ケイ君用の作品だけを載せるスレです!
ついに作りました。今までの東京リベンジャーズの
二次創作は、ここに集結させます。
東京リベンジャーズが好きな方や東京リベンジャーズを
まだ、知らない方も読んでいってね(・∀・)
話のテーマは、それぞれ色んな世界観設定が
盛り込まれてるんで、色んなのを楽しみたい方も
オススメです。
大人バジ「先生!こっちです。」
医者「うむ。」
大人バジ「どうですか?何か、分かりましたか?」
医者「倒れる前の様子は?」
大人バジ「はい、突然お腹を痛そうにして、気を失って倒れてます、
今は。どうですか?」
医者「脈も正常で、心臓も特には・・・。ただ、お腹痛いなら
ご飯は食べれないから、点滴した方が・・・。」
大人バジ「車の中で、してもらえますか?」
医者「いいよ。もし、もっと様子悪くなったら言ってね。」
カズトラ(この人、心配はしてくれてる・・・。)
大人バジ「ん?」
車の外へ、目をやると少年ケイスケが、たまたま近くを通りかかる。
大人バジ(もう一人の俺!?タイミング悪い時にっ・・・。いや、
あっちからは見えてない、セーフか。)
ケイスケ(カズトラ・・・。)
ケイスケは、気づかず通り過ぎた。
カズトラも、倒れてる演技で気づかなかった。
そして、家へと戻る二人。
大人バジ「カズトラ君・・・。」
カズトラ(駄目だ。助けを言えなかった。車の中でこの犯人ずっと、
側にいたから。失敗だ。)
それから、2年が経ち・・・。
(回想終了)
ケイスケ「マイキー、俺は東卍を出る。」
マイキー「!はぁ?カズトラの件でか?周りはもう、カズトラが死んだ
とか、カズトラが失踪したとか、騒いでるぜ?」
ケイスケ「それはねぇよ、俺には分かる。カズトラは、そんな奴じゃねぇ
。ペットショップやるよ、店員になる。」
マイキー「バジ、東卍はあれ以来、キサキの話でバルハラと手を組んだ。
お互い、ここからお別れだな?」
ケイスケ「あぁ、じゃあな。マイキー、キサキにだけは気をつけろ?
アイツは東卍にとって、敵かもしれねぇから。」
それから、16歳。中学生から高校生になったケイスケは、ペットショップで仕事をしながら、カズトラを探し続けた。
そんな、ある日。
いつも通り、街頭でチラシ配りをしていると・・・(仕事休みの日)
医者「ん?この子、見たな。」
ケイスケ「!え?何処でですか?」
医者「一度だけ。確か、車の中で見た子に似てる。」
ケイスケ「車?」
医者「もう一人いて、父さん・・・いや、お兄さんで。」
ケイスケ「え?お兄さん、ですか?」
医者「うん、丁度黒髪でロングで、何か君に似てた。」
ケイスケ「俺に似てる?車の色や形って?」
医者「白で大きめの車体だよ。」
ケイスケ「歳は?」
医者「うーん、大体は20〜30代かな?」
ケイスケ(は、初めて・・・有力な情報だ。カズトラ、そいつは誰だ?
俺に似てる?)
カズトラチャンネルでは、早くもケイスケが
その有力な情報をホームページにアップする。
「新しい情報!カズトラと一緒にいる男・年齢は20〜30代。
黒髪でロング。白い大きめの車。俺に似てる(ケイスケの顔写真)」
それを、大人バジも携帯から見ていた。
大人バジ「!どこから、バレたっ!??(考えられるのは、あの医者か。一度だけ、カズトラを診察してもらったから。)」
大人バジ(今、バレる訳にはいかないんだ。こうなったら、よし。)
「ピロリン(携帯のメールの受信音)」
大人バジ(ん?メールだ、ナオヤか?)
ナオヤのメール「あの、カズトラ行方不明知ってます?何か、特徴が
似てません?つーか、黒髪でロングとか(笑)ほら、オーナーの車も白で!?」
大人バジ「(ま、マズイ・・・。)もしもし?ナオヤ。冗談キツイぞ?
俺、いつもメガネしてるよな?髪もポニーテールでさ。違うだろ(笑)
白の車なんて、何処にでもある。」
ナオヤ「ですよねぇ?すみませーん、冗談です!でもバジさんの顔って、よく見た事ない。今度、メガネ外してもらえません?犯人の目は茶色ですって。」
大人バジ「あぁ。明日、見せてやるよ。ナオヤだけに、特別だ。二人の秘密な?」
次の日・・・。
大人バジ「ほら!」
ナオヤ「え?バジさんの目って、黒っスか。普通っスね。じゃあ、全然違う!!うわぁ〜初めて顔見た。特に目は!!」
大人バジ(カラーコンタクトしといて、良かったぜ。)
その仕事帰り、青年ケイスケが、家から出る所を
待ち伏せる大人バジ。
ケイスケ(はぁ〜お腹空いたな。コンビニで買うか?かぁ
ちゃん、仕事が今日も遅いから。)
大人バジ「バジ君、だよな?」
「キキッ(ケイスケの側に黒の車が停まる(レンタカー)」
ケイスケ「えっ?誰(汗)(黒い・・・車?)」
大人バジ「君のホームページ見てるよ。カズトラ君の件
で。情報、持ってるんだ。ここじゃ、あれだから別の
場所で話そう?」
「バタン(ケイスケが車のドアを閉める音)」
疑いもなく、車に乗った。
ケイスケ「あの、車の中で話を聞きたいです!」
大人バジ「分かった。運転しながら話す。俺のね、知り合いの友人なんだけど、たまたまそいつの部屋に上がった時に、そこで見つけた。」
ケイスケ「見つけた?何を。」
大人バジ「「カズトラより」って書かれた手紙。」
ケイスケ「え!?」
大人バジ「俺の知る限り、そいつにカズトラって友人は
いなくて、最近カズトラ行方不明を知って、もしかしてって思った。」
ケイスケ「それで?」
大人バジ「気になったから、勝手に盗んで、今俺の家に
あるんだ。君なら知り合いだから、カズトラ君のなら
字とか分かるかな?と思って。」
ケイスケ「読みたいです!確認したい!」
大人バジ「喉とか、乾いてない?飲み物あるよ。」
ケイスケ「いえ、いいです。」
家に到着。二人は中へと、入っていく。
ケイスケ「あの、すぐその手紙を確認したいです!」
大人バジ「待って。まぁ、少し寛いでいきなよ。君、お腹空いてそう。」
ケイスケ「いえ、早く見たいんでいいです!!」
大人バジ「あれ?おかしいな。手紙が無い、どこにやったっけ?」
ケイスケ「俺も探します!」
大人バジ「思い出した!確か、地下にあるかも。一緒に来てくれる?」
ケイスケ「はい、いいですよ。」
大人バジ「先に中入って、この中だから。俺も後ろから行く。」
ケイスケ「こ、この先にあるんですか?」
大人バジ「あぁ、そうだ。物はこの先に・・・。荷物保管場所だ。」
奥へ進んで行くケイスケ。だが、そこには・・・
ケイスケ「え?か、カズ・・・トラ??」
カズトラ「!ば、バジッ!?」
探していたはずのカズトラの姿が、ケイスケの目に飛び込んできた。
ケイスケ「・・・・・・・・・。」
大人バジ「・・・。」
「ガンッ!(ケイスケの頭を後ろから殴る音)」
ケイスケは、床に倒れ込む。
カズトラ「止めて下さいっ!?何でっバジ殴るんですか!バジィー!!」
次に目を覚ました頃には、ケイスケも檻の中だった。
ケイスケ「どういうつもりだよ!?あぁ?(怒)こっから出せっ!!
何でカズトラを監禁してんだ!?」
大人バジ「俺は本当は、君達二人の母違いの長男だからだよ。」
ケイスケ&カズトラ「!」
大人バジ「俺、ケイスケ、そしてカズトラ。分かったのは、若い頃に
どうしても、父さんに会いたくて、調べたから。父と再会して、それから知った。弟二人がいると。俺はその頃、別のヤンキーをやっててさ?
キャットフィッシュっていう暴走族。同時に真一郎君のブラックドラゴンにも、関わってた。お前らの情報を真一郎君から、聞きたくて。」
大人バジ「しかし、俺のグループのキャットフィッシュで、東卍との
喧嘩で、弱そうなカズトラ君をリンチしよう、と話が進んだ。
それが嫌で、2年前に出所の日を狙って監禁した。
だが、その後はケイスケ君を拉致って、東卍フルボッコに話が進んだ。
次は、ケイスケを監禁しようと思った。全てはお前らを守りたかった
から。でもさすがに今俺は、グループから疑われてる。
裏切り者だと。立て続けにカズトラとケイスケ君がいなくなるんだ。
メンバーの中で、誰かが邪魔してるって。
多分、今後・・・家辺りを見張られる。お前らと一緒にいる事がバレた
ら、俺は殺されるな。お前ら二人もタダじゃ済まないだろう。
だから、な?大人しく、しててくれよ。
俺はお前らの敵じゃない。な?」
最後にそう言い終わると、大人バジは満面の笑みをみせた。
その後、マイキー達の方では・・・・・・
東卍メンバー2「なぁ?マイキー、あの後さ、バジもいなくなったって。
聞いたかよ?カズトラ見つからなくて、バジがついに鬱病になって
死ぬ事にしたって?」
東卍メンバー1「うわぁ!?それマジかよ?」
東卍メンバー3「一番探してたのバジだもんな。そりゃ、おかしく
なるって。」
マイキー(・・・・・・。)
大人バジは、青年ケイスケに手紙を書かせて、自ら望んで失踪したとの手紙を母親の住むポストへ、自ら届けた。
大人バジ(よし、大体は上手くいってる。これで、大丈夫だ。)
大人バジの頼みで、ホームページも閉じられた。
「しばらく、ホームページはお休みします。」
ケイスケ「一つだけ、頼みいいですか?話は分かった。
せめて、この地下の中だけでは、自由にさせてくれ。
俺達は、外に逃げる気はない。
こんな檻の中とかは、ナシにしてくれよ?あんたの話、信じてるから言ってんだ。」
大人バジ「いいだろう。」
二人の自由は、許された。
大人バジ「ただし、俺の仕事中は檻にいてくれ。それ以外の時なら、部屋にいていい。」
それから、更に1年が経つーーーー・・・。
ケイスケ「あの、前から気になってたんですけど、何でこの家って
テレビ無いんですか?」
大人バジ「それは・・・ほとんど仕事行ってて、俺は疲れてるから、
家では静かにしていたいんだ。漫画や、お前らの欲しいもんなら
与えてやるよ!携帯&パソコン以外ならな?」
ケイスケ(気になってるのは、この人の詳しい情報が一切、見つからない
事だった。)
唾を飲み込み、ケイスケは問う。
ケイスケ「あんた、本当に俺らの兄貴・・・なのか?」
大人バジ「本名は、バジ ケイスケ。」
ケイスケ&カズトラ「!?」
大人バジ「なぁ〜んて、嘘だよ!笑えよっ(笑)」
大人バジ(血のハロウィンの未来は変えた。マイキー達も変わりはない。
ただ、この世界ではカズトラとケイスケだけがいない。
そう、表面では大人のバジの俺はいるーーーー・・・。)
パンドラの箱(秘密)は、永遠に開かれない・・・。
完結
タイトル【東京リベンジャーズ〜バジ虎〜2】
大人バジ(さぁて、ケイスケ君は、自らの失踪だと見せか
けたものの、あまりに連絡無さ過ぎは不審がられるな。)
そこで大人バジは、ケイスケの母親に手紙を届ける。
ケイスケ母「2通目からの、ケイスケからの手紙?」
もちろん、これは大人バジが青年のケイスケのふりを
して、書いたものだ。本人は本人なので、字も同じ。
ケイスケの手紙の内容「母ちゃん、元気?あれから、
俺はとある場所で、家を借りて仕事しながら過ごしてるよ。
携帯も新しくしたから、携帯番号も書いておく。
返事のやり取りは、携帯でよろしく!
ちょっとかなり、今・・・心がヤバくて、一人になりたかったから。
でも大丈夫。もし、無理そうだったら、精神病院に通う
から。だから、母ちゃんは何も心配しないで。
そういう訳で、よろしく。 ケイスケより。」
と、言う内容のものだった。
ケイスケ母(心がヤバい割に、相手を思う優しさはある。やっぱり、ケイスケね・・・。)
一方、青年バジは・・・
ケイスケ(ん?今、風呂に入ってるな?カズトラとあの男は。その隙に。)
「バッ(大人バジの携帯を手に取る音)」
ケイスケ(あの男の携帯!!ん?ロックがかけられてる(汗)誕生日?
いや、違うっ!クソ〜何だよ!?駄目だ!ロック解除出来ねー!!)
その時、ケイスケの後ろには、風呂から上がったばかりの大人バジがいた。
大人バジ「どうしたの?ケイスケ君。」
ケイスケ「!いや、何かっ・・・携帯から音鳴ってた気がしてっ・・・
すみません!勝手に・・・。」
大人バジ「ふーーーん、音ね。あぁ、携帯会社からのメールだ。
いつもくるからね(笑)いつも着てるから、誰か気になっちゃった?」
ケイスケ「は、はい。」
大人バジ「悪いね、知り合いじゃなくて。あれ?どうしたの、震えてるよ?」
ケイスケ「何でも無いです!」
ケイスケは、大人バジから離れる。
次の日も・・・。
ケイスケ(そもそも、アイツ本当に俺らの長男かよ?
クソ!
本名が見つからねー。何で、本名に関するの出てこねぇっ!?まさか、一々それ系の捨ててんのか!?ガス代とか、電気代とか??)
「ガサゴソ(ケイスケが引き出しから、書類を探しまくる音)」
大人バジ「俺の部屋で、何してんのかな?ケイスケ君・・・。」
再び、ケイスケの背後には、大人バジの姿があった。
ケイスケ「か、カズトラに頼まれてホチキスを・・・。(ニコ)すみません、勝手に。」
大人バジ「そう〜、ホチキスならコレ。はい!」
大人バジは、ホチキスを手に取ると、ケイスケに渡す。
「スッ(ケイスケが、ホチキスを受け取る音)」
ケイスケ「あの、少し質問いいですか?」
大人バジ「ん?何かな?」
ケイスケ「キャットフィッシュにいながら、ブラックドラゴンの真一郎と関わるってバレません?
