一件から、奴とメギドラオン君は何処へ行ったのか。他の仕事よりも優先的に彼等の情報を集めていたが、どれも信憑性にかけるものだった。)
俺とした事がなァ…。やはり、生け捕りではなく、その場でマッサツする方が良いか…。
( おおよそ、数時間ほど経ったところか。メギドラオン…いや、得体の知れないイかれた人格はすでに眠りに就いた。こんな、ガタガタと雨打たれた窓ガラスの音でよく眠れたものだ。さて、とても、もったいない限りだが、『罪深い』彼を殺しておかなくちゃな。何せ、彼のせいで僕の前の器を失う羽目になったんだからな。その彼をたった今ここで殺めるために、ベットの下に、ナイフを置いておいた。そこに手を伸ばすんだ。こうやって、ゆっくりとギシギシとベットを軋ませないように慎重になってね。農業一家の長男だったジャックという男の図体はなかなかデカイもので、身体の操作にまだ慣れていないが…安心したまえ。器用な僕は大丈夫だ。ほら、もう手にナイフを掴めた。後は、彼を殺害するだけだ )
フフフ…君はやはり羊なのだよ。対して僕は狼だ。
( 反対を向いているメギドラオンの体を振り向かせ、仰向けにさせる。そして、何重もの毛布を剥ぎ、彼のあられもない姿に生理的につい勃ってしまうも、ナイフを彼の首元にまで持っていく。しかしそれ以降、迷えるナイフはその地点で留まった )
本当にもったいない。
( 検討の余地はない。今すぐ殺せ!僕よ! )
弱きものの匂いがする
(衝撃、爆音のように安っぽいバギャアの音が響く 見ればドアから斧が生えた
なんでかって?カギ付きドアにはコレだって相場が決まっているだろう!
金魚がエサを食ってぷかぷか浮くくらい単純な事だ!そうだろう!?)
マルファスの信者 : 見つけたぞ!弱者め
(カギの壊れたドアを蹴り開ける 入ってきたのは赤黒トゲトゲ鎧の使い魔
ちゃあんと兜の間からツノが出ているぞ!山羊のツノのようではないか!
しかし今夜の山羊は既に決まっている様だぞ?何せ信者は斧を持っている!
おおお哀れなスケープゴートはナイフを持っているんだ!信者の主はそれを
何よりも欲している!ならどうする?奪え!寵愛は我のもの!グァーカかかっ!)
「 …んんっ、くぅ…ぽてとぉ… 」
( 幸せそうな寝顔を晒し、無防備に口から涎を垂らしながら、こんな緊迫した状況であるのにまったく気づくことはなく、寝言を延々と呟く )
( 衝撃音。とっさに体の方向をそっちに転じた。すごい。僕はまだ扉から音がした、という知覚はしていないのに、僕の身体は正確にその方向に向いている。おまけに僕が意図するまでもなく、腕を伸ばして本能的にナイフを構えていた。これは人間の肉体にも本能が残っている証だ。いや、根本的に人間は本能に従う動物か。そう言えば、そんなことを考えている暇はなかったな。既に不愉快な侵入者は、扉を乱暴にも蹴って開けやがった。)
全く…困ったものだよ、メギドラオンくん。君といるといつも厄介…いやそれ以上の災いに巻き込まれる。今の僕は、ただ静かに身を潜めて生活を送りたいだけなのに、その願望さえも儚いと言うのかい?
( ベットから出て、ナイフを持ったままの警戒態勢を取りつつ、狂った侵入者への対応を考える。ここで衝動のままに攻撃すれば、かえって僕が返り討ちになる可能性がある。まずは見極めが大事だ。相手はオノを持って、なおかつ鎧兜をしている。おまけにツノときた。だが声はベシュティンムングくん、マルファスのそれじゃない。ところでこんな時なのにも関わらず、僕のアソコは固くなったままだ )
これも本能が働いている証なのかね…やれやれ…。
なぁ、君。言語は共通のようだから、話をしないか?どうだろう。お茶でも出すよ?ミルクティーがいいかな?
...なんだ...?
(衝撃音を聞き、中を見る)
...敵か...ふぅ...
