【東方】「幻想郷の日常」

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1:◆3.:2020/11/27(金) 16:19

幻想郷の日常メインの場所です。
オリキャラはモブだけで、基本は原作キャラだけでお願いします。
それさえ守れれば、多少のキャラ崩壊や、キャラの経歴等で原作に無い事をしてもOKです!

138:針妙丸◆gI:2021/02/13(土) 06:20

・・・・・結構、難しいわね・・・・・

(正邪とは違い、サバイバル術の心得がない針妙丸は、火起こしにかなり苦戦する・・・・・

しかも、体の大きさも含めて、小人族からすれば大変な作業の一つでもあるだろう・・・・・

が、それでも一生懸命続け)

139:反逆者◆5w:2021/02/13(土) 13:12

正邪
「火起こしには少しコツがありまして、例えばこの辺りに削るように力をかけて……」

針妙丸が火起こしをし始めるのを見て、正邪は小さい針妙丸をフォローするように火起こしのコツや、こうすると効率良く火を起こせると言うように、正邪自身の経験や知識を元にやり方を教え始める。

140:針妙丸◆gI:2021/02/14(日) 07:23

へえぇ〜・・・・・ただ力を込めればいいってわけじゃあないのね・・・・・

(正邪は今までの境遇が悲惨だった反面、こういったサバイバル術に繋がったのに対し、針妙丸は正に箱入り娘ともいうような感じで幻想郷のような外の世界を知らずに生きてきた・・・・・

針妙丸はまじまじと正邪の火起こしを見ながら、ただ力を込めればいいというわけではないということも学ぶ・・・・・)

141:反逆者◆5w:2021/02/14(日) 16:47

正邪
「まあ、これは慣れないと難しいと思いますね。」

火起こしが出来た事で燃え始める木を、傍で積み上げていた枝の山に乗せてその火が枝の山全体に広がっていくのを確認しつつ、これは慣れないと難しい事だと応える。

外の世界を知らず、鬼の世界に封じられ、鬼の世界の中でも輝針城に閉じ籠っていた針妙丸に正邪は何処までも続く美しい外の世界を見せ、教えた。だが、正邪にとってこの世界は破壊の対象であり、美しいとも、良い世界であるとさえ思ってはいない……

142:針妙丸◆gI:2021/02/15(月) 19:30

あなたは慣れているのね、凄いと思うわ・・・・・

(自分は外の世界も、そのほかの色々なことも知らなすぎるのとは対照的に、正邪はやはり色々なことを知っているからなのか、正邪の計画を止めるためとかではなく、普通に感心する・・・・・

このまま考えを改めてくれれば尚感心するのだが・・・・・)

143:反逆者◆5w:2021/02/17(水) 21:48

正邪
「独りで生きていくためにはなんでも出来るようにならないといけませんでしたからね……」

城にいるだけで、かつての小人一族の長が作り出した九十九神のような従者達が殆どの雑用や支度をしていたため、このように火起こしなどをしなくとも済んでいたと思われる事から、正邪は対照的な生活をしていた事がより明白になっていく……

144:針妙丸◆gI:2021/02/18(木) 06:05

・・・・・独り・・・・・

(ずっと外の世界を知らないまま生きていくのも酷ではあるが、ずっと虐げられ続け、理解してくれる相手もいなく、孤独の中嘘と共に生きていくことはもっと辛いだろう・・・・・

針妙丸は、正邪の強者に対する憎悪が、段々と理解出来てくる・・・・・)

145:嘘か真か◆5w:2021/02/18(木) 12:31

正邪
「さあ、出来ましたよ。熱い内にどうぞ。」

正邪は嘘なのか本心からなのかがわからない笑みを浮かべながら、焚き火によって焼いたばかりの肉を同じく盗んできた木の器に入れて差し出し、熱い内に食べて欲しいと勧める。

146:針妙丸◆gI:2021/02/19(金) 13:31

ありがとう、いただくわ・・・・・

(嘘なのか、それとも本心なのか、判別できない正邪の笑みを見れば、複雑な気持ちになりながら器を受け取り、食べ始める・・・・・

ふーふーと息を吹きかけて少し冷まして口に入れる、すごく美味しい・・・・・

だが、正邪の場合はこんなにも美味しいものも、復讐心を胸に秘めていては純粋に楽しめないだろう・・・・・

そう思うと、自分はどうするべきなのか、今一度悩み始める・・・・・)

147:博麗神社◆5w:2021/02/25(木) 18:23

【博麗神社 境内】


霊夢
「この季節は掃いても掃いても落ち葉が積み重なるわ……いっその事天狗の誰かに頼んで境内から吹き飛ばしてもらおうかな。」

正邪と針妙丸が人里から少し離れた森の中に潜んでいる中、霊夢は風に吹かれて境内に散乱している落ち葉を面倒そうに手にした箒で境内の外へと掃き捨てながら、風を操る事が出来る文がいれば境内中の落ち葉を吹き飛ばして直ぐに片付くのにと愚痴を溢している。

148:射命丸文◆gI:2021/02/26(金) 04:08

【文ちゃんやります!】

ほうほう、なるほどなるほど・・・・・それじゃあお望み通り吹き飛ばしてあげましょうか?

(偶然通りかかった時に霊夢の呟きが聞こえていて声をかけたのか、それともスクープを狙っていた時に霊夢が自分の名前を出したからタイミングよく登場したのか・・・・・

文はニコニコしながら登場する)

149:博麗神社◆5w:2021/02/26(金) 12:31

霊夢
「噂をすればなんとやら……ってやつ?
それなら助かるわ。掃いても掃いてもキリがなかったから。」

箒を掃いていた手を止めて文を見ると、丁度天狗の話をしていた事からタイミング良く姿を見せた相手に対して境内の葉っぱを吹き飛ばして欲しいと言うことを口にする。

150:射命丸文◆gI:2021/02/26(金) 12:48

たーだーし!条件があります!

(文は人差し指を立てて頬に当てながら条件があると言う・・・・・

文のことだから、何かしらスクープを得る為の聞きこみ調査の協力を求めることか、それとも博麗の巫女に手伝ってもらって何かしらのスクープを作る・・・・・言わば「捏造」か・・・・・)

151:博麗神社◆5w:2021/02/26(金) 17:37

霊夢
「はぁ……アンタならそう言うと思ったわ。
小鈴ちゃんから借りた本がまた残っているからあんまり面倒な事は嫌よ?」

あの文の事だから何かしらの条件を出してくるだろうと予想は出来ていたため、嫌な予想通りに条件を提示して来ると、ため息を一つにつく。

自分は風を操ったり、落ち葉を簡単に片付けられるような術や技は無い。単純に吹き飛ばすだけならやり方は幾らでもあるが、それは神社や境内そのものにもかなりのダメージを付けてしまうため、そうなれば紫や賢者連中、幻想郷の色んな奴らからの折檻は免れない。

しかし、落ち葉の掃除もかなりの手間がかかるため、文に助力してもらえるのならばかなり助かる。そのためなら多少の労働は仕方がない。面倒な範囲でなければ、条件を呑むと応える。

152:射命丸文◆gI:2021/02/27(土) 03:37

大丈夫ですよ!ちょっと協力してもらいたいだけです!

(そう言うと「実はさっき、人里上空を飛んでいたら、何やら店から色々と盗んでいる輩がいましてね・・・・・しかもこの辺りじゃ見たことない顔だったんですよ、そこで!霊夢さんがその盗っ人達を懲らしめてそこを私が大スクープとして取り上げる!これで完璧です!」と、ほぼほぼ霊夢が苦労しそうな条件で)

153:博麗神社◆5w:2021/02/27(土) 17:31

霊夢
「へぇ、アンタの事だからてっきり何か捏造記事を作るための協力をさせられるのだと思っていたのだけど、案外まともな内容じゃないの?それなら私に任せなさい。」

てっきり紫や結界に関する噂のようなものを流そうとしたり、幻想郷内で新しい妖怪が現れたとか、珍しい外来人が訪れたなどのゴシップの裏取りやその辺りに関する情報提供を求めてきたのかと思いきや、ただの噂話のネタではなく、里に現れた盗人を捕まえると言った良識的なものである事に驚く。

ともあれ、里で実際に被害が出ているのであれば此方としても動かない理由はない。その盗人が外来人か妖怪であればなおのこと。
文の依頼を快諾すると、箒を肩にかけて左手を口許に当てて少し欠伸をする。

154:射命丸文◆gI:2021/02/27(土) 19:39

私だってスクープの種を見つければそっちを最優先しますよ、ってか、それじゃあまるで私が嘘ばかりの記事書いてるみたいな言い方じゃないですか?

