初めて小説書きます!薫(かおる)です。
地道に更新していきます!
文章もかなりゴタゴタで読みにくいと思いますが、よろしくお願いします!
また、読んだ感想、アドバイスもお願いします!辛口OKです(荒らしは止めてください)
それでは、『解決事務所 パワフル☆ピース』(略して解フル☆)はじまります!
おめでとう!
これからも解フルファイト!
まい先生ありがとー‼
明スイも頑張ってね!
いえいえ。
うん、ありがと。
エピローグ楽しみにしてるよ!
>>99
ほぇ〜
トウナちゃんみたいなポジティブ、大切だね!!
>>100
おめでとう!
これからも、頑張ってねっ!!
P 終わった?ううん、始まった。
通学路でユイカとモナミの姿を見付けると、全速力で駆け寄った。
うん、二人並んで歩いてる‼
「二人とも〜‼おはよ〜‼」
後ろから二人にぎゅっと抱きつく。
「ね、これからは3人で仲良くしようね!」
モナミ、どんな反応するかな?
ユイカはにっこり笑って
「うん!」
と言ってくれた。
で、モナミは…
「ま、まぁいいけど。別にあんたのこと許したわけじゃ……」
モゴモゴと言ってるけど。
「仲良くっていうのは、ずっと一緒にいるってわけじゃないもんね☆」
するとモナミはこの言葉に……少し安心した表情が浮かんだ。
「ね?これからは本音を話せる本当の友達だよっ!」
この一件で得たものたくさんあるし、モナミに感謝……かも。
ううん、モナミに感謝‼
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「こんちはー‼あれ、ミオウ何見てるの?」
事務所に入ると、ミオウが芸能雑誌を見ていた。
「みせてみせて………なになに、『今注目の新人アイドルグループ』……あっ、この子かわいー‼」
ふふっ。
『楽しい』を共有できたみたい。
うん、スッゴクいい!
「ねえミオウ、『解決事務所 パワフル☆ピース』って10回言って!」
「解決事務所パワフル☆ピース解決事務所パワフル☆ピース……」
ミオウがいい始める。
わたしはにまっと笑って聞いた。
「終わった?」
「ええ、終わった、よ」
ふっふ〜‼
引っ掛かった!
「なに言ってるの?始まった、でしょ」
「あ!」
もう。解決事務所 パワフル☆ピース終わったら意味ないじゃん!
「もう1回聞く!終わった?」
「ううん、始まった」
解決事務所 パワフル☆ピース 2話に続く
【あとがき】
↑このあとがきって響き、作家みたいでかっこいい!
というのはさておきまして。
解決事務所 パワフル☆ピース長いので略して解フル☆、どうでしたか?
作者の薫です!
はっきり言って、まだまだ未熟。
感情表現や細かい説明が分かりにくいし、山場でいまいち盛り上がらない←これ、物語では致命傷
というまだ至らないことばかりですが、1話でコメントをくれたみなさん!
ものすごーく励みになりました!
言葉ってすごいですね‼
そしてなんと、デビュー作、しかも一話でコラボしていただくことになりました!
まい先生とRinon先生とのコラボです!
解フル☆の主人公はトウナじゃありません!
これ以上はネタバレかな。
ぜひ読んで下さいね!
この解フル☆はあくまで1話。
アニメで言う、1期1話みたいなものです。
だから話によって長さとかバラバラですし、いきなり春から夏になってるー!とかありますので、温かい目で見てください。
このあとがきも、感謝を表したかったので書きました。
これからもなかったり、あったりだと思います。
ここまで読んでくれたみなさん!コメントくれたみなさん!
本編読んでないけどあとがき見てる人、あとがきでも見てくれてありがとう‼
なんて書くと完結したみたいですね(笑)
解フル☆、まだまだ続きます!
これからもよろしくお願いします‼
感謝の意を込めて 薫
【2話あらすじ】
やっほー!トウナだよっ☆
なんといきなり大事件発生‼
なんと事務所から沖縄へ続く道が何者かによって遮断されちゃったの‼
でも沖縄には誰にも相談できない悩みを抱えている子がいて……。
絶対助けたい!
でもその子は事務所に来れないし…………ってええ⁉
事務所メンバーで沖縄に出張⁉
観光も兼ねてってねぇ………
どうやって行くの⁉
…………瞬間移動⁉
もう、わたしの平和な日々はどこに行っちゃったの〜‼
でも、解決事務所の名にかけて、絶対その女の子を前向きにするんだから!
次回もお楽しみにねっ☆
【解決事務所 パワフル☆ピース 登場人物 2話ゲスト】
飴石りんご (あめいし りんご)
小4。主張解決事務所での相談者。
言えない秘密と、友達との間で揺れているが………。
空閑 まこと (くが まこと)
りんごのクラスメイト。
一部の女子から嫌がらせを受けていて………。
解決事務所の初仕事から、早いこと1ヶ月。
季節は梅雨。
蒸し暑くても、雨で体育がなくなっても、わたしは楽しかった。
友達がいたから。
だから、分からなかった。
遠く離れた沖縄の地で、悩んでる子がいるなんて…………。
薫先生へ
解フル☆の愛読者、Rinonです!
モナミちゃんも、結局はいい子なんだと知って安心しました!
感情表現や山場での盛り上がりなど、自分でだめだな、というところが分かっていれば大丈夫だと思います!
偉そうにすみません…。
2話のあらすじ、読んだだけで面白そうです!
これからも、愛読者でいさせてくださいね。
そして、コラボの件をわざわざ書いてくださり、ありがとうございました!
そちらのほうも頑張りましょうね!
ずっとずっと応援しています!!
長文失礼致しました、Rinonより
@ ヤバ×2大事件!
「だ、だ、だ、大事件だーーーーーーーっ‼‼‼‼」
事務所に入るなり、ソウマの大絶叫。
ちょっ、何事⁉
ララさんも深刻な顔をしているし、ヒンメルも『うるさい‼』ってソウマを引っ掻く事はない。
これって、相当ヤバい事件って事?
「なに?一時間後に地球が太陽系からぶっ飛んで爆発するとかいうニュースでも流れたの?」
ミオウが怪訝な顔をしながら、地味に面白いことを言う。
「「ちがう!」」
「ニャーフシャー!」
わたしとミオウ以外の面々が、同時に突っ込む。
ヒンメルまで『ちがーう!』って言ったみたい。
「おいミオウ!地味にくだらん事いってんじゃないよ‼」
「うん、私もくだらないと思う。クラスの男子の受け売りだし」
なーんだ。わたし、面白いと思ったんだけど………。
「で?なにが大事件なの?」
「それが………」
「沖縄から事務所に続く道が何者かによって遮断されちゃったのよ」
ララさんの言葉を聞いても、いまいちピンとこない。
「なんで?ここ◯◯県じゃん。関係ないでしょ。沖縄。第一この事務所◯◯県でしょ?沖縄から来れるなんて、ないない」
「いや、あるある」
ソウマが瞬時に突っ込む。
「てか、ここがなに県とかないし。住所ないんだよ、ここ。それにお前らも普通の人には見えない道通ってきてんだ。この道、日本全国各地にあるぜ。で、沖縄からも来れたんだけど……」
「その道が何者かよって事務所に繋がらないようにされちゃったのよ」
またまたぁ。ソウマの説明もララさんの説明も分かった。
でもさぁ。
「わたしたち、◯◯県に住んでるんだって。 沖縄から来ないんだし、いいじゃん」
「「よくない!」」
「 フーーーッ、シャアーー‼」
みんな、息ぴったり。
するとミオウが、『あっ』という顔をした。
「相談者?沖縄からここに相談しに来れないじゃん」
「ビンゴーーーーーーッ‼」
ソウマ。ビンゴ〜って………
でもなるほど。理解した‼
「お前ら、理解おせー。そーゆーことだよ」
「それに解決事務所へ続く道はかなり手厚く管理されてるわ。なのにのっとるなんて、事務所の事を知っているかつ、事務所を良く思っていない人物がいるという事よね。それはこれからもかなり不安よ。」
たしかに!
