パーフェクト教室〜偽りの笑顔〜

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1:霜月:2014/01/10(金) 17:38 ID:h4U

えーっと、ジャンルは『いじめ』です。
こんな駄作を誰かが読んでくれることを祈ってます。あと、アドバイス等もよろしくお願いします。

301:汐羅:2014/04/30(水) 17:57 ID:fBE

>>299
どうなるでしょうか?w
楽しみにしてて下さると嬉しいです!

302:ちくわ:2014/04/30(水) 17:57 ID:6qU

おめ!

303:ちくわ:2014/04/30(水) 17:59 ID:6qU

あと、うちも二次創作書き始めたんでよろです!

304:ヨウカズ◆R.:2014/04/30(水) 18:03 ID:23U

300おめでとうございます!
今日かきはじめたばかりのものです…((
書いてみても「読みやすい文章」というものがよくわからず、レス数の多いこの作品を読ませていただきました。
話の展開がスピーディ、なのに内容に重みがある。
まだ謎な部分もちらほらあったので、これから読み続けたいなと思いました。
では失礼致します(´∀`

305:ちくわ:2014/04/30(水) 18:50 ID:6qU

>>303
http://ha10.net/ss/1398851345.html
です!
できれば読んでください。

306:永年:2014/04/30(水) 20:08 ID:vL2

300おめですー

通常通りでも良かったと思いますー

青天の霹靂という小説書いてますー

307:ちくわ:2014/04/30(水) 20:41 ID:6qU

>>1は、小説家目指していますか?
いますよね?いないと怒りまs((((

308:伊織:2014/04/30(水) 22:13 ID:uU2

初コメです(^o^)
初めまして!
以前から読ませていただいております。
300突破おめです。
ちょくちょく見に来るので
その時はヨロシクです
応援してますよーっ!!
ちなみに男です。 

309:りったん:2014/05/01(木) 20:39 ID:pBA

なんか、仲直りしそうww

310:汐羅:2014/05/02(金) 18:33 ID:.mw

>>ちくわ
ありがとう!!

私は小説家志望だよーwまだまだ下手っぴなんだけどねw

OK〜!また読みに行くね♪

>>ヨウカズ様
ありがとうございます!!そして小説デビュー(?)おめでとうございます!
読みやすい文章になっていたか心配ですが、見て頂けて心から感謝いたします!
とても嬉しいお言葉ばかり、感動しました!
ぜひ、読み続けてくだs((
本当にありがとうございます!またヨウカズ様の小説も読ませていただきます!

>>永年様
ありがとうございます!!
投票の件ではありがとうございました^^
私も最初の方は>>275のような書き方をしようかな、と思っていたんですよ。
結局今のような書き方にしましたが、>>275の書き方に賛成して頂けて嬉しかったです!

では、また永年様の小説を覗かせて頂きます♪

>>伊織様
初コメありがとうございます!
以前から読んで頂けていたとは嬉しい情報です(・ω・*)
こうしてコメントして頂けてとっても嬉しく思います!
こちらこそ、よろしくお願いします♪
応援ありがとうございますー!!!
性別までご丁寧にどうもです!

>>りったん
フッフッフッ・・・( ̄ー ̄)

311:汐羅:2014/05/02(金) 18:34 ID:.mw

>>310
安価ミス・・・
正しくは→>>279

312:汐羅:2014/05/02(金) 18:35 ID:.mw

>>310
安価ミスです・・・。
正しくは→>>279
でした。申し訳ありません

313:汐羅:2014/05/02(金) 18:38 ID:.mw

>>311-312
復重すみません!レスが無駄になってしまいました・・・。
自業自得ですね。ごめんなさい。
では、続きです↓



助けを求めて振り返って美加を見るけど、美加はフイッと視線を逸らせて明後日の方向を向いた。
仲直りしてこい、って本当に何言えば良いわけ?言いたいことが多すぎて要約できないんだけど!
・・・あ。

「そういえば、美加。」

美加に近づいていく。美加は「なんで戻ってくんだよ」と眉をひそめた。
でも、私はそんなことを気にしようと思わなかった。

「なんで私をいじめたわけ?」

「え、えぇえ!?」

私がそう聞くと、さっきまで結花と話していた歌歩が驚きの声を上げた。
その声で一番驚いたの私なんだけど。

「それは放課後に、ね。」

美加はそれだけ言うと、早々と屋上を去っていった。
私たちは呆然としちゃって、何も言葉を発せることができなかった。
まぁ、内田さんは興味なさげに欠伸をしていたけど。

「自由勝手な人よね、美加って」

それは肯定しよう。歌歩も「うんうん!」と頷いている。相川さんは苦笑いをしていた。
・・・さてと、美加も帰っちゃったし私も教室戻ろっかな。
すると、背後から声を掛けられた。

「どこいくの?」

「え、教室?」

疑問に疑問で返してしまった。まぁ、特に問題があるわけじゃないんだけど。
でも、本当に教室に帰った方が良いよね?

「まだ実夜に返事聞かせてもらってないんだけど」

「返事って?・・・まさか」

仲直りしようの返事、だよね?どうしよう、まだ気持ちの整理ついてないんだけど・・・!
私が内心焦って戸惑っていると、歌歩は私の手を掴んだ。
え!?と歌歩のいきなりの行動に更に私の頭の中はパニック状態。

「私と付き合ってくれる?」

「・・・え?」

歌歩は今平然と告白した。しかも、私と言う女に。色々と間違ってる。うん、本当に色々と。
タイミングやら告る性別やら。そりゃもう、色々と。
私は呆然とするより、人生初の告白が女だという複雑な気持ちと気恥ずかしさがこみあげてきた。

「ねぇ、どうなの?」

「・・・いや、歌歩女でしょ!?」

ようやく絞り出された言葉がこれだった。正論は言ったんだから間違いではない気がする。
歌歩は「そうだよ」と軽く言った。・・・ですよね、女装男子とかじゃないですよねー・・・。

「問題ある?」

「あるよ!?私は普通に男子を好きになるよ!?」

「そんな小さいこと言わないでよー」

「小さくないし!歌歩ってソッチ系だったの!?」

「うん、そだよー」

「ごめん、私は常識人だから。付き合えない」

フッたのは間違いではないよね?私って常識人だよ?
歌歩は「なんで〜」とブー垂れていたけど、仕方ない。私に罪は無い。

「じゃあ、教室戻ろっか〜。」

「え、お前立ち直り早くね!?」

相川さんが後ろで驚愕の声を上げる。歌歩は振り返ってピースサインを出した。
次々と屋上を去って行く。私は一人、取り残されるような気がした。
まぁ、仕方ないんだけどね?
そう自分に言い聞かせて孤独に耐えようとした。

「実夜?」

「ん?」

なぜか声を掛けられて、顔を上げる。そこには歌歩たちがいた。
なんで?

「ほら、行くよ?」

「え、なんで?私は」

「まーだそんな事言ってんの?誰ももう気にしてないよ?」

歌歩に言われて、驚きで目を見開く。
だって、散々迷惑かけたし、許されて良いことなの?

「大丈夫だって。」

そう言って歌歩は私の腕を掴んだ。そして、強制的に屋上から出て行った。
その時に、誰かが私たちの様子を冷たい視線で見ていたのは誰も気付くことはなかった。

314:ヨウカズ◆R.:2014/05/02(金) 21:19 ID:23U

なんやかんやあっても、何事もなかったように元に戻っていく…
家族みたいな友情で好きですね(´∀`

315:匿名さん:2014/05/04(日) 21:12 ID:6qU

そういえば水音のことすっかり忘れてました。
彼女のことを思い出すとまた一波乱ありそうで………

316:汐羅:2014/05/05(月) 17:14 ID:HMs

>>ヨウカズ様
ありがとうございます♪
温かい友情ってやつを一度書いてみたかったのでw


>>315
水音影薄いw
>>325さんは勘が鋭そうですね〜!

317:汐羅:2014/05/05(月) 17:16 ID:HMs

>>316
安価ミス
ただしくは>>315です。

最近なんかミスが多いので、気を付けます

318:汐羅:2014/05/05(月) 17:25 ID:HMs

なんとか無事(?)仲直りできた。
これは喜ばしい事なのか、それとも、また気を遣わなくてはならない疲れの原因となるのか。
それは今の私にはわからないことだった。

「実夜。でもどうして私たちにいじめの事言わなかったの?」

歌歩の声に反応して、歌歩に顔を向ける。
今はお昼休み。授業は順調に進み過ぎて怪しいくらいだった。

「迷惑かかるかなって。それに心配かけたくなかったし。」

「へぇ。まぁ、逆に迷惑かかった気がしたのは私だけなのかしらね?」

結花がニヤニヤしながら言ってきた。
結花ってば、楽しんでる。これ、絶対楽しんでる。

「ごめん」

これ以上結花の好きにさせてたまるか、としおらしく謝ってやった。
結花は驚いたように私を見つめた。私が結花の好きにさせるとでも?

「全く・・・。絶対反省して無いでしょう」

「ううん。これ以上ないくらい反省してるよ。」

これは曇りのない真実だ。でも、私は反省より、別の事の方が大きい。
沢山迷惑かけて、沢山傷つけた。沢山笑顔を奪った。
なのに、歌歩たちはまた私を以前と変わらぬ笑顔で迎えてくれた。
いじめから救ってくれた。
私を気にかけてくれていた。
だから、私は・・・

「でも、感謝の方が大きいかな。」

これが一番の気持ちだった。
「ごめん」とか、「反省してる」とか、そんな言葉じゃない。

「ありがとう」

ただ、この一言で良かった。
長々と感謝の言葉を語るより、ずっと気持ちが伝わる。
証拠にほら、

歌歩も結花も翔君も舞君も、みんな優しい微笑みを浮かべているでしょう?

