とある街、とある路地、そんな場所にひとつ、紙が貼ってある
そこに書かれているのは、願いを叶える何でも屋の話
何でも屋『雅』
【初めまして
この貼り紙を見つけられたということは、貴方様にはなにか望むものがありますのでしょう
もしも当たっておりましたら、どうぞ『雅』に足をお運びください
不死の霊薬でも、若返りの秘薬でも、どんなものでも取り揃えております
用心棒でも、復讐代行でも、どんなものでもお受け致します
この貼り紙を見たあなたに、どうか幸せがありますように】
そしてこの貼り紙を読み終えたあなたの前には、何でも屋へ繋がる道が見えることでしょう
常連客の皆様は『ご縁』をもって足をお運びくださいませ
(············100km走ってきたら何やら大変な事に
周囲を見回して)
「叢雲さんですか······いなくなったのは」
「!そ、そうですぅ!それとあの…えっと…お、おきゃくさまがひとり…」
(そう言えば、外見を聞いていなかった、説明がしづらい)
「どこいってもうたんやろ…おじさま…」
(······丁度その時居なかったので自分も顔を見ていない、そのため手段の一つ、『逆行時計』で脳の記憶戻しは使えない······)
「······まあやらないよりマシ、ということで······走って探してきましょうか?」
「はいぃ…おねがいしますぅ…」
(しょぼしょぼとした雰囲気になりながらも頼む、どうやらだんだんと不安が溢れてきたらしい)
「おじさまぁ…っ」
(そして自分も、半泣きになりながらも、地面を蹴って宙でくるりと回転し、屋根の上に着地して探しに行った)
〜一方〜
「…おじさん、いつになったら帰れるわけぇ」
(能力で、とも思ったが、ここがどこだか確定していない以上、使用するのは危険と判断、よっこらと声を出して地面にあぐらをかいて座る)
「……あちらさんはどうなってんだか…」
「······ちょっと乱暴になりますけど」
(能力による弾を飛ばし道の一部分をひっくり返し。そしてそれを戻す過程で、その力を利用し飛び上がって
······100m程度だが、そこから見回す)
「······パッと見、居ませんか······」
「どこぉ…」
(この街中で1番高い時計台のてっぺんに、半泣きで立つ、匂いがしないし、途切れてるし、視界がないから瞳で探せないし、そもそもおじ様の姿もなにも誰の姿も見た事ないからわかんないし、と頭の中でぐるぐるとした思考を回す)
「…むらくもおじさまぁ…」
「……………………………泣いてんなぁ、雅」
(ぽつりと呟く)
「いつまでたってもがきのままだなぁあいつは、だからメンタルきたえろつってんのに…」
(見えるはずもなく、聞こえるはずもなく、ただ勘だけであの子供がないていると告げる)
「………ガキ、ねぇ」
(|´-`)チラッチラッ)
46:ScullFase◆.s:2020/11/04(水) 19:00
( どこか妖しい まち の昼下がり… )
[サッ サッ]「 …… 」
( 彼女にとって、ぽんこつな面を持つ
二人のおやつや飯を考える、店前箒の昼下がり )
『ガウ』
(半泣きで時計台の頂上に立つ相棒に流石に届かず、まぁどうにかなるだろうと信頼も混ぜての考えで店に戻る)
『ぐるる…』
(店前で箒を扱っている彼女を見てのそりのそりと近寄る)
[ ピクッ ]
( 逃げ……は、無いが
一瞬体を強ばらせ、虎くんを見据える )
「 ……何か用かな?…餌は…違うと思うけど 」
( 次第にどうぶつもふもふが眼を惹く… )
>>48
50:叢雲◆RI:2020/11/04(水) 21:47 『ぐるる…』
(どこからかえだ…太い枝を持ってくる)
『………』
(それで地面に叢雲らしき絵と隣に矢印、その隣にばってんを書く、なかなかに上手い)
(どうやら叢雲が居なくなったことを教えたいらしい)
(何でも屋に帰ってくる
収穫は特になし。)
『…………』
(むすっと、子供のように拗ね、邪魔になってきた仮面を外して時計台の上に3角座りをしている)
『…どこいったんや…』
(声からもふてぶてしさが感じられる)
( 理知的行動、動物としては高度な絵… )
「 …叢雲さんが?」
『ぐるる…』
(枝をくわえたまま頷く、おそらく伝わったであろう、安堵)
