東方projectのなりです。
オリキャラで参加される際にはプロフィールの作成と投稿をお願いします。
……っ、尤魔…!!
(拘束が解け、黒縄が本来あるべき姿へと戻り、薙ぎ払いを放ったのをいち早く確認しては、尤魔を庇おうと突き飛ばしては薙ぎ払いを身代わりとして受けようと)
尤魔
「……ッ!
私は大丈夫だ!」
黒縄が本来の姿へと戻り、その尾による一撃を受けて弾き飛ばされると、口端から一筋の血を垂らしながらも、すぐに起き上がり、再びナイフを構え、フランに自分は大丈夫だと応える
黒縄
「俺がこの姿になった以上、楽に逝けると思うなよ……!!」
《ドガガガガガガガガッ》
黒縄がその長大な体をうねらせ、尾を振るい、周囲を這い回ると、それだけで周囲の地面や瓦礫の山が消し飛ばされ、その体に生えた幾千もの鱗の一つ一つが刃のように触れたモノを切り裂いていく
(…どうにかして標的を私に変えないと…)
〔尤魔の言葉を信じては、縄状のレーヴァテインから再び大剣に戻しては、ダメージを与える目的ではなく、自身に惹きつけようと巨体で動き回る黒縄の頭部に近づいてはレーヴァテインを振り落とそうとして
イリア
『主人格……!まだ核は持ってる……?』
幾らか力を抑えていた人型の状態でもまともに攻撃が通じなかった事もあり、真の姿になった黒縄には頭部にレーヴァテインが直撃してもまるでダメージになっていないようでそのまま動き続けている……
黒縄としては、特に攻撃の動作をしなくとも、ただ無差別に暴れ回り、高威力の技や能力を発動する際に生じる隙を狙いつつ、動いているだけでも二人を消耗させて弱らせることが出来るため、動きが鈍ったところを一噛みでもすれば牙に含まれた猛毒で仕留められると考えているため、意識的な攻撃には転じていない……
鱗は刃に、その巨体そのものが質量攻撃となった黒縄
その黒縄に対して一撃を加える方法があるようで、イリアはまだ核を持っているかと聞いて
…うん、まだ核は捉え続けてるけど…まだ私じゃ『壊せない』…
(イリアの言葉を聞いてはまだ持っていると答えるも、まだ潰す事には及ばないと答えつつ、全く動きを止めない黒縄に続け様に付近を能力で爆発させては爆発の衝撃を黒縄に与えようとして
イリア
『一か八か……私もそれを握り潰すのを手伝うよ……!』
尤魔も反撃として黒縄へ攻撃を仕掛けるものの、先程ナイフを突き刺していた胸部の傷も姿を変化した事で筋肉によって圧迫されて体内へ埋もれた事で止血されており、尤魔がどれだけナイフを振るってもダメージを与えられずにいる……
もはや打つ手が無くなったと思われたその時……
イリアが再び実体化し、黒縄の核を握るフランの手に自分の手を重ねて、二人がかりで黒縄の核を握り潰そうとして
……うぅ……!
(核を共に握り潰そうとするも、そちらに意識がいっては隙ができてしまうも、必死に核を握り潰そうとして)
黒縄
「させる……か!!」
フランとイリアが共に核を握り潰す事に気を取られた事で出来た隙を黒縄は見逃さず、核を握り潰される前に巨大な口を開けて二人をまとめて呑み込もうとするが
尤魔
「そうだな、フランの邪魔はさせない……!!」
【「お腹を空かせたグリードモンスター」】
饕餮はかつて血の池地獄でフランに見せた時と同じように巨大化し、フランとイリアを喰らおうとしている黒縄に飛び掛かり、そのまま黒縄を打ち倒して時間を稼ごうと
……いい加減……壊れてよ…っ!!
(核を持つ手を強く握り締め、余りの硬さに体を震わせながらも潰す事だけに集中して)
黒縄
「………ッッッ!!
ぐ……おォォォォォォッ!!?」
《バンッ》
尤魔が動きを抑え、イリアとフランの二人が共に核を握り締める事で漸く黒縄の核を握り潰す事に成功し、辺りの大気が震える程の咆哮をあげた後、その巨体が破裂し、冥蘿と同じようにバラバラになって破壊される……
……やっ…た!
