東方projectのなりです。
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……!やめて…!!
(再生しきった右手でレーヴァテインを作り上げてはイリアの首を掴み上げる黒縄の右手を斬り落とそうとレーヴァテインを薙落として)
《ガキンッ》
黒縄
「…………!」
黒縄の右腕を狙って振り下ろされたレーヴァテインが黒縄の腕に直撃すると、イリアが解放されるものの、レーヴァテインが直撃した箇所には小さな切り傷が出来るだけで、火傷すら負っていない……
イリア
「うッ……げほッ!げほッ!げほッ!!
気をつけて……主人格……ソイツは……桁違いに強い………!」
闇組織の戦闘部隊を単身で圧倒していたイリアだったものの、そのイリアでもこの黒縄には敵わなかったようで、激しく咳き込みながら注意するように警告して
分かってる……
(イリアを解放した事を確認しては、救出して距離を取ると同時に回復魔法をイリアにかけて)
《ヒュオッ》
黒縄
「……………。」
距離を取ったにも関わらず黒縄は一跳躍だけで二人との距離を詰め、黒鱗を生やして大きく右腕を振り上げた黒縄がフランに向けて拳を振り下ろそうとして
……っ!!
(負傷しているイリアを抱えながらも一気に距離を詰めた黒縄の拳を避けようと後ろに引こうとして)
《ドンッ》
《バキバキバキバキ…》
黒縄が振り下ろした拳が床に当たると、広場の床一面に亀裂が生じ、二人の足場である床そのものが破壊されようとして
…!なんて力……!?
(床の地割れにいち早く気付いては宙に浮きつつ、引き続きイリアの回復を試みて)
イリア
「どうして逃げなかったの……!?」
自分を抱えて空中に逃れて回復するフランへ、どうして牢から脱出してすぐにこの場所から脱出して逃げようとしなかったのかを聞いて
今更理由なんて聞き飽きたでしょ……貴女に言われて思い出したの、私が戦う理由を…
(深くは答えずイリアを覆うように回復魔法をかけては完治していない左腕の再生が止まっていて)
黒縄
「お前のところには冥蘿を向かわせた筈だ…
どうやって逃げて来た?」
鬼にも匹敵しうるパワーを持った黒縄がフラン達を見上げながら冥蘿をどうやって倒して来たのかではなく、どうやって逃れて来たのかと問いかけて
そんな事を知ってどうするつもり?確かに彼女は強かったけど…爪の甘さが敗北の原因だよ。
(黒縄の質問に軽く答えながらもイリアの回復の時間を稼いで)
黒縄
「そうか……アイツは油断する癖があるからな。」
今度は砕けた床を蹴って飛び上がり、二人の足首を掴んで引き摺り下ろそうとして
(ロクに戦えば私もイリアも無事では済まない……先にイリアの完治を優先しないと…)
〔とはいえ自身も冥蘿との戦闘でいくら再生能力を取り戻したとはいえ圧倒的な貧血には変わりなく、絶望な状況で。そのため無理に反撃はせずに、黒縄の掴みを避け防戦一方の形になりつつ相変わらずイリアの回復に専念して〕
イリア
「ごめん、主人格……私の右手を優先的に治してくれない……?」
黒縄による掴みかかりから逃れると、身体中がボロボロになっている中、自分の右手を優先的に治してくれないかと言う。どうやらイリアの瞳には黒縄を撃破するための秘策があるようで
黒縄
「お前達は見た目が似ているが……単純に二人になっただけだと言うのなら何も変わらない、直ぐに二人まとめて制圧してやるだけだ。」
黒縄は両手に禍々しい魔力を纏わせ、それを交差するようにして振るい、X状の斬撃を放ち、二人の体をまとめて切り裂こうとする。
黒縄が放った斬撃は下手に受けようとしてしまえば、生半可な防御もろとも切り裂かれてしまうだけの破壊力が込められていて
…了解……!