「大事件じゃん!」
「だから最初からそう言ってんだって」
ソウマの言うとおり‼
ヤバくない?それになんか怖っ!
「それに………沖縄には、事務所を必要としてる依頼者が居るの」
えーーーっ‼
ちょっと、どうするのーッ‼
りのちー、ありがとう‼
愛読してくれる人がいるだけで嬉しい‼
これからも頑張るからね!
コラボもだよ!
わたしもりのちーの小説、ずっとファンだからね(*≧∀≦*)
1話完結おめでとう!
私も愛読者だからね♪
わぁ、まい先生も!ありがとう‼
わたしもまい先生のファンだからね!
A これからどうする?事務所会議
「えー。コッ、コホン。只今より、第1回事務所会議を始めます。議題は『解決事務所反対派は誰か、どのように沖縄の子の相談にのるのか』です。司会は私ミオウ、書記はララさんです。意見ある人」
よしっ。今から今回の騒動をどうやって解決するかを会議するんだ!
「はい!」
「ん。トウナ」
「はいっ!えーっと、前代事務所員のラウノさんと、えっと…」
もう1人の引っ越しちゃった事務所員さんって……
「リウンな。麻知咲里雲。」
「そう、リウンさんに、事務所反対の人についてきくといいと思います。」
我ながら、ナイスアイデアじゃない?
「それいいわね。直接人と関わった2人なら、あたし達よりいろいろ知ってるかもね。ミオウ、連絡とれる?」
「はい。ラウノさんには」
………わたしじゃないんですね。
「じゃ、情報入り次第そこは考える。次、沖縄の子の相談にどうやってのるか。意見ありますか?」
ミオウがサクサク進める。
「占おうか?」
ララさんはそう言って水晶を取り出した。
「相談者の名前は飴石りんご。(あめいしりんご)沖縄県那覇市に住んでいる小学4年生。友達関係と……自分の秘密で悩んでるみたい」
友達関係………わたしがちょっと前まで悩んでたことだ。
うん。友達関係って複雑だけど、ぜひりんごちゃんに前向きになって貰いたい‼
でもりんごちゃんは、ここには来れないんだよね……。
じゃあいっそ、こっちが沖縄に行っちゃうとか?
………さすがに無理か。時間もお金もかかるし。
「トウナに賛成。」
ソウマ⁉あ、ソウマは人の考えてることや思ってることが分かるの。
「トウナ、なに考えてたの?」
ミオウが分からないのも無理はないよね。
「あのね、りんごちゃんがこっちに来れないなら、わたしたちが沖縄に行けないかな……って。」
他の現実的なこと考えよう!
「……乗ったわ」
「ミャーッ☆」
へ?
「現実的に出来るの?わたしたち小学生だしお金もないし時間だって……ねぇ。」
わたしがミオウに同意を求めると、ミオウも頷いてくれた。
「でもそ、れ、が、できちゃうんだな〜」
「お前ら、忘れてないか?ここは普通じゃないんだぜ」
普通じゃない。
その言葉で、わたしたちに希望の光が見えてきた。
B いざ沖縄へ!………瞬間移動⁉
に続きます。
今回の話(2話)は、短めに終わると思います。
私のファン…!
ありがとう!
私は薫先生の大ファン!
わたしもまい先生の大ファンだよ!
わたしの大ファンなんて、すごく嬉しい‼
ありがとう‼
B いざ沖縄へ!………瞬間移動⁉
「ちょっとちょっと、瞬間移動って⁉本当に沖縄行っちゃうの⁉」
やっぱり解決事務所、普通じゃなさすぎる!
わたしとミオウが、昨日沖縄に行く方法を聞いたら……
◯○◯○◯○◯○◯○◯○◯○
「「瞬間移動⁉」」
そう、瞬間移動で沖縄へ行くって言われちゃったんだ!
面白そうだけど…………なんか怖い‼
でも瞬間移動なんて、普通じゃ体験できないし………
ってミオウと話してたら、明日月曜日だし、さっさと行っちゃおう‼って言われて。
なんで学校のある日に行くの?
って謎なんだけど、上手くはぐらかされて沖縄に行くことなっちゃったの!
学校もサボって事務所の仕事するんだよ⁉
最初、ララさんは『来れる時に来ればいい』っていってたのに!
でも、人のためでもあるし、自分の成長のためでもあるし、行くことにしたんだ‼
◯○◯○◯○◯○◯○◯○◯○
それで今に至るんだけど………。
ソウマが
「へーきへーき。部屋に入って、絶対沖縄県那覇市に行く‼って叫びゃいいんだから。ま、噛んだり間違えたりしたら一生この部屋に閉じ込められるけどな」
って言うんだもん‼
そりゃあ誰でもこわいよ!
あ、事務所には『瞬間移動の部屋』があって、そこで『絶対◯◯に行く‼』ってはっきり噛まずに言ったらそこに着くんだって。
でも間違えたらこの変な部屋で一生を終えるんだよ!
ホントにホントに、どうしよう!
≫119
なんか名前微妙に変えたら、偽者ってでちゃいました!
なんかあの、特殊機能ですよね!
本物ですよ!
信じてくださいっ!
>>120
はい!
お騒がせしました!(1人で騒いでただけ?)
あのですね、名前を追加したらそれが特殊機能にあてはまってて。
それも、自分のうち間違えが原因‼
で、偽者と書かれてしまいました!
恥ずかしいかぎりです!
要するに、ちゃんと見直さなかった自己責任………。
アホか!と自分に突っ込みたくなります‼
偽者のところは、見なかったことにしてください!
それで読んでくれる人が減っても、自己責任ですけど。(泣)
C いざ沖縄那覇市へLet's go‼
に続きます。
これからも読んで下さいね!
薫先生、名前のとなり。
つまり、薫#○○○
数字ふたつ以上か英語小文字2文字でトリップ出来るよ!
薫先生って信じてるから!
大ファンだなんて…!
お互い大ファンなんだね!
ありがとう!
>>123
まい先生!ありがとう‼
そう、そこ!うち間違えたの‼どんな風にとか、恥ずかしくて言えないくらい単純に!
でもトウナ風に考えれば『間違えたんだから次は気を付けるんだし、打ち間違い気を付けよう、見直し大事だよっていうメッセージにもなったじゃん‼』って感じかな。
信じてくれて本当に本当にありがとう‼
まい先生になんかあったらわたし、絶対信じるからね!
B いざ沖縄へ!………瞬間移動⁉
「ちょっとちょっと、瞬間移動って⁉本当に沖縄行っちゃうの⁉」
やっぱり解決事務所、普通じゃなさすぎる!
わたしとミオウが、昨日沖縄に行く方法を聞いたら……
◯○◯○◯○◯○◯○◯○◯○
「「瞬間移動⁉」」
そう、瞬間移動で沖縄へ行くって言われちゃったんだ!
面白そうだけど…………なんか怖い‼
でも瞬間移動なんて、普通じゃ体験できないし………
ってミオウと話してたら、明日月曜日だし、さっさと行っちゃおう‼って言われて。
なんで学校のある日に行くの?
って謎なんだけど、上手くはぐらかされて沖縄に行くことなっちゃったの!
学校もサボって事務所の仕事するんだよ⁉
最初、ララさんは『来れる時に来ればいい』っていってたのに!
でも、人のためでもあるし、自分の成長のためでもあるし、行くことにしたんだ‼
◯○◯○◯○◯○◯○◯○◯○
それで今に至るんだけど………。
ソウマが
「へーきへーき。部屋に入って、絶対沖縄県那覇市に行く‼って叫びゃいいんだから。ま、噛んだり間違えたりしたら一生この部屋に閉じ込められるけどな」
って言うんだもん‼
そりゃあ誰でもこわいよ!
あ、事務所には『瞬間移動の部屋』があって、そこで『絶対◯◯に行く‼』ってはっきり噛まずに言ったらそこに着くんだって。
でも間違えたらこの変な部屋で一生を終えるんだよ!