319:匿名さん:2014/05/05(月) 19:06 ID:6qU

ああああああ!もうこれはオチ見え見え…

320:りったん:2014/05/05(月) 22:48 ID:pBA

>>汐羅
おぉー!!仲直りしたー!!!
でも、美加が実夜梨をいじめてた理由が気になるww
あと。水音の存在が〜・・・

321:汐羅:2014/05/06(火) 09:39 ID:Ou2

キーンコーンカーンコーン キーンコーンー・・・
放課後を知らせるベルが鳴り、静まり返っていた教室は賑わいを取り戻した。
私も帰ろうかな。

「実夜。」

ガッシリと腕を掴まれてしまった。もちろん、掴んだのは歌歩だが。
なに?と振り返ると、歌歩はクイクイと腕を引っ張った。
訳は分からないが、とりあえずついて行ってみることにする。いや、もう諦めただけなんだけど。



「遅い」

連れてこられたのは屋上。しかも屋上に着いたと思ったらいきなり文句言われるってどうなの。
舞君ひどい。翔君も笑ってるんじゃないよ。

「ごめんごめん。実夜がとぼけてて・・・」

いや、私のせいにするの?ひどいわ。まじでひどい。
私がジト目で歌歩を見つめていると、屋上のドアが開く音がした。
振り返ると、結花と美加がいた。
なんか珍しい組み合わせだな〜とか思っていたら、美加は私の方を見た。見たと言うより、機嫌を窺っているみたいだった。

「ところでなんでこんなところに集まってるの?」

思わず舞君を見た。
舞君は、呆れたような表情をしていたが、ご丁寧に教えてくれた。
「三井にいじめた理由聞くんだろ?」、とのこと。あぁ、なるほど。

「で、なんで実夜をいじめたの?」

歌歩が唐突に切り出した。
美加は怯える事も、顔を歪ませることもせず、ただただ青く澄んだ空を見つめていた。
そして、どこかうわの空で話し出した。

「・・・頼まれた、からかしら」

「はぁ?ふざけてんのかよ」

翔君がどこか怒ったような声を上げる。
私は自分の為に怒ってくれているとわかって、嬉しかった。

「いたって本気よ」

「そんなことはいいの!誰に頼まれたの!?」

次は歌歩が叫び声のような悲痛な声を上げる。
私は自分の事のように悲しんでくれているとわかって、嬉しかった。

「誰でもいいじゃない」

「よくない。その人物くらい言えよ」

舞君が親の仇かの如く憎しみのこもった声を出した。
私は自分の事のように憎しみが浮かんだことがわかって、嬉しかった。

「言わないわ」

「なんでなのよ。お願いだから教えて」

結花はどこか焦ったように早口で言った。
私は自分の為に焦ってくれていることがわかって、嬉しかった。

「実夜梨が聞いて平気なら。」

「ん?私なら別に平気だよ」

多分。

「・・・新島水音。」

「「「「は/え?」」」」

見事に翔君、歌歩、舞君、結花の声がハモッた。
私に至っては・・・驚きで声も出なかった。

322:汐羅:2014/05/06(火) 09:40 ID:Ou2

「・・・新島水音。」

「「「「は/え?」」」」

私はそれを聞いた瞬間、思考が停止したのが分かった。
何も考えられない。言葉の意味が理解できない。

「私は水音からいじめを依頼されたのよ。実夜梨と水音は姉妹だそうね。」

「なんで、知ってるの?」

声が詰まる。動揺している自分が目に浮かぶ。
いや、ここはいったん落ち着いて一つずつ質問していくのが吉だろう。

「水音から聞いたのよ。」

「一つずつ聞いていくから、すべて嘘無く答えてね」

深呼吸を何回か繰り返して、落ち着いたところで美加を見る。
口は真一文字に閉ざされ、顔色は少し悪い。・・・覚悟してるんだなぁ。
改めて美加にも美加で大変なんだなと思った。

「まず、なんで水音の言う事を聞いているの?」

「・・・脅されたから。」

「脅された?」

思わず聞き返すと、美加は始めた表情を変えた。
悲しみや憎しみ、怒り、痛みを混ぜ合わせたような、暗くて寒気がしそうな表情に変化した。
そして、美加は絞り出すように、感情を抑えるように話し始めた。

美加の話を要約すると、こうだ。
美加は誰かに手紙呼び出され、集合場所にいたのは水音だった。
用件を聞くと、水音は急に美加に襲いかかってきて、地面に押し倒され、ナイフを突きつけられた。
美加は不敵な笑みを浮かべ、こう言った。

「このまま刺されたくなかったら、綺秋実夜梨がボロボロになるまで精神苦痛を与えなさい」

喉にナイフを突きつけられている美加には拒否権が無く、頷くしかなかった。

「もし言う事を聞かなかったら殺すから。」

水音は満面の笑みでそう言うと、美加の上から退いた。けれど美加は恐怖でしばらく動けなかった。
そんな美加を見た水音は愉快そうに微笑み、美加の顔の真横にナイフを落とした。

「私は本気だから。人なんてあっという間に殺せちゃうんだからね」

水音は軽快な声で言うと、その場から立ち去った。
立ち去った水音のその目は、邪気と狂気に満ち溢れていた。

323:汐羅:2014/05/06(火) 10:11 ID:Ou2

今の話は真実なのだろうか。あまりにも突飛で、現実味が全くない。
ナイフだの殺すだの脅すだの、まだまだ私たちには手の届くことのない領域だと思ってたのに。

「で、次は?」

美加は表情をもとの無に戻していた。
先程の表情からどうやったらこんな無表情に変えることができるのだろう、なんて思った。

「次は?」

「え、あ、うん。」

表情の事ばかり考えていたため、次の質問が遅れてしまった。
早くしないと、学校の完全下校時刻に間に合わなくなる。

「美加って、結局私の事助けてくれたよね?でも、美加はどうなるの?」

「いったい何が言いたいわけ?」

美加は眉を寄せ、怪訝な顔で私を見ている。伝わらなかったらしい。
もっと簡単に言うべきだったかな。え、あれ?でも結局どうなるんだ?

「だから、美加って脅されてたんだよね?でも結果的には私を助けてしまったし、私自身ボロボロにはならなかったんだけど。」

自分にも、美加にも分かるように言葉を出す。
美加は私を助けた。私をボロボロにすることはできなかった。水音の約束は果たせれていない。
・・・それって

「美加は、水音を裏切ったことになる。・・・まさか!!」

この言葉を言い放った瞬間、私はやってしまった。
これだけは言ってはいけなかった。最悪の結末が頭に浮かぶ。
美加は、儚そうに笑って、頷いた。
やめてよ、頷かないでよ。否定してよ。なんで?なんでこれだけで・・・!!!
そして、美加は言ってしまった。一言ずつ、ゆっくり、ハッキリと。






「ワ」




「タ」




「シ」




「ハ」




「コ」




「ロ」




「サ」




「レ」




「ル」

324:汐羅:2014/05/06(火) 11:22 ID:h4U

>>319
ま・じ・で・す・かー!!!???
ま、まぁ今までの展開も結構在り来たりでしたからねw
見え見えで当然ですよねw

>>りったん
水音ほんとに影薄いよねww
でも、これから結構濃くなってくるかも?w

325:匿名さん:2014/05/06(火) 16:12 ID:6qU

け、警察に通報して、それからおばちゃんちでしばらくとめてもらって、(勿論全員で)
全員で全員の身を警戒して、いつも一緒にいる!
あと、理事長にチクる!

326:汐羅:2014/05/07(水) 15:16 ID:.92

>>325
それが一番の解決法ですかね!
理事長は最後亜たりしかでてこないんですよw

327:匿名さん:2014/05/07(水) 22:32 ID:6qU

えwこれ最後らへんじゃないんだ…orz

328:しょこら:2014/05/10(土) 14:28 ID:kQs

久々にきたっていうか最近全然きてなくてごめん!! 300おめでとう!! 次は400!!いけるかな?w頑張って!!
え これ最後らへんじゃないんだ…w
まぁまだ汐羅の小説が読めると思うと嬉しい!!w
実夜梨とか仲直りできてよかった!!
水音怖っwどうなるん!?シリアス…w全員無事であってほしい…!!

329:あゆみ:2014/05/10(土) 21:05 ID:cEM

初コメです。ここまで読んで、とても感動しました!!私は、小説とか書かないので、アドバイスはできないのですがこれからも、頑張ってください!続きを、楽しみにしています♪

330:汐羅:2014/05/11(日) 14:42 ID:/Fg

>>327
う〜ん・・・。
あともうちょっとありますね。
400までは行くと思いますね。

>>しょこら
ありがとうね^^*
しょこらよ、翔君のこと忘れてないかね?w
まぁ、書かなくていいならもうすぐ終わるからw
それに、パーフェクト教室が終わった後の小説の案もう思いついてるしw

>>あゆみ様
ありがとうございます!!!
感動して頂けて本当に嬉しいです!感動モノって書くのが本当に難しくて・・・(汗)
温かいコメントありがとうございました!

331:汐羅:2014/05/11(日) 15:57 ID:/Fg

私は今、理事長室でお父様に水音の事を話していた。
私の横には美加、歌歩、結花、翔君、舞君が座っていた。

「・・・で、私にどうしろと?」

お父様は他人事のように言った。無性に腹が立ったのは紛れもない事実だった。
でも、今はそんなことを構っている暇はない。
だって、美加の命が危ないんだから。

「水音を退学処分とし、二度と星華オーヴェスト中高学園に入らせないようにしてください。」

「それは意味あるのか?」

「え?」

「考えてみなさい。新島を退学処分にしてこの各園に入らせないようにしたところで新島が三井の命を狙っていることに変わりは無い。」

お父様は淡々と告げた。私は、確かになぁ、なんて思ってしまっていた。
水音が学園に来なっても美加の命はいつでも狙える。
・・・じゃあ、どうすれば?

