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1:ア・スフクター◆U2:2021/02/22(月) 01:26



一人の役者にして一輪の花にして一等星

夢を喰らう 希望を奪う そんな少女 魔性の魅力に囚われたらもう最期。


でも仕方ない それはあなた達の罪 と誰かが言う。


つみ ばつ
罪 には 罰 を 罪深い咎人達よ

エゴイスト selfish
其の執行人には ----執行人には


目を付けられない様に生活を送って下さい

2:ア・スフクター◆v5U:2021/02/22(月) 02:11



からん ころん 

( 骨の山のてっぺんに座る。暇そうに肋骨や上腕骨とか使ってパズル。崩れて落ちた。退屈。)


「 4、5、7、8、9、10、11、12、13、22、25、50 どれが良いかな。
咎人は来ないかな。余りに重くて深い罪、私が食べて上げるから 」


此処は罪の間 来ない方がお勧めしましょう。
男も女も老人でも子供でも 機械でも化け物でも神でも平等に捌いて喰べてしまうので。
罪から逃れる術は無いのです。全ては身に降り掛かり身を滅ぼすのです。

3:クラズマ◆o6:2021/02/22(月) 07:23

…罪を食べる?

(ふと、骨山の狭間から響く声。
声の主は、蒼い双眸で骨上の人物をじっと見つめる年端もいかない少年だった。)

4:ア・スフクター◆5U:2021/02/22(月) 16:00

「 そう、罪を食べる 喰らい尽くす、骨の髄まで
罪の質が深くも浅くも 与える罰は皆同じ、平等に 」

こくん がぶり

( 落ちてた骨を鋭利な牙で噛み砕きながら告げる。例え少年でも、彼は悪くないと言う人が居ようとも、与える罰は変わらない。)

( 見た目は少女ながらにして其の眼に既に光は無く、炎の様に赤く赤く照らされた瞳。牙は口を閉じてもはみ出る【 捕食者 】 の牙をしている。
罰は少女にとっての食事ともなるのだ。)

5:クラズマ◆o6:2021/02/22(月) 16:39

…そうか。おれはクラズマ。
この身に宿る罪を…償うための旅をしている。

一つ質問するぞ。
罪を食えば、そいつはどうなるんだ?

(骨を咀嚼する少女から目を伏せ、尋ねる。)

6:ア・スフクター◆5U:2021/02/22(月) 17:01


「 その心意気は偉いよ、とっても偉い、でもだからと言って罪は軽くならない。誰しも小大関係無しに罪を背負うものだから 」

「 罪はその人の人生を表す。 つまり、罪を喰えばその人の存在と言うものが消える、分かりやすく言うなら死ぬ 」


「 でも安心して、骨だけは残してあげるから 」


( 瞬き一度もせずに少年を見詰める。少女にとってそれが至極当然と言わんばかり。)

「 遺言ぐらいは聞くよ、命を噛み締める時間が増えるだけ だけれどね? 」

7:クラズマ◆o6:2021/02/22(月) 17:28

…確かに、こんな命なら消えた方がマシだな。

(己の胸に触れ、うつむく。)

……それでも、もう一度生きたい。
罪だらけの命でも、居場所があるって分かったんだ。
だからそこへ帰るために。ただいまって言うために。
おれは死なない。

…ところでさ、もう一つ質問だ。
もしも一つの肉体に『二つの魂』が共存しているとしたら…?

8:ア・スフクター◆5U:2021/02/22(月) 18:03

「 自身の事を良く知る、其れはとても大事。自身の罪を深く知れば死にたくないと思える。其れが一つの罰。謝罪をするべき、人達への懺悔をする 」


( 冷たく見下ろす、今更何を言うのかと対して期待などせず )


「 居場所なんて無い。咎人に、罪人に、有るべき場所はあの世のみ。今更 更生をしたいだなんて、そんな美味しい話は無し。」


「 そして二つの魂、平等に喰う。何方もあの世行き。命令した方も、執行した方も、罪は同じ。死という罰を与えるのみ。此処に来たからには、代償を払う。たったそれだけ、私が喰べるだけ 」

9:クラズマ◆o6:2021/02/22(月) 18:07

それでも、あるんだ。
おれの心の中には、あの星の店が…
この命を肯定してくれた。
それを、アイツの言葉を無駄にしたくない。

謝る人がいないならどうすればいい。
この罪もろとも全て消し去ってしまえれば、それで…

……アンタはおれを喰うのか?

10:ア・スフクター◆5U:2021/02/22(月) 18:17


「 其れでも、だよ。償う人はあの世に居る。そこで永遠と罪の清算をすると良い。そして.....貴方みたいな罪人を肯定した、その人はつまり匿った。その人も此処に来たならば食べるべき存在 」

「 食べなければ罪は祓えない、そして私の腹も膨れない、一石-ニ鳥。安心して、ちゃんと美味しく、肉片は残さない予定 」


( 牙を見せながら大きく頷く、『 ただし 』と一言、希望を持たせる一言を付け足し )


「 とある罪人は言った、『他の方法で罪は払えないのか、無いならばこれでどうだ』と、新たな提案をした。其の方法はただ時間の無駄だったから勿論罰は与えたけど。
......貴方は提案出来る?自分も納得出来る、罪の祓い方を。其れを私の判断で決める。
セーフ か アウト
[ 無罪 ] [ 有罪 ] 考えれるものならば、考えると良い 」

11:クラズマ◆o6:2021/02/22(月) 19:30

分かるんだ。
この肉体が、段々…
世界が廻るたびに、『アイツ』に近付いていること。
だからもう方法は一つしかない。

おれは『コイツ』の罪を自分自身で裁く。
制限時間は10分。
もしもおれが裁けなかったのなら、好きに喰っていい。
これでどうだ。

12:ア・スフクター◆5U:2021/02/22(月) 21:32

「 そう、それが貴方の罪。理由はどうあれ貴方は悪神との契約。分かると思うけど、そいつを匿っているような物。当然執行対象になる 」

( 上げた腰をそのまま降ろし、掌を広げて見せた。)

「 “5分”ならばやっても良いよ、それが出来なければ交渉決裂、即罰を与える。勿論失敗しても罰を与える、喰う 」

13:クラズマ◆o6:2021/02/22(月) 21:50

分かった。
おれはそれだけの糾弾を受けるべき罪人だ。
…だから、ここで必ず自分の命とケジメをつける。

――悪神、いるんだろ。
出てこいよ。

(刹那、風が吹く。揺れる青髪、なびくそれに隠された双眸が、風が止んだ瞬間に深紅に染まっていた。)


……――

…あはは、困り者ですね。
勝手に契りを交わされては。

完全受肉だけは程遠い。…ですが、この器は間違いなく私に近付いている。
一歩ずつ、一歩ずつ。罪を重ねるように。
いいでしょう。今ここであなたを殺戮します。

(ぽう。足元に砂時計が形成される。砂が落ち切るのは『10分』。
着実に顕現時間が増えている。しかし、制限時間は『5分』だ。)

14:ア・スフクター◆5U:2021/02/22(月) 22:03


「 ......“想像以上”に“想像以下”、それでいて面倒。成る程、貴方達は深く強く食らいつく必要があるみたい。ただ、貴方は罪人、罪を受ける餌。私は執行人、罰を与える捕食者。約束通り5分は見てる、手は出さない。だからと言って、殺れば終わる...なんて、思うな 」

( 無反応。恐るべしと言われるその姿を見ても、驚きもビビリもしない。寧ろ呆れた視線と溜め息。
がさがさと骨山に手を突っ込み何かを取り出す。 ....鋼の一斗缶の被り物。 口元付近だけ綺麗に歯形が着き、食べられている )

「 罪人にはまだだったね、自己紹介。ア・スフクター。呼び方は自由。『 アクター(役者) 』でも 『 アスター(花) 』でも『 アフター(未来) 』でも何でも良い。種族は 【 屍食鬼 (グール) 】。さぁ、遺り少ない時間で自身の罪と言うものを深く深く、理解するが良いよ 」

「 足掻いた所で、罰は与えられるのだから 」

15:ロキ◆o6:2021/02/22(月) 22:12

そうですか、ならばアフター。
私が創る『未来』への礎となってもらいましょう。

…この器で魔力を消費するほど、よく馴染む。
完全顕現までの道のりは近いように思えるのですよ。
あなたはその為の轍にしかすぎません。

使役、弐。
『ラインの黄金』。
あなたの罪過を見せて頂きましょうか。

(小さな背から広がった六本の翼。その内二本は鍵で施錠されている。
弐と呼ばれた翼は、前に出ると魔力を生成する。
黄金の槍が無数に連なってアフターに放たれた。)

16:ア・スフクター◆5U:2021/02/22(月) 22:36


「 ....貴方達に未来は存在しない、有るのは死、ただ今残り少ない命の時を噛み締めると良い。
私は執行人、罪人よりも、咎人よりも、強く無ければいけない。そんな玩具、喰らい尽く必要も無い 」

( 飛来してくる黄金の槍達。全て見切り必要最低限の動きで躱し続ける。首を曲げる、腰を降ろす、たったそれだけ。
龍の様な牙を大きく見せつけながら、鼻で笑った )

17:ロキ◆o6:2021/02/22(月) 22:58

ふふふ、なんとも小賢しい。
完全顕現すれば私と比肩できるでしょう。

今ここで殺戮するには時間が足りませんね。
せめてあと5分、顕現に足る時間が15分であれば。
少ない力ではありますが、あなたの命を消し去ることは可能でしょう。
…未来の話ですが――

――おや?

