とりあえずオリ主ってことだけを理解しとくれればいいです!
詳しい設定、原作のあらすじは次から!!!
久しぶりー! happyも原作行ったか……君上手いからこっちの板霞むわ……(泣)
風刃の刃は多分神じゃなくて刃だと思うよー。
いきなりゴメンね、更新頑張って!
指摘ありがと〜!気づいてなかったwwwww
103:happy:2016/05/15(日) 11:30 ID:F6k ちょ、三輪何言ってんの?無理でしょ無理無理。絶対勝てないって。
『秀次くん落ち着いて。勝てる相手じゃないわ。』
月見さんから通信が入る。さすがに月見さんには逆らえないのか、トリオン体を解除した。
「んじゃ俺は帰るわ。嵐山隊のみんな、今日はお疲れ様。今度飯奢るわ。」
迅さんが去っていくと三輪に嵐山さんが驚愕の事実を述べた。
「秀次、迅だって家族をネイパーに奪われている。それに師匠である最上さんも亡くなっているんだ。あいつもお前の苦しみはわかっているんだ。」
「っ!けどあいつはネイパーに肩入れしてるも同然だ……!裏切り者の玉狛支部が……!!」
「あ〜疲れた疲れた。なー剣人〜、弾バカ誘ってスマブラやろーぜー。」
「おーう。んじゃ俺呼んでくるわ。」
部屋を出ていき三輪隊の隊室目指して廊下を進んでいく。すると、太刀川さんと風間さんと迅さんが話していた。
「迅お前、風刃を渡してまで入隊させるとは、何を企んでいる?」
「あいつに居場所を作ってやりたい、ただそれだけだよ。俺も大切な人を殺されて、悲しくてどうしようもなかった時期があって。そのときに太刀川さんとかとランク戦やっててすごく楽しかったんだ。だからあいつにも心の底から楽しめる、そんな場所を作ってやりたいんだ。」
「…そういうことか。」
「そ、そうだ迅!ポイント加算されないとかどうとか言ってたけどどういうことだ!?」
「太刀川お前、覚えてないのか?玉狛はなんとか認められたが、迅は結局通らなかったぞ。」
「そうなのか!?」
「いや〜だって天羽もいるから平等じゃないとか言われてさ。けどもう俺S級じゃないからランク戦復帰できるよ。目指すはNo.2アタッカーだ!」
「おお、本当か!?こりゃいい!!最高だ!!風間さんもそう思うだろ!?」
「全然良くない、全く良くない。」
まあ風間さんからすりゃランクが一つ落ちるもんな……。いやそれより!!風刃手放すの!?そんなに大事!?城戸さんたち全く損しないじゃん!!!
立ち聞きしていると米屋と三輪、奈良坂がやってきた。ああそうだ、用件を忘れていたな。
「なーお前ら、ウチでスマブラやんねー?今だったら太刀川さんいないから勉強手伝わされなくてすむし。」
どうせあの人のことだ、迅さんとランク戦やりまくるつもりだろう。
「お、行く行く!秀次、奈良坂、お前らも行くだろ!?」
「じゃあ行かせてもらう。」
「三輪は?」
「…わかった。」
このあと俺らは柚宇さん含めた六人で、結構遅くまでスマブラをしていたのだった。
単発です。【三輪の玉狛に対する感情】
ぐー、がー、ごー
「うるっせえええええ!!!」
俺は叫んだ。今、隊室で朝から三輪と奈良坂、柚宇さんとマリカーしているのだが、2バカのいびきが煩い。ホント煩い。なので叩き起こして強制参加させた。
「ったく、てーなー剣人は。」
「そーだそーだー。」
「だって煩いんだもん。」
「陽介、悪いな。」
「あっ!?」
気ままに話している米屋の車に奈良坂がコウラを放つ。緑コウラだがさすがスナイパー、簡単に落としてやがる。
「くう。そういや昨日秀次さ、“裏切り者の玉狛支部が……!”とか言ってたけど、実際嫌いなのって迅さんだろ?」
「確かに。だって小南とか林道さんとかとも普通に話してるし。」
米屋に出水が同調する。
「栞から聞いたけど、迅さんがいないときレイジさんの飯食いにいってるらしいじゃん!」
「陽介……ブースに行くぞ…。50本でいいな…。」
「え!?い、いやその……。」
「行くぞ。」
「スミマセン、ユルシテクダサイ。」
米屋、頑張れ。
「ふわあ〜、やっと終わった。三輪ぁ、飯食いに行こうぜ〜。」
「わかった。」
三輪と共に屋上に行くと、既に奈良坂がいた。流石は奈良坂、行動が速い。俺らだって、結構速く来たつもりなのに。
「そういや奈良坂、この前すげー新人いたそうだな。確か壁をぶち破ったんだって?」