(イリアを離さないように少し抱き抱える力を強めてはイリアの右手を集中的に回復魔法をかけつつ、黒縄による攻撃を避けようといまだに再生しきれていない翼を利用して回避しようとして。どうやらイリアの回復に手こずっているようで、自身の傷が疎かになっているようで)
イリア
「ごめん……この埋め合わせはちゃんとするからさ……!」
黒縄の放った斬撃から逃れるものの、二人が避けた先の壁が大きく切り裂かれ、その斬撃によって地下にあったアジトの一部が崩落し、黒縄もろともフランとイリアの二人を生き埋めにしようとして
気にしないで…今は私に任せてほしい……!
スペルカード発動【禁忌】フォーオブアカインド
(カードを構えては斬撃による瓦礫の崩れから身を守るように三体の分身が頭上に現れて、フラン本人もイリアを覆いつつ回復魔法を続けて。しかし魔力切れが起こってきているのか、回復速度が低下しており)
イリア
「助かる……!!」
【禁忌「レックレスバレット」】
イリアもまた、少しでも回復専念できるように、フランの作り出した分身への負担を軽減できるように、空に向けて左手に持ったレーヴァテインを振りかざすと、そこから多数の赤黒い結晶弾を放って大きな瓦礫を粉々に打ち砕いていく
無茶は駄目…大人しくしてて…
(とうとう魔力切れを起こしては、じわじわと分身たちは形を保てなくなり、対するフラン本人も目眩が襲って。それでもイリアを無傷にさせるために細かな瓦礫から身を守らせるようにイリアを抱き締めて)
イリア
「いいから、アンタは回復に集中しておいて……!
…………ッ!!」
《ゴオォォォォォォォォ…》
頭上から降り注ぐ岩石を砕き続けながらも、視線をフランへ戻し、フランには回復に集中しておいて欲しいと言うものの、そのフランの下で黒縄が放つ青黒い魔光線が迫って来ている事に気付き、フランの体を引っ張って横へ回避しようとして
……イリア、一度私の中に戻って…力を貸して……
(グルグルと視界が悪くなる中、急にイリアに引っ張られては黒縄の攻撃を避けるも、これ以上は足手纏いになると分かったのか、一度狂気人格であるイリアを取り込み黒縄を倒すつもりのようで)
イリア
「……わかった。」
黒縄による魔光線によって降り注ぐ瓦礫どころか上階を丸ごと吹き飛ばして地上への脱出路が出来ると、イリアはそれを見ながら少し考えた後、フランの求めに応じて主人格との一体化をし始めて
……!!
(イリアを取り込み始めてはすぐさま上を向き、映る瓦礫全てを核として捉えては握り潰して能力によって粉々にしようとして)
黒縄
「よそ見をしていても良いのか?」
フランが降り注ぐ大量の瓦礫を破壊していくものの、黒縄は自分への警戒心や注意力が薄れたと判断し、右腕を大きく振り上げた状態でフランの前へ瞬時に移動し、鬼にも匹敵するパワーでフランを遥か下にある瓦礫や残骸だらけの下階へ叩き落とそうとして
……っ!
(上空の安全を確保していた最中、黒縄による叩き落としを防ごうと腕を交差させるも、鬼にも匹敵する威力によって強く床に叩きつけられてしまって)
黒縄
「地上に侵攻した幹部連中が全滅したみたいだが……俺はそいつらとは格が違う。お前達の戦っていた幹部連中など、この俺から見れば雑魚も同然だ。」
フランを地上に叩き落とすと、降り注ぐ瓦礫を受けながらもまったくの無傷のまま両腕を組んで自分が闇組織の中でも最強の存在だと教える。
その宣言の通り、フランがこれまで交戦してきた闇組織幹部、紅魔館に攻撃していた殄戮や先程戦っていた冥蘿を遥かに上回るパワーとスピードを有している事が一連の戦闘からもわかるだろう……
けほっ、げほっ……!!?
(防いだにも関わらずに大きく吐血しては耳にした幹部最強という言葉に血の気が少し引くも、立ち上がって)
黒縄
「俺よりも強い奴はいない。
一匹や二匹の吸血鬼が敵う相手じゃないんだよ……!」
拳を握って、立ち上がったフランに向けて急降下して、そのまま強力なパワーによって強打を撃ち込もうとして
それなら…私が貴女を倒してその高い鼻をへし折ってあげるよ…!
