転校生のあの子

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1:名梨:2018/08/10(金) 11:40

今回で、小説2作目でーす!
今回は、いちごパフェさんのリクエストで、友情ストーリーを書こうと思います。
アドバイスや、誤字脱字の報告は、大歓迎ですが荒らしは禁止です!
モチベーションの為、感想を投稿してくださると、ありがたいです。
前作
恋に落ちるのは意外と簡単⁉
https://ha10.net/novel/1532926102.html
まだまだなところもあると思いますが、応援して下さい‼

25:名梨:2018/08/17(金) 11:27

>>24 顔文字可愛い♡

26:名梨:2018/08/17(金) 11:37

「ど、どうしよう…」
私は、お手洗いに行ってきた。そこまでは、良かったのだ。
「迷った…」
私は、方向音痴だった。始めて来たところで、しかもこんな人混みなら迷うに決まっている。さっきから、歩いてはいるのだが、どこにいるのだろう。
ドーン‼
ああ、花火があがってしまった。もう、迷ってから15分くらいたってしまった。ああ、どうしよう。トボトボ歩いている。そんな時、りおんたちらしい、人影が見えた。
声を出そうとした、その時のこと。

27:名梨:2018/08/19(日) 12:21

「美咲ってさー真面目すぎるんだよねー」
「分かる〜全然息抜きできてないしさーストレス溜まってる感じ?アハハ〜!」
「そうそう!顔もいつも強張ってるしー!」
そう言いながら、二人は笑っていた。
二人とも、ずっとそう思っていたんだろうか。ずっと、私のことなんて、嫌いだったのだろうか。私と一緒にいたくなくて、迷惑していたのだろうか。 ずっと、ずっと、ずっと。 ただ、呆然と立ち尽くすだけだった。

28:名梨◆zw トリップつけてみた。:2018/08/19(日) 13:32

「えっと、美咲?りおん?」
一瞬二人は、時間が止まったように声を消し私に話かけた。
「美咲!もう、花火始まったよ!綺麗だよね」
「うん…」
私は、空を見上げた。

揺れる電車の中、ドアに反射する自分の顔を見ていた。心に穴があいた。りおんと、美琴で埋められていた部分に。
あっという間に家に着いてしまった。倒れるように、ベットに寝そべった。 涙が出てくる。ポロリ、ポロリ、ポロポロ。浴衣が、私の涙で濡れた。

29:名梨:2018/08/20(月) 12:33

重い足取りで、学校へ向かった。頭は、空っぽ。授業にも、集中できない。頭と心が、ズキズキ痛む。失言でも、してしまったのだろうか。今日、美咲もりおんも私に、挨拶さえもしてこない。その代わり、二人は仲良さげに話している。とっても楽しそうだ。
(いいな…)
そんなことを思っていると、お昼になっていた。
「美琴、お昼一緒に…」
「あー、えっと、今日は、他の子と食べるから…」
断わられてしまった。仕方がないので、一人で食べることにした。いつもは、美味しい卵焼きも、美味しくない気がする。涙が、出そうなのを、必死でこらえた。

30:名梨◆zw:2018/08/21(火) 12:35

すみません💦誤字が、ありました。
りおな❌
りおん⭕ です。

31:名梨◆zw:2018/08/21(火) 12:37

すみません誤字がありました。
りおな⭕
りおん❌ です。
すみまさん💦

32:名梨◆zw:2018/08/21(火) 12:45

帰り道。私は、久しぶりに一人で家に帰った。りおなと、美琴は私がお手洗いに行っている内に帰ってしまったようで、教室に2人はいなかった。
(私、やっぱり避けられてるのかな?)
でも、全く心当たりがない。私に、愛想をつかしてしまったのだろうか。心が痛い。
原因が分からない。明日聞いてみようかな。
避けられてしまうだろうか。不安な気持ちで、いっぱいだった。

33:名梨◆SE:2018/08/21(火) 20:07

「あの、さ。もしかして、私のこと避けてる?」

私は、勇気を振り絞って聞いてみた。
「え?そんなことないよ〜。最近ちょっと忙しいだけ。」
「そうだったんだ。お昼一緒に食べよ!」
「あ、えっと、今日は自習するから!」
パタパタと走って行った。図書館とは、逆っ方向に。
(やっぱり、避けられてる…)

34:名梨◆zw:2018/08/22(水) 12:37

ここ一週間ずっと私は、一人でいる。いつもは、元気良く話しかけてくれていたのに。ため息が、いつもよりも多いのが、自分でも分かる。
「佐々木〜佐々木〜。佐々木美咲!」
「あっ!はい」
「どうしたんだ?今回の、小テストあんまり良くなかったぞ。」
「すみません…」
チラッとテスト用紙を見てみると、67点と書かれていた。テストの点まで、悪いなんて。私の取り柄だったのに。