「ああ。あれには驚いたぞ。一瞬だが自分の目を疑ったぞ。あんなのできんのは、専用トリガー使った夏魅さんくらいだ。」
「玉狛の新人には驚いた。そのスナイパーも凄いがあのメガネ、あの風間さんと戦って最後の一戦で引き分けたと聞いた。」
「遊真も対ネイパーの訓練で最高記録叩き出したしな。」
「ネイパーだからだろ。」
はは、三輪はネイパーにゃ厳しいな。けど、最近遊真に対してソフトになってきたな。普通の人から見たら厳しいと思うかもしれないけど大分マシになったぞ。
『ゲート発生、ゲート発生。』
「何だと!?」
「多いな……。」
「こりゃねーだろよ…。」
あらかじめ侵攻の可能性は聞いていたが、ここまで多いのか……。前の量をはるかに越えているぞ……。周りを見渡せば、ゲート、ゲート、ゲート。
「ちっ、校庭にも発生してんのか。剣人、行くぞ!奈良坂はここで狙撃を頼む。」
「奈良坂、了解。」
「「「トリガー・オン。」」」
屋上から飛び降り、トリオンキューブを作る。
「バイパー!!」
弾道をリアルタイムで引いて、着地と同時に何体かの動きを止める。だが数が多すぎる。何体か校舎に入ってしまう可能性もあるから急いで仕留めないといけない。
「旋空孤月。」
「アストロイド!」
近くのモールモッド二体が倒れる。間違いない、この声は…
「荒船さん、犬飼さん!」
「遅くなったな。」
「いや〜、先に出ていてくれて助かったよ水美ちゃん。」
「いえ。」
と、視界に生徒に向かってブレードを振り上げているモールモッドが映る。生徒は壁とモールモッドに挟まれていて、旋空の範囲外だし俺のバイパーも届くには時間がかかる。
けど、そんな心配はいらなかった。
「サンキュー奈良坂。」
『気を抜くなよ剣人。歌川と菊地原も戦っているから数は減ってはいるがな。』
「ああ、わかっている。」
奈良坂に言葉を返しつつ、目の前のバムスターの足を孤月で奪っていく。
「よっと。」
目を切り裂いてトドメを刺す。そろそろ終わりか?
『剣人くん、聞こえてる〜?』
「柚宇さん!あとどんぐらいですか!?」
『ここらはもう終わったっぽい………え!?』
「どうしました!?」
『大きいトリオン反応が二つある!!気を付けて!!』
「え?それってどういう……」
ズズウン……
「ちっ、剣人!危ねえ!!」
荒船さんの声でとっさにグラスホッパーを使うと、木が倒れてきた。そしていたのは…ネイパーと思われる、人を型どったヤツだった。
「おい剣人、なんだあれは。」
「俺に聞くなよ〜。とりま援護よろしく。荒船さん!手伝ってください!」
「おう、任せな。」
相手がどんな性能なのか、そんなのわからない。それは情報が無いからだ。だったらここで戦えば不足している情報を得ることはできる。
「バイパー!!!」
360度からバイパーを放ち、追撃とばかりにメテオラを正面から撃ち込む。まあこれで倒せるはず。
「……まだだ。」
三輪が銃を抜き、レッドバレットを撃つ。爆煙が晴れるも、そこには重りを付けているネイパーがいた。
「ちっ、固いな…。」
『全隊員に告ぐ!今、何名かが交戦中のネイパーの名はラービット!高い戦闘能力と捕獲能力を持っている!既に諏訪が捕獲された、心して当たるよう!!』
うわマジか。てか諏訪さんwwwプフークスクスクス。
いやいや、笑っている暇はない。それほど強いって訳だ。まあこうなっちまえば形無しだがな。
「三輪、荒船さんが相手してる方も頼む。」
「ああ、勿論だ。」
三輪と荒船さんにもう片方を任せ、俺は目の前の相手に集中する。まずこの装甲の固さだ。こりゃ〜トリガーいじるしかねーな。
「よっ…と。とりあえずシューターよりでいいか。」
いや、そもそもシューター様のトリガー(ハウンド以外の三種類)を二つずつとシールドなので完全にシューターなのだが。
「ギムレット。」
アステロイドとアステロイドの合成弾であるギムレットで装甲を削り、メテオラのフルアタックで決める。レッドバレットが無かったら危なかったな。
「剣人、学校のネイパーはもう駆逐し終えた。市街地に向かうぞ。」
「おう。んじゃあまず俺はバカ共と合流するか。」
「俺は市街地のネイパーを迎撃する。じゃあ後でな。」
「はいよ〜。」
他の奴等と別れ、米屋や出水、緑川のいる区域に向かった。
「ちっ、またかよ……!!ああ、じれってえな!!」
数が多すぎる。3バカのいる大学まて遠い上、人型のネイパーが現れたそうだ。
ドゴオン!!!!
