今 目覚めの時
今 牙を剥く
踏み出せ 破壊の 野望の一歩
殻に閉ざされた私達 遂に破り
私達の時間の始まりを 奴等の日常の終わりを
ーーーーーーー誰も邪魔はいらない 楽園を
・・・ BODY and SOUL ・・・
「 がぐっっ ....いっでぇ、なァ、アァッ!? 」
( 直撃 ならば多少は喰らった様子を見せても良さそうなのに ....全く効いた様子は無い。 ...反撃も防御出来ずに喰らえば 脳天にクラリ衝撃が伝わる
....足もおぼつかず フラフラと 千鳥足に近い状態 )
( 骨が軋む ....少量とは言え確実に血も吐き 数分程の回復した体力は簡単に元に戻る。しかし其の眼に宿る闘志は消える所か益々燃える様な.... )
ク ゥ ゥ ウ ゥ ウ ッ ________
....響くは獣とは比較出来ない ...そして ドラゴン等の竜とはまた違う ....“古代の恐竜”の呻き声
巨漢の背後 浮かぶは幻影 睨む 鋭い視線
「 ....そりゃっ 」 ( 身を屈めながら進み進み ...見ている漢達の一人の小指に踏んだ様な衝撃 ....この、混雑具合 子供の姿は見えず ...疑わしいのは隣の客 ....引き起こすは勘違いの喧嘩 )
( .....鞭はするりするりと ....徐々に見る人を減らしていく 異変に気づいてももう ...遅い )
___________________
.....ふぅうううううううう
( 大きく息を吸い込む赤猫 ....吐き出すのは何時もの赤い炎
.........かと思えば )
ば ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ か っ❗❗
ばぁあかっ、てほぷの ...おおばかやろーーーっ❗❗
( 其れは ....更に彼女を傷付けるはつげ ..... ん? )
辛いのはっ ....誰だって同じ ....自分もそうだぞっ、テホプだけが ...辛い思いはしてないっ ....!!!
何も、間違ってはいないしっ .....テホプはっ ...テホプの信じる道を ....自分の道を歩いて欲しい ...んだぞっ!!!
ミシッ ...ミシ ( 月夜特製の爪に無茶をさせながら ...空間をこじ開けていく )
それにっ ......今のテホプはっ ....
とっっても ....かっこ悪いぞっっ、ダサくてっ ....そんなのっっ!!
“皆”の “憧れ”さえ失ってしまうぞっ ....それでも 良いのかっ ..... テホプッ❗❗
( 其れが炎を熱くさせるか ...更に冷めさせるかは 月夜次第
機械に対して手は出さない ....だから後は 月夜次第 )
・・・ 夢 ・・・・
いだっ ......お母、さん .....
( 叩かれれば ...その痛みが忘れられない 腕を失った時よりも 痛く 痛く ...傷付けた )
やっぱり _____血が繋がって無いから、なのか
....そしてそれ以上に過去が辛い物 だったからなのか
でも
怒る姿はとても怖くて トラウマを刺激する
でも
血涙を流してまで本当の子を思いやる気持ちに心が傷付く
でも
此処まで酷い事を言える仮面を ....少し反省させなきゃと言う想いと
必ず“母”を止める と言う決意が心を動かす ....此処で倒れるなんて情けない事は出来ない
( 紙の鎧を纏い直して .....構える )
何方も殺したら ...殺させたら負け
ハードな条件 ...しかしそんな事出来る様にならなければ ....母を守れる様にはなれない
百折不撓 貫き通す .....その意志
・・・ BODY and SOUL ・・・
( 持ち直すまでの数秒、拳を叩き付ける事が
可能な数秒、…"可能そうに見える数秒"を見逃せば… )
:「 へッ だらしねぇな 」
( …"漢" の拳をも 更に激化させる獣脚の砲声
殴り結ぶは、たったの数回 …それでいて、漢は
何か、別のものを巨漢へと眺める様子だった )
:「 …ドロ臭く戦ってくれるなよ?
ドカンと一発やり返すようなファイトを見せやがれ! 」
_______________
う___ るッッッッ
[ブチッ]
ッッ せえええええええぇェェェェェェェェェ❗❗❗
[ゴ ガ ン❗]『 ___ 』
( 単純明快なアッパーカットが砲腕を弾くとして
殊更激しいビッグブーツに加えて逆水平チョップ! )
「 っっ やろぉぉぉぉッッ!!レギ猫ォっ⁉️
てめェだってナイーブなクセしやがってっ---
なんだってんだァっ!?悲しんで悪ィかァッ"⁉️ぁ"あ"⁉️ 」
『 貴様… 』
( …余りの醜態、余りの不純… 違う火花を散らし
しかし同じく怒りに震える両者は眼を合わせる… )
「 っ ---ぁ〜 クソっ❗
婿ヤローとの喧嘩は後だ--- 」
『 … 黙って見過ごせば戯れたな貴様らァ❗ 』
「『 ブ"チ"殺"し"て"や"る"❗❗❗ 』」
( 単純なる"怒り"は一時の憂いを吹き飛ばす… )
・・・ 記__憶___ ・・・
『 __もはやコイツに声など届かん!
さて 始末の代価に貴様へ知識を与えよう! 』
[ギャィィンッ!]( 声ではない声を叫び 野獣は鍔競り合う )
_____技量も知性もあったものではない
( …不意に 子を目掛け… )
『 "$◇○〒♪︎*◇○·◇;*!❗❕" 』[ミョォォ!!]
( ____"野獣を取り巻くモノと同じ渦"を。
________"切り取られた記憶"の模造を投げ付ける)
[がィんッ!] 『 ウラー❗ 』 ァ"ウっ…!