「方法は一つしかないわね」

「結花?なにかいい案でもあるの?」

「水音と仲直りするしかないでしょう?」

結花はもうあきらめた、とでも言うように微笑んだ。
その美しい微笑みは横から飛んできた呆れた声によって崩された。

「はぁ?お前正気か?」

「正気よ。じゃあ舞彦はなにかいい案あるのかしら?」

「ねーから困ってんだろうがよ。」

ヤバい、この二人が口論を始めるとものっすごい言葉が飛び交うから、今すぐ止めないと・・・!

「ちょ、二人ともストップ!ここ理事長室だし、今口論してる場合じゃないでしょ!?」

な、ナイス歌歩!
私が何て言えば口論が止まるかな、なんてトロトロ考えていたら歌歩がサッサと止めに入った。
理事長とこの状況のことを言ったなら口論も止めざるを得ないよね。
しかし、結花と舞君はコソコソと口論を続行していた。往生際が悪いなぁ・・・。

「でも、本当にどうするんだ?」

珍しく静かだった翔君が言ったので、私はもう一度考えてみた。
しかし、とても安全かつ平和に終わる案は思い浮かばなかった。
それに、私の頭に浮かぶのは最悪のシナリオだった。
誰かが転校する。誰かがいじめられる。誰かが泣く。・・・誰かが死ぬ。

「もういいわよ」

「美加?」

「もう死んでもいいって言ってんの。」

「はぁ!?何言ってんだよ!」

美加の言葉に翔君は声を荒げた。私の翔君と同じように声を荒げる寸前だった。
美加は動揺もせず、ため息をついた。

「別に覚悟の上でしたことだし、アンタらにまで迷惑かけようだなんて思ってねぇし。それにもう、私も疲れたし。」

その言葉に、私の中の何かがキレた。

332:汐羅:2014/05/11(日) 17:16 ID:ae2

美加は言葉では強気だったけど、美加自身は俯いていた。

「美加。ほんっと私ムカついてきたんだけど。」

「なんでよ」

「自分勝手にもほどがあるよ。もうあたしら巻き込まれてるんだから。」

「まだ間に合うから、実夜梨達は関係ないってことにしとけばいいんじゃないの?」

「もう手遅れだよ!」

「大丈夫だから。なんとかしてみせるから。私が死ねば終わること何だし、さ」

気のせいだろうか。美加の声が震えている気がする。
でも、私の怒りも最高潮だった。

「そうじゃない!私も一回もう水音と会ってるの!」

「・・・え?」

美加がようやく顔を上げた。
美加の顔にはうっすらと涙が浮かんでおり、顔色が悪かった。
・・・なんだ、美加も怖いんじゃん。

「私さ、水音と昨日屋上で喋ったんだよね。その時点で私、関係者。おーけー?
 ついでに美加が水音らしき人と電話してるの見ちゃったし。」

「み、見たの!?・・・わかった。」

美加はもうあきらめました、と言わんばかりにうなだれた。
でもね、美加。それだけじゃないんだ。

だって私、お姉ちゃんだもん。

333:汐羅:2014/05/11(日) 17:43 ID:ae2

「これで私と美加は運命共同体だよ。もう一人じゃないから。」

「別に一人でも良かったんだけど・・・。」

うんざりしたような顔をしている美加ににやりと微笑んで、頬をつねってやった。
あ、美加って案外ほっぺた柔らかいなぁ。

「ふぉふぉ!ふぁにふんふぉよ! (訳:ちょっと!なにすんのよ!」

「さっきまで泣いてたくせに何言ってるの!」

「ふぁいてふぁい! (訳:泣いてない!」

「さっきから何言ってんの〜?」

ケラケラと笑うと、美加が私の頬をつねってきた。
う、しまった。両手を不自由にさせておけばよかった・・・

「いふぁいいふぁいー! (訳:痛い痛いー!」

「こらぁ!そこふざけないの!」

結花の喝が入ると、私も美加もお互いほっぺたから手を離した。
ジンジンする。美加って力強いなぁ。

落ち着いて姿勢を正してソファーに座り直した。

「おとうさ・・・寝てるの!?」

お父様にどうすればいいか聞こうとしたら、お父様は寝ていた。
娘の命がかかってるというのに、呑気ですこと。

「実夜、仕方ないよ。屋上戻ろ」

「・・・そ、うだねー。お父様一回寝たら起きないし。」

でも、私知ってる。お父様は嘘寝だということを。
私を騙せると思ってるのかな?何年お父様と居てると思ってるんだろう。
それに、お父様はきっとこのことに関して関わりたくないんだろう。だって、水音だって自分の娘なんだしね。
そのことは誰にもいわず、理事長室の扉を閉めた。

334:しょこら:2014/05/11(日) 23:51 ID:kQs

翔くん…ね!!もちろん覚えてるよ!!ww
好きだったんだねー翔くん。
美加死なないでくれるとありがたい!!っていうかみんないい人であってほしい!!w水音もねw
HAPPY ENDかBAD ENDか。HAPPY ENDを私は望む。w

335:匿名さん:2014/05/12(月) 05:22 ID:6qU

>>334 同じく。

うう…お腹壊した…

336:汐羅:2014/05/12(月) 17:18 ID:bCg

>>しょこら
ネタバレしないでよwまぁ、元から知ってるかw
告白法とかシチュエーションとか楽しみにしててくれると嬉しい♪
どっちの終わり方になると思う?w

>>335
ありがとうございます!
お腹壊したって大丈夫ですか?心配です・・・

337:汐羅:2014/05/12(月) 17:20 ID:bCg

屋上に着いた私達は、それぞれ思い思いの場所に行った。
外の様子は暗くて星が美しく瞬いていた。ケータイで時間を確認すると、もう8:48分だった。
・・・お父様が理事長で良かった。
私は一番端っこのフェンスにもたれかかっている。そして、横には結花がいる。

「・・・結花、私決めたよ。」

「え?」

「私が美加を守る。」

「何言ってるの?それじゃ実夜梨の身が危なくなるわよ!」

「それでもいいの。たとえ私がどうなろうとも・・・」

美加は守る。
それが今私に出せる唯一の解答だった。
私は、どこまでも続く闇の中に輝く満天の星空を見つめながら言った。

「水音とは仲直りできる気がしない。それに、水音は何を仕掛けて来るか分からない。
そんな今だからこそ、一人が犠牲にならないと生きていけない。・・・そう思う。」

この世界はゲームなんかじゃない。漫画でもない。アニメでもない。
「ごめんなさい」「もういいの。仲直りしましょう」「うん、仲直りね」
なんて甘っちょろい世界じゃない。

・・・ここは現実だ。

「実夜梨一人でなにができるっていうの?」

「確かに私一人じゃできないかもしれないけど、やらないよりはマシ。私の命で美加が救えるなら喜んで差し出すよ。」

美加は私に大切な事を教えてくれた。
いじめの辛さや友情と言う名の希望、友達がいるという暖かさ。
美加はこれ以上ないくらい私に学ばせてくれた。これから生きていくうえで大切な経験をさせてくれた。

「今度は、私が美加に恩返しするんだ。命の尊さを教えてあげるんだぁ!」

美加は私が死んだら散々罵ればいい。
そばにいる人が一人消えたと言う寂しさを知ればいい。
もう二度と会えない悔しさを味わえばいい。
命は尊いものだと知ればいい。
そして、悲しみ、悔やみ、嘆き・・・成長していけばいいんだ。
そう思って、結花に笑顔を向けた。

「だから、もう何も悩まなくていいよ。これは私と美加の・・・ううん、私の問題だから。」

「寝言は寝てから言いなさい」

「結花たちにはなーんにも関係ないから。今まで通りの生活しててね。
 あ、今の話は歌歩たちに内緒ね?私は結花を信用して話したんだからさ。」

結花はとうとう押し黙ってしまった。
よしよし、それでいいんだ。結花達は何も言わずに引き下がってくれればいいんだ。
満足気に私は美加の名を呼んだ。

「美加ー・・・ってアレ?美加は?」

暗くてよく見えない上に、気配すらも感じられない。
そして、私は分かった。美加の姿が屋上にはなかったという事を。

「歌歩、美加知らない?」

というか歌歩自体どこにいるのかわからない。
その場で正面を向き、聞こえるくらいに叫んでみた。すると、前の方から声がした。

「知らないよー?それより実夜、何処にいるの?」

「一番端っこのフェンスに凭れかかってるけど。歌歩は?」

「あ、多分実夜の前だと思う。」

「じゃあそっち行くね?結花、行こ」

結花は何も言わなかった。どんな表情をしているのかもこの暗闇の中じゃわからない。
私は結花の手を取ると、フェンスに沿って前へと歩みを進めた。

338:しょこら:2014/05/14(水) 07:23 ID:kQs

あ、そっかネカバレになるのかwすみません!!w
美加どこいったぁぁぁぁああああ
っていうかなんかBAD END っぽいんだけど…ww
>>335 お大事に!!

339:汐羅:2014/05/14(水) 15:20 ID:EsM

「翔君と舞君はどこー?」

私は歌歩に近づきながら歌歩に問いかけてみた。
まさか翔君と舞君までいないとか言わないよね?いなかったらホラー並みに怖いよ。

「相川と内田は私の横にいるから大丈夫ー!」

あぁ、いるのか、良かった。心底安心したよ。
安心して足を進めていると、私の手を握る結花の手の力がこもった。

「ん?どーしたの、結花。」

聞いてみるも、応答は無し。ただ手の力が増すのみだった。
正直に言おう。痛い。
ま、いいや。なんか結花、甘えてるみたいで可愛いな。

「あ、実夜見えたー」

「えっ、嘘!歌歩何処ー!?」

歌歩は意外に猫目か。確か結花も猫目じゃなかったけ?私の親友は目が良いらしい。
しかし私の目は夜、役立たずである。

「こっちこっちー」

声のする方を頼りに前へ前へ突き進んでいると、誰かにぶつかった。
「キャッ」と可愛らしい悲鳴が聞こえたので、ぶつかったのは歌歩だとわかった。

「あ、ごめん歌歩っ」

「いいよいいよー。実夜だよね?」

「うん。翔君と舞君はいる?」

「いるぞー。」

「いる。」

「じゃあ、結花と歌歩と翔君と舞君はいるんだね?・・・美加は?」

そうだ。美加がいないのだ。
いつの間にいなくなったのだろうか。屋上のドアが開閉される音は聞こえなかったはずだ。
なんだか嫌な予感がする。胸騒ぎが止まらない。・・・一体なんで?