(黒縄本体の核を探り、急降下する前に能力で速攻決着をつけようとして)
《ググ…》
フランが黒縄の目を見つけて握り潰そうとするが、その目はこれまで握り潰して来たどの目よりも硬く、力を込めても握り潰す事が難しくなっていて
……がはっ…!!!??
(いくら力を入れても壊れない核に驚く間も無く拳に攻撃を受け強く床に叩きつけられては骨が折れ、体を突き破るように剥き出しになって)
イリア
『やっぱり主人格でもアイツの核は壊せないみたいね……』
フランが能力使用を試みたものの失敗してかなりのダメージを受けて床に叩きつけられると、同化していたイリアが声をかける
既にイリア自身も何度か試した事があるようで、これまで握り潰して来たどの目よりも遥かに硬い黒縄の核に対して言及して
…うぅ……何か他に方法は…
(剥き出された骨を無理やり体内に押し込んでは顔を顰めるも、じわじわと皮膚も再生させながら、黒縄の弱点を探っていて)
イリア
『目が硬かったように、アイツは生身なのに異常な硬さを持っている……
外傷でアイツを倒しきるのは無理だと思う……だから、倒せるとすれば私達の能力だけだと思ったんだけど……』
イリアが話している中でも黒縄の攻撃の手は止まらず、左腕を振るうことで指先の爪からそれぞれ一発ずつ、合計五発もの黒い斬撃がフランに向けて放たれて
それじゃあ太刀打ちなんて…っ!
(再び血液のレーヴァテインを作り上げては放たれた斬撃を防ごうとして)
イリア
『これは賭けのようなものになるかもしれないけど……私が完全に回復したら、二人がかりで目を握り潰そうとすればもしかしたら壊せるかもしれない……』
イリアが先程自分の右手を優先的に治してくれと言っていたのも、イリア自身でも目を握りつぶそうと考えていたようで
……それなら私が時間を稼げれば……っ、まだ可能性は…
(重い一撃を受け続けては大きく弾くことによって隙が生まれて)
イリア
『………!!主人格!前!!』
イリアと話している中、再び右腕を大きく振り上げた黒縄が、斬撃を弾いた直後のフランの目の前に現れて
……っう…!!
(間一髪で攻撃を避けようと体を大きく逸らして)
《ドゴオツ》
そう簡単には狙い通りにはさせないとばかりに振り下ろされた黒縄の腕がフランの体に掠った後、地面に腕が激突すると、床に散らばっていた岩や瓦礫が丸ごと吹き飛ばされて
……うぐっ…!!?
(完全には避け切ることは出来ずに左腕が掠っては抉れてしまい、その上衝撃が床に伝わっては強く壁に吹き飛ばされて)
黒縄
「……終わりだな?」
吹き飛ばされたフランの目の前に黒縄が再び瞬間移動にも等しい速度で現れると、手刀を作ってフランの体を貫こうとする
ま……だぁ……!!
(壁に打ち付けられ、力無く寄りかかるも、黒縄の手刀を腕を素手で掴んで止めようとして)
黒縄
「俺の方が遥かにパワーがある。お前一人じゃどう足掻いても無駄だ……!」
フランの体を貫こうと伸ばした右手を捕まれるものの、既にボロボロになったフランの腕力だけでは止めるのが難しく、そのまま手刀を押し込んでその体を貫こうとしたところ……
尤魔
「お前、私のフランに何をしているんだ?」
《ドゴオッ》
黒縄の背後に巨大なスプーンを大きく振り上げた饕餮が現れ、そのまま黒縄が振り返る前に殴り飛ばし、近くの瓦礫の山の中に叩き込む
……その…声は……
(ギリギリと黒縄の腕を止めていた際に何者かによって目の前の敵が瓦礫の山に叩き飛ばされたのを見ては声のした目の前の人物の姿を確認して)
尤魔
「悪い、来るのが遅れたな……?」
黒縄を殴り飛ばした尤魔はフランがピンチになった時に駆け付けるのが遅れてしまった事を謝罪しつつ、フランに手を差し伸ばして
…ううん、そんな事ない……!