( 野獣の一撃を受け流し、更には剣にて叩き伏せ__ )
[しゅるっ] (緑濁の触手が脚を捕らえ) 『死"ねーー❗』
________❗❗❗
( ___床が割れる勢いで叩き付けられる野獣__
胴体四肢各部の強打 …溢れんばかりに血など流れ… )
_____一方的 __単なる状態以上の… "強さ"の隔たり。
『 …相変わらず … 貴様など半人前だ。 』
・・・ その夢は現実となるか ・・・
“一発やり返す” ...その言葉を聞けば にやりと笑みを浮かべる巨漢。
[ ギシギシギシ ..... ] [ ドグッドグッ .... ]
( 脚を踏み入れ軋むリング ...身体に血管は浮き出て 流れる血潮に染められる ....しかし其の眼には ...先程よりも清々しい程の光が 熱が見える )
「 .....悪かったな 正直テメェを舐めてた 」
「 見せ掛けの筋肉してんだろうなァ、言ってる事全部嘘八百なんだろうなァッてよ? 」
「 だから詫びも込めて ......“一発” 【本気の一発】で勝負を決めてやるよ 」
( ....踏み込み 構える .......片腕を後ろへと引き もう片腕は ....“地に着く” )
「 ....さァさァ どんどん来やがれ ....止めれるもんならァッ ....止めてみろッッ❗❗ 」
( ....何かを吸収している様な 地に着かれた左手 )
______________________
「 ....あぁ 良かったぞ 」
( いつもの月夜 ...一時的にだけれど戻す事が出来た .....ならば )
( 赤猫はただ見る ...アレは二人の決闘 )
( 何方に対してもこれ以上の手出しは無用 )
( ......悔しい気持ちは同じだ。悲しい気持ちは同じだ。....其れでも、そんな事で足止めを喰らっていたら いつまでも前には進めない ....其れを知っているのは赤猫だけじゃ ....無いだろう )
「 ......頑張れ テホプ 」
......ただ婿って言うのはどう言う事かじっくり聞きたいぞ。........むこ、むこ .....
( 引っ掛かったその部分は顔を発火 ....染める 頬 )
・・・ SOS ・・・
「 だい、か? ....っ !! 」
( 投げ付けられた其の記憶を避ける事は出来ず ...モロに喰らえば )
ッ ......ぐ .....ぎッッ .....
( 耐え難い苦痛 頭痛 ...精神的な負傷に叫びそうになった所で慌てて紙で口を塞ぎ ......唇を噛む
更に心配させる姿を ...情け無い姿を見せる事は出来ない )
「 .....お母、さん ....ッ 」
.....ザラァークッ ...さん!!
( 親が苦しむ姿 ...血を垂れ流す姿を子供は見たくない )
( ...躊躇している時間も無い )
【 祈り 】
合 掌
( 野獣の体を覆う 白い厚みを持ち ...少々柔らかく血を拭き 寝床の様に仰向けにさせる ....塞ぐ様に折り畳んだ小さな平行四辺形の壁を 仮面を覆う様に )
どうやっても“純粋な実力”では勝てない。
アシストも満足に出来ない。
無能感を ...ヒシヒシと其の身に。
それでも___________救われた、憧れた、褒める言葉はA4サイズの紙ビッシリと 何十枚も書ける。
....だから黄の子は ...紙の子は
失った片腕と .....片目を代償に 能力の進化と ..紙の補充をする。
__________
:「 …あぁだのこうだのと
腹を括る度に駄弁ってんじゃねェ! 」
___NO ACTION . NO GUARD
:「 さっさと来な! デストロイヤー。
そんなモノの答えが言葉で手に入るだのと
甘ったれたカス共の考えは捨ててこい! 」
___________
(____決闘 と呼ぶには)
[ガゴォン] ___ギュゥゥゥン!
____ギャァォン![ドパァン!]
(____余りに 低浴の殴り合い)
[ベギャッ!]『 っ …っ ガアッ!❗ 』
「 ゥッ ぶっ--- デメェ!っ! 」
____互いの歪みに歪んだ怒り やりようのない濁り。
____それだけで"技"にも"心"にも事を欠く
____物事に求める "意味" すらも薄く__
[ギャンッ!]
『 フンッ!(…何だ… 何だこの戦いはっ!?心に昂りなど起きん!
それどころか…誇りにもっ…"意思"すらも薄いっ!
こんな戦いの為に貴様を追ってきた訳では無いわぁっ!) 』
( 出さぬ声に応える事もない。…或いは
____殴り返す心の中、同じく叫ぶ声としてか。 )
「 チっ---!(何がっ…何が"オレ"だってんだっ!?
ダッコも…守れねぇでっ コイツを前にして…アイツを
…アイツらを前にして何をしたんだっ!?…オレはっ
"何をするべきだったンだっ!?"___畜生ぉっ ❗ ) 」
(___複雑なる周囲 ___迷いに怒りに己を忘れる者ども)
________
「(! ! ! !…___)」
_____
『:…ふん、何度か言えば貴様も理解するかな?
奴は貴様の親など戯く資格すら無いのだよ!
… …棄てられたくなければ懸命に私へと
頭を垂れるが良い!__かつての奴の子のようにな! 』
( 無情にも壁は蹴り空けられる。…)
『:それでも逆らうのであれば__
再び貴様という奴の子は死んで貰うとしよう!』
(___…"護られる野獣は小さく呻く…")
・・・ Break Down! Break Down! ・・・
「 ....おォ、わりィなァ ....俺様はロマンチスト なんだよ、この見た目でも ....なァ? ...さてと ....そこまで言うんならァ .........分かった 」
( 掲げられた右腕....徐々に固く 大砲の様に太く 大蛇の様に長く ....殴るのに適した凶器と化していく
....赤黒く 鬼の様にゴツい ....“修羅”を体現した その腕 )
身丈を超えて 2倍 3倍 ....腕と呼ぶには相応しく無い
「 さァて .....“一発”だ 」
( 大きく開いた足 ...踏み込み 既に構えは取られている
.....強くて 巨きく 振るう 右腕 ...... ____瞬間 )
彼にとって忘れていたであろう 闘志を 恐怖を 甦らせる_________何故なら
殴る瞬間 ....其の時の表情は 此れまでの戦闘で一番楽しそうで有り 何より ....何より
デストロイヤー
【 破壊屋 】に相応しい ....愉悦を味わっている様だった。
「 ...【ディストラクション】だッッッ❗❗❗」
_________________ッッッドッッッッゴッッッッッ❗❗❗
( 限界迄筋力を高めた腕による ....殴打。
それは空の雲も 海も モーゼの様に真っ二つに裂き。地を抉り。音が聞こえる頃には ....風圧でギャラリーが吹っ飛んで ...リングもボロボロと化する .....“災害”と呼ぶに相応しい 一発 )
( ......その分 代償も激しく ....生きているのが不思議な程の 傷だらけな肉体へ ...砂煙で 相手の姿が見えない ...塵も残らなかったか それとも_____ )
_____________________
「 ........ 」
( 無言で見守る 殴り合い ...熱いと思う奴もいるかもしれない だけれど赤猫は無反応 ...何方かと言うなら冷めていた )
( ...しかしこれ以上のアドバイスは不公平だ 後は何方かが気付くまで ...倒れるまで 終わらない )
「 .........ん 」
( .....腹が減ったのか 飢えを満たそうと ....裂かれた鹿に熱を通して食べる ....飢えて満たして それだけで生きてると言う実感を赤猫は噛み締める )
「 ......意味なんかいらないと思うけれど、なぁ .... 」
( ポツリ 無意識のうちに火の粉と一緒に口から出ていたその言葉 ....何もそんな深い意味はいらない
...ただ、相手が敵 ...そう思えば良いのでは無いだろうか )
__________願いは突如として
.......ま、待って!!!!