(やっとのことで核を握り潰しては歓喜の声を上げ、大きな爆風に顔を逸らして)
イリア
「はあぁぁぁぁ……やっと勝てたぁぁぁ……」
尤魔がその巨体でフランとイリアの方に爆風と破片が飛んでいかないように爆発を抑え、轟音の後に静寂が戻り始めると、そこでやっとイリアは大きく息を吐いて
……うん、やっと…勝て……
(喜びを共有しようとした矢先、一気に体の力が抜けると同時に意識を失うようにイリアの方へと倒れてしまって)
イリア
「お疲れ様、主人格……
えーっと、貴方は……」
尤魔
「饕餮……尤魔……だ………」
先程まで同化して回復に専念していたため、体力が回復していたのもあり、イリアはフランと元のサイズに戻った饕餮の二人を抱えて
………
(意識を失っては今まで止まっていた再生が再開し、じわじわと回復するも、一部分…基、翼だけが再生せずにされるがまま運ばれて)
【闇組織アジト→???】
イリア
「………………。」
黒縄と闇組織による死闘が終わってから幾日かが過ぎ
とある場所の一室にて、フランをベッドの上に寝かせ、その近くでイリアは小さなテーブルの上で小さなチェスの駒を動かしては一人で遊んでいて
………んん…
(数日目を開けなかったフランが少し苦しそうに声を出し)
イリア
「……あ!目が覚めた?」
退屈そうにチェスの駒のポーンを使って同じチェスの駒であるルークを倒したところで、フランの呻き声が聞こえてくるとそちらへ向いて
……ぅぅ……
(数日寝込んでいたからか、うまく体に力が入らずに苦戦していて)
イリア
「あ、無理はしないで?
まだ寝たままでいいよ?」
体に力を入れようとするものの、それが上手くいかずに苦戦しているフランを見て、起き上がったりはせずにそのまま寝た状態でいてもいいと応えて
駄目……尤魔に…会いに行かないと……
(少し定まらない動きをしつつも立ち上がるも、壁に触れながら体を支えて)
イリア
「饕餮なら今はちょっと出掛けているけど直ぐに戻ってくるから主人格はちゃんと休んでないと……!」
立ち上がってフラフラの状態でありながら移動しようとしているフランを慌てて止めようと、イリアもまた立ち上がって
……分かった。
(尤魔は今は外出中、だがすぐに戻ってくると聞いては大人しくベッドに座り込んで)
……そういえば、尤魔は何処に行ったの…?
(ベッドに座って軽く体を動かしつつ、イリアに尤魔の行き先を聞いて)
イリア
「ああ、尤魔なら紅魔館に一旦戻って皆に状況の説明と此処に居るって事を伝えに行ったよ。」
手に持ったチェスの駒の右手の上で転がしながら、尤魔なら紅魔館の皆のところへ戻って今回の事を伝えに行ったと応えて
そっか……
(尤魔に何か言いたそうにしており、帰りを待つも少し寂しそうに)
イリア
「……勝手なことかもしれないけど……一応、尤魔を畜生界に飛ばした事については私からも伝えておいたよ。」
掌の上で転がしていたチェスの駒をボードの上に並べ置きながら、フランの様子から少し気まずそうに話して
……そっか、ありがとう…
(俯きながらも、少し尤魔と会う事に戸惑いを持ち始めて)
イリア
「……?
どうしたの?まだ何か悩んでるの?」
チェスのボードを横にずらし、両手をテーブルの上に置いて組み、その腕の上に自分の頭を乗せてまだ饕餮と会って話すことを戸惑っているフランへ話しかけて
……いや、この前助けに来てくれた時…話したいことや聞きたいことがあるって言ってたからさ?