『…』
(そして伝え終わるとくるりとまた方向転換、すこしあるいて時計台の方を見る)
〜時計台〜
「…………」
(片足を抱え、片足をぶらりと伸ばし、いつも閉じているはずの瞳を開けている、何も見えていないはずの瞳にはなにが…、瞬きをすることも無く、ただ一点を強く見つめている)
[ そー ]
「 …… 」
( 何処かを向いた、虎くん… とるべき行動は__
色々、考えられたが 何よりも、やはりもふもふが眼を惹く。
忍び足でついて行き、背中にそぉっと手を…… )
「 ……( …あほ雲さんめ… 色々、いうわりに… )」
『ぐるる…』
(もふられるのにはなにもいわない)
「……なー、そういえば、さっきの、嫁さん最後の言葉?だっけか、…なんでそういうのわかんの、お前さん」
(仮面の彼女に問いかける、いのうかなにか、あまり異常性に疎い己では色々と細かくは分からない)
「ゆーれいがみえるとか?よくわからんが」
(刃こぼれした『御影』を手入れしながら尋ねる、このどこか分からない空間にいることをもう気にもしなくなってきた様だ、肝が座りすぎている)
[ ぎゅーっ ][ ふかふかふか ]
「 …………んーっ スゴい良いこれ… 」
( 拒否しないならつづけるだけ。
そのうち両の手と顔、上半身全体で
虎くんのもふもふに触れて…… )
「 っふー…… ありがとう、堪能した …さて 」
( 黄昏たようす… 見慣れぬ姿、それに何かしらを探す )
『ぐる…』
(思ったよりも本気でもふりに来たskullFaceに複雑な表情)
「 ごめん、ごめん……いい魂あげるから 」
( 変な表情の虎くんに顎撫でと
簡単なお詫びの約束、観察に戻る )
「……………………………………」
(漆黒の瞳は開いたまま、いまだ瞬きをすることは無い)
(ぶわりと、服や髪が舞い上がる、風ではない)
(彼が『戻す』力を使った時に現れる青い輝き、あれがゆらりと彼の周りをゆれている)
(彼は何かを『見ている』)
「 ………ふぅむ …… ? 」
( ……何やら、何処かを…
とまでは、分かる。…彼女には分からない )
「.......、おじさま」
(そのままずっと瞳を開いたままかと思うと、ぼろりと瞳から血がこぼれる)
「.....!、う、わ」
(どうやら『見すぎた』せいでどこか血管が切れたらしい、ぼたぼたと零れる)
「...みつからへん....このまちじゃない...?」
(どこに、いったんだ)
「 おーい 」
( 何時のまにやら屋根の上、片手におにぎりを手に
軽く彼へと呼び掛ける… )
「!れ、いちぇる、さ」
(ぼたぼたと零れる血を袖で擦りながら、少し驚きつつ振り返る)
「 ……あほお疲れ様。
ちょっと休み入れようか 」
( 懐からポケットティッシュを取りだし
今、必要そうにしている彼に差し出す )
「......ありがとうございますぅ....」
(差し出されたものを手に取り、開け口を確認しながら中のティッシュをぬく)
「....れいちぇるさん、叢雲おじさま、みてへんですかぁ?」
(ぽんぽんととまりかけの血を拭いながら問いかける)
「 ……さぁ、叢雲さんの事だし…心配は無いだろうけど 」
( ついでにほれ、と差し出すおお玉おにぎり )
「 しかし、ィア君は虎くんに構ってあげないと 」
「.......うん」
(幼子のように頷く、血がもう止まったことを確認して瞼を閉じ、ひょいっと屋根からくるりと降りる)
『がう....』
「...うん、シンシン.....」
(ぎゅうぅっと相棒を抱きしめる)
「.....いなくなるのは、いややなぁ...」
「.....」
(相棒に持たれながらもむ、と先、skullFaceから貰ったおにぎりを口に運ぶ、いつもの速さはなく、もむ...もむ...と口を動かす)
「 ………… 」
( 下に降りたようす、おにぎりは無視した
食欲を気に止めないこと…それが事の大きさを
間もなく教え、真面目に考え出した彼女は… )
「 ……はやくかえって来れば良いな 」
( 似たことを考えながら おにぎりをかじった )
「!?」
( 手元からおにぎりが消えた )
「.......」
(雅が見なくなったな...早めにやめてる、誰かが声でもかけたか...)
