ケイ君作品集(東京リベンジャーズ)

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1:影虎◆Vs:2024/03/15(金) 07:30 ID:a5k

ケイ君用の作品だけを載せるスレです!
ついに作りました。今までの東京リベンジャーズの
二次創作は、ここに集結させます。
東京リベンジャーズが好きな方や東京リベンジャーズを
まだ、知らない方も読んでいってね(・∀・)

話のテーマは、それぞれ色んな世界観設定が
盛り込まれてるんで、色んなのを楽しみたい方も
オススメです。

101:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:07 ID:a5k

大人バジ「先生!こっちです。」
医者「うむ。」
大人バジ「どうですか?何か、分かりましたか?」
医者「倒れる前の様子は?」
大人バジ「はい、突然お腹を痛そうにして、気を失って倒れてます、
今は。どうですか?」
医者「脈も正常で、心臓も特には・・・。ただ、お腹痛いなら
ご飯は食べれないから、点滴した方が・・・。」
大人バジ「車の中で、してもらえますか?」
医者「いいよ。もし、もっと様子悪くなったら言ってね。」
カズトラ(この人、心配はしてくれてる・・・。)
大人バジ「ん?」

車の外へ、目をやると少年ケイスケが、たまたま近くを通りかかる。

大人バジ(もう一人の俺!?タイミング悪い時にっ・・・。いや、
あっちからは見えてない、セーフか。)
ケイスケ(カズトラ・・・。)

ケイスケは、気づかず通り過ぎた。
カズトラも、倒れてる演技で気づかなかった。
そして、家へと戻る二人。

102:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:10 ID:a5k

大人バジ「カズトラ君・・・。」
カズトラ(駄目だ。助けを言えなかった。車の中でこの犯人ずっと、
側にいたから。失敗だ。)

それから、2年が経ち・・・。
(回想終了)

ケイスケ「マイキー、俺は東卍を出る。」
マイキー「!はぁ?カズトラの件でか?周りはもう、カズトラが死んだ
とか、カズトラが失踪したとか、騒いでるぜ?」
ケイスケ「それはねぇよ、俺には分かる。カズトラは、そんな奴じゃねぇ
。ペットショップやるよ、店員になる。」
マイキー「バジ、東卍はあれ以来、キサキの話でバルハラと手を組んだ。
お互い、ここからお別れだな?」
ケイスケ「あぁ、じゃあな。マイキー、キサキにだけは気をつけろ?
アイツは東卍にとって、敵かもしれねぇから。」

それから、16歳。中学生から高校生になったケイスケは、ペットショップで仕事をしながら、カズトラを探し続けた。
そんな、ある日。
いつも通り、街頭でチラシ配りをしていると・・・(仕事休みの日)

103:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:11 ID:a5k

医者「ん?この子、見たな。」
ケイスケ「!え?何処でですか?」
医者「一度だけ。確か、車の中で見た子に似てる。」
ケイスケ「車?」
医者「もう一人いて、父さん・・・いや、お兄さんで。」
ケイスケ「え?お兄さん、ですか?」
医者「うん、丁度黒髪でロングで、何か君に似てた。」
ケイスケ「俺に似てる?車の色や形って?」
医者「白で大きめの車体だよ。」
ケイスケ「歳は?」
医者「うーん、大体は20〜30代かな?」
ケイスケ(は、初めて・・・有力な情報だ。カズトラ、そいつは誰だ?
俺に似てる?)

カズトラチャンネルでは、早くもケイスケが
その有力な情報をホームページにアップする。
「新しい情報!カズトラと一緒にいる男・年齢は20〜30代。
黒髪でロング。白い大きめの車。俺に似てる(ケイスケの顔写真)」

それを、大人バジも携帯から見ていた。

大人バジ「!どこから、バレたっ!??(考えられるのは、あの医者か。一度だけ、カズトラを診察してもらったから。)」

104:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:14 ID:a5k

大人バジ(今、バレる訳にはいかないんだ。こうなったら、よし。)

「ピロリン(携帯のメールの受信音)」

大人バジ(ん?メールだ、ナオヤか?)

ナオヤのメール「あの、カズトラ行方不明知ってます?何か、特徴が
似てません?つーか、黒髪でロングとか(笑)ほら、オーナーの車も白で!?」

大人バジ「(ま、マズイ・・・。)もしもし?ナオヤ。冗談キツイぞ?
俺、いつもメガネしてるよな?髪もポニーテールでさ。違うだろ(笑)
白の車なんて、何処にでもある。」
ナオヤ「ですよねぇ?すみませーん、冗談です!でもバジさんの顔って、よく見た事ない。今度、メガネ外してもらえません?犯人の目は茶色ですって。」
大人バジ「あぁ。明日、見せてやるよ。ナオヤだけに、特別だ。二人の秘密な?」

次の日・・・。

大人バジ「ほら!」
ナオヤ「え?バジさんの目って、黒っスか。普通っスね。じゃあ、全然違う!!うわぁ〜初めて顔見た。特に目は!!」
大人バジ(カラーコンタクトしといて、良かったぜ。)

105:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:16 ID:a5k

その仕事帰り、青年ケイスケが、家から出る所を
待ち伏せる大人バジ。

ケイスケ(はぁ〜お腹空いたな。コンビニで買うか?かぁ
ちゃん、仕事が今日も遅いから。)
大人バジ「バジ君、だよな?」

「キキッ(ケイスケの側に黒の車が停まる(レンタカー)」

ケイスケ「えっ?誰(汗)(黒い・・・車?)」
大人バジ「君のホームページ見てるよ。カズトラ君の件
で。情報、持ってるんだ。ここじゃ、あれだから別の
場所で話そう?」

「バタン(ケイスケが車のドアを閉める音)」

疑いもなく、車に乗った。

ケイスケ「あの、車の中で話を聞きたいです!」
大人バジ「分かった。運転しながら話す。俺のね、知り合いの友人なんだけど、たまたまそいつの部屋に上がった時に、そこで見つけた。」
ケイスケ「見つけた?何を。」
大人バジ「「カズトラより」って書かれた手紙。」
ケイスケ「え!?」
大人バジ「俺の知る限り、そいつにカズトラって友人は
いなくて、最近カズトラ行方不明を知って、もしかしてって思った。」
ケイスケ「それで?」
大人バジ「気になったから、勝手に盗んで、今俺の家に
あるんだ。君なら知り合いだから、カズトラ君のなら
字とか分かるかな?と思って。」
ケイスケ「読みたいです!確認したい!」

106:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:17 ID:a5k

大人バジ「喉とか、乾いてない?飲み物あるよ。」
ケイスケ「いえ、いいです。」

家に到着。二人は中へと、入っていく。

ケイスケ「あの、すぐその手紙を確認したいです!」
大人バジ「待って。まぁ、少し寛いでいきなよ。君、お腹空いてそう。」
ケイスケ「いえ、早く見たいんでいいです!!」
大人バジ「あれ?おかしいな。手紙が無い、どこにやったっけ?」
ケイスケ「俺も探します!」
大人バジ「思い出した!確か、地下にあるかも。一緒に来てくれる?」
ケイスケ「はい、いいですよ。」
大人バジ「先に中入って、この中だから。俺も後ろから行く。」
ケイスケ「こ、この先にあるんですか?」
大人バジ「あぁ、そうだ。物はこの先に・・・。荷物保管場所だ。」

奥へ進んで行くケイスケ。だが、そこには・・・

ケイスケ「え?か、カズ・・・トラ??」
カズトラ「!ば、バジッ!?」

探していたはずのカズトラの姿が、ケイスケの目に飛び込んできた。

107:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:19 ID:a5k

ケイスケ「・・・・・・・・・。」
大人バジ「・・・。」

「ガンッ!(ケイスケの頭を後ろから殴る音)」

ケイスケは、床に倒れ込む。

カズトラ「止めて下さいっ!?何でっバジ殴るんですか!バジィー!!」

次に目を覚ました頃には、ケイスケも檻の中だった。

ケイスケ「どういうつもりだよ!?あぁ?(怒)こっから出せっ!!
何でカズトラを監禁してんだ!?」
大人バジ「俺は本当は、君達二人の母違いの長男だからだよ。」
ケイスケ&カズトラ「!」
大人バジ「俺、ケイスケ、そしてカズトラ。分かったのは、若い頃に
どうしても、父さんに会いたくて、調べたから。父と再会して、それから知った。弟二人がいると。俺はその頃、別のヤンキーをやっててさ?
キャットフィッシュっていう暴走族。同時に真一郎君のブラックドラゴンにも、関わってた。お前らの情報を真一郎君から、聞きたくて。」

108:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:20 ID:a5k

大人バジ「しかし、俺のグループのキャットフィッシュで、東卍との
喧嘩で、弱そうなカズトラ君をリンチしよう、と話が進んだ。
それが嫌で、2年前に出所の日を狙って監禁した。
だが、その後はケイスケ君を拉致って、東卍フルボッコに話が進んだ。
次は、ケイスケを監禁しようと思った。全てはお前らを守りたかった
から。でもさすがに今俺は、グループから疑われてる。
裏切り者だと。立て続けにカズトラとケイスケ君がいなくなるんだ。
メンバーの中で、誰かが邪魔してるって。
多分、今後・・・家辺りを見張られる。お前らと一緒にいる事がバレた
ら、俺は殺されるな。お前ら二人もタダじゃ済まないだろう。
だから、な?大人しく、しててくれよ。
俺はお前らの敵じゃない。な?」

最後にそう言い終わると、大人バジは満面の笑みをみせた。
その後、マイキー達の方では・・・・・・

東卍メンバー2「なぁ?マイキー、あの後さ、バジもいなくなったって。
聞いたかよ?カズトラ見つからなくて、バジがついに鬱病になって
死ぬ事にしたって?」
東卍メンバー1「うわぁ!?それマジかよ?」
東卍メンバー3「一番探してたのバジだもんな。そりゃ、おかしく
なるって。」
マイキー(・・・・・・。)

109:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:22 ID:a5k

大人バジは、青年ケイスケに手紙を書かせて、自ら望んで失踪したとの手紙を母親の住むポストへ、自ら届けた。

大人バジ(よし、大体は上手くいってる。これで、大丈夫だ。)

大人バジの頼みで、ホームページも閉じられた。
「しばらく、ホームページはお休みします。」

ケイスケ「一つだけ、頼みいいですか?話は分かった。
せめて、この地下の中だけでは、自由にさせてくれ。
俺達は、外に逃げる気はない。
こんな檻の中とかは、ナシにしてくれよ?あんたの話、信じてるから言ってんだ。」
大人バジ「いいだろう。」

二人の自由は、許された。

大人バジ「ただし、俺の仕事中は檻にいてくれ。それ以外の時なら、部屋にいていい。」

それから、更に1年が経つーーーー・・・。

110:影虎◆Vs:2024/03/25(月) 08:23 ID:a5k

ケイスケ「あの、前から気になってたんですけど、何でこの家って
テレビ無いんですか?」
大人バジ「それは・・・ほとんど仕事行ってて、俺は疲れてるから、
家では静かにしていたいんだ。漫画や、お前らの欲しいもんなら
与えてやるよ!携帯&パソコン以外ならな?」
ケイスケ(気になってるのは、この人の詳しい情報が一切、見つからない
事だった。)

唾を飲み込み、ケイスケは問う。

ケイスケ「あんた、本当に俺らの兄貴・・・なのか?」
大人バジ「本名は、バジ ケイスケ。」
ケイスケ&カズトラ「!?」
大人バジ「なぁ〜んて、嘘だよ!笑えよっ(笑)」

大人バジ(血のハロウィンの未来は変えた。マイキー達も変わりはない。
ただ、この世界ではカズトラとケイスケだけがいない。
そう、表面では大人のバジの俺はいるーーーー・・・。)


パンドラの箱(秘密)は、永遠に開かれない・・・。


完結

111:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:37 ID:zQY

タイトル【東京リベンジャーズ〜バジ虎〜2】

大人バジ(さぁて、ケイスケ君は、自らの失踪だと見せか
けたものの、あまりに連絡無さ過ぎは不審がられるな。)

そこで大人バジは、ケイスケの母親に手紙を届ける。
 
ケイスケ母「2通目からの、ケイスケからの手紙?」

もちろん、これは大人バジが青年のケイスケのふりを
して、書いたものだ。本人は本人なので、字も同じ。

ケイスケの手紙の内容「母ちゃん、元気?あれから、
俺はとある場所で、家を借りて仕事しながら過ごしてるよ。
携帯も新しくしたから、携帯番号も書いておく。
返事のやり取りは、携帯でよろしく!
ちょっとかなり、今・・・心がヤバくて、一人になりたかったから。
でも大丈夫。もし、無理そうだったら、精神病院に通う
から。だから、母ちゃんは何も心配しないで。
そういう訳で、よろしく。  ケイスケより。」

と、言う内容のものだった。

112:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:40 ID:zQY

ケイスケ母(心がヤバい割に、相手を思う優しさはある。やっぱり、ケイスケね・・・。)

一方、青年バジは・・・

ケイスケ(ん?今、風呂に入ってるな?カズトラとあの男は。その隙に。)

「バッ(大人バジの携帯を手に取る音)」

ケイスケ(あの男の携帯!!ん?ロックがかけられてる(汗)誕生日?
いや、違うっ!クソ〜何だよ!?駄目だ!ロック解除出来ねー!!)

その時、ケイスケの後ろには、風呂から上がったばかりの大人バジがいた。

大人バジ「どうしたの?ケイスケ君。」
ケイスケ「!いや、何かっ・・・携帯から音鳴ってた気がしてっ・・・
すみません!勝手に・・・。」
大人バジ「ふーーーん、音ね。あぁ、携帯会社からのメールだ。
いつもくるからね(笑)いつも着てるから、誰か気になっちゃった?」
ケイスケ「は、はい。」
大人バジ「悪いね、知り合いじゃなくて。あれ?どうしたの、震えてるよ?」
ケイスケ「何でも無いです!」

ケイスケは、大人バジから離れる。

113:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:45 ID:zQY

次の日も・・・。

ケイスケ(そもそも、アイツ本当に俺らの長男かよ?
クソ!
本名が見つからねー。何で、本名に関するの出てこねぇっ!?まさか、一々それ系の捨ててんのか!?ガス代とか、電気代とか??)