ホントにホントに、どうしよう!
C いざ沖縄那覇市へLet's go‼
「らしくないわね、トウナ。こわくてウジウジするなんて。」
ララさんに厳しく言われて、ハッとする。
そうだ。わたし、りんごちゃんに前向きになってほしいんだ。
「行くよ!ミオウも、ほら‼」
いい意味で、後先考えずに部屋へ入る。
ミオウの手首をぎゅっとつかんで、目で合図。
せーのっ!
「「絶対沖縄県那覇市へ行く‼」」
ぐるぐるぐる。
視界が回る。そして目の前が真っ暗になって………。
┝┥┝┥┝┥┝┥┝┥
ここは…………どこ?
わたしとミオウは二人で海の前に立っていた。
スマホの位置確認を見たら………沖縄県那覇市!
「ミオウ!ここ、沖縄だよっ‼」
「すごい‼やったねトウナ!」
二人でハイタッチ。
わたしはチビだから、ジャンプしないとミオウに届かないんだけど。
「で、ララさんは…………?」
「きっと来ないよ。ララさんたちは裏方だもん。ちゃんと役目を果たしてくれたわ」
「じゃ、次はわたしたちの番‼まずは……りんごちゃん、探さないとじゃない?」
そう、りんごちゃん。
沖縄県那覇市に住んでる、としか聞いてないから、りんごちゃんを見つけるのも長い道のり……だね。
でも大丈夫!
相棒のミオウもいるんだし‼
「ミオウ、掛け声作ろう‼」
「なんで?」
「なんとなく!」
じゃあ………
「パワフル☆ピース、活動開始‼ね」
「普通……じゃない、分かりやすくていいね」
ふふっ。
ミオウもポジティブになって来たね!
じゃ、ここはリーダーのわたしから‼
ミオウとわたし、手と手をかさねて……
「パワフル☆ピース………」
「「活動開始‼」」
D ヒンメル最強☆
に続きます。
すご、しゅんかんいどー!!
ミオウちゃんは相変わらず可愛い!
そして次、ヒンエルちゃん!?!?ヒンメルちゃんLOVEな私は見逃せませんね!
楽しみにしてます、薫先生!
ヒンメル!?
楽しみ楽しみ〜!
りの、ヒンエルになってるよ!
>>128
瞬間移動……ちょっと無茶だったかな?
ヒンメル……と言っても直接は出ないんだけど(笑)
>>129
みぃもヒンメルファン?
ありがとう‼
D ヒンメル最強☆
「りんごちゃんを探すといっても……なんか手掛かりないのかなあ。」
わたしが頭を抱えてると、ミオウが言った。
「たしか小4ってララさん言ってた。この辺で小学校探して聞いてみればいいじゃん。」
ミオウ、ナイスアイデア♪
早速探さないと‼
「じゃ、スマホの地図で………」
ポケットからスマホを出そうとするミオウ。
「待って‼」
わたしはミオウのスマホをポケットに押し込む。
「スマホ禁止ね!せっかくなら楽しまないと‼ほらほら、なんでもパパっと分かったら面白くない!」
わたしが言うと、ミオウはあっさり引き下がってくれた。
*※*※*※*※*※*※
小学校を探してプラプラ歩きながら、ミオウに聞いてみた。
「ミオウは沖縄来たことあるの?」
「バレエの合宿で、1度だけね。」
合宿かあ。
ミサンガでも合宿やってるけど、ミオウはどこ通ってるんだろう。
「ね、バレエってどこ通ってるの?」
「ミサンガ」
うそっ、ミサンガ⁉
「わたしもミサンガだよ!ミサンガでチアダンスやってる」
「知ってるよ。前にさらっと言ってたし」
うーん、覚えないや。
ミオウは些細な発言も覚えててくれるんだなぁ。
「あれ、小学校じゃない?」
ミオウが指差したのは、立派な佇まいの学校。
私立かな?
正門を見ると、案の定『私立朱玉翔陽綾紅女学園』と書かれていた。
ん?もしかして………
「『私立朱玉翔陽綾紅女学園(わたくしりつあかたましょうようあやくれないじょがくえん)ね。崎紅学園の姉妹校。」
やっぱり!てか、こっちの学校名も読むのに一苦労だね。
「略して朱紅学園(あかくれないがくえん)ね。ほら、今昼休みみたいだし。りんごちゃん探すならチャンスよ。」
わたしとミオウはこっそり運動場へ入る。
で、中に入ったら堂々とする。
あれ?
あの子たち、誰かいじめてない?
「なんできてるの。邪魔だよ。」
「こっち来ないで。シッシッ」
ちょっと、ダメじゃん!なにやってるのあの子たち‼
「トウナ。りんごちゃんを探してからよ」
「そっか。えっと……あっ、あなた4年生?」
近くにいた女の子に声を掛ける。
「はい。4年生……です」
「本当に⁉飴石りんごちゃんって知ってる?」
わたしが聞くと、その子は驚いて言った。
「それ………わたしです。わたし飴石りんごです。」
ミオウと顔を見合わせる!
ソウマじゃないけど、ビンゴーーーーーーーッ‼だよ!
「あ、もしかしてヒンメルのおかげかも。私、この前ヒンメルに私の好きなお菓子あげたから……」
うわ、ヒンメルすごい!
ヒンメル先輩って呼ぶことになる日、遠くない……かも。
よし!
「りんごちゃん!わたしたちと話さない?その………悩み事あるでしょ。秘密は守るから!」
ここからが本番なんだから!
ヒンメルより、ミオウちゃんの方が好きかも!
ミオウちゃんファンだよ!
ミオウファンか、ありがとう‼
134:みぃ◆8Q:2017/08/08(火) 10:07いえいえ////
135:薫:2017/08/09(水) 15:42 E りんごちゃんとまことちゃん
人の少ない校舎裏に行って、りんごちゃんが話始めるのを待つ。
「えっと……お姉さんたち、お名前は……。あと、朱紅学園の児童じゃない………ですよね」
うわぁ、自己紹介忘れてた‼
「わたしは浄坂桃奈。トウナって呼んでね!◯◯県M市立律鎌小学6年だよ!で、こっちが……」
「真路美桜、ミオウって呼んで。朱紅学園の姉妹校、崎紅学園の6年よ。生徒会書記をやってるの。よろしく」
わたしたち二人が自己紹介をすると、りんごちゃんは言った。
「もしかして、わたしの悩みを聴いてくれる………」
りんごちゃん、鋭い‼
「そうだよ。秘密は守るから、話してよ。ねっ☆」
ミオウも『うんうん』って頷いている。
「あの、絶対絶対言いませんか?本当に……」
「うん。約束よ。嫌なことはしないわ。ほら、ゆびきりげんまん。」
ミオウ、ナイス!
ミオウの優しい言葉に、りんごちゃんは安心したみたい。
そして、話してくれた。
「あの………わたしのクラスメイトの子が嫌がらせを受けていて。そんなにひどいことじゃないかもだけど、無視されたり物隠されたり1人ぼっちだったり。その子……空閑まことちゃんって言うんです」
そこで言葉をきって、りんごちゃんは下をむいた。
「わたし最近転校して来たばっかりで。まだ友達らしい友達がいなくて。まことちゃんも仲がいい訳じゃないんだけど、まことちゃんとえっと……仲良くしたくて。嫌がらせを見てるだけじゃ嫌で。でも、わたし……………」
りんごちゃんはもう一度息を吸って、声を出した。
「秘密が……あって。個人的に言いたくないこと、なんですけど……。その、わたし、喘息持ちで。けっこうひどくて……。引っ越して来るまで、入院してたんです。で、また1ヶ月後くらいから東京で長期入院の予定があるんです。わたしは海が好きだから、長期入院まで海が綺麗な沖縄に住む事になったんです。」
………りんごちゃん。
大変なんだね。
「だから今まことちゃんと仲良くしても、わたしまた引っ越しちゃうし………。そうしてまことちゃんがまた嫌がらせ受けちゃうかもだし。だからわたし、どうしたらいいんだろう……って。あ、説明分かりにくい……ですよね。ごめんなさい」
そっか。まとめると、
・嫌がらせを受けているまことちゃんを助けたい
・でもりんごちゃんはまた引っ越しちゃうから、まことちゃんがまた嫌がらせを受けちゃうんじゃないかと心配
・喘息持ちだということは知られたくない
って事かな。
よし。
りんごちゃんが前向きなってくれるように頑張る‼
F りんごちゃんの決意
に続きます。
今週中に2話完結………かな?