(どこか分からない場所で御影の手入れをしながら、考える)
(雅の見る行為を勘だけで察知)
「.......無理やり帰ってもいいんだが...」
「 ....ん〜〜〜〜、あの子の事が心配なら帰って平気だよ?? 」
( 何故か空中で浮遊しながら言いつつ 仮面の目を光らせる )
「 いつでも最期の感情を読み取って、おじさまの奥様の遺言伝えてあげれるしね、焦らない事が大事
.....というよりかは“今を大事”にしなよ? 」
( .....少しだけ顔を俯けながら 帰宅方向へと指を差し )
「 ....帰るんだったら、こっちの方が早いよ 」
「.......」
(妙に素直に答えてくれるな、と思うがとりあえず、早く帰る方が先か...)
「今が大事、....ねぇ..」
(彼女が言った言葉に、ポツリとこぼす)
「..俺の今って、何があんだろうなぁ」
(そう言って、彼女が指さした方向へ歩いてゆく)
「っよ、っと....うわ、ほんとに着いた」
(急に空中から現れ、何とか着地、どうやら何でも屋の店内のようだ)
「あー、時間感覚とかどうなってんだこれ、雅にみ
ガシャンッッッ
「.....つかったなぁ...」
(そして彼の目の前にはふるふると半泣きでこちらを見る店主)
雅「う゛、う゛わぁんっっ!おじさまぁ゛っ」
(そしてボロボロと涙を零す彼が叢雲に送ったのはハグではなくドロップキックであった)
「っぶね!?!?!」
(華麗に避ける)
雅「どこいっとったんおじさまぁあっっ!」
(べそべそと泣きながら、じゃれあいの域にくくっていいのか分からない足技を何度も繰り出す)
「わるかった!わるかったって!!!情緒不安定になったら蹴り入れるのやめろ!!足癖悪ぃぞ雅!」
(すべていなしかわし、罪悪感もありつつも注意する)
(1日1回スレ鑑賞中、2人だけの世界のようだということで(3角座り))
79:ScullFase◆.s:2020/11/06(金) 20:10 「 はいはい、じゃれつきはそのくらいに。」
( ホットケーキタワーを片手に格ゲー現場に登場
お咎め言葉を短く発し、二人を制止する役割を持った )
「 ……ホットケーキが焼けました、と 」
「おー、どーも」
雅「う゛〜〜」
(いつの間にか小脇に抱えられ、じたばたとしている店主、抱えている本人は片腕であるにも関わらず汗ひとつかかず18歳男児を余裕そうに抱えている)
「 ……全然、応えてないね どっちも 」
( ため息を吐きながら机にホットケーキとココアを )
「 あ、あほ雲さんは別に作ってますよ 」
「誰があほ雲だコラ」
(前もこんなことがあった気がする、とデジャブを感じながら告げる)
「つーか今回俺無罪でしょ、いつの間にか連れてかれてたんですけど」
「 …なんとなく、まぁ… わざわざ個人で
料理作ってあげるんですからご愛敬の範囲と… 」
( 持ってきたのは"しそ肉巻き")
( 人に合わせてかコンパクトサイズ)
( 屋根の上でそっと辺りを見渡し、2人が中に入ったのを遠目で確認し、はぁとため息をつく。そのままとんと屋根の上から降り、店の前まで消えるような速さで移動をして。店のドアを開け、異様すぎる光景にそのまま数秒固まり、はぁとため息をつき怪訝な表情を浮かべ )
「 …、なんなの、この状況 」
「作ってあげるって..量少なくしてくれてありがてーけど、おれこれだけで別に.....」
(そういうと懐から袋を取りだし、その中から栄養分サプリを何粒か取り出す、異常なほどの食の細さ)
「申し訳ねぇけど..腹減ってねぇし、雅、わりぃから食っといて」
雅「叢雲おじさまさぷりだけでいきるのやめろゆうたやんな??????」
「.......」
(目線をそらす)
雅「ねぇ、ねぇおじさま、ぼくとやくそくしたやんねぇ????」
「.......」ボリ...
