えーっと、ジャンルは『いじめ』です。
こんな駄作を誰かが読んでくれることを祈ってます。あと、アドバイス等もよろしくお願いします。
100おめでとう!次200かな!?これからも頑張れッ!なんかずっと水音をみずねってよんでたw
102:しょこら:2014/03/16(日) 11:08 ID:ez-IkAiD違うのは親のケータイだからでっす!
103:霜月:2014/03/16(日) 17:26 ID:I/A >>しょこら
うん、200目指して頑張る!
残念、みずねじゃ無いんだよねぇ。でもPCで打つ時はみずねって打ってるよ!
>>101
私も、そう呼んでましたw
100おめでとうございます!これからも頑張ってください!
楽しい時間はあっという間に過ぎた。
お昼は適当に済ませ、その後ゲーセンに行き、舞君が太鼓の〇人でフルコンボ取った。舞君はゲーマーだったようだ。
そして翔君宅に戻り、夜を迎えた。
「で、実夜はどこ行くの?家出中でしょ?」
今まで楽しすぎて忘れていたが、私は家出中だった。
「どこ行くって言われても決まってないよ」
私は焦っているようなそぶりを見せず、冷静を装った。
でも、本当にどうしようかな・・・。行き場が無いだなんてどうしようもない。
「じゃあ、もう一泊すれば?」
「なんでそう歌歩が言うのよ。ここは翔雅の家でしょ」
「いや、別にいいぜ。母さんに聞いてみる。」
そういうと、翔君は電話を始めた。
結花は本当にツッコミが上手だなぁ。今度ツッコミのコツ教えてもらおーっと。
なんて呑気に考えていたら、歌歩が頭を下げた。
「ごめん!私の家にこれれば良かったんだけど、妹とか兄がいるから・・・」
「いや、謝らなくていいじゃん。てか頭下げないでよ。歌歩何も悪くないんだし」
元々は家出した私が悪い。誰も謝らなくていいし、罪悪感なんて感じなくていい。
まぁ適当にホテルを転々としますか。
「私の家も無理みたい。」
「俺の家もちょっと・・・」
結花と舞君がそういった。謝られ無くて安心した。
私は「いいんだよー?」と笑顔で言った。
そうだ、マンション。マンション買っちゃえばいいんだ。
「で、相川はどうなの?」
歌歩が翔君を見た。どうやら電話は終わっていたようだ。
「いいってよ。」
「ホントに!?・・・じゃあ、少しの間お世話になってもいい?その間にマンション探すから。」
「・・・てゆーか俺男なんだけど。」
「ああ、別に平気。翔君を男として見てないから。」
「なぬっ!?それはそれで傷つくんだけど」
私が笑うと、部屋は笑いに包まれた。
「まぁ、そういうことだし、私帰るわね」
結花がそういうと、歌歩と舞君も「帰る」と言い出した。
>>もみじ様
やっぱりみなさん「みずね」って呼んじゃいますかw
でもこれを機に「すいね」って呼んでいただければ幸いです^^
ありがとうございます、これからも頑張ります!
歌歩と結花と舞君を見送り、私は改めて翔君に頭を下げて謝った。
「本当にごめんね。私が家出なんて馬鹿なことしなかったら翔君にまで迷惑かけなかったのに・・・」
「は!?いいよ別に!!だから顔上げろよっ、なんか同級生に頭下げられたらなんて言えばいいのか・・・」
なんて心の広い人なんだ・・・!
私は言われた通り頭を上げ、「ありがとう」と微笑んだ。
「じゃあ、風呂行ってくるな。」
「あ、うん、分かった。私なにしてればいい?」
「なんでもいいよ。でも、部屋は荒らすなよ〜?」
「荒らさないよっ!私を何だと思ってるの?」
「ジョーダンだよ」
笑いながら翔君は出て行った。
なんかアレだなぁ・・・。ええっと、同居?っていうの?うん、なんかそんなやつ。
でも私母親様に挨拶して無いよね。しなきゃいけないんじゃ・・・。
そう思っていた矢先に、ドアが開いた。
「しょーちゃん、着替えなんだけど・・・」
「え?」
いきなり声がしたから目を丸くしてしまった。
しかも私だけでなく相手も丸くしていた。
「あの・・・」
「あー!もしかしてあなたが実夜梨ちゃん!?かーわーいー!!!」
「え?え?え?あのっ、えぇっと」
「あっ、ごめんなさいね。私翔雅の母です。にして実夜梨ちゃんなんて可愛いの?」
「あ、母親様でいらっしゃいますか。御存じにおられますが、綺秋実夜梨と申します。」
「礼儀正しいのねっ!オバサン嬉しいわぁ」
嬉しいって・・・。
とかなんとか思ったけど、いつも父親に見せている笑みを浮かべた。
「あの、私お世話になる身ですしなにかお手伝いとかできることは無いでしょうか?」
「え?いいの?」
「はい、本当にこうして家においていただけるだけでも罪悪感ハンパないので、お役に立てることはないかと。」
「じゃあ、一緒に夕飯つくりましょうか!」
「はい!」
私は元気よく返事し、翔君の部屋を出た。
グツグツと心地の良い音。フワッと食欲をそそるいい香り。
私はこんな感覚が久しぶりで、楽しくて仕方なかった。
「やけに楽しそうね、実夜梨ちゃん」
フフッと笑われてしまった。
でも私は羞恥心なんてものは無かった。満面の笑みで返した。
「はい!私料理とか作るのすっごく久々でとても楽しいんです!」
「そうだったの?いつもお母さんが作ってくれてたの?」
「あっ、いえ・・・。召使が作ってくれていました。母の手料理なんて食べたことないです。」
そう告げると、オバサンは心底驚きました、という表情で私を見た。
「召使なんて雇っていたの?」
「はい。屋敷に数十人ほど。・・・相川家は雇っていないんですか?」
「えぇ。だって、と。スープ出来たわね。並べましょうか、テーブルに。」
私は微笑んで頷くと、お皿に人数分のスープを注いだ。
そして私が人数分並べ終えると、オバサンはソファーに座る様言った。
私はお言葉に甘え座ると、オバサンも横に座った。
「私の家が召使を雇わないわけはね、家族がいるからよ」
え?家族がいるから召使が必要ないってどういうこと?
オバサンは私の考えを見透かしたように微笑んだ。
「家族がいればなんだってできるでしょ?召使なんかいたら家族だけで会話何てできないじゃない?」
「別にしなくたってよくないですか?」
「え?普通するでしょ。学校であった事とか悩み相談とか」
「しませんよ。」
「・・・。家族は実夜梨ちゃんにとってなに?」
「生み親にしかすぎません。優しさだとか愛情だとかそんな甘ったるい物は貰っていません。」
オバサンは私を見つめた。可哀想だとか同情とか、そんなの一切ない、暖かな目で。
私は魔法にかかってしまったかのように目線を逸らすことができなかった。
「じゃあ、今度話すわね。」
オバサンはにこっと笑って言った。
もっとなんかシリアスな感じになるかと思っていたのにいまの笑顔ですべてが吹き飛んだ気がした。
私は空を空振りしたときみたいな「え?」と言う感覚に陥った。
が、オバサンの笑顔はなぜか何も言えないような笑顔だった。
怖いだとかそんなんじゃなくて、安心し過ぎれる笑顔だった。
「・・・そうですか。楽しみに待ってます」
私も微笑み返した。
その時、翔君が入ってきた。
「実夜梨?と母さん、なにしてんの?」
「ちょっとした世間話だよー。多分翔君には難しすぎて分かんないかもね」
悪戯っぽく笑ってからかってやると、翔君はムッとした表情をした。
「なんだよー!俺にだってわかるっつーの」
「へえぇ?じゃあ今の経済状況、説明してよ?」
翔君を追い込み、私が優越感に浸っていると、横にいたオバサンがいつの間にか食卓に着いていた。
「実夜梨ちゃん、しょーくん。食べましょ。このスープは実夜梨ちゃんの手作りよ〜」
「おおっ、うまそー!いっただきまーす!」
翔君は子供みたいに目を輝かせて食卓に着いた。
なんでたかが食事だけであんなに興奮できるんだろう。私にはわかんないや。
「実夜梨?はやく座れよー」
翔君に声を掛けられ、曖昧な笑みを浮かべておく。
まぁ、悩んでても仕方ないよね。
私は食卓に着いた。
今回も面白かったw実夜梨、普通におばさんって心の中で言ってるよwみずねって変換してるんだwこのまま行けば200行けそうだね!