(死を悟りつつあったのか、尤魔の差し伸べた手を取っては怯えるように抱きついて。左腕が抉れ、両目も再生した跡が残っており、翼に関してはいまだに枝崩れしていたりと、相当なダメージを喰らっていることが一目で分かる)
尤魔
「お前には色々と話したいことも聞きたいこともあるが……先ずはアイツを倒してからにするか。」
フランの左腕と翼、目元の傷痕を見て、黒縄や闇組織への静かな怒りを抱くと、ゆっくりとフランと一緒に黒縄の方を向く
黒縄
「当初の計画と違って冥蘿は居ないが……奴がいなくても俺がいれば充分だろう、二人まとめて叩き潰してやる………!」
瓦礫の山を内側から吹き飛ばし、ほぼ無傷の状態の黒縄が現れ、服に付いた土埃を払いながら二人と対峙して
気をつけて……彼は私の能力に反発してくる、どうにかして核を潰せれば…倒せると思うけど…
(尤魔から離れては共に黒縄の方を向き、抉れている左腕から血のレーヴァテインを作り上げて)
尤魔
「お前の力が通じないのか?
クックックッ……面白い、それなら手加減はいらないな。」
フランの破壊能力が通じないと聞くと、自分でさえ何度も破壊されたフランの力でさえも通じていない事に驚くものの、スプーンを担いで楽しそうに笑って
どうにか核を緩める…つまり本体にダメージを与え続けないと…勝てそうにない……
(そう呟いては、レーヴァテインを再び作り出すと、大きく吐血して。それは魔力切れによる負荷と、先ほどから供給できていない血液不足によるもので。)
《ヒュオッ》
尤魔
「……そうか……何か策はあるか?」
黒縄は右腕を振るって二人に向けて黒い斬撃を放ち、攻撃を仕掛ける中、尤魔は何か策はあるのかと聞いて
……今十分に動けるのは恐らく私の中で休んでいる狂気人格と、尤魔だけ…だから私が囮になるから、その隙に続けてダメージを与え続けてほしいの…
(自身が相手を惹きつけ続け、その隙を突き何度も削り続けて欲しいと。今までの疲労を考え、自分には相手を押す力はないと悟っていて)
尤魔
「そうか……それならあまり長期戦は出来ないな、直ぐに片付けるぞ……!!」
フランの翼や左腕、目を見ては既にフランも満身創痍になっている様子から、彼女が囮になるにせよ、あまり長期戦をしていらないかと応えると、手にしたスプーンで黒縄が放った黒い斬撃を正面から打ち消して見せて
イリア…そろそろ行けるかな…?
(自身の奥底に囁いては尤魔と共に攻撃を続けられるかと聞きつつ、囮としての役目を果たすために深呼吸をして)
イリア
『勿論、必要なら何時でも力を貸すよ。』
尤魔が黒縄の放つ黒い斬撃を弾きながら少しずつ黒縄との距離を詰めていく中、二人になって戦うよりも一人に力を集中させた方が現状では良いと判断したイリアがそう応える
…ありがとう……それじゃあ少し力を…借りるね…?
(そう呟いては、魔力切れにも関わらず、大剣のようなレーヴァテインを作り上げては、イリアの力全てを引き出そうと目を閉じ、全身の力を循環させようとして)
《ガキンッ》
黒縄
「剛欲同盟の長はこの程度の力なのか?」
距離を詰めた尤魔が黒縄に向けて手にしたスプーンを振り下ろすものの、殆どダメージを受けておらず、直ぐに反撃として尤魔を殴り飛ばす
尤魔
「……なるほどな、確かにコイツの腕力と硬さは段違いだな……」
イリアから力を借りて大剣状のレーヴァテインを作り出して構えるフランを見て、尤魔もまたフランのレーヴァテインに合わせてスプーンをナイフへと形状を変えた上で魔力の炎を纏わせて
……行くよ。
(体全体に力を循環させては普段のように狂気のオーラを身に纏い、目を細めては強く地を蹴り、尤魔を殴り飛ばした黒縄に向けて炎を纏わせた大剣のレーヴァテインを振り落とそうと急接近して)
黒縄
「無駄だ、俺の体には誰であろうと傷の一つも付けられない……!」
黒縄は向かってくるフランと、フランが振りかぶったレーヴァテインを見ても避けたり防御もしようとせずにそのまま敢えて受けて自分の防御力の高さを示そうとして
とっくに分かってるよ……わざわざ教えてくれなくてもねぇ……!