(普段、特に大きなスクープに巡り会えることもなければ、小さくも目が止まるようなスクープに巡り会えることもなく、多少の間違った情報は気にしないものの、それが捏造記事になっていても自覚がないらしい・・・・・

文からしたらせっかくのスクープということもあり、尚のこと今までの捏造記事などについてはそっちのけである)

155:博麗神社◆5w:2021/02/27(土) 23:02

霊夢
「ま、何はともあれとっちめるためにも犯人の居所に見当は付いているの?」

文に背を向けて箒を肩にかけたまま本堂の方に向かって歩き出し、犯人の居所に見当はついているのかと聞いてみる。見当がついていたり、逃げた先や、潜んでいそうな場所が掴めているのならば良し、そうでなくても聞き込みや文が集めた情報を元に居場所を推測すれば良いと考えている。

156:射命丸文◆gI:2021/02/28(日) 12:57

それならご安心を!当人達は気づいていませんでしたが、森の中で盗んだ食料を食べているところを写真に収めました!恐らくそこを拠点にしているものかと!

(そう言うと、結構高い上空から撮った写真ではあるものの、文が言っている盗っ人と思われる人物二人の姿がハッキリと写っている・・・・・

姿と居場所の検討は文もついているようだ・・・・・)

157:博麗神社◆5w:2021/02/28(日) 16:46

霊夢
「へぇ、流石はブン屋、お手柄よ。
……ふーん?この様子から見て二人とも新しく幻想郷に流れ着いた妖怪?」

一人は普通の人間に比べて明らかに小柄で、もう一人は頭に小さな角があるのが見える事から、小人と小鬼の二人であると言うことを文の見せる写真から見抜くと、二人とも見たことの無い存在である事から新しく幻想郷に流れ着いた者達なんじゃないかと考える。

158:射命丸文◆gI:2021/02/28(日) 19:53

その可能性は高いですね、それに鬼の方は、なんだか盗みに慣れているようにも見えました、常習犯だったとしたら成敗したら盗人確保と妖怪退治とで大手柄ですよ!

(文自身は写真のこの二人がどういう性格だったり立場だったりするのかはまったく知らないものの、鬼の方は見た感じ盗みに慣れているように見えたことから常習犯である可能性が高いため、もし捕まえたら盗人退治と妖怪退治で二つの意味で大手柄になると答える、文としても大スクープが手に入るということから、ウィンウィンである)

159:匿名さん:2021/02/28(日) 20:51

巫女様巫女棒で叩いて

160:博麗神社◆5w:2021/02/28(日) 23:10

霊夢
「はあ……幻想郷に来たばかりの連中はどうしてこうも面倒事ばかり起こそうとするのかしらね?……ま、面倒だけれどもっと面倒になる前に手早く終わらせて来るわ。」

肩に乗せていた箒を縁側の近くに立て掛け、靴を脱いで縁側から居間へ移動してテーブルの上に鈴奈庵で借りた本三冊の隣に重ねて置いておいた御札の小さな束とお祓い棒(大幣)を手に首をコキコキ鳴らして気だるそうにしながらも、直ぐに向かおうと応える。

161:射命丸文◆gI:2021/03/01(月) 05:46

腕が鳴りますねぇ!決定的なスクープの瞬間をカメラに収めなければ!

(博麗の巫女の大活躍はスクープになる、退治しなければいけない相手はハッキリ言って小物ではあるものの、盗っ人である上に妖怪であるということを踏まえると、大スクープにならないわけはない・・・・・

文は向かう前の時点の霊夢を既に撮り始める)

162:楽園の巫女◆5w:2021/03/01(月) 12:33

霊夢
「………そういえば謝礼とかって出るの?」

無愛想なままではあるものの、期待されていると言うのも悪い気はしないため、自分を撮ることを拒んだり阻止しようとはせず、ふと、盗人を捕まえたり懲らしめた際には何かしらの謝礼金が出るのかという事が気がかりになり、聞いてみる。

163:射命丸文◆gI:2021/03/01(月) 19:30

えっ!?そ、それはぁ・・・・・

(考えていなかった、と言うよりかは、目前のスクープに気を取られて霊夢の物欲をすっかり忘れていた・・・・・

もしこのまま何も出ないとなれば、スクープはお預けになってしまう・・・・・そう思った文は「も、勿論ですよ!ご期待に添える謝礼をご用意致します!」と、なんとかしのごうとする)

164:楽園の巫女◆5w:2021/03/01(月) 19:52

霊夢
「そう?それなら良かった。
この件を片付けたら久し振りに里で食事をしたかったから。
さ、それじゃあ行くわよ?」

写真に映っていた場所や位置については詳しくは知らないものの、近くの木の高さや草の広間等からだいたいの予想を付けて飛ぶ。
詳細な位置を知らずとも、だいたいの目星をつけて飛んでいればそこまで情報収集をしなくとも勝手に現場に行ける。

これと言って強い願望や欲求は無く、大金を手に入れたとしてもやっぱり普段と同じ生活をするであろう霊夢だが、盗人を懲らしめた後は久し振りに人里で少し豪華なものを食べてみたいなと思っている。

165:射命丸文◆gI:2021/03/01(月) 21:52

《やばい・・・・・何かしら感謝の品を用意しないと、盗っ人の次に消される・・・・・》

(文はさっきまでのウキウキとは打って変わって、冷汗ダラダラで何とかせねばと頭をフル回転させる・・・・・

が、これといって思いつかず、しかも霊夢は里で食事もするつもりらしい・・・・・

盗っ人を懲らしめさせてはい終わりではタダでは済まない・・・・・)

166:博麗の巫女◆5w:2021/03/01(月) 23:16

霊夢
「何処に行こうかな。野菜系や茸料理は何時も食べているから良いけど、肉や魚もいいわね。あ、でも滅多に食べられない甘味も良いかもしれない……でもお酒の美味しい酒場も良いかも?」

妖怪退治の専門家であり、相手が野良妖怪ならばこれまで戦ってきた大妖怪や勢力に比べれば慣れ親しんだ簡単な仕事だ。そう考えると思わず頬が緩んで少し上機嫌になり、文の心配を他所にこの後の事を考え始める。



霊夢
「ねえ?アンタは里の美味しい料理店とかって知ってる?」

正邪達が潜む場所に向けて空を飛んでいる最中、記者である文なら有名な人里の店も知っているかもしれないと思い、何かよさげな店を知っているかどうかを聞いてみる。

167:射命丸文◆gI:2021/03/03(水) 06:21

ま、まぁ、知ってはいますけど・・・・・

(こうなったら自腹で霊夢に奢るしかないと決意を固めれば、知ってはいると答える・・・・・

どこの店が美味しいかどうこうよりも、霊夢が一体どれほど食べるつもりなのかという、所持金関係の不安が募るばかりである・・・・・)

168:反逆者◆3.:2021/03/03(水) 18:04

正邪
「さて!食事も終わった事ですし、人里を偵察しながら隠れ家に出来そうなところを探しますか。」

茶色のボロ衣のようなローブを羽織った正邪は食事を終えて立ち上がると、焚き火に土をかけて火を消し、灰の混ざった土を足で払う事で完全に消化すると同時に自分達の足跡を少しでも隠そうとする。
人里の廃屋やら使われなくなった蔵や倉庫を探してそこを幻想郷潜伏のための仮の活動拠点にしようと考えている正邪は移動しようと言う。



正邪
「……………!!」

だが、移動しようとした矢先、東の方向から何か強い力を持った存在が二つも此方に向けて真っ直ぐに飛んできている事を察知するとすかさずそちらを見て身構える。

169:針妙丸◆gI:2021/03/04(木) 19:23

・・・・・?どうかしたの?