111:霜月:2014/03/18(火) 17:02 ID:kfo >>しょこら
ありがとう!
いやぁ、お母様って呼ぶのも変かなーって思ったからオバサンにしといたw
うん!もちろん目標は200!がんばろー!
夕飯を食べ終わり、私が食器洗いをしているとオバサンがきた。
私は水を止め、今度は何をすればいいですか?と聞いた。
オバサンは少し考えていた様子だったが、すぐに笑顔を見せた。
「お風呂に行ってらっしゃい。」
私は素直にうなずくと、オバサンは微笑んだ。
と、私は重要な事に気が付いた。サーッと血の気が引いていくのが分かる。
「・・・私パジャマ忘れて来た」
「えぇ!?」
オバサンは驚愕して、声が裏返っていた。
私は私でどうしよう、と顔色が冷めていた。
「う〜ん・・・。しょーちゃーん!」
「なにー?」
なんで今翔君が関係あるのかな。そんなことよりパジャマだ。私、服のまま寝るなんてこと絶対いやだぁ・・・。
すると私が悩んでいる横で会話を始めた。
「実夜梨ちゃん、パジャマないみたいだからしょーちゃんの貸してあげて?」
「はぁ?俺男だってば。」
「いいじゃない。少々大きくても大丈夫だって!それにお母さんのパジャマだと大きすぎるからね」
「いや、だからって・・・」
「気にしちゃだめよ。」
「・・・。しゃーねぇなぁ」
私は翔君が階段を上る音で我に返った。
するとオバサンが私を見ながらニコニコしていた。なんか嫌な予感が・・・。いや、やめよう。気にしないでおこう。
「パジャマは心配しないで、お風呂に入ってらっしゃい。」
「え?ああ、はい」
まぁ、別に心配しなくてもいいのならいいや。お言葉に甘えちゃおっと。
私はお風呂場の場所を聞き、さっそく湯船に入った。
「ふぅ・・・」
私はこの2日を振り返ってみた。
なんか最近皆に迷惑かけてばっかりじゃない?てかもう疲れた。この入浴剤すっごいいい香りする。
さて、そろそろシャワー使おうかな。
鏡で改めて自分の背中の傷を見た。体自体をひねらないといけないをわけだからこの体勢結構きつい。
「・・・痛いなぁ」
深い切り傷。
傷自体は痛まない。でも、心は痛む。
この傷は忘れることのできない過去を物語っている。
私はお風呂を上がった。
で、でかい・・・。
私はお借りしたパジャマを着てみてどう思った。
たしかに翔君は背高いし、カッコイイし、面白いけどってあれ?なんかほかの事語ってるような・・。
ま、まぁ気にせずに!うん、大きくったって問題なし!貸して貰っただけでありがたいし!
「大丈夫か?やっぱでかいよね」
「うん。・・・あぁあ!ごめん!悪気はないからね!?」
「ん?いや別にいいぜ?実夜梨ちっちゃいもんな。他の女子より遥かに。」
「しかたないもーんだ!私だって好きで背ぇ低いわけじゃないもん!」
「知ってるっつーの」
「翔君は無駄に大きいよね」
「ざんねーん。俺は平均身長より少し高いだけでーす」
「うっわ・・・。何こいつ。ムカつく」
「本音でたなっ!」
根っから本音ですぜ。
とかなんとか会話をしていたらオバサンが私達を見てほほえましそうに微笑んだ。
「仲良いのね〜。」
「御冗談を。」
私はお手上げ、というように両手を上に上げた。
すると、翔君が唇を尖らせた。
「なんだよー」
「冗談だし。私が翔君を嫌う訳ないじゃんか。」
すると翔君はは?と即座に返してきた。
なにかおかしいこと言ったっけ。
私が首をかしげると、翔君はすべてを悟ったかのように笑みを浮かべた。いや、正確には苦笑いだ。
「実夜梨、それはあんま異性に言うなよ。」
「は?なんで。」
「いや、いいんだ。」
気になるけど、まぁ詮索する気もないしいいんだけど。
今晩は翔君の部屋で寝ることになった。
昨日と同じ布団で寝ようとすると、翔君は折り畳みベッドを出してくれた。
ありがたくお借りした。
明日は学校かぁ・・・。
なんか不安に襲われたが、今は深い眠りにつく方が優先的だった。
その日は夢は見なかった。まるで死んだかのように眠りについていた。
そして爽やかな朝を迎えた。
「いってきまーす」
「いってらっしゃい、実夜梨ちゃん。」
私は学校に行くべく準備を済ませて、そして玄関のドアノブに手を掛けて挨拶を済ませていた。
「しょーちゃんの事は気にせずにいってらっしゃい」
「では、遠慮なく」
私はそう言って家を出た。
翔君はまだ朝ご飯を食べていた。
もちろん私は待たない。待つこともなく学校へ向かった。
教室に入ると、いきなり水が飛んできた。
まぁ、鈍感(?)な私はよけることができず、モロ被り。
うわ・・・。つめた。
ぽたぽたと髪から垂れる水滴をぼーっと眺めていると、見覚えのある女子が慌てて近ずいてきた。
「うわ、実夜梨ごめん!」
彼女の名は『三井 美加』(みつい みか)。
このクラスの第二の中心的人物。ん?もちろん第一は歌歩と結花だよ、うん。
「なにしてたの?」
私が落ち着いてそう聞くと、美加はえっと声を漏らした。
あ、多分こいつ反省して無いな。
「水音にかけようとしてた水を水音が避けてその、実夜梨にかかっちゃったの」
さいですか。
まぁ別に気にしてなんかないけど。慣れっこだし。
「別に良いよ。着替えて来るね」
私は微笑みを見せると、早々と教室を出た。
と、何の偶然か歌歩と結花と翔君と舞君に会った。丁度教室に入ろうとしていたところだった。
「あ、おはよう」
「実夜!?なんで濡れてるの!?」
「ん?別に。てゆーか着替えたいからもう行くね」
私は無理やり会話を打ち切り、更衣室へと急いだ。
実夜梨、翔のこと好きなんじゃ?と思ってしまったwどーなんだろ…w
116:霜月:2014/03/19(水) 18:43 ID:WWE -歌歩side-
お泊り会翌日、私はいつもより早く出た。
特に理由は無かったけど、なんか早起きしたから。
「歌歩」
ん?誰だ、こんな朝早くに。
と思って振り返ってみると、結花だった。
「おはよ、結!今日早いね」
「ええ、歌歩こそね。私は部活の残りをやってしまおうと思ったからよ。」
「そうなんだ〜。私はなんとなくだよ!」
「理由になってるの、それ」
そう言って微笑む結は女神様だった。
やっぱり私って男より・・・?いやいや、そんなことあるはずない!