「ガサゴソ(ケイスケが引き出しから、書類を探しまくる音)」

大人バジ「俺の部屋で、何してんのかな?ケイスケ君・・・。」

再び、ケイスケの背後には、大人バジの姿があった。

ケイスケ「か、カズトラに頼まれてホチキスを・・・。(ニコ)すみません、勝手に。」
大人バジ「そう〜、ホチキスならコレ。はい!」

大人バジは、ホチキスを手に取ると、ケイスケに渡す。

「スッ(ケイスケが、ホチキスを受け取る音)」

ケイスケ「あの、少し質問いいですか?」
大人バジ「ん?何かな?」

114:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:52 ID:zQY

ケイスケ「キャットフィッシュにいながら、ブラックドラゴンの真一郎と関わるってバレません?
普通に考えたら。
その間を行ったり来たりって。両方のグループ同時に。」
大人バジ「いや、バレなかったよ?何故なら俺は、ブラックドラゴンに行く時は、キャットフィッシュの奴らに、こう言ってる。」
ケイスケ「?」
大人バジ「スパイとして、ブラドラに行くって。
逆に真一郎には、俺の弟の件で、話だけでいいから聞きたいっと接触してた。
真一郎とは、個人で関わってたから、あっちもオープンにしてしていい話なら、してくれた。
可能な限り。
ただ、当然カズトラ不明と、ケイスケ不明で俺は今、キャットフィッシュから疑われてるけど(苦笑)だから、今外に出るのはヤバいって話ね。俺と君とカズトラ君の命が。」
ケイスケ「・・・。」
大人バジ「それで、君等二人を監禁してるんだよ。キャットフィッシュにバレたくないから。それもこれも、長男として守りたいから。分かった??」
ケイスケ「はい。」

その話を聞いても尚、大人バジを見つめるケイスケの目は、不信感を漂わせている。
ある日のお風呂。大人バジとカズトラが、二人で入っている時。

115:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:54 ID:zQY

大人バジ「さ、カズトラ君・・・こっちだよ?」
カズトラ「・・・うん。」

「チャプン・・・(湯船に入る大人バジのすぐ隣を、体を密着させながら
カズトラが入る音)」

カズトラ(ち、近い・・・。)
大人バジ「(監禁してると、何かと恋人作れず、恋愛にも奥手だからなぁ。そもそも。)カズトラ君、恋愛した事ある?」
カズトラ「無いです。」
大人バジ「じゃあ、恋愛のAとBとCも、知らない?」
カズトラ「え、は・・・はい。」
大人バジ「こうやって、触られた事も無いんだ?」
カズトラ「は、はい(え、何か体を触ってる・・・?)」
大人バジ「大人として、教えておくよ!義務教育だから。それも。」
カズトラ「え?」
大人バジ「分かってるから、そういうの。」
カズトラ「あの・・・??」
大人バジ「いい?まず、これがA。」
カズトラ「!?」
大人バジ「そして、これがB。」
カズトラ「あ、あの!んっ!?」
大人バジ「そして、Cは、こうだよ。」
カズトラ「ちょっ、止め・・・っ!?」
ケイスケ「あーー!?テメェ何してんだっ!?カズトラに隠れて、変な事 してんじゃねー(怒)」

116:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:55 ID:zQY

大人バジ「嫌だなぁ、大人として教えただけ。」
ケイスケ(こ、コイツ・・・まさか、ショタコンなのか??
そういや、誘拐された俺らの年齢も若い。
まさか!?コイツの目的は、ショタコンで若い俺らを誘拐して、監禁して外に出れない様にして嘘の話を教えて、エロい事するのが目的っ!?
そして、過去にも同じ事件で捕まったから、その情報を隠すべく
本名も消して・・・る?)

顔面蒼白になるケイスケ。

ケイスケ(それとも、コイツ・・・他の男児は殺して?正体バレたから。
連続ショタ犯人なのか??)

バジ予想
それまでも、男児誘拐&監禁を繰り返す➡その度に、本名がバレて、死なす➡そして今、自分達二人もターゲットにされて監禁中。

ケイスケ(だから、名前も情報も隠すのかっ!?)

震えが止まらず、恐怖に包まれた。

117:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:57 ID:zQY

別の日。

大人バジは、ケイスケの母親と携帯で電話する。

大人バジ「あ〜、もしもし?母ちゃん?手紙、読んでくれた?
そう〜今それで、」

コッソリと隠れて、ケイスケも内容を聞く。

ケイスケ(ん?電話の相手、俺の母ちゃんっ!?コイツ、俺に成りすまし
!?まさか・・・そうか!俺と顔や声が似てるから、周囲には俺に
成りすまして!?しかも、連続ショタ犯人だから、自分の本名を隠す為
に更に俺に、成りすまそうとして・・・クソッ!!)

「バッ(大人バジの携帯を奪う音)」

ケイスケ「もっ、もしもし!?母ちゃん、助けてくれ!今、誘拐されてっ俺に似てる顔の奴にっ・・・・・」

「バッ(大人バジが携帯を取り返す音)」

大人バジ「あ〜もしもし?母ちゃん。さっきのごめんね。」
ケイスケ(え?)

118:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 07:59 ID:zQY

大人バジ「俺、手紙でも言ってるよね。心がヤバくなってるって。
さっきのがそういう事。驚かせてごめんね。
だから、二重人格みたいに矛盾した発言する。
例えば、見張られてるとか、誘拐されたとか、監禁されたとか。
でも、気にしないで?それで、こういう姿を見せて心配させるの嫌だっ
たから、一人になったんだよね。」
ケイスケ(何言ってんだ?コイツッ・・・・・・)
大人バジ「時々、こういう事あるから、真に受けなくていいよ。
本当に警察に通報は駄目。じゃあね?」

「プツ(通話を切る音)」

大人バジ「ケイスケ君・・・、余計な事しないでくれるかな?」
ケイスケ「ごっ、ごめんなさいっ!携帯で久々に母ちゃんの声を
聞いてたら、話したくなってつい、俺・・・母ちゃん好きだから!
えぐっうぐっ。」
大人バジ「そういえば、引き離してもう、1年経つかな?会いたくも
なるか。うんうん。さぁ〜あっちの部屋に戻ろうね、ここは俺の部屋
だから。」

泣きじゃくるケイスケの肩に手を乗せて、大人バジは部屋に誘導する。

119:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:01 ID:zQY

ケイスケ(クソッ!もう少しで母ちゃんに助けてもらえたのにっ!?
しかもコイツのせいで、もう一回俺が同じ言葉を使ったとしても、
母ちゃんはすっかり、信じてくれなくなった!!
心の病気って思われて!?クソッ)
カズトラ「えっ?バジ、何で泣いてんですか?」
大人バジ「あぁ、ちょっとね・・・色々あって。二人で。カズトラ君が
気にする程の事ではないよ。大丈夫。」
カズトラ「??」
ケイスケ「・・・・・・っっ!」

更に別の日。

ケイスケ(待てよ?この男っ・・・頭いいだけで、力は弱いんじゃ!?
よし、力なら俺の方がっ!!)
大人バジ「ん?(振り向く)」

「バキィ!(ケイスケが大人バジの顔面を殴る音)ポト(大人バジのメガネが落ちた音)」

ケイスケ(よし!クリティカルヒット!!)

大人バジ「ニヤ(不気味に笑みを見せる)」
ケイスケ「えっ!?(殺気を感じる)」

大人バジは、すぐにケイスケの背後に回ると、腕でケイスケの首を
押さえて、後ろから自分の足を使って足払い。
ケイスケは、倒れ込む。

ケイスケ「くっ・・・(床に倒れ込む)」

手だけは、後ろに大人バジが引っ張る状態で掴んだまま、自分の足を
ケイスケの腰付近に乗せる。動けない状態になってしまう。

大人バジ「あれぇ〜?どうしたのかな?ケイスケ君、今度は喧嘩でも
したくなったのかなぁ??」

120:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:02 ID:zQY

ケイスケ(コイツ!?喧嘩もやるのかよ!??クソ!キャットフィッシュで鍛えたのか?考えてみれば、真一郎から前に、キャットフィッシュって族とやりあったって話、聞いた事あるぜ。)

その後、大人バジはペットカフェへ出向く。

ナオヤ「あ、あれ?バジさん・・・その傷、」
大人バジ「あー。ちょっとやられちゃって。」
ナオヤ「え!?誰にっ??ヤンキーっすか?」
大人バジ「ん〜今は、言えないかな。」
ナオヤ「前々から気になってたんスけど、バジさんってあれっスか?
家に家族いたりするとか??」
大人バジ「何で?」
ナオヤ「え、だっていつも、帰り早かったり。休日も遊ばないとか?」
大人バジ「まぁ、家族という家族なら、いるのはいるよ?」
ナオヤ「やっぱ、そうッスよね??(休日にご飯食いに誘っても、
いつも断るから。)」

ナオヤから見た、バジは謎多き男だった。

ナオヤ「ペットカフェも週1回しか、休みないんでキツイッスね。」
大人バジ「仕事は仕事だ。ヤルまでだ。」

121:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:03 ID:zQY

その頃、カズトラ達はーーーーー・・・。

ケイスケ「なぁ?カズトラ、あの男怪しいだろ?何で
平気なんだよ(汗)」
カズトラ「え?あの人って、兄貴なんでしょ?それに
ここでの生活も慣れた!美味しいもん食えるし、ゲーム
遊び放題!パラダイスだよ!」
ケイスケ「・・・アイツの言ってる事、信じてんのか?
嘘だと思うぜ。本名明かさねぇし、変な事だらけだ。
(カズトラは、疑い持ってねぇのかよ?俺一人で、
何とかするしかねぇか。)」

その夜、大人バジとカズトラは、風呂に入ってる。

ケイスケ(待てよ?今の内に、外に出れねぇか?
入口のドアから・・・。)

「カチャ(玄関のドアノブを開こうとする音)」

ケイスケ(あれ!?変だっ、ドアが開かねぇ!ん?)

よく、見るとドアノブの上に何かが仕掛けられている。

ケイスケ(何だ、これ?ロック付きか!?そうか、ナンバーを打ちこまないと、ドアが開かない仕組みか!
だったら、窓は?)

窓の方から外に出れないか、試みるが・・・。

ケイスケ(よく、見たら・・・窓の外に鉄格子が!
しかも、ダブルでセンサーみてぇのもあって、下手に
窓を開くと音が鳴る仕掛けだ。逃げられもしねぇのか、
この家は・・・。)

122:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:05 ID:zQY

そして、ケイスケの背後には、いつから風呂をあがってきたのか?
大人バジの姿がある。

大人バジ「言ってるよね、ケイスケ君?前に。キャットフィッシュに
疑われて、見張られてピンチだと。
もしも、万が一に俺が仕事に行ってる時も、この家に入られない様に
ドアと窓のセキュリティも万全なんだ。
身を守る為なら、当然。俺と、ケイスケ君とカズトラ君を守る為の、ね?」
ケイスケ「(はぁ?)ふざけた事言ってんじゃねーよ!(怒り)」
大人バジ「ん?」
ケイスケ「テメェの正体くらい、分かってんだよ!?こっちは!!」
大人バジ「へぇ〜、正体何の事かな??」
ケイスケ「本当は、キャットフィッシュに狙われてるのは大嘘っ!
目的は、別にあって、連続誘拐ショタ犯人!!
性的なのが目的だろ!?初めからっ・・・。」
大人バジ「ん?(汗)」
ケイスケ「今までの男児は、正体バレる度に殺したんだろ!?
だから、本名も情報も隠すんだ!?違うかよ?」
大人バジ「くっくっ、本っ当、面白いね〜(笑)ケイスケ君は!
何?俺が連続ショタ犯人に見える?そりゃ〜最近は、恋愛が御無沙汰で
ショタコンには、なりそうだけど(失笑)」

123:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:07 ID:zQY

ケイスケ「!!?(何だ?)」
大人バジ「ま、青年はそれぐらい、考え持つ方が健全だと思う。」
ケイスケ(動揺してる、様子ねぇ・・・ち、違うのか?それとも演技?)
カズトラ「あの〜、お腹空いた。何か、食べたい。」
大人バジ「あぁ、カズトラ君。待ってて。今から、料理作るから。」
ケイスケ「・・・・・・。」

結局、この日は真相解明には、繋がらず・・・
次の日。場所は、ペットカフェ。

大人バジ(先々の事を考えたら、俺も何が身に起きるか、不安だ。
俺が死んだら、あの二人の面倒がマズイ。そこでーーーー・・・)

大人バジは、屋上にナオヤを呼び出した。

ナオヤ「あの、バジさん。話って?何スか、こんな所に呼び出して。」
大人バジ「お前に話があるんだ。」
ナオヤ「何の?」
大人バジ「前にカズトラ行方不明事件、あったろ?」
ナオヤ「はい。」
大人バジ「本当は、隠してたけどーーーー、その犯人は俺なんだよ。」
ナオヤ「えっ!?何言って!?」
大人バジ「カズトラ君、今俺の家にいる。」
ナオヤ「は!?全然っ話が見えてこね〜スよ!バジさんが犯人っ!?
何でなんスか!?」

124:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:08 ID:zQY

大人バジ「話せば、長くなるけど・・・。
カズトラ君の他にも、もう一人いる。ケイスケ君。」
ナオヤ「え、ケイスケ?その子は、行方不明で騒ぎにな
ってない子ッスけど、誰スか?」
大人バジ「この二人は、俺のーーーー・・・弟なんだ。」
ナオヤ「えっ!?」

前に、ケイスケに対しても話した内容と同じ事を
ナオヤにも、話した。
ブラドラドラゴンとキャットフィッシュでの事。
疑われてる事、等等。

大人バジ「全ては、長男として、弟二人を守りたかった
から。それだけだった。警察に言っても不利だからな。
警察に話したら、誘拐&監禁の犯人で逮捕。
キャットフィッシュの奴らにバレても、俺達3人は皆殺し。こうして、板挟みって訳さ?」
ナオヤ「そ、そ〜だったんスか。何で、オレに今それを?」
大人バジ「俺もこの先、キャットフィッシュの奴らに
バレたら殺されるかもしれない、先に。
その時は、ナオヤが弟二人を助けて欲しい。」
ナオヤ「バジさんの親にお願いした方が、早くないっスか?」
大人バジ「いや、この件に母親は巻き込みたくないんだ。
奴らは俺だけじゃなく、親にも何するか分からない。
殺されるのが、俺だけならまだしも・・・。
ナオヤの事なら、アイツらも調べてないだろ。」

125:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:10 ID:zQY

ナオヤ「だからっスか?プライベートで遊ばないの(苦笑)
普段から、バジさんと会ってたら、こっちも巻き込むから?」
大人バジ「ただ、ケイスケ君の方は心が不安定になっている。
無理もない。」
ナオヤ「どんな?」
大人バジ「妄想に取り憑かれて、すっかり俺を誘拐&監禁ショタ犯人
呼ばわりだ。」
ナオヤ「二人には、話してないんスか??」
大人バジ「いや、話してるよ?でも、ケイスケ君は、俺の事が多分・・・
嫌いみたいだから。」
ナオヤ「え?何で?」
大人バジ「さぁ?馬が合わない、とか?まぁ、そういう訳だから、
近い内、ナオヤにも二人に会って欲しい。」
ナオヤ「分かりました。全然、いいッスよ!後〜もしかして、前の頬
のアザってケイスケ君が?」
大人バジ「その通り!よく分かったな(笑)」
ナオヤ「やっぱりスか(汗)」

