「まもなく、■番線に列車が参ります。あぶないですので黄色い線の内側に下がってお待ちください」
列車の到着を告げるアナウンスが鳴り響く、程なくしてまるで夜空のような濃紺の列車が真夜中のプラットホームに滑り込む。
その列車の名はセイファートエクスプレス。数多の世界の狭間を運行する寝台列車だ。
貴方はチケットを手にその列車に乗り込んだ。
>>2 車両案内
>>3 車掌
ああ、そうか。
……ただの好奇心だよ。
(返されたチケットを再び懐に戻す。同時に、入れ違いで煙草を一本口元へ。)
ここは禁煙かい? 生憎、吸わなきゃやってらんないものでね。
「……」
(列車に揺られる座席に足を組みながら座るその人。ひたすら手帳に何かを書き記す。時折辺りを見渡し、景色を覗き、筆を走らせる。それの繰り返しである。
斜向いの席では、紺の服を着た者、小さな体の少女がなにかしらやり取りをしている。)
「……」
(そして耳に手を当て、それを話す。)
「Code:Stroll ネーム アドニスより ブロックイレギュラー
辺りの景色は夜の世界。
大地を走り抜ける機関装置に潜入した。恐らく「列車」と呼ばれる乗り物であるだろう。一頻り内部を見たが、「寝台列車」であると推察できる。
現在その内部で確認できた生命体は2体。男性と思われる人物、女性と思われる人物、それぞれ一人ずつ。
だが本当にそうであるかの断定ができない為、チャンスを見計らって接触しようと思う。
探索はこれから始める計画である。
ブロックエンド__ 」
(そう言い終わり、手帳を閉じた。)
名前:アドニス
性別:不定
年齢:不定
身長:170cm
Code:Stroll
この世界に降り立ったばかりの謎の生命体。人型ではある。
核となる本体は別にあり、アドニスはその分身に過ぎない。
新たなる世界を作るために、その探索に赴いてきたようである。人間としての感情はそれなりにあるようだ。
黒いローブを身にまとい、顔もそれで隠している。
手帳には、自分が何を見たのか、何をしたのか、何を受けたのかを細かく書いているが、細かすぎてたまに何を書いたのかが読めないときがあるらしい。
(こんな感じでよろしいでしょうか……?
参加いたします……!)
>>9
この車両は禁煙ですが喫煙スペースでしたらあちらに。
(喫煙スペースの方向を指し示し「揺れますので移動の際は足元にお気をつけください」と付け加え)
>>10
(ご乗車ありがとうございます。はい、設定はそれで大丈夫です、主のも未完成のようなものですし)
>>11
(ありがとうございます!)
……そうさせてもらおう
(くわえた煙草を指の間に挟んだ。一言告げたあとに、席を立つ。あの人が好きだった煙草だ。噎せないように傍で肺を満たした香り。けれども、今はなくただ追い求めているだけの香り。)
(ふと、斜め向かいにローブの人影が見えた。)
……俺の他に客が?
(少女は眉間にシワを寄せる。その双眸、否、左目は謎の人物を見つめ。)
>>10
(よろです!最高ですね!)
>>13
「……」
(こちらを見つめてくるのは、片方の少女。丁度接触を試みていたところ、非常にタイミングが良い)
「それ、タバコというんですか」
少女が咥えるそれを指さしながら、その少女に僅かに近づく。
(ありがとうございます〜😊)
>>14
そうだ、有害なものだよ。胸ん中が真っ黒になって早死するのさ。
……
(言い終えて目を逸らす。この体が自分のものではないことすら忘れていたようだ。…僅かに接近した相手を見つめ、煙草を手挟む腕を下ろす。)
…あんたはなぜここに?
>>15
(目を逸らすその少女の顔を、訝しみながら少し覗き込む仕草をする。
何故目を逸らすのか?何故有害なものを吸うのか?
……言うべきでないのを察し、口を噤む。
そして相手の開いた口から出てきた疑問を飲み、ゆっくりと口を開く)
「探索ですね。この世界には何があるのか?何を参考にできるのか?
データを収集して、活用していくのです。
この列車というのも、初めて乗りました。」
(一頻り言い終え、窓を通して外を眺める。)
>>16
…ふむ
(相手の視線に沿って外に目をやる。走行する列車の横で揺れる星草が、まるで青い海のように彼方まで広がっている。奥には大樹が2本、その上には丸い満月。【運命】は間違ってはいないのだ。)
(ギシ、木板の床が軋んだ音を立てた。謎の人物が腰掛ける座席の向かい側に座ると、静かに尋ねる。)
詮索、か。それならアンタは知ってるかい?
『入れ替わり』ってやつだ。
>>17
「『入れ替わり』……ですか……?」
向かいに座った少女の問いに、首を傾げた。
「さて、なんのことやら。皆目検討もつきませんね」
この世界に来て間もないものである、何も知らないに等しいそのものが誰かの尋ねごとに答えられるわけもない。
「何かの情報提供なら、今の私には難しいものです。
何か分かったところで貴方に教える……という形でもよろしいでしょうか?」
窓の外に目を向けたまま、こう口にする。
ありがたい。…いつか解き明かせるといいんだがな。
……俺に起きた現象は、流れ星の運命が関わっている。
(眉間に皺を寄せるのは癖らしい。困った時に目を逸らすのも。どうしようもない焦燥の中で闇雲に答えを探している、そんな雰囲気を少女──否、男は纏っていた。)
ある日の晩、空を見つめていると流れ星が一筋駆けていった。それから急に目の前が明るくなったと思えば、この体になっていたのさ。…冗談じゃねえよな。まあ、にわかには信じがたい話だろうが。