「おーっす、おはよー」
気の抜けた挨拶は間違えることはないだろう。
私は振り返らずに答えた。
「おはよ、内田っ!」
「なんで舞彦はそんなに気が抜けてるのかしらね」
「知るかよ。こういう性格なんだ。」
「仕方ないって、結!保育園の時からこういうやつだったし!」
「フォローになってねぇ」
「だってマジじゃんか」
「なんでもいいから。」
結の言葉で一旦口論戦中止となった。
ちくしょー。今度覚えててよねっ!
「おはよっ!ハァハァ・・・」
元気よく声を掛けて来たのは息切れした相川だった。
よっぽど焦ってたんだろうね。ボタン掛け違えてるし。
「おはよっ、相川!」
「おはよう」
「おはー」
それぞれの挨拶が終わったところで、学園が見えた。
なんか何度見ても本当に自分がこんなお金持ち学校にかよっているのかと疑いたくなる。
星華オーヴェスト中高学園。
見た目はもちろん、内装もどこのお城だ、と聞きたくなる位豪華では華びやか。
生徒もプライドは高いが美しく、礼儀のなった子がほとんど。
そんな学園に通っているという実感がいまだにわかない。
とかなんとか考えて、門をくぐった。
と、一言かけておくか。
「相川。ボタンなおしな。
>>しょこら
その辺はネタバレなので言えないけど、どうだと思う?w
あ、読んでくれてありがとう!
〜★〜余談〜☆〜
なんかいじめから関係ない話になっていってるような・・・。
なんとかいじめに戻して行きたいと思いますw
-実夜梨side-
私は更衣室で素早く予備の制服に着替え、教室へ戻った。
歌歩は私の姿を見るなり飛び付いてきた。歌歩は私より背が高く、私はバランスを崩しかけた。
「実夜!!大丈夫だった?美加から聞いたよ。」
「ん?平気だけど。」
しらっとした顔で答えると、歌歩は安堵のため息を漏らした。
そんなに心配しなくてもいいのに。
そう思ったけど、心配してくれている歌歩に失礼だ。口になんか出せるはずもない。だから代わりの言葉を口にした。
「ありがとう」
私は今日のことは忘れようと思った。たいしたこともないし、誰も悪くない。
だから私は油断してしまう。
次の日は水鉄砲の流れ弾ならぬ流れ水が飛んできてまたびしょびしょになった。
そのまた翌日はハサミが飛んできた。
危ういところで避けたが、直撃してたら顔に突き刺さっていた。
更に翌日、私の机がひっくり返っていた。美加によると水音が暴れたときに倒れたそうだ。
翌日、ノートが破かれていた。
翌日、靴がなかった。
翌日、体操服がなかった。
翌日、階段から落とされかけた。
翌日、無視されるようになった。
翌日、睨まれるようになった。
翌日、確実に私めがけて水が飛んできた。
翌日、悪口の書かれた手紙が何通も机の中にあった。
翌日、・・・・!!!
いじめだと、確信した。
いじめだと確信してから数日がたったある日。原因不明の熱を出した。体温計で測ってみると、38.6度あった。
けれどオバサンや翔君に迷惑をかけたくなかったので、何事もないかのように学校へ行った。
体は重く、足元はたまにフラつく。けれど、私は平然を装った。
「おはよう、実夜梨。」
登校中、結花が声をかけてくれた。
私は「おはよう〜」と笑みを浮かべながら答えた。
すると、結花が眉をひそめた。
「実夜梨。あんた顔赤くない?」
「え。気のせいでしょ?」
「気のせいじゃないわよ。本当に赤いわ。」
「そっかそっかぁ。暑いもん」
「まぁ、そうね。」
結花が納得してくれてよかった。熱があるのに学校に来ているだなんて口が裂けても言えない。
すると、後ろから口論が聞こえた。
「だーかーら!!それはあんただったでしょうが!!」
「いや。絶対お前だ。俺がそんな失態を晒すはずがない。」
「私だってそんなことしないし!!」
とかなんとか。
ああ、朝から元気だなぁなんて思っていると、結花が後ろを振り返って声をあげた。
「あんたたちすっごいうるさい。近所迷惑だってわからないわけ?」
さすが結花。
すると翔君が後ろをから追いかけてきた。
「ハァハァハァ・・・。ちょっ、実夜梨早いって!!」
「いやいや、翔君が遅いだけじゃん」
「7時30分に出るとか早すぎだって!!俺の家から学校まで15分程度で着くぞ!?」
「ちょっとでも早く行きたいじゃん?
」
「もう一回言うな。早すぎだって!!!」
普段通りのこの会話。
なにもかもが平和で。
何が平和じゃないか。
それすらわからない。
でも教室ではわかる。
皆笑顔を浮かべてる。
いいことのはずだが。
その笑顔が偽りなら。
皆笑顔を張り付けて。
心なんかずっと前に。
なくなっているのに。
笑っている人間達が。
笑顔を浮かべる理由。
そんなの存在しない。
だってここは完璧な。
パーフェクト教室だから
まさか実夜梨がいじめられるとは…!!
122:霜月:2014/03/20(木) 13:05 ID:h4U >>しょこら
読んでくれてありがとう^^
まぁちょっとした展開ですw
暖かい目で見守ってやってくだせぇw
実夜梨のいじめが始まったら水音のいじめはどうなるんだろうか…
124:霜月:2014/03/21(金) 12:25 ID:9cs >>しょこら
楽しみにしててね!
今は時間が無いから書けないけど、また書くね!
だからこれからもよろしくね
私は直接的な暴力や暴言なんてものの痛みは無く、ただただ精神的な痛みを受けていた。
今日は下駄箱に大量の悪口が書かれた自由長が入っていた。
私はそれを誰にも見られないようにかばんにしまうと、いつも通り教室に入った。
「おはよう、実夜梨!」
皆が笑顔で挨拶してきた。いつもなら水か何かぶっかけてくるくせにね。
まぁ今日は仕方ないんだろうね。だって歌歩と結花と翔君と舞君が居るから。
さすがパーフェクト教室だ。
「おはよう」
だから私もニコッと微笑んで挨拶を交わした。
「さてと、水音いじめはじめますか〜!」
美加がクラス全体に言った。
第一の中心的人物でもないくせにでしゃばりやがって。
なんてことも思ってしまった。あーあ、もうちょっと感情を豊かにしなきゃなぁ。
席に着き、用意をしているとき、目の前で広がっている水音いじめを見ていた。
水音いじめなのだが、やむことは無かった。
「え?普通ターゲットは一人でしょ?」とか思う人もいるかもしれない。
ここはそんな甘っちょろい訳が無い。
表向きでは水音いじめが盛んに行われている。
しかし裏では私をいじめるのが中心的になっている。
本当にパーフェクト教室はすごい。
裏と表の使い分けが上手い。上手過ぎる。
表では完全に「実夜梨は私たちの仲間」というオーラを出している。
歌歩たちに見つからないようにしている。
だから私も協力してやろうではないか。その完璧な笑顔の最後のパズルのピースを私が埋めてあげる。
「いじめられていない」という事実をパーフェクトに歌歩たちの目から欺いてあげる。
すっごく面白いです!!
翔君は実夜梨が好きなのかな?
って思っちゃう場面かありました。
とにかく、凄く面白いです!!!!
とても面白い!
実夜梨いじめられてる。
何でぇー 早く続きが見たいです
翔君と実夜梨お似合い
歌歩たちは実夜梨がいじめられてるの知らないんだね!当たり前かww
読者増えた!なんかもう霜月人気者だね!すごい!これからもガンバれ\(*⌒0⌒)b
>>りったん様
コメントありがとうございます!
