こんにちは。前回のいじめ~女子の修羅場~が終わったので、新しく作りました。今回は虐めの加害者目線で書いていこうと思います。
ちなみに今までで書き上げた作品は
・オタク女が恋を知るまで…
・いじめ~学校という空間~
・いじめ~女子の修羅場~
です。是非見て欲しいです。
休み時間、私は窓際でぼーっと空を見ている。
鳥が羨ましい。鳥は人間と違って裏表が無く、苛める事もない。私も鳥に生まれて鳥の中の女王様になっていたら……。
曇り空を飛んでいる鳥を眺めていたら、突然誰かに背中を押された。
………危ないじゃないか!! 落ちたらどうするんだよ!
イライラした私は誰がやったのか確かめる為に後ろを見てみると、そこにはクラスの男女四人が立っていた。
「はぁ、最悪。もう少しで奴隷を殺せそうだったのに」
その中の女子が言う。
はぁ?! 殺せそうだった? こいつら、私をころす気だったのか……? ふざけるなよ。
「奴隷の身分だから分からないかも知れないけど、日本では人を殺したら大抵は死刑を執行しないといけないの。たから奴隷の事も殺さないと」
……私は、殺人なんて犯してないのに。自殺と殺人なんて全く別の物だろ? 何故私が殺した事になっている?
「皆ー、奴隷の死刑を執行しよう。窓から突き落としてね?」
その人は、近くのクラスメイト達に呼びかけた。そこには桜と澄恋の姿もあり、二人は誰よりも早くこちらに駆けつけてきた。
「このぐらい集まれば執行には十分かな。じゃあ、皆で協力してこいつへの恨みを晴らそうね!」
「落ちーろ、落ちーろ!」
皆がおしくら饅頭をする様に私をぐいぐいと押してくる。
……やめろ、このままじゃ本当に落ちちゃう!
皆は、ぐいぐいと私を押している最中に次々と「しね」「殺人鬼」「あの子にあの世で土下座しろ」等の罵声を言ってきた。私はクラスの女王様から、小さな殺人鬼になっていた。
ええい! 私が殺人鬼だなんて絶対に認めないぞ! 私は殺してなんかしないんだ、あいつが勝手に死んだだけの話だ!
キーンコーンカーンコーン。皆が私を押している最中にチャイムが鳴った。私を押していた人達は舌打ちを鳴らしたりと、残念がりながら席に戻っていった。
「あと少しであいつを落とせそうだったのに………」
誰かがそう呟いた。
くそ、昔の私だったらこんな時は間違いなく呟いた奴を殴っていたが、今だと見事に私が悪者のように仕立てられるから嫌がらせも出来ない……。本当に腹が立つ。
私は心の中でクラスメイトを憎みながら机に向かった。
「消えろ、殺人鬼!」
放課後、家に向かっていると名前も知らない子供や学生に「しね」「消えろ」等の言葉を浴びせられた。
変装していても私だと分かるなんて……。
家が見えると、そこには空き缶や使用済みの煙草がわざとらしく大量に捨ててあった。きっとその辺のを誰かが集めたのだろう………。
更に、窓の門を開けると家のポストに手紙が大量に入ってあり、何枚か手紙が落ちていた。
……ふん、誰かこんな手紙等を開けるか! どうせ私に対しての悪口が書かれているんだろう? どいつもこいつも私を悪者にしやがって! 許さんぞ!