(強い力を持った存在が近づいてきたことで身構える正邪とは対照的に、針妙丸は特に何も感じていないらしく、身構える正邪を見れば不思議そうに見つめてどうかしたのかと問いかける・・・・・

もしかして、誰かが正邪の計画に気づいて止めに来てくれたのだろうかと希望も抱き始める・・・・・)

170:反逆者◆3.:2021/03/04(木) 20:32

正邪
「ちッ!もう勘づかれたか……
しかたがない。姫はそこの茂みに隠れていて下さい。」

正邪は手元を隠しやすいと言うボロの羽織りマントの特徴を活かすべく、両手を地面に付けて左手で沙を、右手に小さい石を持ってマントの下で握り、到着するであろう猛者達を相手取るための準備を整える。

171:針妙丸◆gI:2021/03/05(金) 14:21

ちょ、ちょっと、大丈夫なの・・・・・?

(確かに正邪は打ち出の小槌によって力は上がったものの、幻想郷という場所に住まう者達の力がどれほどなのかはよくわからない上に、実際来たばかりで妹紅に簡単に気絶させられていたのを思い出せば、とてもじゃないが太刀打ちできるとは思えない・・・・・)

172:反逆者◆3.:2021/03/05(金) 20:04

正邪
「なぁ〜に、適当に逃げ切ってやりますよ。
私が注意を惹き付けるので、逃げ切ってからまた此所に迎えに来ますよ。」

先程の妹紅との戦いで正面から挑んでも勝ち目が無いというのは身に染みて感じた。だが弱者には弱者なりの戦いかたと言うものがある。それを用いることで注意を惹き付け、囮となって逃げることで針妙丸だけでも無事でいられるようにしようとする。

173:針妙丸◆gI:2021/03/07(日) 13:00

簡単に言うけどねぇ・・・・・

(しかし、自分が立ち向かったところで毛頭勝ち目はない・・・・・

そう思えば、正邪が自ら囮になるこの作戦を無駄にしないように、針妙丸も見つからないよう近くの草むらへと体の小ささも活かして隠れる・・・・・)

174:巫女と反逆者◆3.:2021/03/07(日) 15:14

正邪
「……おいおい、随分と駆け付けるのが早いじゃないか。この世界には空や地面にも目が付いてんのかぁ?生きづらい世界だな!」

霊夢
「………もう一人はどこに言ったの?二人いた筈でしょ?文。」

挑発するように言う正邪の軽口を無視しつつ、相手が一人しかいない事を疑問に思い、地上に降り立つと文の方へ首を向けて確か二人いた筈だろうと聞いてみる。



正邪
「ああ、アイツなら私が追い払ったよ。私にも食い物をよこせだとか言ってきたんだが、少し分けてやったら満足してどっかに行ったな。ま、私には関係ないがな。そんな事よりも……何か用があって来たんだろ?」

霊夢の口調から二人いた事が既にバレているとわかると、針妙丸は無関係なただ巻き込まれただけの存在だと言うように敢えて辛辣な言葉を口にすると、脱力して戦意も闘志も見えない霊夢とは対照的に身構える。

175:岡田朋◆gI:2021/03/09(火) 21:08

霊夢さん、この子鬼嘘言ってます、私はもう一人と店を襲撃して盗みをしている瞬間を見ました・・・・・

(霊夢に聞かれ、正邪の言葉を聞けば、正邪が嘘を言っていることを霊夢に告げる・・・・・

そもそも文は二人して盗みをしている場面を目撃した、言わば当事者・・・・・

正邪の嘘は毛頭通用しない・・・・・)

176:射命丸文◆gI:2021/03/09(火) 21:08

【名前はミスですすみません!】

177:反逆者と巫女◆3.:2021/03/10(水) 12:35

正邪
「(……なるほどな、あの黒い翼と感じられる妖力の強さからしてアイツは"天狗"だな。だが、アイツも一つ嘘をついているな。私は騒ぎにならないように盗みはすれど、下手に襲撃をしかけて存在をアピールするような馬鹿な真似はしない)」

正邪
「おいおい待てよ。私は一度たりとも襲撃なんかした事は無いぞ?」

正邪は文の様子や、特徴的な黒い羽根、そして感じられる妖力の強さから相手が天狗であると知り、巫女と一緒にいる事から自慢のスピードを活かして自分達を見付けたのだと察するとボロボロのフードの下で鋭い歯を見せて笑いながら、自分は襲撃をした事など無いと言う。

実際に針妙丸が目覚める前に里で盗みをしてはいたものの、襲撃して奪った訳ではないため、嘘にはならないだろう。それに、こう言うことで霊夢の疑惑や注意を少しでも文に向けようとする。

178:射命丸文◆gI:2021/03/11(木) 01:35

へぇー・・・・・そうですかそうですか・・・・・♪

(文は何やらニヤニヤしながら上記を言う・・・・・

何を言われても言い返せる自信があるのか、正邪が襲撃なんかしたことはないと言っても自信あり気な表情で腕組みをしながら仁王立ちしている・・・・・)

179:反逆者◆3.:2021/03/13(土) 19:28

霊夢
「はあ……どっちでもいいわ。
被害が出ていることには代わりは無いんだし、手っ取り早くアンタを退治して終わりにするわ。」

正邪
「へッ、随分と命に対する執着の薄い巫女だな……とッ!!」

霊夢は大幣を肩に乗せたまま首を左右に倒してコキコキと音を鳴らしながら正邪を見据えて退治(正邪にとっては殺害宣言)すると言うと、正邪はボロボロのマントの下に隠していた両手を出し、霊夢に向けては砂を、文に対しては拳程の大きさがある石を投げて二人に対して不意打ちを仕掛けようとする。

180:射命丸文◆gI:2021/03/14(日) 12:23

っとおっ!随分野蛮ですねぇ?

(文は正邪が何かしらの攻撃を不意打ちで仕掛けてくることも想定して、石を投げられれば即座に避けて回避し、霊夢の方へと投げられた砂に関しては力を上手く加減しながら吹き飛ばす・・・・・

そして「あなたも吹き飛ばしてあげましょうか?」と挑発する)

181:反逆者と巫女◆3.:2021/03/15(月) 00:10

霊夢
「さっさと降参して退治されないよッ……と。」
《シャッ》

正邪
「ととと、野蛮なのはどっちだろうな!私は人間を食った事も襲ったこともない、ただ少しばかり食糧を分けてもらっているだけの善良な妖怪なのにな!!」

文が石を避け、砂を吹き飛ばしたと見ると、霊夢は気怠げに御札を投げる。すると正邪は紙一重でそれらを避けて近くの木の枝へ向かって飛び上がり、そのまま曲芸しのように体を一回転させて跳ね上がり、掴んだ木枝の上に乗ると、自分はあくまでも殆ど人に危害を加えていない善良な妖怪だと口撃してみる。

182:射命丸文◆gI:2021/03/15(月) 06:00

そうですか、それじゃあその食料を分けてもらう際に、了承は得たのでしょうか?