予告ですが、翔君が実夜梨のことをどう思っているかはいずれわかりますよー^^
楽しみにしていてくれると嬉しいです♪
>>花恋様
毎度コメントありがとうございます!
実夜梨がいじめられる展開、最初はやめようかなーと思ったんですけど思い切ってやってみましたw
楽しんでいただければ幸いです!
実夜梨と翔君の展開もあたたかい目で見守ってやってください!
>>しょこら
うん、その『知らない』がこれからの展開の鍵になってくるから必要になってくるんだよね〜。
に、人気者なんかじゃないって!
確かに読者様が増えてくれるのはありがたいけどさっ!
でもこんな私の小説を見ていただいてる読者様は私にとって恩人なんだよね♪
授業終わりの休憩時間になり、私はふぅ、と溜息をついた。
そういえば私って熱あるんだったっけ。なんかもうすっかり忘れてたわ。
私が机に突っ伏していると美加がきた。教室を見まわしてみると、歌歩たち4人は居なかった。
「どうしたの」
「ふふっ。」
と笑ったかと思うと、いきなり胸倉を掴まれた。
その汚い手で触れんなよ、って言いたかったけどメンドくさいしやめた。
私は大人しく掴まれることにした。
「てめぇ歌歩たちにこのこと言ってねぇだろうな」
低い声で言ったということは、私を怖がらせようとしているんだろうか。全く怖くないし。
私は薄く微笑みを浮かべた。
「言ってるわけないじゃん。もし言ってたならあんたたちに仲良くしてくれてないと思うけど?
え、もしかしてそんなことも分からない馬鹿だったの?」
「なっ」
私が微笑みながらこういうと予想すらできなかっただろうな。
「なに言ってんだよ」
「意味ぐらい理解して下さいよ〜。説明メンドいんで」
私はおちゃらけてやった。ははっ、クラスのほとんどが目を丸くしてる。
私の態度に美加がより一層怒ったのは確かだ。
「てめぇふざけんなよ」
「ふざけてないじゃん。」
と、私の頬を叩こうとしたその瞬間、例の4人が入ってきた。
女子の手が濡れてるってことはトイレかな。男子は付き添い、的な?
美加が慌てて私の胸倉を放すと、とびきりの笑顔と甘い声で私に話しかけてきた。
「でさっ、すごくおもしろかったの」
なにがだよ。
とジト目で美加を見ていると歌歩が近づいてきた。
「なになに?なんのはなし?」
「え!?えー・・・っと。」
美加は急に話しかけられて明らかに戸惑っていた。
私は心の中でハァ、とため息をつくとニコッと笑顔を見せてこういった。
「映画の話だよ。でも歌歩の嫌いなミステリーだけど、聞く?」
「え。いい」
歌歩は苦笑を浮かべて結花たちのもとへ戻った。
美加は美加で自分を庇った事に驚いているのか、目を見開いて私を見ていた。
勘違いすんなよ。私はお前のためにやったんじゃない。自分の為だ。
私はそれを視線だけで伝え、授業開始のチャイムが鳴った。
続き早く読みたーい。
美加ないわぁー
実夜梨頑張っれ!
美加の「映画の話だよ。でも歌歩の嫌いなミステリーだけど、聞く?」
のセリフを現実で言われたら避けられてるみたいで自分が歌歩だったら悲しいw
実夜梨の美加への返事のしかたがかっけぇw
>>花恋様
いつもコメントありがとうございます!
これからも実夜梨を応援してやってください!
>>しょこら
いつもありがとぉぉぉ!!!
確かにそうかもねw
あ、あと「映画の話だよ。でも歌歩の嫌いなミステリーだけど、聞く?」 は実夜梨のセリフだよ〜^^
実夜梨は怖い物知らずなのかねw自分で書いてても分からなくなってきたw
お久しぶりです!
相変わらず面白いですね!
昼休み、私は美加たちに呼び出しされた。このシチュエーション何度目だろうか。
「ねぇ、明日のいじめはなしにしてあげる代わりに誰かにデートを申し込んできなさいよ。」
「はぁ〜?」
私は思いっきり不満そうな声を出してしまった。
案の定、美加は私のツインテールを引っ張った。なんか慣れて来たのか痛くない。
「良いわね?今日中よ」
そう言って美加たちは去って行った。一体何がしたいんだか。
と、いうわけで誰かにデート申請をしなければならなくなったわけだが、誰にどうするか考えないとね。
翔君はダメ。これ以上迷惑かけられないしね。
あ、舞君にしてみようかな。
「舞君」
「なんだ?」
舞君は翔君と一緒に中庭でお昼ご飯を食べていた。
歌歩と結花が居なくて良かったよー。からかわれるのも面倒だし。
「私とデートしようよ。」
「は?」
あ、やっぱりそういう反応になるよねー。分かってました。でも自分の身を守るためだもんねー。仕方ないし。
言い訳を探し終えた私はニコッと微笑んだ。
「デートって言っても映画身に行くだけなんだけど。丁度チケット2枚あるし一緒にどう?」
「あ、映画なら行く。」
「じゃあ今週の日曜日ね。楽しみにしてるから」
そう言って私は教室に戻った。
ああもう、疲れた。熱があるのに今日一日頑張ったなぁ。ってまだ一日終わってないけどね。
>>愛凛羽様
コメントありがとうございます!
お久しぶりですね♪再度読んでいただけて光栄です!
面白いと言ってもらえて本当に私は幸せです!
「実夜梨。」
教室に戻ると、美加が待ち伏せしていたようだった。わざわざご丁寧に仁王立ちして腕を組んでらっしゃる。
私はなんとなく素通りしたい気分になった。てか早く座りたい。
そういうわけにもいかず、私は立ち止った。
「なに?もうデートは申し込んできたけど?」
「早くない?」
「当たり前じゃん。」
トロトロしてられますかっての。
美加は少し悔しそうな顔をした。私が人見知りだと知っているからだろう。残念だけど私にも友達いるんだよね。
「ふ、ふん!」
そう言って美加は自分の席へと戻った。何がしたかったのかなー。別に興味ないけどさ。
ため息をつくと、美加は私を睨んだ。私は苦笑いするしかなかった。
私は席に着き、机の中のノートを取り出した。
ああ、やっぱり。
そこには今日書かれたであろう、新しい落書きがあった。なんとなくあるってわかってたけどね。
ノートを破り捨て、今日持ってきた新しいノートを机の中に入れた。
「実ー夜!」
「きゃぁ!」
いきなり後ろから抱き着かれ、変な声を上げてしまった。
もちろん誰が抱き着いてきたのかは分かってるけど、こうして急に抱き着かれるのは勘弁してほしい。
「歌歩、やめてよ」
もしさっきのノートを見られたのならば私はどうにもこうにも誤魔化せなかっただろう。
「ごめんごめん〜!あまりにも実夜が可愛くって!」
「勘弁してよ・・・。じゃなくって可愛いってなに!?」
「言葉の通りじゃんかぁ」
「言葉の通りって、意味位解ってるって。」
「じゃあ説明必要ないね。」
「最初っから説明して何て頼んだ覚えはないけど!?」
「うんうん。知ってる」
「だよね。」
こうして普通に笑顔を浮かべて喋っていられるのもこのパーフェクト教室のおかげなんだろうけど。
歌歩がこの笑顔も偽りだって気が付いていないのは、天然だからなのだろうか。
少なくとも私は気が付いているから。
ほら、今歌歩だって笑っていないでしょ?頬ひきつってるよ。
私が歪んだ笑みを浮かべてしまっていたことは、自分でも気が付かなかった。
水音のいじめはどうなるんだぁー
はやく続きが読みたい。
舞彦デートOKしてくれて良かったぁー
>>花恋様
ありがとうございます!