別の日。ナオヤは、バジの家へと呼ばれる。

ナオヤ「お邪魔〜。ここが、バジさんの家??」

「ガチャ(玄関のドアを開ける音)」

126:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:11 ID:zQY

大人バジ「ここが、リビングだ。待ってろ、二人は別の場所にいる。
今、こっちに連れて来るから。」
ナオヤ「うわぁ〜。キョロキョロ(周りを見渡す)初めて来たなぁ〜。」
大人バジ「俺の知り合いを連れて来た。こっちだよ。」
カズトラ「?」
ケイスケ「知り合い・・・??」
大人バジ「ナオヤだ。」
ナオヤ「へぇ〜、この二人がカズトラ君と、ケイスケ君?
カズトラ君はホームページで見たまんま(笑)」
ケイスケ「助けてくれぇーーーー!?俺らっこの男に、誘拐&監禁されてっ・・・!?」
ナオヤ「うん、知ってるスよ?キャットフィッシュから守る為にっスよね?さすが、長男やる事が大胆(笑)」
ケイスケ「は?」
大人バジ「はいはい、ケイスケ君。そんなに大きい声、出さないの。」

「ギュウ(大人バジが、ケイスケを抱きしめる音)」

ケイスケ「離せぇーーーー!?触んじゃねぇーーーー!!」
大人バジ「もーう、どうしていつも、そうやって騒ぐの??」
カズトラ「ば、バジ・・・(汗)」
ナオヤ「うわぁ、バジさんの言ってた通りっスね?」
ケイスケ「は?」
ナオヤ「本当に心が不安定(汗)」

127:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:13 ID:zQY

ケイスケ(何だ・・・?どうなってる・・・どうしてまるで、俺の方が
おかしーみてぇな?これじゃあ、せっかくの助けも意味ねぇー!?)
カズトラ「あの、その人って何ですか?誰?」
大人バジ「あ〜、ナオヤ君。高校一年生。
俺の仕事仲間ね?もし、この先・・・俺がいなくなって、死ぬ事があってもこれでOK!
ナオヤにバトンを渡すから。」
ナオヤ「そゆわけで、よろしく〜。今後(笑)」
ケイスケ(何か・・・吹き込まれたのか?これじゃあ、母ちゃんの
時と同様で、俺は誰に助けを求めたら・・・いいんだ??)
カズトラ「ナオヤさんか、よろしく!カズトラです。」
ナオヤ「よろしくっスね!」

新しく、知り合いは出来たものの・・・進展する事は無かった。
そして、また別の日。

大人バジ「ケイスケ君、話しておくけど。」
ケイスケ「?」
大人バジ「そんなに俺の正体を知りたい?本当はね、長男なんかじゃな
い。」
ケイスケ「は?やっぱり!じゃあ何者なんだよっ!?」

128:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:15 ID:zQY

ケイスケ「連続男児殺人犯!?」
大人バジ「そうでも無い。俺はね、もう一人の大人になった、
君等自身だよ。未来の。」
ケイスケ「え?何言ってんだ、コイツ!?もう一人の俺っ??
嘘だろ、まだ嘘ついてっ・・・!??」
大人バジ「その顔、まだ信じてないね。じゃあ、過去の君がした罪を
話そう。
小学校3年の時、マイキーの誕生日、後200円が足りなくて
母ちゃんから金盗んだ件。
2つ目は、サクセスってスーパーで、当時人気だったミニバイクのオモチャを盗んだ件。どう?」
ケイスケ(何で知って?誰にも話してねぇ・・・。俺しか知らねぇ事を
コイツ・・・っっ!?顔も声も似てるのは、もう一人の俺だから?)

体が震え出すケイスケ。

ケイスケ「そんな、夢みてぇな事を信じろだって?だったら、何で
初めから言わなかった!?」
大人バジ「言ったら、信じてくれた?」
ケイスケ「それはーーーー・・・。み、未来から来たのか?」

129:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:17 ID:zQY

大人バジ「いや、違う。俺は、あの世からタイムリープした。
1度、血のハロウィンの時、カズトラ君に殺されて。
その事件を変えるべく、この世界に戻って来たんだよ。」
ケイスケ(あ、あの世からのタイムリーパー?それが・・・もう一人の
俺?信じられねぇけど、本当なんだな。)
カズトラ「何何?何の話をしてるんだよ!?二人で?」
大人バジ「何でも無いよ、さぁ・・・料理の時間だ。
3人で、食べようね。」
ケイスケ「・・・・・・(カズトラには、この件・・・話しにくいな。
言わないでおくか?)」
カズトラ「もうっ!いつも二人でコッソリ話してる!?」
大人バジ「カズトラ君には、関係無い話しだから(笑)」
ケイスケ「・・・・・・。」


こうして、パンドラの箱(秘密)は、ようやく
開かれたーーーー・・・。


完結

130:影虎◆Vs:2024/03/26(火) 08:20 ID:zQY

前編と後半で分かれてますが、無事に終わりました!
ここまで、読んでくれた方ありがとうございます!!

また、次回の投稿まで少し間空きます。
ケイ君の作品を今後とも、よろしくお願いしますね。

131:影虎◆Vs hoge:2024/04/17(水) 14:14 ID:XXM

次、投稿するのも微妙に設定は、変わってます!
タイムリープは無し。主な登場人物・@バジ ケイスケ
A羽宮 カズトラBサノ マンジロウCサノ 真一郎
Dケイスケの母親Eケイスケの父親 等等。
ケイスケとカズトラは、兄弟設定。

投稿前の大体の設定説明、これにて終わり。
ちょこっとだけ、投稿します!

タイトル【東京リベンジャーズ〜モニタリング〜】

カズトラ「バジ、このバイク盗もうぜ?」
ケイスケ「ん?誰かいる。」

ここは、夜中に二人が忍び込んだ、とあるバイク店だ。

真一郎「何だ?泥棒か・・・?」
ケイスケ「あっ!!」
真一郎「ん?ケイスケ、何でこ・・・」
ケイスケ「や、止めろーーーー!?カズトラ!」

「ドンッ(ケイスケが、真一郎を手で押す音)」

カズトラ「えっ?バジ!?」

「ゴンッ(カズトラの振り下ろした武器が、ケイスケに当たる音)」

真一郎「ケイスケっ!?」
ケイスケ「この人は、マイキーの兄・・・貴。」

額から血を流すケイスケは、そのまま下に倒れる。

カズトラ(嘘・・・だ。バジに当たった??)

「バッ(真一郎がカズトラが持っていた、武器を奪う音)」

カズトラ「あっ!?ヤベェ・・・逃げないとっ!!」

「ダッ(カズトラが急いで、逃げて走り出す音)」

真一郎「あ・・・(逃げられた。)」

132:影虎◆Vs hoge:2024/04/17(水) 14:17 ID:XXM

真一郎「もしもし?警察ですか?今、バイク店に泥棒が
入って来て、犯人の一人がもう一人の仲間を、店内にあ
った凶器で殴って怪我させましたっ!今も倒れてますっ!
後、もう一人の殴った犯人は、逃げました!!」

真一郎は、警察にも連絡を入れたが、この後は
救急車も呼んだ。
カズトラは、一人慌てて逃げてる最中であった。

カズトラ(どうしよう!?どうしよう!?
すごい血が出てた!バジ、死んじゃった!?どうしよう、
まさか・・・バジを殺しーーーーっ!?)

その後、真一郎が呼んだ救急車で、ケイスケは病院に
運ばれて、何とか頭の手当てもされて、今はベッドの上で
休んでいる。

ケイスケ「・・・・・・。(目を閉じて、寝てる)」

その頃、マイキー達の方は・・・

東京卍メンバー「マイキー!?聞いたか?バジが、怪我
したって!?」
マイキー「あぁ、昨日な・・・兄貴のバイク店に泥棒が
入ったって。兄貴の話しによると、犯人は二人。
その一人がバジで、もう一人は知らない奴だったってさ。」

ふと、辺りを見渡すマイキー。

マイキー「?そういえば、カズトラはどうした?来てないな。まさか、そのもう一人って、カズトラか?
カズトラ、探すぞーーーーっ!!」
東京卍メンバー皆「おおおぉぉーーーー!!」

133:影虎◆Vs hoge:2024/04/17(水) 14:22 ID:XXM

警察署では、真一郎が警察から、話を聞かれていた。

警察官1「真一郎君、犯人は本当に二人組?」
真一郎「はい・・・。」
真一郎「バイク店に泥棒が入って、その内の一人は弟の知り合いでもう一人は、知らない奴でした。」
警察官1「いやぁ、こっちとしてはねぇ・・・泥棒の一人から凶器を奪って、君がもう一人の犯人をぶっ叩いたんじゃないかって。」
真一郎「はっ!?(汗)何言って・・・疑ってるんですか!?」
警察官1「だって、君・・・元ヤンキーでしょう?サノ 真一郎って言ったら、前にブラックドラゴンとかで、警察にもお世話になってた事あるよ?」
真一郎「昔の話しは、止めて下さいよ。もう、今は普通に働いてます。」
警察官1「それに、凶器に付いてた指紋、一番上には君のが・・・、」
真一郎「それは、犯人から奪った時に付いたものです!」
警察官1「本当?君が殴ったんじゃなくて?」
真一郎「ケイスケなら、分かるかと・・・目の前で、俺以外に、目撃してる第三者です。(汗)」

それから、1日後。
ケイスケは、目を開けた。

ケイスケ「ハッ・・・か、カズトラ!?(何だ?おい、カズトラはどうなった??病院か、ここは。)」

「ガバッ(ケイスケが、ベッドから起き上がる音)」

そこには、いつから居たのか?警察官も、やって来る。

警察官1「やぁ、バジ ケイスケ君。丁度、良かった。警察官だよ。
話しがあって来た。」
ケイスケ「(警察か・・・。)」
警察官1「君を殴った犯人だけど、顔分かる?知り合いでしょう?」
ケイスケ「分かりません。当日の記憶が無いんです。何してたかも、ほとんど。」

134:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:37 ID:XXM

それは、カズトラを庇う為の嘘だった。

警察官1「思い出したら、言ってね。」
ケイスケ「はい・・・。」

その日、心配してたマイキーも、見舞いに来る。

マイキー「!何だよ、バジ。もう大丈夫そーじゃん?事件の次の日から、カズトラ来ねーんだよ。アイツがもう一人いた犯人かって。」
ケイスケ「・・・・・・。」
マイキー「今、カズトラ探してんだよ。皆で。捕まえとかねーと。」
ケイスケ「・・・記憶、ねーんだ。カズトラいねーのか、心配だな?」
マイキー「見つけるよ、すぐにな?」

マイキーが、帰った後。

ケイスケ「ん?携帯は、あるか。よし・・・。」

その頃、一人でいるカズトラの元に、着信が入る。

カズトラ「ん?誰からっ??ば、バジッ!?も、もしもし?」
ケイスケ「カズトラか?今、何処にいるっ??」
カズトラ「バジ、良かった・・・死んだかと、思って・・・。」
ケイスケ「そうじゃねぇ!?今、どこにいるか聞いてんだっ!」
カズトラ「ここ、どっかの公園。逃げるのに必死で・・・所持金がちょっとしかない。お腹空いた。」
ケイスケ「お前さぁ〜、俺の母ちゃん家、分かるよな?話しつけてやっから、俺の部屋に隠れてろ。」
カズトラ「え?」
ケイスケ「家出してる友達つって、お願いする。俺の母ちゃん所に行け。」

135:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:39 ID:XXM

カズトラとの電話を終えると、次は自分の母親に電話をする。

ケイスケ「あー、もしもし?母ちゃん?お願いあんだけどさぁ?
俺の家出中の友達、家に泊めてくれねーか?
親から、DV振るわれてる奴でさぁ、一生のお願いっ!!
小遣いとか、誕生日プレゼントは1年我慢するから!お願い!
分かった?OK?よっしゃあーーーー!」

バジの家には、早くもカズトラが来て、家のチャイムを鳴らす。
ケイスケの母親が出た。

カズトラ「あの、バジの話しで泊めてもらいに来ました。
よろしくお願いします。」
バジ母「上がりな。」

ケイスケの部屋に案内される。

バジ母「ここだよ、ケイスケの部屋は。」
カズトラ「ここは、久しぶりに来たな!?バジの部屋だ!キョロキョロ(周りを見渡す。)」

一方、真一郎はマイキーが、もう一人の犯人は「羽宮カズトラだ」と警察に言った事で、何とか無事に外へと出れた。

真一郎「助かった、マンジロウ!元ヤンキーだから、俺が疑われたよ。」

136:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:41 ID:XXM

マイキー「んで、兄貴・・・カズトラだけど、多分もう一人は、そいつだと思う。今探してるけど、見つからなくてさ。
見つけたら・・・カズトラは、」

それから、2ヶ月経って、バジは外へ。
記憶が戻らないだとか?の理由でか、警察も逮捕せずにいた。

ケイスケ「よぉ〜久しぶりだな!?」
マイキー「バジ、元気だな、すっかり。頭の包帯も取れたんか。で、なぁ?あれから、2ヶ月だぜ?何で、カズトラ見つからねー??
誰か、かくまってねぇか?」
東京卍メンバー1「いやいや、それはねぇ〜って。こん中で、カズトラ協力なんて(苦笑)」
東京卍メンバー2「むしろ、カズトラはバジ殴って、死んだって思ってさぁ?自殺したんじゃ?山の仲間!!」
東京卍メンバー3「確かに、そっちのがありえそうー。カズトラ自殺説?」
マイキー「・・・・・・。」
ケイスケ「・・・。」

ざわざわと、周りの仲間達も騒いで話している。
ケイスケは、この後、真っ先に母親の元へ戻る!