(文は正邪の自信満々な無実の訴えを聞けば、それじゃあその食料を分けてもらう際に、了承を得て分けてもらったのかどうかを問いかける・・・・・

危害を加えるという行為は、何も人間を食べたり襲ったりするという行為のみに留まるというわけではないということの主張でもある・・・・・)

183:反逆者と巫女◆3.:2021/03/16(火) 08:05

正邪
「了承を得る、だぁ?
下等妖怪がそんな人間みたいな事が出来ると思ってるのか?」

了承を
金生産力が無いが故に人間のような賃金を得ることも金銭を持つことの出来ない妖怪に馬鹿馬鹿しいと言った様子で
これまでの正邪は時折他者から食糧を盗むことはあったものの、基本的には森の木の実や野生動物の肉を喰う事で餓えを凌いで来たのだが、今日は姫(針妙丸)に少しでも良いものを食べてもらおうと思っていたそれが仇となったか……と内心歯軋りをする。



《バチッ》
正邪
「なッ!?」

霊夢
「はあ……あんまり手間はかけさせないでよ?」

先程確かに避けた筈の御札が正邪の後方で方向を変えて再び正邪に迫っていたためか、正邪の背中に御札が直撃して枝の上から落ちて地面に倒れ込み、御札の効果によって正邪は指一本動かせない状態で動きが止められる。

184:射命丸文◆gI:2021/03/17(水) 05:53

勝負あったみたいですね・・・・・

スタッ・・・・・

(正邪の動きが霊夢の御札によって止められると、勝負に決着がついたと判断して地面に降り立つ・・・・・

そして「いやぁ〜お手柄ですよ霊夢さん!新聞の見出しは「博麗の巫女!盗っ人妖怪を成敗する!」ってところですかねぇ!」と、パシャパシャとカメラのシャッターを切る)

185:反逆者と巫女◆3.:2021/03/17(水) 12:40

霊夢
「褒めても何も出ないわよ?
ま、何はともあれこれで終わりね……」

正邪
「く……そ……ッ!!」

逃げる暇も無く簡単に攻撃を受け、身動きが取れなくなってしまったにも関わらず、正邪はもがき続け、なんとかこの場から離れようとするものの、そこを歩いて近付いて来た霊夢に追い付かれ、手にしたお祓い棒を高く振りかざすのを見て強く歯軋りをしながら睨み付ける。

当の霊夢にとって退治=消滅ではなく、ある程度お灸を据える事であるため、正邪が消滅しない程度に霊力を大幣に込め始めているだけなのだが、それを知らない正邪は消滅させられると言う不安や怒り、憎しみ、恐れから何とか逃れようともがき続ける。

186:射命丸文◆gI:2021/03/18(木) 06:21

まぁ、これに懲りたらこれからは少しは改心することですねぇ?大丈夫ですよ、霊夢さんは何も命を取るまでのことはしませんから・・・・・

(必死にもがき続ける正邪を見て察したのか、霊夢は命を取るまではしないということを告げ、これに懲りたならこれからは少しは改心するようにと忠告をする・・・・・

この程度で改心したら苦労はないのだが・・・・・)

187:反逆者◆3.:2021/03/18(木) 12:35

正邪
「ぐぎぎぎ……
………わかったわかった。もう人里に手出しはしないよ。」

殺気も覇気も何も感じない霊夢の様子から、今度の文の言葉には嘘が含まれていないとわかると、下手に足掻こうとするよりも素直に人里から手を引いて雲隠れした方が良いと判断し、反省したような言葉を口にする。

188:射命丸文◆gI:2021/03/18(木) 21:20

そうそう、素直に身を引いた方がいいですよ?霊夢さんは怒ると鬼よりも鬼ですからね・・・・・

(もう人里に手出しはしないと言う正邪に対して、霊夢は怒ると鬼よりも鬼らしいという、さらなる忠告をする・・・・・

これが人間の言うことならまだしも、妖怪が言うことだから尚のことタチが悪い・・・・・)

189:反逆者◆3.:2021/03/18(木) 22:00

霊夢
「私は面倒な事が嫌いなだけよ。
幻想郷に移住したり、単に人を襲うのなら別に構わないけど、ちゃんと此処のルールには従ってもらうわよ?」

霊夢は頭を面倒そうに目を瞑って溜め息をつきながら振り下ろそうとしたお祓い棒を肩にかけて幻想郷に移住したり、妖怪の存在意義を保つために人を襲うのなら構わないが、そのためのルールはしっかりと守るように言う。

190:射命丸文◆gI:2021/03/19(金) 06:19

まぁ、窃盗に関しては幻想郷だけでなく、場所問わず御用になりますけとね・・・・・

(霊夢の言葉を聞けば、ルール以前に窃盗に関しては場所を問わずにどこででも犯罪になると苦笑いをしながら言う・・・・・

そして「にしても、あなた一体どこから来たんです?幻想郷に元々いた妖怪じゃあないですよね?」と、正邪の方へと視線を移して聞いてみる)

191:反逆者と巫女◆3.:2021/03/19(金) 12:19

霊夢
「ギクッ
そ、そうね……」

少し前に名無しの本読み妖怪から本を奪い取って香霖堂に売り払ったと
言う過去があるため、強く当たれない霊夢は目を泳がせながらも体裁を保つために文の言葉に便乗するものの、後ろめたいことがあるのだということを正邪は見抜き、少し呆れる。



正邪
「ああ、私は鬼の世界から来た妖怪だ。」

霊夢
「鬼?その割には角も小さいし随分と弱かったけど?」

正邪
「ほっとけ!!」

正邪の体の動きを封じていた御札を霊夢は手元に引き寄せ、拘束を解除すると、文の問いかけに対して自分は鬼の世界から訪れたのだと答えるが、それを霊夢は少しからかう。

192:射命丸文◆gI:2021/03/20(土) 07:53

まぁまぁ、鬼にだってめちゃくちゃ強いのもいれば小動物並みに弱いのだっていますよ!霊夢さんだって人間なのにほぼほぼ化け物なんですから!

(冗談なのか、それとも本気で言っているのか、正邪をフォローするつもりではなった言葉は遠回しのディスりになり、霊夢のことを例える言葉も遠回しのディスりになる・・・・・

しかもそこそこの笑顔で・・・・・)

193:反逆者と巫女◆3.:2021/03/20(土) 09:58

霊夢
「だーれが化物よ?まあ、これアンタもで懲りたでしょ?
ルールについて知らないのなら今度私の神社にでも来れば教えてあげるから、もうするんじゃないわよ?」

霊夢はその気になれば何時でも完全に消滅させる事が出来たにも関わらず、それをせずに正邪に背を負けて空を飛んで里の方に向かって飛んで行く。
それを見て正邪は背後から不意打ちをしかけようかとも考えたものの、異様なまでに勘の鋭い霊夢に不意打ちは通用せず逆に今度こそ本当に消滅させられると言う確信を抱いてしまい、歯軋りをしながらも何も妨害をせずに見おくる……

194:針妙丸◆gI:2021/03/20(土) 11:08

あ!待ってくださいよ霊夢さーん!

(そう言うと、文も霊夢の後から飛んでついてゆく・・・・・)

ガサガサ・・・・・

終わったようね・・・・・

(草むらに隠れながら一部始終を見ていた針妙丸は、霊夢と文の二人が飛んでいったタイミングを見計らって、草むらから出てくる・・・・・

そして、上記を言えば続けて「無茶しすぎよ、今回はまだ良かったけれど、相手があの二人じゃあなかったら今頃あなたはどうなっていたことやら・・・・・」と呟いて)

195:反逆者◆3.:2021/03/20(土) 14:04

正邪
「くそッ!くそッ!くそォッ!!!」
《ガンッ》

情けをかけられるのは慣れている。自分は弱いから……その自覚は充分にあった。敗北にも慣れている……正邪が激しい苛立ちを感じているのは、小槌の力で遥かに強くなったにも関わらず、霊夢達にとって自分など排除すべき脅威にすらならない、矮小なものであると言うことをまざまざを見せつけられた事だ。その事がたまらなく新しい怒りを、憎しみを生み出してしまっている……

196:針妙丸◆gI:2021/03/20(土) 16:39

ちょっ!?お、落ち着いて落ち着いて・・・・・

(これはまずいと思ったのか、針妙丸は怒りに燃える正邪に近づいてなだめるように落ち着いてと言う・・・・・

打ち出の小槌を使ってまで上げた戦闘能力を、妖怪退治に慣れている人間が相手とはいえここまで簡単に勝敗をつけられてしまったのだから無理もないとは思われるが・・・・・)