(くるり。交わされた黄金の槍がこちらに向かった。
蒼く光る右目。空を移して輝く。)

…ぉれは、おれはクラズマだ。
お前みたいなゲス野郎に、くれてやるモンはねえんだよ!!

(『罪過を燃やす』黄金の槍。それが己の喉元に届く瞬間。
左目が、深紅に光った。槍を握りしめた手からポタポタと血が垂れる。)

……私の顕現を妨害した?

(落ちる砂時計。)

18:ア・スフクター◆5U:2021/02/22(月) 23:17


「 残念ながら私は“1人”に過ぎない、私より強い子、奴等なんて他にも沢山居る。だからと言って、今の貴方に負ける程私は弱くないけれど 」

( 被り物を外してジッと罪人を見詰め続ける、罪人に対して手出しはしない。どう動くか、どう足掻くかなんて興味は無い...訂正。少しだけ興味が湧いて来た )



「 今しっかり聞いたけれど、もう一度聞こうか。罪人、お前の名前は? 」

( 骨山に腰を掛けて、血の垂れる少年を静かに見る。其の目に何かを感じる、強く生きようとする意志を )

「 罪人に変わりは無い、罰を与えるのに変わりは無い。期待はするな 」

19:クラズマ◆o6:2021/02/22(月) 23:28

私はロキ、ちがう、ワたシ、……おれ、おれは――

(槍を握る手が緩められる。ゆっくりと赤い瞳に突き刺さる黄金の槍。
ゴオオオ…
燃えていく半身。脳内で響く悪神の叫び声を消すように、クラズマは天まで声を伸ばす。)

…クラズマ。
家名もなにもない、貧民街で生まれた鉄足の人間。
それがおれだ。

(青い空に赤い炎が静かに燃える。澄んだ空と同じ色をした右目で少女をしっかりと見つめ、そう告げた。もうそこに悪神の気配はない。)

20:ア・スフクター◆5U:2021/02/22(月) 23:34

「 ....罪人クラズマ、私は貴方について興味が湧いた。ですが平等に罪を与えるのが私の役目。そして貴方は宣言通りに自身の罪を認めて、その罪をしっかりと消した。よって________



今は罪人、貴方の臓器一つを喰らう。その代わりに1々月の猶予を与える。」

21:クラズマ◆o6:2021/02/22(月) 23:51

臓器を捧げるだけならいくらでも構わない。
だが、猶予…?

猶予とは、なんだ。

22:ア・スフリクター◆5U:2021/02/22(月) 23:54

「 臓器は何でも構わない。ここで心臓を捧げて終わるのも許す。猶予はそのまま、執行猶予。ただ先延ばしにしただけ、と言ったらそれで終わりだけれど。


貴方の罪がそれで消えるなんて事はない。罰は与えなければ終わらない。 」

( 冷たく告げる。それでも未来は変わらない。待つのは死のみ。 )

23:クラズマ◆o6:2021/02/23(火) 00:00

…分かった。そうだな、おれの罪は確かに消えない。
だからアフター、『その時』にアンタがおれを裁いてくれ。

――胃を差し出す。
この名に誓って。

(ようやく炎が鎮火した。残り火の隙間に見えるのは燃えるような赤い髪。
まさに半分を現しているその容貌で、クラズマは己の鳩尾辺りを指差した。)

24:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 00:11


「 ....初めてだよ、罪人から執行人に罰の執行を依頼されたのは。享受した、時が来たら[ 問答無用 ]で貴方に対しての罰を遂行する。その覚悟しっかりと受け取った 」

どさっ、ぐりぐり _______ごくん

( 一旦降りては鳩尾に顔を埋める ....少女が喉を鳴らせば身体が軽くなる感覚。相手に対して痛みも与えずに “胃”を喰らった。熱々で程良い肉付き ....不味くて、美味しい )

「 ご馳走様、取り敢えず“仮釈放”的な感じになるよ、罪人クラズマ 」

25:クラズマ◆o6:2021/02/23(火) 00:26

…あぁ、ありがとう。
礼を言ったのはアンタで二人目だな。

いつかおれを殺しにきてくれ。
アンタが執行人なら文句は言わない。

…じゃあ、おれは行くよ。

(踵を返し、骸が作る乱雑な階段を降りていく。どこか軽くなった体に少しの違和感を覚えつつも、更に足取りの方が軽かった。)

26:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 00:34

「 ....1月後を楽しみにしています、罪人。礼など言われる立場では無いです。貴方が思うよりも、私は________ 」


( そこから先は何も言わない、これ以上この罪人に心を許すのは贔屓になる。階段を降りて元の世界へと戻る少年に向かい、黒く染まり始めた空を見ながら呟く )




「 幸運を、死にゆく者に敬礼を。全てに等しい罰を罪人に。獄で幸を掴み、またこの世で聖人として生き長らえる様に祈ります 」

27:◆.s:2021/02/23(火) 00:54


( …一部始終を …骨の影にて眺める者___)

...罪 断罪… 青の復讐者のようなモノ、か…?
 何にせよ 都合の悪い吹き溜まりに迷い混んだ…らしい

( …神を宿した少年、骸に座す断罪者…
その光景には 宗教絵画のような荘厳さすら
感じられるような"空気"が漂い …観察者は唸る )

28:クラズマ◆o6 終わりの始まり:2021/02/23(火) 01:00

ああ、これで…もう一度あの店に行こう。
ちゃんと制御もできるようになった。
だから、みんなと――

(ドクン!)
(ドクン)
(ドク…――)

【契約を忘れましたか?】

(ふと、声が響いた。赤い目の横を冷や汗が滑り落ちる。)

【ずっと待っていましたよ。あなたが『契約を破る』ことを。
一ヶ月もあれば事足りる。契約を破った場合、どうなるかご存知ですか?】

【それは――】

(その瞬間、髪と双眸は燃えるような赤色に染め上げられた。
ただそれだけの話。)

29:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 01:01



「 新たな罪人、今晩は。生物は必ず罪を持つ、大小関係無しに、一つは必ず。勿論貴方も、罪を持つ、そして罰を与えるのが私の役目 」

( 無機質な首の動き、分かっていたぞと言わんばかりに観察者の方へ視線を送る。光の無い赤い目は生の気を感じ難い )

「 第二幕の開始、と行く?貴方もどうせ罪人だからね 」

30:◆o6:2021/02/23(火) 01:02

>>28
(これはエピローグみたいなものなんでスルーしといてください)

31:◆.s:2021/02/23(火) 01:09


  ( …反射的に身を隠すも… …仕方は、無い と )

「 …さて 白に近いグレー …と、いうのを希望したいね 」

( …裁判を通り越して処刑場へと辿り着く
 奇妙なまでに落ち着いた風が通り抜ける… )

   「 …ScullFase・レイチェル。…して、そちらは? 」

32:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 01:15

「 其れは貴方による、最も天秤は必ず片方に傾き、罰は平等に死という結末が訪れる 」

( 続いての罪人は女性、それも大人。側から見たら親子に見えるだろう身長差。しかし視線は冷たい )

「 執行人の名はア・スフクター。役者にして花にして未来。喰人鬼(グール)の種族。組織の1人、だよ。 何か質問は? 」

33:レイチェル◆.s:2021/02/23(火) 01:27


「 ふむ、…まぁ 長々とは問わせて貰うとしようか 」

( 普段の目線から下に見下ろせる存在
 …しかし、風圧に感じる個の重みはまるで違う )

「 さて …まぁ、幾人も同じことを聞いたのだろうが…
 一先ずは同じ轍を踏むとしようか、…私の天秤は…
 どう傾いているのかな? 」

34:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 01:32

「 ...時間稼ぎでは無いならば質問には答える。返答が不要と判断した場合、即罰を与える事にする。 」

( 冷たく淡々と、骨山の上から見下ろす。軽く口を開き牙を見せた後に、下を指す )