(また煙草を吸う)
ネルサスくん、君は何をしているんだ!僕を守るのが君の義務だろうっ?
( 彼は僕が雇った唯一の傭兵だ。だが、あいにくのところ、彼は何事にも無関心の怠け者だ。無関心…それが、傭兵たる彼の長所だと思っていたが、どうやらそれは僕の見当違いだったようだ。でも、とにかく今は困るんだ!彼が僕を守ってくれないと、僕のようなクソカスは一瞬にしてやられてしまう!! )
マルファスの信者 : 成る程 飲み物を出すわけか。 ならば料理が必要だ!
(悪魔だって物は食う だって美味いから楽しいから、しかし悪魔だ!
食う物が地上にはびこる人間と人間と全部が同じという事もないだろう!
おおっとだからと言って石をサラダにして出すなよぉー?グァッカカカカカカ )
マルファスの信者 : 貴様の心臓でごちそうを作るとしよう!
(おお!悪魔だって人間と似た考えを持っていたらしいぞ!心臓を食べる?人間を食う?
どれだって人間がやってる事じゃないか!それに食卓の前に座るのは悪魔だ!だから?
シカの心臓を料理して食べるのと同じという事だよパントモフ!グァッカカカカカカぁー!)
(そういう訳で赤と黒の金属製 トゲトゲでカッコ悪いバトルアックスを悪魔が振り上げるぞ!
何だって?悪魔はああいう風なんじゃないかって?とんでもない!あんなダサい装備は
人間の鍛冶屋の誰が見たってクソを投げる!悪魔だって甲冑に憧れてるんだグァッカカカカカカぁー!)
マルファスの信者 : ウラー!
...はぁ
(ポケットに入っている玉を取り出すと、空高く、紅く光りながら飛んでいく)
...これで大丈夫かな...ふわぁ...
(欠伸をするとその場に寝転がり、眠る)
(空が紅色になる)
376: メギドラオン ◆YQ hoge:2020/02/03(月) 18:56
「( さぁ〜〜てと、ボンクラがまだアイツを信じたいっつってたから嘘吐いてみたはいいものの、どうしたものか…まァどうせ本格的に暴れられたらまた捩じ伏せちまえばいいしな。 )」
なぜそうなる…。
( 真横にステップをひと踏みして、差し迫ったバトルアックスを猛攻を回避 )
どうしてなんだ。君は…いや、君たちは。僕はただ、自由が、欲しかっただけなんだ。他人からも、この社会からも評価されない、僕の魂自身が評価した完全なる自由…。
( 今、僕の中に込み上げてくるのは怒りと悲しみだ。憎々しい感情。なぜ僕が睥睨しながら、憎しみを抱くか、眼前の侵入者には分かるまい。僕は目の前の侵入者を憎んでいるわけじゃない。なぜなら、君は世界によって突き動かされる自然現象の一つでしかないのだからね。とどのつまり、僕はこの世界を憎んでいるのだ。世界は、僕に制約を与え、僕を翻弄し、僕自身を傷つけるのだ。だから、怒っている。クソ…この怒りをぶつけずにはいられない。あぁ、畜生!ナイフを待つだけでこんなにイライラするなんて! )
殺してやる。
( 気づけば、幼児がスプーンフォークを持つように、僕はナイフを原始的な持ち方をしていた。どうやら僕の本能は暴走を望んでいるらしい。ならば、僕は本能に身を委ね、力一杯、相手の首めがけてとナイフを振るう )
(紅くなった空から謎の機械が落ちてくる。その音を聞いて眠りから覚める)
...もうきたのか...まあいいや、後はヨロシクね...
(また眠りにつく。その機械は決してカッコいいとは言えない姿に変形する。その機械が建物の中に入っていく)
マルファスの信者 : ああ!
(悲鳴が上がる!兜は首ごと地面に、ヤシの木が嘲笑う様に落ちるわけがないのが100年の常識だ!
例えば何だ?そうだこうしよう!ここに黒檀の果物があるじゃないか これにナイフだ!グサリっとな!
しかし見てみろ!?料理されてしまったのはナイフだ!なんてこった!これはマルファスがよく使っている
バターナイフなんだぞ!?明日からどうやってマルファスはトーストを食べれば良いハハはーっ!)