( 突如、先程迄の戦闘をすると言う意思は限りなく薄く ...纏う気もただの子供へと )
「 ....もし もしうちが ....頭を垂らしたら ..犬みたいにへーこら媚び売れば..命だけは助けてもらえ、る? 」
( ...その体の震えや 怯える目は本物としか思えない ....演技で出せる様な 物じゃない )
( チラリ、騎士を ...母を見る目は何かを案じる目 意識を子供に向けさせる 狙いは )
「 ........うち、その、結構強いし 能力も便利だから、役には立てるよ!! ....だから うん、棄てる事だけはやめて欲しい....な。
......ね、どうなの?命乞い、したら ...貴方はウチを助けて貰える? 」
「 ....それならウチは ...ウチの手でお母さんを葬る事も出来る、よ 」
( ....口を開く度に震えは酷く 激しく )
其れは____自己嫌悪
_______
(しかし粉塵に号と踏み鳴らす彼の音____…)
: ヘッ ___その程度か?
[バァッ!]______ 死.ねェッ!
FlyingbodyPress❗
(有無を言わさず直撃する肉弾爆撃。)
[___ガッ] ゴガァ___________
(脆くも崩れ去っては二人を地の底へ呑み込むリング)
_______________
[ドガッッ]____
( …広く 崩壊した設備が周囲で燃え上がる地下の底 )
____無傷の大男は充分な間を挟んで立ち上がる
:「 ザマがなってねェなぁ、デストロイヤー
俺は此処で立ってる お前はどうだ? 」
___________________
___________…狼煙の手前に在る小島
(ピクッ)
「 … …… 」
_____荷物を整える手を止めて
_____どこか …此処から遠い海を見た
_______ 「 ……… おじさん…? 」
___________ガシャァンッ!
『ゴっ …ヌゥっ、 』 「 っ---まだやっかオラァッ! 」
( __決定打を決めたのは… テホプ。
重い左の一撃が左カメラを捉え、破壊する )
『 ……………… 』 「 ---------- 」
( 両者は睨み合う。…仕掛ける手は、互いに思えない )
不意に____
『 まだ、だ 』 「あ?」
『____貴様等に…我が終わりも…内なる誇りもくれてはやらん』
_____しかしこの屈辱は忘れはせん
[ゴォッ!]_____(空気解放。…戦線離脱)
-----------
( …一瞬にして、遥か空の彼方へ消え去る空機 )
……仇を討とうとするなら悪いこと
……何も考えずに暴れるなら悪いこと
______どこか 遠い別の空を見つめて
[どすっ] … ( 座り込む…___"空虚な勝利")
「 ----ぁー 」
(…握り拳に力は入らない ___)
___レギ猫に聞かれないくらい小さな声で
-------こんなに弱かったっけか、オレって
______何時もの"騎士"なら
(__それはただの"演技"と割り切るだろう)
______何時もの"騎士"なら
(__子の優しさと"強さ"と思えるだろう)
_______"野獣"で あれば
『: …ハハハ! そうか! ハハハ… 』
______打ち砕かれたように平伏す 騎士を見下し
『: ならば 聞かせてやろう!貴様にもな!
あの雌が犯した罪と罰の呼ぶ声を! 』
("仮面の腕"が子へと向けられる。… …"切り取られた言葉"
何時の日か… 騎士の"呪い"となった蝕みの言葉を…)
______たス け_ テ
ま_.モ __て
ド.ぅ …し___ テ
(___雑音 雑音 雑音 響く声
赤と黒に塗り潰して叩き付けるような)
______________薄れる"騎士"への"仮面が腕の呪い"
…………?
_________[楔の薄れし騎士の記憶]________
(___仮面の腕が …子へと傾けば )
(誰も …気付かぬうちに___)
______"片鱗"を … "彼女"は取り戻す
「………………………」
(倒れ伏す、…彼女の苦しみが表情は…"虚無"へ…)
______ねぇっ おかぁさん!
______えへへっ 大好きっ!
………………少しずつ 少しずつ… ___
_____"恐怖"は"疑問"へと変化していく…
__________何で …なぜ…何故?
_______私は"あの子"へ恐怖する…____?
_______[現実]________
『:! ……フン,今更遅いな 今や貴様の子は我がしもべとなった!』
( ____再び、騎士へとその手を向けようとしながら )
『:ヤツを殺せ!…___さぁ、再び暗闇の中で眠るが良い 』
___________"彼女"とは別に __しかし
_______仮面の手を離れて ___"子"へと囁く …"声"
[____愛してる…なら]
[助けたい___なら]
[_____あの手を__止めて]
______あの人を___助けて欲しい
( 相手の生を実感する足音 .....無傷な様子には目を見開き ....反撃も防御もしない 出来ない “直撃” 共に地の底へ )
.........ッハハハハハハァッ ....マジかよテメェ ....超タフじゃねェかよ
[ ガラガラ ....ドシャ ]
( 崩れ去ったリングの欠片 破片 ...クッションとしての役割を少なからず果たしては 巨漢の負傷が ...致命傷にはならずにすんだ
....クツクツと最高に楽しい笑みを浮かべ、呼吸を荒々しく続ける ...傷の痛みだと 感じていない様に )
...ポタ .......ポタ
( 頭部から垂れる血潮も ...決して気にせず ...ゆっくり立ち上がる 巨漢
........肋骨も折れて 下手をすれば肺に刺さるだろう .....身体の回復も 治癒も ままならないまま .....再び拳を構える )
「 そこそこスッキリはしたぜェ? .....テメェ以外の物は全て壊せた .....そりゃ、愉快痛快もんだろうよォ?ハハハ ...テメェの居場所は ...もう、無くなるんだぜ? ........おもしれぇよなァ 」
( ペッと吐き出すは ....抜けた歯と血唾 ....もう既に限界なのは見て分かる なのにその瞳の熱は失われるどころか更に燃え上がる 炎に当てられて?其れともヤケクソで? .....違う )
此処まで怪我すんの ....久しぶりだしよォ?