なんか水音の存在薄くなってきちゃいましたねw頑張って濃くさせたいと思いますw
舞彦がデートを拒否すれば実夜梨はきっともっといじめがひどくなっていたかもしれませんね〜。
もう一つの私の小説、読んでいただいて感謝します!
凄く面白いです!!!!
続きが気になる!!
本当だwよくみたら実夜梨のセリフだw
えっ霜月他にも小説かいてるん!?全然気づかんかった… あんま小説板いかないからなー…
見に行くね!!
舞彦にデート誘うとき横に翔くんいたら超嫉妬しそうw
>>りったん様
ありがとうございます!
また面白いと言っていただけて心から感謝いたします!
>>しょこら
ありがとうー!!今花恋様が読者さまになってくれてて本当に嬉しかったなぁ♪
ネタバレします。次、翔君視点で書きます。そこでしょこらが考えたことが出て来るよw
あ、小説のURL↓
http://ha10.net/test/read.cgi/novel/1395284687/l50
ネタバレーキター!!!ww
じゃあ次翔くんが嫉妬するのか!すごい楽しみ♪♪
あっちの小説見に行ったよ!!
>>しょこら
あっちにもコメントくれてありがとう!!
楽しみにしててくれると嬉しい♪
じゃあめっちゃ楽しみにしてんねww
146:霜月:2014/03/26(水) 17:32 ID:Dfw -翔雅side-
俺が舞彦と中庭でご飯を食べているときだった。
歌歩と結花は部活のメンバーと食べるらしく、居なかった。実夜梨は知らない。
「なぁ、最近実夜梨さ、俺等と居る時間少なくね?」
「知らねぇよ。飽きたんじゃね?」
「それはねぇだろー」
「翔、お前一緒に住んでんだろ?俺より実夜梨のことは知ってるだろ。」
「誤解を招くような言い方すんなっ!」
舞彦を思いっきり叩くと、舞彦は不満そうに俺を見た。
いや、お前が悪いね。
と、視線でメッセージを送ってやると、舞彦も視線で言い返してきた。
なんで俺が悪いんだ。
誤解される言い方したからだろうが。
誰に誤解されるんだよ。俺ら以外ここにいねぇだろうが。
と、言われて俺がどう言い返そうか、迷っていた時だった。
「舞君」
と女子の声。振り返ると実夜梨が居た。
なんかタイミングよくね?と思って舞彦を見たら頷かれた。伝わったんだな。
「なんだ?」
実夜梨はそう問われると、少しホッとしたような笑みを浮かべてこういった。
「私とデートしようよ。」
「はぁ?」
舞彦は何とも言えない微妙な表情になっていた。
で、俺はと言うと驚きで口を開けっぱなしになっていた。
「デートって言っても映画身に行くだけなんだけど。丁度チケット2枚あるし一緒にどう?」
映画?映画は確か舞彦が好きだったな。
「あ、映画なら行く。」
「じゃあ今週の日曜日ね。楽しみにしてるから」
めっちゃおそくなったけど。。。
100おめでとー!(*^▽^*)
全然読めてなかったから一気読みしますww
次は200目指して頑張っていってほしいです!私も一読者としてこらからも応援していくんで
よろしく(*´ω`) ps:交流でスレ作ったからまた来てね。関係ない話すまそん。m(__)m
がんばれ!
おもしろいね^^
>>バニカ
ありがとう!!!
マジで100行くと思わなかったから嬉しいわー♪
200目指して頑張るな(`・ω・´)ゝ
一気読みがんばれwつまらんかもしれんけどなw
了解♪交流版行くなー
>>モエ
来てくれたの!?ありがとう〜!!!!
面白いって言ってくれてすっごく嬉しい!!
これからもよろしく♪
え?なんだ、なにが起こってるんだ?てかなんで実夜梨の奴急に舞彦をデートなんかに誘ってんだ?
なんか頭の中がグルグルグルグル回って気分悪い。いや、なんかもっと違うなんていうか、沸き上がるような、もっと、こう・・・。
とかなんとか俺が心の中で葛藤していると、実夜梨は足早にこの場を去った。
「翔、手ぇ止まってる」
「お?ん、あぁ。」
気付いたら手が止まっていたようだった。
舞彦はデートに誘われても平然としていた。慌てるわけでも、照れるわけでもなかった。
そんな舞彦を見ているとだんだんと腹が立ってきた。なんでかわからないが、妙に苛立ちがする。
「急になんだったんだろうな、実夜梨。」
舞彦がポソリと言った。
「・・・俺に聞かれても知らねぇよ。」
「なにキレてんだよ。」
「キレてねぇよ」
「キレてるだろ。」
「あー!!!もう腹立つな!!」
俺は思わず立ち上がった。
勢いがついていたから俺らが座っていたベンチがガタガタと揺れた。
「とにかく座れ。ついでに落ち着け。」
「落ち着いてられるか!!ってえ?」
えーと?なんで俺キレてんだっけ?
そんなことを思っていると、舞彦がハァ、とため息をついた。
「やっぱお前はお前だな。」
「バカにしてるだろ!?」
「あぁ、してる」
「てめぇムカつくなー」
「知ってる」
くっそー。本当にムカつくぜ。スカした態度がより一層腹立たしいぜ・・・。
でも本当になんでキレてたんだったかな。なんか沸き上がるようなこの気持ちって・・・。
翔くん!!それは恋なのだよ((
152:霜月:2014/03/28(金) 11:54 ID:lS. >>しょこら
ハハ八w翔君がいつ気づくのか楽しみにしてくれればうれしいw
-実夜梨side-
水音のいじめは最近増していた。
水音いじめは以前まで主に「精神的」の方が多かった。まぁ、私も精神面を攻められているが。
水を掛けたり、ノートを破ったり、無視されていたり。私も同じような被害を受けている。
しかし、最近水音いじめは違っていた。
「肉体的」のほうが中心的になって来てた。
髪を引っ張ったり、殴ったり、蹴ったり、踏みつけたり。
仕掛けているのは大抵美加だった。
歌歩たち4人は精神面を攻めるほうが良いらしく、最近はいじめに参加していなかった。
だからこそ、美加がリーダーシップをとり、肉体面を攻めることができている。
私は傍観者として見ている。
歌歩たちとは一緒に行動しようとは思えなかった。
理由は、いじめられているということがバレるリスクを避けるため。もう一つは、迷惑を掛けたくないから。
ほとんど自己中心的な理由だけど、とにかく歌歩たちと共に行動はしたくない。
「精神面じゃなきゃバレるかもしれないのにね。」
「そうよね。実夜梨はどう思う?」
「・・・え?何の話だっけ。」
「もう、ちゃんと聞いててよねっ」
歌歩はそういって私を叩いた。私は作り笑いを浮かべておいた。最近作り笑いが上手になってきたような気がする。
私たちは今下校中だ。授業は無事に終わり、歌歩たちと帰っていた。
「水音いじめなんだけどさー、精神面じゃなきゃバレちゃわない?って喋ってたの!」
「あ、そう・・・」
「実夜梨、あんた顔赤いわよ」
「えー?そんなことないって・・・。」
あぁ、足元がふらつく。耳鳴りもするし、本当にもう何なの?
