えーっと、ジャンルは『いじめ』です。
こんな駄作を誰かが読んでくれることを祈ってます。あと、アドバイス等もよろしくお願いします。
まだ半分しか読めてないんですが
早くコメントしたくて書いちゃいます!
すごい面白いです!
僕は小説はどう書いたら面白くなるかな?と思い面白い小説を探してて
この小説を見つけました!
これからも見本にして書かせてもらいます!!
頑張ってくださいね!
☆祝☆200と言うことでパーフェクト教室〜偽りの笑顔〜を一時中断いたします!
☆〜★〜主な登場人物紹介〜★〜☆
*綺秋 実夜梨[きあき みより]
本作の主人公。人見知りで気弱。
【容姿】
幼児体型で髪型は黒髪のツインテール
*新島 水音 [にいじま すいね]
とても強気で傲慢。
【容姿】
少し背が低い。髪型は茶髪のフェーブのロング
*水谷 歌歩 [みずたに かほ]
ムードメーカで人気者。
【容姿】
容姿端麗。髪型はミディアムの明るい茶髪
*西沢 結花 [にしざわ ゆいか]
大人っぽい。冷静でクール
【容姿】
モデル体型。髪型は黒髪でポニーテール。
*相川 翔雅 [あいわか しょうが]
元気だけが取り柄のスポーツバカ。
【容姿】
長身で黒髪で少しはねている髪をした、美しい顔立ち
*内田 舞彦 [うちだ まいひこ]
クール&毒舌
【容姿】
平均身長で少し色素の薄い茶髪で、髪の短いかわいらしい顔立ち
☆〜★〜あらすじ〜★〜☆
お金持ちのみが入園を許可される『星華オーヴェスト中高学園』に転入してきた実夜梨。
実夜梨を待っていたのはあたたかい笑顔が溢れたクラスだった。
が、そのクラスにはいじめがあることを知った実夜梨は・・・
☆〜★〜これまでの読者様〜★〜☆
*しょこら 様
*海莉 様
*バニカ 様
*野薔薇 様
*愛凛羽 様
*花恋 様
*なな 様
*レイラ&テツヤ 様
*もみじ 様
*モエ 様
*いっちゃん 様
*夕月 様
** 様
計13名様
☆〜★〜これまでの読者様へのコメント〜★〜☆
いつもご愛読ありがとうございます!
いつしか読者様のコメントが私の癒しとなってきてしまいました・・・(汗)
読者様のコメントを見るたびに口元がニヤけてしまって本当にもう大変ですw
え?キモイ?はい、もうわかっております。自重するべきですよねー。
それにしても13名という奇跡のような数の読者様がいてくださるんですよね!!私はもう幸せ者です・・・!
そんな読者様の期待に添えられるような小説が書けるように努力を積み重ねたいと思っております!
ですので温かい目で見守ってやってください・・・!
あ、私は交流版住民でもありますので交流版で私を見かけたら気軽に声を掛けてやってくださいね♪よろしくです・・・!
こんな汐羅ですが、これからもよろしくお願いします!
☆〜★〜最後に〜★〜 ☆
本当に200来たんですよね・・・!いやもうまだ信じれてないでs((
こんな小説が200いっただなんて誰から見てもおかしいですよね!?ですよね!?
なんかもうテンションがおかしいです・・・。どうしよう・・・
あ…!!ごめん200とっちゃってた…><
気づかなかった!!!本当にごめん!!そして200おめでとう!!これからもがんはれっ!!!
>>しょこら
あ、いいよ全然!200レス行っただけで奇跡に近いし!
ありがとう!本当にいつもしょこらには支えられてばっかだねw
いやいや全然支えてないよ!!w汐羅がいるから私はここにいるっていっても過言じゃないし!!感謝です(><*)
206:汐羅:2014/04/11(金) 15:18 ID:qrM >>*様
(返事、遅くなってすみません・・・)
ありがとうございます!!
面白い小説って、えぇ!?この小説が、ですか!?
本当に嬉しいです!!え、なんか、ヤバいです。マジで嬉しいです!
こんな小説が見本になれるかどうか・・・・。
何がともあれ、頑張りますので、*さんも頑張ってください!
コメントありがとうございました!
これからもヨロシクです♪
>>しょこら
ううん!しょこらはいつも優しい言葉で私を支えててくれてるよ!
わ、私は感謝されること何もしてないよ!!
私もしょこらがいるからここにいるw
そうして私と歌歩は喧嘩をした。
しかし、私は歌歩だけでは意味ないと思い、翔君と舞君とも喧嘩したのだった。
翔君の場合は、廊下で「なぁなぁ、歌歩に事情聞いたんだけど」って話しかけて来た。
だから私は、
「はぁ?歌歩がなんなわけ。というか翔君に関係ないよね?歌歩に事情聞いたならどっかいって。翔君なんて嫌いだし。」
と、言って翔君を押し退けた。
舞君の場合は、中庭で、「デートの理由は?」と聞いてきた。
だから私は、
「別に理由なんてないけど?どうせデートに誘われたからって調子のってたんでしょ?もうデート解消ね。舞君とか嫌いだし。」
と、言って舞君の横を通り過ぎた。
これでよかった。うん、私は正しい道を選んだ。今思っても自分の発想には尊敬するね。
わざわざ歌歩たちに気を遣わなくていいんだから。
これで、私は学校で一人でいられる。いじめもバレずに済む。
あぁ、もう最高・・・だ、よね。
私は家に帰った。
うん、サボりだよ?午後の授業何てとてもじゃないけど受ける気分じゃないし。
「ただいま、です。」
「あら、実夜梨ちゃん?どうしてこんな時間に・・・。」
「・・・。」
私は言い訳を思いつけなかった。低レベルな脳が憎い。
しかし、オバサンはなにも言わずにただ微笑んだ。優しい微笑みだった。
「なにか、あったのね?」
私は首を横に振った。
「隠さなくていいのよ。・・・オバサンは実夜梨ちゃんの味方じゃない。」
結局、私はオバサンにすべて打ち明けてしまった。
ホントに私はオバサンに弱いなぁ・・・。
「実夜梨ちゃん、お疲れ様。」
「え?」
「だって、しょーちゃん達を巻き込みたくなくて、そういう行動に走ったんでしょ?」
「そんな、違います!私の為です!ただ、自分の負担を軽減するために・・・」
「でも結果的にはしょーちゃん達がいじめを知る可能性が低くなってるよ?」
「それは、オマケみたいなもので」
「それに実夜梨ちゃん、「嫌い」だなんて嘘ついたんでしょ?それじゃ負担が軽減されるどころか逆に重荷になっちゃうよ。」
「そんなことないです!」
「実夜梨ちゃんは本当に頑張ってるよ。もう少し素直になってもいいんじゃない?」
「十分素直です!」
「じゃあ明日歌歩ちゃんが死んでも後悔しない?」
「っ・・・!それは・・・」
「ほら、やっぱりそうでしょ?」
オバサンが優しく私の手を握った。あたたかい手だった。
私は不意に涙が零れそうだった。でも、ここで泣くわけにはいかず、我慢することにした。
でも、こんな簡単に見破られると思わなかった。オバサンの言うとおりだった。
私はもし歌歩達が、私がいじめられてることを知って、色々と巻き込まれてしまうんじゃないかと思うと、怖かった。
だから私はわざと冷たく突き放した。喧嘩をした。
パーフェクトな作戦だと思ったんだけどなぁ・・・。私はパーフェクトにはなれないんだなぁ。
そう思うと、苦笑いが浮かんできた。
まぁ、パーフェクトになんてなれなくてもいいんだけどね。
実夜梨は強いね。すごくw
オバサン…いい人!!wwすごくいい人w
これから翔君、歌歩、舞くんとの関係がどうなってくのかが楽しみですな!!
>>しょこら
ありがとう!
実夜梨・・・強い?w
オバサンは良い人設定!w
楽しみにしてくれてるなんて、めちゃくちゃうれしい!
おばさんはすごいw
だって実夜梨、仲いい子に自分からあんなこと言うなんて超強いよ!!w
私ショコラ姫です!!よろしくー
213:ちくわ:2014/04/12(土) 17:10 ID:6qU どうも、始めてこの作品を読ませていただきましたちくわです
みより必死ですね…頑張れ!
おばさん優しいですね!!
あの、読者になってもいいですか??
OVAさんが殺されかけるとかないっすよね?
216:しょこら:2014/04/12(土) 23:43 ID:h4w >>213
私と名前が似てる!w
>>215
OVAさんw
なんか汐羅の立場?みたいなかんじですみません
>>ショコラ姫様
はい、よろしくお願いします♪
>>ちくわ様
確かに今思えば必死ですね・・・w
読んでいただきありがとうございます!!
>>りったん様
あ、ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!!
りったん様はもう読者様ですよ!!!
>>202の書き忘れですよね!?本当にごめんなさい!!!
>>215の匿名さん様
おおお!すごい発想ですね!・・・いいですねw
ネタバレ含むので言えませんが、そのアイディアいただきます!
>>しょこら
だよねぇ・・・。現実にいたら人気者になってそうw
>>216
全然いいよ!
えっおばさん死ぬん!?w
219:匿名さん:2014/04/13(日) 13:47 ID:6qU >>215
は、ちくわです
>>しょこら
・・・フフッ
>>ちくわ様
そうでしたか!!・・・申し訳ございません
いえいえ、大丈夫ですよ^^
222:ちくわ:2014/04/13(日) 14:58 ID:6qUあと、タメでおkです!
223:汐羅:2014/04/15(火) 15:20 ID:.ko >>ちくわ
ありがとう!