家に入ると、とどめを刺す様に父親の携帯や家の電話が鳴りっぱなしだった。きっと誰かが私に文句を言いたいのだろう。
相変わらず父親は酒に溺れて寝ている。私はふと、母親に苛めがバレた時の事を思い出した。父親は私のせいで酒に溺れるようになったと言っていたからだ。
……ふん、父親は私のせいで酒に溺れるようになっただと? そんなの知った事はない。子供のお遊びと酒が何の関係があるんだよ。
私は部屋に入ると、いきなりどっと疲れが出てきた。
私、もう疲れた……。下僕共から下剋上をされた挙げ句ネットに私の遊びの内容を書かれて……。そして今は街の殺人鬼扱い。この日本人には珍しい金髪も、完全には隠せない。この街にいる限りどこにいても冷たい目で見られる……。もう、高校に入学するまで不登校になった方が良いのではないか……。
私は不登校を決意した。私の事を見放した両親は心配する気配もなく、私は誰にも文句を言われずに不登校になれた。
文句の声や電話の音が聞こえるのが嫌なので、私はお腹が空いた時以外は絶対に部屋から出る事はなかった。
そして、自分の部屋からでも文句の声は聞こえるので、私は勉強して一日一食食べ終わると直ぐに眠りについた。
夜の十時に寝るようになり、朝は毎日九時に起きる。そして受験の為に三時間勉強して少し経ったらご飯を食べる。そして四時間ほど昼寝をしてお風呂に入ったら部屋で漫画を読んだり桜達の復讐方法を考えるなど、自由な時間を過ごしたら眠る。こんな日々が続いた。
一日一食だと足りないのではないか、そう思う人もいるかも知れない。しかし、脳しか動いていない私は全くお腹が空かないのだ。なので、一食で十分だ。もしかしたら全く動いてないのでお風呂も要らぬかも知れない。
……もう、全てが面倒だ。学校の女王様じゃない私なんて私じゃない。高校入学まであと一ヶ月半もあるのだ。それぐらい経てば苛めなんて皆忘れるだろう。高校も電車で一時間ほどかかる隣の県の高校だし……。きっともうすぐで私は救われるだろう。
そして私は今日もお風呂に入ったので眠りにつく。
部屋にいても文句の声は聞こえる、いつ外に出ても人はいるので外に出れば文句は言われる……。そんな事から私は家から出られなくなり、少し脂肪がついてきた。
仕方ない。だって、ストレスが溜まって体も一切動かさない、食事も一日一食。そりゃあ太るだろう。
以前は折角の私のいいスタイルが崩れるのが嫌だったが、最近私は太った自分の体型を好きになってきた。何故なら、太る事で少しでも自分の見た目を変える事が出来るから。これなら私立の受験で会場に向かう為に外に出る時も少しは暴言を吐かれる回数が少なくなるだろう。
そう思い、私はお風呂に入りながら自分のお腹を見る。自分の柔らかいお腹を見ながら、私は段々と怒りが込み上げてきた。
そもそも下僕共が下剋上をしなければ私が太る必要もなかった筈……。どうしてくれるんだよ! もしドヤえもんがこの世にいたらあいつ等をぶん殴りまくって外に出られない顔にしてやりたいわ!
……たく、最近本当に下僕共のせいでストレスが溜まる。下僕共のせいでどんどん太ってくるわ。許さない、絶対に。
寝てばかりの日々が過ぎるのはあっという間で、いつの間にか私立高校の受験日になっていた。
なので私は帽子を深く被ってサングラスを掛け、筆記用具や受験番号の紙を持って電車に乗った。外に出るのなんて半月程久しぶりだ。
ガタンゴトン、ガタンゴトン………。電車の中で私はクラスメイト達を激しく恨んだ。
なんで私が遠くの私立高校に行かなければならないんだよ! 折角推薦で都立に受かって梨奈を苛め放題だったのに……。私を不登校にした挙げ句、私の自慢のスタイルを奪いやがって!
あ、でも、もうこれで開放されるんだったな。私立高校は隣の県の高校だから苛めがバレる可能性も低いし、桜と澄恋にどこの私立高校なのかというのは教えていない……。
これならきっと私はまたクラスの女王様になれる!
いけないいけない。今は受験の事を考えなくては。持ち点は十分高いがそれでも頑張らないと。じゃないと私の生きている意味がないからな。
そう思い、私は暗記の本を開いた。
勉強三昧の日々だったので私は暗記の本を丸々暗記していた。これ以上暗記をする必要は無いと思った私は、心を落ち着かせる為に会場に着くまで仮眠を取った。
――――――――――――――
車掌の声で目が覚め、そこは丁度会場がある駅だった。
これで受かれば、私はまた学校の女王様に__! 私はようやく開放されるのだ!
高校に入学したら、私は早速下僕を作って、苛めの最初のターゲットを決めて、クラスの女王様になって……。ああ、考えただけでワクワクする。
不登校になった分沢山勉強をし、学校の成績も良かったので持ち点も高く、受かる自信しかない。
それでも受からなかったら私は大変な事になるので、念には念を入れて私は受験会場に入るともう一度暗記の本を開いた。
理科社会等の暗記教科だけでなく、数学の公式等もしっかりと覚え直す。最初は国語から始まるので、特に国語の漢字や古文等を覚え直した。
そして国語の試験が始まり、私は試験に挑んだ。
続きが楽しみですっ!!
219:TACOWASA◆DU:2022/11/22(火) 02:56続きをご期待!
220:匿名 o:2023/02/04(土) 17:43続きはいつですか?
221:徒食芽癒◆gA:2023/02/14(火) 17:31 >>217
続き楽しみにしています
めちゃ面白いです!
つづきまってますっ
>>221それなです
224:八神太一 ◆6E:2024/04/20(土) 23:33続き待ってるで
画像|お絵かき|長文/一行モード|自動更新