歌歩たちの声も雑音に聞こえてしまう。
「実夜梨っ!」
と言う声を最後に、私の視界は真っ暗になった。
-美加side-
「あぁもうっ!!!!」
私は目の前で泣きながらうずくまっている少女の腹を蹴飛ばしながら叫んだ。
少女はうめき声をあげながら更に小さくうずくまった。
「美加〜。どうしたぁ?」
そう気だるそうに言ったのは、『街本菜月』(マチモト ナヅキ)。
菜月はキッパリいうとギャル。メイクは濃いし、髪も金に染まっている。
皆からは距離を置かれることが多いが、私はそんなことはない。
菜月は小さいころからの幼馴染で親友だから。
「どうしたってなにが?」
「なぁんかイライラしてなぁ〜い?」
その喋り方は正直やめてほしいけど、言ったら殴られそうで怖い。だからやめておく。
確かに私は菜月の指摘通りイライラしていた。
「菜月はムカついてないの!?あの綺秋実夜梨っ!!」
「べぇつにぃ〜。あんな子どぉ〜でもいいしぃ?」
いや、もう本当に喋り方嫌い。聞き取りにくいし。
「だって何してもスカした態度してるし本当にムカつく!」
「強いんだねぇ〜」
「そこがムカつくんだよっ!!効いてませんって感じがして嫌なんだよなっ!!!」
「あぁいう子ほど効いてんのじゃなぁぁい?」
ああもう、そんな事菜月に言われなくてもわかってるよ!!
・・・でも、私は裏で効かれてても意味が無いんだ。
私は正面で実夜梨が泣いてほしい。苦痛に顔を歪めてほしい。苦しみ、のた打ち回ればいい。
私はいつの間にか歯を食いしばって、水音を踏みつけていた。
水音は涙を流していた。
そう、私が見たいのはこの表情だよ。実夜梨がこの表情をしてほしいの。
だから私は腹いせに水音を殴り続けた。
-実夜梨side-
目が覚めると、私の視界には真っ白な天井が広がっていた。
えぇっと?ここはどこだっけ。ていうか私は何をしてたんだ?
「実夜っ!」
「え?」
「起きたのね、よかったわ。」
「歌歩と結花・・・?」
声を聞いてすぐにわかった。
私は起き上ろうとして、出来なかった。力が全く入らない。なんでだ?
「あぁ、まだ起きちゃだめよ。寝てなさい。」
と、結花が言ったかと思うと、ガチャッと扉を開閉する音がした。
「あら、実夜梨ちゃん起きたのね。」
「オバサン・・・?ということはここ、翔君の家?」
声的にはオバサンで間違いないだろう。そしてオバサンがいるのは翔君の家しかない。
でもなんで私は翔君の家で寝てるんだろう。
「そうよ。」
「歌歩ちゃん、結花ちゃん、オバサン買い物に行ってきてもいいかしら?」
「いいですよっ!」
「その間実夜梨はお任せください。」
と、再び扉の開く音と閉まる音がした。
「あの、なにが起きてるわけ?」
「今日熱があるのに学校来たでしょ!ダメじゃんっ」
「なんで知ってんの?」
「倒れた原因が熱があったからよ。」
嘘でしょ・・・。私は呆然とした。
倒れて夏があるってバレるくらいなら初めっから学校行かなきゃよかった。ちくしょう。
「今日一日は寝てる事ね。私、そろそろピアノだし帰らなくちゃ・・・。」
「あっ!!私今日妹の勉強教える約束してたんだった!」
「いいよ、二人とも。今日はありがとう。」
その後、二人は申し訳なさそうに帰って行った二人を玄関まで見送った。
別に良いのに。悪いのは私なんだし。
重い体を引きづって部屋に入ると、自分のカバンが目に付いた。
あぁ・・・。落書きされたノート捨てなきゃなぁ。でもここは翔君の家だし、捨てたらバレるよね?明日学校に持って行って捨てようっと。
私は落書きをされたノートをそのまま放置してしまった。
捨てればよかった、と後悔するとは知らずに。
>>155
誤字↓
× 倒れて夏があるってバレるくらい・・・
〇 倒れて熱があるってバレるくらい・・・
でした、すみません!
美加ひどいね!!水音にやつあたりするとか…!!
誤字は誰でもあるし、大丈夫だ♪
やっぱり面白いですね!!
翔君は、やっぱり実夜梨のことが
好きなんですね!!
>>しょこら
だよねぇ、現実にいたら最低な人物だよね!
ありがとう、許してくれて・・・。誤字があったら読みにくいから大丈夫かなって思ってたんだよね。
>>りったん様
ありがとうございます!!
ネタバレを含みますのであまり詳しくは言えませんが、翔君がこれから実夜梨の運命を左右します!w
うんw現実にいたらさいってーw
161:霜月:2014/03/31(月) 08:45 ID:ZX2 >>しょこら
だよね!現実に確実に嫌われてるねw
『嫌だ、もう、やめて・・・。』
『私』はそう呟いていた。「私」の前で蹲っていた。
体は小刻みに震え、声はまるで死にかけ寸前の人のような声だった。
「泣いてるの?」
『泣いてなんかない。』
「じゃあなんでそんな消え入りそうな声してんのよ」
『今の実夜梨には分からないよ』
「分かるよ。今の私があるのは昔の私がいるからだよ。」
『じゃあ私が今何に苦しんでるか分かるよね。何でだと思う?』
「いじめでしょ。」
「私」がそういうと、『私』はさらに震えだした。
もしかして「私」の返答が的確過ぎて泣けてきちゃったのかな?なんてことも思った。
『フ・・・フフフッ。アハハハハハハ!!』
「っ!」
泣いてなんかいなかった。『私』は笑っていた。
今まで蹲っていた顔を上げ、『私』は「私」を見ていた。その目はほとんど狂ったような目をしていた。
私は恐怖を覚え、思わず後ざすった。
『あ〜あ・・・。もうぜぇんぜん分かってないじゃぁん・・・。アハハハハハハハハ!!』
もうヤダ。怖い。なんなの、『私』。
『もういいよ、バイバァイ』
と、『私』が不気味で狂ったような笑みを浮かべた瞬間、「私」の足元が崩れ、落ちた。
悲鳴も上げる事も出来ず、ただただ落ちて行った。
-翔雅side-
「ただいまー」
家に帰ると、玄関にローファーがあった。ということは実夜梨は帰っているということになる。
そういえば今日は部活が休みなんだったかな。あー、舞彦とインターネットカフェなんて行ってねぇでさっさと帰ってくれば良かった。
とか思いながらリビングに入ると、母さんが冷蔵庫に食材を入れていた。
「おかえり、しょーちゃん」
お母さんは俺に気が付くと笑顔で顔を向けてくれた。
「今日はやけに遅かったわね。どこか行ってたの?」
「舞彦とインターネットカフェ行ってたー。」
「あら、そんなお金有ったのね。」
「有るわ!それくらい!」
「そう。・・・あ、今日悪いんだけどしょーちゃんの部屋はあまり立ち入らないでほしいのよね。」
「なんでだよっ!俺の部屋だろ?」
「そりゃあしょーちゃんの部屋なんだけど、実夜梨ちゃんが熱を出して倒れちゃったみたいなの。」
「はぁ!?」
「はぁ、じゃないの。今実夜梨ちゃん寝てるから、入るならあまり物音を立てちゃダメよ〜」
そういって母さんは慌ただしく2階に上がった。
いや、母さんのほうが物音立ててんじゃん!
と、心の中でツッコミをいれて、ソファーに座った。
なんか最近俺、実夜梨に振り回されてばっかだな・・・。
なんて考えているうちに眠気が襲ってきて、ソファーに横になって寝た。
…「舞彦とインターネットカフェなんて行ってないでさっさと帰ってくれば良かった」この時点でもう翔くん実夜梨のこと好きだなw
165:花恋:2014/03/31(月) 23:07 ID:vJM 霜月さんの小説はまた読みたくなる
要素が沢山あって面白いです。
>>しょこら
今思えばそうだなw
翔君、実夜梨に想いを伝えられる日が来るのだろうかw
>>花恋様
ありがとうございます!!