実は私、敬語とかすっごい苦手だから「タメでいいよ」って言ってもらえると嬉しい♪
その日のうちに私はオバサンと共に私の両親に謝りに行った。
何度も謝り、何度も頭を下げると、両親はあたたかい微笑みを浮かべて許してくれた。
・・・なんだ、お父様もお母さまも本当は優しいんだ。
その後、私はお父様とお母様の優しさを知ることができ、なるべくリビングにいることに決めた。
お母様は「実夜梨が家出したときは警察に行こうかと思った。」と、泣きながら言ってくれた。
お父様は「ずっと謝りたかった。本当にすまなかった。」と、謝ってから私を抱きしめた。
私は泣いた。
こんな温かかったなんて、こんなに優しかっただなんて、もっと早く気付けばよかった。
私は本当に愚かだった。こんな温かい家から逃げ出そうなんて、もう二度としない。
翌日、お父様とお母様にいじめられている、と正直に話した。
これから、もしなにかあったときのために知っておいてもらった方が良いと思ったからだ。
お父様とお母様は驚愕に目を見開いていたけれど、理事長と言う権力のおかげで、その事実は伏せておくことにしてもらった。
お母様に関しては、説得に時間がかかった。心配してくれていることは痛いほどわかる。
でも、これですべて元通り。家も家族もいじめも。
いじめはもう幼少期の頃に戻ったと思えばいい。うん、そうしよう。
私はそう思いながら、新しい一日を迎えるのだった。
フーラーグwフーラーグw
226:しょこら:2014/04/15(火) 19:52 ID:h4wおばさん…死ぬんかな!?どんな死に方をするのかな〜!!ww
227:匿名さん:2014/04/15(火) 23:18 ID:6qU >>226
はっきり言ってしんで欲しくない。
しにかける?かな。あと、人の死に対してワクワクするのはかなりの外道ですよ
>>ちくわ
フラグ立ってる!?w
この際言うけど、オバサンは死なないよwちくわの言った通り「死にかけ」だよー。
>>しょこら
死なない死なないw
「いってきます、お母様。」
「いってらっしゃい、実夜梨〜。」
お母様とお父様とは敬語で喋ることは無くなった。
今までピリピリしていた空気はずっと柔らかくなっていた。
外に出ると、晴天だった。
天気予報ハズレ。今日は雨降るって言ってたのになぁ。
そんなことを思いながら歩いていると翔君と歌歩が前を歩いていた。
・・・うわぁ。超めんどくさいし。どうやってあの人達の目に留まらずに通り過ぎれるだろうか。
とか思っていた矢先に、歌歩が振り返った。
「実夜梨・・・。」
呟いたつもりだったのだろうか。丸聞こえなんだけど?
歌歩の声に翔君まで振り返り、最悪なパターンになってきてしまった。
私は視線を合わせず、二人の横を通り過ぎた。
「待てよっ」
翔君に腕を掴まれてしまった。地味に力強いし。振りほどけない。
別に急いでるわけでもなかったので、一応止まっておいた。
「昨日、なんでなにも言わずに帰ったんだよ!」
「別に元の家に帰るのはおかしくないですよ。確かに感謝はしていますが、翔君の許可なんてなくても、オバサンの許可頂きましたし。」
そういうと、翔君は私を睨みつけた。
・・・まぁ、これはこれでいいかもね。もっと私のことを嫌ってしまえばいい。
「そういうわけなんで、離してください。セクハラで訴えますよ?」
「なっ」
「もういい。翔雅、行くよ。実夜梨に何言っても通じないよ。」
その通り。今の私に何を言ったところで、仲直りする気はないよ。
翔君が悔しそうに私を睨みつけ、ゆっくりと手を離した。
私は二人に背を向け、学校へと歩き出した。
>>227
冗談ですよ!!私も死んでほしくないんで…w
>>汐羅
やったー♪っていうか死にかけるん!?w
翔くんと歌歩は登校中二人きりで何を話すのかな?w
仲直りしましょーやw
>>217
大丈夫だよ!
あ、遅くなったけど、タメでいいよ!
>>しょこら
うん、まぁ設定ではねw
多分実夜梨のことだと・・・w恋バナはしてないw
>>りったん
ありがとう!本当にごめんね・・・。
300いったら絶対書くから!
仲直りsたらいいのに
234:しょこら:2014/04/17(木) 23:14 ID:h4w翔くんと歌歩二人きりで実夜梨についての恋バナを…wっていうかそうなるとこんなときになんで恋バナしてんだって話だw
235:汐羅:2014/04/18(金) 15:03 ID:lOI >>ちくわ
だよねw
まぁ、これからの展開に必要になってくるんだよ、喧嘩ww
>>しょこら
うん、まずそうなるねw
呑気すぎるだろ!って?w
私が学校に着くと、美加は嬉しそうに私を見た。
なんでだろうか。私、なにかしたっけ。
「実夜梨〜。あんたあれでしょ?歌歩たちと喧嘩したんでしょ〜」
「したけど」
「よかったわね!」
「うん、本当にザマーミロでしょ。別に笑いたきゃ笑えば?」
「あぁ、本当に愉快よねっ!」
高笑いを奏でると、美加は後ろの取り巻き6人に「ねぇ?」と賛同を求めた。
もちろん、誰も私の味方をするはずもなく、「だよね〜!」と実に楽しげに話していた。
・・・まぁ、仕方ないか。
実の所を言うと、結構悲しい。精神的にキツイところが多々ある。
確かにわざと喧嘩をしようと仕向けたのも私だし、わざと嫌われるようなマネをしたのも私。
でも、本当はいじめのことをすべて話したいし、楽しくしゃべっていたい。笑っていたい。
けれどこれも私の選んだ選択だし、貫き通すしかないよね。本当に嫌になったら転校しよっと。
・・・そういえば水音はどうなったの?
「美加。」
「なによ」
「水音はどうなったの?」
そう聞くと、美加たちはクスクスと笑い始めた。意味不明。
ジト目で美加たちを見つめていると、後ろにいた取り巻きの一人が喋りだした。
「水音なら一か月の登校拒否で今日からいませーん!」
嫌味な言い方だなぁ。さすが美加の取り巻き。
で、水音が登校拒否で一か月学校にこないんだっけ。ということはターゲットは私一人に絞られたわけか。
「そっか。じゃ、そろそろ歌歩たち来ると思うし猫被った方がいいよ。私も席に戻るから。」
そう言って美加たちのもとから離れ、席に着いたとき、丁度のタイミングで歌歩と翔君と舞君と結花が入ってきた。
あ、結花・・・。風邪直ったんだ、よかったぁ・・・。
と安心したのもつかの間。結花と喧嘩しなければ、という思考が頭に浮かんでくる。
そうだ、結花とも喧嘩しなくちゃ意味がない。
「ねぇ、実夜梨。」
あ、丁度いいや。今なら教室に人も少ないし、大丈夫だよね。ここで喧嘩しちゃえ。
「なに?」
「なんで歌歩たちにあんなひどいこと言うわけ?」
そう来ると思った。さぁ、ここからが本領発揮。何人もの人を騙してきた私のパーフェクトな演技の見せどころ。
私は心底馬鹿にしたように笑ってやった。
「はぁ?ひどいことってなによ。本音出しただけで何が悪いの?なに、もしかして演技だとか思ってたわけ?甘すぎるっつーの。」
「別にそんなこと思ってないわよ。」
「というかさぁ、結花も私に喋りかけないでよね。結花とかまじで嫌い。同じ年のくせになに大人ぶってんだよ。ホント見ててムカついたし。」
「・・・そう。じゃあもう実夜梨にはなにも言わないわ。」
「ありがとう、本当に嬉しいわ。」
そう言って私は席から立ち上がり、結花を押しのけた。
結花は私を冷たい瞳で見たけれど、私は皮肉をたっぷり込めて笑ってやった。
教室を出て、屋上にきた。
風が私の制服や髪をたなびかせる。今日はいつもより風が強かった。
・・・これで、目標は達成。よかったよかった。
「フ・・・フフフフフッ」
自然に声が漏れてしまった。いけないいけない。
けれど、笑いは止まることは無かった。余計に笑いがこみあげてきてしまった。
そして、屋上には嗚咽混じりの笑い声が響くのだった。
あの人たちはどうやって仲直りするんだろうw
238:汐羅:2014/04/19(土) 08:54 ID:hCc >>しょこら
どうやるんだろうねぇ・・・。ww
まっ、いずれ仲直りするでしょww
教室に戻ると、私の机の中は罵倒の言葉が書かれた丸く丸められた紙がたくさん入っていた。
あぁ、もう。美加たちはバカなの?歌歩たちが教室にいるのにどうこれを処理しろと?