雅「むごんでさぷりのむなや!!」
(顔を逸らしながらサプリを噛み砕く叢雲にキレながらskullFaceが用意してくれたしそ肉巻きを箸でつかみ口に近づけようとする、ただそこは170cmと189cm、身長差)
「 …… 」
( 無言で二人のやり取りを見ながら疲れた表情を浮かべる。別に仲裁は要らないかななんて頭の隅で考えつつ、白鞘に入った日本刀を片手でくるくる回す。わたし今何を見させられてるんだろう、そういえばこういうの好きな人もいるんだっけなどと半ば現実逃避気味 )
「っ......!」
(顔をぎりぎりと背けると、目線の先には甘音)
「....................」
(助けてくれと言わんばかりの顔、全面的にサプリや携帯食で何日も少量で済ませている叢雲が悪いのだが、本人全く気づかない)
( 刀はぐるぐると回したまま、パチリと叢雲さんと目が合えばそっとそのまま目を静かに逸らし。暫く考え込んだ後、はぁとため息をつき、刀はくるくると回したまま2人に近づいて )
「 …とりあえず何でも屋、お兄さん困ってるから一回離れなよ。お兄さんも固形の食べ物少しでいいから口に入れなよねぇ 」
「だめですぅ!叢雲おじさままえもたべるたべるいうてちっさいえいようしょくひとつでよっかぐらいめしくわへんかったんやから!」
(食に関しては微塵も信用していない!と怒る)
「腹いっぱいなんだって、栄養分さぇとれりゃあ動けるから....」
(今だせまる店主に珍しくたじたじなおじさま)
(実は飯を食べなくなったのはとある理由からであるのだが、そのことは雅も誰も知らないのである)
「 毒とか色んな可能性があって食べないなら分かるんだけど……、とりあえずあんたら離れなよ。その距離じゃ無理やり口に入れたとしても喉に詰まるでしょ? 」
( 埒が明かない2人の様子を見てはぁと深いため息をつきながらそうしたものかと顎に手を充て考えながらもそう告げて、再びため息をつ )
「む〜〜」
(凄く不満そうに離れる)
「っはぁあ....たすかった」
(肩から力を抜く)
「.....毒はさぁ、耐性あるからいーんだよ、匂いとかでわかるし、初対面じゃねぇからだいたいどう言う性格なのかもわかるから警戒度合いも決められるし」
(食べなくなったのは、もっと別の理由)
「 そう…、まぁでも一口はちゃんとしたもの食べなよ、そこの何でも屋が凄く心配みたいだから 」
( その言葉を聞き、少し目を見開いた後また困ったように眉を下げて。多分踏み込んじゃいけない、そう感じたのかすっと視線を逸らし、不満げなオーラを発している何でも屋を見て苦笑いして )
「.......」
雅「むぅ...」
(ぽりぽりと後頭部を掻きながら店主の方を見る、未だご機嫌ななめらしい)
「..............昨日食べたデショ、固形物」
雅「っはー!!!いまきのうっていうたー!!きょうもたべろいうてんねん!!....おじさま、もともとはべつにふつうにたべてたやろ、ごはん」
(問いかけることはしない、でも、たしかに昔はふつうにものを食べていた、毒でもないとするならば)
「.......」
(無言で、頭を搔く)
「.......ま、ほんとに俺腹減ってねぇんだなこれが、お説教また今度にしてくれません?」
雅「.......むー!」
(頬を膨らませる、今日は何を言っても食べてくれないと悟ったがゆえの不満である)
「おじさんだから食べ過ぎもよくねーんですよ、.....まぁ、そういう事にしといてくれや」
「 おじさんって年齢なの…? 」