(敢えてレーヴァテインの攻撃を受けようとする黒縄にそのまま大剣を振り落とすも弾かれるが、それでも一瞬攻撃をやめた黒縄を弾かれたレーヴァテインを縄へと変形させ絡ませてはフランも両腕を羽交締めにして動きを封じ込めようとして)
黒縄
「………!!」
フランの振り下ろしたレーヴァテインを弾くと、そのまま勝利を確信して不敵な笑みを浮かべるものの、そこからレーヴァテインを変形させて縄に変えて拘束しようとするところまでは予測が出来ず、そのまま動きを封じられて
尤魔……!今のうちに…!
(黒縄の動きを制限させては思いっきり首に噛みつき、さらに動きを鈍くさせようとして)
尤魔
「任せろ……!!」
身動きの取れなくなった黒縄に向けて手にしたレーヴァテインを模したナイフを両腕の力を乗せて刺突を繰り出すと、黒縄の体を貫通する事は出来なかったものの、その身にナイフの刃先を突き刺す事には成功して
絶対に…離さない……!
(引き続き黒縄を拘束して継続してダメージを与えて貰おうと力を弱める事なく相手の両腕を捕らえ続けて)
黒縄
「この俺の体に傷を……!?
この………離せ……!!」
尤魔の突き出したナイフが黒縄の体に刺さると、少しずつだが彼の体にナイフの刃が食い込んでいく……
このままでは流石に不味いと気付いた黒縄は両腕に力を込めて強引にフランの拘束を解こうとして
嫌だ…絶対離すもんか……!!
(強引に拘束を解こうとする黒縄に合わせるようにこちらも力を入れ、ギリギリと両腕を逃さないようにして)
黒縄
「瀕死のお前の力にやられる程俺は弱くはな……
……………!!!」
尤魔
「悪いな、お前のその自慢の力を少しばかり分けて貰うぞ……!!!」
あれだけフランが攻撃をしたにも関わらず傷一つ付けられなかった黒縄の体に尤魔がナイフの刃を通すことが出来た事には理由がある
フランの魔力を使って自分の武器そのものを最適化するだけでなく、最初に黒縄と対峙した時からずっと黒縄の力を少しずつ吸収しており、吸収した力を全て今のこの一撃に込めていたからだ
黒縄は更に力を込めて強引にフランを引き剥がそうとするものの、力を尤魔に吸収され続けている上に、吸収した力を全て刺突に回されていることもあり、少しずつ黒縄の体が貫かれて
うぐぐ……っ!
(尤魔が黒縄の力を吸収されているとはいえ徐々に力を増していく黒縄の内側からの力に少しずつ押し負けていき。)
黒縄
「小賢しい真似を……!
だが、お前はもう限界のようだな?」
力を吸収されていながら、少しずつ押し勝っている状況を活かして右手で尤魔のナイフの刃を掴み、左手でそのままレーヴァテインを引きちぎろうとする……
イリア
『主人格!能力を使うなら今しか無い……!!』
黒縄がダメージを受け、力を吸収され、更に動きが止められている今しか能力を使用するチャンスは無いと考えたイリアが黒縄の目を握り潰すようにフランへ言う
うぅ……ぁああ!!