ケイスケ「なぁ〜母ちゃん!?また、お願いっ!コイツの親さぁ?
今度は縁を切るって言ってきた。だからさぁ、俺と同居生活していい?
だって、まだコイツ小学生だぜ?その後は、ペットショップ店やって自立すっから〜。」

137:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:44 ID:XXM

カズトラ「お、お願いっ・・・します!ペコ(頭を下げる音)
金は、仕事をやった時に渡して、返します!」

カズトラの目からも、涙が溢れていた。

バジ母「分かった、いいよ。」
ケイスケ&カズトラ「!」

回想

ケイスケ(そもそも、俺とカズトラの出会いはーーーー・・・)

とある、公園。

カズトラ「ううっぐすっ(泣)」
ケイスケ「どうした?何で泣いてんだ?俺はバジ ケイスケ。」
カズトラ「父さんに暴力振るわれてて、えぐっ・・・行く所無いけど、戻りたくなくてっっ。」
ケイスケ「じゃあ〜俺の家来いよ?泊めてってやる。」

ケイスケの自宅。

カズトラ「誰かの部屋に、泊まるの初めて。」
ケイスケ「俺も、泊めたの初めて。」

二人で同じ布団と、ベッドで横になる。
だが、その3日後に母親にバレるーーーー・・・

バジ母「誰その子っ!?何で居るの!?元の家に戻りなさいっ!」

138:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:46 ID:XXM

ケイスケ「ごめんなぁ〜?家、嫌になったらいつでも、来いよ!
待ってるぜ?」
カズトラ「うん、ありがとう!バジ。ニカッ(笑)」

この日は、家に戻って行く事になったカズトラ。
父親からの暴力の傷を、隠したいからか?洋服のフードを被る癖が、カズトラにはあった。
それ以来、二人でよく遊んだ。
しかし、そんな二人の元に、カズトラの父親がやって来る。

カズトラ父「息子のカズトラは、何処だ!?」
カズトラ「と、父さん!?ガタブル(体を震わす音)」
カズトラ父「帰るぞっ!?カズトラ、こっちへ来い!」
ケイスケ「(俺の家にまで、来る様になった。カズトラの父さん。
コイツが・・・暴力振るってる父さんか?)」

連れ戻そうとする、カズトラの父親の前にケイスケは、立ち塞がった!

ケイスケ「いくら、大人だってなぁ!?俺のダチに手ぇ出す奴は、許さねぇ!!」
カズトラ「え?バジ・・・?」

「ドゴッガッドッ(カズトラ父が、ケイスケに馬乗りになり、ぶん殴る音)」

カズトラ「あ・・・っ、あぁ・・・バジ・・・??」

放心状態で見ているカズトラ。

139:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:49 ID:XXM

力の差は、圧倒的にあった。
いくら、小学生の内から東京卍を結成して、喧嘩しているとは言え、
日頃から暴力を振るう大人に、体格差から勝てるはずも無く・・・。
すぐにやられ返され、ケイスケはピンチになる。

ケイスケ「くっ・・・。」
カズトラ「や、止めてぇーーーー!?バジ死んじゃうよ!?誰かぁーーーー!!」

叫びながらそう、カズトラが声を出し、周りにもその声は届いていた様で・・・。
現場にすぐに、警察が到着して、カズトラ父さんは逮捕される。

ケイスケ(俺ら以外の周りの大人が、警察呼んでたっぽい。
カズトラの父さんは、この後罪に問われた。)

ケイスケとカズトラは、二人でその様子を見送っていた。
手錠をかけられ、カズトラ父は、パトカーに乗り込んでいく。
最初は、殴ってきたのは、ケイスケの方だと主張していたが、カズトラは警察に、父親のDVの件も話した為・・・カズトラ父の方が、捕まった。
次の日。

カズトラ「父さん、ムショに入って、DVの件もバレたから、これからは母さんとの二人暮らしになったんだ(笑)
全部、バジのおかげだよ!
ありがとう!!」
ケイスケ「ん〜、嬉しいぜっ!?良かったな?カズトラ!」

140:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:51 ID:XXM

ムショの面会に、ケイスケ母の姿があった。
カズトラ父に、どうも、会いに来た様だ・・・。

ケイスケ母「久しぶり、バジ ケイスケの母です、もう知ってると思うけど。あの子はアナタの息子よ?
こっちは愛人で、アナタとの間に出来た子。もう、ケイスケには近づかないで。ケイスケは、アナタが父さんだって知らないの!
私が一人で育てたも同然よ!?近づかないで。」
カズトラ父「アイツが息子だと?そうか・・・。」

しかし、この時にカズトラは、自分の息子だとは話せなかったカズトラ父さん。

関係図

本妻・カズトラ父&カズトラ母➡息子がカズトラ
愛人・カズトラ父&ケイスケ母➡息子がケイスケ

その後、ケイスケの自宅へ、真一郎がやって来る。 

ケイスケ「し、真一郎君?」
真一郎「ケイスケ・・・。」
ケイスケ「話しって何だよ?」

141:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:54 ID:XXM

真一郎「もう一人の犯人、かくまってるのケイスケか?」
ケイスケ「な、何の証拠で!?」
真一郎「なら、家の部屋の中、入って確認していいか?」
ケイスケ「!」
真一郎「いいよな?かくまって無いんだろう?」
ケイスケ「あ、あぁ〜・・・。」

ケイスケの自宅。
真一郎を家の中に招く。

「ガチャ(家のドアノブを回す音)」

ケイスケ「か、母ちゃーーーーん!お客来たぁーーーー?ダチのマイキーの兄貴〜!?あ、母ちゃん今日、仕事か?」

なるべく、ケイスケはデカイ声を出して、伝えた。

カズトラ(!?え、嘘っ!?マイキーの兄貴っ??うわぁ!隠れないと。)
ケイスケ「(カズトラに聞こえたか?たのむ!上手く隠れてくれよ!?)
ここが、俺の部屋だ!」

「バンッ(ケイスケの部屋のドアを開ける音)」

ケイスケ「な?誰もいな・・・」
真一郎「ん?ここの部屋、ケイスケ以外の奴の匂いしないか?」
ケイスケ「(匂いって・・・犬かよ、おい(汗)あぁ、昨日は俺のダチを部屋に泊めたから、そいつの匂いだ!きっと。」

142:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:56 ID:XXM

真一郎は、探しても誰もいなかったので・・・

真一郎「お邪魔した、帰る。」
ケイスケ「あー。」

カズトラは、実はケイスケの部屋の窓から外に出て、
上に登り、家の屋根の上に隠れていた。

カズトラ(ふぅ〜〜〜、バレなくて良かった。)
ケイスケ(まぁ、これで疑いは晴れたか?ふぅ〜、一安心だぜ。)

それから、月日が経ち・・・ケイスケとカズトラは、高校一年生ぐらいの年齢になる。
ペットショップを開いて、カズトラと二人で、仕事をする。
カズトラは偽名を使い、「響(ひびき)黒蓮(こくれん)」と名乗っていた。

ペットショップの名前は「ペケJ(ジェイ)ショップ」
そこへ、何といきなりお客として、マイキーがやって来る。

マイキー「よっ!?近く寄ったついでに、来たぜ?
久しぶりだな。」
ケイスケ「ま、マイキー!??何だよっ?来るなら、メールをよこせよっ!??」
マイキー「ん?チラ(カズトラの方を見る)」
カズトラ「ハッ(汗)」
マイキー「じ〜〜〜。(カズトラを見る)」

この頃のカズトラの髪型は、前髪は目を覆い被さり、
前髪ら辺は金髪、横ら辺は黒色の長髪ヘア〜だった。

ケイスケ「っておい!?何、俺ん所の店員を、ジロジロ見てんだ!?ペットショップなら、動物見ろ!!(汗)犬、猫、亀、鳥いんだろがっ!!」

143:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 12:58 ID:XXM

マイキー「何か・・・アイツ、匂いがカズトラと同じだな?」
ケイスケ「は?(匂いって何だよ!?匂いって。真一郎君と、同じ事言ってんなぁ・・・犬並みの嗅覚マジで、ヤバ過ぎだろ。)あ〜、俺も最初は驚いたよ。
響 黒蓮って名前で、声も顔も似てるソックリさん!
似てるから、店員に採用したんだ(笑)ただ、目の色は
違うぜ?黒だ。(カラーコンタクト)」
マイキー「ソックリさんかよ?プッ(笑)なぁ、3人で食いに行かねぇか?カズトラに似てんなら、3人で行こうぜ?」
ケイスケ「え?アイツも、何で?」
マイキー「あれから、カズトラ・・・見つからねーまんま(笑)似てる奴でもいいから、食いに行きてぇ〜なって?」

仕事終わりに、近くのファミレスに、3人で来る。
マイキーとカズトラは、同じ所の隣に座り、
ケイスケは、向かいに座る。

マイキー「じぃ〜(カズトラを見る音)本っ当、カズトラと同じ匂い。顔、見して?その前髪、邪魔。」
ケイスケ「おい・・・(汗)」
カズトラ「ん、はい。」

「バッ(前髪を手で上げる音)」

マイキー「目の色、黒・・・か。顔は似てんな!?」
ケイスケ「何だよ〜マイキー、さっきからご飯、進んでねぇ〜なぁ?食いに来たんだろうが!?」

144:影虎◆Vs hoge:2024/04/22(月) 13:00 ID:XXM

マイキー「その服、カズトラは首にタトゥーもあったよな?虎の。」
ケイスケ「黒蓮、ちょっといいか?トイレに。」
カズトラ「はい、バジさん。」
マイキー「?」
 
二人は一旦、マイキーから離れて、ファミレスのトイレへ。

ケイスケ「ヤベェよ。首のタトゥーまで、バレたら(汗)カズトラ。マイキーの前では、こう言え。ゴニョゴニョ(耳元で話す音)」
カズトラ「分かった。」

トイレから、戻ると・・・・・・

カズトラ「あの、バジさん!すみません!!店の面接前に、首にタトゥーいれたんです!」
ケイスケ「は?」
カズトラ「言っちゃうと、採用してくれなくなると思って、黙ってたんですが。タトゥーあります!」
マイキー「!」
ケイスケ「タトゥー?どんなだ。」
カズトラ「あの・・・虎です。好きな動物が、虎で!!」
マイキー「と、虎のタトゥーとか、マジかよ?」
ケイスケ「そうか、いれたのは、店に入る前か?」
カズトラ「はい!すみません!」
ケイスケ「まぁ、正直に言ってくれたから、許す!」
マイキー「・・・・・・。」

145:影虎◆Vs hoge:2024/05/01(水) 07:39 ID:UrI

ご飯を済ました3人は、ファミレスを出る。
 
マイキー「なぁ、次は響と二人で、食いに行きてぇな。」
ケイスケ「は?何で俺抜きっ・・・??」
マイキー「二人で、話したい事があるんだ。」
ケイスケ「俺の前じゃ、言えねー話か?いいぜ。(変装して、後つけてやる。)」
マイキー「・・・・・・。」

回想

マイキー「見つけたら、カズトラは・・・」

回想終了

次の日。

マイキー「おまたせ、行こっか?」
カズトラ「う、はい。」

また、ファミレスに入る二人。昨日と同じ場所だ。
ケイスケはと言うと、変装してマイキー達の近くの席から、会話を盗み聞きするつもりだ。

カズトラ「で、あの話って?わざわざ、二人で?」
マイキー「あのさ、お前・・・カズトラだろ?どー考えたって、カズトラにしか見えねー。なぁ、嘘ついてるよな?」

146:影虎◆Vs hoge:2024/05/01(水) 07:41 ID:UrI

ケイスケ(こういう事もあろうかと、カズトラには別の準備を、させといたぜ。)
カズトラ「いえ、響です。それに、タトゥーは、手首と足の所にも、2つあります。(ボディシールのタトゥー)」
マイキー「!」
カズトラ「ほら、こことここに。」

「バッ(2つのタトゥーを、マイキーに見せる音)」

マイキー「(2つ?カズトラは、一つしか・・・やっぱ、間違い、か?)」
カズトラ「あの、カズトラさんって?」
マイキー「東京卍って、ヤンキーグループのダチの一人。理由あって、バイク事件起こして、それから今の今まで、消えたまんま・・・だ。」
カズトラ「カズトラさんの事、今はどう思ってますか?」
マイキー「今は・・・恨んでねーんだ。兄貴は無事で、バジも無事だから。」
カズトラ「え?」
マイキー「ただ、カズトラだけが、居なくなっちまって・・・もし、アイツがバジ殺したと、思い込んで自殺したんなら、辛いとしか・・・。」

マイキーの腕は、震えていた。

ケイスケ(ま、マイキー!?)

147:影虎◆Vs hoge:2024/05/01(水) 07:44 ID:UrI

回想

マイキー「見つけたら、カズトラは・・・兄貴、許してやってくれ?
頼む、大切な仲間の一人だからっ・・・。」
真一郎「まぁ、分かったよ?弟の頼みなら、仕方ないなぁ。」

回想終了

「ポタポタ(カズトラの目から、涙が流れる音)」

マイキー「え?何で、泣いて・・・。」
カズトラ「すみません!俺、カズトラです!」
マイキー&ケイスケ「!?」
ケイスケ(馬鹿っ!?) 
マイキー「カズトラ??マジか(笑)もっと早く言えよ、バ〜カ!」
カズトラ「ま、マイキー(泣笑い)」

その様子を見て、安心だと感じたケイスケは、変装を解いて二人の元に近づく。

ケイスケ「お?何だよ、偶然だなぁ〜?俺も、混ぜてくれよ?」
マイキー「バジ?いいぜ。そういえば、バジはカズトラだって、知ってんのか?」
カズトラ「あっ!バジは知らない!一方的に、ペットショップで仕事したくて、面接したからっ!(焦)」
ケイスケ「ん?何の話だ?」
マイキー「なぁ、バジ?コイツ、カズトラだぜ?」
ケイスケ「ま、マジかぁ〜(驚)」

148:影虎◆Vs hoge:2024/05/01(水) 07:46 ID:UrI

ケイスケ「それと、その〜あのな、マイキー?俺とカズトラ、付き合ってんだよ。」
マイキー「はっ!?」
ケイスケ「今、一緒に同棲中でさぁ・・・。」
マイキー「ふ、ふーーーん。」
ケイスケ「何でか、そうなっちまった。」
ケイスケ母「ケイスケ!?今の話、本当っ!?」
ケイスケ「ゲッ、母ちゃん!?何で?」
ケイスケ母「昨日、前夫に会って言われたの。カズトラは、俺の息子だって。伝えに来たの。つまりは、二人は兄弟よ!?」
マイキー「え。」
ケイスケ母「ケイスケの妊娠を知って、前夫は離れていった。
カズトラは本妻の子。なのに、何であんた達が付き合うのよ!?
兄弟なのにっ?」
ケイスケ「か、カズトラが・・・俺の弟?嘘だろ・・・。」
ケイスケ母「別れなさい。」
ケイスケ「母ちゃん・・・。」
ケイスケ母「付き合いは、認めません!!」
ケイスケ「母ちゃんは父ちゃんと、別れたからか?嫌だ。俺は、カズトラと一緒になる。同じになんか、しないでくれよ。
絆、こんなに強いんだ!俺ら。」

149:影虎◆Vs hoge:2024/05/01(水) 07:47 ID:UrI

ケイスケ「俺とカズトラの絆は、誰にも切れねー。」
カズトラ「バジ・・・。」
ケイスケ「母ちゃん達と、一緒にすんな!?」
マイキー「二人の絆は・・・ほ、本当だと思う。」
ケイスケ母「前夫に何って言えばいいのよ?全く・・・分かったわ。
言い出したら、聞かないものね?あんたって。」
ケイスケ「!」
ケイスケ母「その代わり、別れたらタダじゃおかないわよ?」
ケイスケ「母〜ちゃん!!」

ケイスケ(その後は、俺ら仲良く3人で、あの頃みたいに・・・
楽しく過ごしているよ。)

笑い合う3人の姿が、そこにはあった。

モニタリングの様な・・・結末もこれにて、完了。
隠すべき、ものが暴かれた時にどんな結末を迎えるかは、アナタ次第や状況次第では、ある。



完結

150:影虎◆Vs hoge:2024/08/10(土) 12:35 ID:OK.