普通に考えたら。
その間を行ったり来たりって。両方のグループ同時に。」
大人バジ「いや、バレなかったよ?何故なら俺は、ブラックドラゴンに行く時は、キャットフィッシュの奴らに、こう言ってる。」
ケイスケ「?」
大人バジ「スパイとして、ブラドラに行くって。
逆に真一郎には、俺の弟の件で、話だけでいいから聞きたいっと接触してた。
真一郎とは、個人で関わってたから、あっちもオープンにしてしていい話なら、してくれた。
可能な限り。
ただ、当然カズトラ不明と、ケイスケ不明で俺は今、キャットフィッシュから疑われてるけど(苦笑)だから、今外に出るのはヤバいって話ね。俺と君とカズトラ君の命が。」
ケイスケ「・・・。」
大人バジ「それで、君等二人を監禁してるんだよ。キャットフィッシュにバレたくないから。それもこれも、長男として守りたいから。分かった??」
ケイスケ「はい。」
その話を聞いても尚、大人バジを見つめるケイスケの目は、不信感を漂わせている。
ある日のお風呂。大人バジとカズトラが、二人で入っている時。
大人バジ「さ、カズトラ君・・・こっちだよ?」
カズトラ「・・・うん。」
「チャプン・・・(湯船に入る大人バジのすぐ隣を、体を密着させながら
カズトラが入る音)」
カズトラ(ち、近い・・・。)
大人バジ「(監禁してると、何かと恋人作れず、恋愛にも奥手だからなぁ。そもそも。)カズトラ君、恋愛した事ある?」
カズトラ「無いです。」
大人バジ「じゃあ、恋愛のAとBとCも、知らない?」
カズトラ「え、は・・・はい。」
大人バジ「こうやって、触られた事も無いんだ?」
カズトラ「は、はい(え、何か体を触ってる・・・?)」
大人バジ「大人として、教えておくよ!義務教育だから。それも。」
カズトラ「え?」
大人バジ「分かってるから、そういうの。」
カズトラ「あの・・・??」
大人バジ「いい?まず、これがA。」
カズトラ「!?」
大人バジ「そして、これがB。」
カズトラ「あ、あの!んっ!?」
大人バジ「そして、Cは、こうだよ。」
カズトラ「ちょっ、止め・・・っ!?」
ケイスケ「あーー!?テメェ何してんだっ!?カズトラに隠れて、変な事 してんじゃねー(怒)」
大人バジ「嫌だなぁ、大人として教えただけ。」
ケイスケ(こ、コイツ・・・まさか、ショタコンなのか??
そういや、誘拐された俺らの年齢も若い。
まさか!?コイツの目的は、ショタコンで若い俺らを誘拐して、監禁して外に出れない様にして嘘の話を教えて、エロい事するのが目的っ!?
そして、過去にも同じ事件で捕まったから、その情報を隠すべく
本名も消して・・・る?)
顔面蒼白になるケイスケ。
ケイスケ(それとも、コイツ・・・他の男児は殺して?正体バレたから。
連続ショタ犯人なのか??)
バジ予想
それまでも、男児誘拐&監禁を繰り返す➡その度に、本名がバレて、死なす➡そして今、自分達二人もターゲットにされて監禁中。
ケイスケ(だから、名前も情報も隠すのかっ!?)
震えが止まらず、恐怖に包まれた。
別の日。
大人バジは、ケイスケの母親と携帯で電話する。
大人バジ「あ〜、もしもし?母ちゃん?手紙、読んでくれた?
そう〜今それで、」
コッソリと隠れて、ケイスケも内容を聞く。
ケイスケ(ん?電話の相手、俺の母ちゃんっ!?コイツ、俺に成りすまし
!?まさか・・・そうか!俺と顔や声が似てるから、周囲には俺に
成りすまして!?しかも、連続ショタ犯人だから、自分の本名を隠す為
に更に俺に、成りすまそうとして・・・クソッ!!)
「バッ(大人バジの携帯を奪う音)」
ケイスケ「もっ、もしもし!?母ちゃん、助けてくれ!今、誘拐されてっ俺に似てる顔の奴にっ・・・・・」
「バッ(大人バジが携帯を取り返す音)」
大人バジ「あ〜もしもし?母ちゃん。さっきのごめんね。」
ケイスケ(え?)
大人バジ「俺、手紙でも言ってるよね。心がヤバくなってるって。
さっきのがそういう事。驚かせてごめんね。
だから、二重人格みたいに矛盾した発言する。
例えば、見張られてるとか、誘拐されたとか、監禁されたとか。
でも、気にしないで?それで、こういう姿を見せて心配させるの嫌だっ
たから、一人になったんだよね。」
ケイスケ(何言ってんだ?コイツッ・・・・・・)
大人バジ「時々、こういう事あるから、真に受けなくていいよ。
本当に警察に通報は駄目。じゃあね?」
「プツ(通話を切る音)」
大人バジ「ケイスケ君・・・、余計な事しないでくれるかな?」
ケイスケ「ごっ、ごめんなさいっ!携帯で久々に母ちゃんの声を
聞いてたら、話したくなってつい、俺・・・母ちゃん好きだから!
えぐっうぐっ。」
大人バジ「そういえば、引き離してもう、1年経つかな?会いたくも
なるか。うんうん。さぁ〜あっちの部屋に戻ろうね、ここは俺の部屋
だから。」
泣きじゃくるケイスケの肩に手を乗せて、大人バジは部屋に誘導する。
ケイスケ(クソッ!もう少しで母ちゃんに助けてもらえたのにっ!?
しかもコイツのせいで、もう一回俺が同じ言葉を使ったとしても、
母ちゃんはすっかり、信じてくれなくなった!!
心の病気って思われて!?クソッ)
カズトラ「えっ?バジ、何で泣いてんですか?」
大人バジ「あぁ、ちょっとね・・・色々あって。二人で。カズトラ君が
気にする程の事ではないよ。大丈夫。」
カズトラ「??」
ケイスケ「・・・・・・っっ!」
更に別の日。
ケイスケ(待てよ?この男っ・・・頭いいだけで、力は弱いんじゃ!?
よし、力なら俺の方がっ!!)
大人バジ「ん?(振り向く)」
「バキィ!(ケイスケが大人バジの顔面を殴る音)ポト(大人バジのメガネが落ちた音)」
ケイスケ(よし!クリティカルヒット!!)
大人バジ「ニヤ(不気味に笑みを見せる)」
ケイスケ「えっ!?(殺気を感じる)」
大人バジは、すぐにケイスケの背後に回ると、腕でケイスケの首を
押さえて、後ろから自分の足を使って足払い。
ケイスケは、倒れ込む。
ケイスケ「くっ・・・(床に倒れ込む)」
手だけは、後ろに大人バジが引っ張る状態で掴んだまま、自分の足を
ケイスケの腰付近に乗せる。動けない状態になってしまう。
大人バジ「あれぇ〜?どうしたのかな?ケイスケ君、今度は喧嘩でも
したくなったのかなぁ??」
ケイスケ(コイツ!?喧嘩もやるのかよ!??クソ!キャットフィッシュで鍛えたのか?考えてみれば、真一郎から前に、キャットフィッシュって族とやりあったって話、聞いた事あるぜ。)
その後、大人バジはペットカフェへ出向く。
ナオヤ「あ、あれ?バジさん・・・その傷、」
大人バジ「あー。ちょっとやられちゃって。」
ナオヤ「え!?誰にっ??ヤンキーっすか?」
大人バジ「ん〜今は、言えないかな。」
ナオヤ「前々から気になってたんスけど、バジさんってあれっスか?
家に家族いたりするとか??」
大人バジ「何で?」
ナオヤ「え、だっていつも、帰り早かったり。休日も遊ばないとか?」
大人バジ「まぁ、家族という家族なら、いるのはいるよ?」
ナオヤ「やっぱ、そうッスよね??(休日にご飯食いに誘っても、
いつも断るから。)」
ナオヤから見た、バジは謎多き男だった。
ナオヤ「ペットカフェも週1回しか、休みないんでキツイッスね。」
大人バジ「仕事は仕事だ。ヤルまでだ。」
その頃、カズトラ達はーーーーー・・・。
ケイスケ「なぁ?カズトラ、あの男怪しいだろ?何で
平気なんだよ(汗)」
カズトラ「え?あの人って、兄貴なんでしょ?それに
ここでの生活も慣れた!美味しいもん食えるし、ゲーム
遊び放題!パラダイスだよ!」
ケイスケ「・・・アイツの言ってる事、信じてんのか?
嘘だと思うぜ。本名明かさねぇし、変な事だらけだ。
(カズトラは、疑い持ってねぇのかよ?俺一人で、
何とかするしかねぇか。)」
その夜、大人バジとカズトラは、風呂に入ってる。
ケイスケ(待てよ?今の内に、外に出れねぇか?
入口のドアから・・・。)
「カチャ(玄関のドアノブを開こうとする音)」
ケイスケ(あれ!?変だっ、ドアが開かねぇ!ん?)
よく、見るとドアノブの上に何かが仕掛けられている。
ケイスケ(何だ、これ?ロック付きか!?そうか、ナンバーを打ちこまないと、ドアが開かない仕組みか!
だったら、窓は?)
窓の方から外に出れないか、試みるが・・・。
ケイスケ(よく、見たら・・・窓の外に鉄格子が!
しかも、ダブルでセンサーみてぇのもあって、下手に
窓を開くと音が鳴る仕掛けだ。逃げられもしねぇのか、
この家は・・・。)
そして、ケイスケの背後には、いつから風呂をあがってきたのか?
大人バジの姿がある。
大人バジ「言ってるよね、ケイスケ君?前に。キャットフィッシュに
疑われて、見張られてピンチだと。
もしも、万が一に俺が仕事に行ってる時も、この家に入られない様に
ドアと窓のセキュリティも万全なんだ。
身を守る為なら、当然。俺と、ケイスケ君とカズトラ君を守る為の、ね?」
ケイスケ「(はぁ?)ふざけた事言ってんじゃねーよ!(怒り)」
大人バジ「ん?」
ケイスケ「テメェの正体くらい、分かってんだよ!?こっちは!!」
大人バジ「へぇ〜、正体何の事かな??」
ケイスケ「本当は、キャットフィッシュに狙われてるのは大嘘っ!
目的は、別にあって、連続誘拐ショタ犯人!!
性的なのが目的だろ!?初めからっ・・・。」
大人バジ「ん?(汗)」
ケイスケ「今までの男児は、正体バレる度に殺したんだろ!?
だから、本名も情報も隠すんだ!?違うかよ?」
大人バジ「くっくっ、本っ当、面白いね〜(笑)ケイスケ君は!
何?俺が連続ショタ犯人に見える?そりゃ〜最近は、恋愛が御無沙汰で
ショタコンには、なりそうだけど(失笑)」
ケイスケ「!!?(何だ?)」
大人バジ「ま、青年はそれぐらい、考え持つ方が健全だと思う。」
ケイスケ(動揺してる、様子ねぇ・・・ち、違うのか?それとも演技?)
カズトラ「あの〜、お腹空いた。何か、食べたい。」
大人バジ「あぁ、カズトラ君。待ってて。今から、料理作るから。」
ケイスケ「・・・・・・。」
結局、この日は真相解明には、繋がらず・・・
次の日。場所は、ペットカフェ。
大人バジ(先々の事を考えたら、俺も何が身に起きるか、不安だ。
俺が死んだら、あの二人の面倒がマズイ。そこでーーーー・・・)
大人バジは、屋上にナオヤを呼び出した。
ナオヤ「あの、バジさん。話って?何スか、こんな所に呼び出して。」
大人バジ「お前に話があるんだ。」
ナオヤ「何の?」
大人バジ「前にカズトラ行方不明事件、あったろ?」
ナオヤ「はい。」
大人バジ「本当は、隠してたけどーーーー、その犯人は俺なんだよ。」
ナオヤ「えっ!?何言って!?」
大人バジ「カズトラ君、今俺の家にいる。」
ナオヤ「は!?全然っ話が見えてこね〜スよ!バジさんが犯人っ!?
何でなんスか!?」
大人バジ「話せば、長くなるけど・・・。
カズトラ君の他にも、もう一人いる。ケイスケ君。」
ナオヤ「え、ケイスケ?その子は、行方不明で騒ぎにな
ってない子ッスけど、誰スか?」
大人バジ「この二人は、俺のーーーー・・・弟なんだ。」
ナオヤ「えっ!?」
前に、ケイスケに対しても話した内容と同じ事を
ナオヤにも、話した。
ブラドラドラゴンとキャットフィッシュでの事。
疑われてる事、等等。
大人バジ「全ては、長男として、弟二人を守りたかった
から。それだけだった。警察に言っても不利だからな。
警察に話したら、誘拐&監禁の犯人で逮捕。
キャットフィッシュの奴らにバレても、俺達3人は皆殺し。こうして、板挟みって訳さ?」
ナオヤ「そ、そ〜だったんスか。何で、オレに今それを?」
大人バジ「俺もこの先、キャットフィッシュの奴らに
バレたら殺されるかもしれない、先に。
その時は、ナオヤが弟二人を助けて欲しい。」
ナオヤ「バジさんの親にお願いした方が、早くないっスか?」
大人バジ「いや、この件に母親は巻き込みたくないんだ。
奴らは俺だけじゃなく、親にも何するか分からない。
殺されるのが、俺だけならまだしも・・・。
ナオヤの事なら、アイツらも調べてないだろ。」
ナオヤ「だからっスか?プライベートで遊ばないの(苦笑)
普段から、バジさんと会ってたら、こっちも巻き込むから?」
大人バジ「ただ、ケイスケ君の方は心が不安定になっている。
無理もない。」
ナオヤ「どんな?」
大人バジ「妄想に取り憑かれて、すっかり俺を誘拐&監禁ショタ犯人
呼ばわりだ。」
ナオヤ「二人には、話してないんスか??」
大人バジ「いや、話してるよ?でも、ケイスケ君は、俺の事が多分・・・
嫌いみたいだから。」
ナオヤ「え?何で?」
大人バジ「さぁ?馬が合わない、とか?まぁ、そういう訳だから、
近い内、ナオヤにも二人に会って欲しい。」
ナオヤ「分かりました。全然、いいッスよ!後〜もしかして、前の頬
のアザってケイスケ君が?」
大人バジ「その通り!よく分かったな(笑)」
ナオヤ「やっぱりスか(汗)」
別の日。ナオヤは、バジの家へと呼ばれる。
ナオヤ「お邪魔〜。ここが、バジさんの家??」
「ガチャ(玄関のドアを開ける音)」
大人バジ「ここが、リビングだ。待ってろ、二人は別の場所にいる。
今、こっちに連れて来るから。」
ナオヤ「うわぁ〜。キョロキョロ(周りを見渡す)初めて来たなぁ〜。」
大人バジ「俺の知り合いを連れて来た。こっちだよ。」
カズトラ「?」
ケイスケ「知り合い・・・??」
大人バジ「ナオヤだ。」
ナオヤ「へぇ〜、この二人がカズトラ君と、ケイスケ君?
カズトラ君はホームページで見たまんま(笑)」
ケイスケ「助けてくれぇーーーー!?俺らっこの男に、誘拐&監禁されてっ・・・!?」
ナオヤ「うん、知ってるスよ?キャットフィッシュから守る為にっスよね?さすが、長男やる事が大胆(笑)」
ケイスケ「は?」
大人バジ「はいはい、ケイスケ君。そんなに大きい声、出さないの。」
「ギュウ(大人バジが、ケイスケを抱きしめる音)」
ケイスケ「離せぇーーーー!?触んじゃねぇーーーー!!」
大人バジ「もーう、どうしていつも、そうやって騒ぐの??」
カズトラ「ば、バジ・・・(汗)」
ナオヤ「うわぁ、バジさんの言ってた通りっスね?」
ケイスケ「は?」
ナオヤ「本当に心が不安定(汗)」
ケイスケ(何だ・・・?どうなってる・・・どうしてまるで、俺の方が
おかしーみてぇな?これじゃあ、せっかくの助けも意味ねぇー!?)