と、いうわけでコソッと美加に頼んでみることにした。
「ねぇ、美加。」
「なによ」
「歌歩たちが教室にいるからゴミの処理ができないの。やった張本人に言うのもなんなんだけど、歌歩たちを上手く教室から出してくれない?」
「はぁ?なんで私がそんなことしなくちゃいけないのよ。」
「いじめ。バレても文句言わない?」
「・・・チッ」
美加は舌打ちをして、甘ったるい声で歌歩たちに喋りかけた。
本当に私と話していた時のあの声は一体どこに行ったのやら。
そんなことを考えて美加たちの様子を見ていると、どうやら上手く歌歩たちを連れだしたようだ。
さってと。今のうちにゴミの処理を進めるとしますか。
クラスの大半の視線が集まっているが、それはほとんど馬鹿にしたような視線だ。
誰も手伝いはしない。まぁ、当たり前なんだけどね。
・・・そういえば、歌歩泣いてたなぁ。なんでだろう。
ゴミの処理を終えて席に着いたとき、美加と歌歩たちが教室に入ってきた。
あ、あっぶなかったぁ。あと数分でも遅かったらバレてたかも・・・。
とか思っていたら、美歌歩とパッチリと目があった。私はそれを急いで逸らす。
内心冷や汗をかいていると、美加が歩みよっててきた。
「これでよかったわよね?」
コソッと聞いてきた。
私は「本当にありがとう」とお礼を言った。まぁ、私が悪いわけじゃないんだけど。
「べ、別にあんたのためじゃないし!」
「うん、わかってる。自分たちの為だよね?」
「分かってんじゃない。」
「まぁね。・・・あ〜あ、美加が私をいじめたりしなければ良い友達になれたかもしれないのに」
「寝言は寝てからいいなさい。私はあんたの苦痛に歪んだ顔が見たくてしょうがないんだから」
「そう簡単にはいかないよ?」
「まぁせいぜい余裕ぶっておくことね。見てらっしゃい、すぐにでも歪ませてみせるわよ」
「楽しみにしてる。」
と、いじめっこといじめられっこが交わさないような会話をこそこそと交わした。
でも、本当は美加は良い子なんじゃないかな、なんて幻想を抱いてしまったではないか。
ま、私の顔を苦痛に歪ませることがいつなのか、楽しみにしてようかな。
なんてね。
-歌歩side-
朝、いつも通り相川に会い、一緒に登校した。
たまたま実夜と会い、言い合いの果てには実夜は背を向けて歩き出してしまった。
相川は悔しそうにその背中を睨みつけたいた。
そこまではよかった。
でも、やっぱり実夜は変だと思う。
だって、教室であそこまで懐いていた結でさえもひどく冷たく突き放した。
私も相川も内田も。皆突き放して、孤立した。
目的があるのか、それとも単純に私たちのことが嫌いだからなのだろうか。私にはわからない。
「歌歩、どうして泣いてるの?」
と結に問われ、首を傾げた。すると、生暖かい物が頬に伝った。
あぁ、涙かぁ。
と、泣いていることを自覚すると、ドバドバと涙があふれ、嗚咽が漏れた。
結はそんなを私の背中を摩ってくれていた。相川と内田は私を見ていた。
私は羞恥心だとかそんなものは忘れてしまい、ただ顔を押さえて泣いた。
泣き終わったときに美加が甘ったるい声で話しかけてきた。
空気読んで欲しい。
「ねぇ、歌歩大丈夫?」
「う、うん。ありがとう、美加」
「よかったぁ、心配してたんだよねぇ!あ、そうだ。屋上行かない?気分でもすっきりさせようよ」
「そうしよう、かな。」
「あ、よかったら結花も翔雅君も舞彦君もおいでよ!」
そういうと、結が承諾し、相川と内田もつられてついてきた。
屋上に着くと、美加は色々と話してくれた。
美加は元々苦手だったから、適当に話を合わせておいた。
「それにしても実夜梨、本当にひどいよね」
と、なにもいってないのに話始めた。
「結花のことも他の三人の事も聞いてるよ。実夜梨本人から。」
「え、実夜が!?」
「うん。」
「どうして美加が!?」
「・・・。あ、私そろそろ教室帰るよ。」
「待ってよ!」
どうして実夜が美加なんかに話してるの!?私たちより美加の方が良いって言うの!?
美加の背中を追いかけ、教室に戻った。もちろん、結も相川も内田も。
教室に戻ると、実夜と目があった。
実夜は一瞬慌てて顔を青ざめさせると、パッと視線を逸らした。
・・・なにあれ。
フツフツと湧き上がる怒りを抑えることは出来ず、席に着いた実夜を睨んでしまった。
その視線は実夜に歩み寄った美加によって遮られた。
美加と実夜はコソコソと喋り始め、実夜は笑顔を見せていた。
・・・どうして美加なんかに・・・!!
私の怒りは最高潮に達し、横にいた相川のお腹にグーパンを入れてしまった。
まぁ、そのあとお詫びに帰りにアイス奢ることになってしまったけれどね。
どうなるのか....ワクワクです。😁
242:汐羅:2014/04/19(土) 20:59 ID:CBs >>レイラ&テツヤ様
ワクワクしていただけて嬉しく思います!
再度コメントありがとうございました♪
-実夜梨side-
私はボッチになることは無かった。
美加は私が歌歩たちと仲直りしないように、バラさないように監視してるのだ。
会話だって、「まじで消えれば良いのになぁ」「うんうん、わかってる。」とか「泣かせたいな」「無理無理」とか普通ではない。
でも、美加は私を一人にすることはなかった。
クラスのみんなもそうだ。
パーフェクトに歌歩たち、先生、他のクラスに「いじめていない」と言う嘘を真実に仕立てあげていた。
歌歩たちがいるときや放課後以外は皆普通に喋りかけて来るし、これといって私自身に問題は無かった。
「ねぇ、実夜梨。」
珍しく美加が真剣な声のトーンで話しかけてきた。
私は何だか胸騒ぎがして、美加を見つめた。
「もし私が『いじめてごめん』って謝ったらどうする?」
「まずは驚くね。」
「許せる?」
「いや、それはないね。ふざけんなって言うと思うけど。」
「だよねぇ」
と今日は罵倒の言葉を飛ばしてこない。
熱でもあるのかな。
「大丈夫?美加のくせにショゲてるとかやめてくんない?調子狂うし。」
「なっ!全然ショゲてねぇし!」
「はいはい」
「あー!もうマジでむかつく!放課後覚えてろよっ!」
そういって教室から出ていってしまった。
放課後覚えてろよって、別に放課後になっても逃げないよ。
そう考えて苦笑していると、始業チャイムが鳴った。
やばっ。6時間目は移動教室じゃん。今から行っても間に合うかな。
間に合うわけないのに、こんな馬鹿な事を考えてしまった。
ガラッ
教室のドアが開く音がした。
先生なら私確実に怒られるよね。成績下げられるかな。
「・・・実夜梨」
聞こえてきた声に思わず視線を向けてしまう。
「お父様?」
「平気か?」
あぁ、多分いじめの事を言ってるんだろう。
私はここ数日で上手になってきている嘘の笑顔を浮かべた。
「大丈夫だよ。でも、ここにきても大丈夫なの?」
「問題は無い。・・・美加はいじめっこだと思っているか」
「え?当たり前だよ」
「そうか。」
お父様は意味深な言葉を残し、教室を去って行った。
意味わかんないんですけど。いじめっこだと思うか?いやいや、逆にいじめっ子じゃないって思う方がおかしいわ!
・・・あ。今思えばお父様、私が授業に出てないことについてなにも言わなかった。ラッキー。
私は暇だと言う事もあり、屋上に向かってみることにした。
なんとか見張りの先生の目をかわし、階段まで来た。
屋上の鍵は開いており、半開きの状態になっていた。どうやら先客がいたようだ。
「〜・・ですし〜〜〜・・・〜〜〜〜から〜〜〜」
喋り声が聞こえる。
誰かと喋ってるようなので、屋上には出ずに黙って会話を聞くことにした。
よくよく耳を凝らして聞いていると、なんてとか聞き取れる。
「やっぱり私には無理です。・・・・・・でもっ!・・・」
あ、電話かぁ。じゃあ尚更屋上に出れないわ。
にしてもこの声、誰だ?
「彼女に危害を加えるとなんていうか、罪悪感がハンパなくって・・・」
彼女に危害を加える?ていうか本当に誰よ。誰が誰に危害を加えてるの?
「その上、仲の良かった友達とまで喧嘩させるようなことをしたみたいで・・・もうこれ以上私耐えられないんです!」
大きな声を上げた電話している少女の声は、聞き覚えがあった。
誰だったっけ。
思い出そうとしても靄がかかってしまい、どうしても思い出せない。
「・・・・・・はい。・・・はい、すみません。」
急に冷静になり、声のトーンも落ちた。
しかも態度が急変した。謝っちゃってるし。
「・・・それだけはやめて下さい!本当にごめんなさい!」
忙しい人だなぁ。落ち着いたり興奮したり、怒ったり謝ったり。
一体誰?
「・・・わかりました。では。」
と、電話を終えたようだった。
風の音で、微かにしか聞こえないが、足音がこちらに向かってくる。
これは隠れた方が良い感じ?
本能的にそう感じ、急いで階段を賭け下がり、先生がいませんようにと祈りながら2階にある図書室に入った。
私の祈りは無駄ではなかった。人っ子一人いない。
私は焦っていた気持ちを落ち着かせようと、一旦椅子に座った。
「あれ?綺秋さんじゃないですか。」
「うわぁぁっ!」
女の子らしさの欠片一つもない悲鳴を上げながら振り返ると、図書室の先生がいた。
図書室の先生は男性。色素の薄い髪とメガネが印象的で穏やかな性格と高いルックスは男女問わず人気が高い。
そんなことより、えぇ!?もしかして書庫にいました的な!?