応援してるー!
りんごちゃんあきらめないで!
みぃサンキュー!
りんごちゃんはこれから…………続きは本編で!
F りんごちゃんの決意
「あのね、私の意見なんだけど…………逆に考えれば、だよ。少しの期間しか居れないのなら、自分のやりたいことをしたいと思わない?それにね、引っ越しても友達でしょ。引っ越したくらいで友達じゃなくなるんなら、本当の友達じゃないよ。だから、自分の今やるべき事を考えてみればいいんじゃないかな」
ミオウの言葉に、りんごちゃんは考えて…………言った。
「じゃあさ、まことちゃんが…わたしの引っ越した後、また嫌がらせ受けちゃわないかな。そうしたら、わたしと仲良くしても意味ないし…………」
うーん。それは何とも言えないね。
「りんごちゃん。世の中に『絶対』なんてないの。だから保証はできないけどね。まことちゃんと本当の友達になったら、まことちゃんも『りんごちゃんが頑張っているから頑張ろう』って思えるんじゃないかな。それに、意味がないなんてことはない。世の中、どんなことにも意味があるんだから」
わたしの思いを伝えると、ミオウも言った。
「そうよ。意味ないなんてないわ。人間、どんなことにも影響を受けて、これからの人生におおいに役立つわ。ま、私もまだ11年、12年しか生きてないけどね」
そして………みんなでふふっと笑った。
「わたし、決めました。あの、ちょっと来てくれますか?」
りんごちゃんの決意に満ちた目に、わたしとミオウは大きく頷いた。
G 飴石りんご、堂々宣言☆
りんごちゃんについて行った先は、りんごちゃんのクラスだった。
全然知らない、関係ない学校に入るのは緊張したけど、イタズラのスリルとドキドキがあって面白い‼
昼休みが終わって間もない教室は少しガヤガヤとしていたけれど、りんごちゃんは黒板の前に立って大きな声を出した。
「あの………みんなに、みんなに聴いてほしい事があります‼」
そのはっきりとした口調に、みんなが黙る。
あ、わたしたちは廊下で見守ってまーす!
りんごちゃん、頑張れ‼
「あの………わたしは、喘息持ちで、今まで入院していました。そして、1ヶ月後にも長期入院の予定があります。海が好きだから、入院の前に、と引っ越して来たんです。だから、またすぐに転校します。ここにいる間は短いから……やりたいことをやろうと思って。だからわたしの意見を言います‼」
そして、大声で言った。
「わたし、まことちゃんに嫌がらせをするのに反対します!」
りんごちゃん………!
わたしとミオウは顔を見合わせる。
やったね、りんごちゃん‼
「まことちゃん。わたしと友達になろう‼」
りんごちゃんの言葉に………笑って頷くまことちゃんが見えた。
りんごちゃん、まことちゃん、よかったね。
わたしたちの解決事務所の仕事、無事成功☆
H 本題はこれから
に続きます。
エピローグのような物ととらえてください。
りんごちゃんカッコいい!
ヒロインじゃん!
みぃ、ありがとう‼
なんか、物語すんなり進みすぎかも………?
リレー、書いたよ!
H 本題はこれから
あれからりんごちゃんとまことちゃんに挨拶して、事務所に帰って来た。
なんか役目が終わったら、いきなりララさんが現れて、
「はい、お疲れ様」
って言って……………。
気付いたら事務所に帰って来てたの。
解決事務所、やっぱり謎。
そして、わたしたち大事なことを忘れてた‼
『事務所反対の人物』
について!
よし、ラウノさんとリウンさんに話をきいて、本当の問題を解決しなきゃ‼‼
解決事務所 パワフル☆ピース 3話に続く
リレー終わったから、創作板戻ろ。
3話も楽しみにしてるよ!
>>145
OK!
ありがとう
【あとがき代わりの2人の手紙】
皆さんへ
飴石りんごです!
今日は薫先生に伝言を頼まれました。
『今回は変なミスをたくさんしましてすみません‼2話……の割には雑になっちゃったかもです!』
とのことです。
……先生、雑なのは困りますよ。
あ、わたしは長期入院に入りました。
でもまことちゃんと仲良しです。
これもトウナさんとミオウさんのおかげ。
ありがとうございました!
皆さんへ
空閑まことです。はじめまして!ですね。
物語では直接登場しなかったので、私のことはみんなあんまりしらないかな。
ふふ、でも薫先生が面白いことを思い付いたようです。
自分の物語の登場人物の設定をメモする+裏設定でより物語を楽しめるようにと創作板に『薫の小説裏設定集』というものをつくったんです。
ぜひ覗いてみてください。(亀更新だと薫先生は言ってました)
それでは。
※宣伝
みぃ先生と『解決事務所パワフル☆ピース』✖『*レインボーハッピー*』でコラボしました。ぜひ読んでくださいね。
【3話あらすじ】
トウナです!
事務所反対派はだれか!
ラウノさんとリウンさんに連絡をとったら、また事務所のシステムを1つ知って………。
そして、反対派に関する情報GET☆
そして、それを踏まえて話し合い‼………なんだけど、漫才になってない⁉
事務所メンバーのお笑い程度に受け流して‼
超短編になると思うけど、笑って読んで!(って、作者が言ってた)
みんな、これからもよろしくねー☆
宣伝ありがとう!
そして、3話めっちゃ面白そう。
続きすごい楽しみにしてる。
これからも頑張ってっ!
ヒンメルちゃんとミオウちゃんのこと、いつまででも大好きだからっ!!
それに薫ちゃんの小説、大大大好きだからっっ!!
FIGHT、薫ちゃんっ!
りのちーありがとう‼
私も、りのちーがたとえ私のことを忘れても、大好きだからね、りのちーの小説もりのちーのことも!りのちー、FIGHT!
@ 事務所の1コマ〜ダジャレ対決〜
ふふっ。
負ける気がしない!
だって、いつもお父さんのくだらないダジャレ聞いてるから‼
「いくよ、ソウマ!布団が〜っ、吹っ飛んだ‼」
まずは定番から。
「次はオレだな。アルミ缶の上にあるミカン!」
まだまだだねぇ、ソウマ。
「レモンの入れもん!」(わたし)
「イクラはいくら?」(ソウマ)
「冷やし中華は冷やし中か?」(わたし)
「忍者は何人じゃ?」(ソウマ)
「猫がねこんだ!」(わたし)
「このソーダはうまソーダ‼」(ソウマ)
なかなかやるね、ソウマ。
ん?何をしてるかって?
へへっ。
ソウマとわたしでダジャレ言い合って、先に笑った方が負け!っていう勝負。
ララさんとヒンメルに至っては、呆れてほっといてくれる。
「次はわたし!えっと………」
「瓜売りが瓜売りに来て瓜売り残し、売り売り帰る瓜売りの声」
「「ミオウッ⁉」」
後ろから声が聴こえて振り向くと、ミオウが立っていた。
ミオウ、それって早口言葉だよね!
でも、なんか笑える!
「ははっ。ミオウ、面白い」
「プッ。ホントだな。勝者ミオウだ」
ソウマもわたしもミオウに負けた‼
「次は早口言葉で勝負だよ!」
「おう、負けねぇぜ?」
この時、ミオウは頭に?マークを浮かべ、ララさんとヒンメルは呆れてため息をついていたんだとか………
A ラウノさんからの連絡
に続きます
A ラウノさんからの連絡
「くだらない勝負はおしまいにして。ミオウから、報告があるのよね」
ララさんが仕切り直して、ミオウに報告を促す。
………そんなにくだらなかったかなぁ。
でも、この楽しさが分からないなんて、逆に言えばララさん可哀想。
でも、人それぞれの楽しみかたがある!