197:反逆者◆3.:2021/03/20(土) 20:47

正邪
「………姫……此処は一旦退きましょう……
今の我々では同志を見つけ出すことは愚か、まともに活動することもままならないでしょう。城に戻って力を蓄え、それから下剋上を果たしましょう……!」

落ち着くように言う針妙丸に対して霊夢に何の脅威としても見られていなかった事への怒りに任せて近場の木を殴った正邪は固く握った拳を震わせ、一度城に戻って力を蓄え、頃合いを見計らって下剋上を果たそうと言う。

198:針妙丸◆gI:2021/03/22(月) 06:12

・・・・・少し落ち着きなさい・・・・・力力って言うけれど、力を蓄えすぎたらあなたの体がその負荷に耐えられなくなる・・・・・

(針妙丸は、正邪の復讐心をなんとか和らげる、願わくば取り除いてやりたいと思っているのだが、正邪は霊夢達と対峙して自身が排除するまでにすら至らないほど、脅威として、強者として見られていないという事実に怒りを覚え、出会った当初よりも更に文字通りの復讐の鬼と化してしまっている正邪を危惧する・・・・・)

199:反逆者◆3.:2021/03/22(月) 17:47

正邪
「……何を言っているのですか?革命を成すためであればこの命、喜んで捧げる覚悟です。」

思い返せばあの巫女や天狗だけじゃない、どいつもこいつもそうだった。
私を大した力の無い、小狡いだけの弱小妖怪だと見下しやがって……!
だが私は私を見下した全ての奴らを"ひっくり返して"私が見下すようにしてやる。そのためにはまだまだ力を得なければならない。
現状では力の反動による負荷やダメージ等は感じられないし、まだ力に順応できるだろう。



正邪
「それに……何の成果もなく帰るわけではありません。
里で盗みをしていた時に"使えそうなもの"を幾つか見付けまして。
それらも使った計画を練るために帰ろうと言うわけです。
さあ、城へ戻りましょう。」

人間の里で盗みをしていた際に、様々な建物の中の様子を伺ったのだが、その時に古びた物がどこの建物にも多数存在していた。これを小槌の魔力を帯びさせる事で付喪神に変えて下剋上のための戦力にすればいい。これまで使われるだけで破棄されるのを待つだけだった物であれば喜んで下剋上に協力してくれることだろう。
どの程度コントロール出来るのかも、付喪神になる具体的な数もわからない。だが、小槌の魔力による影響は間違いなくこの幻想郷に広まり、数多の付喪神が誕生し、自分と同じように強者に不満を持った弱小妖怪達も強化してこちら側に引き込めるようになる筈だ。
そんな考えを持って輝針城に戻るために転送して欲しいと言う。

200:針妙丸◆gI:2021/03/23(火) 21:12

・・・・・わかったわ・・・・・予め言っておけど、私にもどうなるかなんてわからないからね・・・・・?

(正邪のやろうとしていることは、もはや協力するとはいえこの先どうなるか、どれほどの被害が出るかもまったく予想ができないほどにスケールがでかくなり始めている・・・・・

それに、正邪の体にかかる負担もどれほどになるかもわからないが、正邪自身が力を求めるのならば、傍若無人に暴れまわる前に本人の希望に添えておいた方がいいだろうと判断し、輝針城へ転送しようとする・・・・・)

201:狂気のフランドール◆3.:2021/05/01(土) 19:32

【フランの精神世界】


色とりどりの宝石のような綺麗な翼、まるで周囲には元々何らかの世界や情景があったのだが、それら全てを墨で塗り潰したかのような何処までも続く漆黒の世界が広がっていた。

そんな中、本来のフランドールの人格とは別に心情世界の奥底に一つの人格があった。彼女はこの全てが黒く塗り潰された世界で400年を超える途方もない年月を存在している。


フランドール(狂気の人格)
「フフフ………!」

彼女の姿は薄い霞のようにおぼろげで、色すら付いていない白黒の姿をしているものの、その瞳には言い知れぬ憎悪が、狂気が渦巻いており、その口は常に不敵な笑みを浮かべ、その存在そのものが世界の全てに対する揺らぎ無い害意と殺意を示している。

彼女は他者への攻撃性の根源にして、嬉々として他者を、モノを破壊する狂気の人格とも呼ばれている。

202:射命丸文◆gI:2021/05/03(月) 14:34

・・・・・霊夢さん、何か今、感じませんでしたか・・・・・?

(フランドールの狂気の人格が不敵な笑みを浮かべると、時を同じくして文が何かを感じ取ったのか、霊夢に何か感じなかったかと問いかける・・・・・

単なる気のせいや虫の知らせとは言いきれないような、何か不吉なものを感じたような気がしたが、文はそれをこと細かくハッキリと説明できるような気がしなくて霊夢も何か感じたのなら自分だけが感じているかもしれないという不気味さを払拭したかった・・・・・)

203:博麗の巫女◆3.:2021/05/03(月) 15:53

霊夢
「あー?
……確かに何か変な力は感じられるけど、今の私達には関係無いわ。」

霊夢もまた紅魔館から何かの力の脈動を感じ取るものの、何かが出現して幻想郷に害を成す程ではないと、巫女の勘が教えてくれる。それに万が一何かが現れたとしても何時も通り退治して終わりだ。

それよりも今は盗人(正邪)を退治した事で貰った報酬の金を使って里の甘味処で三色団子を頬張る事の方が優先するべきと考えており、短く応えると再び団子を食べ始める。

204:射命丸文◆gI:2021/05/04(火) 06:18

博麗の巫女だからって、自分の力に過信しすぎじゃあないですか?万が一何かがあったら・・・・・

(もし何かが現れたとしてもいつも通りパパッと退治すればいいと考えながらのんきに団子を頬張る霊夢に対して、文は少し自分の力に過信し過ぎじゃないかと忠告する・・・・・

いくら博麗の巫女と言えども、体も命も一つ、妖怪のように体が頑丈なわけでもなければ、妖精のように何度でも蘇ることができるわけではない・・・・・)

205:博麗の巫女◆3.:2021/05/04(火) 07:23

霊夢
「はぁ……過信するなって?
……アンタもあの仙人みたいな事を言うのね?」

霊夢は溜め息を一つつくと、やたらと自分に修行を勧めたり、実際に神社に訪れて説教をして来るお節介な仙人、華扇の姿を思い浮かべながら文に対して応える。



霊夢
「言ったでしょ?"今の私達"には関係無いって。
これは私の勘に過ぎない訳だけど、私の勘が外れた事はない。特にこう言った異変絡みでは特に………ね?」

串に刺さっていた団子を口に含み、少し咀嚼して飲み込むと、串を置いて代わりにお茶を手に持ちながら今の自分達には関係の無い事だと応える。この確信は勘によるものだが"博麗の勘"はこと異変絡みにおいて外れた極一部の例外を除いてほぼ無いため、大丈夫だと言い、手にしたお茶を啜り始める。

206:射命丸文◆gI:2021/05/04(火) 13:18

とかなんとか言って、本当はただただ落ち着いて団子を食べていたいだけなんじゃ・・・・・

(霊夢は勘が外れたことは無いと自信満々に言うが、それは今までの時点でというだけであり、博麗の巫女と言えども外れる時は外れるだろうと思いながら、霊夢にバレないように小声で上記を言う・・・・・

このまま特に何事もなければ、霊夢の勘が当たったというだけで済む話なのだが・・・・・)

207:博麗の巫女◆3.:2021/05/06(木) 12:32

霊夢
「聞こえない聞こえない。
あ、店員さん、みたらし団子をもう二本追加で。」

霊夢は何処までもマイペースなまま、文の言葉を誤魔化しつつ、みたらし団子のおかわりを求めている事から、落ち着いて団子を食べたいのではないかと言う文の指摘は正しかったと思われる。