「もしかしてサボってるんですか?」
「と、いうか間に合わなかったんですよ。」
「十分サボってますよ。」
「いえー」
Vサインを送ると、先生は片手に持っていた資料を丸めて私の頭を軽く叩いた。
全然痛くなかったが、痛いふりをしてやった。
「痛いっ!体罰ですよ!」
「これで体罰なら殆どの教師が刑務所行きですねー。」
と微笑みながら言った。
まぁ、この先生は別に嫌いではない。むしろ好きだ。女子たちに好かれるのも分かる。
奥さん&お子さんがいなければ、生徒と先生と言う禁断の関係が結ばれていたかもしれない。想像すると、ゾッとする。
「しかし、真面目な綺秋さんが授業をサボるとは思いませんでした。」
「んー、まぁ別に今の所授業には困ってませんから。」
「いや、しっかり授業に出ましょうね。」
と、苦笑いを浮かべる。
「先生でも先生なんですね」
「先生ですから。・・・そういえばさっき来た女の子って綺秋さんと同じクラスじゃありませんか?」
「誰ですか?」
「ミディアムヘアで少し茶色に染めてあって、えぇっと、確か名前は美加とかなんとか言ってましたね。」
「美加!?あいつ授業に行ったんじゃないの?」
「いえ、綺秋さんが来る10分ほど前に屋上に行くんだってここを通って行きましたよ」
「屋上!?」
そう聞いた瞬間にずっと頭にかかっていた靄が晴れた。
そうだ、あの声の主は美加だ。
「ありがとうございます、先生!」
「はい?」
「サボった事は内緒にしててくださいねっ!」
「え?」
唖然とした先生を置いて図書室を出た。
チラリと振り返ると、先生は呆れたように微笑んでいた。多分、内緒してくれるだろう。
今はとりあえず美加の元に行かなければ。
「早いおかえりですね」
と微笑むのは先程呆れたように笑っていた先生だ。そう、私はもう一度図書室に戻ったのだ。
今は授業時間であることを思い出した以上、見張りの先生に見つかるわけにはいかない。
と、いうわけでもうバレいる先生のもとに戻ってきたというわけだ。
「今授業中なので。」
「今なら遅刻ですーって行けば間に合うかもしれませんよ。なんなら僕もついていきますよ」
「先生給料下がって奥さんやお子さん養えなくなってもいいんですか?」
「それは困りますねー。」
「言葉とは裏腹に余裕のある微笑みですね」
「現実に起こっているわけではないので。」
「さいですか。」
私は椅子から立ち上がって、本棚から本を選んだ。
この学園の図書室は図書館かっ!というくらい広く、本の種類が豊富だった。
その中でも私が気に入っているのはレシピ本。
「いつもレシピ本を見てますね。」
「え、見てたんですか。」
「レシピ本が置いてあるのはカウンターの前なので目にはついてましたよ。」
「そういえばそうでしたねー。」
「そんな熱心にレシピ本を読んでいるのは綺秋さんくらいですよ」
「料理好きですしね。」
「いい奥さんになれますね。」
「あ、そういうの興味ないですので〜。今は別のジャンルが忙しいので。」
いじめというジャンルがな。恋愛なんかしてる暇ないっす。
「今のうちに恋愛はしておいた方がいいですよ。」
「興味深い一言ですね。」
とありもしないメガネをのフレームを上げるマネをしてみた。
こうみえて視力は1・5以上あるからね。
「年を取ると恋愛より仕事取るようになりますし、恋愛とか面倒くさいとか思うようになっちゃいますよ」
「それでいいじゃないですかー」
「寂しい人生になりますよ。」
「いいんですー。というか先生もまだ20代前半なのにすごいおじいちゃんみたいなこと言いますね」
「失礼なこと言いますねー。」
「自覚して無いです。」
ニコッと微笑むと、先生もニコッと微笑んだ。
若干黒いオーラがある気がするが、気のせいと言う事で。
「でも、綺秋さんって結構鈍感ですよね。」
「え?どうしてですか。」
「そういうことです。」
「意味わかんないです」
「恋は案外近くにあるものですよ。」
「え、どういうことですかっ」
先生は微笑むだけで、何も言わず本を読み始めた。
「ちょっと先生!?」
意味が解らなかった私はチャイムが鳴るまで先生に問い続けたのだった。
翔くんか!?翔くんなのか!?w先生はいい先生だねー。サボリを見逃すなんてw
247:汐羅:2014/04/20(日) 14:03 ID:h4U >>しょこら
さぁね?ww
こんな先生は現実にいないから、もう二次元で満足することにしたw
あー、本当にこんな優しい先生いたらいいのにww
さて、放課後になったと言う事でー・・・ってあれ?
なんで誰も私に話しかけないんだろう。いじめるんじゃなかったっけ。
スクールバッグ片手に美加の席に行って、コッソリと話しかけてみる。
「ねぇ、美加。いじめないの?」
「あんたって奴は本当にもう・・・。いじめられたいの?」
「いや、絶対嫌だけど。なんでいじめないのかなって」
「歌歩たちに怪しまれるからよ。」
「怪しまれるってどういうこと?」
「水音がいないのに放課後教室によってたかってるのはおかしいでしょ。」
そう言い残すと美加はスクールバッグを持って教室を出て行った。
正直、呆然としてしまった。
それだけの理由でいじめをやめるなんて、よっぽどの理由がないと・・・。
ま、いじめられないなら結果オーライということで。帰ろっと。
「ねぇ、実夜」
急にかけられた声に一瞬ビクついた。
でも、声の主はすぐに分かったし、振り返って攻撃モードに切り替える。
私の予想は大当たり。スクールバッグを持った歌歩だった。
歌歩は美加の机の上にスクールバッグを置いたので、自然と私も置いた。
「話しかけないでって言ったじゃん。もしかしてそれすらも忘れちゃう低レベルな脳なの?」
我ながらこれはひどいと思う。最低だな、私。
歌歩は少し怒ったようで、拳を握ったが、堪えたようだった。
「べ、つに好きで話しかけてるわけじゃないし。」
「あっそ。じゃあ誰の差し金よ。結花?翔雅?舞彦?先生?まぁ、誰でもいいけど。・・・もしかして美加?」
「なんで美加が出て来るの。」
と、言われ思わず口元を押さえてしまった。
あぁ、なんで美加って言ったんだ。というかこんなに挙動不審にならなくても「なんとなく」って言えばよかったじゃん!
ヤバい、まじで色々と失態を晒してしまった。
「ねぇ、なんで?」
「う、うるさいなっ!なんでだっていいでしょ!?」
あぁ、もうなんで、ああああああああああああ!!!!
「言ってよ。」
「と、と、友達だからじゃん!」
「友達を普通は疑わないでしょ。」
「・・・っ!というか何の用で話しかけて来たの!」
「ある人の指示で。」
「誰なの!?」
「言わないよ。まぁ、美加が出てきた理由を教えてくれたら教えてあげる。」
「あぁ、もういい!!」
頭の中がパニックのままに喋っていたため、正直自分でも何言っているのかわからない。
とうとうブチキレた私はスクールバッグを取ると、走りながら教室を出た。
「実夜!?」
背後で歌歩の声がする。うん、無視しよう。
「はぁ・・・。」
家に着くなり、私はリビングには入らずに自室に行った。
現在は自室でベッドに横になり、ため息をついている。
もしかしたらバレた?いや、でも美加との関係は知らないはずだし・・・。あぁ、でもこれを機に調べ始めたりされたら!?
「ううぅぅうぁぁぁああああああぁぁぁぁあああ」
ベッドの上でゴロゴロと転がってわけのわからない奇声を上げる。
コレデモハナノジョシコウセイデスヨ?
「いたっ」
挙句の果てにはベッドから落ちた。
・・・もう一度言おう。コレデモハナノジョシコウセイデスヨ?
痛みに悶えていると、持って帰ってきたスクールバッグが目に付いた。
よく見れば、これ、私のじゃない。
「み、み、み、美加のじゃん!!!!」
え、じゃあ美加が私のカバン持ってるの!?・・・ま、いいや。
別に美加がカバン持ってるなら問題ないよね。いじめてる張本人なんだし。
そう、スクールバッグの中には落書きされたノートが多数入っているのだ。美加がやったものだろうし、別にいい。
さて、もう今日は寝ようかな。
-歌歩side-
「実夜!?」
実夜はすごい速さで教室を出て行った。
教室にいた大半の者が、普段見せない実夜の取り乱しように驚いていた。
「歌歩、お疲れ。」
「結〜・・・。めっちゃ実夜怖かったんだけど・・・。」
「そうね。本当に一体どうしちゃったのかしら。」
「知らないよ・・・。」
肩を落として自分の席に座った。
でも、なんで美加と実夜が仲良くしてるの?今まで話したことってあったっけ?
「とりあえず帰るか。」
「内田は気楽そうでいいよねぇ」
「別に。」
気楽そうでいいな、とは言ったものの、正直今舞が何を考えているかなんてわからなかった。
内田だけじゃない。
相川も、結も、本当はなにを考えてどう持っているのか見当もつかない。
帰り道、相川と内田とは別の道になり、別れた。
結と歩いていると、結はポソリと呟いた。
「今日は無茶なこと頼んでごめんなさいね」
実夜は誰の差し金かと聞いてきた。
誰か、それは結だった。
「今更いいよー」
実夜がどうして急に私たちを突き放したのか、調べるためだ。
実夜は「美加」と言った。そして、口元を押さえて挙動不審になり、走り去っていった。
・・・これめちゃくちゃ怪しいじゃん!