「また読みたくなる要素が沢山あって」などと勿体無いお言葉を・・・!
いつもご愛読ありがとうございます!
きっといつかは告るなw
168:霜月:2014/04/02(水) 08:36 ID:h4U >>しょこら
考えてみる。
でもそれじゃ恋愛系にならない??
あ…wなるほどw
新章としてw
>>しょこら
・・・、考えてみるねw
下手したらこのまま片想いのままで終わるかもねwあくまでもいじめの話なんだしね。
かわいそうに翔。w
いじめの話だしね…
それか番外編でスレたてるか?w
>>しょこら
いやいやいや、もう2つもスレ立てしてるんだしだめでしょw
じゃあ、これは?「いじめ&ちょっとした恋愛」ということで行こうかな。
ハンネ変えました、元・霜月です!
それいいねw
今の名前なんて読むん?←
>>しょこら
ではでは「いじめ&ちょっとした恋愛」というジャンルに生まれ変わるということで!w
今の名前はねー「せきら」といいますw
汐羅か!羅はわかってたけどゆらって読んでたw
いじめ&ちょっとした恋愛小説!w
>>しょこら
「ゆら」でも可愛いけどね^^
じゃあ生まれ変わっていっちょ続き書きまーす!!
汐羅♪
汐羅の小説おもしろーい^^
-実夜梨side-
「ひゃあぁっ!!」
乙女らしくもない悲鳴をあげて飛び起きた。どうせ悲鳴をあげるなら「きゃあっ!」とか「いやぁ!」とか言いたかった。
・・・ぶりっ子か、私は。
「うわっ・・・、汗だくじゃん。」
思わず呟いちゃうほどビショビショだった。気持ち悪いや・・・。どうしよう、お風呂借りてもいいかな。
あれ?今気づいたけど私、制服じゃないじゃん。借りてるパジャマ(翔君の)だ。制服はどこにいった?翔君に聞いてみよっと。
重い体を引きずってリビングまでいくと、タイミングの悪いことに翔君はソファーで寝ていた。
嘘でしょ、私お風呂行けないじゃん。翔君の家広いし、探し回るなんて無謀な真似をしようとも思えない。
仕方ない、翔君起こすか。
と、翔君に近付いた。
「え、女子だっけ。」
思わずこぼれた言葉がこれだ。
率直な意見、翔君の寝顔は女子。完璧的に女子。その辺の女子に負けてないよ、この女子力。
「あー、もういいや。」
なんだか起こす気にもなれず、お風呂は諦めることにした。
というかオバサンどこにいるの?2階かな?まぁ2階もだだっ広いしもういいた。
正直な気持ち、もう寝たかった。
>>いっちゃん
おおお!!!いっちゃんではないですか!
見に来てくれてありがとう^^こんな駄作を面白いって言ってくれて本当に感謝感謝♪
「・・・夜梨ちゃ・・・実夜・・・実夜梨ちゃん!」
私を呼ぶ声がして不意に目が覚めた。目を開けるとオバサンがいた。
「実夜梨ちゃん、もう朝だけど学校はお休みよね。」
「え、でも、あの、平気なんで行かせてください。」
「あ、いやそういう意味じゃなくてね、今日は土曜日でしょって」
と美しく笑うオバサンに大人の魅力を感じたあと、「はい、そうでした」と頷いた。
「じゃあ、このノートについて説明してもらえるかな?」
「え?」
嫌な予感がした。オバサンの笑顔が少し怖かった。いつもの笑顔のはずが、そう感じることができなかった。
オバサンがノートを見ると同時に、私は息を呑んだ。
そのノートは、あの落書きをされたノートだった。
「それ、は・・・」
「オバサンうっかり実夜梨ちゃんの鞄を倒しちゃって、その時に出てきたの。「死ね」とか「ウザイ」って書かれてるけど・・・これはどういうこと?」
「あの、返してくださいっ」
「聞いてからね。大丈夫、しょーちゃんは部活の朝練に行ってるから今この家には私しかいないからね。」
あぁ、これはどうやっても回避出来ない。言わないといけないパターンだ。
ふぅ、と息をつくと、ベッドから起き上がり、静かに話始めた。
あらかた打ち明けた。
水音いじめのこと、クラスの偽りのこと、私がいじめられていることも。
一言一言が記憶に蘇り、その記憶が心の中に黒く、重くのしかかる。
呼吸が苦しくなった時もあった。真実を語ることがこんなにも辛いことだなんて私は知らなかった。
オバサンはそんな私の背中を擦ったり、手を握ったりしてくれた。暖かい温もりを感じた。
「・・・これが、私に刻み込まれている記憶の全てです。」
オバサンは何も言わずに、じっと私を見つめた。
そして、抱きしめた。
「ごめん。ごめんね、実夜梨ちゃん・・・っ。オバサン、近くにいたのに全く気がつけなかった。実夜梨ちゃんが苦しんでいたのに、なにも出来なかった・・・」
「そ・・・んな、オバサンは何も悪くないんです!なにも言い出せずにいた弱虫な私が悪いんですっ!」
そうだ、オバサンが罪悪感を持つのはおかしい。全て私が悪いんだ。
「辛かったでしょう?もう大丈夫だからね。一人だなんて思わないで。」
「え?」
「きっと実夜梨ちゃんのことだから誰にもこんなこと言えなかったんでしょ?一人で背追い込んでいたんでしょ?
でももうオバサンに話したからオバサンはもう実夜梨ちゃんの味方。だからもう実夜梨ちゃんは一人じゃないわ。」
「あの、私、そのっ、えっと」
どうしてこんなときに言葉が出てこないの?普通に「ありがとうございます」とか「そうですよね」とか言えばいいじゃないか。
なのに、どうして?