[ パラ パラ パラ パラ ]
剥がれ落ちていく皮膚 ...それは破片の様 パズルのピースの様 .......剥がれた其の内側は赤 .....では無い
......“濃緑”
.......やるんなら こッからか?本番か?てめェの命はもたねェぞ?俺ももたねェかもしんねェけどな ......楽しむなら最後まで ナァ? .....だヨ なァ!
( .....声も歪に ...奇妙で不気味な唸り声 )
........ゲフッ 吐き出される血痰 ....足も震えて来た
____________________
.....ん、どうした?ミィリィ?
( 出発の準備は出来た いよいよ決戦 ...終わらせようと意気込んでいた所 子の不穏な視線に首を傾げる )
...何か気になる事でもあったか? ....あ、待てよ?もしや ...オジサンってアイツか? ....何を心配してんだ?
( ....子の頭を撫で同じ ...遠い海を見る .....安否がどうとか心配を していない )
大丈夫だろ きっと ........アイツはイイヤツだから ......ミィリィがそんな考えなくても ....無事だろうよ
_________悩む赤猫
「 .....ん ......はぁ ...終わった、ぞ .....いや “終わってない” ...か 」
( 結果で見れば ...ボロ負けも良い所 ... 何も勝てた要素が見つからない .......救えた命がある 位だろうか )
「 ........ 」
( 勝利って言うのはスッキリして 爽快して ....気持ち良い物の筈 ...残るのはモヤモヤ ....力無く手をぶら下げて 猫の柔らかい毛に覆われた腕と ...月夜に制作してもらった愛用の爪を交互に見る )
「 ....守られてばかり、だなぁ ....本当 」
( ...もしかしたら猫が居ない方が 上手に進んだかもしれない ....そう考えれば考える程 ....重く心が沈んでいく )
「( .....もし ......止めなければ ....気持ちの良い勝利は掴めていたのかなぁ )」
_____お前は優しいからな
_____人殺しだけは、何があっても止めるんだよ
_______特に怒りに支配されてなんか、絶対に駄目だ。
そんな約束(教訓) ....今の自分に果たせる訳も止めれる訳も無いのに
「 ....そうだ もっと ...もっと 」
“飢え”を覚えれば勝てるんだ
( 瞳に映る炎は漆黒と 金色を繰り返す ..........一息吐けば 何時もの赤猫に戻る )
「 ごめん テホプ 」
( しっかりと聞こえる一言 .....想いが沢山込められた 一言 )
「 .....強くなるんだぞ 一緒に 」
「 ......弱いんなら、また強くなれば良いんだ 」
「 .......だから今は、前に進むんだぞ ...可能な限り 」
「( ...駄目、かぁ ) 」 ( 淡い希望 ....その程度で心が動かされるなんて期待してなかったけれど やはり辛い キリキリと心が痛む )
( 騎士が戻らない ..野獣のまま何にも傾かず ....ただ苦しむ姿を見せられる )
...でも それでも ....今は ....従順に .....頑張るしかない
絶対に戻して ...優しくて 明るくて ...憧れの “母”へ
_______そんな覚悟を簡単に水泡に帰す 呪いの言葉
「 うぷっ 」
....言葉だけでも吐き気が込み上がる 肉体よりも精神に突き刺さる言葉の数々 .....口を押さえて ...仮面をギロリと睨み付け .....今 “決めた”
「 うん、分かったよ 」
( 了承の返事、一寸の迷いも無く .....紙が刀の様に一纏りになっていく。無くなった片腕を補い .....義手代りとして 大きく ...鋭く )
[ ザシュッ ]
___________刺されたのは
______________仮面の腕
「 もう、うちは迷わないんだ 」
「 暗闇を晴らしてくれたのは、お母さんだから 」
「 先を照らしてくれたのは、お母さんだから 」
「 “お前”なんかじゃないんだ、うちが尊敬するべきなのは 」
( 騎士を 母を ...守る様に仁王立ち 覚悟の隻眼を仮面に向ける )
「 私は本当の子供じゃない
それでも良いんだ ....恩を返せるのなら 」
________
:「 まぁ待てよ破殺[ハデス]。__しかし、良いねェ…
そんなお前だから1つ、話してみたい事がある 」
( __漢は歩み寄る …不気味な程までにノーガードで )
:「 いや __"確かめたい事"でもある
…お前が答えられる話なんだ、聞いとけ 」
______眼前 …
:「 お前 …赤い島の所属だろう?
何故俺に牙を剥いてるかは知らんが
__俺の"目的"を知って反目してる訳じゃない、そうだろ? 」
___________
「 ……… 」
___________
「 うぅん、…違うの 」
____違うの 父様。
_______
「 ------ 」 (___無言に伏し 空を眺める…)
____無表情 …無垢の、モヤモヤ。
( …力を振るうこと。…それに強烈な悩みと
抵抗を覚えたことは__ …まぁ、初めてではある )
______でも 何だろうなァ
…何か
________ ___何かを忘れている気がする
---------
[ひょいっ] 「 よぉっ、---悪かったな 心配掛けた 」
( …レギ猫、抱っこ。___その表情に変動はない )
「 ---ニャルと---あのチビは無事かい?