「 当然有罪。貴女も何か罪を犯しているのに変わりは無い。嘘、暴言、暴力、軽くても重くても、罪は罪。そして与えられる罰は同じ、私が喰らう 」

35:レイチェル◆.s:2021/02/23(火) 01:47


「 成る程、古く見なくなった食人風習…いや
 …生態系的浄化を司る高位捕食者、といった所か 」

( 背筋を伝うような ___見定める"野獣"の視線
 …そして 少なからず抱いた疑問を確信にする…
 ___獣。…懐かしさすら覚えるような"人獣"が持つ眼 )

( 何を間違っても… 人が持てない声色が奏でる恐怖は
"人の形を取る獣"に他ならなかった。…所々、違いはあるが)

「 … …死、即ち断罪か… それが私の罪が量かね? 」

36:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 01:59

「 少し違う、私達の組織は様々な種族で構成された物。そして私は執行人、罰は私の食事にもなる。罪人は骨を残して消える。世界は平和に近付く、一食三環 」

( 抑揚は一切無い、先程まで少年に湧いていた情は簡単に消えて、ただ冷淡に彼女を見る。いつでも罰を与える事が可能な様に骨山の上にて膝を曲げて腰を軽く降ろす )

( 飢えは無い。しかし腹が満たされる事も無い。執行人を続けると言う事も少女の仕事にして罪 )

「 当然、例外は少年 ...1人のみ。其れ以外皆死という罰を与えた。軽くても重くても、死は平等に訪れて、与えられるもの 」

37:レイチェル◆.s:2021/02/23(火) 02:07


「 …聞けば聞く程… いや、少し形は違うか 」

( 抱く感情は… 何なのであろうか 恐怖ではない
 …懐かしさが混じるも、愉しくも思えてくる
案外 この地が持つ雰囲気は私向けでは無いだろうか? )

「 …見ることが無かったネズミも居ないらしいね
 ふむ… 餓鬼道に住まう、…獣… いや、"狩人"か
それでいて … あぁ、とても良い眼をしている … 」

( 僅かに腐れた屍肉の 鼻を突き刺すような匂い )

38:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 02:14


「 ......さて、質問は終わりかな。ならば私はただ罰を与えるだけだよ 」


( 褒められても何も出ない、何も出せない。頭蓋骨だけでも大きく山が出来る、最近のハマりは背骨のジェンガ。後は骨粉にする事が多い。それをする事で“喜ぶ者”が組織にいるから
そして彼女も変わらない、何も変わらない。同じように死を与えるだけな筈。なのに先程から感じる圧は何だと言うのか )

「 罪人レイチェル、貴女は一体何者。少なくとも人ではないと、私は感じた。 」

39:レイチェル◆.s:2021/02/23(火) 02:30

「 多少の時を挟むだけだ、まぁ 彩りの少しは
 気にしても罪はあるまい。…最も、それ即ち
 結果的に罪に問われない事とは言えど…だがね 」

( 濃密な屍肉の ___"気配" 物言わずとも僅かな風に
音にもならぬ僅かな音 "気配" …漂うモノ、このような
 ……私たちが好む地に満遍なく溢れる ……____ )

「 …難しい事だよ、それは … ……だが、伺い知れる
 諸々には答えとなりうる部分はあった …含めるモノは」

「 恐らく 私は… 君と見えるものが同じだろう
 …濃密な…"死"の、香りに炙り出される殆どが
  血を嗅ぎとり 鋭く 素早い…"獣"、それが一部 」

40:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 02:41

「 そう、今更何かをした所で過去は消えない。犯した罪を無かった事には出来ない、そして罪人に未来は無い。此処で終わりを告げるのみ 」


( 罪人の事を哀れと思ったり馬鹿だと思った事は沢山ある、不思議だと思った事も、弱いと思った事も。しかし彼女、また不思議な罪人。情を沸かせてはいけない。なのに----- )

「 私と罪人とでは見る世界が違う、罪人は世界を広く見て、罪を知り犯した。私は組織の皆んなと一緒に狭いけれど色んな場所を見た。何方が良いかなんてのは価値観の違い、だけど私は此方が良い。罪人にも怖い奴はいる、物騒な奴もいる ....私と同じ様な罪人も過去に何人か居た、罪人レイチェル、貴女もそう。その台詞も良く似てる 」

「 ...駄目、話が逸れてる。 罰を執行しなくちゃ 」

41:レイチェル◆.s:2021/02/23(火) 03:02


   [ガチャン]

( しゃれこうべの一つが地面に転がり …足元で止まる
 風は吹かず …また、動かす術もない ___死の香り )

「 …そうだな、…私は優秀であり有望でもあった
__悪いこと、良いこと 複数の意味を以て…だから
 …"狩人"として全てを暴き 探し求め… "世界"
 へと駆り出された… "獣狩りの狩人"私のもうひとつ 」


「 …いつか 人は変じて"獣"となるのだと知った
  …だが、血溜まりの故郷はそれを迎え入れ
 永遠の…"血と骨"、それらが含める繁栄を極めた 」


( ___おぞましい記憶の羅列 …しかし語らう声の
 …懐かしさ ___血に濡れた記憶の数々 )

「 その中で… 獣を喰らって血を静めた
…忌みたる"異端の人獣" …私の最後に賜った
 血と骨の"証"にして ___"人を喰った"罪 」

( _______今一度 眼を合わせる

互いも 互いの   "野獣"の眼。
赤黒い空気の溢れる吹き溜まり …その 底で )

「 …君が懐かしい ___会ったことがない …
 しかし 嗅ぎ続けたこの匂い… "血肉の証"を
 全身に纏う …故郷の"狩人"が持つ香り 」

42:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 03:16


「 ...罪人レイチェル、とても惜しかった。もう少し出会うのが早ければ私と貴女は友達として、執行人として隣に立っていたかもしれない。 だから、残念に思う、そこまで重くて深くて私と同じ罪、食べて終わらせなければいけない事を。本当に残念に思う。貴女の髑髏は特別に、此の罪人の山の頂上に置こう 」


( 言っている事全て理解出来る、納得出来る、だからこそ辛い。分からない方が幸せだったろうに。同じ狩人、同じ人食い、同じ“獣” 年齢、経験、体格、全てにおいて差はあるものの、何故か肩を並べて話し合う存在しない未来が脳裏に映る。此処で今初めて会った筈なのに、幼馴染や親友と再会したような気がする。...するだけだ )


「 私は執行人、貴女は罪人。でもお互いに獣。血と肉を欲して、骨に貪り付き、死を与えた者同士。 同じ罪を背負う者。.......でも、分かるよね 」

それが私の仕事にして ....罰 そしてそれが貴女の罰。

43:レイチェル◆.s:2021/02/23(火) 03:37


「 ……立場、気の持ち方 …狩人も獣も、在り方は違った
 しかし互いについての理解は深くあるのが常…… あぁ
…やはり酷く、懐かしい… 君も私も同じ …そう、最後は

 ……殆ど こうなると決まってしまっている。
 ______そうだろう? …血と 骨の世界ならば 」

( 右手に …大型の鉈 …染み付いた血の痕 欠けた刃
 "木を前に掴むモノではない凶器"。…しかし その意味は
 ……命への執着ではない 相手を恨むでも決してない )


「 ……聞こう これが…私の意志では最後だ


   こんな姿を 何回見たか覚えているか? 」

( …恐らくは 互いに… "同じモノ"を握り締め
 心を圧し殺しながら挑んだ姿 ……そう、2人には…
 見えずとも … 共ずると分かってしまう )

44:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 11:27


「 .....無謀にも私に挑んで来た罪人は多数居る、勿論全員敗北した。しかし初めてだよ、レイチェル。貴女の様様な姿を見たのは。あぁ、本当に残念だ。納得して貴女も罰を受けてくれないと言うのなら、私は本気で貴女をやるしか無い。こうして何方かが死ぬまで、と言うのは久しぶりだよ。レイチェル 」

( 少女の手には何も持っていない。しかし幻想が向かい合った彼女と同じ得物を構えている様に見えた、血に濡れて、ボロボロで、それでいて懐かしい。
本気を出そう。いつもの被り物、鋼の一斗缶。口元は綺麗に食い荒らされて鋭く尖った牙のお目見え )


「 どんなに足掻いても、苦しんでも、逃げても、罰は与えられる、それが罪人の_______私達の罪だから 」



( 可能ならば殺し合いたくない、しかし駄目なのだろう。これは逃げられない運命、覚悟を決めなければ、待つのは相手を侮辱したと言う結果のみが残る。そんなのは駄目だ...全力で、敬意を払い、彼女を討つ )



「 遺言は、選んだ。レイチェルも選んだね 」

45:レイチェル◆.s:2021/02/23(火) 12:54


「 ……"死"に忌避を唱えた事はない … 罪も 罰も…
 自分がそうだった、相手も… だから、避ける事は
 ……決して、無かった ……そうだね? ……最後に…
 こう …なった時… …あの感覚を覚えているかな? 」