おっと、ミオウの話を聞かないと。
「ラウノさんに連絡を取りました。事務所に反対している人のことですが………」
ミオウの話し方は上手い。
思わずごくっとツバを飲んじゃう。
事務所反対の人………
「事務所に招いた人で、唯一前向きにならなかった人がいるとのことです。で、その人は確か、吸血鬼だったんだとか」
「吸血鬼⁉」
思わずすっとんきょうな声を出してしまう。
そんな人間以外の人の相談にものるの?
事務所、謎だ。
「ラウノさんによると、人間ではない者のため、事務所のことを知りすぎたのではないか、と。まあ、ラウノさんの仮説だそうですが」
ふうん。
一理ある、ね。
その可能性、高いんじゃない?
前向きになれなかったから事務所を批判する。
で、人間じゃないから事務所を詳しく知ることができた。
吸血鬼なら特別な力を持っていてもおかしくない。
だから沖縄から事務所に続く道を遮断。
なかなか筋が通っていると思う。
「ねぇ、それ有力な説だね。ほら、ソウマもララさんも……」
二人を見ると、強張った顔でフリーズしていた。
どぉしたの?
ヒンメルも、珍しく(?)動揺してるっぽい。
すると、ララさんはミオウに厳しく言った。
「ねえ、そのこともっと詳しく知ることはできない?ほら、リウンとラウノに連絡取って。かなりひどいわ。事務所始まって以来の大事件よ」
………そんなに?
ソウマもヒンメルも頷いてるけど、そんなに?
わたしとミオウは頭に?マークを浮かべつつ、連絡を取ることにした。
B 1年後には、もう。。。
に続きます。
ララさんが焦ってる理由は?
最初からよーく読むとわかる………かも。
(この時点でわかったら、わたしから解フル☆愛読者&熱心なファンで賞をあげる!あれ、そんなのいらない?あはははは!byトウナ)
どうも、薫です!
いきなりですが、解フル☆登場人物の男子の名前を創作板で募集しています!
詳しくは、創作板『薫の小説裏設定集』へgo♪
期限は3話完結まで!
ぜひぜひ考えてみてくださ〜い!
B 1年後には、もう。。。
ミオウがラウノさんに電話をしている間、わたしはなにが大変な事なのか、1人で考えていた。
最初に沖縄の道が遮断されたときも、かなり深刻な雰囲気だった。
でも、今回の慌てよう。
これからの事務所が心配になるほどだよ。
「電話終わったわ。今度事務所に来てもらって話をしたいと思うんだけど、どうかしら?」
ミオウ、ナイス!
そうすれば、みんなで効率よく話し合えるし☆
でも、ララさんは論外というように首を振った。
「あら、知らないの?事務所員を卒業したラウノたちはここに来れないわ。」
え………
「ラウノさんだって、事務所員だったし………」
「だった、でしょ。今はちがうのよ。事務所員の任期は1年。役目を終えたら、本当に事務所を必要とする悩みを持つまで、ここには来れないわ」
そんな………
「あなたたちも、来年度にはここに来れないわ」
事務所のシステム。
決まりなんだから。
そう思ったけど、胸がチクリと痛んだ気がした……けど……気のせいだよね。
C ラウノさんとリウンさん
に続きます。
C ラウノさんとリウンさん
ラウノさんたちは事務所に来れない………ということで、またまたあのオシャレカフェで待ち合わせすることになっちゃいましたっ!
あの、わたしが入り口でウジウジしてたあの………
わたしには似合わない、オシャレカフェ‼
ミオウと初めて会ったところだね。
今は7月。
もうすぐ夏休み!
ってとき。
ラウノさんとリウンさんに日程と場所を合わせます、って言ったら、このオシャレカフェになっちゃったんだよぉ。。。
でも、事務所反対の吸血鬼さんのことも知りたいし!
事務所の仕事だっ‼
わたしがえいやっと店内に入ると、みんな集まっていた。
「うわっ、わたし待ち⁉ごめんっ‼」
でも、なんでみんなこんなオシャレカフェに普通に入れるのーっ‼
でも、この前は45分ドアの前にいたんだから、進歩だよね?
ね?
うんって言ってーーーー‼‼‼
あ、早く席に着かなきゃ。
「じゃあ、改めて自己紹介ね。わたしからでいい?知ってると思うけど、春十良乃。前代の解決事務所員、リベルテ*ソフィアの一員だったの。」
ラウノさんたちのコンビ名、リベルテ*ソフィアっていうんだ!
なんか格好いい!
「次はあたしね。あたしは麻知咲里雲(まちさき りうん)リウンって呼んでね。リベソフィのリーダーだったわ。今は福岡県にいるの。よろしくね。」
リウンさん!
はじめましてだね!
わたしもミオウも、頭をさげる。
次はわたしだね!
「浄坂桃奈、解決事務所員です!パワフル☆ピースのリーダー!よろしくお願いします‼」
悪くないね!
次はミオウだ‼
「真路美桜、小6の解決事務所員です。よろしくお願いします」
よし、自己紹介終了!
ここからが大切だね‼
吸血鬼さんの情報、GETしちゃうんだから!
D 吸血鬼REO(れお)
に続きます。
D 吸血鬼REO
「あの。今までの流れ、軽く説明しますね」
わたしが言うと………ちゃんとミオウが反応してくれた。
わたしが説明するより、ミオウが説明する方がずっといい。
「まず、はじまりは…………」
わたしも頑張らないと。
ミオウみたいに賢くなるぞっ☆
えいえい、おーーー!
………とか言っているうちに、ミオウの説明は終了。
するとラウノさんは、一冊のノートを取り出した。
「すごい。全部記録してあるんですね」
ミオウが言うと、ラウノさんは笑って言った。
「うん。リウンがリーダーで、わたしが書記だったから」
すごい。
自分達でやることを考えて、より良くしようとしたんだ。
よし、見習おっ☆
「吸血鬼のことよね。ほら、えっと……名前はREO。れお、ね。幼稚園児くらいの身長に可愛い顔だったわ。でも毒舌で、前向きになってくれなかった。なんか……本当の自分を出していない感じだったわ」
REO……特に聞き覚えない。
うーん。
「このノート、貸してあげるわ。ララさんたちと、よく話し合ってね」
うん。
わたしのやるべきことをしないと!
E 決意表明!
に続きます。
かおるん!やっほ〜
小説頑張って!
>>163
ありがとう‼
もしよければこれからも読んでね‼
頑張るよ☆
E 決意表明!
あれから事務所に戻ったわたしたち。
ララさんたちは話を聞いて、よりあたふためいた。
なんでそんなに慌てるの?
わたしにはよく分からないけど………とりあえず、会議‼
「では第2回、事務所会議を始めます。司会は私ミオウ、書記はララさんです。議題は、『これからの事務所の仕事について』です。意見ある人」
これからの仕事………吸血鬼REOのことや、その他いつも通りの悩み相談の受付についてだ。
わたしは………
「はい!わたしのやりたいことは……両方!どうせなら、この環境も楽しみたい‼相談も受け付けて、REOのことも平行して考える!…………どう?」
わたしの言葉に、ミオウは
「むずかしいと思うけど、賛成」
と言ってくれる。
ララさんは
「実行するのはあなた達よ。自分たちで決めなさい」
と発言。
なら。
「わたし頑張る‼悩み相談も、REOのことも!」
「………それでこそトウナだな」
聞こえた、ソウマの声。
F ララさんの心の声
プロローグと捉えてください。
ごめんなさい!
プロローグじゃなくてエピローグです!
