恋に落ちるのは意外と簡単!?

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1:名梨:2018/07/30(月) 13:48

モチベーションの為、感想を投稿して下さると、ありがたいです。

俺、進藤 翔は声優を目指していた。
「全っ然ダメ!なんかー声に、心がないってうか、死んでるっていうか まあとにかく
やり直し‼」
高校2年 17歳 進藤 翔 声優志望。
もう、声優を目指して5年がたっていた。俺は、中学のころすっかり落ちこぼれて不登校になっていた。ほとんど部屋に引き込もっていて、常にパソコンを見ているような生活だった。2次元は、最高だ。裏切らないし、現実のことを考えなくて済む俺にとってのたった1つの方法だった。そんな時、声優さんのブログを見た。そこには、今まで引きこもりだったこと、いじめられていたことが書いてあった。まるで、僕じゃないか。僕も変われるのか。いや、変わりたいんだ!

2:名梨:2018/07/30(月) 14:04

その日から僕は、変わった。相変わらず、勉強は出来ないままだ。この高校に入れたのも、奇跡に等しい。でも、友達だっているし
目標もできた。
(僕は、声優になってみんなを幸せに、希望を持って欲しいんだ!)
その日、珍しく部屋を出た僕は、お母さんにすぐに言った。声優を目指したいと。
意外にも、あっさりと良いといってくれた。
俺の幸せが一番だといってくれた。
猛練習の結果、俺は青年の声、女性の声、ばあさんの声など色々な声が出せるようになった。
声優学校の試験を受けた。学校に入って僕は変わった。着々と、成長し、脇役だけれど仕事もあった。

3:名梨:2018/07/30(月) 14:12

けれども、もう貯金は底をついていた。
「これからだって、時に申し訳ないんだが、もうお金がないんだ。残念だが、勉学に専念してくれ。」
「ごめんね。翔…」
元々、家はそんなに裕福ではなかった。
中学3年の時だった。その時から俺は、勉強した。勉強して、勉強して、勉強して、なんとか公立の高校に受かった。

4:名梨:2018/07/30(月) 14:16

今も何度かオーディションには行っているが、受かりはしない。とぼとぼ歩いて家路についた。

5:名梨:2018/07/30(月) 14:25

夕食の時、母がこういった。
「実は、遠い遠ーい親戚の浅野家の執事のアルバイトを頼まれているの。翔やってみない?」
「え?浅野家ってあの浅野グループの?」
「ええ。あの、浅野グループの浅野家よ。」
全く、理解が追いつかない。どういうことだ。
「ちょっと、うちの家計もピンチだし、時給が良いから、OKしとくね〜♪」
「え〜〜〜⁉」

6:匿名:2018/07/30(月) 14:39

今週の日曜日早速行くことになってしまった。
私、浅野果穂は16歳。今日は、新しいお手伝いさんが来るらしい。
「はぁー。男じゃないといいな」
2年前だっただろうか。あの日は今思い出しても、手足の震えがてまらない。
「果穂ちゃん、可愛いよ…」
ツーと太ももを触られた。
「嫌っ!やめて!ンッ」
口を塞がれた。
「ん"〜」
ハァハァ、後ろから気持ち悪い声が聞こえる。
「綺麗な、色っぽい声をしているよ。」
この後はよく、覚えていない。私、どうしてたっけ。

7:名梨:2018/07/30(月) 14:47

「この家だったのか…浅野家っていうのは」
学校と同じくらいの大きさで、茶色の外壁だ。庭には、俺の名前の知らないような花が沢山咲いている。誰が見ても、豪華だと感じるだろう。俺の家からは、電車で30分くらいの、住宅街にある。
インターホンを押すと、メイド服のおばさんが出てきた。
「翔様ですか?こちらへどうぞ」

8:名梨:2018/07/30(月) 14:51

中は、とても豪華だった。広い玄関。シャンデリア。いったい、いくらするのだろう。
客間のようなとこらに連れられた。
「実は、果穂様は極度の男嫌いでして…
ですので、女装してくれません?」

9:名梨:2018/07/30(月) 15:00

頭の理解が追いつかないまま、いつの間にか俺はメイド服を、着せられていた。一応、スカートはひざ下まであるが、スースーする。
顔が赤くなっているのが自分でも分かる。
「まさか、こんなに似合うとは…これなら大丈夫そうですね!」
えっ?ちょとまて。大丈夫じゃないー‼
「主に仕事は、掃除と果穂様とのお喋りです。」
「が、頑張ります。」