次に投稿するのは、外伝風な話になってます!
オリキャラ・@半間の弟・半間ナガレAキサキの弟・キサキ シューヤB小学生暴走族・グッチ(11)C小学生暴走族・レンジ(10)D小学生暴走族・シュート(10)
⬆のは、主にバルハラのメンバーです!
そこに、半間 シュウジもいます。後もう一人は、読んでから分かる。

東京卍メンバー紹介

@サノ マンジロウAバジ ケイスケB羽宮 カズトラ
Cキサキ テッタD千冬 
オリキャラE瓦(かわら) キジネコです。

作品登場メンバーは、こんな感じ。
BL要素も、だいぶ強めな描写が多いんで、苦手な方や嫌いな方は、読まない様に!!

ちょっとだけ、投稿します!

151:影虎◆Vs hoge:2024/08/10(土) 12:38 ID:OK.

タイトル【東京リベンジャーズ〜東リベ外伝〜バルハラ】

バルハラメンバー集会場。

バルハラメンバー1「見ろよ?ムショに行ってた二人、帰って来たぜ?ナガレとシューヤ!」
バルハラメンバー2「一年ぶりか?」
バルハラメンバー3「本当にバルハラに、居たんだよな?」
バルハラメンバー1「ナガレは、半間さんの弟。ドラッグやってたのと、男児に性的イタズラで、服役。」
バルハラメンバー2「マジか、怖ぇ〜。」
バルハラメンバー1「シューヤは、キサキの弟!盗みで捕まったって。二人、戻って来たなぁ?」

ナガレとシューヤは、仲良く二人で歩く。

シューヤ「久々の外の空気は、うまいな?」
ナガレ「ムショなんて、もう懲り懲りだ。シューヤ、お前の兄貴、キサキは、今・・・東京卍にいるって?」
シューヤ「あぁ、理由あって・・・だとさ?」
ナガレ「理由、か。」

152:影虎◆Vs hoge:2024/08/10(土) 12:42 ID:OK.

その頃、バジ達の方では。

キジネコ「バジさん、あの・・・憧れてて、僕も東卍に
入りたいなぁ?」

中ぐらいのロングで、前髪はチリチリ。眉毛は、丸くて黒く、両耳にはリングのピアスをしている、キジネコが現れた。

キジネコ「瓦(かわら)キジネコです!」
ケイスケ「同じクラスだ?」
キジネコ「はい!」

丁度、今は東京卍の集会中。

マイキー「集会だ。ん?」
キジネコ「うわぁ〜!マイキーさんだ!?」
マイキー「誰だ?お前・・・。」
ケイスケ「コラ!キジネコ、ちゃんと挨拶だ!?マイキー、悪い・・・コイツは、キジネコだ。俺に憧れてて、
東卍に入りたいって。ボッチ育ちで、まだ、ルールがよく
分かってないんだ。」
マイキー「皆、仲良くしろよ?仲間が増えるのは、歓迎だ。」
カズトラ「何だよ?アイツ・・・ムカツク(怒)」
千冬「!?」

カズトラは、キジネコを呼び出した。

「ドッゴッ(カズトラが、キジネコを、殴ったり蹴ったりする音)」

153:影虎◆Vs hoge:2024/08/10(土) 12:44 ID:OK.

キジネコ「にゃあ〜(泣)」

そこへ、千冬もやって来る。

千冬「何してんだよ、カズトラさん!?バジさんは、仲良くって、こんなの違うだろ!?」
カズトラ「千冬っ、邪魔するな!!」

「ドガッ(千冬が、カズトラを殴る音)」

ケイスケ「おいっ!?何してんだ?」
千冬「あっ・・・。(汗)」

キジネコは、地面にグッタリして、カズトラも地面に座り込んだ状態。
千冬だけが、無傷で立っている。

千冬「あっ!?違うんですよ!?バジさんっ・・・カズトラさんが、キジネコを殴ったり、蹴ったりしてたから、単に助けただけでっ!?」
キジネコ「ボクなんてっ、いない方がいいんだ!」

悲しげな表情をして、キジネコは、去って行く。

千冬「あ・・・っ。(汗)」
ケイスケ「キジネコっ!!」

ケイスケは、カズトラに近寄ると・・・

ケイスケ「カズトラ・・・お前も、家では、父さんに暴力振るわれ、一人淋しい気持ちは分かるよな?アイツは、そんなお前と同じだよ。」
カズトラ「!・・・・・・。」

154:影虎◆Vs hoge:2024/08/10(土) 12:51 ID:OK.

ケイスケ「キジネコっ、待てって!?」

「ガシッ(ケイスケが、逃げるキジネコの手を、掴む音)」

キジネコ「ボク、いない方がいいと思います。」
ケイスケ「そんな事ねぇって・・・カズトラも、今は、嫉妬してるだけだ。これから、仲良くなっていけば、いいんだ。」

ケイスケは、微笑んだ。
カズトラと千冬のいる場所へ戻ると・・・。

カズトラ「キジネコ・・・、さっきはごめん。」
ケイスケ「カズトラ?」
カズトラ「変な嫉妬してたんだ。」
ケイスケ「よーーし!お前ら?どっか食いに行くかっ!??」

良い状態になったので、4人は仲良く肩を組みながら、歩きだす。
顔には、笑顔がみられる。
その日の夜の集会A。

マイキー「皆に話がある。・・・東京卍とライバル関係にある、
バルハラの件だ。ついさっき、その副リーダー・半間 シュウジから
10月31日・ハロウィンの日に戦うと、言われた。
残す事、2ヶ月。準備すんぞ!」
メンバー皆「おおおーーーー!!」

集会も終わり。
東京卍のメンバーである、キサキ テッタが誰かに、電話をしている。

キサキ「あ〜、もしもし?半間??マイキー、今日ハロウィンの日、
ついに話したぜ?もう少しだな?」

155:影虎◆Vs hoge:2024/08/16(金) 07:43 ID:OK.

その電話の内容を、たまたまケイスケは、聞いてしまう。

ケイスケ(キサキの電話の相手は、半間?どういう事だ?コイツ、あっちと、繋がってるのか?)

その電話内容を、不審に思ったケイスケは、千冬とカズトラとキジネコを
、呼び出す。

千冬「何ですか?バジさん、話しって?」
ケイスケ「仲間のキサキは、もしかしたら、敵かもしれねぇ。そこで、
お前らに頼みがある。とある、演技をしてくれ。」

次の日、朝の集会。

千冬「マイキーさん、話しがある。カズトラさんは、ウラでキジネコを虐めてんだ。」
カズトラ「!」
マイキー「虐め?」
カズトラ「千冬っ!?ふざけんなよ!?」
千冬「こんな奴、出ていくべきだ!!」
カズトラ「あぁ、分かったよ、出て行けば・・・いいんだろ?
じゃあな、マイキー、バジ?」
マイキー「カズトラ!?」
ケイスケ「千冬っ、何もこんな、皆の前で言わなくたって・・・、失望
したぜ。俺も出ていく。サイテーか、お前?」
千冬「えっ!?バジさんっ・・・待って下さい!?」
ケイスケ「うるせーっ!出ていく!」

「ドッゴッ(ケイスケが、千冬をボコる音)」

156:影虎◆Vs hoge:2024/08/16(金) 07:47 ID:OK.

千冬「ううっ・・・こんな事になるなら、言わなきゃ良かった!
ごめん!マイキーっっ。」
キジネコ「ボクのせいです〜!」
マイキー「・・・・・・・・・。」

バジとカズトラは、東京卍を出て、バルハラに行った。
そのバルハラではーーーー・・・

シュウジ「バルハラに入りたい?元東卍メンバーが?理由は?」
ケイスケ「喧嘩する為、あっちと仲間割れしたんだ。元東卍とか、
今はどうでもいい。」
シュウジ「(ま、キサキからはメールでOK貰ってる。)OK!
いいぜー?」
ケイスケ「ここが、バルハラか。ん?あの二人・・・」
シューヤ「!」
ケイスケ「キサキ テッタ?何で、お前がバルハラにいるんだ!?」
シュウジ「違う違う、コイツはキサキの弟。」
シューヤ「弟つっても、仲良くねぇよ!兄貴とは・・・。シューヤだ。」
ナガレ「・・・・・・ナガレ。」
カズトラ「へぇ〜?ここのグループ、小学生いる?」
シュウジ「あぁ〜。グッチとレンジにシュートな?」
カズトラ「何で、小学生?」
シュウジ「コイツらは、家の中でも居場所がねぇのさ。ま、親からの
虐待とかでさ?」
カズトラ「!」
シュウジ「暴力振るわれてたり、してな?」
ナガレ「グッチ、こっち来いよ。」
グッチ「は、はい。ナガレさんっ・・・。」

(BL注意)
人が、周りにいないのを確認して、ナガレはグッチに性的なイタズラをする。

157:影虎◆Vs hoge:2024/08/16(金) 07:50 ID:OK.

ナガレ「いいか?この事は、誰にも言うなよ?いつもの事だもんな?」
グッチ「・・・・・・っっ。」
ナガレ(こういう奴は、家で脅されてるから、すぐ言いなりになる。
チョロいもんだぜ。)
グッチ(父さんに暴力振るわれても、ママは言うなって・・・だから、
こーいう事されても、言っちゃダメなんだ。)
ナガレ「ふぅ・・・。」

行為が終わると、ナガレはすぐにその場を離れる。

ナガレ「ん?」
カズトラ「あっ!」
ナガレ「あれ?新入りのカズトラ君、ココで何してんのかな?」

「ガシッ(ナガレが、カズトラの肩に、腕をかける音)」

カズトラ「あのっいやっ・・・そのっ!」
ケイスケ「おい、カズトラに何してんだ?」
ナガレ「おーう、元東卍のバジ?」

そして、その様子を更に伺っていた半間は、何処かへ電話をかける。

シュウジ「もしもし?キサキか。ん?今、バジとカズトラ、こっちだ。
あぁーバレない様にしないと。ん?あの二人が本当に東卍の敵か、知る為に良い方法ある?どーいうのだ?
弟のナガレを利用する?分かった。アイツは、同性愛者だ(笑)」
ナガレ「(ん?半間兄から、メールか。ワザと性行為しろって?バジ達の本音を、探る為に?)」

ナガレは、口元に、不気味な笑みを、浮かべる。

158:影虎◆Vs hoge:2024/08/16(金) 07:53 ID:OK.

「ドサッ(ナガレが、カズトラを、押し倒す音)」

カズトラ「えっ??」
ケイスケ「(何だっ!?コイツっ・・・カズトラに何してっ!?ヤベェ行為しようとしてる・・・)ナガレ!お前っ・・・ハッ(待てよ?わざわざ目の前でやるか?
まさかーーーーコイツ、俺を試してる?だとしたら、今取るべき行動は・・・。)」

考えた末のバジの決断は・・・。

ケイスケ「待ってくれ、ナガレ。ヤルなら、カズトラじゃなくて、その・・・俺にしてくれ?」
ナガレ「(あれ?キレると思ったら、何だ?)ん〜、まぁ
どっちでも、いーけど?」
ケイスケ(本音探る為にわざわざ、こんな事まですんのか?キサキの奴っ・・・!そうか、もしココで暴力振るえば、その件で俺とカズトラを、バルハラから追い出せる。)
シュウジ「キサキ?今、ナガレからメールきて、バジとやってるって。ははっ、最高だぜ!?」
シューヤ(ナガレ、そもそも・・・前から、)

回想。

シューヤとナガレとの出会いは、小学生の頃に遡る・・・

159:影虎◆Vs hoge:2024/08/19(月) 07:52 ID:OK.

シューヤ「ナガレ、お前だろ?いつも、机にこんな手紙
いれてんの!?何だよっこんな、女の子みたいの!?
女の子からかと、思ったじゃん!その服もリボンって(汗)」

ナガレの外見は、この頃から変わらず、
ツンツンヘア〜ではあるが、リボン柄のピンク色の服を
男であるにも関わらず、着ている。
彼のトレードマークは、リボンなのだ。

ナガレ「・・・シューヤ君と、友達になりたくて。とっ、友達にっ!」

顔を、赤くするナガレ。

シューヤ(最初は、関わるの面倒だった。ただ、ナガレはどこか、憎めない奴で・・・)

中学生1年になると。

ナガレ(へへっ、薬を手に入れた!よし。)
シューヤ「ナガレ、用って何だよ?お前ん家で。」
ナガレ「これ、作った。食べよ!」
シューヤ「オムライス?」

食べてすぐに、眠くなった。

シューヤ「んっ!?何だか、眠いな?」

この頃から、既にナガレの性的イタズラは、始まっていた。
シューヤが、目を覚ますと・・・。

シューヤ「何で、眠ってた!?」
ナガレ「こっちも眠ってた。このオムライスに、何か入ってたとか?いつの間に?泥棒かな?あれ、財布の金がねーよ!盗まれた!?」
シューヤ「マジかっ!?ナガレ?あれっ?こっちの金も無いっ!?」

160:影虎◆Vs hoge:2024/08/19(月) 07:58 ID:OK.

シューヤ(最初は、ナガレの話を信じてたが、2回目も・・・)
ナガレ「また、作った!今度はハンバーグ!」
シューヤ「なぁー?また何か、入ってねーか?こん中。」
ナガレ「分かった、先に食べる!バクバク(ハンバーグを食べる音)」
シューヤ「・・・。」
ナガレ「食ったぞ?綺麗に半分!」
シューヤ「よし、じゃあ〜!バクバク(ハンバーグを食べる音)あれ?また、眠く・・・。」
ナガレ(へへっ!半分の方だけ、入ってる(笑))
シューヤ(繰り返されて、嘘だって気づいて・・・それでも、)
ナガレ「さっき、こっちも眠くなってた!」
シューヤ(ナガレの事は、嫌いになれない。悪気も無く、こんな嘘をついて、ナガレの目的もよく、分かんなかった。)

回想終了。

ナガレとバジの性的場面に戻る。

ケイスケ(うっ・・・。同性愛者がいたのか。カズトラだけは、守んねぇと。)
カズトラ(バジ・・・、ごめん。)

行為終了後。

ケイスケ(が、半間と、キサキの繋がりは・・・この後もなかなか、掴めない日々が、続いた。シッポ見せねーなぁ?)