…もしかして怒られるんじゃないかって思って…
(尤魔と話をしたいのは自分も同じだが、相手の内容が思い当たる節しかなく、自分に対して何か不満があるのかと思うととてもではないが会う顔が見つからなくて)
イリア
「あははは、確かに色んな事を言っていたよ……
だけど、それはどれもアンタの事を心配しての言葉だけだったけどね?」
饕餮が言っていた事は全てフランの事を気遣ったものだけで、責めたり怒っていたような様子は無かったと言うことを教えて
……でもやっぱり、面と向かって話をしなきゃダメだよね…
(イリアの言葉を聞いて心配事が多かったと聞くと、少し安心するも、自分としてはちゃんと話を聞いておきたいと)
イリア
「そうね、一回面と向かって話した方がアンタも気が楽になるだろうし。」
テーブルの上に頭を乗せたまま目線を窓の外へやっては、ちゃんとお互いに話した方が楽になるだろうと考えて
…早く帰って来ないかな……
(尤魔の帰ってくる間、不安な心を抱いたまま過ごすのが辛いのか、はたまた紅魔館で向かう途中に襲われていないか心配なのか、胸元を押さえながらも尤魔の帰りを待って)
イリア
「……ねえ、主人格……いや、私(フラン)……」
視線を窓の外からフランへ戻すと、一つ思ったことがあり、それを聞こうと声をかけて
……どうしたの?
(自身に用があるのか、声をかけられては応じて)
イリア
「……………やっぱりいい。」
イリアの心の中には饕餮とフランの互いを想う気持ちを目の当たりにしているものの、その二人に対する感情や想いを言葉に表現できず、少し複雑な表情をして視線を外して
……何もないならいいけど…
(イリアが話を断ち切っては無理に聞こうとはせずに)
饕餮
「よう、フランは起きてるか……って、お?」
扉を開けて部屋に饕餮が入って来ると、フランが目を覚ましている事に気付くと、担いだスプーンを部屋の出入り口近くの壁に立て掛けてはフランが寝ているベッドの傍に来て
……うん、おはよう尤魔…
(扉の空いた音を聞いては視線をそちらに写し、尤魔の姿が見えては微笑んで)
尤魔
「何時目が覚めたんだ?
私が地上に行く前はまだ寝ていただろ?」
尤魔はフランの心情を知らず、ベッドの縁に腰掛けながら嬉しそうに笑いながら陽気に話して
…ついさっきだよ、尤魔がいつ地上に向かったかは分からないけど……
(相手の笑顔を受け止めながらも、何処か申し訳なさそうに話に応えて)
尤魔
「そうか、まあお前が目覚めてくれて良かったよ。」
フランが何か悩んでいるようにも見えるものの、そこに触れる前にフランの目が覚めるぐらい回復した事を喜んでいて
…ねえ尤魔。イリア…狂気人格に話した事を私にも教えてくれないかな…?
(真剣な眼差しを向けようとするも、尤魔の顔は直視出来ず、俯いたまま問い)
尤魔
「ああ、いいぞ。
色々な事があったみたいだが、お前が無事で良かったよ。」
視線を何故か合わせようとはしないフランの様子をますます疑問に思いながらも、此方からは視線を合わせようとしつつ、応えて
他には…何か話してない?
(尤魔の言葉を聴きながら、自身の手を握り)
尤魔
「お前はもっと私を頼ってくれてもいいんだぞ……?