でも、4話のプロローグにもなる……かも。
F ララさんの心の声
わたしが決意を新たにしていたころ、とある事を考えている事務所員がいた――――
∇∀∇∀∇∀∇∀∇∀
吸血鬼、REO。
それは、かつての××××。
しかし、ソウマとのことがあって………。
それが今回の騒動に関係しているのだろうか。
しかし、それは余り関係ない。
過ぎてしまったことだから。
何も出来なかったあたしに出来ること。
それは、事務所員を支えることだった。
その実力が、きっと試される―――――
4話に続く
170:みぃ◆8Q 好きな人じゃない男の子とは楽なのにどうして好きな人は楽じゃないの!?:2017/08/22(火) 07:35 3話読んだよー。
4話も頑張ってね!
始まり方からして、>>168はプロローグの方が近いかな?
【あとがき】
こんにちは。お久しぶりの薫です。
いやぁ、3話は短かったですね〜(書いた人が言うなよ)
4話にくっつけてもよかったんですけど、やっぱり3話として書きたかったんですよね。
ところで、ララさんの意味深発言の意味は分かりましたか?
まだ、分からない……かな?
この時点で分かったら、トウナが解フル☆名誉ファンで賞をくれるそうです(笑)
ヒントは最初の方にあるかな?
それとララさんの発言を合わせれば、分かるかも?
伏線は一応はってあるし、これからもはっていくのでそのうち分かると思います。
そして、お知らせが3つ。
1つ目は、コラボについて。
みぃ先生と、『明スイ』×『解フル☆』でコラボしました。
真美ちゃんとミオウが主人公!
そして、今は『レイハピ』×『解フル☆』で二回目のコラボ中。
藍ちゃんとトウナ、ミオウがショッピングに行きます!
ぜひ読んでくださいね。
そして、2つ目。まぁ、単なる宣伝です。
私の新作
『わじ小ラジオ部ON AIR!』シリーズ
『ガールズバンド フピガルッ!』シリーズ
もぜひ読んでください。
解フル☆を優先しているので、まだまだ進んでいませんが、更新されていたらぜひ目を通していただければと思います。
そして、3つ目。個人的なことなのですが……
私、今年受験生なんです。
なので、勉強を優先させたいので、しばらく更新できないと思います。
でも必ず書くので、どうか待っていてください。
よろしくお願いします。
そして、最後になりましたが、読んでくださった皆さん、コメントをくれた皆さん、本当にありがとうございました。
4話もお楽しみに!
皆さんの1日が良い日になりますように!と願って 薫+*Mio+* (←微妙に名前、変えたんです)
【第4話あらすじ】
REOの事で大騒ぎ!
……になるかと思いきや、そうでもない事務所。
でも、確実に何かが変わっていて……。
そんな中、事務所を必要とした人物は、なんとモナミの好きな人⁉
その相談内容は……なぜか拍子抜けのトウナ。
そしてミオウとモナミの意外な接点も明らかに!
4話もよろしく!(byトウナ)
【登場人物 4話ゲスト】
天宮 大地(あまみや だいち)
モナミが恋をしている男子。
去年トウナと同じクラスだった。
爽やか少年だが、意外な裏の顔が………?
@ 恋する乙女♡
あぁ……神様、女子力をくれぃ!
どうも、ユイカとモナミについていけない。
だってだってぇ!
恋なんて、したことなぁい‼
はい。
今までの、わたしたちの会話をお聞きください。
あ、あはははは……!
*#*#*#*#*#*#*#
夏休み明け、とある日の休み時間。
「ねぇねえ、モナ。天宮くんと進展あった?」
ユイカがなんとなぁく聞くと、モナミははぁっと溜め息をついた。
「それが、なかなか接近出来ないのよ。ほら、天宮くんとわたし、接点がないじゃない。そういえば、ユイは好きな人できたの?ほらほら、最近小松田くんのこと、チラチラ見てるじゃない〜」
ヴッ。
これ、わたしが苦手な恋バナってやつだ。
うわあ、わたし恋したことないし、されたこともない!
「トウナは?好きな人いないの?」
「いない……んですよ」
「だろうね。告白されたことは?」
「ない……んですよ」
「だろうね」
………地味に傷つくよ、モナミ。
「で、ユイの小松田くんは?」
「そ、それが……」
ユイカも恋ってするんだぁ。
ちょっと意外。
ま、女子だし、人間だしね。
「あ、授業始まるじゃん。ごめん!ユイ、あとで聞くね。あ、今日の放課後わたしん家来ない?みんなで恋バナ!」
放課後かぁ。
わたし、なんだかんだ言って事務所に入り浸ってるんだよなぁ。
でも、毎日来いって言われてる訳じゃないし。
別にいいけど……モナミの家に行くなんて初めて!
「家族の方に迷惑にならない?いいなら行くけど……」
「こーゆー時は遠慮する方が失礼よ。それに、今日はチアないんでしょ?おいでよ」
わあ、モナミの家!
「行く!ぜひお邪魔させていただきますっ!」
「ユイも来るでしょ?決まりね。」
今日の放課後、すっごく楽しみ☆
友達と遊ぶなんて、久しぶりだし!
特に、去年までボッチだったわたしは……ね。
うわぁ、わたしが嫌いな社会も頑張れそうだよ!
A モナミの兄弟
一度家に帰って、珍しくあったお菓子をナップサックに詰め込んで家を出る。
わたしはモナミの家の場所を知らないから、近くの公園で待ち合わせ!
いつも事務所に行くときに来る公園だけど、いつもよりキラキラ光って見える☆
モナミの家!
楽しみ過ぎる!
「トウナ。こっち」
わっ、いつの間に!
ひょこっとモナミが現れたかと思ったら、もうスタスタ歩いている。
うわぁ、ワックワク!
わたしは小走りでついていく。
歩いて3分くらいかな。
入っていったのは、綺麗な一軒家。
「ユイはもう来てるよ。ほらほら、入って」
モナミに急かされて、
「お邪魔しま〜す」
と挨拶。
「いらっしゃい、トウナちゃんかしら。最那実の母、菜津南です。よろしくね」
「はい!モナミちゃんと同じクラスの浄坂桃奈です。お邪魔します。よろしくお願いします‼」
なつなさん……あんまり聞かない名前。
「ごめん、家兄弟がうるさいかもだけど。あ、わたしの部屋行こ」
兄弟かぁ……。
「何人兄弟?」
なんとなく聞いてみた。
せいぜい3人くらいかなぁ、って思ってたけど、予想外の答えが!
「えっと……わたし入れて7人かな。兄貴と姉貴と妹二人、弟二人」
……………凄いですね。
という素敵な(?)家庭を持つモナミを羨ましく思いながら、モナミの部屋に足を踏み入れた。
モナミの兄弟については、創作板を見てみてね!
B ユイカとモナミの恋事情
「で、で、で?ユイはどうなのぉ?」
早速聞くモナミ。
休み時間、言いかけてたやつね。
うーん、気になる。
「えっと……小松田くんのこと、だよね?」
「うんうん!」
頷きまくるモナミ。
好きだねぇ、恋バナ。
「えっと……小松田くんに………そのぉ…」
「なになに?恋しちゃったの?落ちちゃった系?」
落ちちゃった系って……モナミ………。
「うぅん…よく分かんないと言うか……そのぉ…」
「ユイ、覚悟を決めてはっきりと言うのだ!」
モナミも、なんでユイカが恋したことにしたいの?
なんか笑える。
「えっと……小松田くんに、こっ、こ……」
「こ〜?」
モナミ………
なんか、反応がワンパターンだね。
「えっと………告白、されて。その……付き合って、って」
「おおおおおーっ!返事した?付き合います、喜んで♡って」
なんでモナミが決めるんじゃい!
「え、と………まだ…」
「どーせなら付き合お!小松田も良い奴じゃん?」
なぜに疑問系!
「今のところどうしようと思ってる?」
「断ろう……かな」
「なんでぇ!」
「いや、好きじゃない人とは……ね」
モナミはがっかりしてるけど………………あははは、は。
「ま、いーや。わたしね!えっとぉ。ふふふふっ♡」
うふふふ、って……。
「わたしが好きなのはぁ♡」
デレッとしながらほっぺに手を当てる、モナミ。
「天宮大地くん……」
あーあ、ユイカ言っちゃった。
てか、大地好きなの?