10:名梨:2018/07/30(月) 15:06

俺は、果穂様とやらの部屋につれてこられたらしい。
「こちらは、新しいお手伝いさんのえーっと」
名前、考えてなかったのかよ!
「あの、えっと、瑠璃です。よろしくお願いします。」
「まぁ!瑠璃さんっていうのね!とっても、メイド服がお似合いだわ。声もとっても綺麗!」
「有難うございます。」
声優目指してて、良かったかも。ちょっと嬉しい。
「では、私はこれで。また今度会いましょう。」

11:名梨:2018/07/30(月) 20:32

(つ、疲れた〜)
この後 俺は廊下、階段、玄関、庭まで掃除させられた。広くて大変だったけれど、やり甲斐があった。
(えーっと、この後は瑠璃様の部屋に行くんだよね。)
コンコンッとノックをしてた。はーいっという元気な返事と同時に、ドアノブに手をかけドアを開けた。

12:名梨:2018/07/31(火) 12:33

すみません(ー ー;)誤字ありました。
(えーっと、この後は果穂様の部屋に行くんだよね)
コンコンっとノックすると、はーいと返事が返ってきた。俺は、ドアを開けて部屋に入った。

13:名梨:2018/07/31(火) 12:44

「瑠璃!来てくれたのね!話したかったの!」
「ありがとうございます。」
「瑠璃、私と話す時はタメ口でいいよ。」
俺は、少し戸惑い返事をした。
「いえ、でも…」
「私の、め・い・れ・い!!」
「わ、わかりまし 分かったよ」
ガチャ。ドアの空く音がした。
「瑠璃様そろそろ」
「わっ分かりました。またね!果穂様!」
俺は、急いで部屋を出た。果穂で、いいのに〜 と言っている果穂様の声が聞こえた。

14:名梨:2018/07/31(火) 12:57

俺は、始めに入ったあの部屋に連れられた。
「瑠璃様。いえ、翔様。お願いがあります。果穂様の男嫌いを直して頂け無いでしょうか。」
「は、はぁ。」
「報酬は、出します。女として、近づいて頂き、中身が男の貴方ならきっと男に慣らすことができます‼」
「いずれは、果穂様には子を産んで頂きたいので、頑張って下さい‼」
「分かりました…」
分かりましたとは、言ったものの結局どうすればいいのだろう。太陽の眩しい初夏のころだった。

15:名梨:2018/08/01(水) 12:55

「ねぇー瑠璃〜この問題全然分からない〜」
アルバイトを始めて、1ヶ月がたった。すっかり、夏休みである。果穂様は、夏休みの課題をやっているようだ。
「果穂。私も、分からないわ。」
この屋敷には、冷房がないが、壁が高級なのだろう。冷房がない割には、涼しいと思う。だが、今年の異常な暑さで、少し汗ばむ。果穂様の額にも汗が照っていた。
「勉強楽しくな〜い!遊びたい!!」
果穂様は、まるで幼い子供のように足をバタバタさせた。果穂様とは、お話を結構するようになった。俺は、週3日 3時間 時給980円のこのアルバイトがちょっとした楽しみになっていた。

16:名梨:2018/08/01(水) 13:11

部屋には、果穂様の動かす鉛筆の音だけがしていた。俺も勉強をして、果穂様の勉強を見れるくらいにはなれた。果穂様が、問題に悩んでいるようなので、息抜きにでもと思い、話しかけた。
「果穂って、どうして男の人が嫌いなの?」
果穂様が少し顔を強張らせたので、少し焦った。
「瑠璃の前に来ていたお手伝いさんが、男でね、レイプされたの。」
いつも通りの口調で果穂は、話した。
「普段は、優しくてそんなことするような人だとは、思ってなかった。でも、急に変わっちゃっていきなり…。実は、こんなこと言ったの瑠璃が初めてなの。他のお手伝いさんのミスをあの人のせいにして、辞めてもらった。もう、男は嫌いだって言った。」
外は、曇っていていまにも雨が降り出しそうだ。果穂に、そんな過去があったなんて。男嫌いを治すのは、難しそうだ。