( 二人のやり取りを聞きながら、くるくると人に当たらないように右手で刀を回しながらふと気になった事を尋ねる。自分がそういうのに疎いのか、なんて考えながら首をかしげ )
「んー、俺32歳」
(へらりと自分の顔を指さして笑う)
「ガキから見りゃおっさんでしょ、もうちょいで33だぁ」
(一般のそれより若く整っている容姿から、よく20代と間違われたりする)
「 そうなの…? 少し意外、もう少し若いと思ってた 」
( 年齢を聞き少し驚いたように目を見開き呟く。自分よりも九つ上だ、とつぶやき、世の殿方はこんなもんなのかなんてぼんやり考えながら刀を左手に持ち替えまたくるくると回す。ほとんど無意識の行動だが人に当たることはない )
「 ……低脂肪、ね…… メモしとかないと…
まあ、叢雲さんは割りと変わった人と言うことだね 」
( 二人の様子を眺めつつ、きっちりやるところはメモ )
「お、やったぁ、おじさん若く見える?」
(あは、と笑う、がその回している刀を見て)
「....嬢ちゃん、手癖悪ぃ?方なぶん回しちゃって」
(指さして問いかける)
>>99
「俺変わってねぇデショ、この街の中で俺ほどまともなやついるぅ?」
(心外!と言っているが、まともも含んだ変人が1番だめである)
「 私拾った時の父さんよりは若く見える…かも、多分その時確か同い年だったかな? 」
( 不思議そうに首を傾げながら頷く。刀と言われれば、はっとしその手を止めて。手癖、手癖というよりかは )
「 なんか手を動かしてないと落ち着かないというか…? 癖? 」
「ほぉん、お前さんも拾われてんだ、一緒だねぇ」
(ゆるりとくびを斜めに少し傾ける)
「やっぱ癖かァ、そりゃしかたねぇな」
「 …、えっ、うん、まぁそうかもね 」
( 拾われたと表現したが実際は…、まぁいっかと思いそのまま言葉を濁した力なく笑い。懐かしいなと思いながら同じという言葉に少し目を見開き、苦労したんだねぇと小さくつぶやく )
「 外だと命狙われる事が多いからその癖かな、なんだかんだ手をずっと動かしてるし… 」
「ふぅん、それも一緒たぁ、....ほんとに同業か?」
(敵組織なら困るなァ、と笑う、まぁこちらは『元』であるので、特に思う所もないが)
(飛行中、叢雲が皆と話しているのを見つけると皆の近くに着地する)
「居たのか」
「ん、あー、さっきの、もしかしてお前さんもおじさんのこと探してくれてたぁ?悪いねぇ申し訳ない」
(頭に手をやり、はははと謝る)
「いや、ほっとしたよ」
109:叢雲◆RI:2020/11/07(土) 17:04 「そうかい、いやぁ、みんな優しいねぇ、なつか」
(し、と言葉を紡ごうとするが、はっと動きを止める)
「.......いやぁ!懐かしい懐かしい、いいもんだねぇ」
(が、またヘラりと笑いなんの変化もなく言葉を吐く)
「 ……… 」
( 重げな雰囲気に圧迫感を覚えるや否や
己が城と台所に隠れて覗き見る…… )
( …昔を思い出しそうで嫌なのだ)
『ぐるる』
(そんなskullFaceのほうへ、癒しのもふもふが気を遣い、向かう)
「 ……常識的な子が人間じゃない、というね… 」
( 首に腕を回してもふもふの極地を体験 )
ふかふかふか
「 ………すっごいいいなぁ…もう 」
「聞こえてんだよなぁレイチェルぅ〜、おじさんだってまともでしょうが」
雅「叢雲おじさまはまともとちゃうよ」
「!?」
(思わぬ方向からの言葉に激しく動揺)
(叢雲が愛しい人たちをころす場合、何があっても『霞』で斬る、ただしボスだけは『御影』で斬るよ、今後出る設定かは知らんけど)
115:叢雲◆RI:2020/11/07(土) 17:47(ばーしょまちがえた!!!!!!!!)