208:射命丸文◆gI:2021/05/06(木) 17:47

よく食べますねぇ・・・・・

(そう言うと「にしてもあの鬼、あの様子じゃあ幻想郷にいる妖怪ともあまり仲良くはなれそうにない気がしますが、どうするつもりですかねぇ・・・・・」と若干心配している様子で話す・・・・・

またなにか悪さをしようものなら、霊夢が懲らしめるだけではあるが・・・・・)

209:博麗の巫女◆3.:2021/05/06(木) 18:05

霊夢
「………それも、私には関係無いわ。
幻想郷は全てを受け入れるけど、それを望まない者もいる。
寛容するけど抱擁する訳じゃない……」

注文したみたらし団子が届くのを待ちながら、文の言う通り、正邪はこの世の全てを敵と見ているような存在だ。それが何らかの信念に基づいているのか、それとも単なる愉快犯か……それはわからないが、どう生きていくのかは当人が決めるべきだと応える。

自分は幻想郷の守護者であり維持者だが、幻想郷に住まう全ての者を導く先導者ではないし、そんなものはこの幻想郷には必要ないとさえ考えている。どう生きるのか、どう生きたいのか……それを見定める事はあっても強制するつもりは無い……

210:射命丸文◆gI:2021/05/07(金) 06:17

まぁ、確かに・・・・・

(霊夢の正論に返す言葉が見つからない・・・・・

そしてそのまま「でも、まだあの鬼単体ならまだしも、こういう状況のタイミングを見計らってやばい奴らが幻想郷に攻めてきたら、あぁいうのはまずすぐに利用されますよ、厄介な敵として・・・・・」と言い)

211:博麗の巫女◆3.:2021/05/07(金) 17:15

霊夢
「なにを言ってんの?そうなったら黒幕ごと退治してやるわ。」

もし、幻想郷を脅かす勢力に荷担するのであればその黒幕ごと退治すればいいだけだと応える。紅霧異変の際には道行く妖怪や妖精を片っ端から退治して回っていた冷酷な通り魔のような頃に比べれば、

様々な異変を解決し、様々な思想や思考、理想を見て妖怪に対するスタンスが幾らか軟化してはいるものの、依然として立ち塞がるものは全て排除すると言う基本方針は変わってはいない。

212:射命丸文◆gI:2021/05/08(土) 17:59

それもそうですね、霊夢さんなら〇しても死ななそうですし、大丈夫でしょう・・・・・

(褒めているのかそうじゃないのかよくわからない言い方をする・・・・・

そもそも、言い方からして霊夢のことを人間として見ているかどうかすら怪しい・・・・・

ある意味では妖怪よりも恐ろしいのは事実ではあるが・・・・・)

213:博麗の巫女◆3.:2021/05/08(土) 23:31

霊夢
「なによそれ?まるで私が化物みたいじゃないの?」

こう見えても純粋な人間なんだけど、と溜め息を一つつきながら文の言葉に対して言葉を返す。翼や飛行術を使わずとも自在に空を飛び、迫り来る弾幕を掻い潜り、人では勝てぬであろう妖魔を滅すると言うように人間のスペックでは考えられないような力を素で持っているものの、自分は純粋な種族「人間」であり、決して人外ではないし、人外になるつもりも無い。



霊夢
「それに……アンタと私の勘が同じものを捉えたのなら、ますます心配なんてしなくてもいいでしょ?なにせ……あの場所には吸血鬼のお嬢様とそれに仕えるメイド長だっているんだから。」

皮肉や抽象表現をそのままの意味で捉えると言う頭の堅さがあるものの、それで怒りや不快感を現すような事はなく、もし紅魔館で何かしらの異変が起きたら自分よりも先にレミリアと咲夜の二人が解決しているだろうと言う。
仮に……あの二人で押さえられない程の脅威であるのならば自分が挑んでもただでは済まない。だが、それほどまでの脅威は"現時点では"無いと判断している。

214:射命丸文◆gI:2021/05/10(月) 05:53

化け物の方がまだ可愛く見えてきますよ・・・・・

(伸びをしながらそう言えば、続けて

「それもそうですね・・・・・霊夢さんですら苦戦するような相手がそうホイホイ出てきたらたまったものじゃないですし・・・・・それに・・・・・」

と言う・・・・・)

215:博麗の巫女◆3.:2021/05/10(月) 12:28

霊夢
「そう言うこと。
さあ、次はあっちの食事処に行くわよ?」

文と話ながらみたらし団子を食べ終えると、湯飲みに残っていた緑茶を一息に飲み干し、大幣を持って立ち上がると大幣を右肩にかけ、通りの向こうにある食事処に向かって歩き出す。

216:射命丸文◆gI:2021/05/11(火) 17:33

ま、まだ食べるんですか・・・・・?

(恐らく霊夢からすれば、これだけ食べてもまだ腹八分目どころか一分目にも満たないのだろう・・・・・

食欲という点で見れば、ある意味では霊夢は人間をやめているのかもしれない、というか、人間じゃないのかもしれない・・・・・

もしかしたら、普段は仮の姿なんじゃないかとさえ思えてくる・・・・・)

217:博麗の巫女と破壊の化身◆3.:2021/05/11(火) 22:19

霊夢
「あったり前でしょ?
こんなのまだ腹一分目にさえなっていないわ。意識を失うまで食って飲んでやるつもりよ。」

宴会の時も沢山の物を食べて飲むことが出来るものの、周りの人妖がハメを外して暴れださないように、または暴れだしても冷静に押さえつけられるようにするため、注意や少しの遠慮をしていたものの、今回はそうする必要もなく、自分の欲望の赴くがままに飲食をしてやると宣言し、「ごめんくださーい」と言って店のなかに入っていく。




【紅魔館 地下通路】

フランドール(狂気人格)
「誰かが言った。
人間は万物の尺度である、と。」

狂気の人格がフランドールの体を支配し、地下室の扉を能力によっては破壊した後、コキコキと首を左右に傾けながら地下通路を練り歩くようにして徘徊していく。その顔は見た目どおりの幼く無邪気な笑顔をしているものの、その手には頭を千切られた妖精メイドの体と頭が別々の手に持っている。



フランドール(狂気人格)
「それなら人間も容易く破壊できる私は尺度でも計り知れない万物から外れた尋常ならざる存在、超常の存在なのかしら?ああ、私達はそもそも尋常や常識から外れた存在だから尺度なんてものも無いのかしら?貴方はどう思う?」

フランドール(狂気人格)
『私もそう思うよ!一般的に定義された人間の哲学的思考回路と私達人外の存在は根本の価値観と世界観が大きく違うんだ!だから人間の常識や哲学そのものが私達を前に矛盾と差異を含んだ破綻理論になる!』

フランはまるで一人芝居をするかのように頭を千切られた妖精メイドの頭部に首の断面から右腕を突き刺して上顎と下顎を内側から指先で動かしてパクパクと口を開閉させてまるで生首が会話しているかのように謎の理論を展開している。



フランドール(狂気人格)
「そう、結局は観測者と傍観者の二組による第三者視点からの憶測と推測に過ぎない事象なのよ。私達は生まれも育ちも人の理から外れた存在。私はそれを知らしめ示す最高の能力を持っている。それは
これこそまさに理想的到達理論であり、救世愚世の体現者!
愉悦思考の最果ての探求者であり、破壊と殺戮の聖者!!」

地下の出口から地上階へと通じる扉の前に出ると、自分を様々な肩書きで名乗りながら両目の瞳孔を大きく見開き、そのまま左手に持っていた妖精メイドの亡骸を扉に向けて叩き付けて扉を破壊して脱出しようとする。

218:博麗の巫女◆gI:2021/05/15(土) 05:31

霊夢さん、本当に人間ですよね?