と、思いながら家まで続く曲がり角を曲がった時だった。
「「キャアッ!!」」
悲鳴が重なった。
前を見ずに歩いていたからか、バチでもあたったのか、誰かとぶつかった。
相手が走っていたのか、衝撃が大きくて転んでしまい、カバンがぶっ飛んで行った。
顔を上げると、相手も転んでおり、カバンがぶっ飛んでいた。
「ごめんなさいっ!・・・って美加?」
「歌歩?・・・あ、こちらこそごめんね」
まるでいつもの美加じゃない。
甘ったるい作られた声ではなく、落ち込んでいるような、そんな声だった。
表情の貼り付けられた笑顔もよく見れば引き攣っている。
「ご、ごめんね。じゃあ私急ぐからっ」
「えっ、あ、ちょっと!」
美加はカバンを引っ掴むと、走り去っていった。
不思議に思いながらも結が手を差し伸べてくれたので掴んで立ち上がる。
パンパンと制服の汚れを払い、カバンを掴んだ。
「なんか、皆おかしくなってきちゃってるね。」
「そうね・・・。実夜梨といい美加といい。そういえばクラスの様子もおかしいわよね」
「え?」
「なんか表情がキツくなったというか、前みたいな穏やかなフインキじゃないのよね。」
「そうかなぁ・・・」
「笑うときも人を小馬鹿にしたように笑うし、口も悪なってきたって感じ。」
「わかるような、わからないような。でも口が悪くなってきたっていうのは同感かな。」
ふぅ、と一息ついて、また自宅へと歩き始めた。
-実夜梨side-
次の日、私は間違えて持って帰って来てしまった美加のカバンを持って家を出た。
美加は学校に置き勉しているようで、教科書と言う教科書が入っていなかった。
もちろん、あまりにも軽くて覗いただけで、探ったりなんかしていない。
美加は私のカバンの中見たのかな。見られたとしても私が悪いんだけどね。でも驚くだろうな。落書きされたノートが入ってるなんて思ってないだろうな。
美加の驚いた表情を想像すると、クスッと笑いが漏れた。
学校に着き、下駄箱を開くと色々ぐちゃぐちゃになっていた。まぁ、もう慣れたわ。
教室に着くと、早速美加に聞いてみた。
「美加、昨日はごめんね」
「は?」
「まぁ、そんなに怒らないでよ。でも見たでしょ?中身。お互い様だよ。」
「だからさっきから何言ってんの?」
「なにってなにが?」
美加は私を変な物を見るような目で見てきた。私も負けじと見返す。
じゃなかった。美加はしらばっくれてるつもりなのだろうか。
「いや、ほら。あれだよ。私昨日美加のカバン間違えて持って帰っちゃって。美加も私のカバン持ってるんでしょ?」
「持ってねーし!つうか実夜梨が私のカバン持って帰ったのかよ!」
「うん、ごめんってば。・・・え?持ってない?」
「持ってないわよ。私は歌歩のを間違えて持って帰ったみたい。昨日ぶつかったから、そん時だな。」
「歌、歩の!?じゃあ私のカバンはー・・・。」
「歌歩のところになるわね。なにそんな青ざめてんの」
「美加、これはあんたに対しても他人事じゃないよ!あの中には落書きされたノートが入ってんだからね!?」
「嘘だろ!?実夜梨なにやってんのよ!」
「私のせいじゃないって!ヤバいヤバい、本当にどうしよう!!ごめん、屋上に逃げるわ!」
美加の返事も聞かずに、私は教室を飛び出した。
この時間はまだ歌歩たちは学校に来ていない。今がチャンス。屋上に行って朝は逃げ切って、お父様に相談して早退しよう。うん、これがいい。
屋上に着くと、またもや先客がいた。
でも、今の私は人を期す勝っている余裕なんてなかった。思い切りドアを開く。
そして、屋上にいた人物が目に入った。
「・・・なんでここに・・・」
私は目の前で不敵に笑う人物を目にして、その場を動けなくなってしまった。
「どうしたのよ」
私はその声でハッとして思わず後ざする。
「どうして水音がここにいるの!?」
そう、目の前にいたのは新島水音。あの、登校拒否をした水音だ。
水音は私の声が聞こえなかったかのように私に背を向け、手にしていた携帯をいじり始めた。
その行動に腹が立ったのは事実だ。
「聞いてるの!?」
「・・・聞いてるよ、お姉さん。」
「はっ!?」
「あれぇ、もう忘れちゃったの?私たち姉妹じゃなかったっけ?」
「あ・・・。」
そうだった、と今更ながらに思い出す。
もちろん私は水音と姉妹だなんてまだ認めていない。認めたくもない。
「違う、私はあんたのお姉さんなんかじゃない。」
「でも、私の本名は綺秋水音だよ〜?」
「ふざけないで!綺秋家の娘は私一人!あんたは犯罪者の新島家の娘!」
「フフフフフッ・・・。アハハハハッ!!」
急に上を向いて笑い出す水音。正直、怖い。
恐怖からなのか、声も出ないし、金縛りにあったかのように身動きも出来ない。
すると、水音の笑いは急にピタッと止まり、真正面の私を見つめた、否、睨んだ。
「そうやってあんたはお父様とお母様を独り占めするんだ。」
突き刺すような鋭すぎる視線。ゾッとするような冷たい声。
私は水音から目が離せなかった。
「そうやって私から幸せを奪っていくんだ。私を邪魔者扱いにするんだ。」
水音はいつの間にかこっち向かって歩いてきていた。
それでも私は動けない。声が出ない。
「あ、私がここにいることは誰にも言わないでね〜。じゃ、姉さん」
「わ、私は姉さんじゃない!」
やっと絞り出した言葉がこれだ。なんか情けない気がするのは気のせいと言う事で。
水音はヒラヒラと手を振りながら屋上から去って行った。
私は一気に全身の力が抜け、その場に座り込んだ。
歯がガチガチと音を立てる。頭の中は真っ白で、何も考えられない。
私の意識は、そこで途絶えた。
目が覚めると薄暗い倉庫?のなかにいた。
「ここは?」
振動を感じる。どうやらトラックの荷台のようだ。
するとトラックが止まり扉が開く。
2人の男がいた。
「お前をさらったもうにげられん」
「お前は俺たちの〇奴隷だ」
「イヤアアアアアア」
こうして私は男たちに好き放題されもうもとの生活には戻れなかった。
〜完〜
うーん
254:ちくわ:2014/04/21(月) 22:16 ID:6qUひいいいいいい!
255:しょこら:2014/04/21(月) 23:06 ID:h4w>>252 って…汐羅じゃなくない?ID違うのは汐羅もよくID変わるからわからないけど、汐羅はあんなふうに小説おわらせないきがする。
256:しょこら:2014/04/21(月) 23:21 ID:h4w >>252 の書き込みの前、汐羅は汐羅のもう1つの小説を17時57分に書き込みしました。IDはh3sでした。そしてそのあと >>252 の書き込みをしたとします。時間は18:00。IDはou6。
その後もうひとつの小説に書き込みしたのが18:22。ID:h3s。
IDは一回変わったら前のIDに戻ることはない(たぶん)
そうしたらおかしくないですか?
ほんとうに>>252は汐羅?
(これ本当に汐羅だったら超はずいな…w)
多分違うと思う。
258:汐羅:2014/04/23(水) 16:11 ID:SNw >>252
えっと、どちら様でしょうか。完全に荒らしですよね。
私がそんなに簡単に小説を終わらせるわけないじゃないですか。
ふざけないでください。舐めないで下さいよ。
次に来たらもう少しきつい言葉で叩くので、もう来ないでくださいね。本当にやめてくださいよ。
>>しょこら
私じゃないよ。
確かに私はIDコロコロ変わるけど、一日中は変わらないから。
ありがとう。
>>ちくわ
私じゃないよ。
確かに>>252の話は怖いよね。現実に起きるわけないけど。
ー補足ー
>>252-256
絶対同一人物ですよね。
貴方の気持ち悪い小説文と意味の解らない「うーん」で2レスも無駄にしないでください。
このスレのレスは私が小説を書くか、愛読して下さっている読者様、アドバイス等を下さる読者様の為のレスです。
あなたみたいな荒らしがレスしていいスレではありません。
もう二度と来ないでください。次来たらマジで叩きます。敬語なんて使いませんので。
以上。
☆〜★〜続き〜★〜☆
「実夜梨・・・」
「・・・お母様?」
心配そうに私の顔を覗きこんでいるのは多分、お母様だろう。
視界がボヤけてよく見えないんだが。
「そうよ。でもどうして家の前で倒れていたの?」
「え、家の前で倒れていたってどういうこと?」
「そのままよ。覚えてないの?」
「うん、全く・・・。」
だって私屋上で水音に会ったから。・・・水音はどうしてあんなところにいたんだろうか。それに誰にも言うなって、どうして?
そこまで考えると、急に疲労感が襲ってきた。
「まぁいいわ。今日は安心して眠ってくれていいわよ。学校にはお休みすると連絡したから。」
「ありがとう。」
学校に行かなくていいと思うと、急に眠気が襲ってきた。
お母様の顔がぼやける。
深い眠りに落ちると、ある夢を見た。
しかし、それは『夢』なんかじゃないって、すぐに思い知ることになるなんて、今はまだ予想できなかった。
あ、あああ!安価ミス!
× >>252-256
〇 >>252-253
やはりですな!!((
よく荒しくるのはきっと汐羅の小説が人気だからだね!!
実夜梨、倒れたりすること多いねw
叩くのは得意だぜw叩きマグロ一丁ですなw
>>259
二回連続で倒れますか…w
初コメさせて頂きます。
ここまで読んで、凄く感動しました!
自分のとは大違いですな(-.-;)
手本とさせていただきます。
今後ともよしなに…
よしなに…w
265:永年:2014/04/23(水) 21:24 ID:g9o >>264
そう言わずに(笑)
よしなにってなんですか?w
267:汐羅:2014/04/24(木) 15:45 ID:sSU >>しょこら
ありがとう!
人気かどうかはなぞとして、荒らしはもうこないでほしい・・・
う〜ん・・・。確かにそうだねw
私としては「実夜梨の体は弱い」って表現したかったんだけどねw
まあこれからは倒れるネタ控えめにしますw
>>262様
得意ならまた荒らしがきたら叩き頼んでいいですか?w
2回目は倒れると言うか、寝たんですよね。わかりにくくてすみません
ついでにですが、「よしなに」は「よろしく」とかそういう意味ですよ〜
>>永年様
コメントありがとうございますー!!!!
荒らしがきた後だから読者様がきてくださるか本当に心配していたんですが、読んでくださってありがとうございます!
感動して頂けましたか!?感動ものって書くのが難しくて、伝わるかな・・・とか思ってたんです!w
永年様も小説書いていらっしっゃるんですか!?・・・読んでみたいですw
手本になるかはわかりませんが、こちらこそ今後ともよしなにです!
私が見た夢、それは歌歩が私のカバンの中を見て学校で問い詰めるという夢。
やけにリアルで目覚めたときは身震いをしたほどだ。
ちなみに今夜になっている。そして私は起きて、勉強中である。
「実夜梨、お友達が来てるわよ。」
と、お母さんがノックしてそういった。
けれど、正直今はもう他人とは会いたくなかった。明日にしてくれ。
「断ってきて。会いたくないって。」
「・・・本当にそれでいいの?」
「いいの。勉強中だからもういいでしょ?」
そういうと、ドアの外でパタパタと階段を下る音がした。
ホッとしてもう一度ノートと睨み合う。難しい問題に取り掛かっていたため、集中力が切れないうちにサッサと解いてしまおうと試みることにした。
現時刻は23時26分。思いのほか勉強していたようだ。
まぁ、最後の方は集中力が完璧に切れてノートに落書きしていたんだけれどもね?