116:ScullFase◆.s:2020/11/07(土) 17:56 「 ィア君も、そう思わないかな?ねぇ虎くん… 」
( ほぉらと騎士のソウルを口許に差し出し、もふもふ )
(残念ながら相棒の手からしか食べないので、代わりというのか、無言でもふられている)
「俺どう考えてもまとも!」
雅「それはない」
「!?」
(焦りながら自分を指さし告げるが、雅に冷静に突き返されている)
「えー……、おかしいでしょ」
雅「おかしないよぉ、せやないと、叢雲おじさま『曼珠沙華』にみいられたりせぇへんやろぉ」
「ぐ、それは否定できん……」
(ガチャ、と腰に付いた赤と黒の刀が揺れる)
>>105
「 そんなわけないでしょう、表向きはただの護衛……、まぁ実際は人様に言える職業じゃないのは確かだけど 」
( その言葉を聞ききょとんとした表情を浮かべたあとくすりと笑って否定する。騒がしくなった店内をみて懐かしそうにすうと目を細めて )
「へぇ、おじさん、『何してる』かまではいってないけど、分かるんだァ」
(にぃ、と口角が上がる)
「……まっ、敵さんじゃねーならなんでもいいですけど」
(が、すぐにいつものようなヘラりとした笑みに変わる)
「 ぼんやりと、だけどね… 」
( その言葉を聞き深い藍色瞳細め小さく頷き目を逸らし、手に持ってる刀を見て小さくため息をつく。大分重くなったななん考えつつその後に聞こえた言葉に眉をひそめあきれた顔でつぶやく )
「 敵だったらこんなに仲良く談笑したり自分のこと話すわけないでしょ… 」
「あは、話術も立派な手段のひとつだからなァ、だいじよ?スパイとかには」
(そういって口角を上げたまま目を細める、『死神』という名で裏世界で有名な彼は『その道』に必要なスキルはすべて極めている)
「気ぃつけなよ、嬢ちゃん」
(そう、緩りと笑う)
「 …、お兄さんさぁ、よくいい性格してるって言われない? 」
( その言葉を聞きはぁとため息をついたあとじっと見つめて呟く。話してても敵意を感じない、否感じさせないのかも知れないのかもそんな事を考えつつじっとタコだらけの自分の手を見て。話術ねぇなんて頭の隅でぼんやりと考える。 )
「さぁ?あーでも、初めて同僚…と仕事した時に言われた気もするが……ま、あっちはあっちで情報フェチのヤベー奴だったし、お互い様?」
(『元』同僚のとんでもない性癖をつげる、彼のマフィアはどうなっているのか)
「 なにその歪んだ性癖……、変わった人の周りには変わった人が集まるってあながち嘘じゃないのかもねぇ 」
( その言葉を聞き眉を思いっきり潜めながら冷静に突っ込む。顎に手を当てて少し考え込んだ後ボソッと呟く。ほぼほぼ無意識である )
「そうなると俺のボスもヤベー奴になるんだが」
(あの人はまともだったよ、と声を零す、目を細めた、とても)
(とても優しい声と表情で)
「 ……っ!…そうとてもいい上司さんだったんだ 」