カズトラ「あの、その人って何ですか?誰?」
大人バジ「あ〜、ナオヤ君。高校一年生。
俺の仕事仲間ね?もし、この先・・・俺がいなくなって、死ぬ事があってもこれでOK!
ナオヤにバトンを渡すから。」
ナオヤ「そゆわけで、よろしく〜。今後(笑)」
ケイスケ(何か・・・吹き込まれたのか?これじゃあ、母ちゃんの
時と同様で、俺は誰に助けを求めたら・・・いいんだ??)
カズトラ「ナオヤさんか、よろしく!カズトラです。」
ナオヤ「よろしくっスね!」
新しく、知り合いは出来たものの・・・進展する事は無かった。
そして、また別の日。
大人バジ「ケイスケ君、話しておくけど。」
ケイスケ「?」
大人バジ「そんなに俺の正体を知りたい?本当はね、長男なんかじゃな
い。」
ケイスケ「は?やっぱり!じゃあ何者なんだよっ!?」
ケイスケ「連続男児殺人犯!?」
大人バジ「そうでも無い。俺はね、もう一人の大人になった、
君等自身だよ。未来の。」
ケイスケ「え?何言ってんだ、コイツ!?もう一人の俺っ??
嘘だろ、まだ嘘ついてっ・・・!??」
大人バジ「その顔、まだ信じてないね。じゃあ、過去の君がした罪を
話そう。
小学校3年の時、マイキーの誕生日、後200円が足りなくて
母ちゃんから金盗んだ件。
2つ目は、サクセスってスーパーで、当時人気だったミニバイクのオモチャを盗んだ件。どう?」
ケイスケ(何で知って?誰にも話してねぇ・・・。俺しか知らねぇ事を
コイツ・・・っっ!?顔も声も似てるのは、もう一人の俺だから?)
体が震え出すケイスケ。
ケイスケ「そんな、夢みてぇな事を信じろだって?だったら、何で
初めから言わなかった!?」
大人バジ「言ったら、信じてくれた?」
ケイスケ「それはーーーー・・・。み、未来から来たのか?」
大人バジ「いや、違う。俺は、あの世からタイムリープした。
1度、血のハロウィンの時、カズトラ君に殺されて。
その事件を変えるべく、この世界に戻って来たんだよ。」
ケイスケ(あ、あの世からのタイムリーパー?それが・・・もう一人の
俺?信じられねぇけど、本当なんだな。)
カズトラ「何何?何の話をしてるんだよ!?二人で?」
大人バジ「何でも無いよ、さぁ・・・料理の時間だ。
3人で、食べようね。」
ケイスケ「・・・・・・(カズトラには、この件・・・話しにくいな。
言わないでおくか?)」
カズトラ「もうっ!いつも二人でコッソリ話してる!?」
大人バジ「カズトラ君には、関係無い話しだから(笑)」
ケイスケ「・・・・・・。」
こうして、パンドラの箱(秘密)は、ようやく
開かれたーーーー・・・。
完結
前編と後半で分かれてますが、無事に終わりました!
ここまで、読んでくれた方ありがとうございます!!
また、次回の投稿まで少し間空きます。
ケイ君の作品を今後とも、よろしくお願いしますね。
次、投稿するのも微妙に設定は、変わってます!
タイムリープは無し。主な登場人物・@バジ ケイスケ
A羽宮 カズトラBサノ マンジロウCサノ 真一郎
Dケイスケの母親Eケイスケの父親 等等。
ケイスケとカズトラは、兄弟設定。
投稿前の大体の設定説明、これにて終わり。
ちょこっとだけ、投稿します!
タイトル【東京リベンジャーズ〜モニタリング〜】
カズトラ「バジ、このバイク盗もうぜ?」
ケイスケ「ん?誰かいる。」
ここは、夜中に二人が忍び込んだ、とあるバイク店だ。
真一郎「何だ?泥棒か・・・?」
ケイスケ「あっ!!」
真一郎「ん?ケイスケ、何でこ・・・」
ケイスケ「や、止めろーーーー!?カズトラ!」
「ドンッ(ケイスケが、真一郎を手で押す音)」
カズトラ「えっ?バジ!?」
「ゴンッ(カズトラの振り下ろした武器が、ケイスケに当たる音)」
真一郎「ケイスケっ!?」
ケイスケ「この人は、マイキーの兄・・・貴。」
額から血を流すケイスケは、そのまま下に倒れる。
カズトラ(嘘・・・だ。バジに当たった??)
「バッ(真一郎がカズトラが持っていた、武器を奪う音)」
カズトラ「あっ!?ヤベェ・・・逃げないとっ!!」
「ダッ(カズトラが急いで、逃げて走り出す音)」
真一郎「あ・・・(逃げられた。)」
真一郎「もしもし?警察ですか?今、バイク店に泥棒が
入って来て、犯人の一人がもう一人の仲間を、店内にあ
った凶器で殴って怪我させましたっ!今も倒れてますっ!
後、もう一人の殴った犯人は、逃げました!!」
真一郎は、警察にも連絡を入れたが、この後は
救急車も呼んだ。
カズトラは、一人慌てて逃げてる最中であった。
カズトラ(どうしよう!?どうしよう!?
すごい血が出てた!バジ、死んじゃった!?どうしよう、
まさか・・・バジを殺しーーーーっ!?)
その後、真一郎が呼んだ救急車で、ケイスケは病院に
運ばれて、何とか頭の手当てもされて、今はベッドの上で
休んでいる。
ケイスケ「・・・・・・。(目を閉じて、寝てる)」
その頃、マイキー達の方は・・・
東京卍メンバー「マイキー!?聞いたか?バジが、怪我
したって!?」
マイキー「あぁ、昨日な・・・兄貴のバイク店に泥棒が
入ったって。兄貴の話しによると、犯人は二人。
その一人がバジで、もう一人は知らない奴だったってさ。」
ふと、辺りを見渡すマイキー。
マイキー「?そういえば、カズトラはどうした?来てないな。まさか、そのもう一人って、カズトラか?
カズトラ、探すぞーーーーっ!!」
東京卍メンバー皆「おおおぉぉーーーー!!」
警察署では、真一郎が警察から、話を聞かれていた。
警察官1「真一郎君、犯人は本当に二人組?」
真一郎「はい・・・。」
真一郎「バイク店に泥棒が入って、その内の一人は弟の知り合いでもう一人は、知らない奴でした。」
警察官1「いやぁ、こっちとしてはねぇ・・・泥棒の一人から凶器を奪って、君がもう一人の犯人をぶっ叩いたんじゃないかって。」
真一郎「はっ!?(汗)何言って・・・疑ってるんですか!?」
警察官1「だって、君・・・元ヤンキーでしょう?サノ 真一郎って言ったら、前にブラックドラゴンとかで、警察にもお世話になってた事あるよ?」
真一郎「昔の話しは、止めて下さいよ。もう、今は普通に働いてます。」
警察官1「それに、凶器に付いてた指紋、一番上には君のが・・・、」
真一郎「それは、犯人から奪った時に付いたものです!」
警察官1「本当?君が殴ったんじゃなくて?」
真一郎「ケイスケなら、分かるかと・・・目の前で、俺以外に、目撃してる第三者です。(汗)」
それから、1日後。
ケイスケは、目を開けた。
ケイスケ「ハッ・・・か、カズトラ!?(何だ?おい、カズトラはどうなった??病院か、ここは。)」
「ガバッ(ケイスケが、ベッドから起き上がる音)」
そこには、いつから居たのか?警察官も、やって来る。
警察官1「やぁ、バジ ケイスケ君。丁度、良かった。警察官だよ。
話しがあって来た。」
ケイスケ「(警察か・・・。)」
警察官1「君を殴った犯人だけど、顔分かる?知り合いでしょう?」
ケイスケ「分かりません。当日の記憶が無いんです。何してたかも、ほとんど。」
それは、カズトラを庇う為の嘘だった。
警察官1「思い出したら、言ってね。」
ケイスケ「はい・・・。」
その日、心配してたマイキーも、見舞いに来る。
マイキー「!何だよ、バジ。もう大丈夫そーじゃん?事件の次の日から、カズトラ来ねーんだよ。アイツがもう一人いた犯人かって。」
ケイスケ「・・・・・・。」
マイキー「今、カズトラ探してんだよ。皆で。捕まえとかねーと。」
ケイスケ「・・・記憶、ねーんだ。カズトラいねーのか、心配だな?」
マイキー「見つけるよ、すぐにな?」
マイキーが、帰った後。
ケイスケ「ん?携帯は、あるか。よし・・・。」
その頃、一人でいるカズトラの元に、着信が入る。
カズトラ「ん?誰からっ??ば、バジッ!?も、もしもし?」
ケイスケ「カズトラか?今、何処にいるっ??」
カズトラ「バジ、良かった・・・死んだかと、思って・・・。」
ケイスケ「そうじゃねぇ!?今、どこにいるか聞いてんだっ!」
カズトラ「ここ、どっかの公園。逃げるのに必死で・・・所持金がちょっとしかない。お腹空いた。」
ケイスケ「お前さぁ〜、俺の母ちゃん家、分かるよな?話しつけてやっから、俺の部屋に隠れてろ。」
カズトラ「え?」
ケイスケ「家出してる友達つって、お願いする。俺の母ちゃん所に行け。」
カズトラとの電話を終えると、次は自分の母親に電話をする。
ケイスケ「あー、もしもし?母ちゃん?お願いあんだけどさぁ?
俺の家出中の友達、家に泊めてくれねーか?
親から、DV振るわれてる奴でさぁ、一生のお願いっ!!
小遣いとか、誕生日プレゼントは1年我慢するから!お願い!
分かった?OK?よっしゃあーーーー!」
バジの家には、早くもカズトラが来て、家のチャイムを鳴らす。
ケイスケの母親が出た。
カズトラ「あの、バジの話しで泊めてもらいに来ました。
よろしくお願いします。」
バジ母「上がりな。」
ケイスケの部屋に案内される。
バジ母「ここだよ、ケイスケの部屋は。」
カズトラ「ここは、久しぶりに来たな!?バジの部屋だ!キョロキョロ(周りを見渡す。)」
一方、真一郎はマイキーが、もう一人の犯人は「羽宮カズトラだ」と警察に言った事で、何とか無事に外へと出れた。
真一郎「助かった、マンジロウ!元ヤンキーだから、俺が疑われたよ。」
マイキー「んで、兄貴・・・カズトラだけど、多分もう一人は、そいつだと思う。今探してるけど、見つからなくてさ。
見つけたら・・・カズトラは、」
それから、2ヶ月経って、バジは外へ。
記憶が戻らないだとか?の理由でか、警察も逮捕せずにいた。
ケイスケ「よぉ〜久しぶりだな!?」
マイキー「バジ、元気だな、すっかり。頭の包帯も取れたんか。で、なぁ?あれから、2ヶ月だぜ?何で、カズトラ見つからねー??
誰か、かくまってねぇか?」
東京卍メンバー1「いやいや、それはねぇ〜って。こん中で、カズトラ協力なんて(苦笑)」
東京卍メンバー2「むしろ、カズトラはバジ殴って、死んだって思ってさぁ?自殺したんじゃ?山の仲間!!」
東京卍メンバー3「確かに、そっちのがありえそうー。カズトラ自殺説?」
マイキー「・・・・・・。」
ケイスケ「・・・。」
ざわざわと、周りの仲間達も騒いで話している。
ケイスケは、この後、真っ先に母親の元へ戻る!
ケイスケ「なぁ〜母ちゃん!?また、お願いっ!コイツの親さぁ?
今度は縁を切るって言ってきた。だからさぁ、俺と同居生活していい?
だって、まだコイツ小学生だぜ?その後は、ペットショップ店やって自立すっから〜。」
カズトラ「お、お願いっ・・・します!ペコ(頭を下げる音)
金は、仕事をやった時に渡して、返します!」
カズトラの目からも、涙が溢れていた。
バジ母「分かった、いいよ。」
ケイスケ&カズトラ「!」
回想
ケイスケ(そもそも、俺とカズトラの出会いはーーーー・・・)
とある、公園。
カズトラ「ううっぐすっ(泣)」
ケイスケ「どうした?何で泣いてんだ?俺はバジ ケイスケ。」
カズトラ「父さんに暴力振るわれてて、えぐっ・・・行く所無いけど、戻りたくなくてっっ。」
ケイスケ「じゃあ〜俺の家来いよ?泊めてってやる。」
ケイスケの自宅。
カズトラ「誰かの部屋に、泊まるの初めて。」
ケイスケ「俺も、泊めたの初めて。」
二人で同じ布団と、ベッドで横になる。
だが、その3日後に母親にバレるーーーー・・・
バジ母「誰その子っ!?何で居るの!?元の家に戻りなさいっ!」
ケイスケ「ごめんなぁ〜?家、嫌になったらいつでも、来いよ!
待ってるぜ?」
カズトラ「うん、ありがとう!バジ。ニカッ(笑)」
この日は、家に戻って行く事になったカズトラ。
父親からの暴力の傷を、隠したいからか?洋服のフードを被る癖が、カズトラにはあった。
それ以来、二人でよく遊んだ。
しかし、そんな二人の元に、カズトラの父親がやって来る。
カズトラ父「息子のカズトラは、何処だ!?」
カズトラ「と、父さん!?ガタブル(体を震わす音)」
カズトラ父「帰るぞっ!?カズトラ、こっちへ来い!」
ケイスケ「(俺の家にまで、来る様になった。カズトラの父さん。
コイツが・・・暴力振るってる父さんか?)」
連れ戻そうとする、カズトラの父親の前にケイスケは、立ち塞がった!
ケイスケ「いくら、大人だってなぁ!?俺のダチに手ぇ出す奴は、許さねぇ!!」
カズトラ「え?バジ・・・?」
「ドゴッガッドッ(カズトラ父が、ケイスケに馬乗りになり、ぶん殴る音)」
カズトラ「あ・・・っ、あぁ・・・バジ・・・??」
放心状態で見ているカズトラ。
力の差は、圧倒的にあった。
いくら、小学生の内から東京卍を結成して、喧嘩しているとは言え、
日頃から暴力を振るう大人に、体格差から勝てるはずも無く・・・。
すぐにやられ返され、ケイスケはピンチになる。
ケイスケ「くっ・・・。」
カズトラ「や、止めてぇーーーー!?バジ死んじゃうよ!?誰かぁーーーー!!」
叫びながらそう、カズトラが声を出し、周りにもその声は届いていた様で・・・。
現場にすぐに、警察が到着して、カズトラ父さんは逮捕される。
ケイスケ(俺ら以外の周りの大人が、警察呼んでたっぽい。
カズトラの父さんは、この後罪に問われた。)
ケイスケとカズトラは、二人でその様子を見送っていた。
手錠をかけられ、カズトラ父は、パトカーに乗り込んでいく。
最初は、殴ってきたのは、ケイスケの方だと主張していたが、カズトラは警察に、父親のDVの件も話した為・・・カズトラ父の方が、捕まった。
次の日。
カズトラ「父さん、ムショに入って、DVの件もバレたから、これからは母さんとの二人暮らしになったんだ(笑)
全部、バジのおかげだよ!