「またかラービット!?いや、砲撃!?新しい兵か……?」
だがしかし、現れたのはラービットだった。だけどもその、ラービットの色は黒かった。
ドオオオン!!!
再び砲撃が来る。どうやら新しいタイプのラービットらしい。とりあえず旋空で拡張された孤月を放つもやはり固く、全く削れない。
「おい、反則だろうよ……。そうだ、あれ試してみっか。」
孤月を消し、スコーピオンを両手に持つ。そして地に手を付ける。
「喰らえ……針山!!」
瞬間、ラービットの足元から枝分かれした大量のスコーピオンが飛び出す。これで削りきることはできなかったが、結構やりやすくなったな。
「トドメだ……メテオラ。」
大量のメテオラをばらまくと、ラービットが爆ぜて焦げる。ああ、疲れた……。あ、速く行かねーと!!
ドッッゴオオオオン!!!!!
「なんだ!?」
大学の方から爆音が響きわたる。急いで行ってみると、人型ネイパーと米屋が戦っているのが見えた。
「米屋ぁぁぁ跳べえぇぇぇぇ!!!」
とりあえず針山を放つ。けども相手もてだれの用で、簡単に避けられてしまった。
「おい、角生やした弾バカ。とっとと帰れ。いくらアンタが強くてもこっちは11人だ。こっちの勝ちは決まっている。」
「面白い、やってみろ。」
そう言うと人型は、いきなり撃ってきた。面倒だ……。
「メテオラ。」
俺もメテオラで迎え撃つ。こちとら負けるわけにはいけねーんだよ…。
俺のメテオラと角つきの弾丸がぶつかり、爆煙が立ち上る。
「よくやった剣人!」
突如上から声がすると、米屋が槍を突き出して、アフトの角つきに上から迫っていた。
「……なるほど、こうして敵をおびきだすわけか。」
そう言うと、角つきが弾丸を放つ。確かに俺と戦っていれば米屋が来ると思っただろう。だがこれは、個人戦じゃない。チーム戦なんだ!!
「……フルガード!」
『フルガード。』
『フルガード!!!』
ここにいる全員がシールドを展開し、米屋を守った。そして米屋の槍が角つきを貫き、俺たちの勝利が決まった。
「悪いな、サシでやってあげられなくて。」
「いや、これは戦争だ。そして俺たちも……」
米屋が後ろに跳躍する。それと同時に、米屋が居たところに無数の黒い棘のような物ができた。
「一人ではないからな。」
「してやられたわね、ランバネイン。急襲も効かないんじゃ、ここでは完全に敗北を喫したことになるわ。行くわよ。」
「ああ。また戦えることを楽しみにしている。」
そう言い残し、ランバネインは去って行った。どうやらアイツも相当なバトルマニアだな……。
ザッ……
「お?また人型か?」
米屋が好戦的な笑みを浮かべるのと対照的に、東さんの表情が歪んだのを俺は見逃さなかった。
「おーおー、東さんもいんじゃん。久しぶりだなぁおい。」
「なんでここにいる…征也。」
現れたのは、いつだったか警戒区域で見たことのある、赤髪の男だった。
花宮征也
以前ボーダーに所属していたが、第一次侵攻時に攻めてきた国を滅ぼすためネイパーフッドへ一人旅立つ。その国を滅ぼしたが、その国にやって来たアフトクラトルに敗れる。それ以降はアフトクラトルに従っている。
「知り合い…ですか?」
「花宮征也……俺のかつての教え子だ。死んでいたと思っていたが…生きていたのか!」
「久々の再開を嬉しく思いたいけど、俺はこっち側だ。遠慮無く戦わせてもらう!!!トリガー・オン!!!!」
そう言うと征也さんは黒いトリガーを取り出し、トリオン体になった。何か、まがまがしいオーラに包まれているな。
「まず雑魚には退場して貰おうか。これが俺のブラックトリガー……死の悪魔。」
ズオオ、と黒い物が征也さんを覆う。そしてそれは無数の銃弾へと姿を変え、俺たちに襲いかかった。
「おい弾バカ共撃ち落とせや。」
「誰が弾バカだコラ槍バカ。」
「『共』は余計だボケェ。」
バイパーのフルアタックで撃ち落とす。続いて出水がメテオラで追撃する。
「よっしゃ!よくやった!あとは……」
『陽介、伏せろ。』
米屋が伏せると同時に、一発の銃弾が爆煙の中に放たれる。きっと奈良坂だな。こんな変態はアイツと当真さんしかいねえ。つか、いつからこっち来た?