鬼ん子も怪我ぁなかったか?---苦労、掛けたねェ___ 」
____________◎___________
[___]
(音にもならぬ"音")___(突き立てた刃は"沈む")
__________________"異常感触"
… … … … … … …
( 切れ口より無数に覗く "顔" ___"緑濁"。 )
まず _____ [尋常に あらず。]___
『:__何時しかその言葉は 』
[__声色が …濁る __人から"外れた" }濁りの喉{]
『: 奴が抱える[呪い]となった 』
____________仮面の ___"無数の"眼が覗く
_______集まりに集まりに ___混ざり濁った"眼"が覗く
『:___それはヤツの記憶を呑み込み
"存在のない存在"となった。_呪いが奴を蝕むのではない
___今 此処にいる "我そのもの" が 奴を蝕むのだ 』
ワ タ シ ハ
『:裏切りの英雄(ミラーク)ですら ない
奴の___ "悪夢" そのものだ、。! 』
______________ NIGHTMARE …of "VILE"
[カシッ] [カシッ]____[カシッ]
( …元の足音を消失した __音が "子"に寄る。)
『:___恐ろしいか ___恐ろしいか ____ヤツの"記憶"が! 』
_________
……………
…____ぁぁ…そうだ …… ___そうだ……
______________…
(___…時の記憶は逆流を___ 以て …あの … )
呪いの日を____
(_____叩き伏せられた己が___)
(___呆然と …引き摺られて往く我が子を
_______呼び留める事すら叶わぬ)
かつて__おのれを救った、 …"英雄"が見せた
………永久に祓えぬ 『"悪夢"と"絶望"』…
_____それを拒絶する心、…故に
何時しか …見えたモノすら切り離し
}呪怨{ へと堕ちた "我が子"を想う __心
……(…何にも、気付かれる事もなく
……"騎士"は__やっと、静かに眼を開ける)
_________{悪夢}と
_________"我が子"が …相対する
____________
「 ....ア"ァ? ....急にンだよ、此の儘疲労つ〜か ...切れを狙うつもりかァ?テメ ....ェッ 」
( ..隙だらけ .....今戦闘の意志は、無い? ...そもそも手も足も今は出せない ____それ程肉体は限界を迎えていた )
「 .....まァ ..一応はそうなんのか、オレ的には抜け出した気になってたんだがよォ ......
.....あァ、知らね つか興味無ェよ テメェの目的だとか .....ただ邪魔になってた、ンでもって .... 」
「 ガキ共とあんの“弱ェ女”を狙った ....こォンな理由じゃ不満かァ? ...テメェらを壊した理由は、よォ ..... 」
[ ドサッ ] ( その場に座り込む ....幾分か楽になる ....目線が見下す感じになるのが気に喰わないが )
「 ____続けろ 半分位は頭に入れとくからよ .... 寝てたらわりィ ......つまンねェ話は嫌いだからよ 」
( ..先程見えた濃緑はもう見えない その箇所は既に肌色に戻っていた )
( ...空いた穴を見下ろす ...小さな影一つ )
___________________
「 ......? ....何が、違うんだ? ........心配とかじゃない ...だとしたら ...ん? 」
( ...悩む魔人 答えを探しては頭を抱える )
「 ........まぁ ...うん 困ってんなら言えよ? ...手伝うから 」
( ....“おじさん” に比べれば ...細くて柔らかい掌が 頭を撫でる )
「 大丈夫だ ...味方は沢山いる 」
_____________大丈夫
( ....ちょっと不満そうに それでいて申し訳なさそうに 抱っこされたまま )
[ ...カプ]( ...肩に歯を立てる 甘く弱く ...噛んでは むぅと頬を膨らませ )
「 ...悪かった 邪魔ばっかりしたぞ 良く考えたら
テホプはテホプの思うまま 好き勝手やった方が ....勝ったにしても負けたにしても 気持ち良い勝負が掴めてたと思った から ..... ..まぁでも 」
[ ペロリ ]( ..頬に付着した“汚れ”を舐め取る )
「 ...切り替えていくぞっ! ....テホプのお陰で皆無事だしな ..んにゃははは! 」
( 豪快な大笑い ....悩んだ様子の月夜とは真反対な程明るく ....陽の様に照らす )
「 ...この通り無事だよ ...足止めご苦労様 ...とでも、あたいは言えば良いのかねぇ 」
( ...白黒と ..猟奇的な子供を両脇に抱えてゆっくりと歩いてくる ...酒は消えて ..傷も見えない
.......月夜に対して ....にかっと笑みを浮かべる ...負けず劣らず明るい )
( まるで負けだと ....思えない )
____________子の想いは
「 うぇ、きもぉ .... 恐ろしいって言うか ...シンプルに気持ち悪い!生理的に受け付けないタイプ! ...うちの肌が鳥肌になるよこんなの ..... ...以上! 」
( 紙剣を引き抜き ...わざとらしく舌を出して 演技だと丸分かりな棒読みと反応 ....つまり正解は )
______全くもって醜く汚い悪夢を恐れていない
「 ...恐怖するのならば 昔じゃなくて ...お母さんを失ってしまうって言う未来に対して、かな! ....うん、それに比べたならば全く!! ...貴方の事は怖くないよ ...紙に包んでポイしちゃえる位だからね、ガムみたいに 」
( 無数の顔を 目を 緑濁を ....ただ憎む )
「 つまりは貴方が居るから ...苦しんでるんでしょ? ...だから悪夢を覚ます ...貴方を“祓う” .....出来る事ならば死なせたく無かったけれど ...でも 」
「 先が見えない程暗く濁っちゃってる ....そんなの好まない人の方が多いでしょ? ...やるんなら、やろうよ 」
( ...紙剣を構えて 睨みを効かせて ....覚悟の眼差し
息を吸って 吐いての繰り返し ....
救われた恩は今ここで果たすべきなのだ ....何も かも .........紙が 包んで やり直す )
「 ....此処が私にとっての一簣之功になっても良い ..だから必ず今ここで ....お母さんを救うんだっ! 」
・ 動く沼 ・
( 地面の下で泳ぎ動き ...続ける事 数時間 )
[ トプン ] ( ...地から顔を出す 長い深紅の髪と 黒い肌 )
「 ....ふむ 成程 ....我が一番乗りと言った所、か 」
( .....機械島の地を踏む魔王...最初に到着したは良いが 次に何処へ行こうか
....破壊した機械達の情報を少しでも知るべきだったかと 今更の後悔 )
「 ......歩けば何か 見つかるか 」
........魔人よりも頭一つ以上大きな身長に 巨漢に匹敵する体格がゆっくりと歩く
_________________それまでならばまだ良いのかもしれない、が .....
上半身には至る所に 白色の刺青 ...例えば背中には髑髏 肩には蝶 腕に龍 .....他にも諸々
マント一枚と下半身ジーンズに素足と ....中々個性的な格好
「 しかし此処は、何とも面白いな ...あなろぐだった我ではついていけぬ設備ばかりだ 」
____〖 俺 〗
:「 へッ そんなつまらねぇ真似をしてからじゃァ
ぶん殴るもんも探せねぇよ 」
( 武骨な、ぶっきらぼうな返し。満足げに頷く )
:「 だが、今の時代はそんなつまらん真似を求めている。
…何処を見渡そうが世の中ってモンは私利私欲に走った
面倒臭い豚どもが固めた肥溜めばかりだ 」
( 見渡すようにその場を歩き回る )
:「 戦争も同じだ!…今や闘争は全てビジネスだ!!