(当然黒檀製の兜と鎧はそんじょそこらのナイフなんて受け付けない
衝撃は加わっても傷なんて付かずに斧は再び振り上げられたのだー!)
マルファスの信者 : 貴様を倒して 我が主人に敬意を示すのだ!
(まだまだお互いバンツカレーを3フィートほど食えるぐらいには元気な様だぞ!?おっとスチーマーが
入ってきた様だ!あれは最高だ!溢れ出る蒸気はどんな料理にだって調味料になるんだからな
何!?これはスチーマーじゃないだと!?だったら鉄を果物にしなくてはならないなグァカカーッ!
'''何だって!?どうしてマルファスにはあんな信者がいるのかって!?今更聞くのかパントモフ!
マルファスは無駄話が好きだが嫌いだぞ!そんなわけで今日は~好きだ!グァカカーッ!
さぁてクソつまらない状況の説明になってしまうだろうがマルファスは信者の説明をしなくては
ならないのだ!しばらくガーリックのないバターソテーで我慢するんだ)
マルファスの信者 : 死ぬ心構えは出来たか!?
(後ろの機械を感じて言う)
( ナイフが一気に…!弾かれたっ。…そうだ。怒りのあまり全く見えていなかった。これは単なるナイフであって、戦闘用に工夫の施された代物じゃない。…ここで万事休すか。目の前のこの、物々しい侵入者…いや、気狂いな鎧男に僕はあっけなく殺されるのだ。彼は、僕と同じ悪魔なのか?それすらも分からない。一体どのような存在で、経緯で、目的で、ここまでやってきたんだ…。まぁいい、もうすぐ死ぬんだ。僕は目を閉じることにした )
「 死ぬ心構えはできたか!? 」
ふさげるな!この僕が…これ以上振り回されてたまるか!
( 再び振り上げられたバトルアックス。アックスの先端は天井にもう少しで届きそうなほどだ。空中でそれは僕を狙っているのは明らかだった。ものの数秒もすれば、僕の顔面目掛けてアックスの刃が、確実にスイカ割りのようにぶっ刺さるのだろう。だから僕は考えた。懸命に、これ以上ないくらい脳をぐるぐると吐き気がするほど回転させた刃が来る!来る!避けられない!早い!分厚い刃が迫り来る!)
うぉぉぉっぁ!
( 僕は両腕を天井にクロスさせるように突き出した。漫画のようなザクリッと音がした。まるで生贄を捧げたかのようなポージングも数秒と経たずに、体の震えが起きた。ぼとりと地面にこぼれた一本の丸太のようなもの。それは誰がどう見ても腕そのものだった。身体の震えは止まらない。途端、僕は、さっき脳内で描いた思考通りに、テーブルの上に飾られたローソクの山を血まみれの片手で、否、片手しかないのでそれで、ガチャガチャにした。地面には僅かな火がついたが全然足りない!だからビンを逆さにして、酒をぶちまけた。やったぞ!侵入者との間に大きな火がついたぞ!)