ありがとう!!」
ケイスケ「ん〜、嬉しいぜっ!?良かったな?カズトラ!」
ムショの面会に、ケイスケ母の姿があった。
カズトラ父に、どうも、会いに来た様だ・・・。
ケイスケ母「久しぶり、バジ ケイスケの母です、もう知ってると思うけど。あの子はアナタの息子よ?
こっちは愛人で、アナタとの間に出来た子。もう、ケイスケには近づかないで。ケイスケは、アナタが父さんだって知らないの!
私が一人で育てたも同然よ!?近づかないで。」
カズトラ父「アイツが息子だと?そうか・・・。」
しかし、この時にカズトラは、自分の息子だとは話せなかったカズトラ父さん。
関係図
本妻・カズトラ父&カズトラ母➡息子がカズトラ
愛人・カズトラ父&ケイスケ母➡息子がケイスケ
その後、ケイスケの自宅へ、真一郎がやって来る。
ケイスケ「し、真一郎君?」
真一郎「ケイスケ・・・。」
ケイスケ「話しって何だよ?」
真一郎「もう一人の犯人、かくまってるのケイスケか?」
ケイスケ「な、何の証拠で!?」
真一郎「なら、家の部屋の中、入って確認していいか?」
ケイスケ「!」
真一郎「いいよな?かくまって無いんだろう?」
ケイスケ「あ、あぁ〜・・・。」
ケイスケの自宅。
真一郎を家の中に招く。
「ガチャ(家のドアノブを回す音)」
ケイスケ「か、母ちゃーーーーん!お客来たぁーーーー?ダチのマイキーの兄貴〜!?あ、母ちゃん今日、仕事か?」
なるべく、ケイスケはデカイ声を出して、伝えた。
カズトラ(!?え、嘘っ!?マイキーの兄貴っ??うわぁ!隠れないと。)
ケイスケ「(カズトラに聞こえたか?たのむ!上手く隠れてくれよ!?)
ここが、俺の部屋だ!」
「バンッ(ケイスケの部屋のドアを開ける音)」
ケイスケ「な?誰もいな・・・」
真一郎「ん?ここの部屋、ケイスケ以外の奴の匂いしないか?」
ケイスケ「(匂いって・・・犬かよ、おい(汗)あぁ、昨日は俺のダチを部屋に泊めたから、そいつの匂いだ!きっと。」
真一郎は、探しても誰もいなかったので・・・
真一郎「お邪魔した、帰る。」
ケイスケ「あー。」
カズトラは、実はケイスケの部屋の窓から外に出て、
上に登り、家の屋根の上に隠れていた。
カズトラ(ふぅ〜〜〜、バレなくて良かった。)
ケイスケ(まぁ、これで疑いは晴れたか?ふぅ〜、一安心だぜ。)
それから、月日が経ち・・・ケイスケとカズトラは、高校一年生ぐらいの年齢になる。
ペットショップを開いて、カズトラと二人で、仕事をする。
カズトラは偽名を使い、「響(ひびき)黒蓮(こくれん)」と名乗っていた。
ペットショップの名前は「ペケJ(ジェイ)ショップ」
そこへ、何といきなりお客として、マイキーがやって来る。
マイキー「よっ!?近く寄ったついでに、来たぜ?
久しぶりだな。」
ケイスケ「ま、マイキー!??何だよっ?来るなら、メールをよこせよっ!??」
マイキー「ん?チラ(カズトラの方を見る)」
カズトラ「ハッ(汗)」
マイキー「じ〜〜〜。(カズトラを見る)」
この頃のカズトラの髪型は、前髪は目を覆い被さり、
前髪ら辺は金髪、横ら辺は黒色の長髪ヘア〜だった。
ケイスケ「っておい!?何、俺ん所の店員を、ジロジロ見てんだ!?ペットショップなら、動物見ろ!!(汗)犬、猫、亀、鳥いんだろがっ!!」
マイキー「何か・・・アイツ、匂いがカズトラと同じだな?」
ケイスケ「は?(匂いって何だよ!?匂いって。真一郎君と、同じ事言ってんなぁ・・・犬並みの嗅覚マジで、ヤバ過ぎだろ。)あ〜、俺も最初は驚いたよ。
響 黒蓮って名前で、声も顔も似てるソックリさん!
似てるから、店員に採用したんだ(笑)ただ、目の色は
違うぜ?黒だ。(カラーコンタクト)」
マイキー「ソックリさんかよ?プッ(笑)なぁ、3人で食いに行かねぇか?カズトラに似てんなら、3人で行こうぜ?」
ケイスケ「え?アイツも、何で?」
マイキー「あれから、カズトラ・・・見つからねーまんま(笑)似てる奴でもいいから、食いに行きてぇ〜なって?」
仕事終わりに、近くのファミレスに、3人で来る。
マイキーとカズトラは、同じ所の隣に座り、
ケイスケは、向かいに座る。
マイキー「じぃ〜(カズトラを見る音)本っ当、カズトラと同じ匂い。顔、見して?その前髪、邪魔。」
ケイスケ「おい・・・(汗)」
カズトラ「ん、はい。」
「バッ(前髪を手で上げる音)」
マイキー「目の色、黒・・・か。顔は似てんな!?」
ケイスケ「何だよ〜マイキー、さっきからご飯、進んでねぇ〜なぁ?食いに来たんだろうが!?」
マイキー「その服、カズトラは首にタトゥーもあったよな?虎の。」
ケイスケ「黒蓮、ちょっといいか?トイレに。」
カズトラ「はい、バジさん。」
マイキー「?」
二人は一旦、マイキーから離れて、ファミレスのトイレへ。
ケイスケ「ヤベェよ。首のタトゥーまで、バレたら(汗)カズトラ。マイキーの前では、こう言え。ゴニョゴニョ(耳元で話す音)」
カズトラ「分かった。」
トイレから、戻ると・・・・・・
カズトラ「あの、バジさん!すみません!!店の面接前に、首にタトゥーいれたんです!」
ケイスケ「は?」
カズトラ「言っちゃうと、採用してくれなくなると思って、黙ってたんですが。タトゥーあります!」
マイキー「!」
ケイスケ「タトゥー?どんなだ。」
カズトラ「あの・・・虎です。好きな動物が、虎で!!」
マイキー「と、虎のタトゥーとか、マジかよ?」
ケイスケ「そうか、いれたのは、店に入る前か?」
カズトラ「はい!すみません!」
ケイスケ「まぁ、正直に言ってくれたから、許す!」
マイキー「・・・・・・。」
ご飯を済ました3人は、ファミレスを出る。
マイキー「なぁ、次は響と二人で、食いに行きてぇな。」
ケイスケ「は?何で俺抜きっ・・・??」
マイキー「二人で、話したい事があるんだ。」
ケイスケ「俺の前じゃ、言えねー話か?いいぜ。(変装して、後つけてやる。)」
マイキー「・・・・・・。」
回想
マイキー「見つけたら、カズトラは・・・」
回想終了
次の日。
マイキー「おまたせ、行こっか?」
カズトラ「う、はい。」
また、ファミレスに入る二人。昨日と同じ場所だ。
ケイスケはと言うと、変装してマイキー達の近くの席から、会話を盗み聞きするつもりだ。
カズトラ「で、あの話って?わざわざ、二人で?」
マイキー「あのさ、お前・・・カズトラだろ?どー考えたって、カズトラにしか見えねー。なぁ、嘘ついてるよな?」
ケイスケ(こういう事もあろうかと、カズトラには別の準備を、させといたぜ。)
カズトラ「いえ、響です。それに、タトゥーは、手首と足の所にも、2つあります。(ボディシールのタトゥー)」
マイキー「!」
カズトラ「ほら、こことここに。」
「バッ(2つのタトゥーを、マイキーに見せる音)」
マイキー「(2つ?カズトラは、一つしか・・・やっぱ、間違い、か?)」
カズトラ「あの、カズトラさんって?」
マイキー「東京卍って、ヤンキーグループのダチの一人。理由あって、バイク事件起こして、それから今の今まで、消えたまんま・・・だ。」
カズトラ「カズトラさんの事、今はどう思ってますか?」
マイキー「今は・・・恨んでねーんだ。兄貴は無事で、バジも無事だから。」
カズトラ「え?」
マイキー「ただ、カズトラだけが、居なくなっちまって・・・もし、アイツがバジ殺したと、思い込んで自殺したんなら、辛いとしか・・・。」
マイキーの腕は、震えていた。
ケイスケ(ま、マイキー!?)
回想
マイキー「見つけたら、カズトラは・・・兄貴、許してやってくれ?
頼む、大切な仲間の一人だからっ・・・。」
真一郎「まぁ、分かったよ?弟の頼みなら、仕方ないなぁ。」
回想終了
「ポタポタ(カズトラの目から、涙が流れる音)」
マイキー「え?何で、泣いて・・・。」
カズトラ「すみません!俺、カズトラです!」
マイキー&ケイスケ「!?」
ケイスケ(馬鹿っ!?)
マイキー「カズトラ??マジか(笑)もっと早く言えよ、バ〜カ!」
カズトラ「ま、マイキー(泣笑い)」
その様子を見て、安心だと感じたケイスケは、変装を解いて二人の元に近づく。
ケイスケ「お?何だよ、偶然だなぁ〜?俺も、混ぜてくれよ?」
マイキー「バジ?いいぜ。そういえば、バジはカズトラだって、知ってんのか?」
カズトラ「あっ!バジは知らない!一方的に、ペットショップで仕事したくて、面接したからっ!(焦)」
ケイスケ「ん?何の話だ?」
マイキー「なぁ、バジ?コイツ、カズトラだぜ?」
ケイスケ「ま、マジかぁ〜(驚)」
ケイスケ「それと、その〜あのな、マイキー?俺とカズトラ、付き合ってんだよ。」
マイキー「はっ!?」
ケイスケ「今、一緒に同棲中でさぁ・・・。」
マイキー「ふ、ふーーーん。」
ケイスケ「何でか、そうなっちまった。」
ケイスケ母「ケイスケ!?今の話、本当っ!?」
ケイスケ「ゲッ、母ちゃん!?何で?」
ケイスケ母「昨日、前夫に会って言われたの。カズトラは、俺の息子だって。伝えに来たの。つまりは、二人は兄弟よ!?」
マイキー「え。」
ケイスケ母「ケイスケの妊娠を知って、前夫は離れていった。
カズトラは本妻の子。なのに、何であんた達が付き合うのよ!?
兄弟なのにっ?」
ケイスケ「か、カズトラが・・・俺の弟?嘘だろ・・・。」
ケイスケ母「別れなさい。」
ケイスケ「母ちゃん・・・。」
ケイスケ母「付き合いは、認めません!!」
ケイスケ「母ちゃんは父ちゃんと、別れたからか?嫌だ。俺は、カズトラと一緒になる。同じになんか、しないでくれよ。
絆、こんなに強いんだ!俺ら。」
ケイスケ「俺とカズトラの絆は、誰にも切れねー。」
カズトラ「バジ・・・。」
ケイスケ「母ちゃん達と、一緒にすんな!?」
マイキー「二人の絆は・・・ほ、本当だと思う。」
ケイスケ母「前夫に何って言えばいいのよ?全く・・・分かったわ。
言い出したら、聞かないものね?あんたって。」
ケイスケ「!」
ケイスケ母「その代わり、別れたらタダじゃおかないわよ?」
ケイスケ「母〜ちゃん!!」
ケイスケ(その後は、俺ら仲良く3人で、あの頃みたいに・・・
楽しく過ごしているよ。)
笑い合う3人の姿が、そこにはあった。
モニタリングの様な・・・結末もこれにて、完了。
隠すべき、ものが暴かれた時にどんな結末を迎えるかは、アナタ次第や状況次第では、ある。
完結
次に投稿するのは、外伝風な話になってます!
オリキャラ・@半間の弟・半間ナガレAキサキの弟・キサキ シューヤB小学生暴走族・グッチ(11)C小学生暴走族・レンジ(10)D小学生暴走族・シュート(10)
⬆のは、主にバルハラのメンバーです!
そこに、半間 シュウジもいます。後もう一人は、読んでから分かる。
東京卍メンバー紹介
@サノ マンジロウAバジ ケイスケB羽宮 カズトラ
Cキサキ テッタD千冬
オリキャラE瓦(かわら) キジネコです。
作品登場メンバーは、こんな感じ。
BL要素も、だいぶ強めな描写が多いんで、苦手な方や嫌いな方は、読まない様に!!
ちょっとだけ、投稿します!