( …共に歩んだ 共に戦った ……されど最後には ……
 ___走馬灯のように 鮮明な幻影 …血飛沫の記憶

 抵抗ではない …しかし 最後に互いを…深く知るために。
 …同じを、歩んだからこそ … 血を 相手の、それを
 浴びる度に ___脳裏へ焼き付く"血肉の旅路"…
 ……知って貰い… 何より 知るために 激しく牙を
 剥き出し続けた ……それだけが 互いの救いだった )

( … ……其処からはもう 互いに慣れたモノだったろう
 私は右手の鉈を握り 左の手に… "銀のナイフ"を備える
 … 生きるも死ぬも 一寸先は誰にも見えることはない
 ……だから どちらでもいいように …私達は"狩り"あう )

( ______理解は最初からしていた ……恐らくは…
   
  私は此処へ導かれたのだろう …罪 それ以外のモノに )


「 ……安心したよ… …それを聞くのは 1人だからね… 」

       "スフクター"

( …静かに 唾の広い黒帽子を被る )

46:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 13:26


「 とても悲しい、とても悔しい、深く深く、凄く大きな罪だよ、これは。私とレイチェル、とても深くて重い罪。だからお互いに忘れないように焼き付けてしまおうか、脳の底に、もう一度。
今まで私が執行人を続けて来たのは、レイチェルが生きていたのは、全てこの時の為だったんだろうね。
そして今思うよ、情の一言では表せないだろう関係。生まれて来る場所が違うだけで、同じ血が流れるであろうレイチェル。今ここで、罰を与えて終わらせる 」


幸運を、死にゆく者に敬礼を。全てに等しい罰を
“ワタシタチ ”
“ 罪人”に。獄で幸を掴み、またこの世で聖人として生き長らえるように祈ります。....この悲劇が、決して二度と訪れない様に。深くて辛い絶望が消え去るように_______


( 瞳を閉じて向き合う、喰らい終わらせよう。私達の罪を、罰を。血も肉も魂も決してもう残さない。骨も燃やしてしまえ、この山に彼女は相応しくない。全てにおいてこれが......赤い糸はほどけない、絡み合った運命 )

( その名で呼ぶのはもう、彼女しか居ない )


 さぁレイチェル、罰の時間だ。悔い無き終わりを、互いにね。


( .......鋭利な牙、少女に似つかわしく無い、剣や槍よりも貫けて、ただ狩る、食う事に特化した得物。両手はガラ空きだが ....まやかしに過ぎない、相手と同じ武器。せめて最期は“楽しもう” その決意が身体を流れる )

47:レイチェル◆.s:2021/02/23(火) 14:09



    「 ………………あぁ 始めよう 」

 懐かしき …… 不浄の地 ___救いの僅かな時間を

    …通じ合うまま 互いに狙いを定める
     振るう言葉は 鈍い得物へ姿を変え
    __決まった結果を 僅かに変え合う

( "獣"と"獣"であり "狩人"と"狩人"であり

   "友"と"友"であり  "罪"と"罪" )


   _____全ての清算は 血によってのみ……


  ( 静かな音を最後… いよいよ以て鈍い鉈は
   嘗ての"凶器"へと変貌する …血肉の気配が
   骨の山を覆っていく… …私達は… そう )


           "呪い"

      ( 音も無く眼前へ跳躍し
       また躊躇いも無く鉈を振り下ろす )

48:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 14:39


「 私達の罰はこうしてしか拭き合えない、嫌だよね、同じ存在だから全てが分かるよね。だからこそ .....レイチェル、とても嬉しいよ、最期がこれになるのなら 」


ガキィッ!!!

  ( 鉈を受け止めるのは鉄の一斗缶、被ったそれはしっかりと急所を守るのに適しており、簡単には打ち破れない )



ギギギギ......


( 力任せに踏ん張り押し続ける、牙を剣の様に振っては首筋から切り裂こうと得物を振る )


.....ガサガサガサガサ


( 骨山から探る、彼女を打ち破れるものを、牙だけでは貫けないだろうし、そして本気でやらなければ、彼女に侮辱になってしまうだろう )

49:レイチェル◆.s:2021/02/23(火) 14:49


[チィンッ][ギィ ギギギギギ]

( 唾是り合いは 空いた手の応酬を以て力任せに続く
…襲い来る牙の得物をナイフで防ぎ、肩目掛け振り下ろす )

( …不安定な骨の山 足場に掛けるは最悪なそれ
 だが 静止でさえあれば姿勢も安定する )

50:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 15:10

ガラガラガラ .... シュピギィンッ!!

( 骨山から取り出したのは本気の牙、赤く血濡れて鎌の様に反りを見せた、ただレイチェルの為に使う。初めて使う付け歯。しかし防御が疎かになり..... )


ザシュッ!!!! ドクッ..ドクッ....

( ナイフにより肩が切り裂かれては赤い滝が滴り落ちる、それでも退く様子など見せずに付け歯とは別の手で奥歯を引き抜き、ナイフを払いながら脚に突き刺そうと振り下ろす。喰人鬼の牙は竜にも匹敵する。そして再生が速く、5秒で乳歯になり15秒で元通り )

( 根比べはまだまだ続く、少女は折れるという事を知らない )

51:レイチェル◆.s:2021/02/23(火) 15:43

  [ズッ] ……………

( 脛を貫く牙の得物 人体を容易に貫通せしめる威力は
 誠、衰えずして 肉を掻き分け 骨を欠かせた。 )

     [ヒュッ]

( やにわに鉄の被り物を蹴り付け 骨山の下へ飛び降りる
 ……距離を取った … 数秒だけでも 代償は高く付いた )

「 ……………… 」

( 短期に… 攻めなくてはならない )

52:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 18:17


ゴォォォォォォンッ

( 鉄の被り物を蹴り付ければ鐘のように響く、重い音色。頭の中まで深く深く、聴こえる痛み。罪人の悲痛な叫び。)

 .............

( 今までの罪人よりも深く身体に残る突き刺した血と肉の感覚。重く残り続ける )


カチャカチャ....チャキンッ

( 装着する赤い血塗れの本気の牙。先程の牙よりも痛みが強く、当たればただでは済まない。芯もしっかりとしていて折れない愛用....いや、一番最初の歯にして、一番初めの罪人を捌いた代物 )

53:レイチェル◆.s:2021/02/23(火) 20:27



   「 ……………………… 」

( …僅かな間 僅かな時間が空く すると …血が …
ほんの少し 浴びただけのモノが… 意志と 悲痛な
想いとなって … 己に押し寄せてくる …… )

____"生きている" …それを踏み締めた

    嘗ての血に濡れた __あの日々が …

( …… 初めてで 懐かしい。 … 分かり合い
 … そして こうするしかない。 … その事実が
 血と共に伝わる意志が …今になって 重く…
    ___数分の以前を 恋しく思わせる )


    ………もう 終わらせよう

( …心が引き裂かれる前に __もう 結末を得るしか ない
 そう 鉈を"両手"で持ち 一瞬の殺傷力を高めるのだ。
 __思い切り …両手 それで用いるモノには… 大概、
 深く 思い切った意味を含める。… …それでも…
 "狩り"に用いるのは ……久し振りだと、そう感じる )


(もし 先があるとしても… …"両手の狩り鉈"は …
    … 彼女で 終わるのだろう… ___それを願い)


 (震える手を圧し殺し__)   鉈を 握り締める

54:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 20:45



( 肩から血は垂れ続ける。普通ならば安静にしていた方が良い、深い傷。でももう、治療意味なんか無い。その傷の時点で罪が決まって、罰が来る )

「 ねぇ、レイチェル 」


( そもそも止血なんてものは出来ない、教わっていない。ただ狩る事を、罰を与える事を、それだけが生き甲斐で、自身の罪を払えると信じていた。
なのにもう、終わらせなければいけない。罪人を捌くのに悲しむのは初めてだ、それ程彼女は________ )



     .....辛くて、ありがとう

( 一斗缶の中で目から垂れる液体など知らない、もう視界は要らない。位置は気配で感じ取れる。これで終わるのだろう )


_______________トンッ

( 軽々とした足音、翔んで大きく、口を開く。血に濡れて、沢山の罰を与えて、命を奪って....どうしようもなく、汚らわしい口を。
赤い牙を立てて...首筋から噛みちぎろうと飛び込む )



......ガパァッ

( 吐き出す 血。関係無しに、彼女に.... 親友に、ライバルに、噛み付く )


      ..ギルティ・バイト..
【 罪 喰 ら い 】

55:レイチェル◆.s:2021/02/23(火) 21:08





      ( …… それでも 冷静に …… )

   ___込み上げるモノは数えることなどできない
       その暇もない …握る両手…


     「 ………… …………君も ………人の子だ 」

手放す

  [グゥッ]( 両手を開き …飛び込んで来る"獣"を… )


    ____肩 … 首 近くを引き裂く牙を受け

         小柄な体を抱き締めた


(_________鉈に染みた 血の痕は色褪せ )


              心の___ 弱きに …

             
"負けた"

56:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 21:45




「 .......私は、私は、喰人鬼だよ、人なんてそんな、愚かで美しくて、高位な“人”にはなれない 」


( ゆっくりと牙を引き抜く、赤さが更に色味を増して、垂れる液体は ....透明と赤色 )


ポタ、ポタ....