(イリアの助言を受けてはすぐさま核を探り出し、握りつぶそうと力んで)
黒縄
「!!?」
イリアの見抜いた通り、核の強度は低下しており、フランの指が黒縄の核に食い込む……だが、まだ核は異様な硬さを誇っており、握りしめた手の中にはまだ核が残っている……
黒縄
「お前が何をしようとしているのかはわからないが……
俺にとって『それ』が脅威である事はわかる。邪魔をさせてもらうぞ……!!」
《メキメキメキメキ…》
その自己意識を投影したような赤い王冠を被った巨大な蛇のようなドラゴンの姿……人の形を留めぬバジリスク(蛇の王)本来の姿へと戻り、増大したその巨体によって尤魔とフランをまとめて薙ぎ倒そうとして
バジリスクのイメ画
https://i.imgur.com/HEhbnAh.jpg
……っ、尤魔…!!
(拘束が解け、黒縄が本来あるべき姿へと戻り、薙ぎ払いを放ったのをいち早く確認しては、尤魔を庇おうと突き飛ばしては薙ぎ払いを身代わりとして受けようと)
尤魔
「……ッ!
私は大丈夫だ!」
黒縄が本来の姿へと戻り、その尾による一撃を受けて弾き飛ばされると、口端から一筋の血を垂らしながらも、すぐに起き上がり、再びナイフを構え、フランに自分は大丈夫だと応える
黒縄
「俺がこの姿になった以上、楽に逝けると思うなよ……!!」
《ドガガガガガガガガッ》
黒縄がその長大な体をうねらせ、尾を振るい、周囲を這い回ると、それだけで周囲の地面や瓦礫の山が消し飛ばされ、その体に生えた幾千もの鱗の一つ一つが刃のように触れたモノを切り裂いていく
(…どうにかして標的を私に変えないと…)
〔尤魔の言葉を信じては、縄状のレーヴァテインから再び大剣に戻しては、ダメージを与える目的ではなく、自身に惹きつけようと巨体で動き回る黒縄の頭部に近づいてはレーヴァテインを振り落とそうとして
イリア
『主人格……!まだ核は持ってる……?』
幾らか力を抑えていた人型の状態でもまともに攻撃が通じなかった事もあり、真の姿になった黒縄には頭部にレーヴァテインが直撃してもまるでダメージになっていないようでそのまま動き続けている……
黒縄としては、特に攻撃の動作をしなくとも、ただ無差別に暴れ回り、高威力の技や能力を発動する際に生じる隙を狙いつつ、動いているだけでも二人を消耗させて弱らせることが出来るため、動きが鈍ったところを一噛みでもすれば牙に含まれた猛毒で仕留められると考えているため、意識的な攻撃には転じていない……
鱗は刃に、その巨体そのものが質量攻撃となった黒縄
その黒縄に対して一撃を加える方法があるようで、イリアはまだ核を持っているかと聞いて
…うん、まだ核は捉え続けてるけど…まだ私じゃ『壊せない』…
(イリアの言葉を聞いてはまだ持っていると答えるも、まだ潰す事には及ばないと答えつつ、全く動きを止めない黒縄に続け様に付近を能力で爆発させては爆発の衝撃を黒縄に与えようとして
イリア
『一か八か……私もそれを握り潰すのを手伝うよ……!』
尤魔も反撃として黒縄へ攻撃を仕掛けるものの、先程ナイフを突き刺していた胸部の傷も姿を変化した事で筋肉によって圧迫されて体内へ埋もれた事で止血されており、尤魔がどれだけナイフを振るってもダメージを与えられずにいる……
もはや打つ手が無くなったと思われたその時……
イリアが再び実体化し、黒縄の核を握るフランの手に自分の手を重ねて、二人がかりで黒縄の核を握り潰そうとして
……うぅ……!
(核を共に握り潰そうとするも、そちらに意識がいっては隙ができてしまうも、必死に核を握り潰そうとして)
黒縄
「させる……か!!」
フランとイリアが共に核を握り潰す事に気を取られた事で出来た隙を黒縄は見逃さず、核を握り潰される前に巨大な口を開けて二人をまとめて呑み込もうとするが
尤魔
「そうだな、フランの邪魔はさせない……!!」
【「お腹を空かせたグリードモンスター」】
饕餮はかつて血の池地獄でフランに見せた時と同じように巨大化し、フランとイリアを喰らおうとしている黒縄に飛び掛かり、そのまま黒縄を打ち倒して時間を稼ごうと
……いい加減……壊れてよ…っ!!