タイトル【東京リベンジャーズ〜東リベ外伝〜バルハラ】
バルハラメンバー集会場。
バルハラメンバー1「見ろよ?ムショに行ってた二人、帰って来たぜ?ナガレとシューヤ!」
バルハラメンバー2「一年ぶりか?」
バルハラメンバー3「本当にバルハラに、居たんだよな?」
バルハラメンバー1「ナガレは、半間さんの弟。ドラッグやってたのと、男児に性的イタズラで、服役。」
バルハラメンバー2「マジか、怖ぇ〜。」
バルハラメンバー1「シューヤは、キサキの弟!盗みで捕まったって。二人、戻って来たなぁ?」
ナガレとシューヤは、仲良く二人で歩く。
シューヤ「久々の外の空気は、うまいな?」
ナガレ「ムショなんて、もう懲り懲りだ。シューヤ、お前の兄貴、キサキは、今・・・東京卍にいるって?」
シューヤ「あぁ、理由あって・・・だとさ?」
ナガレ「理由、か。」
その頃、バジ達の方では。
キジネコ「バジさん、あの・・・憧れてて、僕も東卍に
入りたいなぁ?」
中ぐらいのロングで、前髪はチリチリ。眉毛は、丸くて黒く、両耳にはリングのピアスをしている、キジネコが現れた。
キジネコ「瓦(かわら)キジネコです!」
ケイスケ「同じクラスだ?」
キジネコ「はい!」
丁度、今は東京卍の集会中。
マイキー「集会だ。ん?」
キジネコ「うわぁ〜!マイキーさんだ!?」
マイキー「誰だ?お前・・・。」
ケイスケ「コラ!キジネコ、ちゃんと挨拶だ!?マイキー、悪い・・・コイツは、キジネコだ。俺に憧れてて、
東卍に入りたいって。ボッチ育ちで、まだ、ルールがよく
分かってないんだ。」
マイキー「皆、仲良くしろよ?仲間が増えるのは、歓迎だ。」
カズトラ「何だよ?アイツ・・・ムカツク(怒)」
千冬「!?」
カズトラは、キジネコを呼び出した。
「ドッゴッ(カズトラが、キジネコを、殴ったり蹴ったりする音)」
キジネコ「にゃあ〜(泣)」
そこへ、千冬もやって来る。
千冬「何してんだよ、カズトラさん!?バジさんは、仲良くって、こんなの違うだろ!?」
カズトラ「千冬っ、邪魔するな!!」
「ドガッ(千冬が、カズトラを殴る音)」
ケイスケ「おいっ!?何してんだ?」
千冬「あっ・・・。(汗)」
キジネコは、地面にグッタリして、カズトラも地面に座り込んだ状態。
千冬だけが、無傷で立っている。
千冬「あっ!?違うんですよ!?バジさんっ・・・カズトラさんが、キジネコを殴ったり、蹴ったりしてたから、単に助けただけでっ!?」
キジネコ「ボクなんてっ、いない方がいいんだ!」
悲しげな表情をして、キジネコは、去って行く。
千冬「あ・・・っ。(汗)」
ケイスケ「キジネコっ!!」
ケイスケは、カズトラに近寄ると・・・
ケイスケ「カズトラ・・・お前も、家では、父さんに暴力振るわれ、一人淋しい気持ちは分かるよな?アイツは、そんなお前と同じだよ。」
カズトラ「!・・・・・・。」
ケイスケ「キジネコっ、待てって!?」
「ガシッ(ケイスケが、逃げるキジネコの手を、掴む音)」
キジネコ「ボク、いない方がいいと思います。」
ケイスケ「そんな事ねぇって・・・カズトラも、今は、嫉妬してるだけだ。これから、仲良くなっていけば、いいんだ。」
ケイスケは、微笑んだ。
カズトラと千冬のいる場所へ戻ると・・・。
カズトラ「キジネコ・・・、さっきはごめん。」
ケイスケ「カズトラ?」
カズトラ「変な嫉妬してたんだ。」
ケイスケ「よーーし!お前ら?どっか食いに行くかっ!??」
良い状態になったので、4人は仲良く肩を組みながら、歩きだす。
顔には、笑顔がみられる。
その日の夜の集会A。
マイキー「皆に話がある。・・・東京卍とライバル関係にある、
バルハラの件だ。ついさっき、その副リーダー・半間 シュウジから
10月31日・ハロウィンの日に戦うと、言われた。
残す事、2ヶ月。準備すんぞ!」
メンバー皆「おおおーーーー!!」
集会も終わり。
東京卍のメンバーである、キサキ テッタが誰かに、電話をしている。
キサキ「あ〜、もしもし?半間??マイキー、今日ハロウィンの日、
ついに話したぜ?もう少しだな?」
その電話の内容を、たまたまケイスケは、聞いてしまう。
ケイスケ(キサキの電話の相手は、半間?どういう事だ?コイツ、あっちと、繋がってるのか?)
その電話内容を、不審に思ったケイスケは、千冬とカズトラとキジネコを
、呼び出す。
千冬「何ですか?バジさん、話しって?」
ケイスケ「仲間のキサキは、もしかしたら、敵かもしれねぇ。そこで、
お前らに頼みがある。とある、演技をしてくれ。」
次の日、朝の集会。
千冬「マイキーさん、話しがある。カズトラさんは、ウラでキジネコを虐めてんだ。」
カズトラ「!」
マイキー「虐め?」
カズトラ「千冬っ!?ふざけんなよ!?」
千冬「こんな奴、出ていくべきだ!!」
カズトラ「あぁ、分かったよ、出て行けば・・・いいんだろ?
じゃあな、マイキー、バジ?」
マイキー「カズトラ!?」
ケイスケ「千冬っ、何もこんな、皆の前で言わなくたって・・・、失望
したぜ。俺も出ていく。サイテーか、お前?」
千冬「えっ!?バジさんっ・・・待って下さい!?」
ケイスケ「うるせーっ!出ていく!」
「ドッゴッ(ケイスケが、千冬をボコる音)」
千冬「ううっ・・・こんな事になるなら、言わなきゃ良かった!
ごめん!マイキーっっ。」
キジネコ「ボクのせいです〜!」
マイキー「・・・・・・・・・。」
バジとカズトラは、東京卍を出て、バルハラに行った。
そのバルハラではーーーー・・・
シュウジ「バルハラに入りたい?元東卍メンバーが?理由は?」
ケイスケ「喧嘩する為、あっちと仲間割れしたんだ。元東卍とか、
今はどうでもいい。」
シュウジ「(ま、キサキからはメールでOK貰ってる。)OK!
いいぜー?」
ケイスケ「ここが、バルハラか。ん?あの二人・・・」
シューヤ「!」
ケイスケ「キサキ テッタ?何で、お前がバルハラにいるんだ!?」
シュウジ「違う違う、コイツはキサキの弟。」
シューヤ「弟つっても、仲良くねぇよ!兄貴とは・・・。シューヤだ。」
ナガレ「・・・・・・ナガレ。」
カズトラ「へぇ〜?ここのグループ、小学生いる?」
シュウジ「あぁ〜。グッチとレンジにシュートな?」
カズトラ「何で、小学生?」
シュウジ「コイツらは、家の中でも居場所がねぇのさ。ま、親からの
虐待とかでさ?」
カズトラ「!」
シュウジ「暴力振るわれてたり、してな?」
ナガレ「グッチ、こっち来いよ。」
グッチ「は、はい。ナガレさんっ・・・。」
(BL注意)
人が、周りにいないのを確認して、ナガレはグッチに性的なイタズラをする。
ナガレ「いいか?この事は、誰にも言うなよ?いつもの事だもんな?」
グッチ「・・・・・・っっ。」
ナガレ(こういう奴は、家で脅されてるから、すぐ言いなりになる。
チョロいもんだぜ。)
グッチ(父さんに暴力振るわれても、ママは言うなって・・・だから、
こーいう事されても、言っちゃダメなんだ。)
ナガレ「ふぅ・・・。」
行為が終わると、ナガレはすぐにその場を離れる。
ナガレ「ん?」
カズトラ「あっ!」
ナガレ「あれ?新入りのカズトラ君、ココで何してんのかな?」
「ガシッ(ナガレが、カズトラの肩に、腕をかける音)」
カズトラ「あのっいやっ・・・そのっ!」
ケイスケ「おい、カズトラに何してんだ?」
ナガレ「おーう、元東卍のバジ?」
そして、その様子を更に伺っていた半間は、何処かへ電話をかける。
シュウジ「もしもし?キサキか。ん?今、バジとカズトラ、こっちだ。
あぁーバレない様にしないと。ん?あの二人が本当に東卍の敵か、知る為に良い方法ある?どーいうのだ?
弟のナガレを利用する?分かった。アイツは、同性愛者だ(笑)」
ナガレ「(ん?半間兄から、メールか。ワザと性行為しろって?バジ達の本音を、探る為に?)」
ナガレは、口元に、不気味な笑みを、浮かべる。
「ドサッ(ナガレが、カズトラを、押し倒す音)」
カズトラ「えっ??」
ケイスケ「(何だっ!?コイツっ・・・カズトラに何してっ!?ヤベェ行為しようとしてる・・・)ナガレ!お前っ・・・ハッ(待てよ?わざわざ目の前でやるか?
まさかーーーーコイツ、俺を試してる?だとしたら、今取るべき行動は・・・。)」
考えた末のバジの決断は・・・。
ケイスケ「待ってくれ、ナガレ。ヤルなら、カズトラじゃなくて、その・・・俺にしてくれ?」
ナガレ「(あれ?キレると思ったら、何だ?)ん〜、まぁ
どっちでも、いーけど?」
ケイスケ(本音探る為にわざわざ、こんな事まですんのか?キサキの奴っ・・・!そうか、もしココで暴力振るえば、その件で俺とカズトラを、バルハラから追い出せる。)
シュウジ「キサキ?今、ナガレからメールきて、バジとやってるって。ははっ、最高だぜ!?」
シューヤ(ナガレ、そもそも・・・前から、)
回想。
シューヤとナガレとの出会いは、小学生の頃に遡る・・・
シューヤ「ナガレ、お前だろ?いつも、机にこんな手紙
いれてんの!?何だよっこんな、女の子みたいの!?
女の子からかと、思ったじゃん!その服もリボンって(汗)」
ナガレの外見は、この頃から変わらず、
ツンツンヘア〜ではあるが、リボン柄のピンク色の服を
男であるにも関わらず、着ている。
彼のトレードマークは、リボンなのだ。
ナガレ「・・・シューヤ君と、友達になりたくて。とっ、友達にっ!」
顔を、赤くするナガレ。
シューヤ(最初は、関わるの面倒だった。ただ、ナガレはどこか、憎めない奴で・・・)
中学生1年になると。
ナガレ(へへっ、薬を手に入れた!よし。)
シューヤ「ナガレ、用って何だよ?お前ん家で。」
ナガレ「これ、作った。食べよ!」
シューヤ「オムライス?」
食べてすぐに、眠くなった。
シューヤ「んっ!?何だか、眠いな?」
この頃から、既にナガレの性的イタズラは、始まっていた。
シューヤが、目を覚ますと・・・。
シューヤ「何で、眠ってた!?」
ナガレ「こっちも眠ってた。このオムライスに、何か入ってたとか?いつの間に?泥棒かな?あれ、財布の金がねーよ!盗まれた!?」
シューヤ「マジかっ!?ナガレ?あれっ?こっちの金も無いっ!?」
シューヤ(最初は、ナガレの話を信じてたが、2回目も・・・)
ナガレ「また、作った!今度はハンバーグ!」
シューヤ「なぁー?また何か、入ってねーか?こん中。」
ナガレ「分かった、先に食べる!バクバク(ハンバーグを食べる音)」
シューヤ「・・・。」
ナガレ「食ったぞ?綺麗に半分!」
シューヤ「よし、じゃあ〜!バクバク(ハンバーグを食べる音)あれ?また、眠く・・・。」
ナガレ(へへっ!半分の方だけ、入ってる(笑))
シューヤ(繰り返されて、嘘だって気づいて・・・それでも、)
ナガレ「さっき、こっちも眠くなってた!」
シューヤ(ナガレの事は、嫌いになれない。悪気も無く、こんな嘘をついて、ナガレの目的もよく、分かんなかった。)
回想終了。
ナガレとバジの性的場面に戻る。
ケイスケ(うっ・・・。同性愛者がいたのか。カズトラだけは、守んねぇと。)
カズトラ(バジ・・・、ごめん。)
行為終了後。
ケイスケ(が、半間と、キサキの繋がりは・・・この後もなかなか、掴めない日々が、続いた。シッポ見せねーなぁ?)
そんな、ある日・・・。
ケイスケ(ん?これは・・・半間の携帯?)
ケイスケ(待てよ?こんな所に?これも罠か。もしかして、どこかで
見られてる?)
不審に思ったケイスケは、半間の元へ行き・・・
ケイスケ「お〜い、半間?これ、お前のか?」
シュウジ「お、ありがと。」
ケイスケ(どんどん、罠だって思いはじめると、下手な事出来ねぇ・・・。クソッ!キサキの奴!?)
キサキ「フッ・・・。」
シュウジ「もしもーし?キサキ?バジ、何もやってねぇよ。フツーに
戻してきた。」
ケイスケ(ただ、こんな罠やるってだけで、半間が何か、キサキとの事を
隠そうとしてるからだよな?こんな罠やるのが、そもそもおかしいんだよ。やっぱり、キサキは、半間と繋がってやがる。)
血のハロウィンの日。
キサキ「シューヤ、久しぶりだな?」
シューヤ「兄貴・・・?」
キサキ「話があって、来た。」
シューヤ「何だよ、話って?」
そして、血のハロウィンの日。
東京卍・100人。
バルハラ・300人。
ついに、決戦が、始まろうとしている。
時間通りの、昼11時にそれぞれの、族が集結する。
「ドン!(マイキー達と半間達が、互いに向かい合う音)」
ケイスケ「(ん?そういえば、シューヤがいねぇ?来てないのか?ここに。キョロキョロ(周りを見渡す音))なぁ、半間?シューヤは、何処だ?」
シュウジ「あー、シューヤは、怪我して今日は、無理だそーだ。ハリキリ過ぎて、腕を怪我した。バルハラのアジトにいるよ。」
ケイスケ(まぁ、いい。俺は、今日戦うのは、キサキだけをこのバットで
、殺しに来たんだ。)
マイキー「バジ、頼むから、戻って来いよ?戦いたく・・・ねーんだ。」
ケイスケ「マイキー。悪い、それは出来ねぇ。」
マイキーは、バジに対して、悲痛そうな表情を、向ける。
シュウジ「キサキ?本当にいいんだよな?」
キサキ「・・・・・・(無視)」
マイキー「喧嘩だ!!」
ついに始まった、東京卍&バルハラの戦い!
「ドゴッッゴッ(千冬が、バルハラの相手を、殴る音)」
「ドガッ(マイキーの足技が、炸裂する音)」
ケイスケ(キサキは、どこだ?いた!)
「ゴッ(バットを、キサキの頭に、当てる音)」
ケイスケ「キサキーーーーっ!?」
「ドサッ(額から血を流し、キサキが倒れる音)」
ケイスケ(殺ったか・・・?)
「ピリリリリ(カズトラの携帯が、鳴る音)」
カズトラ「ん?誰から?もし?」
シュウジ「カズトラ君・・・、バジ君がキサキを殴ったよ?バットで。
本当はキサキも、バルハラの仲間だったんだ。」
カズトラ「!?」
シュウジ「どーしてくれんのかな?今、バジの近くにいる。ナイフで刺そうかな?いや、カズトラ君が、マイキー刺すなら、バジは助けてもいいぜ??」
カズトラ(ど、どうしようっ・・・バジとマイキー、両方を・・・)
「スチャ(カズトラが、折りたたみナイフを、取り出す音)」
カズトラ「あぁーーーーーーーーっ!!」
マイキー「?」
ケイスケ「!?」
周りは、カズトラの声に驚き、視線は、カズトラを向く。
「ポタッ・・・ポタッ・・・(カズトラの腹から、血が流れる音)」
ケイスケ「かっ、カズトラっ!?何してっ・・・??」
カズトラ「うっ・・・うう。」
シュウジ(何故だっ!?何故、カズトラが、自分を刺すっ!?)
隠れながらも、動揺する半間。
カズトラ「バジもっ・・・マイキーも、両方・・・殺せないよ。
うゔ〜〜〜〜〜・・・。」
ケイスケ(なんだ?一体、何が起きた!?カズトラ?何してっ!?)
「ドサッ・・・(カズトラが、地面に倒れる音)」
マイキー「おい、嘘だろ?カズトラ・・・。」
キジネコ「何でっ!?カズトラさん!!」
千冬「!??」
ケイスケ「か、カズ・・・トラ?」
「ポタポタ・・・(ケイスケの目から、涙が流れる音)」
ケイスケ「カズトラぁぁあああああ!!」
千冬「バジさん?何が・・・起きて?」
ケイスケ「千冬ーーーー・・・俺も分かんねぇ。(キサキは、倒れてる、だったら、キサキには何も出来ねぇ。半間?半間がいない!?
ナガレは?いた!って事は、いない半間が、一番怪しくねぇか??)