「ユイ、言わないのぉ♡にしても、天宮くん、カッコいいよねぇ♡」
大地ねぇ……
「大地かぁ……去年同じクラスだったよ。爽やかだけどちょっとうるさいよね〜」
「トウナ!大地って呼んでんの?なんでそんなに仲良さげに?」
そ、そんなに驚く?
「いや〜、去年同じクラスで隣の席だったからね〜」
「てことは、仲良い?」
今は、そうだなぁ……
「クラス離れてからあんま話してないかな」
「話しかけることは?できる?」
なんでわたしが?
「できるけど。なんでわたし?」
「たしかに……」
ユイカーーーっ!同感ありがとう‼
「いやぁ、だってだって、わたし天宮くんに接点ないし。ほらほらぁ、トウナを通して仲良くできたらなぁ〜ムフフ♡」
なんで自分で話しかけないの!
「でもいいよ。大地そーゆーの気にしなさそうだし。でも、自分で話しかけた方がいいんじゃない?達成感あるってゆーか」
「たしかに……」
ユイカ!同感ありがとーーーっ!
「ま、それもそうねぇ……」
……結局、その日は話すだけ話して、解散したんだけど、ね。
結論、出ずに。
C モナミとミオウの意外な接点
『あ、トウナ、ミオウと知り合いだったよね。伝えてくれないかな。ミキリさんによろしく、って』
そう伝言されたわたしは、次の日に事務所に言った時、ミオウに言った。
「あのね、ミオウ。モナミが『ミキリさんによろしく』だって」
なんとなく言ったつもりだった。
でも、ミオウはヒンメルを撫でている手を止めて、眉をピクッと動かした。
なんか、不味かった……かな?
「トウナ、モナミと同じ学校だったっけ?」
「うん。同じクラスだよ」
「そう」
そして、またヒンメルを撫ではじめた。
「ミオウとモナミはなんで知り合ったの?」
「バレエ教室が同じだったの。あとは………」
「あとは?」
「………なんでもない。モナミはもうバレエ辞めちゃったけどね。まぁ……」
ふと、昔の……知り会ったばかりのミオウが見えた気がした。
てか、モナミもバレエやってたんだ〜初耳!
それに、ミオウと同じってことはミサンガだよね。
意外な接点!
ミオウって自分から友達創るタイプじゃないと思ったんだけど。
ま、いいや。
……あれ?
「そーいえば、ミキリさんって誰?」
ミオウは、また眉をピクッと動かした。
あ、なんかダメだった?
「私の姉。なんでもないよ」
「………?わたし、ミキリさんて誰か聞いたんだけど……」
なんでもない、って……。
「………………」
その日、ミオウは何かが違ったけど………。
D 依頼はまさかのあの人から!
そして、それから何日かが過ぎ。
運動会の練習も始まってます!
特に、わたしたち6年生は小学生として最後の………って、よく聞くフレーズが当てはまるから、絶対に良い思い出作りたい!
運動好きのわたしがみんなの役に立てる唯一の行事と言っても過言じゃぁないんだから!
今年もリレーの選抜メンバーに選ばれたよ!
6年連続‼
すごいでしょ?
そんな時、依頼が来たんだ………!
「トウナ、ミオウ。新たに事務所を必要とする人が現れたわ」
ララさんの言葉に、パッと飛び付く。
事務所に来てすぐのこと。
「おおおぉぉっ!受ける!で、どんな人?」
わたしが興奮気味に言うと、ララさんは水晶を見ながら言った。
うん、楽しみ‼
「名前は……天宮大地。小学6年生で…トウナと同じ学校ね」
大地?
大地が………?
「トウナ、知り合い?」
ミオウの言葉に、コクっと頷く。
「去年同じクラスだったよ!あとあと、友達が大地のこと好きなの!そっち関係だったりして☆」
「可能性はなくはないと思うけど……」
ミオウの返答に、わたしは確信する。
大地はモナミとのことで悩んでいる!
ここに来て前向きになって、サクッとモナミに告白してもらわなきゃ☆
「いや、違うわね。運動会のことで悩んでいるみたいよ」
ズコーーーッ!
運動会って……大地が悩む要素ある?
大地運動得意じゃん!
あーあ、恋愛相談だったらよかったのにぃ。
「だいたい、おめぇらが恋愛相談になんてのれるか?非モテで非リア、好きな人すらいないくせに」
ソウマ!忘れてた!
けど………かなりグサッと来たあぁぁぁぁ!
でも、その分好きな人がいない非モテで非リアな子の相談には乗れるじゃん☆
「………バカポジティブ」
ソウマの言葉は……褒め言葉だよね?
E モナミと大地
で、学校。
朝家を出ると………
「おはよう」
「モッ、モナミ⁉」
そう、モナミがいた。
その訳は……
「大地くんと仲良くなるの!素敵女子は、爽やかな挨拶!キラキラの笑顔!そして清楚な見た目!が条件なのよ」
だそう。
は、はぁ………。
わたしには、どうも良くわからない。
その人が素敵かなんて、関わった人が決めるんだし。
条件なんてあるのかなぁ?
まぁ、いいや。
「大地くんの通学路は?どこ?」
モナミ、残念。
わたし達の通う律鎌小学校の学区は、律鎌町、崎澤町、仲ヶ江町。
で、わたし達の住んでいる町は律鎌町(りつかまちょう)
大地の住んでいるのは仲ヶ江町(なかがえちょう)
つ、ま、り!
「大地とは、通学路が違う!」
頭がいいモナミがなんで気付かないのかな?
通学路は6年間変わってないから、この通学路に誰が通るかくらい、知っててもおかしくない。
つまり、大地は通学路が違うことくらい、気付くよね?
「そっか……残念。よく考えれば、住んでいる町でも通学路はいくつもあるし。通学路が同じなんて奇跡なんだね」
モナミ、言い過ぎ。
でも、元気出そうよ!
「学校で話せばいいじゃん。おはよう、って。ちょっとすれ違って挨拶するのは自然でしょ?」
うん、モナミ、頑張って!
学校には、もう沢山の児童が登校していた。
大地、いるかな?
わたしがキョロキョロしていると、モナミは一瞬で大地発見‼
「あそこだ!トウナ、行くよ!」
「え?あ、うん」
早業だ〜
「なんで、こんなに直ぐ分かるの?大地がいるって」
わたしがなんとなく聞くと、モナミは驚いて言った。
「逆に、なんで分かんないの?」
「??え??」
「好きな人は、すぐに見付けられて当然なの!」
う〜ん……イマイチよく分かんないや。
ま、いっか。
「早く行くわよ、トウナ!」
モナミに押されて、わたしは大地の方へ向かった。
大地に挨拶するのに、なんでこんな大げさに………?
大地の近くに行くと……おおっ、ユイカ発見!
友達なら直ぐ見付けられるのに。
「ユイカ〜おはよ!」
わたしが挨拶すると、ユイカは笑って言った。
「おはよ。モナミ、天宮くんに挨拶するんでしょ?だから近くにいた」
おおっ、ユイカさすが!
ここは、さりげな〜く……
チャンス!大地一人だ!
「あっ、大地じゃん!久しぶり!おはよ☆」
よし、成功!
F 気持ち
あとは、大地がモナミに気付いてくれたら……!
「おっ?トウナだ!おはよう‼友達出来たのか?」
キターーーーーーッ!
モナミとユイカの方を見る大地。
「えっとね……こっちが神野最那実。こっちは、真田唯科。わたしの友達だよ!」
わたしが紹介すると、モナミは顔を輝かせて
「おはようございます!天宮くん!」
と言って、ユイカはペコリと頭を下げた。
その時の大地の顔。
ドキッとしちゃう笑顔だったよ。
モナミと上手くいってほしいって思ってたけど、知ってる大地じゃないみたいで……なんか複雑。
去年ボッチで変人扱いされていたわたし。
隣の席で、授業中こっそりお喋りしたり、物を借りあったりした。
わたしの……なんだろう、友達?
友達なのかな?