トイレに行こうと部屋を出ようとすると、扉にノックがかかった。
「お嬢様、夜食にございます。」
夜食。そういえば私、なんにも食べてなかった。お腹すいたなぁ。
なんて思いながらドアを開けると、召使が美味しそうな料理を部屋に運び入れた。
夜食とは思えないほど豪華な料理だ。まぁ、これが普通なんだけどね。
「ありがとうー。」
軽〜く返事を返して席に着く。
召使が部屋から出ていくと、さっそく料理に手を付け、空腹を満たすのだった。
翌日、私がモソモソと朝食のフレンチトーストを頬張っているときだった。
呼び鈴が鳴り、お母様が「こんな時間に誰よ・・・」と呟きながら玄関の方へ向かった。
私は他人事のようにテレビを見ていた。
「実夜梨、三井美加って子が迎えに来てくれたわよ。」
「ゴフッ」
朝から盛大な女の子らしくなさを発揮した。
お母様からの冷たい視線は正直痛い。
「ゲホッゲホッ・・・美加が?」
絞り出した声で聞くと、お母様はうなずいて「早くいってらっしゃい」と言った。
仕方ないなぁ、もう。
なんて冗談かましながら、ナイフとフォークを置いて準備を始めた。
「お、おはよう美加」
「おはよう実夜梨。行くわよ。」
と、無理やり会話をすすめて私の手を引いた。
しばし無言なまま足をすすめていた。
だって喋る話題ないし。実に奇妙な光景じゃない?これ。
だって現のいじめっこ&いじめられっこだよ?なんで一緒にいるんだって話だよね。
「・・・ねぇ、美加」
「なによ」
沈黙を突き破った私の一言儚く、短すぎる答えで返された。
なんか虚しい気がするのは気のせいだろうか。うん、気のせいだ。
そう思い込み、話を進める。
「なんで急に迎えに来たりしたの。散々いじめてたくせに。罪滅ぼしのつもり?」
「・・・ごめんって言いたかっただけよ。」
「はぁ?」
「一回で聞き取りなさいよ。ごめんって言ってるの。」
「は、はぁ・・・。で、え?やっぱり罪滅ぼしのつもりで来たの?」
「別に私はいじめについて謝ってないのよ。別の事よ、別の事。」
「なに?別の事って」
「ま、学校行ったらわかるわよ。」
学校に着いて下駄箱を開けると、いつも通りぐちゃぐちゃだった。
覚えのないゴミやらが入っていると言ういつもの感じ。うん、いじめについてはやめる気絶対ないな。
少々怒りのこもった笑みを美加に送ってやった。
私からも荒しこないことを願う。w
本当に汐羅人気!!上手だし!!これからも頑張って!!
よしなにってよろしくって意味なんだ…w
人気じゃないよ!?本当にもう駄作者・・・!
今思ったけどもう29レスで300行くんだね。・・・早いw
廊下を進み、教室に着いた。
いじめ継続中ならまた机の上にいろいろ置いてあるんだろうな。ついでに机の中もぐっちゃぐちゃだろうな。
美加にバレないように溜息をこぼすと、いつも通りドアを開けた。
すると、いきなり飛び込んできた衝撃の光景に目を疑った。
「え、な、なんでなにも置いてないの?」
自分の机の上を凝視し、振り返って美加に驚きながら聞いてみた。
美加は呆れたように溜息を付き、両手に腰を当てて私を見た。
「あんたドMなわけ?なにもないんだから喜ぶとかなんとかしなさいよ」
「そんなわけないでしょ!?いや、ただ純粋に驚いただけじゃん!?」
「ふーん」
美加は適当に受け流すと、自分の席へとスタスタと歩いて行った。
私は呆気にとられてしばらくはその場を動けずにいた。
夢でも見ているんだろうか。今朝見た夢よりこっちの方が夢感ハンパないんだけど?
自分の席にフワフワした足取りでいくと、メモ書きが置かれている事に気が付いた。
『先に言っておくけど、どうなろうと私に頼らないで自分で何とかしなさいよ。
あと、もう謝ったから私のせいにするのはやめるのよ。 美加 』
「は?」
思わず声が漏れる。
全く書いてある意味がわからない。いや、意味は分かるけど意図が分からないって言った方が正しいかも。てかどっちでもいい。
でも自分で何とかしろとか私のせいにするなとか本当に何に対して言ってるんだ。
メモはご丁寧に机にテープで張られてあるため、ベリッと破り、クシャッと握りしめる。
そして、このメモ書きの第一印象を心の中で言い放った。
・・・これくらい口頭で言えよ!
気持ちを落ち着かせ読書を初めて数分後、教室のドアが勢いよく開く音がした。
大抵の視線がソッチに行くと思う。でも、私は別に見ようとも思わない。
どちらかというと久々の妨害のない読書を楽しんでいたかった。
いつもなら突き刺さる様な視線と陰湿な悪口に耐えて、いじめの後片付けなど、時間に追われていた。
でも、今日はそれが無い。のんびりとゆっくりと読書ができる。
しかし、小説を読んでいるときはその世界に入り込み過ぎてしまうのは私の悪い癖だ。
大事なことも忘れてしまうという盲点も有する。
「実夜」
という聞き慣れているのに随分と懐かしい気もする声で一気に現実に引き戻された。
同時に恐怖のような感情も生まれ、顔を上げようとできない。とりあえず返事はなしだ。無視無視。
小説を読んでいて気づきませんでしたよ?アピールのために次のページを捲る。
と、いきなりバッと小説が取られた。
さすがにそれは見過ごせない。キッと上を睨みつける。
「・・・返してくださいよ、相川さん」
低い声でそう言うと、相川さんも負けじと私を睨んできた。
私は視線を逸らして、周りを見渡そうとした。でも、できない。
なぜって?そりゃああれだよ。歌歩と結花と相川さんと内田さんに机を囲まれてるからだよ。
ちょっと、本当にこの状況なんなの?
「というかわざわざ4人揃ってまで私に何の用ですか。」
心当たりがない。
話しかけるなと以前言ったら、皆納得して話しかけなくなった。いじめだってばれていないはずだ。
「もうしらっばくれるのもやめてよ」
「は?意味分かんないんだけど?私がいつどこでなんのことをしらっばくれたの?」
「今ここでいじめについてしらっばくれたでしょ。」
結花が淡々と告げる。
確かにその通りだよ。いじめについてしらばっくれてるー・・・え!?
驚いて結花を見る。
「その反応は肯定と受け取っていいのかしら?」
「ダメに決まってんじゃん。誰から聞いた作り話なの?」
慌てて言葉を返す。平然を装ったが、果たしてどうなっているのだろうか。
とりあえず一回気持ちを落ち着けようと努力してみる。でも、深く考えれば考えるほど頭の中が混乱する。
まずなんでいじめの事がバレてるの?・・・多分、アレかな。
「じゃあこのノートはどう説明するんだ?」
内田さんが一冊のノートを机の上に置いた。
そのノートは、カバンに入れたはずの落書きされたノートだった。
・・・あ、なんだ。やっぱりノートなんだ。予想的中。
「それは昔のですよね?昔いじめられてましたし、その時のですよ」
冷静に答えた。このノートについてはもう対策法は考えてあった。
多分この方法で来るだろうなと思って昨晩言い訳を考えた。
幸いにもこのノートは新品だったため、学年や名前、教科は書いていなかった。中身の白紙だ。
こんなノート、いくらでも言い訳はできる。
「ふーん。」
あれ?なんか反応薄いんだけど。
もっと動揺するものだと思っていたばかりに、少し面喰ってしまった。
「とりあえず、来て。実夜」
「嫌です。」
「じゃあこのノート、全校生徒にバラしてもいい?」
「脅しですか。最低ですね」
「そう、脅しだよ。最低なのはどっちだろうね」
歌歩はそう言い残すと結花と内田さんと共に早々と教室を去って行った。
なんだ、あきらめてくれたんだ。
とか思って肩の力を抜くと、相川さんが私の掴んだ。
「きゃっ」
そして腕を引っ張られ、席から立ち上がる。
多分、このまま屋上に連れて行かれるんだと直感的に判断した私は、美加に視線で助けを求めた。
しかし、美加は見事に視線を逸らし、「私に頼るなって言ったでしょ」と私に聞こえるくらいの声の大きさで言ってくれた。
地味にショックだ。ということは頼るべきは自分か・・・。
そんなことを考えていると、いつの間にか教室のドア付近まで来てしまっていた。
このままじゃ、本当に屋上行きだ。
「やめてください!」
一応声を掛けてみて、やめてくれるか試してみる。
でも、相川さんは振り返ってくれもしないで、足を止めようともしない。
私は絶対行くもんかと踏みとどまった。そして壁に手をついて前に進まないように固定する。
相川さんは急に私が止まったことにとって、少しバランスを崩しかけた。
しかし、すぐに体制を整えると、私を見た。怒っているようだ。
「往生際が悪い!」
「無理矢理連れて行こうとしないで下さい!私は行きたくないんです!」
「だから無理にでも連れて行こうとしてるんだろうが!」
「その行為最低ですよ!男性としての恥を知りなさい!」
「う・・・!だぁぁあああ!もういいからサッサと来いって!」
急に手を離したかと思うと、次の瞬間には足が地面から離れていた。
そして上には相川さんの顔。
これは・・・なんだっけ、乙女の憧れとかなんやら言われてるお姫様抱っこか。
・・・ってなんでこうなる!?
「ちょ、相川さん何やってんスか!」
「こうでもしないとお前こねーだろ!?」
「逆に行く気失せますよ!おろしてください!私はこんな形で乙女の理想を奪いたくありません!」
「乙女の理想?」
「鈍感!本当に鈍感!」
「いみわかんねーよ!」
「分からなくていいですからとりあえずおろしてください!」
「無理だってっば!」
とかなんとか言い合いしてたらいつの間にか屋上に行っちゃってた。
いつかこの理想の代償は払ってもらうからな。ま、お姫様抱っこなんて私には理想でもなんでもないけどね。
お、そろそろ最終回迎える感じかな??
なんかそれっぽい…でもまだみたい!!
美加は仲直りさせようとしてるのかな?ならいいヤツ!!まぁ悪いやつだけど…w
美加が、謝った…ww
そろそろ最終回なの…!?
>>しょこら
え?そんな風に見える?w
どっちでしょうw美加は悪者か善者か・・・。
>>りったん
お久しぶりですね!