義務教育、国際問題!政府の法律はあらゆる国で
腐り果てたッ!!!!そんな中でどんな人間が産まれたと思う!?
…自分の意思で戦うことも出来ん、思考停止した
ぬるま湯に浸った豚の群れに過ぎんような奴らだ!!! 」
[ガシャァァン❗]:「 何が国の誇りだ!何が強いアメリカだ❗ 」
:「 そんなもの纏めて豚に食わせろーッ!! 」[ガシャァァン❗❗]
(……………)
:「 …俺の目的、俺の夢 それは"真の自由"だ 」
( 視線を合わせ … )
:「 分かるか?破殺… 」
__________
「 …ねぇ… 父様 」
「 …わたしたちが …心で繋がってる
…それは、なんでなのかな? 」
( じっ、と…父の眼を見つめ )
_____
「 ---- 」
( …暫く、無言で猫たちと合流する
___…心に 変な穴は空いたままだし
ダッコの… 事も… …… )
_____そんな心に射す光___
( ……そんな、心だから……
今、目の前に溢れる光には正直にならざるを得ない )
「 --- ちょっと休んでから行っからなァ?
ニャル、おーい 起きろぉ、---ふぅ 」
( ---だから、今は少しでも… 前を向こう
…こいつらとなら… …何となく、出来る気がする )
_______また 何処かで
_________
『:其れが …お前が… "子"が、呪いとなった
___何より …恐れ、逃れ続けたモノ…それは…』
( ………………蠢きの緩まり )
『: __ お前では、無い … …
呪いは …呪いは …それ以上、とならず
__潰せぬまま … 癒せぬまま 』
『:奴は __甘え、続けて …今__ 』
(…呪いは… それ以上を、発する事が…
難しくなる、…出来なくなっていく)
( 呪い、でしかないのだから )
_________ あぁ…
( 己の情けなさに… 涙が浮かぶ )
[カチャッ]_____
( …初めから… 自分を追い詰めていたのは… )
____出来ることは … 最初にあったのだ
_____…弱いまま ___受け入れ 強くなれなかったのだ
(…………)『 ………… 』
____やっと…
『:…立ち上がった、か… 』
「 …………… 」
( 眠りより醒め 場に出でるは黒き鎧を纏う騎士
______眼に宿る光りを静か、されど燃ゆる… )
[カシャ]……
( 我が子の1つ、手前に…
強張らせていた肩へと、静かに手を置く )
『: (……) 』
( ___両者は静かに 視線を交わす )
: __沼引き
正確には "二番乗り" __
けど ___ それ 以上の権利は ___無い
: 前進を停止 : __お前に : 往く必要は : 0 :
(___言圧)(___視線の 圧)
( 並びに …不敬を咎むる&·\♪︎のような )
止ま、レ
… "真正面"の ____"深く緑蒼濁"
(___"何か"は佇む
______彼が 往く先に)
__________答えは一つじゃない!
「 ...テメェが正義感に溢れた奴だッてのはまァ、分かったよ ....テメェを見る目が何度も変わる .....
....最初は人任せにばっかする屑 ...次に脳筋 .....んで今はまァ ....自分なりの正義を貫こうとする ......すげぇ度胸のある奴なんだなァッてのが ...分かった 」
( ...視線を合わせ 不敵に笑う .....小さく頷く )
「 まァ、テメェの言い草じゃあオレも入るんだろうなァ ....その醜く腐った豚って奴によォ?
....オレも私利私欲だ、あらゆる物をぶっ壊して来たのは。
理由は気に入らねェッてのが大半だが ....単なる仕事でそれをやった事もある 」
「 すげェ気分が悪かッたなァ ...あン時は特にな? ...標的も 依頼者もぶッ壊したよ 原型が分かんねェ位ェな? ....悪ィ 関係ねェな 」
( ..ふと、気になったので 質問をする )
「 なァ テメェの考える“ 真の自由 ”ッてェのに ...法律や規則ッてのはあんのか? 」
( “自由”っていうのは ...何か拘束があって初めて輝くものじゃないのか?
何も無い自由は ..自由ではない ただの ...大罪だ )
「 テメェの答えを聞こう ...良いよなァ? 」
____________________
「 ...そりゃ、難しい質問だなぁ ..ん〜〜 .... 」
「 血の流れ、運命、無意識、不思議な力 ...旧神の知らない力。 ...俺が今思い付く、考えられる範囲で言うならこんな所だなぁ .....つまりは分からん 不思議なもんだしな 」
( ...頭を撫でながらゆっくりと考えても答えは出ない
.....だって ..とても不思議な事だ ...眼を合わせて ...覗き込む )
「 ....ミィリィはどう思う? 」
___________AWEKEN
「 甘える事の何が悪いのさ ....子は親を思うし親は子を思う ..子の心親知らず、そして反対の事とも言うけれど ...うちはね 必ず何処か心の片隅で思っていると思う 」
( 一歩一歩 確実に蠢きへと歩を進める )
「 『人の心の原動力は小さくて薄っぺらな愛だ 何にしても ...友愛 親愛 恋愛 ... ....それが私の思う 感情の元祖 』....なんて、これも受け売りだけど ....でも、そう思う ....貴方はそれを知らないんだ。お母さんは知っていた ....大きな違いは其れ、だとうちは思う 」
「 そしてそれを認めた時、人はとっても強くな ...れ? 」
( “立ち上がった”その言葉に ...背後を振り向き その姿の確認を ...確かに そこに ...勇を持ち立つ かつての騎士と同じ姿を見た )
「 ...無理は、しないで ..ね? ..本当駄目 ..だから 」
( 安心感、同時に開放感 ....ふにゃりとその場に尻餅
...もう子に出来る事は無い .....かもしれない
........紙剣はそのまま 紙の鎧だけが解かれて ..目と腕を再生成する )
「 頑張ってね、お母さん 」
対するは深紅
「 ....あぁ、此れは失礼 ...先手が居たのか 気付かなかったよ .....気配を感じなかったからな。