「美加って屋上に来てたか?」

舞君の呟きに私は少しだけ安心した。
だって、ここにきてないのであれば理事長室にいるはずだよね。理事長室なら安心だよね。

「じゃあ、迎えに行こっか。でもなんでこなかったんだろ」

歌歩の声は耳元で聞こえた。近い気もするけど、別に問題があるわけじゃないから目を瞑ることにする。
私は歌歩に屋上の出入り口まで誘導をお願いすると、歌歩は快く引き受けてくれた。

夜の目が効かない私は歌歩の制服の裾に掴まってひょこひょこ歩いている。
そして、なぜか夜の目が効くはずの結花が私の手を握っている。
いや、別に嫌ってわけでもない。むしろ好かれてるんだって安心できる。・・・でもなんかいつもの結花じゃないみたいだよ!?
私の結花のイメージは、大人っぽくて我が道を突き進むお姉さん。
でも、今の結花はまるでお姉ちゃんに甘えて手を握る妹だよ!?
なんか悪い物でも食べちゃったかなぁ。なんか心配だよ。

「ねぇ、結花」

「・・・」

まさかの無言だよ。シカトですよ。
あ、もしかして眠たいのかな。いやぁ、さすがお嬢様。夜更かしは美容にもよくないよね。

「眠たいの?」

「ハハハッ。いくらなんでもこの時間に寝る奴はいねぇだろ」

私は真剣に聞いたんだけど?笑わないでくれるかな、翔君や。
ま、なんでもいいや。
それより美加だよ。美加はいったい何が目的で理事長室に残った訳だ。
・・・。

「ダメだ、わからん」

私の考える能力は著しく低下していた。
疲れたんだろうなぁ、私。家に帰ったらゆっくり休もうかなぁ。

340:汐羅:2014/05/14(水) 15:23 ID:EsM

>>しょこら
別にいいよw
読者様もほぼ100%気づいてると思うしw
BAD ENDっぽい!?w

341:りったん:2014/05/17(土) 10:31 ID:pBA

最近コメ出来なくてごめん!!!
いや〜。やっぱり好きなんだね〜ww
翔君、実夜梨のことww

342:汐羅:2014/05/17(土) 12:47 ID:.Aw

>>りったん
ううん!またみてくれてありがとう♪
その通り。翔君は実夜梨の事が好きww

343:汐羅:2014/05/17(土) 12:48 ID:.Aw

「どーしたぁ?」

声の主は翔君だと思う。
声的にもだし、舞君がこんなバk・・・ゴホンッ、元気のある喋り方をしないだろう。

「いや、なんで美加一緒に来なかったんだろうって考えてみたんだけどね。全っ然答えが見えてこないんだよね」

「まず人の思考を考える時点でオレにはわからない行為だわ」

「え?普通じゃないの?」

「別に考えなくてよくね?自分の言いたいこと言ってる方がいいし。」

「自己中ってやつじゃない?」

「だって黙ってたらなにも伝わんねーじゃねーか。それに相手に合わせてるだけだったら自分の為にも相手の為にもなんねーだろ?」

あぁ、なるほどな。一理あると思う。
すると、前にいた歌歩がケラケラ笑い声を上げた。

「相川がマトモな事言ってるー!」

「オレはいつだってマモトだっつーの。歌歩と一緒にすんな」

「いやいや、絶対私のほうがマトモだよ。ねぇ、実夜?」

「実夜梨、別に合わせなくてもいいんだぞ?」

急に私に話題を振るとは何事だ。
まぁ、でも私は正直者だ。キッパリと意見を言わせてもらうよ。

「私は舞君の方がマトモだと思う。」

私がそういうと、二人は「それズルい!」的な事をそれぞれ言った。私知らないもん。
すると、歌歩が歩く速度を速めた。だから私の手は制服から離れてしまった。
ヤバいじゃん。私何も見えないし・・・。
身の危険?を感じた私は一旦立ち止まることにした。

「でもさ、私はまだマトー・・・キャアアァアア!!」

歌歩が何かを言おうとして、悲鳴を上げた。
歌歩に何が起こったか全くと言っていいほどわからなかった。
私は反応に遅れ、前から思いっきり胸を押された。
悲鳴も上げられずに私の体は後ろに傾いた。私は傾いた自分の体を支えるほど力を持っていなかった。
力は無いくせに、なぜか考える力だけはあるんだ。
頭打ったら危ないよね?こういう時は体を一回転させて顔から地面に突っ込むのかベスト。・・・結花、手離してるね。よかった。
と、いうわけで体を一回転させて、地面に突っ込むのを待つ。

「いったーーーー!!!」

歌歩の声が聞こえる。こけたのかな?できれば状況説明を求む。
ま、今更状況を知ったところでなにも変わりは無いんだけど。

ドサッ

・・・ドサッ?
地面ならドンッ!とかバンッ!とかそういう痛々しい音がしない?でも、今なったのは生ぬるい音。
それに、全然痛みを感じない。むしろ柔らかい物に倒れ込んだみたいな・・・
不思議に思った私は何が見えるわけでもないが、顔を上げてみた。

・・・温かい。

これが率直な感想だった。
暗闇で何も見えない。何が起こったのか、状況もよくわからない。
でも、これだけは分かる。


私は暗闇の中で誰かに倒れ込み、誰かとキスをしてしまった。


相手もよくわかっていないらしい。一言も声を上げない。
でも、私は状況を早々と理解してしまっているため、声を発するよりは相手を考える方が先だった。
後ろにいたのは翔君と舞君。・・・どっちとキスしたの?
正直、めちゃくちゃ恥ずかしい。ファーストなんだけど・・・。

「きゃああああああああぁぁああああぁぁぁ!!」

そんな時だった。
私の羞恥心さえも忘れさせてしまうような悲鳴が、ドアの向こうから聞こえた。

344:汐羅:2014/05/19(月) 17:53 ID:JJU

「この声、美加!?」

歌歩が声を発する。歌歩も、美加の声を見分けられるくらいになったんだ。
・・・じゃなくって!!!
私はキスに関して考える前に、自然と体が動いて、誰よりも早く駆け出していた。



「美加―!!」

美加の名前を呼びながら廊下を走り抜ける。
暗い暗い廊下を走るのは本当に心細くって、夜の学校と言う事もあり怖い。
でも、美加になにかあったら、と考える方がよっぽど怖い。

「あっ!?」

私は本物のドジっ子だ。何もない所で足をもつらせて転んだ。
すると、足に何かが刺さったような気がした。
足を動かしてみると、鋭い痛みが足に走った。

「実夜!」

後ろから歌歩の声が聞こえる。足速いな、歌歩。
歌歩は私に近づいて、しゃがみ込んだ。

「大丈夫!?」

「−・・・」

私は返事をせずに、自分の足に何か刺さったようなので足に手を滑らせる。
わかった。本当に刺さっちゃったんだ。

「歌歩、ごめん。ちょっと血付いちゃうかもしれないから私から離れて」

「え?」

歌歩の反応をよそに、私はアレを抜いた。
悲鳴を上げそうなくらいに痛かった。涙がにじんでくる。

その時、廊下に明かりが灯った。

「わりぃ、遅くなった!」

視線が集まって行く先にいたのは、翔君だった。
小走りで近づいてきて、うっすらと汗がにじんでいる。きっと翔君が電気をつけてくれたんだと思う。

「あ、ありがとう、相川!で、実夜―・・・ひっ」

私に視線を戻した歌歩は小さく悲鳴を上げた。
それもそのはず。だって私の足には血が流れていたから。

「み、実夜梨、それー・・・!」

「実夜梨、どうしたんだよ!」

「実夜梨、なにがあった?」

私の足を見てみんなの顔が青ざめている。これは刺激が強いかな。
私はそれを誤魔化すように目尻に涙をためたまま微笑んだ。

「あ、アハハッ。転んだ時に刺さっちゃったみたいで・・・。」

「アハハじゃないでしょーが!何が刺さったの!?」

私は先程抜いたばかりのアレを見せた。
先端に地味に血が付いている。私の血だ。

それは、画鋲だった。

345:しょこら:2014/05/20(火) 20:47 ID:kQs

最近コメしてなくてごめん!!
が、画鋲?マジカヨ!!がびょーん((((
っていうか!!キ、キスやないかい!!翔くんか!?翔くんなのか!?wwすげぇ楽しみw
実夜梨の足に画鋲が刺さったあと、美加はどーなった!?危なくね!?もうこんな状態になったら普通耐えきれないよww

346:りったん:2014/05/21(水) 23:07 ID:pBA

えっ!?
実夜梨、キスしちゃったの!?どっち?!
翔君か?!舞君か?!

画鋲って痛いよ!絶対痛い!