よし、時間稼ぎにはなるだろう…。
( 僕は、切断面から血がどくどくと溢れる片腕を抑えながら、眠っているメギドラオンくんを抱えて、窓から脱出することにした )
( 嵐の中をメギドラオンくんを抱えたまま進み、たどり着いたのが、巨木の樹洞だ。巨人のようなバカでかい木の表面に空洞があってちょうど二人が収まるほどの大きさだった。ラッキーだ。メギドラオンくんを隣に寝かせ、僕は止血するよう脇にきつく布で縛る。そして、腕の切断面をジッポライターでジリジリと焼いて細胞組織を破壊していくんだ。そうすることで表面から出血を抑制できる。こうして…ねっ )
ぐ…っぁっ…
( 火を当てがい、作業すること数分。赤みが消え、枯れたような切断面からはさっきのようにドバドバと血を流すこともなく、なんとか止血に成功したようだ。しかし、死の危険性を避けられたと思えば、その反動で急激な眠気が来た。眠いぞ。人間の体は快楽を得られる機構だが、不便だ…。僕はコートを脱いでは、メギドラオンくんと毛布がてら、それを共有した )
( 君は綺麗だな、メギドラオンくん。君のその広々とした瞼は、開いた時の君の目とまた別の魅力を感じさせるよ。そしてその小さな鼻は、いつ見ても可愛らしい。こんな寒いのに乾燥してもない唇。黙って君の顔を眺めていると君の静かな寝息が聞こえてくるよ。あぁ。君を感じるだけで僕の痛みは浄化されているよ。そして君の寝息は、熱を帯びて僕の肩までくるんだ。…君のもう一つの人格には色々と問題があるにせよ、君自身の問題はゼロだ。君の造形・性質はまるで神にでも愛されたかの如く、完成されている。だから、今のところはやっぱり殺さないでおこう )
…もったいないからね。
(四本足、異様に大きい左腕、胸辺りにある時々光る円盤を持っている、という奇妙な形をした機械は、肩についた砲台から無数にミサイルを放出する。ミサイルは建物にある物を無差別に破壊する)
384: メギドラオン ◆YQ:2020/02/09(日) 10:53「 …ほーん、頑張ってんねぇ。お前さんってばよう 」
385:ジャック:2020/02/09(日) 23:57( 微睡みの中で夢見ていたのか、目覚めた今、夢の世界での残像が残っている気がした。ここは…確か、そうだ、思い出した。巨木の空洞の中だ。そして化石のように硬ばった瞼をゆっくりと開けて、すぐに隣のメギドラオンくんを視認。おおよそ状況が分かった今、昨夜の出来事が記憶として蘇ってくる。片腕の痛み、そして、昨夜のヤツに対する怒りもこみ上げてくる。そこで僕は、泥のように停滞した思考を、早急に復旧させなければならないことを思い出した。今後の対策のためだ。そう、昨夜僕たちはヤツに襲撃されたのだ。そのせいで僕の、新品の器の片腕は犠牲となった。そしてヤツは、僕か、それともメギドラオンくんに対して、何らかの特殊な理由で今も追ってきているのか。特殊な理由…それは何か悪魔的欲望からか、それとも僕の負債取り立て代理者…?いやいやそれは考えにくい。昨夜のヤツは明らかに僕を殺そうとしていた。つまり、負債回収がないじゃないか!だから負債取り立て人であることはあり得ない。すると単なる人間の可能性だが、これは考えにくい。ヤツが手に持って軽々と扱っていたアックスは何キロだ?それに僅かながらに、魔力反応を察知した。それは僕が首からかけているこの「 銀のコンパス 」が示している。したがって単なる人間であることは動機、身体能力、魔力反応、この三点から鑑みて、その路線は無さそうだ。とすると、ヤツが悪魔的欲望に基づく悪魔、もしくはそれに類する者であることを前提に推論していくのが妥当だろう。昨夜の件で彷彿とさせたのは上級悪魔、マルファス襲撃の件だ。突如として暴虐を振るう傾向があまりにも酷似している。それにメギドラオンくんが僕のもとに到着してすぐ、だ。何かが変だ。何だか違和感があるぞ… )
386:マルファス◆U6:2020/02/10(月) 00:20 マルファスの信者 : 鉄くずに送り返してやる!
(斧はそれを弾く、黒檀製なら造作もない事
尽きぬ闘争心に忠実な信者は遠慮なくロボットに斧を振り上げる)
(そうだなパントモフ、なぜマルファスには信者が集うのかを説明しなくてはな
ひとつはまぁマルファスが本当にマルファスだというのもある、本物の価値なのだ
そんなクソどうでもいい果物の皮は置いておこう 重要なのはマルファスのお力!
人間というのは決断に必ず『狂気』が必要となるのだ!優しい?それが妨げに
なる以上は残虐な本性にスパイスを加えてやらんといかん!ちょうどスープが
甘ったるい時にチーズを入れるようにな!?おっとバターナイフが無い!
まぁ続けよう マルファスは『狂気』を与えてくれるイかれた悪魔としては有名な
存在であるのだ!8の大戦争の引き金!平和な村が一夜にして処刑場!そして
そんなものクソどうでもいい!!,,,まぁそういう訳だしかしパントモフよ!)