お前が私を想ってくれるように、私もお前を大切に想っているんだからな……」
フランの肩を抱いて優しく抱擁しようとして
……尤魔が私から離れる決意をしたこと…なんとなく分かったよ。
(抱擁される前に尤魔の肩に手を伸ばしては抱擁を阻止して)
尤魔
「……………。」
彼女の言葉の中からフランの悩んでいた理由を悟り、一度抱擁を断られると、大人しく止めてそれ以上は何も言及せずに
…私がここまで弱いから……尤魔にも散々迷惑をかけるから…だから私が選ぶのは美咲にしてって言ったんでしょ…?分かってるよ…あの時美咲を選ぶのはお互い様だって言った事…本当は私から離れるための口実って…
(あの出来事が起こるまでは何もかも似ていて、お互いに支えようと思っていた。それでもやっぱり自分は何度も尤魔に迷惑をかけ、何千年先の別れに恐れてはフラン自身もケジメを付けようとして。しかしそのケジメは本心ではない事が表情から分かって)
尤魔
「………そうか……いつの間にかお前に迷惑をかけていたみたいだな……」
フランが本心から言っているわけではないと言うことはわかっている……だけど、自分が此所で強引に話を続けようとしても、口が上手くない自分では逆効果だ……それなら、一旦距離を置いて、上手い言葉を思い付いてから再び会った方がお互いのためだと考え、腰かけていたベッドから立ち上がって
…またそうやって逃げようとするの…?私は向き合おうと努力してるのに……
(ベッドから立ち上がる尤魔を止めようと同じく立ち上がるも、貧血を起こして一瞬体勢を崩してしまって)
尤魔
「……なんだ?お前も私から離れようとしていたじゃないか。」
剛欲同盟のモットーは「漁夫の利」
その長たる尤魔もまた、状況や戦況を読んで自分が有利な状況になった時に横槍を入れて成果を簒奪していく……それが一番楽で、真面目に戦って成果を得るよりも遥かに被害も労力も消費しないからだ
だが、そうした事ばかりをしていた事もあり、何かと向き合い続けると言った事の経験に乏しく、自分から離れようとしていたように感じたフランが、先程とは異なる主張をしたのを聞いて、少し困惑しながら応えて
…いい加減にしてよ……尤魔の本音を聞かせて。あの時話そうとしたことも全て…教えて…
(少し眩暈に息を荒げながらも尤魔の手を捕まえ逃さないようにしては、初めて尤魔の顔を見つめるも、その表情は、目も潤い、とても泣かないとは思えない表情から、先ほどのケジメが本心ではない事が確実に分かって)
尤魔
「……私の本音ならさっきからずっと言っているだろ?
私はお前には嘘を吐いた事はない筈だぞ……?」
立ち上がった自分が引き留めようとするフランを見て、その手を振り払ったりはしないものの、フランが何を求めているのか、どんな言葉をかければ良いのかがわからず
その悩みともどかしさが自分自身への苛立ちに変わり、少し言葉も攻撃的なものになってしまって
……分かった、そこまで言うなら信じる。勘違いしてごめんなさい…
(そう呟いては引き止めていた手を一度離しては尤魔を抱き締めようとして)
尤魔
「……お前の負担になっていたのかもしれないな……
悪い……」
フランが自分を抱き締めようとすると、それを受け入れつつ、フランが体勢を崩さないように此方も優しく抱き返して
……でもやっぱり怖いんだ…あの時にあんな話をさせられて…尤魔が何処かへ行ってしまう気がして…早く傍に居るって、感じたかった…
(二択の選択から降りるといった尤魔が数千年は共にいると言ったものの、いついなくなるのか不安でしょうがなく、イリアとの戦闘後、尤魔の心配を何度もしていた理由で。尤魔が応じてくれると、これからの未来が不安でしょうがないと呟き)
尤魔
「……大丈夫だ、お前が望むのならどれだけだって居てやるさ……」
優しくフランの頭を撫でながら抱き締めると、フランが望むのならどれだけだって一緒に居ると応える
未来がどうなるのかは自分にもわからないし、思い描いた通りの未来になる事は恐らくは無いだろう……
だが、それでも自分はフランと少しでも長く一緒に居られるように、その未来を望み向かって行くと決意して
……私が尤魔に転移魔法をかけたのも…あの場に尤魔がいたら居なくなってしまうと思ったから…尤魔は例え狂気人格に殺されても恨みやしないでしょ…?だからこそいつ私のせいで体を失うのか怖くて…
(頭を撫でられては涙を零し、震えながらも以前の狂気人格との戦闘での経緯を告げては何度も失いたくない…その言葉を繰り返して。それは過去にあったトラウマから離れる為の行いが、はたまた自分に言い聞かせているだけか…)
尤魔
「……………………。」
確かに、フランの言う通り自分は狂気人格……イリアに破壊されるような事があれば、それを受け入れて破壊されていただろう……
嘘や誤魔化しをしようと思えば幾らでも出来るのだが、フランに対してそれをするのは気分的にも乗らない……故に、フランへの慰めの言葉さえ思い付かず、ただ沈黙してしまって
闇組織との戦闘だって……共闘している時、いつ尤魔が瀕死になるかなんて…考えたくもなかった。闇組織を倒す一方…尤魔が傷つかないようにしようとしたけど…私の力じゃそこまで及ばない。
(静かに、それでも寄り添って話を聞いてくれる尤魔に対して先に話せなかった事を話して)
尤魔
「……まったく……!」
フランの事を抱き締める腕に力を入れて、強くフランを抱き締めようとして
……っ!?