(核を持つ手を強く握り締め、余りの硬さに体を震わせながらも潰す事だけに集中して)
黒縄
「………ッッッ!!
ぐ……おォォォォォォッ!!?」
《バンッ》
尤魔が動きを抑え、イリアとフランの二人が共に核を握り締める事で漸く黒縄の核を握り潰す事に成功し、辺りの大気が震える程の咆哮をあげた後、その巨体が破裂し、冥蘿と同じようにバラバラになって破壊される……
……やっ…た!
(やっとのことで核を握り潰しては歓喜の声を上げ、大きな爆風に顔を逸らして)
イリア
「はあぁぁぁぁ……やっと勝てたぁぁぁ……」
尤魔がその巨体でフランとイリアの方に爆風と破片が飛んでいかないように爆発を抑え、轟音の後に静寂が戻り始めると、そこでやっとイリアは大きく息を吐いて
……うん、やっと…勝て……
(喜びを共有しようとした矢先、一気に体の力が抜けると同時に意識を失うようにイリアの方へと倒れてしまって)
イリア
「お疲れ様、主人格……
えーっと、貴方は……」
尤魔
「饕餮……尤魔……だ………」
先程まで同化して回復に専念していたため、体力が回復していたのもあり、イリアはフランと元のサイズに戻った饕餮の二人を抱えて
………
(意識を失っては今まで止まっていた再生が再開し、じわじわと回復するも、一部分…基、翼だけが再生せずにされるがまま運ばれて)
【闇組織アジト→???】
イリア
「………………。」
黒縄と闇組織による死闘が終わってから幾日かが過ぎ
とある場所の一室にて、フランをベッドの上に寝かせ、その近くでイリアは小さなテーブルの上で小さなチェスの駒を動かしては一人で遊んでいて
………んん…
(数日目を開けなかったフランが少し苦しそうに声を出し)
イリア
「……あ!目が覚めた?」
退屈そうにチェスの駒のポーンを使って同じチェスの駒であるルークを倒したところで、フランの呻き声が聞こえてくるとそちらへ向いて
……ぅぅ……
(数日寝込んでいたからか、うまく体に力が入らずに苦戦していて)
イリア
「あ、無理はしないで?
まだ寝たままでいいよ?」
体に力を入れようとするものの、それが上手くいかずに苦戦しているフランを見て、起き上がったりはせずにそのまま寝た状態でいてもいいと応えて
駄目……尤魔に…会いに行かないと……
(少し定まらない動きをしつつも立ち上がるも、壁に触れながら体を支えて)
イリア
「饕餮なら今はちょっと出掛けているけど直ぐに戻ってくるから主人格はちゃんと休んでないと……!」
立ち上がってフラフラの状態でありながら移動しようとしているフランを慌てて止めようと、イリアもまた立ち上がって
……分かった。
(尤魔は今は外出中、だがすぐに戻ってくると聞いては大人しくベッドに座り込んで)
……そういえば、尤魔は何処に行ったの…?
(ベッドに座って軽く体を動かしつつ、イリアに尤魔の行き先を聞いて)
イリア
「ああ、尤魔なら紅魔館に一旦戻って皆に状況の説明と此処に居るって事を伝えに行ったよ。」
手に持ったチェスの駒の右手の上で転がしながら、尤魔なら紅魔館の皆のところへ戻って今回の事を伝えに行ったと応えて
そっか……
(尤魔に何か言いたそうにしており、帰りを待つも少し寂しそうに)
イリア
「……勝手なことかもしれないけど……一応、尤魔を畜生界に飛ばした事については私からも伝えておいたよ。」
掌の上で転がしていたチェスの駒をボードの上に並べ置きながら、フランの様子から少し気まずそうに話して
……そっか、ありがとう…
(俯きながらも、少し尤魔と会う事に戸惑いを持ち始めて)