17:名梨:2018/08/02(木) 12:22

果穂様が、俺の驚いた顔にすこしびっくりしたようで、もう1度口を開いた。
「でもね。もう2ヶ月も前のことだし、大丈夫。」
無理をしているのだろうか。笑顔で果穂様はそう言った。
その日は、少し早めに帰った。寝る前まで、果穂様のことを考えていた。

18:名梨:2018/08/02(木) 12:41

「ふぅー。勉強終わった〜!瑠璃、庭のハーブを摘みにいきましょう!」
果穂様の突然の提案に、驚いた。
「でも、外は暑いし…」
すぐに返事が返ってきた。
「そんなこと言わないで、早く〜」
手を引かれて、庭のハーブを育てている花壇に来た。いろいろなハーブがあって、そこに果穂さまが立つと絵になる。とても綺麗。
「このハーブはね。お茶に入れると美味しいの。これは、花が咲くととっても綺麗なの。よく玄関先の花瓶にいれてもらうんだ!」
「詳しいね」
「小さい頃、よく庭でお婆様と、遊んでたんだ」
そんなことを話しているうちに、空が曇ってきた。雨が、ポツポツと降ってきた。

19:名梨:2018/08/02(木) 15:23

「ただいまー」
急に降ってきた雨のせいで、つま先から頭まで、びちょびちょだ。果穂の屋敷から出た時には、そんなに降っていなかったから、大丈夫かと思った。けれど、夕立だろうか。雨がふってきてこの状態ってわけだ。
「翔!傘持っていなかったの?丁度お風呂が湧いたから、入ったら?」
「うん。ありがと。」
いつもは、シャワーを浴びて5分ほどお湯に浸かると出てしまうのだが、今日は珍しくゆっくり湯船に浸かっていた。
(たまには、ゆっくり入るのもいいな。)
夏だというのに、結局40分も浸かってしまった。ほっこりした感じが、心地よい。心も、あったかくなった気がした。

20:名梨:2018/08/03(金) 12:12

「はぁー」
いつもは、元気いっぱいの果穂がため息をついた。どうしたのだろう。
「元気ないの?」
「実は、明日お見合いがあるんだ。」
なんだか、胸の奥がチクッとした。
「果穂ってまだ16歳だよね?早くない?」
「お母様が、男嫌いを心配してて…私、結婚したくないのに…でも、がんばる!いつまでもクヨクヨしてられないもん!」
また、心がチクッとした。
「もう、あのことは気にしてないの?」
「もう、大丈夫!」
ピースサインで元気な返事が返ってきた。
「頑張ってね…」
その言葉とは裏腹になんだか、結婚して欲しくない気持ちもあった。

21:名梨:2018/08/03(金) 12:20

『よろしくお願いします。』
お見合いが、始まった。相手の人は、悪い人ではなさそうだ。でも、しっくりこない。やっぱり、一番安心して話せるのは…すぐに頭の中には瑠璃が思い浮かんだ。
(瑠璃が、男の人だったら結婚してたのに)
結局、相手の人とは断った。

22:名梨:2018/08/03(金) 15:08

「瑠璃って彼氏いるの?」
「へ?」
突然の質問に驚いて、変な声がでてしまった。
「いないよ。もしかして、お見合い上手くいかなかったの?」
(俺に、彼氏がいるわけないじゃん!彼女も、だけど…)
「うん。断っちゃった。別に急いでいるわけじゃないし。瑠璃とも話していたいしね!」
果穂様の結婚を望んでいるのにホッとしてしまった。嫌な自分。
「私ね、たまに瑠璃が男だったら。って思う時があるの。もし、男だったら結婚してもいいよ!な〜んてねっ!」
果穂は笑いながらそう言った。
「私もよ。果穂。」
「瑠璃ーなんか言った?」
聞こえな勝ったよ

23:名梨:2018/08/03(金) 15:12

間違えて、書き込んじゃいました。
スミマセン^_^;
「私もよ。果穂。」
「瑠璃ーよく聞こえなかったわ。」
「何でもないよ。あっ、そろそろ時間だから。」
そう言って、帰ってしまった。まだ、ちょっと時間はあったけど。

24:名梨:2018/08/03(金) 20:38

布団の中はあったかい。俺は、果穂に対するこの気持ちが何なのか、気になっていた。
(結婚して欲しくないなんて、まるで俺が果穂に恋してるみたいじゃないか。)
"好き"なのだろうか。
俺は、確かに果穂が好きだ。でも、恋愛とかそういうのとは違う。だって、好きだと認めてしまったら、自分が苦しくなるだけ。叶うはずのない恋は諦めてしまった方が良いのだ。