最終回ではないです♪まだまだいろいろ解決してないのでw
翔君の恋心とか、翔君の恋心とか・・・(汗)
とりあえずまだですww
さて、どうやってこの状況を切りぬけるべきなのだろうか。
別に後ろに屋上の出口があるから出ようと思えば出られる。
・・・でも、今逃げたら絶対教室で問い詰めるだろうなぁ。よし、チャイムが鳴るまで適当に時間稼ぎでもしよっと。
「・・・で、こんなところにお姫様抱っこまでして連れてこられたんですがどういう事ですか。」
「お姫様抱っこ?」
歌歩が顔をしかめながら聞き返してきた。とりあえず頷く。
すると歌歩と結花と内田さんが冷たい目線で相川さんを見た。相川さんは明後日の方向を向いている。
今のうちに逃げ出せないだろうか。
ソッと出口に向けて移動していると、歌歩は私に向き直ったたため、私はぴたりと動きを止める。
「美加に聞いたの。」
「なにをですか?」
「いじめだよ。実夜梨いじめられてたんでしょ?」
美加〜〜!!!あいつ私を困らせるためにわざと言ったんでしょ!
それでバレとところで私に「あんだけバラすなって言ったのに」的な感じでいじめを悪化させるつもりか!本当にズル賢いんだから!
というわけで知らないふりをすることにした。
〜余談〜
次回だけ書き方変えたいと思います。
どちらの方が見やすいかアンケート取りたいと思ってます!
はい、というわけです。
「なんか言ってよ」
しまった。考えすぎて間を開けてしまった。
「別にいじめられてなんかいませんよ。美加のガセネタですよ。美加って相当な暇人なんですね」
「なんでそうやっていつも否定するの?」
「なんでって、事実じゃないからですよ。事実じゃないから否定してなにがいけないんですか?」
歌歩は悔しそうな顔をして私を睨みつけた。
フッ。私に口論で勝とうなんざ100年早いね。あとは最終スパートをかけるだけだ。
「こんなくだらない話に付き合わせないでください。
前にも言いましたが、私貴方たちが大嫌いなんですよ。もうしゃべりたくもないっていいましたよね?
ガセネタで私の時間を潰すとか本当に最低ですね。あぁ、もうまじで気分悪い。」
4人の氷の様に冷たい視線が痛すぎる。
でも一応私は真実を話すわけにもいかない身でもあるので、4人の氷の視線に、次はバカにしてやる。
「ていうかアンタらどんだけ私の事が好きなの?ガセネタで屋上にまで呼び出すとか」
鼻で笑って、心底馬鹿にしてますという目で4人を見た。
あぁ、私ってこういう修羅場が好きなのかな。なんかめちゃめちゃ楽しいし。笑えてきちゃうわ。
すると、屋上のドアが唐突に開け放たれた。
もしかしたら先生が注意しに来たのかもしれない。なら都合がいい。
期待しながら振り返ると、まさかの期待外れの人物だった。正直今、要らない存在だわ。
「あ〜・・・もう何で美加が来るわけ?」
「どうせあんたの事だから否定してるんだろうなって思ったのよ。いじめられてるくせに。」
美加って本当になにしにきたの?自爆でもしに来たわけ?なんで事実喋っちゃってんの?本物の馬鹿か。
「・・・いじめられてないって。ガセネタとか本当にやめてよ。この年でそんな噂流すとかおこちゃまなんだね、美加って」
「おこちゃまなのはあんたでしょ」
「美加にだけは言われたくないわ〜」
「実夜梨みたいなチビがそんなこと言っても全く説得力ないわよ。」
「ひ、人のコンプレックスをそんなサラッと言ってのけるなっ!私だって好きで小さいわけじゃないもん!」
「ま、別になんでもいいわ。とりあえず全部歌歩たちに吐いちゃえば?許可するし」
今まで仲の良さげな会話を交わしていると、美加がそんなことを言ったのですぐさま私は演技モードに入る。
美加って私をそこまでして困らせたいのだろうか。嫌な奴。
「許可ってなんの?美加に支配されるわけでもないんだから許可とそんなものないし」
笑って答える。今起こったら逆に怪しまれる。これは笑顔で済ませるのが吉だ。
すると、歌歩が後ろから私の肩を叩いた。
一瞬、私の頭の中はパニックに陥った。恐怖心がこみあげてきて、その手勢いよく払いのけた。
思わず目の前にいる美加にぶつかってしまった。
「・・・あ、ごめん」
一応謝っておく。美加はプイッと顔を逸らしてしまった。
機嫌が悪そうだ。私、そんな怒られることしたっけ?
「なんでそこまでビビるの?」
不意に聞こえた歌歩の声に、思わず振り返ってしまう。
歌歩は悲しそうな表情を浮かべ、自分の手を握りしめている。私が払いのけた右手だ。
「え、あ、ごめ・・・」
罪悪感が襲ってきて、私はおもわず謝りそうになる。
でも、今自分における状況を思い出すと、その言葉はすぐさま飲み込んだ。
だって、今は歌歩たちは私の敵だ。敵に情けをかけてはいけない。
「ビ、ビビってなんかいないし。歌歩の汚らわしい手で触れられて欲しくなかったからに決まってるでしょ?」
「実夜梨」
「えぇい、うるさい!美加は黙ってて!」
「そういうわけにはいかないっつーの。」
「黙れないのなら教室に帰る事!!」
「帰らないわよ。実夜梨、あんた一回頭冷やせよ」
美加に言われ、ハッとした私は深呼吸をして、気持ちを落ち着かせた。
美香いいやつ!
281:りったん:2014/04/26(土) 21:21 ID:pBA だよね!!よかったぁ。
最終回とかじゃなくて…ww
美加が悪い人なのか、いい人なのか
分かんなくなってきたww
敬語じゃなくていいよ!!
>>280様
コメントありがとうございます!
美加はいいやつですか??
ネタバレ含むので詳しくは言えませんが、そのまま美加をいいやつだと信じててやってくださs((
>>りったん
呼びタメ許可ありがとう♪
うん、最終回はまだまだw
頑張って長く続けようと思っていたらいつの間にか問題が増えていって、その問題まだ解決できてないw
美加は○○やつだよw
〜読者の皆様へ〜
小説の書き方ですが、
通常通りの書き方と>>279の書き方、どちらの方が見やすいですか??
最低3人の返事が来たら続き書きますので、よろしくでs((
(というかどこに違いがあるかわかりますか?分かりにくかったらすみません(-_-;))
んー…ぶっちゃけあまり変わらないように見えるかな。
284:りったん:2014/04/27(日) 17:44 ID:pBAんー・・・どっちかっていうと通常かなぁ。
285:汐羅:2014/04/27(日) 17:50 ID:kVM >>283
ですよねー・・・(^^;
じゃあ、変えなくていいと言う事でいいんですか?
>>りったん
なるほど。
じゃあ通常どおりが一票ということで。
美加はいいやつだってことを信じてる!!←
通常通りでいいと思う!!
気になる…翔くんの恋心とか翔君の恋心とか翔く(ry
>>汐羅
水音の影が薄くなって来てるような……ww
>>しょこらさん
美加は、いいやつっぽいですよね!!
しょこらさんもタメでいいですか?
水音「 」
289:匿名さん:2014/04/27(日) 20:17 ID:6qU水音「解せぬ」
290:永年:2014/04/28(月) 15:04 ID:aPw>>279の方が見やすいですねー
291:汐羅:2014/04/28(月) 18:11 ID:ezE >>しょこら
信じててやってwww
通常通り2票目〜
>>りったん
で・す・よ・ね?
別に忘れているわけじゃないですよ?・・・フフフッ
>>288-289様
www
確かに水音からしたらそうかもしれませんねw
>>永年様
おお!初めての>>279票ですね!
投票ありがとうございます!
〜投票について〜
期間的には明日までとさせていただきます!
いまのところ通常どおりが候補ですね。
〜お願い〜
>>300レスは作者が取らせていただきますので、ご了承ください。
あと、取らないでください。
「・・・でも私はいじめられてなんかいない。」
「お前いつまで嘘ついてるつもりなんだよ!」
私がぽつりとつぶやくと、相川さんが突っかかってきた。
少しだけビクついちゃったんだよね。あぁ、情けない。
「嘘とか言わないでよ。嘘言ってるのはそっちでしょ?」
「いいえ。私たちの話は真実よ。クラス全員が認めたわ。」
「はぁ?どういうこと?」
「実夜梨が倒れて家に帰ってからあのノートについてクラスに聞いてみたのよ。
そしたら美加が名乗り出てくれてね。そしたら皆つられたようにいじめたと証言したのよ。」
結花の言葉は私の今まで抑えてきた感情の引き金となった。
嘘でしょ?なんでクラスのみんなまで真実語っちゃってんの?まずバレたらマズいんじゃないの?そこまでして私に苦痛を味あわせたいの?
・・・なんで私の努力を無駄にするの?
わざと喧嘩もした。バレないように細心の注意を払っていた。どれだけ辛くても耐え抜いてきた。
なのに、どうして・・・!
「・・・なんで?」
「え?」
「なんでなの!?一体、一体私が何をしたっていうの!?」
抑えきれなかった。私はもう我慢の限界を迎えていた。
私が大声を出したことによって、私以外の全員が一瞬怯んだように見えた。
「実夜」
「うるさい!あんたみたいな奴が話しかけてこないで!」
歌歩が何か言おうとしたが、今の私は他人の話を聞いていられる心の余裕を持ち合わせていなかった。
今は自分の気持ちをまき散らしたかった。
「大体歌歩達はなんで私に構ってくるわけ!?嫌いって言われたんだからほっときゃいいじゃん!」
「そんなこと」
「そんなことできないなんて寝言は言わないでよね!なに、私がそんな美しい友情に付き合うと思ってんの!?