「ちっ、やってくれんなぁ、おい。腕一本逝っちまったじゃねえかよ。」
うわぁ……奈良坂キモい。あの煙の中で腕一本持ってくとか……。
「ウザッてえな…。消えろ!!」
瞳が黒く染まり、オーラが倍増する。征也さんは手に薙刀のような武器を構え、それを振った。突如としてその刃先から衝撃波が飛び出した。
無数の衝撃の刃は、俺たちに向かってさっきの弾丸の比では無い速さで遅いかかった。剣を抜いて受け止めることもできなければ、これら全てを避けきるのも不可能だった。
「くっそ……!」
悔しい。こんなトコで退場?ざけんな。まだ戦いたい。けど……
もう、終わりだ。
この六文字が脳内に浮かび上がる。だが、俺たちがベイルアウトすることはなかった。
「間一髪で間に合ったか。悪い、遅くなったな。」
風刃を持ち、迫り来る衝撃波を全て斬り落としたいおりさんが立っていた。
「ここからは任せろ。お前らは援護に徹してくれ。」
「…はい!」
いおりさんは言うなり、風刃を構えて駆け出した。相手の刃と風刃が交わり、鈍い音が響く。
「うっわ、いおりさん強!流石だわ……。」
「右に同じく。」
「おい、感心してる暇あったら援護するぞ!米屋、緑川はサイドからいおりさんの邪魔にならない程度に攻めろ!!」
「んじゃ、俺らは隙間を縫ってバイパーでも使うか?」
「だな。バイパー。」
遅めで威力重視のバイパーを放つ。続けて速めのバイパーを時間差で放つ。避けきるのを難しくするやり方だ。結構ウザさに定評があるんだな、これが。
「今だ!!」
米屋が叫ぶと、緑川が影から飛び出して足を奪う。とっさのことに反応が追い付かなかったのだろうか。
「ナイス、緑川。」
いおりさんが風刃の刃を二本放ち、残っている腕を斬り落とす。後は足を残すのみだ。
「…………くっそ、俺の本気の力は…こんなもんじゃあねえ!!こっからが!本番だぁ!!!」
そう叫んだ征也さんが黒いオーラを増幅させ、周辺を覆う。と、次の瞬間、それは激しい爆発を起こして辺り一帯を吹き飛ばした。
うっわ、こりゃ至近距離で喰らったらとんでもねぇダメージだな。
「……その程度か?」
爆風が晴れると、風刃を手にして立っているいおりさんの姿があった。しかもノーダメで、である。やっぱアタッカー最強は伊達じゃない。
「この程度では傷一つ付けられんぞ。さあ、本番だ。」
風刃から伸びる8本の刃の内4本を放ついおりさん…あれ、2本足りないな。12-2-4=6だけど残ってんのは4本だ。
「はっ、こんなんで俺を倒せるわけねーだろが!」
黒い球体を作り迎え撃っている。が、視界の隅に二本の刃が現れる。
「なっ……!」
二本の刃が残っている足を切り落として、さらに肩から腹に切り込みを入れる。
『東さん、最後は任せます。』
『ああ。』
いおりさんが残りの刃を放つ。それに気を取られている征也さんは東さんの撃ったアイビスの弾丸に…頭を貫かれた。
「うおお、あの距離から狙撃とか東さんパネえ!!」
「あそこまで追い詰めたいおりさんもスゴくね!?」
「……避けろ。」
え?何を?