わたしにとっての大地………。
ねぇ、なんでこんなこと思うの?
わたしじゃないみたい。
トウナ、なにやってんの?
ねぇ、教えて…………
G モナミ、落ち込む(?)
あれから、軽く雑談をしてから教室に入った。
……変な心境のまま。
あれから、授業も頭に入んないし。
もう、なんなの?
トウナ、おかしいよ。
もう………
浄坂桃奈、もう……なんかヤバい……。
「トウナ、トウナ!」
モナミの声。
「え………?」
「もう、今日ずっとこうなんだから!」
……モナミ?
声が上ずっている。
無理して明るく振る舞ってるような感じ。
「もう……あなた、鈍感ね。気付いちゃったのよ、天宮くんはトウナのこと………」
そう、無理して笑うモナミの顔が……クシャッと歪んだ。
「それに……トウナも……全然、分かってないし……」
そうして、モナミの目からポロッとしずくが。
「モナミ⁉」
どうしたの!なんかあった?
わたしが我に帰ってオロオロすると、モナミは言った。
「だから………鈍感」
H 鈍感
鈍感……鈍感………わたし、鈍感?
何に対して?どうして?
わたしが頭に?を浮かべまくっていると、モナミは一言。
「トウナ、わたし、わたし………失恋、したっ…ゥッ…」
失恋?
なんで?
「告白したの?フラれたの?」
わたしがそのまんま言うと、いつの間にか来ていたユイカが廊下へ手招き。
どうしたんだろ?
純粋なわたしには分からない。
ってわたし、純粋なんだね〜
あはは、自分で言っちゃダメか。
……って、違う違う!
モナミのことを第1に考えなきゃ!
廊下へ行くと、ユイカは言いにくそうに口を開いた。
「あのね、詳しいことは言えないけど……トウナちゃん……じゃなかった、トウナ、確かに鈍感かもね……」
えっ⁉
わたし、そんなに?
驚き、桃の木、山椒の木〜って、ふざけてる場合じゃないか。
「いや、その……天宮くんとトウナの雰囲気で分かっちゃうよ。モナも、知りたいとか、知りたくないとか関係なく分かっちゃったんだよ。」
???
ごめんなさい、ユイカ。
わたし、バカなので分かりません!
てか第1、何が分かっちゃうの?
「トウナ……まぁ、その内分かると思うよ」
???
だから、何が……………?
I ジュリちゃん
あの後、習い事で大好きなチア、ミサンガ‼
だったんだけど、イマイチ力が入らず。
なんか、憂鬱……。
わたしは、下を向いてポテポテ歩く。
はあぁ……。
と、目の前に人影。
危ない、ぶつかっ……
「わあっ!」
「キャッ!」
二人でスッテンコロリン☆
って、☆つけるようなモンじゃないか。
あ、ぶつかった子!
「大丈夫?ごめんね、わたしの不注意で……」
「いえいえ、私の方が悪かったです……って、え?トウナ先輩?」
ん?トウナ先輩???
「あのっ、律鎌小学校6年生で、チアダンスと言えばトウナ!と有名な………」
??なんで?
「うん、律鎌小学校6年のチアやってるトウナ……だよ?」
わたしが言うと、その子はパアッと明るくなる。
「私、呉丘珠璃、ジュリです!くれおか、じゅり!あのっ、律鎌小5年の……」
ジュリちゃん……あっ、もしかして!
「あの、ジュリリちゃん?ほら、あの、書類手伝ってくれた……」
「はい!そうです!覚えていてくださって光栄ですっ!」
光栄、って……
「わたし、そんな凄い人じゃないよ?そんな事言わないで……」
そう言うと、ジュリちゃんは首を振る。
いやぁ、そんなに褒められると照れるって!
「あ、ミサンガ遅れちゃう。それでは、失礼します!」
あ……行っちゃった。
でも、なんか心が暖かくなるやり取りだった。
よし、頑張ろう。
事務所の仕事もあるし!
人間って、言葉って、不思議。
ちょっとしたことで喜んだり、悲しんだり。
えっと……イッイチチユウ?
いや、キドアイラク?
うーん、良く分かんないけど、とにかく!
ジュリちゃんに、感謝ッ!
なんか、名前を間違えまくっていてすいません……
基本、
薫+*Mio+*◆v.
薫+*Sena+*◆T.
は私です。ごめんなさいっm(__)m
J 事務所の仕事
ブーッ、ブーッ、ブーッ
スマホが震動する。
……なんだろ?電話だ。
「はい」
『もしもしっ、トウナ?ミオウだけど。ねぇ、あなた事務所の仕事忘れてない?最近顔だしてないから心配するじゃない!』
え?
確かに、最近事務所に顔を出していなかった。
『あなた、ずっと事務所に入り浸ってたのに、来なくなるんだもん。誰でも心配するわよ!』
ミオウ………
こんな私のことも、心配してくれるんだ。
「……ありがとう」
ジュリちゃんの事といい、ミオウのことといい。
心が暖かくなるね。
恵まれてるな、わたし。
「ミオウ……あのさ…」
『言いたくないこと、無理に言わなくていいから。ほら、もう遅いでしょ?おやすみ。また明日、ね』
うん。
ミオウは何でもお見通し。
「……おやすみ」
ありがと、ミオウ。
また明日、ね。
そして、翌日。
事務所に顔を出した!
久しぶりの空気!
「最近来れてなくてごめんなさい!仕事、頑張ろう!」
ミオウ、ソウマ、ララさん、ヒンメルに言うと、ふと気付いた。
次の仕事って……
「大地を前向きにすること……」
でも、大地元気だったよね?
じゃあ、なんで……?
「トウナ。今回は……あなた、相談相手役を降りなさい」
えっ?
ララさん、なんで……?
ララさんどーして???
トウナちゃん頑張って!
削除
193: 薫+*Mio+*◆v.:2017/09/01(金) 15:25 みぃ、ありがとう!
ララさん、なかなかスパルタだからね〜
>>192さんも!ありがとうございます。
どんな内容であれ、コメントくださる人がいるのは嬉しいです。(トウナと同じくポジティブに!)
K わたしの役割
なんで……なんで?
「ララさん!なんでそんな急に………」
わたし、何か悪いことした⁉
なんで?
「トウナ。もう多数決で意見は一致しているわ。あなた、最近変よ。それに……ねぇ」
最後の方は、少し笑う。
なんでよ!
「トウナ。あなたが天宮大地くんの悩みを聴き、アドバイスしたら…逆効果なのよ……ふふっ」
なんで笑うの⁉
笑いごとじゃないもん!
「トーナ。お前に恋愛経験0とか言って悪かったな。ははっ」
ソウマも!なんで⁉
てか、恋愛ってなに⁉
なんでを連発するわたし。
「トウナ。じゃあ、言い方変えるわ。あなたは今回、なにもしないのが仕事よ。その方が天宮大地くんにも、トウナにもいいわ」
そんな……
ララさん……大地の為って言われたら、言い返せないよ……。
トウナちゃんって、大地くんに恋したりした???
196:削除:削除削除
197: 薫+*Mio+*◆v.:2017/09/01(金) 20:24 みぃ、ふふふ。
私も予想してなかった進展なんだよ〜〜〜〜〜‼
L あっけない結末
その翌日、ミオウは大地の相談にのったみたい。
でも、私はその内容を全然知らない。
何があったのかも。
意外と大きな仕事だと意気込んでたのに、あっけない。
泰山鳴動して、鼠一匹。
この前ミオウに教えてもらったことわざ。
本当に、そんな感じ。
もう……なんか複雑。
この簡単な結末、なんなの……?
「ミオウ!大地……」
「言えない。言わないし、知らない方がいいわ。仕事よ」
「でもっ………」
「トウナ。自分で見つめ直しなさい。大地くんは、トウナの何………?」
大地は、わたしの…………
わたしの……わたしの……友達?
わたしはボッチじゃなかったじゃん。
大地がいたじゃん。
わたし……大地が好きなんだ。
友達としてか、人としてか、男子としてか分からないけれど…………!