347:汐羅:2014/05/22(木) 18:23 ID:JmY

>>しょこら
いやいや、全然いいよ!?w
さて、どっちでしょうww
確かに危ないねw

>>りったん
いや〜、ラストに近づいてきてるからなんか刺激がほしくてねw

私も一回画鋲が指に刺さったことがあったんだけど、まじで痛かったよ!
涙止まらなかったw

348:汐羅:2014/05/22(木) 18:24 ID:JmY

転んだ時にブスッって行っちゃったみたいだ。でも、なんでこんなところに画鋲が?
の前に血だよ、血。ドッバドバでてるよ。

「みみみみ、実夜!」

「私はみみみみ実夜じゃないよー。あぁ、誰かハンカチ持ってない?」

私が冗談を言いながら真面目にきいてみると、結花がポケットから慌ててハンカチを出した。
そんなに急がなくってもいいのに。まぁ、でもありがたく受けとー・・・って、あぁ。

「ごめん、汚れるよ?」

「馬鹿ね、気にしないわよっ!早く血止めなさいよ。」

結花は慌てた表情でハンカチを当ててくる。
あいたたたた。ちょ、結花力が強い。

「ごめん、私ここで休んでてもいいかな?だからみんなは美加探しに行ってくれる?」

「でも・・・」

歌歩がモゴモゴと言っている。何かそんなに迷う事があるだろうか?
すると、歌歩は名案を思いついたかのように

「あ。そうだ、内田。あんたお姫様抱っこしてよ。」

「はぁ?」

「だーかーらー。前も保健室に実夜梨連れて行ったみたいにお姫様抱っこしてって言ってるのっ」

「・・・ハァ」

なんか内田さんは深―いため息をついた。
私はと言うと、アレだ。出血止めるのに必死で、会話についていけてない状態。
あぁ、もう。早く血止まらないかなぁ。

「ぅえっ!?」

変な声が出た。お恥ずかしい。
というか、いったいどんな状態なんだよ、これ。なんかすっごいデジャヴ感があるだけど。
あぁ、思い出した。なんか保健室に連れて行ってもらった時とよく似てる。
・・・あれ、確かお姫様抱っこじゃなかったっけ?

「ちょいちょいちょいちょい舞君!?なにしてんのかなー?」

「動けねえ病人は黙って大人しくしておくこと。」

「いや、歩けー・・・ないけど、置いて行ってくれてもいいし!」

「危ないだろ。夜の学校に怪我した女を一人にするわけねーじゃん」

そんなカッコイイ台詞言われたら黙るしかないじゃんか。
私はもう諦めて大人しくお姫様抱っこされることにした。

349:汐羅:2014/05/25(日) 10:04 ID:hQE

さて、いったい美加はどこにいるのだろうか。見当もつかない。
でも今の私は足を怪我しているため、動こうにも動けない。一体どうしたら良いのだろうか。

「ねぇ、舞君。一旦おろしてくれないかな?やっぱり自由に動けないと不便だよ、私も舞君も。」

「別に問題ない。それに、どこか行きたいなら言ってくれれば行くから。」

「そっ、か。ありがとう。」

まぁ、もともとおろしてくれるなんて思ってなかったから別にいいんだけどね?
一応聞いてみただけだよ?おろしてくれたらおりるつもりでしたよ?

その時―――

「あっれ〜?なんでお姉ちゃんがここにいるの?置いてきたんじゃないんだぁ」

背後からすごく明るく軽い声が聞こえた。皆が一斉に振り返る。
私は舞君が振り返ってくれないとその声の正体が分からないため、舞君が振り返ってくれるのを待つ。
そして、私は声の正体を目に入れてしまった。

そこにいたのは、水音だった。

350:汐羅:2014/05/25(日) 10:26 ID:hQE

「お姉ちゃん、足怪我してんでしょ?置いていくと思ってたー」

愉快そうに笑いながら水音はそういった。水音は私が怪我をすることを知っているような口ぶりだった。
頭が呆然としている今、私はなぜ知っているのかなんて考えることができなかった。

「なんで知ってるの!?」

歌歩が強く言い放った。正直、ビクッとなったのは言うまでもない。
しかし、水音は表情を変えず、淡々と告げた。

「だってこける様に細工したの私だもん。糸張って、画鋲置いて。
まさか本当にグサッっていくとは思わなかったけどね。ホントドジだよね、お姉ちゃんは。」

水音はバカにしたように笑みを浮かべた。多分、皆ムカッと来ただろうな。
だって、普段怒ることがあまりない結花が舌打ちしたんだし。

「・・・でも、糸なんてなかったよ!」

「お姉ちゃんが引っ掛かった時に切れたんでしょ?そうなるように柔くしておいたんだから。」

さも当然の様に水音は言った。いや、別に今は私のけがの原因なんかどうでもいい。
ただ私が気になるのは、なぜ水音がここにいるのか、だ。

「なんで水音がここにいるの?」

なるべく、平然を装って。落ち着いているように装って。
歌歩はそんな私に驚いたのか、目を見開いて振り返ってきた。私は取り乱すと思っていたらしい。

「裏切り者には報復を、ってやつ。」

「美加になにをしたの?」

認めたくないけど、なんとなくわかっていたんだ。ここに水音がいる理由。
美加を襲う。下手したら殺される。
なにが美加を守る、だよ。とんだヒーローじゃん。

「なにもしてないけど?」

「嘘だ。本当のことを言って。」

「ホントホントー。ま、美加は階段から落ちたけど?」

「えっ」

「一応言っとくけど、私は落してないからね。」

水音はどれだけいうと、クルリと背を向けて闇に溶け込むように姿をくらませた。
誰も追わなかったのは、多分美加の方が重要だからなんだと思う。

351:汐羅:2014/05/25(日) 10:48 ID:hQE

そこから美加の発見までは早かった。私のケータイにお父様からメールが来た。
美加は私立病院で眠っていて、右手を骨折したが、大事には至らなかったらしい。
それを聞いたとき、全身から力が抜けていくような気がした。
そして、ついでにだが、私の足の怪我も診てもらうことになったのだった。



私は三日間病院で安静にしているようにと言われ、今は病院のベッド上にいる。
結構快適な空間で、思ったより楽は出来た。けれど、私の頭の中は決して楽ではなかった。
水音が何故私たちの前に姿を現したのか、何故美加に手を出さなかったのか。
そればかりを考えてしまい、夜は寝つけが悪い。

「実夜梨」

今声を掛けたのは同じ病室の美加。お父様のコネで同室にしてもらった。
美加はもう目を覚ましていて、こうやってよくしゃべっている。

「ねぇ、本当に落とされてないんだよね、水音に。」

「なんで声を掛けただけなのにそんなこと聞かれなきゃいけないのよ。まぁ、落されてないけど。」

そうなのだ。階段から落ちたのは完全に美加の不注意らしい。
暗くて足元が見えなくて、踏み外して落ちてしまった、とのこと。
ちなみに、理事長室に残ったのは教室に忘れ物をしたから理事長に教室の鍵を貸してもらおうとしたから、だそうだ。
全く、人騒がせな。どれだけ心配したと思ってんだ。

「じゃあなんで水音がいたんだろ。」

「私に報復しようと思って、勝手に私が怪我したからできなかったんじゃないの?」

「だったら私たちに美加が階段から落ちたって伝える必要なくない?」

「あんたらの反応が見たかっただけじゃないの?」

そんな簡単な理由じゃないと思う。なにか、水音には裏があるはずだ。でも、それが分からない。
あぁ、もう頭の中がヤバいよ。パンクしそうなんだけど。
美加はそんな私を気遣ってか、もうしゃべらなくなった。
・・・いや、ただ眠たくなっただけだ。決して気遣ったわけじゃない。やっぱ、美加は美加だ。

「美加・・・。」

私は眠りに落ちた美加の頭をそっと撫でた。

「なにがあっても美加は私が守るから。絶対に。・・・私の命なんていらないから」

352:りったん:2014/05/26(月) 14:53 ID:pBA

実夜梨めっちゃいい子じゃん!
水音は、自分の中で最初の時とイメージが
変わったな……ww

353:汐羅:2014/05/26(月) 17:39 ID:A/E

>>りったん
たしかにwリアルにこんな良い子いないw
水音の最初のイメージってどんなのだったの?

354:汐羅:2014/05/26(月) 18:21 ID:A/E

鏡に映るのは元気に立ち上がっている自分。いつもと同じツイテールをして、いつもと同じ制服を着ている。
私は改めて制服のシワを伸ばして、自分の姿を確認する。

「なんか私、ヤツれてる?」

目元には薄いクマができてあり、全体的に暗い人、と印象を与えてしまうような自分だった。
あぁ、これは少しメイクで隠した方が良いパターンだね。早起きしてよかった。
そして、ドレッサーの前に座ってメイクを始めた。

入院してから早3日が経った。正直まだ足は痛むときもあるけれど、歩いたり、走ったりすることはこれと言って問題は無かった。
その間の授業は舞君が親切にノートをとっておいてくれて、それをいつも渡しに来てくれた。
その間の当番は翔君が代わりにやっていてくれた。
その間の私の周りの世話は歌歩と結花がやってくれることもあった。
・・・何気に私、メッチャみんなにお世話掛けてるし。すっごい罪悪感あるんだけど。

まぁ、そんなこんなで退院をして、今日から学校に行くんだ。
ちなみに、美加はあと1週間入院生活を送るそうだ。
へっ、ざまぁww
・・・はい、嘘です。本当にごめんなさい。


いつも通り教室に入ると、みんな私を有名人かのように出迎えてくれた。
中でも、歌歩はすごかった。いきなり抱きついてきて、泣き始めたんだから。
いや、アンタはどれだけ私に溺愛してるんだよってツッコミを入れなかった私をほめてほしい。

「あっ、実夜梨、今メイクしてるでしょ?」

ゲッ。何故にバレた。めっさナチュラルメイクのつもりなんだけど。
目立つ(?) 所と言えば色つきリップ程度だと思うのだが。

「なんでわかったの?」

「なんかいつもと違うんだよね。フインキって言うか、なんか大人っぽいんだよね」

「いやいや。私はいつまでたっても背が伸びない幼児だよ。」

「フインキ限定だよ!?誰が実夜梨自身を大人っぽいと言った!?」

「え、ちょ、それはそれで失礼じゃない!?ねぇ、結花、翔君、舞君!?」

おかしいよね!?と気持ちを込めて視線を送ってみるも、効果なし。
結花は「そうかしら?」とニヤニヤと笑みを浮かべ、翔君は「そうか?」と首を傾げ、舞君は「別に」と興味なさげに欠伸をした。
・・・一体なんなんだ!!