( 垂れ続ける、二つの液体、静かに落ち続ける、罰の現れ )



「 でも、そう言ってくれて嬉しい 」


....ごめんなさい、そしてレイチェル、ありがとう



( 執行人失格、これが罰、“獣”の罰。最悪の結末...それが、罰
治す術なんか知らない、人を殺める事しか知らない、だからもう、何も出来ない )

57:レイチェル◆.s:2021/02/23(火) 22:43


( …手を 離し… 片手で抱き上げたまま …起き上がる )

「 …… …だが …… "獣"の… ___人でなしの心には…
 … …染まりきってはいなかった … スフクター…
 … 謝るのは… 私だよ。 …意志を鈍らせ… …… 」

    …君を …引き摺り下ろしてしまった

( …上がらない腕 骨を貫かれた傷痕… 故__
"狩人" を棄て 残る腕で抱き締める… …
…一瞬 それだけかもしれなくても… "人の心"。
___"獣"が持てるモノではないものを… 得たのだ)

「 …けれど …何故だろう… …それが、酷く…誇らしい 」

58:ア・スフクター◆5U:2021/02/23(火) 22:57




「 ....レイチェル、レイチェルの罪は重い、凄く重いよ、こんな所まで降ろして。とても堕落してしまう、此処までの道のりに、感謝を。そして、謝罪を ........此処に罰は、罪人に与えられた 」

( 一斗缶がからんころん、音を立てて転がり落ちる。見られたくないのに顔が見られる。止めたいのに、何でか涙が止まらない。えずきも出て来る。
本当に、本当に、感謝と謝罪しか、降りて来ない。執行者が罪人に与えられるのは“言葉”と“罰”のみ )

「 本当に、史上最低の、罪人だよ、レイチェル......もう、罰は与えられた。平等な罰は与えられた。だから_________生きて?生きて、罪を償う罰を、死ぬまで続けて、ずっと、ずっと 」


( 我を貫き通してしまう、強く抱き締め返す。とても辛い、初めてこの仕事を続けて来て、涙が出た、嫌になった )


.....酷いよ、罪人レイチェル ...本当、酷いよ

59:レイチェル◆.s:2021/02/24(水) 00:07



( 無言の時間が …辺りを包む …肩の傷は …塞がっても…

    …冷たいものが 全て流れ出て行くようで )


   「 …これは大いなる"罪"だ
     君のものとは違う… "無二の大罪" 」

 「 ……その …初めの償いと 罰には… …
   スフクター… …君を連れ出さなくてはならない 」

( … …体を通じて …やっと やっと、わかる… そんな
 ___温かみ…。"獣"を… "狩人"を… 棄ててでしか
 …感じることの出来ないもの … …この風は… …
 君には 似合わなくなってしまった。… 嘗ての…
 … …私と …同じように____ )

    「 … … それだけではないな …私は… …
     それを… 願っている、望んでいる… 」

60:ア・スフクター◆5U:2021/02/24(水) 00:23





「 ......好きにして良いよ、罪人レイチェル。ただし罰を与えるには執行人が居なければ駄目。ずっと隣に、それが私の罰だから
駄目ならば、一週間に一回来て、私と話をする。懺悔でも良いし何でも良い。だからレイチェル 」


________________どうか、死なないで。


( 執行人として言っては駄目な一言。禁句。それを破り、願いを告げる。望みを託す。新しいその未来を掴んで欲しい。もう自由だ、この罪は終わったんだ )

61:レイチェル◆.s:2021/02/24(水) 00:35

    ( …肩の痛みは… もう無くなった
      __冷たさも感じない … )

「 … 行く宛も… まだ、探しはしていなかった身だ…
 だが それで… 君と …君との罪をあがなうのなら
 … 何と、可愛らしい罰だろうね … …血も 骨も…
 この間には存在しない … それが… 君と、私に__ 」

  ( 再び上がる両方の腕 …だからこそ 抱き締め )

「 ___"人"にとって… なんと喜ばしいことか!
 … …… だから、私は… "人"として産まれて…
   良かった。 …そう、いつも思っているよ 」

( … …去る気配も何処か 遠くへ見ゆるような…
 ______大きな運命の …到達する事のない結末。 )

62:ア・スフクター◆5U:2021/02/24(水) 00:44


「 ......初めてだよ、こんな出会いは、こんな罪人 ....いや、“友達”は。組織の誰とも違う。
だからねレイチェル、レイチェルと私は同じ罪。同じ罰を受けなくちゃいけない。
_________これからも宜しくね 」

( 小さく頷く、泣くのはもう止めた。唾を飲んで辛いのも耐えた。獣には出来ない、しない事 )


「 ここまで長かったね、レイチェル 」

63:レイチェル◆.s:2021/02/24(水) 00:54


( … 小さくも 大いなる気質を感じ … 長く 抱いていた
 小柄な体を …離す… ___己から… 狩りの"術"ではない…

 醜く凝り固まった …冷たいものが失われた様に感じた )


「 … … 先ほども言ったけれど… 私は居着く場所を
 探してはいない__ …ゆえに、此処は… 今、唯一
 腰を下ろせる場所とするだろう… …スフクター… 」

( …"人"として ___柔らかく 笑み… 血濡れの失せた
 華奢にすら見える左の手のひらで… 彼女の頬を撫でる )


「 … …少し、休もうか … 君も、私も… 」

64:ア・スフクター◆5U:2021/02/24(水) 01:08



「 .....良いけれど、此処は私が上じゃない、私も立場的には、執行人はまだまだ下位の位。上には上がいる。此処に滞在する事は別に良い。でも....多分、私の罰は終わらないし、他の位の者達も沢山来る 」

( いつの間にか傷跡も綺麗さっぱりと消え去り、残るのは年相応の、瞳に小さな光を灯した少女。見せる....『 笑み 』 嬉しい、楽しいと言った、少女らしい笑み。人らしい笑み )


「 うん、お疲れ様、レイチェル 」


( ピリピリと張り詰めていた気も消える、少し楽になった。気も軽くなった。彼女にとっての救いとなるならば、罪の償いとなるならば、執行人はいくらでも____甘いと思うかもしれないけれど、平気 )



特別な罪人は二人いる、一人は自身の罪を自覚して抗い続ける少年。
もう一人は似ていて、似ていて、似ている。でも違う彼女。


多分私は__________そんな馬鹿な人が大好きだ。どれだけの罪を犯しても、どれだけ自信が駄目と分かっていても、生きる人達が。

65:レイチェル◆.s:2021/02/24(水) 01:27


[カチン]
「 良いさ 気長にしているよ… …僅かな可能性さえあるなら…
 人は楽観を持てるものなのだからね… ついでに、希望と
 自ら変える少しの力を。… 多分、君でも信じられるかな 」

( 鉈を開けた場所の中心へ突き立て …骨の山へ
 ゆっくりと背を預け、傷の手当てに取り掛かる
 …消毒、補修、包帯… 心得がなければ辛いが
 私は人なりの再生と言うものを嗜んでいた… )

   
「 …いい顔だ 似合っているよ 」


_____僅かな光を受けて …突き立てられた鉈は静かに輝く



       血肉のささやきはもう ___聞こえなかった

66:ア・スフクター◆5U:2021/02/24(水) 23:16



「 .....レイチェル、レイチェルも気を付けてね。私が付けたとはいえ、傷、とても痛いだろうし。もう治るとは言っても、心の傷は、罪は消えないから 」


カラン、コロン

( 骨山から落ちる髑髏。心が軽くなると同時に、落ちていく。彼女と話しているだけで、少しずつ、少しずつ、静かにこころが安らぐ。
其れでも矢張りまだまだ、足りない、足りない、色々と )


「 ありがとう、レイチェル。色々と、分かった気がする。人について。人が変われるって。罪も罰も、もう少し軽くしても許される、かな。 」

67:レイチェル◆.s:2021/02/24(水) 23:52


( 脚と 肩に包帯を巻き終わり… 注意深く 後を片付ける )

  「 お気遣いどうも。… こう見えても、私は…
   結構、頑丈だからね… …すぐに回復するよ 」

    [コツンッ]「 うっ 」

( …頭にしゃれこうべが落ち __軽い音が鳴って
 状況を理解しながら 私は自分の頭を撫でる… )