半間ぁぁああ!!?」
シュウジ(ヤベっ(舌出し)今、出て行けねー。)
ケイスケ(何が起きたっ!?刺したのか?刺されたのか?分かんねぇ。
とにかく、何が起きてる??何だ?一体・・・。)
マイキー「もうっ、喧嘩は止めだっ!死者が出て、東京卍は戦えねー!
心がストップしてんだ!?聞けよっ!バルハラ!?ハロウィンは、終わりだっ!戦いは!」
血のハロウィン、・・・死者2名。
キサキ&カズトラ。
二人の葬式が、行なわれたがーーーー・・・。
カズトラの葬式には、ケイスケと千冬とキジネコ、そこにマイキーが姿を見せる。
ケイスケ「ま、マイキー・・・。」
マイキー「・・・・・・もっと皆で、思い出・・・増やしたかったな?
カズトラと・・・。」
マイキーの顔からも、涙が溢れる。
その言葉を聞き、3人も涙を流すーーーー・・・
「ポタポタ・・・(3人の涙の音)」
葬式には、無邪気な表情のカズトラの写真が、使われていた。
一方、バルハラでは・・・・・・。
シュウジ「葬式、終わったな?キサキの・・・」
ナガレ「・・・・・・まさか、殺されるなんて、シューヤの兄貴が。」
シュウジ「いや?キサキなら、生きてるぜ?な、そーだろ?キサキ。」
ナガレ「ハッ(後ろを、振り向く)」
そこには、キサキの姿が・・・よく見ると、格好はシューヤだ。
ナガレ「キサキ、何でっ!?だって死んでっ・・・ハッ」
キサキ「死んだのありゃ、弟のシューヤだ。悪いな、ナガレ君?髪の色、互いに変えたんだ。アジトにいたのは、コッチ。初めから。」
ナガレ(そ、そんなーーーーじゃあ、死んだのは、シューヤだったのか!??)
完結。
タイトル【東京卍リベンジャーズ〜東リベ外伝〜バルハラ2】
ナガレ「ふざけんなよっ!?本当は、死んだのシューヤっ!?兄貴っ、知ってたのかよ!?こんなの知ってたら、反対した!!」
キサキ「・・・フッ。」
ナガレ「キサキ!テメェ?シュ、シューヤの事、好きだったんだよ!?(泣)」
シュウジ「な、ナガレ・・・。」
その後のナガレは、不安定になり、薬に頼る様になる。
ナガレ「はぁ・・・。」
シュウジ(ナガレ、薬をやり過ぎてる。このままだと、死ぬ気か?シューヤの元へ・・・。)
ナガレ「ん、んん?な、何だよっ・・・兄貴っ。」
シュウジ「性的な相手なら、してやる。だから、死なないでくれ?」
ナガレ「その言葉、本心・・・か?だったら、だったら、兄貴がキサキを殺してくれよっ!?それが無理なら、コッチが死ぬだけだっ!!」
シュウジ「ナガレ。・・・キョロキョロ。(周りを、見渡す音)」
(キサキに、聞かれてないか?この会話。)」
周りを確認して、キサキに聞かれてないと、安心した半間はーーーー・・・。
シュウジ「分かった。何とかしてやるよ。だから、それまでは、死ぬな?」
キサキ「半間?弟の件は、悪い事をした。まさか、ナガレがシューヤを、好きだって、知らなかったんだ。
見てると辛いなぁ?それで、考えたんだ。ナガレは、
シューヤの元へ逝かせてやった方が、幸せだって。」
シュウジ「?」
キサキ「これ、睡眠薬だ。半間から、ナガレに渡してこう言えよ?「これ、全部飲んだら、シューヤの元へ逝ける」って。」
シュウジ「!?」
キサキ「ナガレが死んで、警察に聞かれても、こう答えればいい。「弟に頼まれて渡した」って。」
シュウジ「いやな、キサキ?多分、ナガレは、そんな事しなくたって、死ぬ気だ。兄貴だから、分かる。」
キサキ「・・・・・・?」
シュウジ「・・・・・・。」
その次の日。
キサキ「半間?ナガレは、薬やってて、危険だから、それ系の更生施設に入れたら、どうだ?
このままだと、薬で死ぬかもしれなくて、危険だ。
治す方向に、向かわせるなら、施設がいいぞ?」
もちろん、キサキの目的はナガレを、遠ざける事。
本音では、無い。
シュウジ「・・・いや、遠慮する。」
キサキ「!」
キサキ(これまでは、乗ってくれたはずの半間が、何故だ?
弟のナガレが、それほど大事だってのか?・・・・・・っ。)
回想
半間兄弟は、親二人が、共働きでいつも、家では、兄弟二人っきりだった。
ナガレ「今日も父ちゃんと、母ちゃん・・・遅ぇな。」
シュウジ「あぁ・・・。」
夜遅くなっても、帰って来ない時があり、二人で眠る。
ナガレ「二人共、母ちゃんはナースで、父ちゃんは介護だから、今日も「夜勤」だって?」
シュウジ「二人で、寝るか・・・。」
いつしか、半間兄は、ナガレに性的な事を、する様になっていた。
ナガレ「??兄ちゃん、何してんの?」
シュウジ「父ちゃんと、母ちゃんの真似・・・。」
隠していたが、半間は、バイセクシャルで、この頃は弟と、訳アリな関係だった。
ナガレも兄から、同性愛を学び、シューヤに好意を持つ事になる。
半間だけは、周囲には隠し続けた。それを、キサキすら知らなかった。
恋愛には、受け身な所もある半間は、恋人が出来ず・・・弟のナガレと、性パートナーだった。
ナガレ「兄貴ばっか、ずりぃ〜。今日はこっちも!?」
シュウジ「ダリぃ〜けど、たまんね。」
そんな半間にとって、体の繋がりがある弟は、キサキ以上の存在だ。
シュウジ「ナガレ?ずっと、二人な?」
回想終了
ナガレ「兄貴、いつになったら・・・キサキを、殺してくれるんだ?」
シュウジ「準備が、必要だ。用心深い男だからな。睡眠薬で眠らせて、水死がいいか?少しでも疑われるのは、駄目だ。」
グッチ「あの〜、半間リーダー?シューヤさんが、来ないんです!連絡もスルーで。」
ここでいう「シューヤ」とは、もちろん、キサキの事だ。
グッチ「こんなの、珍しくないですかっ!?」
ナガレ「!」
シュウジ「シューヤが来ない・・・?(急に来ないのは、変だ。第一、こっちに、何も言わずに?まさか、キサキにバレて?
いずれにしろ、離れたって事は・・・もう信用されてない、か。)」
ナガレ「・・・・・・。」
シュウジ「グッチ、皆に伝えてくれ?しばらく、ナガレと二人で、遠くへ出かけてくるって。留守にする。」
グッチ「はい!」
「ダッ(グッチが、その場を離れる音)」
ナガレ「兄貴っ・・・どういうつもりだよ!?」
シュウジ「ナガレ?」
ナガレ「キサキが、急に消えるなんて、おかしーだろ!?キサキを、死なすのが、惜しくなって、言ったのかよ!?ワザと逃がしたなっ?クソっ!
ふざけんな!失望したぜ!?もういい。兄貴には、頼んねぇ!」
シュウジ(!・・・まさか、キサキの奴、これが目的か?ナガレとの仲を、悪くさせる?もし、そうならーーーー・・・)
ナガレ「じゃ〜な?」
シュウジ「待て!ナガレ・・・一人になるな!」
ナガレ「ついて来んな!?キサキの味方なら、あっち選べばいいだろ!?
」
シュウジ(ダリィ〜。感情的になって、周り見えてねー。今、一人になる方が、危険だってのに。)
ナガレ「ついて来んなって!?」
シュウジ「ナガレ・・・っ。」
「ゴッ(ナガレが、半間に、パンチしようとする音)」
「ヒョイ(そのパンチを、半間が避ける音)」
そんな、喧嘩中の二人にめがけて、何者かが銃を構える。
「パァーン!(銃が二人の間を通り、壁に当たる音)」
半間&ナガレ「!?」
半間は、急いでナガレの腕を掴むと、二人で建物の影に隠れる。
シュウジ「銃?どこからだ、上からだったか?」
ナガレ「今のって・・・??(明らかに二人を狙って・・・。兄貴は、裏切ってねぇのか!?じゃあ、誰が・・・。)」
「パンパァーン!(隠れる二人に向かって、銃を発砲する音)」
シュウジ「ここは、危険だ!建物の中に入るぞ!?」
ナガレ「あぁ!?」
シュウジ「(今の銃・・・2発同じくらいで、飛んできた?相手は、二人・・・か?)」
二人は、建物の中に入り、部屋を見つけると、そこで、身を潜める事に。
この部屋は、入口が右と左で、2箇所ある。
シュウジ「ナガレ、いーか?敵は、死なすな。銃を奪って、脅してロープで、縛る。」
ナガレ「!?」
「スッ(タバコの箱を出す音)シュポ(そのタバコに、一気にライターで、火をつける音)」
ナガレ「兄貴っ・・・?何してっ?タバコ??」
「スッ(タバコを、部屋という部屋の周りに、設置する音)」
シュウジ「敵の狙いがこっちなら、犯人は、ここの部屋に来る。
入口のドアに、隠れるんだ。」
相手が、入口のドアを開けると、隠れて丁度、死角になる。
タバコの煙で若干、視界も見えにくくする。
「ヒタヒタ(犯人の足音)ガチャ(ドアノブが、動く音)」
シュウジ「!」
ナガレ「・・・っ。」
「キィ〜〜〜〜(扉が開く音)」
犯人1(!?スモッグか?いや、タバコの匂いだ。どこから?)
「ヒタヒタ(犯人がドアから、中へ入ろうとする音)」
シュウジ&ナガレ「(今だっ!?)」
「ドガッ(犯人の後ろから、飛び蹴りをする音)」
その後は、犯人が、床に倒れる隙に拳銃を奪い、持っていたロープで
二人は、犯人を縛りあげる。
ナガレ「これで、良し・・・と。」
犯人二人「・・・・・・っ。」
ナガレ「んで、兄貴?コイツら、殺さないで、どーする?」
シュウジ「まぁ、見とけ?」
ナガレ「ん?兄貴、何して?それ、犯人の携帯っ・・・」
シュウジ「(キサキがもし、頼みこんだ相手なら。お?
あった〜。見ろ、ナガレ?このメール。)」
ナガレ「殺して欲しい相手の顔?送信者は・・・キサキ!?「成功したなら、金は30万だぁ!??明日、よろしくな。」キサキ?」
シュウジ「コイツらに頼んだのは、キサキで間違いない。族相手の中には、金さえ出せば、何でも言う事を、聞く奴いるからなー?」
ナガレ「・・・っっ!」
シュウジ「そこで・・・だ?今から、コイツらに成りすまして、キサキにメールを送る。」
ナガレ「え?何って?」
シュウジ「ターゲットは、二人死んだ。念の為、顔を近くで、確認して欲しい。OKなら、金の30万は、その時に受け取る。とさ!?キサキを、誘い出す!そこで、コイツらの銃を使って、キサキを撃つ!!ナガレ・・・、撃つ覚悟は、出来てるかー?」
ナガレ「あ、あー!!」
シュウジ(長くなればなるほど・・・、キサキを死なすのは、難しい。今、このチャンスしかない!?)
その頃、キサキの元へは、メールが届く。
「ピロリン(キサキの携帯の、メール受信音)」
キサキ(ん?ターゲットは、死んだ?よし、思い通りだ。半間には、悪いが・・・思い通りにならないオモチャは、いらない。
不要だ。フッ(顔に笑みを、浮かべる音))
その頃、半間達はーーーー・・・
シュウジ「キサキが、待ち合わせ場所を、返信してきた。明日、バルハラの第2アジトだとさぁ〜。」
ナガレ(第2アジトか。バルハラには、1と2のアジトがある。
1は、主にメンバー集会したり、話したりする場所。
2は、何かの物のやり取りや、仕事&金品のやり取りをする場所。)
シュウジ「時間は、昼の11時だ。ナガレ、今から準備だなー?」
ナガレ「おうよ!?」
シュウジ「まずは、コイツら二人(殺し屋)も、第2アジトに連れて行くか。ダリィ〜。」
その頃、東卍メンバーはーーーー・・・
マイキー「バジ?何で、カズトラは死んだ?ハロウィンの日。あの日、戦いに集中して、よく分かんなかったぜ?」
ケイスケ「・・・・・・。」
千冬「バジさんはっ・・・!バジさんは、カズトラとワザと、バルハラへ
行ってただけで、よく知らないはず!事情は。」
キジネコ「そうだにゃ〜、カズトラさんの死は、ほとんど予想つかないにゃ〜!?」
マイキー「ワザと?演技だったのか。裏切った?」
ケイスケ「全ては、キサキを、疑っていたからだった。アイツは、バルハラの半間と間違いなく、繋がっていた。俺とカズトラで調べる為に。
千冬とキジネコとの件も、その為だ。
死んだカズトラの携帯を俺は、見た。カズトラの母ちゃんに貰って。
息子と仲良くしてた、俺にって。ハロウィンの日。あの時間、最後に電話を、カズトラによこした相手は、半間の着信で、最後だ。
つまり、あの時・・・カズトラに、半間は、何か喋ってた。
カズトラは、死ぬ最後に「バジもマイキーも、両方殺せないよ」って、
言ってたんだ。つまり、カズトラは、俺とマイキーを守る為に!死んだんだって!?おかしいだろっ!!戦ってる時に、フツー電話よこすか!?