35:名梨◆zw:2018/08/23(木) 11:56

朝、起きてみると体が重たかった。熱い。動きたくない。風邪でも、ひいたのだろうか。最近、りおなたちのことで頭がいっぱいで、疲れていたようだ。仕方がないので、学校を休むことにした。自分の部屋のベットに、寝そべった。いつもより、二人のことで頭がいっぱいになる。こんなことなら、無理して学校に行った方が良かっただろうか。窓から、吹きこむ風が心に染みる。

36:名梨◆zw:2018/08/23(木) 15:20

眠っていたら、インターホンが鳴った。両親は、仕事でいないので重い体を起こして、玄関へ向かった。ドアを開けると、りおなと、美琴がいた。
(どうして私の家に?)
りおなたちからは、避けられていて、嫌われていたはずなのに。驚いて、もう一度前をみると、そこにはやっぱりりおなと、美琴がいるのだった。その時、私のかけられた言葉は、今の私にとって、とても衝撃的だった。

37:名梨◆zw:2018/08/23(木) 20:29

『お誕生日おめでとー!』
あれ?私、きょうは、…9月9日。私の誕生日だった。最近は、りおなと美琴のことで頭がいっぱいで、日付なんて忘れてしまっていた。自分の、誕生日すらも。二人に、避けられていたと思っていたので、こんなサプライズ、嬉しくてたまらない。涙が、出てきた。嬉しい涙だった。

38:名梨◆zw:2018/08/24(金) 20:35

「二人とも、わだじのこと嫌いになっだんじゃないの?」
私は、泣きながら、言葉をつまらせながら、そう言った。
「え?全然、嫌いじゃないよ!むしろ、大好き!」
「私、勘違いしてた……?」
「という訳で、またね〜」
二人が、私の家に背を向けた。私は、必死になって思わず、口から、言葉がでてきた。
「まだ、もう少しだけ一緒に居たい!私の、部屋に入って。お願い。」
二人は、少しためらった。
「でも、美咲風邪だし、休んでた方が…」
「いいの!二人は、えっと……」
ガサゴソと、玄関の棚を漁る。
「これ、付けて!」
「えっと、これって災害の時とかに使う、ゴツいマスク……」
「お願い!」
「いいよ!風邪くらい、どうってことない!」
また、心が嬉しさで溢れそうだった。

39:名梨◆zw:2018/08/25(土) 11:45

私たちは、私の部屋に入った。
「これ、私たちからの誕生日プレゼント!」
そう言って渡された袋には、金の文字でハッピーバースディと書かれている。紐をほどき、中を開けてみると、猫のマグカップとおしゃれなヘアゴムが入っていた。
「とっても、可愛い!ありがと。」
「どういたしまして。後、一応ケーキもあるけど……」
「食べる!食べたい!」
勢いに、任せてそう言った。自分が、風邪なことも忘れて。とっても、嬉しくて、楽しい。

40:名梨◆zw:2018/08/26(日) 14:03

「おいひい!」
「美咲、今日酔ってる?風邪のせい?」
私は、口にケーキをほうばったまま、ウキウキと答える。
「二人って、私のこと嫌いじゃない?」
「嫌いじゃないよ!実は、今日の為の打ち合わせをしてて、避けてるみたいになっちゃったんだ。結局、こんな形になっちゃったけど。」
「良かった!」

41:名梨◆zw:2018/08/26(日) 14:06

「私、二人のこと大好き!今日は、一生の思い出になった。ずっと、友達でいてくれる?」

『もちろん!』

〜完〜

42:名梨◆zw:2018/08/26(日) 14:16

〈あとがき的なやつ〉
夏休みということもあり、小説を書ききることが、出来ました。読んで下さったみなさんのお陰です!ありがとうございます。今回、みなさんの、感想がとってもモチベーションになりました。
実は、別のサイトで小説を書いていたことがあるのですが、その時は長続きせず、完結しませんでした。私の妄想を文字にしたのは本当に、みなさんのお陰です!
ここまで読んでくださったみなさん。
ありがとうございました!

43:名梨◆zw:2018/08/26(日) 15:25

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https://ha10.net/test/read.cgi/novel/1532926102/l50

44:名梨◆S2 トリップかえてみた:2018/09/01(土) 13:41

新作の小説です。良かったら、読んで下さい。
死んでもいいから、アイツに私は恋されたい!
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