( 過去形で告げられた言葉を聞き少し困ったように笑う、自分は無責任に声をかけられない。きっとこれは踏み込んじゃいけない線。そんな事を感じ、自分の手のひらを握りそっと遠くを見つめる )
「あは、でもまぁ物好きだよ、俺なんかを拾ってんだからな」
(へら、と笑う)
雅「……」
(そんな彼を見て、顔を少し逸らす、詳細までは知らない、が)
(彼の全ては失われている)
「あ〜懐かしいなぁ雅」
(そんななか、ガシガシと隣にいた雅の頭を撫でる)
雅「!?っむっ、叢雲おじさっ、ま……」
(表情は、見えない)
「……はぁぁぁ……」
(そして大きくため息を吐く)
「あ゛ー、すまん、切り替えるわ〜、ついでに『こいつ』にも飯やらにゃいかんしな、座敷借りるぞ雅」
雅「!……あんまりせんとってなぁ、おじさま」
「おー」
(座敷にあがって胡座をかいてすわり、『曼珠沙華』を抜く)
「……」
(くちで袖のボタンを外し、そのまままくって……、『曼珠沙華』の刃を手首に当てる)
(そしてそのまま刀を引いた)
ザク……ボタッぱたぱたっ
「……」
(ちが、こぼれる)
(血が溢れる、溢れる、溢れる)
(『曼珠沙華』は、一定期間、血を吸わなければ、持ち主の血を求める)
(溢れる、溢れる、溢れる)
( ……台所、今や何故か居着いた場所 )
「 むぅ……くぅ……(人が作ってる時にあほ雲…!!)」
( 出身故に濃く香る生き血のにおい、マスクも無意味
コンソメスープを作る手も止まる始末のてんやわんや )
雅「……!」
(なんとなく苛立ち(?)を含む声を聞き、skullFaceのほうの扉に近づき、しめてやる)
雅「、おじさまぁ、れいちぇるさんりょうりしとるみたいやから、なるべくはやくしてなぁ」
「おー」
(ぼたぼたと零れる血は、床に垂れることはなく、その全てが『曼珠沙華』に吸い取られていく)
雅「……ごめんなぁ、れいちぇるさん、おじゃましてもうてぇ」
(自分も台所の方にいき、扉を閉め、持ってきた匂いを防ぐ香をたく、いい香り)
()
「 ……あ、あぁ……うん…… 」
( 見慣れた筈の事柄に対する視線は何とも
バツの悪いものを含んでは、忌々しげに )
「 ………ィア君は……どうして平気かと聞いたら
なんと応えるかな…?…… 」
「……じゅうねんくらいのじょうれんさんやもん、おじさんは、いろいろしっとるからかなぁ」
(なれてもうた、と、笑う)
「おじさま、『曼珠沙華』めったにつかわへんから、よくじぶんのちぃ、あげとるの、あ、『曼珠沙華』っていうんはあのかたな」
妖刀【曼珠沙華】
斬ったものの血をすい、己の刃を赤く染める妖刀
血を吸った後は折れることも刃こぼれすることもないが、一定期間血を吸わなければ、持ち主の血をほっするといわれている
(と、刀について説明する)
[キラッ]
「 ほう!混沌の刃やハラキリ打刀みたいなものか!
それでそれで!?毒沼にあったのかね!?血質どれくらい!?
強化幾つ!!銘柄とかもあるね!?どんなの!? 」
雅「!?」
(急に食いついてきた彼女に驚く)
雅「え、えっ、く、くわしいことはわからへんけど、すくなくともどくぬまにはないんやないかな……」