不思議に思っていると突如、黒いゲートっぽいのから棘が飛び出してくる。グラスホッパーを使ってかわすけどエゲツねえな。
「隊長もやられたわ。帰るわよ。」
「あ、さっきのワープ女。」
「ちっ、わあーったよ。じゃあな。」
二人がいなくなり、どうやら後はトリオン兵を残すのみの様だ。
「よっしゃー行こうぜー。」
「おーう。」
「よおーっし、お小遣い稼ぐぞ〜!」
まあめっちゃいるもんな。ここで倒せばボーナスが大量に……。
「おい剣人、速くしろ!」
「あーはいはい。わかったわかった!じゃーこの辺で終わりにするか!そんじゃー!」
「最後の誰にいった!?」
【後書き】
……はい、駄文で終わりましたねw
多分初めてかも、100までいった小説。ここまで来れてよかった!そして読んでいただいた読者様、本当にありがとうございます。
とりあえずこれからも、どこまで続けられるかわからないけど書きたいと思います。
ワートリと他のジャンプの作品のクロス小説だ!!という思いつきで書いていきたいと思います。
ちなみに、ハンターからキルア。ハイキューから日向、影山。暗殺教室から速水さん。黒子のバスケから相田リコ。この5人を出したいと思います。年齢は、速水さん→高2,キルア→高2、後は原作通りで行きます。
*ちなみに他のキャラも結構出します
「ボーダー!?」
「なんだよそれ!?」
「いや、逆になんで知らないの?凄く有名デショ。」
月島に言われるけどよく知らない。どうやらネイパーとやらから俺たちを守る為に活動している組織らしい。けど俺と影山は今年の春から三門市に来ているから全くわからん。
「でも、あの建物がそのボーダーの本部ってのは知っている…よね?」
「え、ビルじゃないの?」
「いやあれは宇宙ステーションに決まっているだろ!」
「バカか影山!宇宙ステーションは宇宙にあんだぞ!?」
「……よくそれで高校入れたな。白鳥沢落ちた理由わかったわ。」
「田中さんに大地さんまで!?」
影山クン…ぷくくっwwww
「おい日向…言いたいことあんならハッキリ言えや。」
なっ!?
「い、いいい、いやなんでも……。」
「そうだ!日向に影山さ、試しに入隊試験受けてみたら?」
「いや、スガ。流石にこの学力じゃあ……。」
「ああ、そっか……。」
「ぜ、絶対入って見せます!!」
だ、大丈夫!バレーで頑張って来たし……
「バレーとボーダーはあんま関係ないよ?まあ日向は大丈夫かもだけど、王様は……ねえ。」
「んだとボケ、月島、ボゲエ!!!」
ボーダー入隊日
「おおー!ここがボーダーの中か!すげー!」
「あれ、えーっと…か、かぜ?あらし?なんとかやまさん?だっけ……。」
「さあ?」
あれ、なんて読むんだっけ?全くわからない……。
「嵐山さん、だよ。あれぐらい読めるだろ。」
「うわっ!?」
「どっから出てきた……?」
いきなり目の前に銀色の髪の男の子が現れる。全く気づかなかった……。
「ああ、悪い。俺はキルア、よろしく。」
「お、おおお、俺は日向で、こ、この目つき悪いのが影山…」
「おいコラ。」
あ、つい言ってしまった。
「ふうん。つか何歳?ちなみに俺は高2。」
「……!俺たちは高1だ…あ、いや、です。」
「敬語とかいいよ。それより……(こいつ、年下なのに俺と背が同じくらい!しかももう一人めっちゃデカイ!!)」
「じゃあよろしく、キルア!」
「お、おう。」
「さあみんな、着いたぞ!」
嵐山さんの声が聞こえる。どうやらキルアと話している内に訓練室の前に着いた様だ。
「じゃ、俺やってくるわ。」
すたすたとキルアが歩いていき、部屋に入る。それにしても気配が感じられないくらい静かだ……。
『訓練、開始。』
機械音が告げるとともに、キルアが走り出す。その動きには無駄がなく、素速かった。
そしてキルアは一瞬で足を全て切り落とし、最後に目玉の様なものを刺し、終了した。
「えっ、マジで!?お前らボーダー入れたの!?」
「まさか本当に入るとは思わねえって。」
「先輩として鼻が高いな〜!ま、ガンバれよ!」
「……これ俺らも入れるんじゃ?」
「失礼っすね……!!」
「よっしゃ影山!10本勝負だ!!」
「よし、負けた方がジュース一本奢りだ!」
「乗った!!」
俺と影山がそれぞれブースに入ろうとしたとき、声をかけられた。
「なー、日向と影山、話聞いてた?」
「あ、ごめんもう一回言って。キルア……さん。」
「タメ語でいいよ。」
「わかった!キルア、もう一回言って!!」
「はぁー。とどのつまり、全員B級に上がったから隊を組もうって話。」
「「よし、やろう。」」
「単細胞……。普通オペレーターはいるのか、とか聞くじゃんか……。まあいるけどさ…………。」
「で、」
「「オペレーターって何?」」
何それ英語?聞いたことない!今度谷地さんに聞いてみよー。
「で、隊長は……」
「「俺がやる!!」」
「スナイパーの人にやってもらうから。」
な、なにっ!?俺じゃないの……?
「んじゃー、あといろいろ決まったら教えっからさ。そんじゃなー。」
「影山……。」
「あ?」
「ランク戦だ!!」
「勿論だ!!」