(抱き締める力を強めた尤魔に驚いては話が止まって)
尤魔
「私はずっとお前の傍にいる……その言葉だけじゃ不安なのか?」
強くフランを抱き締めたのは、自分はもう消えないと言うことを言葉を用いる事無く暗に示そうと。例えそれがフランの別の人格が相手だろうと……
………だって…尤魔があんな事を言うからぁ……
(感情を表に出してしまっては涙声になり、強く抱き締められたまま尤魔の言葉の想いを受け取り、もう離れない事を知るも、未だに何度も頭の中で『数千年後の別れ』が巡り続けていては、抱き締める両手が震えて)
尤魔
「クックック、ちょっと意地悪が過ぎたか?」
フランの涙声を聞いて、その顔を見ながら笑ってやろうと思い、抱き締める腕の力を少しずつ弱めて、一旦離れようとしてみる
…尤魔ぁ……
(力が弱まり体が離れるとそこには涙を何度も零し、涙を右手で拭いながらも顔を隠しているフランの姿があって。)
尤魔
「まったく、綺麗な顔が台無しだぞ?
お前は笑っているのが一番だ、こんな風にな?」
涙を溢し、それを拭いながら顔を隠しているフランに、ギザギザの歯を見せながら、優しく笑って見せて
https://i.imgur.com/jmcOBho.png
……もう、誰のせいだと思ってるのさ……!
(遠回しに尤魔のせいでと言うも、相手の微笑む顔を見ては、涙を目尻に残しつつも微笑み返して)
尤魔
「クックック!何時かはその話しも笑い話に出来るようにしような……?」
今は二度と会えないかもしれないと言う不安や心配から、悲しい話しになっているものの、これから一緒に居る事で、やがてはこの話しそのものを荒唐無稽な笑い話しに出来るぐらい長く一緒に居ようと、笑顔のまま言って
…うん!
(微笑み返しては勢いよく尤魔に飛びついて顔を擦りつけて)
尤魔
「おいおい、泣き虫の次は甘えん坊かぁ?
まったく、仕方の無いやつだな。」
満更でも無いようで、尤魔も嬉しそうに笑いながら、フランと頬を擦り合わせる
幸せな時はすぐに通り過ぎてしまう……
悲しい記憶や思い出を風化させるためには長い時間がかかるだろう……
だが、幸せな記憶が積み重なれば、何時かは悲しい思い出さえ笑って話せるようになるだろう……
あっ、そういえばもう知ってるかもしれないけど……
(一旦顔を擦り合わせるのを止めてはイリアの方を向き)
彼女が私の中にいる狂気人格なんだけど…ちゃんと名前があってね?
(そう呟いては自己紹介をお願いする様な目を向けて)
イリア
「はーい、狂気人格のイリア・スカーレットでーす…」
さっきからずっと窓の外の景色を見ていたイリアは、自分の話題になったとわかると、二人の方を見ては気怠そうに手を振って
…あんな感じだけど、イリアはとっても優しいんだよ…?
(イリアの自己紹介を聞いては尤魔に視線を戻し、本来ではとても優しく心強いと)
尤魔
「ああ、アイツもお前だからな?」
イリアは優しいと言われると、照れくさそうに窓の外へ視線を戻すものの、尤魔はイリアもまたフランなのだから優しいと言うことに納得していて
…尤魔に攻撃したりとヤンチャなところはあるけど……許してあげて?あれは私のせいだから…
(優しいと言う言葉に納得している尤魔に助言と謝罪を申して)
尤魔
「ああ、それならもう気にしていないさ。
お前にも色々あったと言うのはわかっているつもりだからな。」
以前に攻撃された事ももう気にしていないと応え、快く許して
…とりあえず、これからはイリアの事もよろしくね…?
(尤魔の顔を見つつも、これから自分達をよろしく頼むと)
尤魔
「ああ、わかった。
お前もあまり無茶はするなよ?」
そう応えて立ち上がると、まだやらないといけない事があるのか、部屋の外に出ようと出入口の扉の方に向かおうと
………!