「ま、まぁ背なんていずれ伸びるって!」

翔君が焦ったようにフォローを入れてくれる。あぁ、優しい少年。君は私のエンジェルだよ。
・・・あ、ダメだ。翔君が天使になってしまったところを想像すると吐き気してきた。ウエェ〜ッ・・・。

「ありがとう、翔君。やはり君は人間が向いているよ。部活頑張れよ。」

「・・は?」

翔君=部活と言っても過言ではないくらい元気がいいスポーツ少年だ。きっといいスポーツ選手になれるさ。
異論は認めません。

「・・・なんか実夜梨キャラ崩壊してる。」

歌歩がボソッと呟いた。しっかり耳に届いたぞ。その言葉、忘れないからね?
そんなことを思いながら私は聞こえていないふりをしたのだった。

355:しょこら:2014/05/26(月) 23:30 ID:kQs

なんか舞くんも実夜梨のこと好きみたいな感じに思えてきたw
え、汐羅画鋲刺さったことあるん!?大丈夫だった!?

>>りったん
私も水音のイメージ変わったw最初はいじめられててかわいそうだなーと思ってたけど今ではムカつくわ((

356:りったん:2014/05/27(火) 00:57 ID:pBA

汐羅>>
しょこらが思ってるのと
おんなじ感じだよ。
しょこら>>
あ、それうちも思った!翔君と舞君。二人とも
実夜梨のこと好きなんじゃね?って!ww

357:汐羅:2014/05/27(火) 14:00 ID:Yzc

>>しょこら
大丈夫だったけど、本当にあの時は痛かった・・・。
地味なトラウマww

水音も美加もいないと言う事で、しばらくの間は5人の恋愛事情書くから、その時分かるよw

>>りったん
なるほどー。
確かに水音、性格変わってきたよねw

358:紺音 シキ:2014/05/27(火) 14:38 ID:Yzc

そういえば、歌歩も結花もメイクしてるよね。何でだろう。
私は普段からメイクをしないのでなんでメイクが必要なのかがよくわかっていなかった。
・・・だって今日メイクしてきたのはクマ隠しだし。

「なんで歌歩も結花もメイクしてるの?」

「そりゃ自分を可愛く見せるためじゃん!」

「えぇ?歌歩すっぴんでも十分可愛かったけど?」

「いつすっぴんみたの!?」

「翔君の家、泊まりに行った時かな。」

えぇぇー・・・と歌歩が変な声を漏らす。別に私は悪いこと言ってない。真実を言ったまでだもんね。
自分を可愛く見せるため、かぁ。誰に可愛く見せるんだろ。
・・・まさかっ

「歌歩好きな人いるの!?」

「ふぇえ!?」

勢いよく聞いてみると、歌歩は驚いたような顔をした。しかし、そこの顔はみるみるうちに真っ赤になった。
うん、これ図星っぽいね。いいねぇ、青春だ。
結花もその様子察したらしく、ニヤニヤしている。ていうかニヤニヤしてても美しい結花が羨ましいんだけど。

「だーぁもう!!いるよいるよぉっ!いるからもうやめてぇえ!!」

まだだれも何も言ってないのに・・・。自爆しちゃいましたね、歌歩。
翔君もケラケラ笑ってるし、結花もニヤニヤを通り越して、もう声を上げて笑っている。
・・・あれ?舞君が静k−・・・えぇ!?寝てるじゃん!

「舞君自由奔放過ぎ・・・。」

苦笑いで呟くと、翔君がハハハッと笑った。それは肯定の意ととっていいんだね?
そういえば、舞君にも彼女とかいるのかな・・・。
いるよね、きっと。だって舞君かっこいいもん。それに、こんな自由なところも可愛いって思っちゃうし。
・・・あれ?なんだろう。なんかすっごく、胸が痛い。

359:紺音 シキ:2014/05/27(火) 14:51 ID:Yzc


 〜お知らせ〜

@ ハンネ変えました!

 ハンネ変えさせていただきましたー。読み方は普通に「こんね しき」です。
 ホントどんだけ変えるつもりだって感じですよねw
 霜月→汐羅→紺音シキ、とこの小説スレのみでも3回目ですよ。多分これで最後だと思います。
 えーっと、呼び方はご自由にどうぞ。
 これから、紺音シキとしてよろしくです。m(_ _)m


A 短編集始めました!
 
 はい、新しくできた短編小説版でスレ立てさせていただきました。
 URLはこちら↓
 http://ha10.net/test/read.cgi/short/1401168110/l50
 見てくださるかは皆様のご自由ですが、見てくださると嬉しいです。
 

360:しょこら:2014/05/27(火) 22:04 ID:kQs

お!!実夜梨は、ま…あぶねぇネタバレなるよ。w歌歩は誰のこと好きなんだれ…翔くんかな?それともまだ小説にでてない脇役かな?w

361:あゆみ:2014/05/27(火) 22:50 ID:cEM

最近この小説読んでいなかったけど……
久しぶりに、たまった文読むのもいいですね!
歌歩の好きな人?気になりますね……

362:りったん:2014/05/28(水) 00:06 ID:pBA

しょこら>>
実夜梨の好きな人って、ま…君だよね!?ww
ネタバレになるのかな?

歌歩の好きな人、気になる〜!

363:紺音 シキ:2014/05/28(水) 13:14 ID:Yok

>>しょこら
やっぱりあそこまで書いたらわかるよねw
もうネタバレしていいよw
歌歩の好きな人はー・・・w

>>あゆみ様
また読んでくれてありがとうございます!
なんか書いていくにつれ、訳が分からなくなってきてしまいましたw
きっとすぐに分かると思うのでお楽しみに!

>>りったん
ネタバレおkでっす。
歌歩の好きな人は多分近いうちに分かると思う!w

364:紺音 シキ:2014/05/29(木) 12:43 ID:lW2

「実夜?」

歌歩に名前を呼ばれ、我に返る。・・・私、今何考えていた?
実夜が不思議そうに私を見ている。私はそれを誤魔化すために笑って首を振った。

「なんでもないよ。」

「なに?内田なんか見つめちゃってぇ〜。あっ、もしかして内田に恋しちゃってるとか!?」

「いや、それはない、かな。」

なんか詰まった。逆に怪しまれるかな。うん、怪しまれたら怪しまれたでいいや。
歌歩はなぜか興味を失ったようだった。なぜ。

「ま、実夜の好きな人くらい把握してるからいーんだけどね。で、相川はどうなのよ」

「おっ、俺!?」

なんだ、その反応は。好きな人いるんだ。
私はそう思って歌歩を見ると、歌歩はニヤッと口角を上げて翔君を見ていた。
その笑顔はまさに悪魔。今にも角と尻尾と羽が生えてきそう。そして翔君は今にも食べられそうな哀れな子羊。
うぇぇ。翔君子羊似合わない。逆にキモい。結論、翔君は人間が一番お似合い。
・・・あれ?なんかすっごい話がずれてる気が・・・。

「いなーい、なんて言わせないよ?」

「いやいや、いないって!!」

「ホントかニャ〜?」

うわ、今の歌歩なんかすっごく可愛かったんだけど!「ホントかニャ~?」ってヤバいって!翔君も赤面してる!
破壊力やばい!!
すると、結花が私の方をジッと見ていた。

「なに?」

「いや、なんでもないのよ。・・・ちょっと、いいかしら。」

首を傾げると、グイっと腕を引かれ、強制的に教室から出て行かされた。なんでだ。
というか、翔君の好きな人知りたかったなぁ。面白いネタになりそうなのに。

365:紺音 シキ:2014/06/01(日) 13:50 ID:4nk

そして、朝の会が始まるチャイムが鳴ったと同時に屋上に着いた。
結花はこのことを分かっていたように平然としている。

「ねぇ、あの4日前の事なんだけど。」

「4日前?・・・あぁ、屋上の件で?」

「そうよ。あれって冗談でしょう?」

「ううん。至って本気だけど。」

私は屋上のドアの前に立っているのも落ち着かないから、手すりの方によって、手すりに肘を掛けた。
すると、結花も横に立った。

「なんで実夜はすべて背負い込もうとしちゃうわけ?」

「いや、前にも言ったように私の問題だから。」

「じゃあ、私たちは関係ないって言うの?」

「うん。」

「なんでそう思うわけ?」

「だって、美加は巻き込まれただけだし、水音は私の妹だし、私にも責任があるよね。ね?結花たちになんの関係もないじゃん」

私がキッパリ言うと、結花は眉をひそめた。でも、これ事実なんだから。
私は結花の考えていることが分からず、正直怖かった。もしまた巻き込まれるなんて言われたら・・・。考えただけでも寒気が走る。

「・・・さて、そろそろ教室もどろっか?」

「・・・えぇ。」

結花は若干怒りを含めた声をしていた。ま、そりゃそっか。
私は気づかないふりをして教室へと足を進めた。

366:紺音 シキ:2014/06/01(日) 14:49 ID:4nk

その日は何事もなく過ぎて行き、普通に家に帰って行った。
家にはお母様もお母さまも居なくて、いるのは召使だけだった。

「ただいまー」

「お帰りなさいませ。」

召使は角度がきれいすぎるお辞儀をして、私の手からカバンを奪い取った。
マンガのような明るくてかわいい召使や、すっごくスマートなイケメン召使は居るはずもなく、堅苦しい機械のように完璧すぎる召使しかいない。
まるで、人間の心を捨てたみたい。人形かっての。

「・・・あ。」

不意に思い出した。
オバサンとの、会話。「なぜ、召使が必要なの?」的な事をしゃべっていたと思う。ついでに、「家族って?」とも聞かれたような・・・。
なんか、最後の方、はぐらかされたような気がするんだよね。気のせいかな?
・・・よし。