せいぜい偽りの友情としか付き合わないし!というかもう友達なんて要らないから!」
「実夜梨。あんた一回落ち着けよ」
「こんな私にしたのは美加、あんたのせいじゃない!」
「・・・」
美加は黙ってうつむいた。
分かってる、美加だってきっと罪悪感でもあるんだと思う。きっと何か事情でもあるんだと思う。
ここで美加を責めるのはおかしいのではじゃないか。
それに、私が言いたいのはこんな事じゃないんだ。本当に伝えたいことはもっといっぱい他にある。
「お願いだからもう、私に構ってこないでよ・・・」
自分でも気が付かないうちに弱弱しい声でそう言って、涙を流した。
「実夜!?」
「もうやめてよ・・・。私の名前を呼ばないで」
立っているのも辛くなり、その場にしゃがみ込んで膝に顔をうずめた。
コンクリートの地面に涙が落ちて、色が滲む。
「もういやだ・・・。なんで私ばっかりこんな目に合わなくちゃいけないの?我慢しなくちゃいけないの?構われなくちゃいけないの?」
私は考えることをやめ、思った事をすべて吐き出した。
まるで独り言を言っているように、そう、すべて。
「もう一人で良いのに・・・。皆私を空気みたいに扱ってしまえばいいのに・・・。」
涙の止まる気配は一切なく、むしろ大粒になってきている気がする。
声は徐々に小さくなっていって、膝はガタガタと震え始める。
それでも私は言葉を止めようとはしない。
「我慢もたくさんしたし、罪悪感の中で喧嘩もした。悟られないように注意を振り払った。
なのに、どうして・・・」
頬を伝っては落ちる涙を初めて拭った。
その涙は生暖かくて、冷たかった。
「実夜。」
「私がいじめられている真実も、私の存在も、全部消えちゃえばいいのに・・・」
「・・・実夜。」
「どれだけ我慢しようが結果が同じならこんなの終わらせてしまいたい・・・」
「実夜!」
「いつか失う命なら、もういっそ、ここで」
「実夜梨!!」
大声で私の名前を呼ぶ声。
初めてその声が私の耳に届き、顔を上げる。涙で視界がボヤけている。
「それだけは口にしちゃダメだよ!!一体自分をなんだと思ってるの!?」
歌歩が怒ったような顔で私に向かって叫んだ。
歌歩が冗談でもなんでもなく、真剣に怒っていると、怖い。
>>りったんs
ですよね!!
はい!タメどころか呼び捨てでいいですよ!!
あと少しで300!!すごい!!頑張って!!
汐羅の実夜梨の涙がコンクリートに落ちたときの表現が上手!!
>>しょこら
うん、頑張る〜!!!w
、上手?ありがとう!
なんかそうやって褒めてもらえると素直に嬉しいw
>>しょこら
ありがとう!!うちのことも、タメ、呼び捨てで!!
>>汐羅
うん!しょこらが言ってるように、
表現の仕方が上手!!
>>りったん
ありがとう!
本当に書き方とか表現とか難しくていつも困ってるよ・・・(汗)
〜投票について〜
はい、では締切ですね!
通常票が3票と多かったので通常通りと言う事で・・・
こうなると何のために投票したのか意味ないですよね・・・。
>>279の方が良いと言って下さった永年様、ご希望に添えることができなくて申し訳ありません!
「なんでそんなこと考えるわけ!?」
「なんでって、仕方ないじゃない!」
イラッとしてしまった私は泣いているとは思えないほどのキッパリとした声で言った。
私はそんなに偽善者ぶった言葉聞きたくなかった。
しかし、歌歩も負けじと強めに言い返してくる。
「私がどうしてこんなに実夜梨の事を気にしてるか分かってるの!?」
「知ってるわけないじゃん!心が読めるわけじゃないんだし!」
「わ、私は実夜梨が好きだからだよ!」
「・・・は?」
何この展開。シリアスな空気じゃなかったっけ?
ほらほら、この場にいるみんな呆然として言葉失って歌歩を凝視してるじゃん。
「私は実夜梨が好きだから、実夜梨になにかあったら心配するよ!」
いや、私だって歌歩の事好きだよ?でもそれはおかしいって!理由になってないって!
ていうか本当になにこれ、ドッキリ?なにかの罰ゲーム?
「だから実夜梨が死ぬなら私も死ぬ!」
「はぁあ!?」
歌歩から放たれた言葉に驚きすぎた私だった。でも、仕方ないよね?
「実夜梨とずっと一緒にいたい!」
どんなプロポーズだよ。練習台に使うのは勘弁してほしい。
というか本当にシリアスな空気はどこに行った。
「だから仲直りしてよ。死ぬなんて言わないでよ」
「ふざけてんの?」
思わず今まで溜めていた気持ちを口に出してしまった。
すると、クスクスと笑い声が聞こえてきた。
声の主は結花だった。久々に見た彼女の美しい笑顔。
「そりゃ、そういわれても仕方ないわよ、歌歩。」
結花が微笑みながら歌歩に言うと、歌歩は「いいじゃん!」と頬を膨らませた。うん、子供。
「どさくさに紛れて告るなよ〜」
「先越されたな。」
相川さんはよしとして、内田さんの発言が引っ掛かる。
なんで先越されたになるの?
私が首を傾げていると、相川さんは顔を真っ赤にさせながら内田さんに殴りかかった。内田さんは相川さんの拳を華麗に交わしていた。すごい。
すると、美加が私の肩に手を置いた。
「これでも歌歩たちと仲直りする気ないの?」
「・・・うん。ないよ。だって散々迷惑かけちゃったし?」
私は今更ながら後悔している。でも、自業自得だしもう諦めている。
「でも歌歩は仲直りしようって言ってるのよ?」
「それは歌歩だけじゃん。」
「アホ」
と美加に頭を軽くシバかれた。痛くは無かった。
「だったら結花は笑ってないわよ。普通に反対するでしょ」
「あっ」
不意に声が漏れた。確かにそうだと思う。
「でも」
「ウジウジウジウジしててウザい。いいからさっさと仲直りしてこい馬鹿。」
美加は私の背中を押した。それ同時に気持ちも前に押された。
でも、これからどうすればいいの?
さぁ、どうなるかな…
300:汐羅:2014/04/30(水) 17:55 ID:fBE ☆祝☆300と言うことでパーフェクト教室〜偽りの笑顔〜を一時中断いたします!
☆〜★〜主な登場人物紹介〜★〜☆
*綺秋 実夜梨[きあき みより]
本作の主人公。人見知りで気弱。
【容姿】
幼児体型で髪型は黒髪のツインテール
*新島 水音 [にいじま すいね]
とても強気で傲慢。
【容姿】
少し背が低い。髪型は茶髪のフェーブのロング
*水谷 歌歩 [みずたに かほ]
ムードメーカで人気者。
【容姿】
容姿端麗。髪型はミディアムの明るい茶髪
*西沢 結花 [にしざわ ゆいか]
大人っぽい。冷静でクール
【容姿】
モデル体型。髪型は黒髪でポニーテール。
*相川 翔雅 [あいわか しょうが]
元気だけが取り柄のスポーツバカ。
【容姿】
長身で黒髪で少しはねている髪をした、美しい顔立ち
*内田 舞彦 [うちだ まいひこ]
クール&毒舌
【容姿】
平均身長で少し色素の薄い茶髪で、髪の短いかわいらしい顔立ち
*三井 美加 [みつい みか]
言葉はきついが、優しく友達思い。
【容姿】 平均値より少し高い身長で、茶色と黒の混じった髪は高めの所で緩いお団子にしている。
☆〜★〜あらすじ〜★〜☆
お金持ちのみが入園を許可される『星華オーヴェスト中高学園』に転入してきた実夜梨。
実夜梨を待っていたのはあたたかい笑顔が溢れたクラスだった。
が、そのクラスにはいじめがあることを知った実夜梨は・・・
☆〜★〜これまでの読者様〜★〜☆
*しょこら 様
*海莉 様
*バニカ 様
*野薔薇 様
*愛凛羽 様
*りったん 様
*花恋 様
*なな 様
*レイラ&テツヤ 様
*もみじ 様
*モエ 様
*いっちゃん 様
*夕月 様
** 様
*ショコラ姫 様
*ちくわ 様
*匿名さん( ID:6qU) 様
*永年 様
計18名様
☆〜★〜これまでの読者様へのコメント〜★〜☆
まず初めに、りったん様!
>>200の時は本当に申し訳ありませんでした・・・!大切な読者様を忘れるだなんてもう、私最低ですね!本当にごめんね!
300まで見てくださって、本当にありがとうございます!感謝の気持ちでいっぱいです・・・!!
読者の皆様からは優しい言葉や励ましの言葉など心温まるコメントを書いていてくださってくれて嬉しいです!
そして感謝の反面、私は読者の皆様に何もできていないので、なんだか申し訳ないです・・・。
そういえば荒らしさんが来ましたねー・・・。「汐羅じゃない」と言って下さっていた方、本当に感謝いたします!
そういえば、「敬語じゃなくていいよー」と言って下さる読者様がいらっしゃるんですよね!
あれは本当に親近感が湧いて温かい気持ちになりますね〜!!
敬語って堅苦しくて本当は少し苦手です(^―^;)
読者様の中で読者様同士が仲良くなってくださっていると私も嬉しいです!
雑談はほどほどとして、この小説がきっかけで友達が増えていってくれるのであれば、レスを使っていただいても結構ですので!
本当にありがとうございましたぁ!!これからもよろしくお願いします!
☆〜★〜投票について 〜★〜 ☆
どうでもいいかもしれない投票に参加して下さった、匿名さん( ID:6qU)様、りったん様、しょこら様、永年様・・・。
本当にありがとうございました!!(≧∇≦)
これからまた投票していただく機会があるかもしれないのでその時はまた頼みます(*_ _)
他の方々も、また機会の投票待ってます^^
☆〜★〜最後に〜★〜 ☆
先程読者様にコメントを書いているとき、嬉しすぎて興奮で心臓バクバクしてました。
じゅ、18名様なんて・・・!!!と思って5回ほど数え直してみましたが、18名様でした・・・!
さてさて、本当に300ですね・・・!私は夢の中にいるんでしょうか?
せいぜい100まで続いたらいい方かなー、なんて当初は考えていたんですよ。・・・まさかの3倍ですよ!?w
本当に喜びと驚きが交えて大変な心境におります(^^;)
では次は4倍目指したいと思います!
まだまだ初心者で下手くそな汐羅ですが、精一杯努力したいと思います!
新たな読者様が増えることを祈りつつ、文章力を磨いていけるように頑張ります!
なので我が子を見守る親の様に超温かい目で見守ってやってください!