そんな、ある日・・・。

ケイスケ(ん?これは・・・半間の携帯?)

161:影虎◆Vs hoge:2024/08/19(月) 08:01 ID:OK.

ケイスケ(待てよ?こんな所に?これも罠か。もしかして、どこかで
見られてる?)

不審に思ったケイスケは、半間の元へ行き・・・

ケイスケ「お〜い、半間?これ、お前のか?」
シュウジ「お、ありがと。」
ケイスケ(どんどん、罠だって思いはじめると、下手な事出来ねぇ・・・。クソッ!キサキの奴!?)
キサキ「フッ・・・。」
シュウジ「もしもーし?キサキ?バジ、何もやってねぇよ。フツーに
戻してきた。」
ケイスケ(ただ、こんな罠やるってだけで、半間が何か、キサキとの事を
隠そうとしてるからだよな?こんな罠やるのが、そもそもおかしいんだよ。やっぱり、キサキは、半間と繋がってやがる。)

血のハロウィンの日。

キサキ「シューヤ、久しぶりだな?」
シューヤ「兄貴・・・?」
キサキ「話があって、来た。」
シューヤ「何だよ、話って?」

そして、血のハロウィンの日。
東京卍・100人。
バルハラ・300人。
ついに、決戦が、始まろうとしている。

162:影虎◆Vs hoge:2024/08/20(火) 07:27 ID:OK.

時間通りの、昼11時にそれぞれの、族が集結する。

「ドン!(マイキー達と半間達が、互いに向かい合う音)」

ケイスケ「(ん?そういえば、シューヤがいねぇ?来てないのか?ここに。キョロキョロ(周りを見渡す音))なぁ、半間?シューヤは、何処だ?」
シュウジ「あー、シューヤは、怪我して今日は、無理だそーだ。ハリキリ過ぎて、腕を怪我した。バルハラのアジトにいるよ。」
ケイスケ(まぁ、いい。俺は、今日戦うのは、キサキだけをこのバットで
、殺しに来たんだ。)
マイキー「バジ、頼むから、戻って来いよ?戦いたく・・・ねーんだ。」
ケイスケ「マイキー。悪い、それは出来ねぇ。」

マイキーは、バジに対して、悲痛そうな表情を、向ける。

シュウジ「キサキ?本当にいいんだよな?」
キサキ「・・・・・・(無視)」
マイキー「喧嘩だ!!」

ついに始まった、東京卍&バルハラの戦い!

「ドゴッッゴッ(千冬が、バルハラの相手を、殴る音)」 
「ドガッ(マイキーの足技が、炸裂する音)」

ケイスケ(キサキは、どこだ?いた!)

「ゴッ(バットを、キサキの頭に、当てる音)」

ケイスケ「キサキーーーーっ!?」

「ドサッ(額から血を流し、キサキが倒れる音)」

163:影虎◆Vs hoge:2024/08/20(火) 07:30 ID:OK.

ケイスケ(殺ったか・・・?)

「ピリリリリ(カズトラの携帯が、鳴る音)」

カズトラ「ん?誰から?もし?」
シュウジ「カズトラ君・・・、バジ君がキサキを殴ったよ?バットで。
本当はキサキも、バルハラの仲間だったんだ。」
カズトラ「!?」
シュウジ「どーしてくれんのかな?今、バジの近くにいる。ナイフで刺そうかな?いや、カズトラ君が、マイキー刺すなら、バジは助けてもいいぜ??」
カズトラ(ど、どうしようっ・・・バジとマイキー、両方を・・・)

「スチャ(カズトラが、折りたたみナイフを、取り出す音)」

カズトラ「あぁーーーーーーーーっ!!」
マイキー「?」
ケイスケ「!?」

周りは、カズトラの声に驚き、視線は、カズトラを向く。

「ポタッ・・・ポタッ・・・(カズトラの腹から、血が流れる音)」

ケイスケ「かっ、カズトラっ!?何してっ・・・??」
カズトラ「うっ・・・うう。」
シュウジ(何故だっ!?何故、カズトラが、自分を刺すっ!?)

隠れながらも、動揺する半間。

164:影虎◆Vs hoge:2024/08/20(火) 07:32 ID:OK.

カズトラ「バジもっ・・・マイキーも、両方・・・殺せないよ。
うゔ〜〜〜〜〜・・・。」
ケイスケ(なんだ?一体、何が起きた!?カズトラ?何してっ!?)

「ドサッ・・・(カズトラが、地面に倒れる音)」

マイキー「おい、嘘だろ?カズトラ・・・。」
キジネコ「何でっ!?カズトラさん!!」
千冬「!??」
ケイスケ「か、カズ・・・トラ?」

「ポタポタ・・・(ケイスケの目から、涙が流れる音)」

ケイスケ「カズトラぁぁあああああ!!」
千冬「バジさん?何が・・・起きて?」
ケイスケ「千冬ーーーー・・・俺も分かんねぇ。(キサキは、倒れてる、だったら、キサキには何も出来ねぇ。半間?半間がいない!?
ナガレは?いた!って事は、いない半間が、一番怪しくねぇか??)
半間ぁぁああ!!?」
シュウジ(ヤベっ(舌出し)今、出て行けねー。)
ケイスケ(何が起きたっ!?刺したのか?刺されたのか?分かんねぇ。
とにかく、何が起きてる??何だ?一体・・・。)
マイキー「もうっ、喧嘩は止めだっ!死者が出て、東京卍は戦えねー!
心がストップしてんだ!?聞けよっ!バルハラ!?ハロウィンは、終わりだっ!戦いは!」

血のハロウィン、・・・死者2名。
キサキ&カズトラ。
二人の葬式が、行なわれたがーーーー・・・。
カズトラの葬式には、ケイスケと千冬とキジネコ、そこにマイキーが姿を見せる。

165:影虎◆Vs hoge:2024/08/20(火) 07:34 ID:OK.

ケイスケ「ま、マイキー・・・。」
マイキー「・・・・・・もっと皆で、思い出・・・増やしたかったな?
カズトラと・・・。」

マイキーの顔からも、涙が溢れる。
その言葉を聞き、3人も涙を流すーーーー・・・

「ポタポタ・・・(3人の涙の音)」

葬式には、無邪気な表情のカズトラの写真が、使われていた。
一方、バルハラでは・・・・・・。

シュウジ「葬式、終わったな?キサキの・・・」
ナガレ「・・・・・・まさか、殺されるなんて、シューヤの兄貴が。」
シュウジ「いや?キサキなら、生きてるぜ?な、そーだろ?キサキ。」
ナガレ「ハッ(後ろを、振り向く)」

そこには、キサキの姿が・・・よく見ると、格好はシューヤだ。

ナガレ「キサキ、何でっ!?だって死んでっ・・・ハッ」
キサキ「死んだのありゃ、弟のシューヤだ。悪いな、ナガレ君?髪の色、互いに変えたんだ。アジトにいたのは、コッチ。初めから。」
ナガレ(そ、そんなーーーーじゃあ、死んだのは、シューヤだったのか!??)


完結。

166:影虎◆Vs hoge:2024/08/21(水) 07:39 ID:OK.

タイトル【東京卍リベンジャーズ〜東リベ外伝〜バルハラ2】

ナガレ「ふざけんなよっ!?本当は、死んだのシューヤっ!?兄貴っ、知ってたのかよ!?こんなの知ってたら、反対した!!」
キサキ「・・・フッ。」
ナガレ「キサキ!テメェ?シュ、シューヤの事、好きだったんだよ!?(泣)」
シュウジ「な、ナガレ・・・。」

その後のナガレは、不安定になり、薬に頼る様になる。

167:影虎◆Vs hoge:2024/08/21(水) 07:42 ID:OK.

ナガレ「はぁ・・・。」
シュウジ(ナガレ、薬をやり過ぎてる。このままだと、死ぬ気か?シューヤの元へ・・・。)
ナガレ「ん、んん?な、何だよっ・・・兄貴っ。」
シュウジ「性的な相手なら、してやる。だから、死なないでくれ?」
ナガレ「その言葉、本心・・・か?だったら、だったら、兄貴がキサキを殺してくれよっ!?それが無理なら、コッチが死ぬだけだっ!!」
シュウジ「ナガレ。・・・キョロキョロ。(周りを、見渡す音)」
(キサキに、聞かれてないか?この会話。)」

周りを確認して、キサキに聞かれてないと、安心した半間はーーーー・・・。

シュウジ「分かった。何とかしてやるよ。だから、それまでは、死ぬな?」

168:影虎◆Vs hoge:2024/08/21(水) 07:45 ID:OK.

キサキ「半間?弟の件は、悪い事をした。まさか、ナガレがシューヤを、好きだって、知らなかったんだ。
見てると辛いなぁ?それで、考えたんだ。ナガレは、
シューヤの元へ逝かせてやった方が、幸せだって。」
シュウジ「?」
キサキ「これ、睡眠薬だ。半間から、ナガレに渡してこう言えよ?「これ、全部飲んだら、シューヤの元へ逝ける」って。」
シュウジ「!?」
キサキ「ナガレが死んで、警察に聞かれても、こう答えればいい。「弟に頼まれて渡した」って。」
シュウジ「いやな、キサキ?多分、ナガレは、そんな事しなくたって、死ぬ気だ。兄貴だから、分かる。」
キサキ「・・・・・・?」
シュウジ「・・・・・・。」

その次の日。

キサキ「半間?ナガレは、薬やってて、危険だから、それ系の更生施設に入れたら、どうだ?
このままだと、薬で死ぬかもしれなくて、危険だ。
治す方向に、向かわせるなら、施設がいいぞ?」

もちろん、キサキの目的はナガレを、遠ざける事。
本音では、無い。

シュウジ「・・・いや、遠慮する。」
キサキ「!」

169:影虎◆Vs hoge:2024/08/21(水) 07:50 ID:OK.

キサキ(これまでは、乗ってくれたはずの半間が、何故だ?
弟のナガレが、それほど大事だってのか?・・・・・・っ。)

回想

半間兄弟は、親二人が、共働きでいつも、家では、兄弟二人っきりだった。

ナガレ「今日も父ちゃんと、母ちゃん・・・遅ぇな。」
シュウジ「あぁ・・・。」

夜遅くなっても、帰って来ない時があり、二人で眠る。

ナガレ「二人共、母ちゃんはナースで、父ちゃんは介護だから、今日も「夜勤」だって?」
シュウジ「二人で、寝るか・・・。」

いつしか、半間兄は、ナガレに性的な事を、する様になっていた。

ナガレ「??兄ちゃん、何してんの?」
シュウジ「父ちゃんと、母ちゃんの真似・・・。」

隠していたが、半間は、バイセクシャルで、この頃は弟と、訳アリな関係だった。
ナガレも兄から、同性愛を学び、シューヤに好意を持つ事になる。
半間だけは、周囲には隠し続けた。それを、キサキすら知らなかった。
恋愛には、受け身な所もある半間は、恋人が出来ず・・・弟のナガレと、性パートナーだった。

ナガレ「兄貴ばっか、ずりぃ〜。今日はこっちも!?」
シュウジ「ダリぃ〜けど、たまんね。」

170:影虎◆Vs hoge:2024/08/22(木) 14:39 ID:OK.

そんな半間にとって、体の繋がりがある弟は、キサキ以上の存在だ。

シュウジ「ナガレ?ずっと、二人な?」

回想終了

ナガレ「兄貴、いつになったら・・・キサキを、殺してくれるんだ?」
シュウジ「準備が、必要だ。用心深い男だからな。睡眠薬で眠らせて、水死がいいか?少しでも疑われるのは、駄目だ。」
グッチ「あの〜、半間リーダー?シューヤさんが、来ないんです!連絡もスルーで。」

ここでいう「シューヤ」とは、もちろん、キサキの事だ。

グッチ「こんなの、珍しくないですかっ!?」
ナガレ「!」
シュウジ「シューヤが来ない・・・?(急に来ないのは、変だ。第一、こっちに、何も言わずに?まさか、キサキにバレて?
いずれにしろ、離れたって事は・・・もう信用されてない、か。)」
ナガレ「・・・・・・。」
シュウジ「グッチ、皆に伝えてくれ?しばらく、ナガレと二人で、遠くへ出かけてくるって。留守にする。」
グッチ「はい!」

「ダッ(グッチが、その場を離れる音)」

ナガレ「兄貴っ・・・どういうつもりだよ!?」
シュウジ「ナガレ?」
ナガレ「キサキが、急に消えるなんて、おかしーだろ!?キサキを、死なすのが、惜しくなって、言ったのかよ!?ワザと逃がしたなっ?クソっ!
ふざけんな!失望したぜ!?もういい。兄貴には、頼んねぇ!」
シュウジ(!・・・まさか、キサキの奴、これが目的か?ナガレとの仲を、悪くさせる?もし、そうならーーーー・・・)

171:影虎◆Vs hoge:2024/08/22(木) 14:42 ID:OK.

ナガレ「じゃ〜な?」
シュウジ「待て!ナガレ・・・一人になるな!」
ナガレ「ついて来んな!?キサキの味方なら、あっち選べばいいだろ!?

シュウジ(ダリィ〜。感情的になって、周り見えてねー。今、一人になる方が、危険だってのに。)
ナガレ「ついて来んなって!?」
シュウジ「ナガレ・・・っ。」

「ゴッ(ナガレが、半間に、パンチしようとする音)」
「ヒョイ(そのパンチを、半間が避ける音)」

そんな、喧嘩中の二人にめがけて、何者かが銃を構える。

「パァーン!(銃が二人の間を通り、壁に当たる音)」

半間&ナガレ「!?」

半間は、急いでナガレの腕を掴むと、二人で建物の影に隠れる。

シュウジ「銃?どこからだ、上からだったか?」
ナガレ「今のって・・・??(明らかに二人を狙って・・・。兄貴は、裏切ってねぇのか!?じゃあ、誰が・・・。)」

「パンパァーン!(隠れる二人に向かって、銃を発砲する音)」

シュウジ「ここは、危険だ!建物の中に入るぞ!?」
ナガレ「あぁ!?」
シュウジ「(今の銃・・・2発同じくらいで、飛んできた?相手は、二人・・・か?)」

二人は、建物の中に入り、部屋を見つけると、そこで、身を潜める事に。
この部屋は、入口が右と左で、2箇所ある。

172:影虎◆Vs hoge:2024/08/22(木) 14:45 ID:OK.