誰も逃げられん!
(マルファスにはそぉんな『狂気』を与える力なんてありゃしないのだよ
あるのはへんちくりんな塔の建設!?トイレ増設!?最高じゃないか!
そうして依頼をこなして上手く使うように諭してやるのがマルファスなのだ!
しかしなぁパントモフよ!悪魔というものに頼る奴らがいい末路を辿るか!?
答えはNO!!マルファスの契約者は皆死んだ!イかれた独裁者!守銭奴!
おかしくなった奴らは全員ここで宴会の仲間なんだよ さぁおいで!グァカカーッ
そうやってマルファスはな?ここ!『天使の祀られた街』を信者たちから
献上される程の『狂気』を謳う者として祭り上げられたのだぁ!本物の
狂気王は腹抱えて笑っている事だろう!実に愉快じゃないか!犬は火だ!)
(そんな訳でパントモフよ!魂まで捧げてマルファスの元に生きる
へんちくりんは多いのだ!マルファスという奴は本当に凶悪なのだと思うぞ!?)
マルファスの精鋭信者 : 弱きものの匂いがする
マルファスの衛兵 : 抗いしものの匂いがする
( 地点はジャックたちの近く、黒檀の分厚い鎧を纏うツノのあるランサー
焔の輪を従えた鎖帷子のツノの魔術師が二人組で歩き回る )
(マルファス自身が思っている以上にな!?)
(左腕で斧を弾き、右腕についているギロチンで攻撃する)
388:ジャック:2020/02/11(火) 00:37 ( あれこれと考えを巡らせていた中、突如、コンパスがカタカタと振動し始めた。ちなみに、このコンパスは単に方位を確かめるための道具ではなく、魔力反応の強度や方位、距離を示すものだ。それに、意匠もロケットペンダントのように手の込んだ造形をしている。要するに特殊なコンパスということだ。僕は首元に掛けているソレを手に取り、開閉式になっているフタを開け、N極S極を意味する針が、幽霊にでも取り憑かれたようにぐるぐると回転しているのを了解した。途端、背筋から悪寒がした。…つまり、このコンパスが示す現象はアレだ。僕たちのいるこの場所の近くに、魔力反応をキャッチしたということだ。しかも、針の回転速度は早くなっているぞ!魔力を司る何者かが意図して僕たちに接近している証拠だ )
畜生め…!
( この苛立ちを声に出さなければストレスでどうにかなってしまいそうだ。僕は今隻腕で、そのうえ血液不足で体調は良好とは言えない。そして、健やかな表情で文字通り、安眠しているメギドラオンくんを守りながら、脅威が迫りつつあるこの逆境に対して、反逆し、また乗り越えなくてはならない。…いや、無理だ。…一人じゃ、物理的に不可能だ。なんでかって、そりゃ僕は魔術師でもなければ、祓魔師でもない。単なる下級悪魔さ。しかも、僕は単なる下級悪魔でもない!僕はある日、目が覚めたら、ツノが生えて、尾があったんだ!まるでカフカだ。いや、僕は今何を考えていたんだ?、記憶が錯誤して…って、くそ。落ち着け…僕は今からこの状況を何とか切り抜ける。だが、一人では無理だ。そこで考えたくなかったがあの策を実行するしかあるまい。僕は、片方の革靴を手に取った )
この状況を打開するには、アイツを頼りしか無さそうだ。メギドラオンくん…ごめんよ。君を傷つけるつもりじゃないんだ。許してくれ…!
( 僕は、革靴のかかと側で、メギドラオンくんの後頭部に向かって殴った。新品の高級グラスに傷がついた時のような、とてつもない不快感に襲われた。しかし、今は仕方がない。僕は、彼のもう一つの人格を強制的に呼び起こすことにしたのだ )
さぁ、出てくるんだ。
…ようよう、相も変わらず世の中クソみてェな朝だなァオイッッ、!?!こういう時は誰か殺りたくな……ってンだよオメーなの、はよーッス盟友、?随分最悪な目覚めにしてくれたみてェだな?うん?