「ごめん、私出掛けて来る。」

「お着替えは?」

「いらない。」

「お車はいかがいたしましょうか?」

「いらない。」

あぁ、もう。なんかうっとしい。私に構ってほしくない。
私は何だかイライラして、家を出た。




なんだか久々にも感じる翔君の家。ついこの間きたばっかりなのにね。
インターホンを押すと、誰も出てこなかった。ということは翔君もまだ帰ってないってことか・・・。そういえば部活だから帰れないとか言ってたな。
ま、いいや。別に翔君に用があるわけじゃないんだしね。
・・・じゃなくって、まず誰も居ないんじゃ来た意味ないじゃん。

「・・・?」

私は正直、翔君の家に違和感を覚えていた。
誰も居ないのは仕方がないかもしれない。でも、どうして門があいているの?閉め忘れるはずがないだろう。

「し、失礼しまーす・・・。」

もしかしたらインターホンに気が付いていないだけかもしれない。中に誰かいたら、でいいんだ。
「門閉め忘れてますよ」と伝えよう。
広い庭を通り抜け、玄関のドアに手を掛けると、鍵が開いてあった。なんで?
とりあえず入ってみよう。このままじゃ相川家に泥棒入っちゃう。

「すみませーん!誰かいますか?」

応答なし。
すみません、お邪魔します。
心の中で言うと、靴を脱いでお邪魔した。別にオバサンなら勝手に入っても怒らないと思うし。何かあったら事情を説明しよう。
オバサンも翔君もいい人だから、許してくれる。

前、お泊り会に来た時に覚えたリビングの場所。そこに行って、ドアを開けてみた。
シーンと静まり返っていて、人がいる気配がない。
確か、台所の横に階段があるんだっけ?うん、ちょっと二階にも行っておこうっと。
そう思って台所に行った。

「・・・え?」

私は目を疑った。次に、私の頭は真っ白になった。
私の目に映るのは、赤く染まった床、赤色が付いた壁、赤くなった・・・


オバサンの姿だった。

367:しょこら:2014/06/03(火) 00:01 ID:kQs

オバサァァァァァアアアン!!!オバサンの死亡フラグの回収ここできた…wオバサンのこと少し忘れてt((((
本当におばさんいい人なのに…水音か!?水音がやったのか!?あれか大事なものを奪うぞてきな←

368:美桜:2014/06/03(火) 20:04 ID:fOM

なんか展開がすげぇ

369:りったん:2014/06/03(火) 23:04 ID:pBA

おばさん死んだの?!えっ?!死んじゃったの?!
誰がやったんだー!!

370:紺音 シキ:2014/06/04(水) 16:25 ID:XEQ

>>しょこら
忘れてな・・・いよ!(汗)
水音、かもね?w

>>美桜様
いやぁ、頑張って予想不可の展開を作れるようにしてみましたw
予想できたでしょうか?

>>りったん
さて、どっちでしょうか?w
まぁ、楽しみにしてて!

371:紺音 シキ:2014/06/04(水) 17:01 ID:XEQ

それからの記憶は正直曖昧だ。
確か、私はその場にしゃがみ込み、しばらくの間呆然としていた。
そこに翔君が帰って来て、その様子を見るなり救急車と警察を呼んだ。
その後、私を家の外まで出してくれたんだっけ?
全てにおいてぼんやりとしか思い出せない。それに、今現在私が警察署で聞き取りされるまでの事は全く覚えていない。

「綺秋さん?」

「へ・・・?」

「すみません、気持ちが混乱しているのは分かりますが、お話だけ聞かせていただいてもよろしいでしょうか?」

「あ、はい、どうぞ・・・。」

「では、なぜ綺秋さんはあの場にいたのですか?」

「えっと・・・。以前オバサッ・・・相川さんとのお話させていただきまして、その続きを聞きに行っただけです。」

「通常通り呼んでいただいて結構ですよ。・・・ええっと、ではなぜ家に入られたのですか?」

「門が開いていたので、もしかしたら閉め忘れたのかと思ってオバサンに教えようと家に上がりました。」

「その時応答はありましたか?」

「いえ、ありませんでした。鍵も開いていたので、不審に思ってオバサンを探しました。」

「そうですか・・・」

まぁ、こんな調子で取り調べは進められていった。私は覚えている事を正直に話した。
警察の人は無表情で仕事だから、と言うように淡々と質問を投げかけてきた。私の気持ちなんてまるで知らないみたいだった。

「・・・では、これで終わらせていただきます。」

取り調べは1時間以上続いた。疲れたのは確かだ。
それに、最後言われた。

「あなたも容疑者候補だと言う事を忘れないで下さいね。」

わかってるよ・・・。
私は心の中で警察官に対抗して、視線だけで不満を訴えた。

「あの、ところで・・・。」

私は怒りを頑張って抑え、ずっと気になっていたことを聞こうとした。
相変わらず警察の人は無表情だ。

「オバサンは、どうなったんですか・・・?」

「意識は失っていますが、命に別状はありません。」

372:りったん:2014/06/05(木) 20:21 ID:pBA

よかったぁ。
オバサン。死ななくて…。

373:しょこら:2014/06/05(木) 20:55 ID:kQs

よかったオバサン生きてる!!
なんかオバサン正義のヒーローっぽいw←   みんなに愛されてる

374:あゆみ:2014/06/10(火) 15:06 ID:cEM

よかった!死んでいないのですね!

375:Ng Ng:2014/06/10(火) 21:13 ID:Mtw

はじめまして!ずっと読ませていただいております!!

376:紺音 シキ:2014/06/11(水) 15:40 ID:0bM

>>りったん
ここで死んじゃったら私結構批判くらいそうじゃん!?w
まぁ、なんであれ生かすつもりだったんだけどね!

>>しょこら
正義のヒーローw
でも、実夜梨にとってはそうなのかもね!w

>>あゆみ様
はい、死なないと言う事にさせていただきました!
最初は生死をさまよい、その後状態を持ち直した、なんて設定にしようかなと思ったんですけど、長くなりそうなのでやめましたw
結論、オバサン死なないww

>>Ng様
ありがとうございます!
ずっと読んで頂けていただなんて、本当に嬉しいですっ!!
面白いでしょうか・・・。なんか今更になって不安になってきたんですが!!w
ま、まぁ・・・。これからもよろしくお願いします!

377:紺音 シキ:2014/06/11(水) 15:41 ID:0bM

その瞬間、私は安心しきってしまい、立つ力を失ってその場に崩れ落ちた。
目の奥が熱い。視界が歪み、ため息が零れ落ちた。

「よか・・・っ」

最後まで言葉にならなかった。私はその場に蹲り、体を震わせた。
オバサンが無事だった。死ななかった。
喜びと安堵の混ざった感情は、涙となって、ボロボロと私の瞳から落ちて行った。



その後、警察署から出ると、まず一番に私の家に待機してもらっている翔君のもとに向かった。
正直、そっとしておいた方が良いかもって思った事もあった。でも、きっと一人になる方が辛いと思う。誰かといるほうが、ずっと気がほぐされるのではないかって思う。
そして、走って走って、ようやく家に着いた。

「ハァっ、ハアッ・・・翔君・・・!」

リビングに駆け込み、翔君の名前を呼んだ。
すると、ソファーで横になっていた翔君が、ムクリと体を起こした。

「ん・・・?あ、あぁ、実夜梨か。」

「あの、えっと・・・」

なんでだろう。こんな肝心な時に言葉が出てこない。言いたいことがいっぱいあったのに、頭が真っ白になっちゃってる。ダメだなぁ、私。
私が「えっと」とか「あのー・・・」とか繰り返していると、翔君が困ったように笑顔を浮かべた。

「無理しなくていいってー。」

「あ、や、別に無理してるわけじゃないんだけどねっ」

慌てて手を振ると、翔君がハハハッと笑った。
でも、その笑顔はどうみても作り笑いで、いつもみたいな無邪気な笑みではなかった。
だから、私は一旦冷静になって、真剣な表情を浮かべた。

「・・・それに、無理してるのは翔君のほうじゃんか。無理して笑ったりしないでよ。」

「えっ・・・。ん、あぁ。悪い。」

私がそういうと、翔君は笑顔を消し去って素の表情、暗くて悲しそうな表情を浮かべた。
ホッとしたのはつかの間、翔君がポツリと話し始めた。

「なんか、ごめんな。巻き込んじまって。」

「えっ!?・・・ううん、勝手に家に入っちゃった私が悪いんだし。それに、翔君が謝ることじゃないよ。」

「いや、本当に悪かったよ。」

「だからいいってば。・・・オバサン、一命は取り留めたみたい。」

だから、安心して、
そう言おうと思った。でも、あと一歩というところで口を噤んだ。
あんな悲しげな表情を浮かべている翔君にそんな無責任な言葉かけられるはずがない。

「そ、か。」

「うん。で、警察の人に聞いたんだけど、翔君の家はいろいろ調べたいから3日間は不在にしてほしいって。」

「え、それマジか・・・」

「うん、だからね?私の家でお父さんと一緒に3日間過ごしてもらおうって思ってるんだ。それでいいよね?」

私がそういうと、翔君は何か言いたげに口を開いた。
けれど、翔君は優しげな微笑みを浮かべた。

「じゃ、あ。よろしく。」

私は「りょーかいっ!」と微笑み返した。
ようやく翔君の素の笑顔が見れて嬉しくて浮かれていたからか、翔君の頬がほんのり紅色に染まっていたことを私は知らなかった。

378:Ng Ng:2014/06/11(水) 16:31 ID:Mtw

ずっと難民にいたんですよ…
解放(?)されたのでよかったです!
とっても面白いです!!

379:紺音 シキ:2014/06/12(木) 18:55 ID:Ihs

>>Ng様
そうなんですかっ!
難民にいるなかで読んで頂けてて、本当に嬉しいです!
ありがとうございます!

380:恋音 ラミ:2014/06/13(金) 19:06 ID:xeU

すいません。初書き込みです‼︎とても小説うまいですね〜❤︎感動してしまうくらいの文才です‼︎よければこれからお願いします。ちなみに今、ボカロにはまっているので恋音 ラミです。😚

381:暁月:2014/06/13(金) 21:35 ID:9sU

すごく面白いです♪*
この前徹夜して全部読み直しました〜w
前『*』と言う名前で来たものですw
続き頑張ってください!!!