(きっと幻想郷で大食い大会などが開かれた場合、たとえ妖怪たちが参戦したとしても霊夢には適わないだろうと思いながら文はどこか遠くを見るような目で霊夢を見ながら本当に人間ですよねと聞いてみる・・・・・)

?「駄目ですよ?妹様・・・・・」

(扉の向こう側、何者かの声が聞こえてくる・・・・・

そして、フランドールのことを妹様と呼んでいることからして、フランドールのことをある程度知っている人物であるということが伺える・・・・・

そして、非常に落ち着いた状態で脱出しようとするフランドールに「駄目ですよ?」と横槍を入れる・・・・・)

219:破壊の化身◆3.:2021/05/15(土) 08:02

フランドール(狂気人格)
「…………!……その口調から紅魔館(ここ)の従者なのでしょう?
丁度良かったわ!つべこべ言わずに私に従って、外出の準備をしてくれない?」

頭の無い妖精メイドの体が扉に激突すると、グチャッと潰れるような異音をたてて何かがぶつかると言うよりも叩き潰されたと形容した方が良い音が響く……
かつて妖精メイドだった血みどろの肉塊がへばりつく扉を見て、その向こうから聞こえてきた声に対して楽しそうに目を輝かせて合意の上で外出させて欲しいと言う。



フランドール(狂気人格)
「どうせこの時間帯はアイツも寝ているんでしょ?
ちょっとだけ外に出て直ぐに帰るから問題ない筈だよ。」

無邪気に笑ってアイツ、つまり姉のレミリアが寝ている間に少し外出したいだけだと言って自分は誰にも害を加えたり迷惑をかけるつもりは無いと言うものの……



フランドール(狂気人格)
「………それよりもッ!!
どうして従者ごときが私の望みを妨げるような事を言うんだ!!?
アイツの従者ならアイツの妹である私の命令に従うのは当たり前の筈なのに!!
あああああああッ!イライラする!!!
いっそのことこの館もろとも全部消し飛ばしてやろうかしら!?」
《ドゴオォォォォォォォッ》

ついさっきまで楽しそうに笑って話していたにも関わらず突然態度が豹変し、自分の頭を右手で掻きむしり、フランの綺麗な金色の髪がパラパラと床に落ち、頭から流れ出した血で顔の右半分を濡らしながら、激しい憎悪と憤怒の形相を顕にして怒鳴ると、妖精メイドの頭部を一瞬で握り潰して作った拳を思い切り壁に叩き付けてまるで地震が起こったかのような振動と衝撃が生じる……

220:紅魔館のメイド◆gI:2021/05/16(日) 13:26

申し訳ございませんが、私は貴女の命令に従うことはできません、それに、その身体は貴女のモノではないですよね?

(当然だが咲夜は狂気人格の外出に協力するつもりは毛頭ない・・・・・

だがそれだけに留まらず、狂気人格に対してその身体は貴女のモノではないと言い放つ、つまり、咲夜からすれば狂気人格というのは、フランドールの偽物に近い、言わば狂気人格ではない方のフランドールが本物とでも言いたげで・・・・・)

221:破壊の化身◆3.:2021/05/16(日) 21:10

フランドール(狂気の人格)
「………うわあああああああん!!」

激しい怒りの形相を見せたかと思えば今度は目から大粒の涙を流して号泣し始める。喜怒哀楽の感情の起伏が激しいのと、明らかに常人の価値観とは異なる考えを持っている事から彼女(狂気の人格)は情緒不安定と呼ばれ、狂人とも呼ばれるようになってしまっている。



フランドール(狂気の人格)
「どうして誰も私の言うことを聞かないの!?私もお姉様みたいにただ自由に外を出歩きたいだけなのに!パチュリーも貴方もみんな邪魔ばっかりする!!」

まるで滝のように涙を流して床に座り込んで泣きじゃくる。
自分も姉のように自由に外を出歩きたい。それだけが自分の望みだと言うものの、フランドールの狂気の人格が本来の肉体の主導権を握っていた訳ではなく、他者の痛みや苦しみについて理解出来ない狂気人格を野放しにしてしまえば幻想郷に多大な被害が出てしまう……

222:紅魔館のメイド◆gI:2021/05/17(月) 06:16

貴女はただで歩くだけではなく、多くの命を奪ってしまいます、要求に応えることはできません・・・・・

(フランドールの狂気人格をもし野放しにしてしまえば、取り返しのつかない事態にまで発展してしまうのは火を見るより明らか・・・・・

どんなに泣きじゃくろうと、どんなに暴れようと、ここから出すわけにはいかない・・・・・)

223:破壊の化身◆3.:2021/05/17(月) 12:26

フランドール(狂気の人格)
「………もういい。」
《バキバキバキバキバキ……》

フランは床に座り込んだまま右手を地上階に通じる扉に向けて差し出し、何かを勢いよく握り潰す動作を見せた次の瞬間、扉に無数の亀裂が生じ、幾重にも張り巡らされた防御術式を意にも介すこと無く破壊して見せる……



フランドール(狂気の人格)
「そもそも、何でも破壊できる力を持つ私を閉じ込めようだなんてどだい無理な話。」

床から立ち上がり、色とりどりの宝石のような翼を大きく広げて冷笑しながら"ありとあらゆるものを破壊出来る"自分を閉じ込めたり隔離する事など不可能だと口にする。
高位の吸血鬼としての卓越した身体能力と姉をも凌ぎうる莫大な魔力を兼ね備えているだけでなく、万物を破壊し尽くす力を持った存在……それがフランドール・スカーレットであり、加えて狂気人格は明らかに普段の彼女よりも格段に能力が強化されている……

224:紅魔館のメイド◆gI:2021/05/17(月) 18:06

なっ・・・・・!?

(今の今まで脱出できていなかったことから、流石にこの扉を自力でなんとかできるわけではないと考えてしまっていたのが仇となったのか、扉の残骸の直撃はなんとか避けるものの、あまりに突然の出来事に思考が停止する・・・・・

そもそも、戦闘力の面では元から到底適うはずもない・・・・・)

225:破壊の化身◆3.:2021/05/17(月) 19:29

フランドール(狂気の人格)
「あははははははッ!
大人しく扉を開けていればよかったのに。」

破壊された扉をくぐり、土埃を振り払って爛々と輝く深紅の瞳で周囲を見渡し、メイドの姿を確認すると楽しそうに笑いながらゆっくりと歩き始める。



フランドール(狂気の人格)
「偽物を扱うみたいな事を言わないで、私は私。
正真正銘、フランドール・スカーレットと名付けられた存在だよ。
………もっとも、望んで生まれ落ちた訳ではないのだけれどね?」

翼を上下へ微かに動かす度に翼に付いた七つの宝石が煌めき、小さく無機質な音を立てる。首を左右にコキコキと鳴らし、

殺意、悪意、害意、敵意の全てが混ざりあっているかのような、
憎悪、狂喜、悲哀、嫉妬の全てが混ざりあっているかのような、
歪かつ捻れた異様な雰囲気がその強大な魔力と共に感じ取れる。

226:紅魔館のメイド◆gI:2021/05/19(水) 14:09

あ・・・・・ぁ・・・・・

(時を止めて攻撃をしたとしても、時を動かしたと同時に反撃される、勿論、命の保証なんてものはない・・・・・

直感がそう告げている、普段の咲夜とは別人のように、後ずさりしながら恐怖で攻撃するにできない・・・・・

真の恐怖というものが心の底からこみ上げてくる感覚、とても言うのだろうか・・・・・)

227:破壊の化身◆3.:2021/05/19(水) 18:29

フランドール(狂気の人格)
「あれ?あれれれ?
貴方、見かけない顔だね?それに……なんだかとってもお腹が空く香りがする。もしかして貴方、人間?」

狂気のフランは咲夜の目の前にまで歩み寄ると立ち止まり、その姿を見て不思議そうに何度も見返す。扉越しでは見えず、わからなかったものの、吸血鬼の嗅覚と本能が恐怖し、後退る相手について教えてくれる。
表側のフランは見たことがあったかもしれないが、自分は見たことがない。

228:紅魔館のメイド◆gI:2021/05/20(木) 20:15

え、えぇ・・・・・人間ですよ・・・・・?