半間は、何か知ってるはずだ!!キサキに、頼まれたに違いねぇ!?」
マイキー「でも、バジ・・・その、キサキを、ハロウィンの日に殺したよな?カズトラのカタキは、成功したんだろ?」
ケイスケ「あぁ、殺した。でも、何か変だよな?あれから、バルハラは、大人しい。キサキの件で、半間が何も、仕掛けてこねぇ。
不自然な気がする。」
マイキー「!」
ケイスケ「弟のシューヤだって、兄貴の件で、キレてるはず。
これだけ、大人しいのは、変だ。」
マイキー「そーいや、バルハラって・・・あの後、行方?元いた所から、別の場所に移ったって?カズトラの件で、俺達・東卍の力に、怯えてるだけじゃー?本気出せば、コッチが勝つ!!」
ケイスケ「だと・・・いいんだけどな?」
千冬「・・・・・・。」
キジネコ「にゃ〜。」
マイキー「最近、聞いた話では、半間やナガレ、シューヤの姿を見かけないって。バルハラは、不自然な感じだ。
用心しろよっ!??」
「パサッ・・・(キサキのポッケから、カードが落ちる音)」
キサキ「おっと??ドナー登録のカードを落とした。ん?」
「ピロリン(メールの受信音)」
キサキ「メール?誰からだ?しゅ、シューヤ??誰のイタズラだ?いや、コレはーーーー・・・思ってた通り、か?」
次の日。
待ち合わせ場所と時間に、キサキは現れる。
キサキ「おい、来たぞ?死体は、どこだ?」
約束の昼、11時。
キサキ「?誰もいない、遅れてるのか?」
キサキの背後から、近づく半間とナガレ。
「パァーン!パン!(後ろから銃を発砲し、キサキの頭と首に、当たる音)」
シュウジ「殺ったか?」
ナガレ「シューヤのカタキだっ!?」
「パンパンパァーン(床に倒れるキサキに、尚も撃つ音)」
シュウジ「よし、銃のタマは空だ。後は・・・、この銃をコイツらのポッケに、入れる。」
犯人二人「ん〜ん〜。(首を、左右に振る)」
口には、ハンカチ。手は、ロープで縛られている。
シュウジ「キサキ・・・、お別れだ。」
「シュポ(タバコに、火をつける音)ポィ(タバコを、キサキの死体に投げる音)」
瞬く間に火は、キサキを、燃やしてゆく。
タバコの箱も、床に置き・・・
敵の口のハンカチや、ロープも外すと・・・。
シュウジ「逃げるぞ!?火が、建物にも燃え広がってきた?事前に建物の周りは、灯油かけといたからなー!」
第2アジトは、炎に包まれる。
ナガレ「へへっ!?やったぜ!兄貴?これで、自由だな!?(笑)」
二人の犯人達も、自分達の罪に恐れてか?逃亡。
次の日。
マイキー「おい!?聞いたか?バルハラのキサキの弟、シューヤが
昨日、アジトで、死んだって?銃で、撃たれて・・・?犯人はまだ、
見つかってねー。おい、バジ3トリオ!(バジと千冬と、キジネコの事)
弟のシューヤを、見つけ出して、殺したのか?」
ケイスケ「俺達は、殺ってねぇーーーー!何も知らねー!?」
千冬「そうですよ!?」
キジネコ「違うにゃ〜。」
ケイスケ「マイキーっっ!?冗談キツイぜ!??」
マイキー「・・・・・・っ。」
その後、半間とナガレは無事に、バルハラのアジト1に、戻る。
シュウジ「久しぶりだ。戻ったぜ〜?」
グッチ「あの!?半間リーダー!?昨日、その・・・シューヤさんが、殺されました!?」
シュウジ「東卍が、殺ったのか?」
シュート「いえ、まだ、分からないです。」
レンジ「銃で撃たれて、炎に焼かれて・・・怨恨かと。」
シュウジ「犯人を、見つけねーとなぁ!?」
しかし、当然・・・二人の犯人達は、自分達が疑われると思って、
必死に逃げている、最中だった。
外国へと、逃亡したらしいーーーー・・・。
死んだキサキの死体も、携帯も燃えていた為、分かったのは、銃で死亡と、DNAでシューヤでは無く、キサキだったという点だけだった。
全ては、謎に包まれる。
ナガレ「上手くいったな?兄貴?」
シュウジ「あぁー?」
二人は、キサキとシューヤの墓の前にいる。
ナガレ「シューヤ、天国でキサキとは、会えたか?」
その後、半間とナガレは、警察の前では、「東京卍の誰かなら、やりかねない」っと、平気で主張した。
キサキの体には、合計・・・8発のタマが、ブチ込まれていて、
警察は「恨みによる犯行」と予想。
タマから、銃の種類は分かったが、それだけでは、犯人にたどり着けず、
事件のアリバイを、調べたりしながら、色々な者に聞きまくるが、
銃とアリバイだけでは、犯人は掴めずーーーー・・・
逮捕までには、ならなかった。
マイキー「警察から、聞いたぜ?あれ、シューヤじゃなくて、キサキだって?ハロウィンで殺されたのは、キサキじゃなくて、シューヤだった?
気づいてた奴いるか?」
ケイスケ「いや、知らなかったーーーー・・・。」
千冬とキジネコも、首を縦に振る。
東京卍の方でも、謎に包まれるキサキとシューヤとの件。何が何だか、不明だった。
その頃、半間とナガレのアジトに、とある人物が、姿を見せる。
謎人物「半間さん、ナガレ?」
半間&ナガレ「?」
シュウジ「誰だ?」
ナガレ「知らない顔だな。」
謎人物「ナガレ!!シューヤだ!」
ナガレ「いや、シューヤは、死んだはず。」
謎人物「死ぬ前に、ドナー登録してた。ある日、思い出して。ナガレとの記憶・・・。今は、キクサスって名前だ。兄のキサキは、死んだって?兄が死ぬ前、メールで、やり取りしたんだ。」
半間&ナガレ「!!」
さすがの二人も、この展開には、驚きを隠せなかった。
キクサス「どうした?」
シュウジ(・・・シューヤが、戻って来る?そんなの予測出来るか、ダリィ〜。)
ナガレ(だったら、キサキを殺したのは、なんの為だったんだ!?)
最高から、最悪な気分に浸る半間と、ナガレであった。
完結
次に投稿する作品は、また新しい設定の別のお話です。
町名が原作とは、違う「ホクテカ町」で、マイキー達は年齢が小学生設定になります。ただ、ケイスケだけが、中学生。
オリキャラで、バジ 高子(小学校の教師をしている)ケイスケの姉がいます。
更にオリキャラで、バジ 友久(警察官をしている)ケイスケの父さんがいて、母さんはいない設定です。
ケイスケと高子と友久の3人で同居中。
マイキーと千冬とカズトラだけは、小学生です!
タイムリープなし、ブラックコスモは、今回ケイスケに
黒い衝動をかけてます!
投稿は、また別の日にします!読んでくれた方、ありがとうございます。
間違えて、あげちゃった(汗)
183:影虎◆Vs hoge:2024/09/05(木) 08:14 ID:jZY タイトル【東京リベンジャーズ〜バジ3家族〜】
ここは、ホクテカ町。
緑豊かな場所。普段は、事件なんて起こらない、平和な所。しかしーーーー・・・、
3人の秘密基地。
大きな木があって、入口は大きめで自由に外に、出たり入ったりを出来る大木がある。
マイキーと千冬と、カズトラの小学生男児達3人は、ここを
「秘密基地」として、よく学校をサボりたい時などに、この場所で集まっている。
町からも、少しだけ距離がある、隠れ家としては、
持って来いの場所だ。
大木の中にて。
マイキー「今日も、学校サボったぜ?」
千冬「いつもいつも。」
カズトラ「今日は、何する?」
マイキー「この町で、最近、発生してる事件について、どう?話さねーか?」
カズトラ「探偵の真似事?」
千冬「高子先生に、怒られる。(汗)」
高子先生とは、3人のホクテカ小学校のクラスの担任の女先生である。
性格は、怒ると怖い。
マイキー「大丈夫だって。今、その高子先生がいねーから、やりたい放題!」
千冬「マイキー、ヤバい。」
カズトラ「事件と言えば、連続男児行方不明の?」
マイキー「そ、カズトラ当たり!滅多に事件ねーにさ?連続で、3人も・・・。」
マイキー「こつ然と消えた。犯人の手がかりナシ!連続だから、犯人は地元の奴って、言われてる。俺らでその犯人、探さねー?」
その時、3人の後ろには、怒り顔の高子先生が、立っている。
高子先生「なぁ〜にしてるのかな(怒)またココで!?」
マイキー「げっ・・・(顔面蒼白)」
カズトラ「高子先生っ!?」
高子先生「いつもいつも、学校サボってコラァーーーー!!(怒)」
その後、3人は高子先生に、無理やり連れて行かれる。
大体はいつも、こんな感じの日常が、繰り返される。
そして、ホクテカ小学校の終わりの時間。
「キーンコーンカーンコーン(学校のチャイムが、鳴る音)」
高子先生「全く、困っちゃうのよね?探偵の真似事なんて、マイキー、カズトラ、千冬?大人しーくしていればいいものを・・・先生を、困らせないで。」
高子は、学校の窓から外を見て、帰るマイキー達3人の様子を見ながら、
そう、言葉を発した。
マイキー「なぁ?どうだよ、これ。」
千冬「び、ビーズ?」
マイキー「もし、犯人に、拉致られても、ポッケにいれて、下に落として、目印にする。俺達も、いつでも狙われても良い様に。色は、俺は白!カズトラは、黄色!千冬は水色だ!」
千冬「犯人、誰なのかな?怪しい奴なんて、この村にいないと、思ってたけど。」
マイキー「いや、それ違うな。その犯人は、怪しまれない奴。だから、周りが、気づかねーんだ。」
カズトラ「子供と一緒にいても、怪しまれない奴なら先生?警察官?それか、子供好きな人?ほら、あそこのマトバおじちゃん!」
マイキー「あ〜。」
カズトラ「いつも、子供集めては、遊んでる。」
マイキー「あの、おじちゃん、子供好きで、戯れてるな。あの人は、昔から、あーだから。」
他の村人は、仲良くしねーけど、子供は、懐くから。子供が友達とかっていうかな?」
「プップー(車の、クラクションの音)」
マイキー「ん?」
千冬「あっ!」
カズトラ「警察官・・・!」
千冬「友久さんっ!?」
友久「やぁ、今から帰り?パトロール中だよ。君達、例の連続事件で危険だから、早く、家に帰りなさい!」
マイキー&千冬&カズトラ「はぁ〜い。」
友久「夜は、特に危ないからね。」
カズトラ「あの人の娘が、高子先生だよな!?」
千冬「うん!確かそう!?」
カズトラ「父さんは、警察官!娘は、女教師!すげ〜家族!?」
マイキー「・・・・・・。」
千冬「あそこ、二人家族だよ。それに・・・」
その夜、バジ家。
友久「おい、高子、どうした?さっきのメール。今、仕事から帰ったぞ。」
高子「父さんっ!ケイスケがっ・・・」
友久「ん?弟のケイスケが、どうした?」
この家には、まだ家族がいて、それが引きこもりの息子・バジ ケイスケ。
ケイスケ「ごめんっ!親父っ・・・」
高子の弟・バジ ケイスケ(14歳)
ケイスケ「また、男児・・・殺しちまった(泣)」
友久「!またか!?これで、3度目だぞ!?(そもそも、息子が、ショタコンで無ければーーーー・・・。こんな事件など、起きなかったのに。)」
そう、あれは、息子のケイスケが、前に12歳の時。
その時は、まだ友久が、田舎町のホクテカ町では無く、都会町にいた頃。
友久「え?」
友久は、電話中。
姉の高子は、問題ナシ。だが、ケイスケだけは、友達も作らず、その内、引きこもりになった。元々、性格も地味で、大人しい。
ケイスケの件で、嫁とは、別れた。
その後、地元のここへ戻って、生活していたがーーーー・・・。
高子は、小学校の先生をしているが、ケイスケだけは、未だに、引きこもり。
友久「なぁ、ケイスケ。そろそろ・・・嫁を作らないか?お見合いすれば、きっとお前も、」
ケイスケ「何勝手に、話進めてんだよっ!?(怒)」
普段、大人しいケイスケが、キレた。
ケイスケ「余計な事するんじゃねーーーーっ!?(怒)それにっそれにっ俺は、女なんか、女なんか、興味ねーんだよっ!?」
友久「!」
ケイスケ「ショタコンなんだっ!?」
友久「ショ?何だ、それは?」
高子「父さん、止めてあげて。この子は、男児愛好家よ?私、知ってたの、前から。」
友久「・・・・・・。」
友久は、初めて知り、ショックだった。
自分の息子が、異性愛者では、無かった事に。
それから、日が経ちーーーーーーーー・・・。
高子「ねぇ?ケイスケ。私は、先生だから、アナタの協力を、出来るわ。」
ケイスケ「姉貴・・・。」
高子「アナタが、好きな男児、誘拐してきてあげる?欲しいでしょ、男児?いっぱいいるわよ、私の学校に。」
ケイスケ「!」
こうして、あの男児誘拐事件は、始まった。
友久「男児の死体は、私が、どうにかする!(全ては、警察である故の恥だった。ケイスケが殺した男児は、その度に町以外の所へ、パトカーに乗せて、別の街に埋めた。バレたくなかった。警察の私の息子が、犯人だと、
知られるのは・・・イヤだった!)」
そう、この事件・・・協力者がいて、家族なのだ。
回想。
高子(男児を、誘拐するのなんて、簡単だった。)
高子は、車に乗り、男児を物色中。
高子(どの子にする?そーだ!)
高子は、先生をやっているから。
1人目の男児は、自分の生徒を、家まで届けるふりして、そのまま自宅へ。
2人目は、学校休みの日、となりのクラスの子。
3人目は、父親である友久が、村の子の帰り途中を狙い、パトカーに送るよと、言葉巧みに誘い、睡眠薬入りのジュースで、眠らせた。
眠らせた後は、大きめのリュックに、その子を入れて、そのまま、自宅の玄関に置くと、メールでケイスケに知らせ、友久は、そのままパトロールに戻る。
ケイスケは、玄関へ行き、リュックを中へ入れて、その子はまんまと、家の中に、監禁される。
ケイスケ(よし。)
連れ去りは、上手くいった。
だがーーーー・・・。
1人目の子は、パニックを起こして、泣き叫んだので、バジは、殴り死なせた。2人目の子は、最初こそ言いなりになったが、ケイスケが、トイレに行く間に逃げたので、気づいたケイスケによって、
ケイスケ「おい!?何してるっ!」
2人目と3人目の子は、同じ理由で死亡。いずれも暴力。
ケイスケ(クソっ!クソっ!裏切りやがって!?信じてたのにっ!?裏切らなきゃ、殺さなかった!!(泣))
ケイスケ(ヤベェ、また、死なせちまったーーーー。)
最初の目的としては、殺しではなく、性行為だった。
だが、どの子もケイスケを、満足させるどころか、傷つけた。
回想終了。
ケイスケ(久しぶりに外、出るか?)
気晴らしに外へ、散歩しに行く、ケイスケ。
ケイスケ(ん?)
カズトラ「ヤバい!遅れちゃう!?(マイキーと、千冬の所に行かないと!?)」
慌てた様子で、カズトラが、ケイスケの横を、通り過ぎる。
ケイスケの目線は、カズトラを見ている。
とっさに、ケイスケはーーーー・・・
ケイスケ「ユウキ君だっけ?」
話しかける。
カズトラ「え?違います、カズトラです(汗)」
ケイスケ「そっか、ごめん。間違えた。じゃあ・・・。」
カズトラ(あれ?この人・・・地元民じゃ・・・ないよね??)
キョトン顔のカズトラ。
ケイスケは、カズトラの名前を、聞く為にワザと、間違えたふりして、聞いた様だ。
満足したのか、去って行く。
二人の待ち合わせ場所に、カズトラがやって来る。
マイキー「おい?カズトラ、遅いぞ!?」
千冬「待ちくたびれた。」
カズトラ「何か、さっき知らない奴に、話しかけられて・・・。長い黒髪で、地元民じゃなかった。」
マイキー「何だ?そいつ。怪しいなー?気をつけろよ?」
カズトラ「うん。」
千冬「怖い!」
その夜、バジ家。
ケイスケ「姉貴の学校に、カズトラ君って、子はいる?俺、あの子、気に入って・・・。」
高子「いるわよ、私のクラスの生徒ね。でも、あの子・・・いつも、友人達と一緒にいて、連れ出すの難しいわ。そ〜ね、なら良い方法!