シュウジ「ナガレ、いーか?敵は、死なすな。銃を奪って、脅してロープで、縛る。」
ナガレ「!?」

「スッ(タバコの箱を出す音)シュポ(そのタバコに、一気にライターで、火をつける音)」

ナガレ「兄貴っ・・・?何してっ?タバコ??」

「スッ(タバコを、部屋という部屋の周りに、設置する音)」

シュウジ「敵の狙いがこっちなら、犯人は、ここの部屋に来る。
入口のドアに、隠れるんだ。」

相手が、入口のドアを開けると、隠れて丁度、死角になる。
タバコの煙で若干、視界も見えにくくする。

「ヒタヒタ(犯人の足音)ガチャ(ドアノブが、動く音)」

シュウジ「!」
ナガレ「・・・っ。」

「キィ〜〜〜〜(扉が開く音)」

犯人1(!?スモッグか?いや、タバコの匂いだ。どこから?)

「ヒタヒタ(犯人がドアから、中へ入ろうとする音)」

シュウジ&ナガレ「(今だっ!?)」

「ドガッ(犯人の後ろから、飛び蹴りをする音)」

その後は、犯人が、床に倒れる隙に拳銃を奪い、持っていたロープで
二人は、犯人を縛りあげる。

ナガレ「これで、良し・・・と。」
犯人二人「・・・・・・っ。」
ナガレ「んで、兄貴?コイツら、殺さないで、どーする?」
シュウジ「まぁ、見とけ?」

173:影虎◆Vs hoge:2024/08/22(木) 14:51 ID:OK.

ナガレ「ん?兄貴、何して?それ、犯人の携帯っ・・・」
シュウジ「(キサキがもし、頼みこんだ相手なら。お?
あった〜。見ろ、ナガレ?このメール。)」
ナガレ「殺して欲しい相手の顔?送信者は・・・キサキ!?「成功したなら、金は30万だぁ!??明日、よろしくな。」キサキ?」
シュウジ「コイツらに頼んだのは、キサキで間違いない。族相手の中には、金さえ出せば、何でも言う事を、聞く奴いるからなー?」
ナガレ「・・・っっ!」
シュウジ「そこで・・・だ?今から、コイツらに成りすまして、キサキにメールを送る。」
ナガレ「え?何って?」
シュウジ「ターゲットは、二人死んだ。念の為、顔を近くで、確認して欲しい。OKなら、金の30万は、その時に受け取る。とさ!?キサキを、誘い出す!そこで、コイツらの銃を使って、キサキを撃つ!!ナガレ・・・、撃つ覚悟は、出来てるかー?」
ナガレ「あ、あー!!」
シュウジ(長くなればなるほど・・・、キサキを死なすのは、難しい。今、このチャンスしかない!?)

その頃、キサキの元へは、メールが届く。

174:影虎◆Vs hoge:2024/08/24(土) 07:32 ID:OK.

「ピロリン(キサキの携帯の、メール受信音)」

キサキ(ん?ターゲットは、死んだ?よし、思い通りだ。半間には、悪いが・・・思い通りにならないオモチャは、いらない。
不要だ。フッ(顔に笑みを、浮かべる音))

その頃、半間達はーーーー・・・

シュウジ「キサキが、待ち合わせ場所を、返信してきた。明日、バルハラの第2アジトだとさぁ〜。」
ナガレ(第2アジトか。バルハラには、1と2のアジトがある。
1は、主にメンバー集会したり、話したりする場所。
2は、何かの物のやり取りや、仕事&金品のやり取りをする場所。)
シュウジ「時間は、昼の11時だ。ナガレ、今から準備だなー?」
ナガレ「おうよ!?」
シュウジ「まずは、コイツら二人(殺し屋)も、第2アジトに連れて行くか。ダリィ〜。」

その頃、東卍メンバーはーーーー・・・

マイキー「バジ?何で、カズトラは死んだ?ハロウィンの日。あの日、戦いに集中して、よく分かんなかったぜ?」
ケイスケ「・・・・・・。」
千冬「バジさんはっ・・・!バジさんは、カズトラとワザと、バルハラへ
行ってただけで、よく知らないはず!事情は。」
キジネコ「そうだにゃ〜、カズトラさんの死は、ほとんど予想つかないにゃ〜!?」
マイキー「ワザと?演技だったのか。裏切った?」

175:影虎◆Vs hoge:2024/08/24(土) 07:36 ID:OK.

ケイスケ「全ては、キサキを、疑っていたからだった。アイツは、バルハラの半間と間違いなく、繋がっていた。俺とカズトラで調べる為に。
千冬とキジネコとの件も、その為だ。
死んだカズトラの携帯を俺は、見た。カズトラの母ちゃんに貰って。
息子と仲良くしてた、俺にって。ハロウィンの日。あの時間、最後に電話を、カズトラによこした相手は、半間の着信で、最後だ。
つまり、あの時・・・カズトラに、半間は、何か喋ってた。
カズトラは、死ぬ最後に「バジもマイキーも、両方殺せないよ」って、
言ってたんだ。つまり、カズトラは、俺とマイキーを守る為に!死んだんだって!?おかしいだろっ!!戦ってる時に、フツー電話よこすか!?
半間は、何か知ってるはずだ!!キサキに、頼まれたに違いねぇ!?」
マイキー「でも、バジ・・・その、キサキを、ハロウィンの日に殺したよな?カズトラのカタキは、成功したんだろ?」
ケイスケ「あぁ、殺した。でも、何か変だよな?あれから、バルハラは、大人しい。キサキの件で、半間が何も、仕掛けてこねぇ。
不自然な気がする。」
マイキー「!」
ケイスケ「弟のシューヤだって、兄貴の件で、キレてるはず。
これだけ、大人しいのは、変だ。」
マイキー「そーいや、バルハラって・・・あの後、行方?元いた所から、別の場所に移ったって?カズトラの件で、俺達・東卍の力に、怯えてるだけじゃー?本気出せば、コッチが勝つ!!」
ケイスケ「だと・・・いいんだけどな?」
千冬「・・・・・・。」
キジネコ「にゃ〜。」
マイキー「最近、聞いた話では、半間やナガレ、シューヤの姿を見かけないって。バルハラは、不自然な感じだ。
用心しろよっ!??」

176:影虎◆Vs hoge:2024/08/24(土) 07:40 ID:OK.

「パサッ・・・(キサキのポッケから、カードが落ちる音)」

キサキ「おっと??ドナー登録のカードを落とした。ん?」

「ピロリン(メールの受信音)」

キサキ「メール?誰からだ?しゅ、シューヤ??誰のイタズラだ?いや、コレはーーーー・・・思ってた通り、か?」

次の日。
待ち合わせ場所と時間に、キサキは現れる。

キサキ「おい、来たぞ?死体は、どこだ?」

約束の昼、11時。

キサキ「?誰もいない、遅れてるのか?」

177:影虎◆Vs hoge:2024/08/24(土) 07:43 ID:OK.


キサキの背後から、近づく半間とナガレ。

「パァーン!パン!(後ろから銃を発砲し、キサキの頭と首に、当たる音)」

シュウジ「殺ったか?」
ナガレ「シューヤのカタキだっ!?」

「パンパンパァーン(床に倒れるキサキに、尚も撃つ音)」

シュウジ「よし、銃のタマは空だ。後は・・・、この銃をコイツらのポッケに、入れる。」
犯人二人「ん〜ん〜。(首を、左右に振る)」

口には、ハンカチ。手は、ロープで縛られている。

シュウジ「キサキ・・・、お別れだ。」

「シュポ(タバコに、火をつける音)ポィ(タバコを、キサキの死体に投げる音)」

瞬く間に火は、キサキを、燃やしてゆく。

178:影虎◆Vs hoge:2024/08/28(水) 14:31 ID:OK.

タバコの箱も、床に置き・・・
敵の口のハンカチや、ロープも外すと・・・。

シュウジ「逃げるぞ!?火が、建物にも燃え広がってきた?事前に建物の周りは、灯油かけといたからなー!」

第2アジトは、炎に包まれる。

ナガレ「へへっ!?やったぜ!兄貴?これで、自由だな!?(笑)」

二人の犯人達も、自分達の罪に恐れてか?逃亡。

次の日。

マイキー「おい!?聞いたか?バルハラのキサキの弟、シューヤが
昨日、アジトで、死んだって?銃で、撃たれて・・・?犯人はまだ、
見つかってねー。おい、バジ3トリオ!(バジと千冬と、キジネコの事)
弟のシューヤを、見つけ出して、殺したのか?」
ケイスケ「俺達は、殺ってねぇーーーー!何も知らねー!?」
千冬「そうですよ!?」
キジネコ「違うにゃ〜。」
ケイスケ「マイキーっっ!?冗談キツイぜ!??」
マイキー「・・・・・・っ。」

その後、半間とナガレは無事に、バルハラのアジト1に、戻る。

シュウジ「久しぶりだ。戻ったぜ〜?」
グッチ「あの!?半間リーダー!?昨日、その・・・シューヤさんが、殺されました!?」
シュウジ「東卍が、殺ったのか?」
シュート「いえ、まだ、分からないです。」
レンジ「銃で撃たれて、炎に焼かれて・・・怨恨かと。」

179:影虎◆Vs hoge:2024/08/28(水) 14:36 ID:OK.

シュウジ「犯人を、見つけねーとなぁ!?」

しかし、当然・・・二人の犯人達は、自分達が疑われると思って、
必死に逃げている、最中だった。
外国へと、逃亡したらしいーーーー・・・。

死んだキサキの死体も、携帯も燃えていた為、分かったのは、銃で死亡と、DNAでシューヤでは無く、キサキだったという点だけだった。
全ては、謎に包まれる。

ナガレ「上手くいったな?兄貴?」
シュウジ「あぁー?」

二人は、キサキとシューヤの墓の前にいる。

ナガレ「シューヤ、天国でキサキとは、会えたか?」

その後、半間とナガレは、警察の前では、「東京卍の誰かなら、やりかねない」っと、平気で主張した。
キサキの体には、合計・・・8発のタマが、ブチ込まれていて、
警察は「恨みによる犯行」と予想。
タマから、銃の種類は分かったが、それだけでは、犯人にたどり着けず、
事件のアリバイを、調べたりしながら、色々な者に聞きまくるが、
銃とアリバイだけでは、犯人は掴めずーーーー・・・
逮捕までには、ならなかった。

マイキー「警察から、聞いたぜ?あれ、シューヤじゃなくて、キサキだって?ハロウィンで殺されたのは、キサキじゃなくて、シューヤだった?
気づいてた奴いるか?」

180:影虎◆Vs hoge:2024/08/28(水) 14:40 ID:OK.

ケイスケ「いや、知らなかったーーーー・・・。」

千冬とキジネコも、首を縦に振る。
東京卍の方でも、謎に包まれるキサキとシューヤとの件。何が何だか、不明だった。

その頃、半間とナガレのアジトに、とある人物が、姿を見せる。

謎人物「半間さん、ナガレ?」
半間&ナガレ「?」
シュウジ「誰だ?」
ナガレ「知らない顔だな。」
謎人物「ナガレ!!シューヤだ!」
ナガレ「いや、シューヤは、死んだはず。」
謎人物「死ぬ前に、ドナー登録してた。ある日、思い出して。ナガレとの記憶・・・。今は、キクサスって名前だ。兄のキサキは、死んだって?兄が死ぬ前、メールで、やり取りしたんだ。」
半間&ナガレ「!!」

さすがの二人も、この展開には、驚きを隠せなかった。

キクサス「どうした?」
シュウジ(・・・シューヤが、戻って来る?そんなの予測出来るか、ダリィ〜。)
ナガレ(だったら、キサキを殺したのは、なんの為だったんだ!?)

最高から、最悪な気分に浸る半間と、ナガレであった。



完結

181:影虎◆Vs (ノ ゜Д゜)ノdice4:2024/09/05(木) 08:08 ID:jZY

次に投稿する作品は、また新しい設定の別のお話です。
町名が原作とは、違う「ホクテカ町」で、マイキー達は年齢が小学生設定になります。ただ、ケイスケだけが、中学生。
オリキャラで、バジ 高子(小学校の教師をしている)ケイスケの姉がいます。
更にオリキャラで、バジ 友久(警察官をしている)ケイスケの父さんがいて、母さんはいない設定です。
ケイスケと高子と友久の3人で同居中。
マイキーと千冬とカズトラだけは、小学生です!
タイムリープなし、ブラックコスモは、今回ケイスケに
黒い衝動をかけてます!
投稿は、また別の日にします!読んでくれた方、ありがとうございます。

182:影虎◆Vs hoge:2024/09/05(木) 08:11 ID:jZY

間違えて、あげちゃった(汗)

183:影虎◆Vs hoge:2024/09/05(木) 08:14 ID:jZY

タイトル【東京リベンジャーズ〜バジ3家族〜】

ここは、ホクテカ町。
緑豊かな場所。普段は、事件なんて起こらない、平和な所。しかしーーーー・・・、
3人の秘密基地。

大きな木があって、入口は大きめで自由に外に、出たり入ったりを出来る大木がある。
マイキーと千冬と、カズトラの小学生男児達3人は、ここを
「秘密基地」として、よく学校をサボりたい時などに、この場所で集まっている。
町からも、少しだけ距離がある、隠れ家としては、
持って来いの場所だ。

大木の中にて。

マイキー「今日も、学校サボったぜ?」
千冬「いつもいつも。」
カズトラ「今日は、何する?」
マイキー「この町で、最近、発生してる事件について、どう?話さねーか?」
カズトラ「探偵の真似事?」
千冬「高子先生に、怒られる。(汗)」

高子先生とは、3人のホクテカ小学校のクラスの担任の女先生である。
性格は、怒ると怖い。

マイキー「大丈夫だって。今、その高子先生がいねーから、やりたい放題!」
千冬「マイキー、ヤバい。」
カズトラ「事件と言えば、連続男児行方不明の?」
マイキー「そ、カズトラ当たり!滅多に事件ねーにさ?連続で、3人も・・・。」

184:影虎◆Vs hoge:2024/09/05(木) 08:17 ID:jZY

マイキー「こつ然と消えた。犯人の手がかりナシ!連続だから、犯人は地元の奴って、言われてる。俺らでその犯人、探さねー?」

その時、3人の後ろには、怒り顔の高子先生が、立っている。

高子先生「なぁ〜にしてるのかな(怒)またココで!?」
マイキー「げっ・・・(顔面蒼白)」
カズトラ「高子先生っ!?」
高子先生「いつもいつも、学校サボってコラァーーーー!!(怒)」

その後、3人は高子先生に、無理やり連れて行かれる。
大体はいつも、こんな感じの日常が、繰り返される。
そして、ホクテカ小学校の終わりの時間。

「キーンコーンカーンコーン(学校のチャイムが、鳴る音)」

高子先生「全く、困っちゃうのよね?探偵の真似事なんて、マイキー、カズトラ、千冬?大人しーくしていればいいものを・・・先生を、困らせないで。」

高子は、学校の窓から外を見て、帰るマイキー達3人の様子を見ながら、
そう、言葉を発した。

マイキー「なぁ?どうだよ、これ。」
千冬「び、ビーズ?」
マイキー「もし、犯人に、拉致られても、ポッケにいれて、下に落として、目印にする。俺達も、いつでも狙われても良い様に。色は、俺は白!カズトラは、黄色!千冬は水色だ!」
千冬「犯人、誰なのかな?怪しい奴なんて、この村にいないと、思ってたけど。」