(そうか、よくよく考えてみれば、この人格と面と向かって出会うのは自分も初めてだったと思えば、フランドールの今の反応にも納得がいく・・・・・

相変わらず何を考えているのかはよくわからないものの、あまり刺激しない方がよさそうだと思いながら後ずさりをし・・・・・)

229:破壊の化身◆3.:2021/05/20(木) 20:31

フランドール(狂気の人格)
「へぇ〜?羽根が無いけど貴方達人間って空を飛べるの?
私達みたいに頭が潰れても再生する?
どんな技を、能力を持っているの?
外の世界には他にも沢山人間がいるの?」

後ずさる咲夜に対し、始めて直接見る人間に対する興味が沸いてくるようで次々と色々な質問をしてみる。幸いにもさっきまでの怒気や殺気は消え、純粋な知的好奇心のみを抱いているため、直ぐに相手を惨サツするような素振りは無い。

もし、返答や返事をミスしてしまった場合……
レミリアやパチュリー等の助けが遅れてしまった場合……
咲夜がどうなるのかは想像に難しくはない。

230:紅魔館のメイド◆gI:2021/05/22(土) 06:16

・・・・・と、飛べる能力を有した人間も中にはいます、人間は身体の一部が無くなれば元に戻ることはありません、私は時を止める能力を持っています、技としては、止まった時の中でのナイフ投げが主な攻撃です、勿論外の世界には沢山の人間がいます・・・・・

(咲夜は、とりあえず慌てず、そしてフランドールを絶対に刺激しないように、落ち着きを取り戻してフランドールからの質問に淡々と難なく答えてゆく・・・・・

しかし、相手は狂気人格のフランドール、どこで刺激することになってしまうかはわかったものじゃない・・・・・)

231:破壊の化身◆3.:2021/05/22(土) 11:23

フランドール(狂気の人格)
「へぇ〜!羽根が無くても飛べるんだ!?
人間の体もやっぱり脆いんだね。そんなんだと戦いで手足を失ったらおしまいだね?時間を止める能力!?そんなの聞いたこと無いよ!凄いなぁ!見てみたい!!」

今のところ狂化フランの怒りや破壊衝動を引き起こすような箇所には触れていないようで、ニコニコと心から楽しそうに笑っている。更に、下記の訴えかけるような言葉でさえニコニコと笑いながら話しているため、感情と言動がまるで一致していない時もあるが、一見すると普段のフランよりも感情表現が豊か(不安定)であるかのようにも見える。



フランドール(狂気の人格)
「私はずっと閉じ込められていた。
地下室に?違うわ、表の人格からよ。
私も表の人格も同じ体に宿っているのにね?
貴方は自分が自分でなくなる事が、自分の体なのに一切自分の思い通りに動かせない不自由さ、窮屈さを感じたことがある?
私はただ広い世界で遊びたかっただけなのに。」

狂化フランからは強い殺意や狂気が感じられはするものの、そこに悪意は殆ど存在していない。殺意や憤怒、憎悪、狂気の四つが強すぎるあまり、霞んではいるものの、まだ会話が成立している事から上手く行けば会話だけでこの事態を沈静化することが出きるかもしれない。

232:紅魔館のメイド◆gI:2021/05/23(日) 11:14

・・・・・いいですか?妹様・・・・・誰もあなたが悪いと言っているわけではありません、ただ、あなたはその有り余る力を命を奪ったり、無差別な破壊衝動に振るってしまうので危険視されてしまうんです・・・・・

(まだ会話が成立している今のうちに、咲夜は狂気人格のフランドールに何故ずっと表人格のフランドールから閉じ込められているのかを、咲夜視点ではあるものの説明する・・・・・

話が通用しないというわけでもないのであれば、これで説得することが出来ればいいのだが・・・・・)

233:破壊の化身◆3.:2021/05/23(日) 12:34

フランドール(狂気の人格)
「………何を言っているの?
だってお父様は喜んでくれたよ?
私の力は凄いって、誰よりも強くて凄い力を持っているって。」

不思議そうに首を傾げ、悪意の存在しない純粋な疑問を抱いて、咲夜の言葉の意味がわからないと応える。自分の父親はこの力も、破壊衝動も、全てを受け入れ、理解し、褒めてくれたのにどうして相手は認めてくれないのかと言う。



フランドール(狂気の人格)
「そう!私は間違ってなんかいない!
間違っているのは私の力を恐れて閉じ込めた貴方達の方よ!!」

寧ろ、自分の破壊の力を驚異と見なして居なかったような者として扱い、存在そのものを抹消しようとしている表人格を含めた紅魔館の住人全体に対する激しい怒りが渦巻く狂気となって真紅の瞳の奥に存在している。

234:紅魔館のメイド◆gI:2021/05/24(月) 06:11

《やばいっ・・・・・!》

落ち着いてください妹様・・・・・!

(咲夜はこのままではフランドールが傍若無人の限りを尽くしてしまうと判断したからか、フランドールを落ち着かせようと両手でフランの手を包み込むようにして握りしゃがんで視線を合わせて、目を見ながら落ち着いてくださいと語りかける・・・・・

しかし、これは父ヴァルターも評価してくれたフランドールの力を使わせるわけにはいかないという全否定の意味が込められた行動でもある・・・・・)

235:破壊の化身◆3.:2021/05/24(月) 17:58

フランドール(狂気の人格)
「…………!!?」

表の人格であればまだ感情のコントロールがある程度は出来ているのだが、狂気人格の場合は破壊衝動や殺戮衝動を中心にその時その時の感情に任せて行動しているため、後先を考えること無く汲み上げてくる怒りに任せ、咲夜の体を爆破しようとしたものの、

咲夜が自分の手を包むようにして握ったところで、400年以上生きてきた中でも忘れていたかつての記憶が脳裏を過る。今よりもずっと昔にも、こうして誰かの温もりを感じていた事があった……



フランドール(狂気の人格)
「……貴方は私が怖くないの?」

圧倒的な力を持ち、表人格とは異なり見境無く全てを破壊しようとする自分に対し、最初は恐怖を抱いていたにも関わらず、今では自分と向き合おうとしている咲夜に対して同じく見つめ返しながら問いかける。

236:紅魔館のメイド◆gI:2021/05/25(火) 06:13

・・・・・あなただって、怖いでしょう・・・・・?

(咲夜はフランドールの両手を握りしめながら、上記を言う・・・・・

力を振るわずともレミリアのようにずっと一緒にいる姉という立場だったら、危険視してまたフランドールのことを幽閉するだろうが、咲夜視点からすれば、力を振るうことでまたフランドールが幽閉され、怒りを募らせていくことがフランドールの暴走に繋がる=より一層危険視され幽閉され続けるということに繋がる・・・・・

咲夜の言葉は、またずっと一人きりで部屋に幽閉されるのは怖いでしょうという意味もある・・・・・

自分は今こうしてフランドールを止めなければならないという一時的な恐怖ではあるが、フランドールは孤独と不自由という恐怖とずっと隣り合わせだと考えると、恐怖というにはまだ生温いのかもしれない・・・・・)

237:破壊の化身◆3.:2021/05/25(火) 15:03

フランドール(狂気の人格)
「!!!」

狂気や殺意、憤怒や憎悪等、様々な攻撃的な感情が瞳の中から消え、その代わりに、まるで渦巻く激情が涙となって体外へ流出しているかのようにフランの目から止めどなく涙が溢れ出てくる。
狂気の人格自身にとってもこの涙の意味や理由についてわからない。
感情のコントロールをしようとさえしなかったからなのか、失われた温もりを思い出したからなのか……
自分の姉も、父親でさえも恐れた自分を、真っ直ぐに見て



フランドール(狂気の人格)
「…………私……は…………」

何かを口にしようとしたところで狂気の人格による肉体の支配が限界を迎えたのか、意識を失い、床に倒れ伏す。本来の肉体の主人格の同意無しの場合、極短期間しか顕現する事が出来ないようで、仮に咲夜を殺害して脱出していたとしても直ぐに意識を失って倒れてしまっていただろう。


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