さて、止まれ ....か ...生憎我も止まる訳には行かない ....我ら もとい“ある子達”への障害になりかねないから...な 」
( 佇むナニかも分からない ...液体?に近い気もする モノへも恐れる事は無く 平然と話す ...低くこもり気味な声が静かに響く 」
「 ...まぁそう言う訳だ。可能ならば退く 若しくは ...道案内でも頼みたい所だな 」
( 両腕を堂々と広げて ゆっくり歩を進めて近付く .....選択肢等 もう無い。黒と白の反転した眼は ...白の部分が赤の眼はジッとそのモノを見る ...小さい溜息 )
______御託は良いか ...やるのなら、さっさとやろう。まどろっこしいのは嫌いなんだ。
____
:「 それでもお前には思い違いってヤツが残るんだな
破殺。…俺が目指すものはそういうモノなのさ 」
『 サンズ・オブ・リバティ 』…『真の自由』
____俺の目指すモノを表すなら誰もが用いる言葉だ
( 巨漢に歩み寄り__ )
:「 力を行使する自由!法の庇護など必要ない! 」
:「 もちろん誰もが力を行使すれば闘争は生じる 」
『 だがそれでいい 』
[ゴガァァァン❗]___粉砕される地面 何かを表すように
:「それが俺の望む"国家"だ」 「 真の闘争の世界だ! 」
:「 先に言った事も含めよう …それが俺の目指すアメリカだ 」
( …穴底、此処から上を見上げる… )
:「 …個人の手に、拳で語り合う闘争を取り戻す。
破殺、…お前もついて来い!自分の為に闘争を行う
その自由を実現する理想が此処にある! 」
( …貴方を眺める ___ )
______暫し …子供は言葉を止める
__
:"'%\·〒{\&}{〒♪︎\ [蒼]
ーーー
(貴方を眺める液体 __それは突如として)
[ ぺ、 チャ] (破裂する)
( …再び形は固まる ____"黒や砂の姫に似た少女ノ" )
: ォ ま、ぇ… :
『: …御前 、知る 無き、 要 在らず
実 為ら ズ、 故 、御前 進む 無き、去ね :』
深き 深キ 深キ ふカキ フカキ フカキフカキフカキフカキフカキフカキフカキフカキ
蒼
[ 去ね ][ 去ね ]
( ____?、❓️、? 迫る様相、__迫る 迫る 迫る )
『 去ね 』 ____汚蒼 __相対??? の 深紅
___
( 再びの相対、…"悪夢は現と有り" 騎士はそれへ向かう
_____起こるは戦禍 古来、太古に喚ぶ呪の螺旋 )
[ぎゅうう] (…しかし 先程を移すように…)
( 騎士は子供を抱き締める… )
『 …ごめんね …ごめんね、… 』
『 …親なのに……こんな、事になって… …… 』
( …表情は見えない __だが
それを害するものも "今は" ない )
( __多く離れる訳ではない …
しかし、繕い 強固にするように…
__騎士は囁き、我が子を抱き締める )
「 ...それが、テメェの望む未来か?掲げる信念か? ....成る程なァ 」
( ....ボロボロの身体を無理矢理起こしては ゆっくりと目が覚め ...元の鋭い眼光へと戻る )
「 ンな自由、数ヶ月と続かねェよ 」
「 それで残ンのは ...ア〜〜、何も無ェな ...無だけだなァ .... 」
( ...フラフラと、今にも倒れてしまいそうな足取りでゆっくり歩き )
「 “亡骸”のテッペンに君臨しても、ただ虚しいだけ ....そして悪ィな?昔の俺なら悩む余地も無く頷いてたんだろォが ..... 」
「 守りてェと思うもンが出来ちまッたんだ 」
_____そのまま通り過ぎ ...再び身体の正面を 自由を求める者へと
「 ....なァ、“餓鬼共”?テメェらはどう思う?確かに自由ッてェのは大事だ ...無法地帯ッつぅのも俺様は好きだ ....でもなァ ....俺様が思うに テメェの求める自由は 」
___________一種の拘束、束縛 ...
_______そう捉える事も出来ンだよ
「 後...餓鬼や女を嬲ッたり無意味に殺ンのは ...もうやめたんだよ、俺様は ...まァ遊ぶのは好きだがな? 」
( ....先程迄とは別人の様に冷たく ....何処か遠い空を見上げる ....
....穴から顔を出していた小さな影は ....【 闘争嫌いだから今のままで良い 】 ...と言う看板を“創り”掲げて見せた )
_________________
「 ...ん、まぁ今は悩んでおこうな? ...答えなんか直ぐに出るもんじゃない ...俺も考えてはみる 」
( ...静かに魔人は頭を撫でる )
( ...小さな溜息 濃紅の眼は蒼姫を捉えて逃がさない )
.......【 深紅の___ 】の実力を ...
「 ...ほう?興味深い事をするな、貴様は .....生憎 ..姿に惑わされたりはしないが .... 」
( 後ろに一歩退いて身体を逸らし 飛び散った液体を回避しながらその姿を視界の端に捉える 見覚えしか無い姿だが ..それでも心は揺れ動かない
....やる時はやる 決意を持つ )
「 少々“親近感”が湧くな ...余り無駄はしたくないが ....話し合いでは解決は出来ない ..様だ 」
「 我は何があろうとも進む ...其処まで進めたくないと言うのは何かやましい事 知られたら面倒な事でもある ...と言う事にも繋がるからな .... つまり 」
( 首を軽く回した後に片手を地面に着かせる ...着いた瞬間 )
[ ドプゴォッ❗️ ]
( “地面”が吐く様に土が飛び出し .....泥の様にゆっくりと溶けていく ....だが、
溶け切る前に液体として ..しかし重く固く 触手と変わらぬ動きで...顔面へ一直線に 突っ込んでいく )
「 .....去る訳にはいかない、なんとしても 」
_______
「 ...お、お母さんが謝る必要は無いの!悪いのは全部アイツ! ...うちは、そう思ってるから 」
( 抱き締められ ...“もがく” 嬉しいけれど今はその愛に浸っている程暇じゃない
...少しでも救いになれたのなら それで1人の子供としては満足する .....