25:真面目系クズ◆5s:2018/08/03(金) 22:29

私も浅野家でバイトしてみたいです
二人の恋の行方が気になります
更新頑張ってください

26:名梨:2018/08/04(土) 08:17

コメントありがとうございます!
更新頑張りたいと思います(*^^*)

27:匿名:2018/08/04(土) 08:29

コメントありがとうございます!
読んでくれている方がいて、嬉しいです!
更新頑張ります(*^^*)

28:名梨:2018/08/04(土) 08:30

すみません💦
2回送っちゃいました。

29:名梨:2018/08/04(土) 10:59

今日は、週に1度の廊下の水拭きの日だ。俺は、黙々と廊下を雑巾でふく。
「そろそろ、バケツの水を変えてきますね。」
メイドさんがそう言った時だった。
ジャッッッパーーン!!
勢い良く俺にバケツの水がかっかた。
「すみません!大丈夫ですか?」
かなり濡れてしまい、メイド服から水がしたたる。
「大丈夫です。」
「すみません!全然、大丈夫じゃないですよね?すぐに、着替えとお風呂に〜!すみません〜」
「ありがとうございます。」
俺は、お言葉に甘えてお風呂を貸してもらうことにした。

30:名梨:2018/08/04(土) 16:22

「うーん」
果穂は手と手を上に組み、大きく背伸びをする。
(そうだ!気分転換にハーブの庭にでも行こうっと。)
ハーブの庭へ行くと、私の好きな白い花が咲いていた。しかし、その白い花は手の届きそうで、届かないところに咲いている。果穂は、摘もうか摘むまいか、考えた末、摘むことにした。
(また、玄関にでも飾ろっと。)
手を伸ばしたが、やっぱりギリギリ届かない。
(あと、ちょっと!)
ほんの後、数センチのところだった。やっと手が届いた。
(よし!)
「あっ」
バランスを崩して果穂は、派手に花壇に転んでしまった。服は、泥まみれになり、膝と腕を少し擦りむいてしまった。不幸中の幸いだろうか、ハーブには大きな傷はなかった。
(あーあ。やっちゃた。 仕方ない、シャワーでも浴びよう。)

31:名梨:2018/08/06(月) 12:39

俺は、大浴場に案内させられた。
メイド服を脱ぎ、ウイッグを外して大浴場へ入った。浅野家のお風呂は20人くらいが入れそうなほど広かった。
チャポン
「ふぅー」
やっぱり、ゆっくり浸かるのも良い。そろそろ出ようと思い立ち上がった。
ガチャ
ドアの開く音がした。そこには、果穂が立っていた。
「え?瑠、摛」
バッターン!
果穂は、そう言うと勢いよく倒れてしまった。

32:名梨:2018/08/06(月) 13:45

「ん。瑠璃…」
私、どうしてベッドに?
あぁ、そういえば…

すっごい汚れちゃったな。
私はハーブの庭で、転んでしまいシャワーを浴びようと、大浴場に向かっている。
更衣室のドアを開けてみると、ロッカーに荷物が置いてあった。誰か入っているのだろうか。着替え終わり、お風呂に入ろうとドアを開けた。そこには、瑠璃に似た男の人が立っていた。でも、ロッカーにはメイド服が置いてあったと思うのだけど…まさか、
「え?瑠、摛」
そうだ、私その時に倒れて今ベッドにいるのか。

「ねぇ、瑠璃。瑠璃って今日うちの大浴場にいた?」

33:名梨:2018/08/06(月) 17:11

「うん。いたよ。」
果穂は、強く頭を打ったので忘れてしまったかな?と思いたかったが、現実はそうもいかないようだ。もう、バレてしまったことはしょうがない。
「その、瑠璃って男の人なの?」
「そうだよ。」
「どうして女のフリなんてしていたの?」
質問が、いっきに飛んできた。
「頼まれたんだ。男嫌いを治すために、女装してくれって。」
「でも、もう男嫌いも治ってきたし、さっきもうアルバイトはクビって言われた。もう、この屋敷には来なくていいって。」
そう俺は、言った。
「嫌っ!瑠璃とまだ一緒に居たい。
ねぇ瑠璃、本当の男の方の名前教えて。」
「進藤 翔だよ。」