( はてさて見当もつかないが今まで何があったのか、実に旨そうに何型かも判らないポリ袋に貯めてあった人の生き血…に見せかけたクランベリーソースを啜りながらその姿を現す。そしてジャックの襟首にへと掴みかかると、鋏片手に用を問い詰めながらもどう責任を取らせようかとワクワクしている様にも見える振る舞いをする )
( 木の窪みの狭い空間内で、僕はメギドラオンくん…否、別人格の彼に迫られた。僕よりも小さな体なのに、僕の襟首を掴む彼の、幼さの残った手からは、尋常じゃない力が感じられた )
君を起こしたのは、僕にとっても不本意な事態なんだ!
(あわよくば、君は永遠に眠っていて欲しかった!そして、メギドラオンくんが目覚めた頃の、静かなる朝には、街のホテルで、コーヒー片手に名物クロワッサンを食べて、彼とお喋りがしたかった…って脳内妄想に耽溺してどうする…っ、そんな時間はないぞ!僕の馬鹿野郎! )
今の状況はこうだ。昨夜マルファスくんの時のように、たいそう、アグレッシブな襲撃を受けた。それで僕は、君を、いやメギドラオンくんを抱えて何とか逃げてきたが、たった今も、何者かによって追われていることが分かった。それも複数人にね。それが証拠に、この特別なコンパスが近場で強い魔力反応を検出している。
( 僕は、これが証拠だと言わんばかりに、コンパスの針がぐるぐると高速回転する様を彼に見せつけた。これで分かってくれただろうか。僕たちは協力しなくちゃならない。少なくとも、今の僕はそうだ。彼の力に依存しなければ、この苦境から脱却することは難しい。…あぁ…メギドラオンくん。君と共存する異常人格者に鋏を突きつけられている今、この時も君の匂いがするよ。この巨木の穴の中で、君といつまでも眠ることができれば…くそ!!まただ。僕の病的とも言える悪い癖だ。苦しい状況に直面した時、僕は妄想世界に逃げ込もうとする。悪魔なのに、ずいぶん人間的だって?うるさい黙れ!堕天したてのルシファーだって、反抗期を迎えた人間みたいだし、あの狡知なメフィストフェレスだって、人間的な心理を持っているじゃないか!だから僕は別段、人間的じゃない! )
(うう、腹を満たしてマルファスは疲れてしまった…そういう訳でパントモフよ!
後はクソつまらない戦況でも見ているがいい、マンモスチーズは食うなよ!?
バターナイフが無いのでは食えないでは無いか!グァッカカカカカカーッ!)
マルファスの信者 : あー!
(黒檀の鎧は質量攻撃にも耐えうるー しかし、傷つく事がなくとも衝撃を
鎧のみに止める事などドゥーマーにしか出来ないのだ 従って中身である
角付き黒肌戦士の肉体には少しのダメージが入る しかし衝撃の少なさを
逆に戦意の高揚として捉えきちんと斧を振り回す )
マルファスの衛兵 : 弱きもののにおいがする
マルファスの精鋭信者 : 抗いしもののにおいがする
(鎧と鎖帷子焔の輪の両者には魔に対する慧眼がある 当然名は無くとも悪魔だからだ
慧眼があるのならば当然足音や人間特有のわずかな匂いを辿って近くまで来るだろう
事実ナイフを持つ100年から8本の木ほど離れた場所まで2名は来ているのだ)
(マッドマンに付けられた指輪 メギド、現キラーラの指に収まっている
骨の指輪はサイズ感壊れて一際音量30の声を上げるのだ )
スペリオッツの指輪 : おい 聞け 愚かな100年の者よ 我がナイフを返せ
(指輪は続ける)
スペリオッツの指輪 : さもなくば貴様の死体からナイフを引き抜いてやる
(左腕で掴み、ギロチンで腹を切る)
393: ザ・キラー ◆u6:2020/02/25(火) 17:44
情緒不安定にも程があんだろ相棒がよォ?それが人に物を頼む態度なのか?オん?
(つまりこいつは俺に助けてほしいって言ってるということか、と全てを忽ちのうちに理解すると突如掴んでいた手のひらを開き彼を地にへと落っことす。)
…ま、いいゼ?俺もヤられっぱなしは性に合わねェし。手伝ってやんよ相棒、……