「 … … それは難しい問題だよ …スフクター。
在り方に良し悪しが少なからずあるように、
あの在り方にも、何処かで良いものをもたらす
 事はあっただろう… …しかし、柔軟に考えるのも
 決して悪くはない。… …人、個人では判断しかねるが… ね 」

68:ア・スフクター◆5U:2021/02/25(木) 00:21


「 .....私はまだ、78の中。22にも入れない、弱い者の中。組織の中では中の下ぐらい。ねぇ、レイチェル。気を付けてね?私はまだまだ、下だから 」

( 片付けの手伝い。ずっと此処から離れていない。処刑場もとい、遺骨の墓。だから何処に置いてあったかも覚えてるし、誰の骨だったのかも ...覚えてる )

( 少女が突然言い出すのは自分の立場。組織の中には良くあるのだ。まだまだ下位の存在。上にはいけない____そして強さも )


「 極端な事は罪に入るのかな、あれが正義っていう人もいれば、やり過ぎだって言う人もいる。難しいね、考え方って。でも私はね、あれでも良かったって思ってる、老若男女、全てに平等に与えられるものだったから 」

69:レイチェル◆.s:2021/02/25(木) 20:10


「 …… 心配ない、…とは 言いたい所ではあるが …むぅ
 …それが冗談であることを祈る心もまた… …否定…
 出来ないね。… …君も、素早かったのだがなぁ__ 」

( …耐える精神、俊敏な牙、野獣の気迫… …少女の
 強さたるや 本格的に暴をぶつけ合った事は無くとも
 故郷の者共であっても一筋縄では行かぬ事など
 初めて見た…あの時より推し量れた。…なのに… )

「 …自然の理、説明には時間を要するので言わないが
喰らい、土に還す事そのものは人間が現れる以前の
当然であって正しいことではあるだろう… …だが
 …人とてその内に入るとは言えど… … "人の心"を
 持つ、私達にとっては辛いものでもあっただろう… 」

( 姿勢を崩し …片足を投げ出す、
 心情に富んだ少女を前に…気が緩んだ )

「 …スフクター … 努力が何であれ… 君を間違っていると
 面と向かって言えるものは居ない。…それは確かだ 」

70:ア・スフクター◆5U:2021/02/25(木) 22:22


「 ....私はこの場が一番慣れてる、だから一番早く感じた、それだけの事だよ。とても強い、とても凄い人ばかり、私以上の化け物はまだまだ上にいる。其れと、私はただ種族としてのパワーとスピードを引き出してるだけ、まだ成長は多分、出来ると思うよ 」

( 心を許したのは彼女だけでなく、少女もらしい。骨山の上で楽な体勢を取り、話を続ける。
自身も組織の全員に会った事は無いが、其れでも、狂っている様な強さを持つ者が多い。だから不安。もしかしたらなんて言う、嫌な未来、自身が罰を与えるに等しい、最悪の未来 )


「 ただ、平等という店においては私は正しいと思っている、男も女も、少年少女、老人、病人、化物、誰にでも罰は等しく。その教えられた信念はとても正しい気はする、かな。
....ありがとう、レイチェル。私の道が、今まで歩いていた道が間違ってたなら、新しく道を開いて、走って、取り返す。だから、正しさって言うものを考えてみる 」

71:レイチェル◆.s:2021/02/25(木) 22:59


「 ……イヌと オオカミの差という事か 」

( …少々の羨望を含んだ声… 医と 狩の素養と経験を
 積んだとしても人は人。…獣、怪物のフィジカルに
 勝利することは ……難しい、そう、証明された )

「 … …長い、長い思案となるだろうね… スフクター…
 あぁ、物事というものには… 必ず、側面というものが
 存在する… …それによっての …正しい、正しくないも
 視点によってはまた違う… ……君が、考ずるのは
 そういった物事の中でも、かなり …難しい部類なのだよ 」

72:ア・スフクター◆5U:2021/02/25(木) 23:27


「 ......後はやっぱり、組織の上の人は変な力を持ってる事が厄介だと、思った。私達の身体能力とはまた別の、超能力。摩訶不思議極まりない、未だに謎の多い力 」

( でも多分、技術などを含めたら彼女の方が強いと思える。だって動き的には単純、でも其れが速くて攻撃力も高いから対処がしにくいだけ。慣れたら獣は獣でももう牙も無い。狩人に狩られるだけ。)

「 うん、難しい。だから色んな人と関わって、考えてみる。私の見た事の無い、知らない世界を見て、新しく思考、してみるね。でもレイチェル、一番参考になって、一番考えたのは、レイチェルが初めてだよ?だからレイチェルは特別な人、罪人は罪人でも、特別...だと、思う 」

73:レイチェル◆.s:2021/02/25(木) 23:50


「 …能力? … ふぅむ、…摩訶不思議は色々と見てきたが…
 果たして。…その経験が通じるか否か … それに、…君が
 …思案するような時が… 来た、として … …その あれだ…
 スフクター。…君は … どうするのかね? 」

( … …何度も、その事についての思案に … 或いは
 不安に。… 気にし続ける、少女の様子には…
 何とも、答えにくい物の聞き方をしてしまった。 )

「 …その言葉は… まぁ、嬉しいが 」

74:ア・スフクター◆5U:2021/02/26(金) 00:04


「 ....少なくとも私じゃ手も足も出せない程、謎が多くて変な能力ばっかり。でも多分、レイチェルなら勝てると思う。レイチェル達なら。
.........分からない。考えた事も無かった。決めようとも思ってなかった。組織を裏切るなんて、今の私が裏切った所で、居場所なんて無いし。それに.....その時は私が、死んでるだろうし 」

( 雲一つない晴天を見上げながら呟く。自分の未来なんて、今で精一杯で頭の片隅にも無かった。それにもしこの罰をやめたら存在価値と言うものが消えて、どう生きたら良いかも分からなくなる。でも、少女的には、悔いは全く無い )

「 だって、レイチェルと会えた。クラズマと会えた。特別な、私と言うものを変えてくれる人達に会えた。だから、もう幸せ、だよ 」

75:レイチェル◆.s:2021/02/26(金) 00:34


「 … …なるようになれ、とは言うが… 限度もある。
… 折角、出来た数少ない友達なのだ…決して、必ず…
… 君をやらせはせんよ。… そう、必ず… 」

( … 少女は まだ… …"外"を知らない。
 …殆どが"闇"だとしても それ以外の…
 "楽しさ"を少しも、味わっていない。
 … … … させるものか …連れ出すのだ。と
 空を見上げる少女から目を逸らし …突き立てられた…
 陽光に輝く鉈を眺める。… 血濡れの乾いた鉈を )

「 …… 」

76:ア・スフクター◆5U:2021/02/26(金) 01:00


「 ....所で、私のこんな何も無い場所に、ずっと居て平気なのかな。レイチェル、暇人か無職じゃないと、何で此処まで滞在しているのか不思議だと思う、よ。そもそも...此処で生活、難しいと思う 」

( 彼女の決意に気付く様子全く無く、今更ながら小首傾げながらどうするのか、と言うのが気になり。此処は骨と微かに残った肉ぐらいで其れ以外は何も無い、骨山の中に少女の仕舞った赤い牙が隠されてるだけ。
ただの断罪の跡、それしか無い )

「 あ、私の食事に関しては心配しないでね。喰人鬼だから、罰を与える事は私の食事にもなるから。基本的に最低でも1人は此処に投降されるし 」

77:レイチェル◆.s:2021/02/26(金) 21:39


( …"夕焼け"… その、美しさを見上げながら…
 鴉の鳴き声に 腰を上げ、突き立てた鉈を眺める )

「 …… そうだね、スフクター… …私も 少しはやるべき
事も… ある。… …ただ …鉈は、置いてて…良いかな? 」

( …脚も、肩も今や問題なく動かせる )

78:ア・スフクター◆5U:2021/02/26(金) 23:28


( 完璧に治り始めた傷を見て安心、と言っても罰を与えた事実が消える事は無い。...少し心残りはあるが、それでも心の穴は塞がれていく )

「 勿論、此処にレイチェルがいた証としてこの鉈は置いておこう。でも、無茶だけはしないでね。誰にでもそうだけれど、死んで悲しむ人がいる。私は、貴女を待っている 」

( 何故か残る寂しさを我慢して、また罪と罰を与える生活に戻る )

79:レイチェル◆.s:2021/02/27(土) 19:35


「 …言いたい事、全てを言わずとも… ふふ。
 万感に至る思いだよ… …やはり、私達は…
 …いや、長引く話は最後にするべきではないな 」

( …出入り口、なのであろう… 開けた場所から
 空が遠く… しかし、よく見える道へ… … )