「じゃあ、こうすればいいの。
翔、私は貴方のことが好きです。付き合って下さい」

「俺も、ずっと前から好きでした。」

34:名梨:2018/08/07(火) 12:59

〜10年後〜
今日は、結婚式。
果穂は、ハーブの花冠をつけている。
「えへへ。似合ってるかな?」
今では、果穂は女社長になっている。少しずつだが、経営も右肩上がりだ。
「似合ってるよ。」
俺は、声優になることができた。生き生きした声が評価を得た。最近は、主人公の役もやっている。
「好きだよ。」
「もちろん、私も!」
〜終わり〜

35:名梨:2018/08/07(火) 13:05

〈あとがき的なやつ〉
小説、初投稿でした。
文章におかしなところがあっても、暖かい目で見て下さったと思います。
小説のリクエストあったら、言って下さい。
最後まで、読んで下さり本当に有難うございました(^^)

36:いちごパフェ:2018/08/09(木) 15:20

初見です。
すごく面白かったです🌟最後は結ばれて良かったです!

〜小説のリクエスト〜
恋愛の次はできたら友情の小説が見てみたいです😊
名梨さんが良ければ、でいいです! 次もし小説を書くならば、応援します! 
面白い小説を見せていただいてありがとうございました🤗

37:いちごパフェ:2018/08/09(木) 15:22

>>36の文章上から目線ですいません

38:名梨:2018/08/09(木) 17:16

読んでくださり、有難うございます(*^^*) リクエスト嬉しい!
頑張りたいと思います💪
時間かかるかもですが、気長に待って下さい!

39:いちごパフェ:2018/08/10(金) 08:28

>>38
はい!
無理はしないでくださいね〜

40:名梨:2018/08/10(金) 11:42

スレを立てました〜
良かったら、読んでみて下さい!

転校生のあの子
https://ha10.net/test/write.cgi/novel/1533868840/l2

41:いちごパフェ:2018/08/10(金) 14:19

>>40
絶対見ます!

42:名梨:2018/08/10(金) 15:14

ありがとうございます!

43:6231◆gU:2018/08/10(金) 20:57

とても面白かったです。転校生のあの子の更新頑張って

44:名梨:2018/08/11(土) 08:28

更新、頑張ります💪

45:名梨◆S2 トリップかえてみた:2018/09/01(土) 13:37

新作の小説です。
死んでもいいから、私はアイツに恋されたい!https://ha10.net/novel/1535775784.html

46:猫又◆fQ:2018/10/06(土) 13:27

こんにちは、猫又です。
遅くなりましたが『恋に落ちるのは意外と簡単⁉』
最後まで読ませていただきました。

簡潔に感想を言うと、おもしろかったです。
話に筋があり1つの物語として成立している。
お互いの心情の変化も見て取れるし、
ストーリー全体を見ても
声優→お手伝いさん!?
みたいな名梨さんの才能が見て取れる。

少なくとも読めない、理解できない文ではないので、
正直アドバイスコースとしては言うことがありません。
ので、さらに上の『読んで楽しめるか』という話をします。

褒めといて何ですが、この小説に足りない点があるとすれば、この3点です。

1 文法とかの決まりや禁じ手
2 シーンを作りきれていない部分がある。
3 キャラの特性を活かしきれていない

47:猫又◆fQ:2018/10/06(土) 13:28

1 文法とかの決まりや禁じ手
まず句読点の位置でしょうか。
・「」(カギカッコ)の最後にマルを付けない。こんなの→「〜〜。」
・読点(、)は読みやすいよう付ける。
→読みやすいって?
本来読点は息継ぎのタイミングですが読みにくい所。
そしてとかかなり付けます。失礼
そして、とか、かなり付けます。
こんな風にひらがなで、やこしい所にも付けます。
覚えておいて下さい。

もう一つは視点変更。
>>6 で視点が果穂に移動していますがこれは危険です。
イヤホンで音楽聞いてたのにいきなり別の機器に差し替えられたようなものです。
読者が困惑したり、感情移入がそこで確実に切れますので、プロでも視点移動は基本的にしません。

キャラの過去や思いは行動やセリフからでも読み取れます。果穂の過去はメイドや果穂自身も翔に伝えてますし、それで十分だと思います。
(本当は怖かったことを示すなら、>>16 で手だけすごく震えてたとか、やりようは色々あると思います)