3日間お泊りキャンプを、やるの!学校のイベントで。
その日に、うま〜くやるわ?」
ケイスケ「出来そうか?」
高子「父さん、その日は、アナタも協力してよ?」
友久「私もか!?」
高子「父さんがいれば、もっと上手くいくの!(弟は、他の男と比べて普通の恋愛が、無理なら姉の私が、相手探すしか無いじゃない??)」
高子が、主にケイスケの協力をするのは、同情心からだった。
そして、その3日間キャンプの日。
場所は、テントが、至る所に張り巡らされていて、料金さえ払えば、誰でも自由にキャンプが、出来る場所だ。
わざわざ、客が、用意しなくても済む為、ホクテカ町では、大人気の場所である。
高子は、前日から自身の車を、スタンバイさせている。
駐車場も、料金さえ払えば、車を停めていても、OKである。
小学校では、バスを使ってキャンプしに来た。生徒達は、リュックの中に必要最低限の物を、詰めてきた様だ。
キャンプの近くには、ホテルもあって、そこで、泊まる事も出来る。
高子「キャンプは、朝9時〜夕方の4時まで、自由に使えます!その後は、近くのホテルで、泊まる。これが大体の流れよ?分かった?
昼からは、皆で、手作りのカレーライスを、作ります! その時間までは、自由に、遊んでOKよ。昼になったら、先生のいる所に、戻る様に。
テントは、汚したり、穴開けたり、乱暴に、扱わない様にね!?私物じゃないんだから。」
カズトラ「なぁ〜?どこ行く〜?」
千冬「あっち!」
マイキー達は、自然多い場所で、はしゃぎ回る。
しばらく、満喫する。
そして、昼のカレー作り。生徒達皆で、ジャガイモの皮を剥いたり、人参の皮を剥いたり、玉ねぎの皮を剥いたり、包丁で切ったり。
煮込んで、ルゥを入れるのは、高子先生の役目だ。
高子(ふふ、カズトラ君のカレーにだけ、睡眠薬を入れるわ。)
カズトラ「美味しぃ〜!」
マイキー「うん!」
千冬「うまうま!」
マイキー達は、すぐに、平らげる。
カズトラ「ふぁ〜〜、何だか・・・眠くなってきた。眠・・・い。」
「トサッ(カズトラが、地面に倒れる音)」
マイキー「おい!どうした?カズトラ、起きろよっ!?」
千冬「駄目だ、寝てる・・・。」
高子「コラ!無理やり、起こさないの!?きっと、疲れるぐらい、遊んだのね?先生が、ホテルの方へ、寝かせるから、大丈夫!!
アナタ達は、二人で、遊びなさい?」
マイキー「・・・。」
千冬「はーい!」
ホテル名「ホワイドール」
高子は、カズトラを、腕で抱えながら、移動する。
高子(よし、上手くいったわ!キャンプの日にして、正解ね?
後は、カズトラ君を、リュックの中に入れる。これで、バッチリね!)
ホテルに、事前に置いて用意した、大きめのリュックの中に寝てる、カズトラを詰め込む。
高子(そして、スタンバイした、車の元へ・・・。)
高子は、カズトラを、車の中に用意した、別の鞄に移し変える。
これも、大きめのサイズだ。その後は、車の一番後ろにカズトラを、トランクに入れて、近くを、パトカーでパトロールしてる友久に「ワン切り」で、知らせる。後は、高子は、その場を離れてOK!
高子は、皆のいる元へと戻る。
友久は、ワン切りの合図と共に、ホテルの駐車場へ、到着。
友久「高子の車だ!?後は・・・」
用意していた、高子の車のキーを使って、トランクにあるカズトラの入った鞄を出すと、今度は、友久が、自分の車へと移す。
そして、そのままホテルを、離れて自宅へと、向かう。
自宅のドア前に、カズトラ入りの鞄を置いて、ケイスケにワン切りで、知らせる。
友久は、再びパトロールに、戻ればOK!
ケイスケ「!知らせが、来たな。」
玄関まで行き、カズトラ入りの鞄を手に入れ、ケイスケの部屋に、運ぶ。
中から、寝てるカズトラを、取り出し、ベッドの上に乗せる。
ケイスケ(眠ってる。目隠し、させておくか。今までの男児は、殺しちまったから、今度こそ上手くいきてぇな・・・。)
カズトラに、目隠しをさせて、手もロープで、後ろ手に結ぶ。
その一方で、キャンプでは、カズトラがいないと、騒ぎになっていた。
マイキー「嘘・・・だろ?」
千冬「カズトラがっ!?」
カズトラの方ではーーーー・・・
カズトラ「(ん?あれ、見えない。視界が・・・。)マイキー、千冬?高子先生っ??」
ケイスケ「!か、カズトラ君!?」
カズトラ「えっ、誰っ??」
ケイスケ「静かにっ!俺ね、小6のケイスケ。」
カズトラ「け、ケイスケさん・・・??」
ケイスケ「気づいたら、知らない所で、監禁されてたんだ。」
ケイスケ「君より、早くここにいる。犯人は、二人。」
カズトラ「二人・・・?」
ケイスケ「ご飯を、食べさせてくる奴と、性的行為する奴。」
カズトラ「えっ・・・ヤダ!そんなのっ・・・」
ケイスケ「一人は、家にいて、もう一人は、外で仕事。」
カズトラ「え?じゃあ、俺は、今監禁されて・・・??え、いつの間に!?マイキーと、千冬の二人はっ!?」
ケイスケ「犯人の話によると、その二人の事は、知らない。カズトラ君の事だけ、話されて、二人で、仲良くしておけって。」
もちろん、この話は、全てケイスケの嘘だ。
次の日。
マイキー「な?千冬。高子先生、怪しくねーか??」
千冬「だからって、勝手に、高子先生の車に、近づいて!?」
マイキー「見ろよ!?車の助手席に、カズトラのビーズがある!黄色の!カズトラは、一度、高子先生の車に、載せられた証拠だ!」
千冬「嘘!?何でっ・・・先生の車に!?」
マイキー「名前の「か」の字も、彫られてる。間違いねー。あの女・・・。」
千冬「でも、何で、先生がそんな事?」
マイキー「多分、先生はーーーー・・・犯人の言いなりになってるんじゃねーか?今、先生は、授業中だ。千冬、今の内に先生の家に行くぞ!?
もしかしたら、カズトラは、そこにいるかもしんねー!」
「タタッ(マイキーの走り出す音)」
千冬「おう!」
千冬も、マイキーの後を、追う。
その頃、ケイスケと、カズトラはーーーー・・・。
カズトラ「ケイスケさんは、犯人と顔見知り?」
ケイスケ「いや、実はさーーーー長い事、ここにいるけど、犯人の顔も声も、聞いた事ねーんだ。あっちもあっちで、バレたくねーんだろ?
声出すにしても、声を変える機械を、使われたりする。
殺されたくなけりゃあ、犯人の言いなりになるしかねー。俺は、ずっと、そうしてきた。」
カズトラ「親の元に戻りたくないんですか!?一生ここにいろって・・・。そんなの、酷すぎる!」
ケイスケ「しっ!静かにしろって?犯人に聞かれる!」
カズトラ「ご、ごめん!」
ケイスケ「大人しくしてる方が、身の為だ。逃げたら、それこそ、バレたら命取りだ。死にたくないよな?」
カズトラ「・・・・・・。」
バジ家に、マイキーと千冬が、姿を見せる。
マイキー「ここが、高子先生の家だ。父さんの友久も、警察の仕事中。
調べるなら、今だ!」
千冬「・・・(苦笑い)でも、どーやって、中に入る?サッカーボール、持ってきて?」
マイキー「そのボールが、必要なんだ!いーか?千冬、ボールで遊んでるふりして、ワザと、窓のガラスを割る!中に入ったボールを、取るふりして、その間、カズトラを探すんだ!?」
千冬「なるほどー。その手があったか!」
「バリーーーン!(窓ガラスが、ボールで、割れる音)」
ケイスケ「!?(何だ・・・?下で、窓が、割れる音?こ、声がする?誰か入って来た!?)」
急いで、ケイスケは、カズトラの耳に、イヤホンを掛けて、音楽を、聞かせる。
ケイスケ(誰か、入ってやがる。と、トイレに二人で、隠れねぇと?カズトラを連れて・・・。)
トイレは、一階と2階にそれぞれあるので、ケイスケは、2階のトイレにカズトラを抱えて、中で鍵をかけて、大人しくする。
マイキー「どーだ?千冬?カズトラは、そっちにいたか?」
千冬「こっちの部屋には、いない。」
マイキー「全部の部屋を、見て周るぞ?見つけんぞ!」
千冬「おー!」
仕事中の友久の携帯に、メールがきた。
友久(ん?ケイスケからだ。何だとっ!?家に誰か、入ってる?よし、自宅に行くか。一体、何事だ。)
ここの田舎町、ホクテカでは、唯一村の警察官は、友久だけだ。
そうとも知らず、マイキー達はーーーー。
マイキー「変だな、カズトラ、見つからねー。」
千冬「どこだぁ〜??」
ケイスケ(何なんだよ!?コイツらっ・・・まさか、カズトラの友達のマイキーと、千冬って奴らか?マジかよ!?)
その時ーーーー・・・
友久「君達!?何をしている?そこでっ・・・!」
マイキー「あっ・・・。」
千冬「!ごっ、ごめんなさい!ボールを、取りに入ってて・・・!?」
マイキー「サッカーしてたら、窓割っちまって。」
千冬「すっ、すみません!(泣)」
友久「あぁ〜、もういい!これからは、気をつけなさい!?」
マイキー&千冬「はいっ!」
二人は、残念そうな顔で、外に出る。
マイキー「カズトラ、見つからなかったな?」
千冬「うん。いなかった。でもさ、大体の部屋を、確認して思ったけど。」
マイキー「ん?」
千冬「高子先生の家って、二人で住んでる割に、部屋のベッドが、多くて3って、変だよ。」
マイキー「!そうだな、それに一つだけ、開かねぇドアあったし。」
千冬「何か、怪しいよな?まだーーーー・・・。」
マイキー「・・・・・・。」
謎は、残った。
それから、2年の歳月が、経つーーーー・・・
ケイスケ(もう、十分だ。カズトラ君は、開放しよう。満足出来た。顔を、見られてねぇから、返せる。)
その夜、ケイスケの指示で、友久と二人で、カズトラ君を、大きめのダンボールに入れて、外へ運び出す。
途中までは、車で運んだ。
カズトラ(何だろ?何か、揺れて動いてる。)
相変わらず、カズトラは、目隠しされ、手は、ロープで縛られたまま。
ケイスケ(じゃあな、2年間・・・楽しかったぜ?)
ケイスケは、ダンボールに入る、カズトラに別れを告げ、置き去りにして友久と、車に乗り込み、その場を、離れる。
次の朝。
地元民1「みろ、見慣れないダンボールだ。」
地元民2「中に、何が入ってる?」
カズトラ「(声がする!?)だ、誰かぁーーーー!?」
耳は、聞こえるので、カズトラは、デカイ声を出す。
その後、地元民の発見によって、カズトラは、親元へ戻ったがーーー・・・。
警察官の友久には、事情聴取される。
カズトラ「え?犯人の事??顔は、分かりません。でも、犯人は、二人いて、もう一人、ケイスケさんって子も、監禁されてたよ。」
友久「そうか。辛かったね?もう大丈夫。これ済んだら、すっかり元通りだ。」
カズトラ「はい・・・。」
しかし、その後、分かったのは・・・このホクテカ町に、ケイスケなんて生徒は、いないという事だった。
カズトラ(そんな!?じゃあ、あの子は一体ーーーー!?)
友久(よし、上手くいったな。)
そして、その後、ケイスケは・・・。
ケイスケ「父さん、姉貴、俺・・・ここを、離れて都会で、生活する事にする。今まで、迷惑かけてごめん!もう、大丈夫だから。」
友久&高子「!」
こうして、ケイスケは、ホクテカ町を、離れたーーーー・・・。
マイキー「カズトラ、生きてて良かった!」
千冬「もう、死んでるかとばっかり・・・。」
カズトラ「うん!また、こーして、会えて良かった!?でも、謎があるんだ。」
マイキー「犯人、友久と高子じゃねーのか?」
千冬「家に俺ら、入ったんだぞ!?」
カズトラ「いや、犯人の顔・・・見てないんだ。それに、声もよく分からなくて。もう一人、ケイスケって子も、監禁されてて、大体は、その子と会話しまくってた。でも、ケイスケって、地元民じゃなくってさ?
別の町から、さらわれた子なのかな?」
マイキー&千冬「!」
マイキー「声を、出さないのは、カズトラと、知り合いだからじゃあ?」
カズトラ「うーーん、よく分からない。」
その後、当然、犯人逮捕は、進む訳なかった。
友久が、共犯者だからーーーー・・・。
それからまた、月日は、流れて・・更に1年後。
マイキー「本当に、出ていくのか、カズトラ?」
カズトラ「うん、ごめん。事件のせいでPTSDが、酷くてさ。もう、地元には、いられない。」
マイキー「分かった、離れても、仲間だからな!?」
千冬「いつでも、戻って来いよ!」
カズトラ「うん!」
カズトラは、都会の町「ウッドラッド町」へ、やって来る。
一人暮らししながら、仕事の為・・・ペットショップ「ペケハウス」に、務める事にした。
店の従業員1「新しく、入って来た、カズトラ君です、仲良くする様に!」
カズトラ「初めまして!羽宮 カズトラです!動物好きです!仲良くして下さい。都会で、暮らすのも初めてで、緊張してます。」
ケイスケ(かっ、カズトラ!??何でここに!たまたまか?)
驚いた表情のケイスケ。何と、ケイスケも、このペットショップで、働いていた。
偶然、越してきたのも、この町だ。
ケイスケ「け、ケイスケです。よろしくっ・・・。」
カズトラ「え!?あれ・・・その声って?け、ケイスケさん!?もしかして、一緒に、監禁されてた!?あの後、犯人に開放されてたの?」
ケイスケ「あっ、あ〜〜〜〜!そうなんだよ!?会えるなんて、すげ〜な、こんな偶然(汗)これから、よろしく。カズトラ君?」
カズトラ「うん。でも、あれ?何か、年齢が、だいぶ年上だね(汗)」
ケイスケ「あん時は、小学6って言ったけど、あれ、嘘なんだ。何でかって、本当の情報を話すなって、犯人に脅されてたから・・・。それで、無事こうして、開放されたんだ。許してくれよ?」
カズトラ「別にいいよ!また、会えて嬉しいから。」
ケイスケ「カズトラ君・・・。」
こうして、偶然の再会を、果たした二人は、ペケハウスで、働き始めたと言うーーーー・・・。
ブラックコスモ「へっへっへっ〜。今回は、ケイスケを、悪人にしてやったモ〜!これで、ますます、エネルギーを食べて大きくなれるモ〜、モグモグ(悪エネルギーを、食べる音)」
完結