(この場を離れようとする尤魔の手を思わず掴んでしまって)
尤魔
「うん、どうしたんだ?」
外でやらないといけない事は幾らでもある。
フランが目を覚ましてくれたのならもう意識も安定してきただろうと思い業務に戻ろうとする中、自分の手を掴むフランの方に振り返って
…もう少し居てよ、もし本当にしなきゃいけないことがあるなら…私も手伝う。
(尤魔の手を掴みつつ、見上げるように目線を上げ、もう少し心寂しいからそばに居て欲しいと。実際、狂気人格と戦う中、ワープさせた以来会ってない為、そこそこの日が経っていて)
尤魔
「クックック。
そういえばお前は甘えん坊だったな?」
そう応えると、優しく微笑んでフランの傍に再び座って、フランの頭を右手で優しく撫でて慰めようと
ふふ……日々貴女の恋人として自分をよく見せようとしてるんだから…
(にこにこしながらも、頭を撫でられては猫のように嬉しそうにしていて)
尤魔
「本当に無理だけはするんじゃないぞ?」
饕餮の赤い角に鋭い牙と言った凶悪そうな見た目とは裏腹に自分の事を愛してくれているフランが猫のように嬉しそうに撫でを受けているのを見ては、ますます愛おしさを感じていて
…うん、もう尤魔に迷惑をかけないようにする…
(自身を心配してくれる相手に対してもっと寄り添っていたいのか、腕に触れながらも抱きついていて)
イリア
「知ってはいたけど、本当にラブラブだねー?」
少し不貞腐れた様子で頬杖をつきながら、先程からずっと二人の様子を見守っていた狂気人格(イリア)が幸せそうに抱き合う饕餮とフランの二人を見て、羽根をパタパタさせて
ふふっ、イリアも尤魔に惚れるのかな…?
(力任せにしか興味がないと思っていたイリアが羨ましそうにしているのを見ては、微笑んで)
イリア
「別に私はそんな……」
尤魔
「クックック、私は別に構わないぞ?
そこのお前もフランの一部なんだからな?」
素直になれず、興味無さそうに応えるイリアと、フランを優しく抱き締めたまま嬉しそうに応える尤魔
もしかして…私を好いてくれてるとか…?
(ちょっと冗談を言いつつも、尤魔の腕に抱き着きつつも)
イリア
「そんなんじゃないもん!」
図星だったのか顔を真っ赤にして、そのまま部屋の外に出て行こうとして
ふふっ…やっぱりイリアも優しいんだ……(顔を真っ赤にしては恥ずかしさのあまりに外に出ようとしているのを眺めて)
尤魔
「あっちのフランはあまり素直じゃないんだな?」
フランを優しく抱き締めながら、顔を真っ赤にして部屋から出て行ってしまったイリアを見た後、イリアの方はフラン本体よりも素直じゃない性格なんだと呟いて
うん、でもあの反応を見る限りは…ね?
(要するにツンデレなだけではないかと思いつつも、イリアに申し訳なかったかと感じていて)
尤魔
「クックック、そうだな。
少し性格が違うみたいだが、お前であることに変わりはない。」
ちょっとツンデレ気質があるイリアの様子を見ると、以前に少し話していたフランの怒り人格の事を思い出しつつ、怒り人格もイリア(狂気人格)もフランである事に換わりはないと言って
だから私達は尤魔を愛してる…これだと尤魔は人気者だね?
(イリアが実際に尤魔をどう思っているかは分からないものの、少なくとも主人格であるフランは何度も愛を告げて)
尤魔
「クックック!
そう言われるとなんだか恥ずかしいな?」
これまで剛欲同盟の盟主として畜生界や旧地獄で活動してきて、自分を慕う動物霊も沢山出来たが、こうして何度も互いに拳を交えながらも、恋仲になれたフランに改めて愛していると言われると少し恥ずかしくも嬉しくなって
ふふっ、同盟長でも恥ずかしくなるんだね…?部下が聞いていたらどうしよっか…もしかしたら新しい一面もあるって思われちゃうかもね?
(尤魔の顔を見つつも、幾千の争いを勝ち抜いてきた逞しい顔でもあるが、今だけは自分だけに見せてくれる優しい顔を楽しんでいて)