今後書くときには、ちょっと気をつけて見て下さい。

48:猫又◆fQ:2018/10/06(土) 13:30

2 シーンを作りきれていない
例えば冒頭の部分。『俺』の説明になっているため、入りにくい可能性があります。
きちんとシーン、場面として書く必要がありますが、
そものそもシーンには最低何が必要かというと、『どこ』と『だれ』
場所と人物を必ずハッキリさせる。そうすることで、
読者はシーンという『絵』をイメージし、物語に入ることができます。

例えば冒頭、
『俺は鏡の前で着る服を悩んでいた。
着る服を悩むなんてオーディション以来だ。
夢を半ば諦めた今、まさかこんな日が来るなんて……。俺は服を選びながらあの日のことを思い返していた』

なーんて文を追加すると、鏡の前で服を選ぶ主人公からその思い出へ、自然に入ることができると思います。(多分)

さらに言うと、『場所』と『人物』が変わった場合、
必ず文章で書く必要があります。
たとえば冒頭の「全っ然ダメ!」から始まるセリフ。
これは一体『だれ』のものでしょうか? おそらく声優学校の先生でしょう。
回想に出てきたのなら。
『発声指導の大声が耳で反響する。高校2年 17歳 進藤 翔 声優志望。 もう、声優を目指して5年がたっていた』なんてどうでしょうか。
自然に回想に繋げた。……ような気がします。
この場合『場所』が書かれていませんが、
なんとなく『レッスン室』だと読者が察してくれる構文なのでOKです。

このように『場所』と『人物』をハッキリさせ、文を読んで頭の中に『絵』が描けるかどうか気をつけてみて下さい。

49:猫又◆fQ:2018/10/06(土) 13:33

3 キャラの特性を活かしきれていない
例えば進藤 翔の声優志望という個性。
これが冒頭で消えてしまっているのが非常におしい。
例えば >>8 でのメイドさん
翔を雇った理由が『女性の声を出せるから』とか。

男性に慣れてもらうため、声のトーンを落とした翔に果穂がちょっとドキッとするとか。
更衣室で不意に男の声出たのをドア越しに聞いてた果穂が、男の子を連れ込んでると勘違いしてヤキモチとか。
色々やりようはあると思うのですよ。ええ。

まあ、個性を全面に押し出せばいいというものでも無いです。
恋に落ちるのは簡単ってタイトルですし、
特に接点もなかった。話するのもバイトだけ、なのに……。
ってコンセプトならアッサリしてるのもアリだと思います。

ただキャラクター=個性です。
参考に『転校生のあの子』『死んでもいいから、私は アイツに恋されたい!』も目を通しましたが、登場人物の個性を活かせると面白い作品になるなーと感じましたし、キャラ(特に主人公)の『目指す場所』がハッキリすると、キャラが作品を引っ張ってくれるようになります。

目指す場所とは何なのか、それは
【この『作品』でこの『登場人物』は『何をしたい』のか『どうなりたい』のか】です。それがキャラクターの魂と言っても良い部分です。

誰かに好かれたい。助けたい。頑張りたい。壊したい。
作品の中でそれぞれのキャラクターが貫く『思い』『願い』『夢』を決めて見て下さい。
それからその願いを『どうやって』叶えたり、伝えたりするのか。
この部分が個性になります。

『好かれたい』から『好かれることをする』
『好かれたい』から『嫌われることをする』
『誰かを利用する』『弱いふりをする』
中には好かれる方法が分からずに目の前でサンバを踊るキャラも居るかもしれません。
(ドン引きでしょうがすごい個性ですw)

実際にいるかどうかはさておき、
個性は読者を楽しませます。
キャラ作りの時に意識してみて下さい。

と言った感じで本当に長々話してしまいましたが、
結局何が言いたいかと言うと、
この作品、おもしろかったです。

新作も更新待ってます。
それではー。

50:菜梨◆azw:2018/10/06(土) 16:56

凄く丁寧にアドバイスを下さり、ありがとうございます!
猫又さんのアドバイスは、納得のできるアドバイスで、とても分かりやすかったです。

確かに、句読点のことを気にせず書いていたり、小説内の説明の文章が足りなかったなと反省しております。キャラも、私の小説は薄くて、ペラッペラでしたね……。

猫又さんのアドバイスを小説に生かすことのできるよう、頑張りたいと思います。

本当に、丁寧なアドバイスありがとうございました!


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