......何個か願いを言う為に引き寄せて 耳許へとしっかり記憶に残る様な声で囁く )
「 ..全力で悪夢を倒して、うちはいないと考えて ....勝って お母さん 」
( 今こそ呪いを解く時 ....片手にはお祓い棒を持ち 左右に振りながら祈りを込める )
「 ...頑張って来て 」
( まだまだ愛は感じていたい ....でもその前に ..終わらせなくちゃいけない )
_________返ってきたのは "NO"
: ……………
( 確かに今、俺は"理想"を紹介した __それは戦う者たちの
…戦いの中に生を見出すもの達にとって"楽園"と呼べる形
______だが 今、それを …目の前の男は否定した )
___理想的な思想への勧誘 … それに対する
NO NO NO NO NO
自己
待ち望んだ "NO"
:「…へッ それがお前の答えって訳か
お前なら分かった筈だろう?…
力で全てを黙らせてきたお前なら
俺の理想の"正しさ"が。」
___________
:「 まぁいい ____お前の答えが出たんだ
後は証明して貰おうとしようじゃねえか 」
:「 ___元々 …言葉で戦うってのは性に合わないんでな! 」
___________
……………
「 …………… 」
______答えは ない。
_____…(子は __目を閉じる)
_________〖__FAKEs ReCoRd〗
[(__連鎖的破裂音)]_______
( ____破裂 四散 … 蒼 )
『 お前は何をそんなに焦っている 』
__________________________
(… 不定形 __状態を取る経過を少ない時間で)
__________________________
『 お前の求めるものに遠い力がここにある
__完成に至る力がここには待っている 』
『 用がないものへ牙を剥く
_____回り道がお前の紛い物を作った 』
__________________________
(___至る形を忘れ 重ね __崩れ また__)
__________________________
『 ここで瞑れてしまうといい
理想と願望を胸に抱いたままで 』
__________________________
_______
『(……………!!…)』
(…情けなく… 止めどなく…
筋も通らぬというのに 涙は溢れ出てくる)
(____事実は 事実 認められない為に…)
____でも
『……ごめんね … ……もう …負けないから 』
________
( …… なにかを引き摺る様に変わりはない
____しかし立ち向かう その意志に再燃の宿る… )
『: 付け焼き刃などで滅ぼせると思うな 貴様の"嘘"を!』
『 ……………!』
( … "相対" ……… )
______ガギィンッ!
(_____ぶつかり合う金属音)
____ !!! [重衝撃音]
( 壁をぶち抜いてそのまた向こうの壁に
叩き付けられる… 騎士!! __ )
『 っ … …[すぅぅ__]
…"トゥール" 』
『:トゥール』
"シュル" ___[!!,!]
( 両者の吐熱がぶつかり合い そして消え去れば
更に向かっていく騎士!__悪夢はまるでこたえず…!)
[ドッゴォンッ!]_____っぅ…っ!
( ___騎士を蹴り飛ばす … 着地先で
苦しくも受け身を取れば、悪夢を睨む…!)
『: … 貴様が出来る事などその程度
それを認められん貴様は勝てん 勝てんのだ! 』
『 …っ! 』____[ギィンッ!]
_________
… わたしたちはひとつと数えれば弱きもの
… おのれの1つに向き合うことも難しい
…… 弱く …小さな生き物たち
・ 不変なる想い ・
「 ....弱きを助け強きを挫く、ッてェ迄はいかねェがよォ? ...無意味に殺りまくッて残るのは虚無だけなんだよなァ ....ま、始める前に最後の意見だ 」
______戦いが強いだけじゃ何も意味ねェんだよ。
弱さを認められねェと ....自分ッてェもんを許せなくなる .....それじゃあ、いつかはてめェの中の闇に呑まれるだけだぜ?
( 親指を下に向けて ...グッドサインの反対 ... 傷はもう半分程治り ...戦うには充分 )
「 ま、オレも喋んなら ...もッと物分かりの良い奴と喋りたかったなァ ....なァ? 」
ただし戦うのは巨漢の彼では無い________
___________ドンッ❗️❗️❗️
床に突き刺さる ...鉄の槍
次々と降る.... ぽっかりと空いた穴 ...上に立つ小さな子供らしい影が ..降らしている様子
...殺傷能力は高く ...簡単に岩を砕く
____________________
( ....魔人は少し思考をする ...子の精神的成長について ..... )
「 ...俺はさ ....子供は我が儘で良いと思ってる ...
...ミィリィ ..もし、したい事があるんなら言ってくれよ?」
____何度も何度も頭を撫でながら ...静かに告げる
___________ R E D K I N G
「 ......次世代の成長 」
_____いずれ来たるであろう 災厄に備えて ...
「 我はそれまでに ...彼等を ...彼等の子を 其の災厄に生き残れる様に ...だからこそ時間が足りない
....このままでは 我だけが生き残ってしまう .....求むのは 逆だ。我“以外”が生き残る ...幸福な未来を 」
彼等への恩を返せるのならば ...我は鎧を脱いでも良い ...だからこそ 進む為に その力を手に入れる為に
________貴様は邪魔なのだ
【 害 棘 山 地 】
( 次々と地が生き物の様に動き 先端 ...鋭利に 尖り 千本に満ちる程の針の山が ...偽の蒼の身体をした何かを中心に広がり 針が全身を貫き通す )
________________________
「 もう 目を瞑る気は無い ...昔から語られていた御伽噺の様に 我はなる気は全うない 」
_________________
__________________
「 ....お母さんの その一言で ...うちはとっても安心した
....信じてるからね 負けないって ...!! 」
( ...本音を言うならばもっと甘えていたい “子供”として 母のそばにいたいがこれ以上は邪魔になるだろう ...だから ..少し後退りして離れて 応援・サポートに集中 ________ )
しようとした所で剣のぶつかる音に....
“圧”に ..... 吹っ飛ばされる
_____ひ、やぁあああああっ!!?あ ...っぶんなぁ!
城の壁をぶち抜いた衝撃で ...外へと落ちそうになるが 紙飛行機に乗り 整え直す__________
_________________
( ...抑えられている姿を見れば ....子は覚悟を決める )
塵も積もれば山となり 紙は42回折れば月まで届き
...そう言った様に小さな事や物を積み重ねれば ...大きな物になる。
そしてそれは人も同じだと 紙子は考えていた。
[ 鳥の様に翼が動く音 ...? ]
( ...違う。薄っぺらな紙達が ...纏っていた紙鎧をベースに ...右腕にしていた紙も元に戻して ...動かして
....親の肉体に 何千何万と言う紙を貼り巡らせて_____ )
【 紙黄武装 大厄の枚 】BIG version
( ...全て紙が 子供が肩代わりする ...これからのダメージを ...これな終わった後は子の身体がとっても軽くなり過ぎて脱力感に囚われるだろうが ....今は悠長な事を言ってられない ...だろうから )