382:紺音 シキ:2014/06/14(土) 07:03 ID:kfo

>>恋音 ラミ様
ありがとうございます!!
う、上手いだなんて、なんてもったいないお言葉を・・・!!
感動してしまうって、そんな、ks文才ですよw
こちらこそ、よろしくお願いします♪
あ、私もボカロが好きでこんなハンネになりましたww

>>暁月様
ありがとうございます!
え、徹夜されたんですか!!??
こんな小説の為に暁月様が徹夜を・・・
本当にありはとうございます!!すっごくすっごく嬉しいです!!
『暁月』ってとっても素敵なハンネですね♪

383:紺音 シキ:2014/06/14(土) 07:26 ID:kfo

〜お知らせ〜

 お知らせと言うほどでもないんですけどねw
 読者の皆様とぜひとも雑談をして仲を深めていきたいなぁ、と思いまして・・・。
 
 http://ha10.net/test/read.cgi/pr/1401605882/l50

 ↑こちらのスレは私がスレ主です!
 雑談目的のスレですので、私と同じ気持ちをもってらっしゃる読者様はきていただけると嬉しいです!
 
 あ、もちろんですが読者様以外もきていただけると幸いです!

 
 以上、お知らせでした♪

384:凛:2014/06/14(土) 15:07 ID:hko

おもしろいですね!

改めてよろしくお願いします
凛です!(にっきー)
小説すごいです
見習いたいくらい
これからも応援してます!

http://ha10.net/test/read.cgi/novel/1402222289/l5
私も小説書いてるのでよかったら見に来てください

385:紺音 シキ:2014/06/15(日) 16:42 ID:KLU

>>凛様
ありがとうございます!!
いえいえ、本当に文才がなくっていつも困ってるんですよ・・・
こちらこそよろしくお願いします^^

では、さっそく見に行かせてもらいます!

386:しょこら:2014/06/15(日) 23:51 ID:kQs

実夜梨、家に男子泊めるとか恥ずかしいとかないのかな…?ww
ある意味すごいね実夜梨。w

387:にっきー:2014/06/17(火) 19:27 ID:7HY

私の小説見てくれてありがとう!( ̄▽ ̄)

これからよろしくお願いしますね!
お互い頑張りましょう!

388:紺音 シキ:2014/06/17(火) 20:03 ID:h4U

>>にっきー様
いえいえ、本当に面白い小説でした*
こちらこそよろしくお願いします♪

ぜひ、>>383のスレに来てください!
にっきー様といろいろお話したいです!!w

389:紺音 シキ:2014/06/18(水) 14:32 ID:.Uk

そうこうしているうちに、いつの間にか夜になってしまっていた。
これまでの時間の間、私も翔君もオバサンのことでの精神的ショックが大きすぎて一言もしゃべらなかった。
トイレに立った時、鏡で自分の顔を見た私は、ふと自分の表情に嫌悪感がわいた。
本当に辛いのは翔君のはずなのに、まるで私の方がずっと辛いような顔をしていたから。
やっぱり私は、最低な奴なんだ。



このことはすぐに歌歩と結花と舞君の耳に入り、3人はものすごく慌てた様子で家になだれ込んできた。
歌歩なんか、先に入った玄関に入った結花と舞君を押しのけて私に飛びついてきた。
いや、それは翔君にするべきところじゃないの?

「・・・で、翔、お前はその3日間の間どうすんだ?」

「あー・・・、実夜梨の家に泊めてもらおうことになった。」

「なぁにぃい!?」

舞君の問いかけに翔君が答えると、歌歩が物凄い勢いで翔君の胸倉をつかんだ。
いやいやいや、翔君かなり心にダメージ負ってるんだよ!?そんな人の胸倉掴むとか、常識外れだし!
慌てて歌歩を翔君から歌歩を引きはがすと、歌歩は私の腕を掴んで、リビングを出た。

「ちょ、歌歩何!?」

「実夜、相川を家に泊めるって正気!?」

「うん。だって、オバサンの第一発見者私だし、誘ったのも私。それに、いま翔君を一人にしておく方が心配だよ。」

「でも、だからって、一つ屋根の下だよ!?もし実夜になにかあったら・・・!」

「・・・うーん、歌歩が何を心配しているのか分からないけど、別に私は大丈夫だよ?」

「え・・・?・・・あ、そ、そっか。実夜って天然だったよね。なら大丈夫か・・・。相川も告れる状態じゃないだろうしね。」

なにやら歌歩がぼそぼそと言い出した。全く聞こえないんだけど。
私が怪訝そうな顔で歌歩を見ていると、歌歩は満面の笑みになって、私を見た。

「じゃ、3日間楽しんでね!」

そういうと、歌歩は一人リビングに入って行った。
まったく。わけわからんね。



歌歩たちは一応心配していたものの、ほとんどふざけて帰って行った。
けれど、そのおふざけのせいもあってか、私も翔君も、少しだけ表情が明るくなっていた。

「でも、なにが『実夜になんかあったら許さないから』なんだろう。歌歩っていったい何を心配しているんだろ。」

私が首を傾げて翔君に尋ねてみると、翔君も腕を組んで考え込んでいた。
けれど、答えは出なかったようだ。

「オレにもわかんね。胸倉つかまれて言われるようなことだったのか?」

「ていうか2回も翔君の胸倉つかむ歌歩の神経の方がよっぽど謎だね。」

「ハハッ、確かにな〜」

穏やかなフインキのまま、私たちは夕食を食べ、眠りに着いた。
明日が良い日になりますように、と祈りながらー・・・・

390:由梨:2014/06/22(日) 15:35 ID:2G.

うわぁぁぁ………

なぜこんなハラハラドキドキの展開の小説を書けるんですかあああ??

あ、ごめんなさい、つい興奮してしまいましたm(__)m

小説をついこの間書き始めた[由梨]と言います。

読者…なんて身にも及ばない私ですけれどどうか[読者]と作者様に認めてもらえる様、努力します。

後、大変生意気なお願い事だとは分かっているのですが…お願い事してもいいですか?

私の小説を師匠様(作者様)に見ていただきたいのですけれども……

本当に生意気なお願い事ですよね、すみません。

小説の名前は「いじめ……戦いの始まり……」です!

あの、こんな下手な駄作小説見たくないと思えば別に見なくても構わないので…

お時間頂戴してすみません。。。

どうかよろしくお願い致します。

           由梨

391:由梨:2014/06/22(日) 15:38 ID:2G.

後、自分のこと【駄作者】なんて思わないで下さい!

こんなに多くの読者様がいらっしゃって本当に尊敬してます!

私の小説は2名しかいませんので…

392:紺音 シキ:2014/06/23(月) 17:30 ID:Wwg

>>由梨様
はじめまして〜!

由梨様はもう読者様ですよ!!
こんなに嬉しいコメントをいただいておきながら読者様として認めないとか、どんだけ最低なんですか!!
最初コメントを読ませていただいたとき、もう感動でつい、笑っちゃいましたw
「フ・・・フフフッ」って気持ち悪い声まで漏らしてしまいましたよ!?
ていうか、本当に自分って気持ち悪い・・・。

し、師匠様!?私にそんな称号与えるのはもったいないですよ!
そんなのいっくらでも見に行かせていただきますよ!というか見せてください!!

いえいえ、私なんてまだまだですよ!
リアルでノートに書いてる小説なんかいつも「あー、もう!なんでこんな駄作になるわけ!?」っとキレて丸めてゴミ箱いきですw
私もこんなに読者様がいらっしゃるなんて、驚きですw
なんで皆さんこんな駄作にコメントなんか書いてくださるんだろう・・・といつも不思議に思ってますw

ではでは、由梨様の小説を拝見しにいってきます!!
コメント&心温まるコメントありがとうございました!

393:あゆみ:2014/06/23(月) 18:07 ID:cEM

あの…
わたしも、紺音 シキ様みたいな
小説書きたいなって思って、書き始めました……!!
『吹奏楽部員の日常♪』って題名です。
いちごミルク#と言う名前で、
書いています。駄作ですけど、
よかったら、読んでください。
宜しくお願いします!

394:紺音 シキ:2014/06/24(火) 18:27 ID:zBg

>>あゆみ様
わ、私みたいな小説書いちゃったら、もうグッチャグチャになっちゃいますよ!?w
小説連載おめでとうございます!
ぜひざひ見たいです!
今から見に行ってきます!

395:いちごミルク#:2014/06/24(火) 22:09 ID:cEM

ありがとうございます。この小説の
続きを読むのが、いつも以上に
楽しみになりました!
紺音 シキ様、頑張ってください!!

396:しょこら:2014/06/24(火) 22:29 ID:kQs

汐羅超人気やね!!大人気!汐羅の小説みて小説かきはじめたっていう人も結構いるし、ほんとすごい!!
これからも応援してるよ〜!(´∀`*)

397:あゆみ:2014/06/25(水) 14:17 ID:cEM

395は、私です。

398:匿名希望:2014/06/25(水) 20:16 ID:Dho

面白いですね!

399:紺音 シキ:2014/06/26(木) 14:46 ID:kZc

>>あゆみ様
ありがとうございます!!
あゆみ様のコメントにはいつも元気をもらってます!
これからもよろしくお願います♪
あゆみ様も頑張ってくださいね!!

>>しょこら
えっ、あっ、ありがとう///
なんかめっちゃ照れるんだけどww
でも、人気って言ってもらえて本当に嬉しい♪
本当にいつもありがとう!

>>匿名希望様
ありがとうございます!
いつもその一言をもらえるように、と頑張ってますw
頑張ってると見てもらえてるかは不明ですけどw
コメントありがとうございました!

400:スレ主ざまぁwwwww:2014/06/28(土) 18:03 ID:Ww6

400(‘ω<)-☆


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