「 …きっと、戻って来よう。… 君の言葉を、
 確かに覚えたよ… …それでは、ね …スフクター。 」

80:ア・スフクター◆5U:2021/02/27(土) 21:40

「 ご達者でね、レイチェル。無事で帰る罪人なんか初めてだから他にはどんな言葉を掛ければ良いのか分からないけれど、ちゃんと、また帰って来てね 」

( 左右に隻手をひらひら、長い話の次は、罪の告白は、また次に持ち越しだ )

「 さようなら、またいつかね、レイチェル。大丈夫、必ずまた会えるからね 」

81:ア・スフクター◆5U:2021/02/28(日) 21:50

「 今日の罰、終了 .....暇だな、なんだか、寂しいな 」

82:アルスター◆.s:2021/03/01(月) 16:41




_______月光を背 生々しい風を受け

( 再び … 迷い混む者、小さな背丈の… )

__"探求"を胸に歩むもの。


「(…ぅーん、おっかしいなぁ?…地図に…載って、ない…?)」

___今日はその限りではないらしい。

( 入り口の広場、…其処に至り 小娘は首をかしげる )

83:ア・スフクター◆5U:2021/03/01(月) 23:52



からん ころん

( 少し不気味に、小娘の目の前に落ちる、髑髏。その髑髏は警告の様にも見える。此処から先、進むべきでは無い、と。)


( 無謀な冒険はお勧めしない、何故なら此れより先に待つのは断罪という名の死のみ。
.......つい“最近”までは、死のみが罰として与えられていた。しかし、執行人は.... )


( ....そもそも、そこに辿り着く迄が面倒なのだが、他の組織のメンバーや下級員もいるし )

84:アルスター◆.s:2021/03/02(火) 00:14


( …物事の受けとり方、…意志疎通に於いて最も厄介な部分
例え、落ちる髑髏の意味が"警告の喚起"だとしても
…愚かで しかし聡明な人間には… 疎いものなのだ )

       [カコン…]

「(遺骨…? …墓所、にしては… 血肉の臭いが濃い…)」

( 足元へ転がるしゃれこうべに怯むこともなく。
上等な大きい鞄を揺らし、血肉の臭いが先を眺める…)


_______人の… 神の 秘める 『何か』

  神秘と呼ばれるモノ ___それらは血肉と
  遺骨にまみれた墓所へと身を隠す事を好む

________…

「("偉大な死 ミーダ"、あなたの深みは
…果たして、ここにもあるのかな…)」

( …胸に秘める探求の心と警戒
 しかし…求める眼は血肉の門を越えた )

85:ア・スフクター◆5U:2021/03/02(火) 00:36



( 入って来た、分かりやすい気配と雰囲気。でも何だろう。この似たような気配と雰囲気。しかし、来るのならば容赦はしない、ただ罰を与えるのみ。処刑を実行するのみ )

「 また一人、咎人が、罪人が来た。誰であろうと、罰は平等...に。いや、罪人によっては執行猶予を...。違う、それじゃあ不公平だ。執行人は誰にでも等しく罪の大きさに関わらず罰を与えるのが仕事、なのに 」


( 何故だろう、やめたいと思い始めている。これをするのが私の罰なのに、逃げたいと感じている。食糧はどうすれば良いの。分からない、分からない。迷いが出来ている )



___________来ないで、近寄らないで


   ( 今の執行人には考える事で、精一杯 )

86:アルスター◆.s:2021/03/02(火) 00:48




_________悩める声 …血肉より響く怨嗟の声

   (執行の声を掻き消すように …響き始める)


「(…ここは…違う、…何かが…ある。…けど… … …
死よ"偉大な死 ミーダ"。…あなたとは違う…)」


____視線は… _________怨嗟の声が 覆う一つの遺骸へ


( …怨嗟 血肉より叫ばれる有象無象の声の群れは…
その場所から溢れるように 墓所へ拡がるように見える )

「(……………"殉教者"……"偉大な死 ミーダ"…あなたではない
けれど…… …司るは……… "遺"……遺すもの……残すもの。 )」

87:ア・スフクター◆5U:2021/03/02(火) 23:20



______かり かりり



( 軽く掻きむしる、頬、胸、足。分からない、どうすれば良いのか、分からない。どんどん沼に嵌り、今まで捌いて来た罪人達が手招き、足を引っ張って来ているように感じる。少女の精神はもう、限界を迎えていた )





「 会いたいよ、レイチェル 」


( この寂しさが紛らわせるのなら、消えるのなら、もう一度、彼女に逢いたい。我儘で傲慢なのは分かっている。其れでも-------- )


( 押し潰される、今までの罪に、怨みに、全てに。とても重くて痛い、辛い )

88:アルスター◆.s:2021/03/03(水) 00:49




「(……………"死の徒"…"マコ=ジャ"…
それは、ダメ。…これは……違う)」

_____…怨嗟は濁流へと 濁流は禍へと

( … 受け付けない 怨嗟を解き放つ"遺骸"…
歩み 寄り、… …在り方を よくないものを… )



       変える ために


______糾弾を放ち続ける遺骸を眼下


「("死の徒"…"マコ=ジャ"… …あなたは……もう 見ていない…
………"偉大な死 ミーダ"……此処に 為すべき事を為す……)」



          [ィィィィ]

______柄を両手に 眼下の遺骸へ向け… 淡く 剛い …光

( ……英雄がそうして 歴史に残ったように… …淡い光の剣。
遺骸へ光刃を下に 柄を両手に持ち …"神秘"を 其処に顕す )


   ____…淡い光 …溶けるように 怨嗟は弱まる

89:ア・スフクター◆5U:2021/03/03(水) 01:34




「 レイ、チェル .....レイチェル、寂しいよ、会いたい、よぉ 」


( 縋り付く闇が消えれば消える程、少女の想いはより強く、それでいて鮮明にはっきりと。
残る怨みが、消えて溶けて、身体が、心が、軽くなる ...其れでも、その渇きは潤せない )



( 何故だろう、ここまで深く深く、考えるのは。彼女と話してから、罪を与えてから、心のモヤが晴れないでいる
.....そこにいる、罪人の少女。罰を与えなければと、思うも、身体が動かない )



( 当然それを組織の者達は良く思わない )

“ 執行人、しっかりと罰を遂行しなさい。それが貴女の罪でしょう?無理ならば貴女には“地獄”を味わって貰いますから、ね”


     空から見下ろす、黒ローブ。
深く被られ目元は隠れていて見えない。
その圧は強い。声も低い。
入って来た少女にもチラリと視線を送るも、直ぐにまた悶え苦しむ哀れな“罪人”を見下ろす


“ スペリオール ”
【 組織の上の者 】執行人の言う “22” 執行人は58の中。合わせて78。 ....トップは2。


“ これが貴女の罪なのです、自覚しているのならばその罪を清めなさい、払いなさい。 私が其れを審査しました ”


( 更に執行人を追い詰める。その言葉は呪いになり、重く重く、心を更に深く閉ざさせる
決して彼女に余計な、無駄な心を持たさせない様に )

90:アルスター◆.s:2021/03/03(水) 01:59


「 ん。」

( …声に 僅かな反応 …遺骸へ視線を戻す
…… ……崩れ ___…今にも破裂せんとする 濁流 )



__________… 伏せ


      コォォォン________

…鐘の音… ___透き通った音色が空へと響き渡る

 光に打たれた遺骸の欠片は …その怨嗟を 手離す



     [ピィィィンッ]
( 突如、出し抜けに光刃の衝撃波は黒衣を掠めるように飛ぶ )


「 … ……だれか、呼びました? 」

91:ア・スフクター◆5U:2021/03/04(木) 21:13



「 レイ、チェル。 ...辛い、よぉ 」


 _________________どてっ


( 最後の最後まで泣き言を、自身の想いを、呪いを吐きながら、ただ鐘の音が鳴れば、一瞬で意識が落ちる。
別に悪い事じゃない、何故なら安心感に身を包まれたまま寝る事になったから。瞼の裏に二人の罪人を思い浮かべて、骨山から転がり落ちる )



___________.....ジュウゥゥゥ



( 掠めた、と言ってもその熱さから少し焦げて、煙も出る。其れを当然良く思わない、22の強者の一人 )


“ 何故貴女は邪魔をする?何故貴女は執行者の邪魔をする?これは丁度良いものでしょう?其れを認めているからこそ、罪と罰が程良く味合う事が出来て、とても清々しく平穏な日常を、生活を送る事が出来るのです。『 度を越さない 』 それが全て綺麗で、調整されているのです。執行者の罰は調整してからですから....困ったものですが、ね ”


( 丁寧な口調が何処か不気味に響き、支離滅裂な発言を繰り返す。管理と言う物はそんなもの。適当で、雑。面倒そうに溜め息を吐き、執行者とそう変わらないであろう見た目の少女を見下ろす )


“ 今引き返せば、先程の無礼を許しましょう ”