「実夜梨ちゃん、無理しないで。何も言わなくていいわ。もう、十分聞いたから。」
オバサンはよく力強く私を抱きしめた。
初めて、大人から抱きしめられた。
初めて、わかってくれる人がいた。
初めて、心から信頼できる人に出会えた。
初めて、本当の優しいを知った。
そして、みるみるうちに涙腺が緩みだし、両目からポロポロと涙が零れ落ちる。
「うっ・・・うわぁあああぁんっ」
生まれて初めて声をあげて泣いた。
オバサンはそんな私を「煩い」とも「目障り」だとも言わず、ただただ私を抱きしめてくれていた。
私は溢れる涙と思いを押さえることなく、声は枯れるまで泣き続けた。
もう、私は一人じゃない。
「ゲホッゲホッ・・・。すみ、ません」
ようやく泣き止んだ私を見たオバサンは優しい笑みを浮かべてくれた。
そしていつの間にか冷たくなった私の手を握ってくれた。
「あの、お願いがあるんですが、この事は誰にも・・・。」
「わかってるって。オバサンを信じて。・・・実夜梨ちゃんがそれでいいのなら。」
オバサンは微笑みつつも悲しそうだった。
そんな顔はさせたくなかったが、そればかりは仕方がない。目を瞑らせてもらう。
「私は平気です。だから何も知らないように過ごしていてほしいんです。」
「努力、してみるわね。」
オバサンは美しく微笑み、そして部屋を後にした。
一人じゃないってわかって、随分と心が楽になり、足取りも軽くなった。
これで、前よりは作り笑いも上手に出来ると思う。よかった。ちょっと心配だったんだよねー。上手く笑えてるか。
「ありがとう」
私は瞳を閉じ、口角を上げ、誰にも聞こえそうにない声で呟いた。
ついにばれましたか…!!でもまぁオバサンならまだいいねw翔くんとかだったらどうなってたことか…w
184:汐羅:2014/04/04(金) 19:49 ID:rac >>しょこら
なんとなく実夜梨にも味方をつけたかったからw
あ〜・・・。感動系目指したけど全く感動しないwまだまだだなぁ、私。w
翔君だったら、ねぇ。想像しただけで恐ろしいw
そして月曜日、私はすがすがしい気持ちで学校へ向かった。
どんなにいじめられてもいい。私は一人じゃない。
そう思うことによって私は学校への足取りが軽くなるのだった。
「はー・・・。」
でもやっぱり下駄箱に靴が無いとなると溜息をつくね。
さて、これをあの4人にバレないようにするにはどうしたら良いのだろう。
「おっはよー、実夜!!」
「お、はよう歌歩。」
「聞いてよー!結花がね、風邪ひいたの!」
「え、それ本当に?今日お見舞い行ってもいいかな。私風邪うつしちゃったかな・・・。」
「大丈夫だって!実夜が心配することはなにもないからね〜。・・・靴は?」
「・・・昨日間違えて持って帰っちゃったみたいで。忘れてきたみたい。」
「あ、じゃあ予備の貸してあげるよ。」
歌歩からありがたく貸してもらい、私は歌歩から遠ざかる方法を考えた。
このまま教室に行けばいじめがバレる危険性がある。
私は最近嘘が上手になってきた気がする。その証拠に近くにいる4人にまだいじめられていることがバレていない。
「歌歩、悪いんだけど私ちょっと図書室行きたいから歌歩は先に教室に行ってて。」
「え、なんで?私も一緒に行くよー。」
「歌歩今日日直でしょ?だったら先生に用事聞いてこなきゃいけないんじゃないの?」
「あ・・・。」
歌歩の顔が青ざめた。
私は「じゃあね」と言って立ち去った。
図書室に行く途中、私は色々と考え事をしていた。
最近私は歌歩たちを避けすぎていると思う。確かにバレる危険性は低くなる。でも、それじゃ逆に怪しい。
仲の良かった子が急に避けだしたら、誰だって怪しいとか何かあるんじゃないかと心配になる。
だからほどほどの距離を保っておかなければならない。
近づきすぎず、離れすぎず。
この距離を保たなければ私は確実に怪しまれてしまう。
そうなっては美加たちの完璧な笑顔の最期のパズルのピースを埋めてあげられなくなる。
このままではいけない。
私は図書室でどうしたらバレないかと色々と考えてみることにした。
あ
187:匿名さん:2014/04/05(土) 13:48 ID:exwすみません、間違えました
188:汐羅:2014/04/05(土) 14:02 ID:u/g >>186-187
お気になさらず。
誰にも間違いはありますもんね。
汐羅さんの小説。二つとも面白いです。
汐羅さん、才能あるんじゃないですか!?
>>りったん様
え・・・えぇ!?このクソな私に才能が・・・!?
そんなことありませんよ!!私なんか才能なさ過ぎて泣けてくるほどですよ!!
そんな偉大なお言葉は私にはもったいないですよっ!
・・・でも、りったん様にそう言ってもらえてうれしかったです///
ありがとうございます!!
すいません。何故か規制されコメ出来ず…
その文才分けてくれぇぇぇぇぇ(タメでお願いデス)
あ、元「レイラ」です
汐羅、文才ありすぎ!すごい!!
あと少しで200…!!
すごい早い!!
今日先生がいってたんだけど、いじめって犯罪になったんだってね!!
小説…これ見つかったら実夜梨たち全員逮捕!?ww
>>レイラ&テツヤ
え〜っと、呼びタメでいいってことかな?いいなら遠慮なく♪
文才分けるほどそんな才能ないよ!?ていうか私の文才もらったらもっと変になっちゃうよ!?
>>しょこら
ないないないない!!!!
私は他の人に比べたら本当にないからっ!!
周りの作者様に比べたら私は「作者」と名乗って良いのか疑いたくなるほどだよ!?
はじめまして…!
夕月(ゆづき)といいます!
汐羅さん、文才すごいですね!
中学生ですか?高校生だったりして…?
いじめ系はなんか暗い陰湿な感じなイメージだったんですが、
これはなんか…他の人に迷惑をかけないように頑張るやさしさって
いうのがありますね!
更新頑張ってください!
あ、それと私の小説をもしよろしければみn((すみませんでした☆
†*。.・◆・.。*†*。.・ お願い †*。.・◆・.。*†*。.・
読者の皆様、前回の>>100レスをとらないでほしい、という私の我儘を快く引き受けてくださり、本当にありがとうございます。
そんな読者の皆様のお優しい心に甘えてもよろしいでしょうか?
本当に図々しいですが、前回同様、>>200レスは私が文句はないでしょうか?
心優しき皆様ならわかってくださると思い、こうしてお願いすることにしました。
こんな我儘な私の小説は、200レスまで残り6レスまでに迫りました。本当に感謝いたします。
>>夕月様
お願いを書いていたら読者様が増えていただなんて・・・!!
わ、私に文才なんかありませんよ!!??本当にもう泣けてきますよ・・・。
私は今年から中学生1年生になりますwこれを書き始めたのは小6の頃になりますねw
まぁ小6らしい超子供っぽい文章ですけどお許しくださいww
おぉ、そういっていただけるとありがたいですっ!!!
実はいじめとか全然想像湧かなくって・・・(汗)
こんな主人公がいたらかっこいいなぁ、なんて考えながらかいていますw
コメント&お優しい元気の出るお言葉、ありがとうございました〜!!
200は汐羅のものだ!!((
汐羅は作者じゃなく、作者【様】だよっ!!
>>しょこら
ありがとう・・・!!
ついでに訂正。作者【様】→【駄】作者 だねw
結局いい案も浮かばず、もうどうしようもないまま、私は図書室を出た。
「・・・美加。」
一番会いたくない人と会ってしまった。
というかなんで美加が図書室にいるの?絶対読書っていう柄じゃないでしょ!
「実夜梨。あんた本当にバラしたりしてないでしょうね?」
「バカなこと言わないでくれる?」
私はニコリと微笑んで美加の横を通りすぎた。
何事もなく通れたのはここが図書室の前だからだろう。いつもだったら腕を引かれてただろうね。
人目につくっていいね。
昼休みになり、私が図書室で借りてきた本を読んでいるときだった。
「実夜!」
「なに〜?」
「今日朝私を避けてなかった?」
「気のせいだよ〜。」
私はなんだか複雑な気分で返事をしていた。
避けた、という歌歩の指摘は間違っていない。でも、それを明かしてしまえば一気に歌歩に嫌われてしまう。・・・それでいいんじゃない?
歌歩に嫌われてしまえば、もう歌歩たちに気を使わなくていい。ついでに翔君と舞君と結花と喧嘩すれば・・・。
「ごめん、やっぱり避けてた。」
「・・・え?」
「だぁから、避けたって言ったの!もう私は歌歩のことが嫌い。大っ嫌い!!もう私に話しかけてこないで!」
歌歩は何も言わず私をジッと睨んでいる。私も睨み返す。
「・・・あっそ。じゃあもう話しかけないし話さない。」
歌歩は私の席から離れ、教室の出入り口に言った。
そして、こういい放った。
「実夜なんて大っ嫌い!!」
私はそれを言われた瞬間、心の中のなにかが冷えきっていくような気がした。
それは、歌歩が発言と共に涙を流していたからかもしれない。
なんか…!!歌歩がかわいそうっ…!!w
実夜梨ひどいな〜w
いやいやいや汐羅は作者【様】よ!!