92:アルスター◆.s:2021/03/05(金) 18:58


(___衝撃を放ち 光を僅かに弱めた剣(あっ 落ちた…)…を
肩に乗せ、小娘は人間的に… 視線を、空へ飛ぶ者に向ける)


「 えぇと。…その、人__ 多分、ねえ様の、処置を受けた…方?
…ですから、ねえ様に出来ない事を あたしがやるんです。」


     …そう 小娘は…"この事"の多くを知らない

( …地の考察 別の地より持ち込む"神秘"と "知識"。…
だが 初めて訪れる場所には… … 殆ど、学はないのだ )


「 な の で 、此処は退けません! 」


_______朧気な …"意思" を除いて。

93:◆5U:2021/03/06(土) 01:02


“ ___________ふぅぅうううう ”

( 大きく吐く息、とても嫌そうに見下ろす。面倒極まりない、それもこれも、全てはあの2人のせい。そのせいで歯車が狂ったと、黒衣の者は思う )


“ 私が直々にお相手、してもよいのですが面倒ですし私は忙しいのです。無知と言うものは本当に残酷で、それでいて残念極まり有りません。それが貴女の罰、と言う事にしましょうか ”


( 片手を空に上げれば、小娘に向かい急降下してくる大きな影 )


“ 頼みましたよ、貴女の働きによっては昇格も考えますからね。そこの執行人...いえ、“四之聖杯 ”。執行人についての処罰は後程考えましょう。ですから、此処は貴女の働きに掛かっています。ねぇ?“三之剣 ” ”


( 飛び降りて来たその女性、薄い赤のぼさぼさ短髪。金色の瞳をぎらり、輝かせて獲物を捉えた。腕は鳥の羽となっている。下半身も鳥に近く足には鋭い鉤爪。半人半鳥の怪物(ハーピー) )



「 たまには本名で呼んでくれても良いと思うんスけど〜〜...そこんところどうスか? “ 節制 ” さん。ま、言われたからにはがんばるっスけどね、悪いっスねお嬢ちゃん 」

     骨も残らないと思って下さいっス、加減下手なので!


( 既に黒衣の姿は無い )

94:アルスター◆.s:2021/03/07(日) 20:25


「(…言うだけ言って去っちゃいましたか。…しかしッ
あえて今、お言葉を否定させて頂きます!)」

   ("無知とは、それだけで罪とはなりません!")

__不穏が空気を満たしていく… 僅かな間、小娘は眼を閉じる


「(触れぬモノへの知見は無くて当然、共有が生き物の
特徴であれど、"初めて"への知見とは… 直接、誰かが
見て、触れなくては始まらないのです!…其処に…)」

  ("始めから定められたモノなどが入り込む余地は無い!")

「("未知"が!!触れれば害と為す"暗黒"であるからこそ!
人はそれに触れ!"知り"!越えていかねばならないのです!

……そして この恐ろしき未知の暗闇に___
  後へ続く道を切り開く者は!)」

       (確たる覚悟を持つものだけですッ!)

________未知、その停滞… それは何よりも恐ろしい
      "毒"が "知れば"治すことも出来る様に…
       可能を恐怖で潰すのは "人の死"も同意。


      故に 小娘は"挑戦"の目付きを以て笑う!


「 …争い事は苦手です…が! 壁を越えるは人の証!
あなたが強く、恐ろしくあろうとも…勝って見せます!
       
         人ゆえに! 」

95:◆v5U:2021/03/09(火) 23:49



「 好戦的 ....若いって良いッスね〜〜〜!!だから人って嫌いになれないんスよね、馬鹿ッスけれど挑戦してくる、無謀だけれど頑張ろうとする 素敵ッスねぇ 」

バサッ バサッ バサッ


( 空中で両翼を動かして留まり続ける半人半鳥、少女の宝石の様に光る瞳や、その目付きに何か惹かれる物があったのか ...大きな口から喰人鬼には劣る物のしっかりとした“狩る側の牙”。ソレを少し見せながら舌舐めずりし無謀な勝負に挑む少女を認めた )


「 お嬢さん、名前はなんて言うんスか?最期に聞いてあげるッスよ 骨は残さないッスけど ...その名前、空の墓に刻んでやるッス!
....あ、でも自己紹介はまず自分からッスね、“アンゲスト・エウロス・ロイ” 長いッスけれど覚える必要は無いッスよ? .....恐らくお嬢さんはもう終わりなので 」

96:アルスター◆.s:2021/03/14(日) 00:54


(名乗られた"空気を冠する名"の羅列
…刻み込め、せいぜいを越えて闘うために)


「 お名乗りに応じ、あたしもお名乗りいたします! 」

        我が名っ!


(____此処で …小娘は一瞬、口上に悩んだ)


「 ………… 探求の徒!"神秘のレイチェル・アルスター!" 」

( 淡い光りの剣を振り上げ 高らかに名乗りを挙げ )

「 ………ですっ 」

97:アンゲスト・エウロス・ロイ◆5U:2021/03/14(日) 01:58


( 思わず溢れる笑み )

「 見た目らしく子供らしく、ッスね!名乗り感謝するッスよ、アルスターちゃん!あ、先に言うと自分は初級〜中級レベルの風魔法を使えるッス!!.....まぁ“姉貴達”には全然及ばないッスけれどね、だから何方かと言うなら自分は肉弾戦に優れてるッス! 」

       ヒュゥゥゥゥゥゥゥ

( 剣には劣るものの其れでも優れた鉤爪と牙、軽く髪が揺れる程度の風が吹きながら、正直に情報を告げた。これで全然卑怯ではない、だろう )


「 さぁて、遺言は決めたッスか?本当ならばゆっくりお茶会でもしたい所ッスけれど、命令は命令、なんで 悪いッスね、これも生きる為ッスから 」

チャキッ シャキィンッ!


鉤爪に装着される鉄の防護武装


   茜色の空に赤髪揺らす半人半鳥の影 憐れみの眼で少女を見詰める



    ( まだ話は通じる方かもしれない )
( 戦うかどうかは貴女の自由 )

98:アルスター◆.s:2021/03/16(火) 02:44


( 風を纏い… 空を舞う 人を喰らうと
高らかに叫び われを見下ろす骨墓場 )

「 残念ながら! あたしは此処で終わる訳には
ぜぇっっっったいにぃっ! 出来ませんっ!! 」

_____されど怯まぬ小娘の瞳


    さぁ___今こそ!

「 宣告いたしましょうわが"奇跡"を!
墓場に舞うは死肉いざなう空気の影!
__何処へと消えし人の幸楽を掴めぬ方へ! 」


( 遂に小娘は淡き光の剣を両手で持ち 構える! )

「 あなたの"縁"を!眼の光を曇らせる"運命"を!
…今より 【レイチェル・アルスター】の名のもと! 」

      幸福!得て頂くためにっ!

「 われ 淡き"月光"を手に!___断ち切りましょう!
       さぁ いざっ! 」


      断りの時にございますっ!

( 骨山を軽々と登り 空気を纏う者へと接近! )

99:アンゲスト・エウロス・ロイ◆5U 豊饒の東風鳥人:2021/03/17(水) 00:44


「 ....かっこいいッスねぇ....でも、そんな台詞は誰でも言えるッス、重要なのは其れを成し遂げれるか、ッスよ?分かってるッスよね?それに 」

( 小娘とは思えない気迫、ごくりと飲み込む生唾。確かに執行人がああも毒されたのも納得出来る、要注意人物 )

「 アルスターちゃん達の求める“幸福”と自分の求める“幸福”は多少違うッスね!! ...多分ッスけれど!
でも自分はッ!今幸せッス!!!立場的にはまだまだ下ッスけれど、でも!!それでも!邪魔をするんなら.....喰うか喰われるか、ッス-----------よっ!!!! 」


バサッ ______ヒュゥウウウ


( 接近してくる小娘に対して向かい風を送りながら、両翼を動かして、逃げるように後退り。何処かその瞳に“太陽”“月”矛盾した二つの輝きと重さを感じて、思わず垂れる冷や汗。早急にけりをつけなければその光に呑まれる______其れが、良い事か?
_____違う。今の幸せ、其れを壊す者は、敵なのだ )


ガキィンッ! _____ゴォォォッ!!


( そして相手の向かい風は、此方の追い風。鉤爪を立てながら、丁度腹部ど真ん中に突き立てる様に、勢いに乗せて加速した蹴りを入れようと突っ込んだ )

100:アルスター◆.s:2021/03/19(金) 19:46


( 逆風にかち合い 小娘は空に姿勢を崩す! )

「 わっ わッ…  たァッ!![ヂィンッ!]」 

( 咄嗟、一瞬の攻防! 迫って来た鍵爪の前に
小娘は剣を構えて盾とし 防ぐもっ… 此処は空! )

_____今は無防備っ……❗

( 早速喋る余裕も無いのか
小娘はただ剣へと力を込め続ける! )


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