185:影虎◆Vs hoge:2024/09/05(木) 08:20 ID:jZY

マイキー「いや、それ違うな。その犯人は、怪しまれない奴。だから、周りが、気づかねーんだ。」
カズトラ「子供と一緒にいても、怪しまれない奴なら先生?警察官?それか、子供好きな人?ほら、あそこのマトバおじちゃん!」
マイキー「あ〜。」
カズトラ「いつも、子供集めては、遊んでる。」
マイキー「あの、おじちゃん、子供好きで、戯れてるな。あの人は、昔から、あーだから。」
他の村人は、仲良くしねーけど、子供は、懐くから。子供が友達とかっていうかな?」

「プップー(車の、クラクションの音)」

マイキー「ん?」
千冬「あっ!」
カズトラ「警察官・・・!」
千冬「友久さんっ!?」
友久「やぁ、今から帰り?パトロール中だよ。君達、例の連続事件で危険だから、早く、家に帰りなさい!」
マイキー&千冬&カズトラ「はぁ〜い。」
友久「夜は、特に危ないからね。」
カズトラ「あの人の娘が、高子先生だよな!?」
千冬「うん!確かそう!?」
カズトラ「父さんは、警察官!娘は、女教師!すげ〜家族!?」
マイキー「・・・・・・。」
千冬「あそこ、二人家族だよ。それに・・・」

186:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 12:31 ID:jZY

その夜、バジ家。

友久「おい、高子、どうした?さっきのメール。今、仕事から帰ったぞ。」
高子「父さんっ!ケイスケがっ・・・」
友久「ん?弟のケイスケが、どうした?」

この家には、まだ家族がいて、それが引きこもりの息子・バジ ケイスケ。

ケイスケ「ごめんっ!親父っ・・・」

高子の弟・バジ ケイスケ(14歳)

ケイスケ「また、男児・・・殺しちまった(泣)」
友久「!またか!?これで、3度目だぞ!?(そもそも、息子が、ショタコンで無ければーーーー・・・。こんな事件など、起きなかったのに。)」

そう、あれは、息子のケイスケが、前に12歳の時。
その時は、まだ友久が、田舎町のホクテカ町では無く、都会町にいた頃。

友久「え?」

友久は、電話中。

姉の高子は、問題ナシ。だが、ケイスケだけは、友達も作らず、その内、引きこもりになった。元々、性格も地味で、大人しい。
ケイスケの件で、嫁とは、別れた。
その後、地元のここへ戻って、生活していたがーーーー・・・。
高子は、小学校の先生をしているが、ケイスケだけは、未だに、引きこもり。

友久「なぁ、ケイスケ。そろそろ・・・嫁を作らないか?お見合いすれば、きっとお前も、」
ケイスケ「何勝手に、話進めてんだよっ!?(怒)」

187:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 12:34 ID:jZY

普段、大人しいケイスケが、キレた。

ケイスケ「余計な事するんじゃねーーーーっ!?(怒)それにっそれにっ俺は、女なんか、女なんか、興味ねーんだよっ!?」
友久「!」
ケイスケ「ショタコンなんだっ!?」
友久「ショ?何だ、それは?」
高子「父さん、止めてあげて。この子は、男児愛好家よ?私、知ってたの、前から。」
友久「・・・・・・。」

友久は、初めて知り、ショックだった。
自分の息子が、異性愛者では、無かった事に。
それから、日が経ちーーーーーーーー・・・。

高子「ねぇ?ケイスケ。私は、先生だから、アナタの協力を、出来るわ。」
ケイスケ「姉貴・・・。」
高子「アナタが、好きな男児、誘拐してきてあげる?欲しいでしょ、男児?いっぱいいるわよ、私の学校に。」
ケイスケ「!」

こうして、あの男児誘拐事件は、始まった。

友久「男児の死体は、私が、どうにかする!(全ては、警察である故の恥だった。ケイスケが殺した男児は、その度に町以外の所へ、パトカーに乗せて、別の街に埋めた。バレたくなかった。警察の私の息子が、犯人だと、
知られるのは・・・イヤだった!)」

そう、この事件・・・協力者がいて、家族なのだ。

188:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 12:38 ID:jZY

回想。

高子(男児を、誘拐するのなんて、簡単だった。)

高子は、車に乗り、男児を物色中。

高子(どの子にする?そーだ!)

高子は、先生をやっているから。
1人目の男児は、自分の生徒を、家まで届けるふりして、そのまま自宅へ。
2人目は、学校休みの日、となりのクラスの子。
3人目は、父親である友久が、村の子の帰り途中を狙い、パトカーに送るよと、言葉巧みに誘い、睡眠薬入りのジュースで、眠らせた。

眠らせた後は、大きめのリュックに、その子を入れて、そのまま、自宅の玄関に置くと、メールでケイスケに知らせ、友久は、そのままパトロールに戻る。
ケイスケは、玄関へ行き、リュックを中へ入れて、その子はまんまと、家の中に、監禁される。

ケイスケ(よし。)

連れ去りは、上手くいった。
だがーーーー・・・。
1人目の子は、パニックを起こして、泣き叫んだので、バジは、殴り死なせた。2人目の子は、最初こそ言いなりになったが、ケイスケが、トイレに行く間に逃げたので、気づいたケイスケによって、

ケイスケ「おい!?何してるっ!」

2人目と3人目の子は、同じ理由で死亡。いずれも暴力。

ケイスケ(クソっ!クソっ!裏切りやがって!?信じてたのにっ!?裏切らなきゃ、殺さなかった!!(泣))

189:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 12:40 ID:jZY

ケイスケ(ヤベェ、また、死なせちまったーーーー。)

最初の目的としては、殺しではなく、性行為だった。
だが、どの子もケイスケを、満足させるどころか、傷つけた。
回想終了。

ケイスケ(久しぶりに外、出るか?)

気晴らしに外へ、散歩しに行く、ケイスケ。

ケイスケ(ん?)
カズトラ「ヤバい!遅れちゃう!?(マイキーと、千冬の所に行かないと!?)」

慌てた様子で、カズトラが、ケイスケの横を、通り過ぎる。
ケイスケの目線は、カズトラを見ている。
とっさに、ケイスケはーーーー・・・

ケイスケ「ユウキ君だっけ?」

話しかける。

カズトラ「え?違います、カズトラです(汗)」
ケイスケ「そっか、ごめん。間違えた。じゃあ・・・。」
カズトラ(あれ?この人・・・地元民じゃ・・・ないよね??)

キョトン顔のカズトラ。
ケイスケは、カズトラの名前を、聞く為にワザと、間違えたふりして、聞いた様だ。
満足したのか、去って行く。

190:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 12:43 ID:jZY

二人の待ち合わせ場所に、カズトラがやって来る。

マイキー「おい?カズトラ、遅いぞ!?」
千冬「待ちくたびれた。」
カズトラ「何か、さっき知らない奴に、話しかけられて・・・。長い黒髪で、地元民じゃなかった。」
マイキー「何だ?そいつ。怪しいなー?気をつけろよ?」
カズトラ「うん。」
千冬「怖い!」

その夜、バジ家。

ケイスケ「姉貴の学校に、カズトラ君って、子はいる?俺、あの子、気に入って・・・。」
高子「いるわよ、私のクラスの生徒ね。でも、あの子・・・いつも、友人達と一緒にいて、連れ出すの難しいわ。そ〜ね、なら良い方法!
3日間お泊りキャンプを、やるの!学校のイベントで。
その日に、うま〜くやるわ?」
ケイスケ「出来そうか?」
高子「父さん、その日は、アナタも協力してよ?」
友久「私もか!?」
高子「父さんがいれば、もっと上手くいくの!(弟は、他の男と比べて普通の恋愛が、無理なら姉の私が、相手探すしか無いじゃない??)」

高子が、主にケイスケの協力をするのは、同情心からだった。

そして、その3日間キャンプの日。
場所は、テントが、至る所に張り巡らされていて、料金さえ払えば、誰でも自由にキャンプが、出来る場所だ。
わざわざ、客が、用意しなくても済む為、ホクテカ町では、大人気の場所である。

191:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 12:46 ID:jZY

高子は、前日から自身の車を、スタンバイさせている。
駐車場も、料金さえ払えば、車を停めていても、OKである。
小学校では、バスを使ってキャンプしに来た。生徒達は、リュックの中に必要最低限の物を、詰めてきた様だ。

キャンプの近くには、ホテルもあって、そこで、泊まる事も出来る。

高子「キャンプは、朝9時〜夕方の4時まで、自由に使えます!その後は、近くのホテルで、泊まる。これが大体の流れよ?分かった?
昼からは、皆で、手作りのカレーライスを、作ります! その時間までは、自由に、遊んでOKよ。昼になったら、先生のいる所に、戻る様に。
テントは、汚したり、穴開けたり、乱暴に、扱わない様にね!?私物じゃないんだから。」
カズトラ「なぁ〜?どこ行く〜?」
千冬「あっち!」

マイキー達は、自然多い場所で、はしゃぎ回る。
しばらく、満喫する。
そして、昼のカレー作り。生徒達皆で、ジャガイモの皮を剥いたり、人参の皮を剥いたり、玉ねぎの皮を剥いたり、包丁で切ったり。
煮込んで、ルゥを入れるのは、高子先生の役目だ。

高子(ふふ、カズトラ君のカレーにだけ、睡眠薬を入れるわ。)
カズトラ「美味しぃ〜!」
マイキー「うん!」
千冬「うまうま!」

マイキー達は、すぐに、平らげる。

192:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 12:50 ID:jZY

カズトラ「ふぁ〜〜、何だか・・・眠くなってきた。眠・・・い。」

「トサッ(カズトラが、地面に倒れる音)」

マイキー「おい!どうした?カズトラ、起きろよっ!?」
千冬「駄目だ、寝てる・・・。」
高子「コラ!無理やり、起こさないの!?きっと、疲れるぐらい、遊んだのね?先生が、ホテルの方へ、寝かせるから、大丈夫!!
アナタ達は、二人で、遊びなさい?」
マイキー「・・・。」
千冬「はーい!」

ホテル名「ホワイドール」
高子は、カズトラを、腕で抱えながら、移動する。

高子(よし、上手くいったわ!キャンプの日にして、正解ね?
後は、カズトラ君を、リュックの中に入れる。これで、バッチリね!)
ホテルに、事前に置いて用意した、大きめのリュックの中に寝てる、カズトラを詰め込む。

高子(そして、スタンバイした、車の元へ・・・。)

高子は、カズトラを、車の中に用意した、別の鞄に移し変える。
これも、大きめのサイズだ。その後は、車の一番後ろにカズトラを、トランクに入れて、近くを、パトカーでパトロールしてる友久に「ワン切り」で、知らせる。後は、高子は、その場を離れてOK!
高子は、皆のいる元へと戻る。
友久は、ワン切りの合図と共に、ホテルの駐車場へ、到着。

193:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 14:22 ID:jZY

友久「高子の車だ!?後は・・・」

用意していた、高子の車のキーを使って、トランクにあるカズトラの入った鞄を出すと、今度は、友久が、自分の車へと移す。
そして、そのままホテルを、離れて自宅へと、向かう。
自宅のドア前に、カズトラ入りの鞄を置いて、ケイスケにワン切りで、知らせる。
友久は、再びパトロールに、戻ればOK!

ケイスケ「!知らせが、来たな。」

玄関まで行き、カズトラ入りの鞄を手に入れ、ケイスケの部屋に、運ぶ。
中から、寝てるカズトラを、取り出し、ベッドの上に乗せる。

ケイスケ(眠ってる。目隠し、させておくか。今までの男児は、殺しちまったから、今度こそ上手くいきてぇな・・・。)

カズトラに、目隠しをさせて、手もロープで、後ろ手に結ぶ。
その一方で、キャンプでは、カズトラがいないと、騒ぎになっていた。

マイキー「嘘・・・だろ?」
千冬「カズトラがっ!?」

カズトラの方ではーーーー・・・

カズトラ「(ん?あれ、見えない。視界が・・・。)マイキー、千冬?高子先生っ??」
ケイスケ「!か、カズトラ君!?」
カズトラ「えっ、誰っ??」
ケイスケ「静かにっ!俺ね、小6のケイスケ。」
カズトラ「け、ケイスケさん・・・??」
ケイスケ「気づいたら、知らない所で、監禁されてたんだ。」

194:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 14:27 ID:jZY

ケイスケ「君より、早くここにいる。犯人は、二人。」
カズトラ「二人・・・?」
ケイスケ「ご飯を、食べさせてくる奴と、性的行為する奴。」
カズトラ「えっ・・・ヤダ!そんなのっ・・・」
ケイスケ「一人は、家にいて、もう一人は、外で仕事。」
カズトラ「え?じゃあ、俺は、今監禁されて・・・??え、いつの間に!?マイキーと、千冬の二人はっ!?」
ケイスケ「犯人の話によると、その二人の事は、知らない。カズトラ君の事だけ、話されて、二人で、仲良くしておけって。」

もちろん、この話は、全てケイスケの嘘だ。
次の日。

マイキー「な?千冬。高子先生、怪しくねーか??」
千冬「だからって、勝手に、高子先生の車に、近づいて!?」
マイキー「見ろよ!?車の助手席に、カズトラのビーズがある!黄色の!カズトラは、一度、高子先生の車に、載せられた証拠だ!」
千冬「嘘!?何でっ・・・先生の車に!?」
マイキー「名前の「か」の字も、彫られてる。間違いねー。あの女・・・。」
千冬「でも、何で、先生がそんな事?」
マイキー「多分、先生はーーーー・・・犯人の言いなりになってるんじゃねーか?今、先生は、授業中だ。千冬、今の内に先生の家に行くぞ!?
もしかしたら、カズトラは、そこにいるかもしんねー!」

「タタッ(マイキーの走り出す音)」

千冬「おう!」

千冬も、マイキーの後を、追う。
その頃、ケイスケと、カズトラはーーーー・・・。

195:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 14:30 ID:jZY

カズトラ「ケイスケさんは、犯人と顔見知り?」
ケイスケ「いや、実はさーーーー長い事、ここにいるけど、犯人の顔も声も、聞いた事ねーんだ。あっちもあっちで、バレたくねーんだろ?
声出すにしても、声を変える機械を、使われたりする。
殺されたくなけりゃあ、犯人の言いなりになるしかねー。俺は、ずっと、そうしてきた。」
カズトラ「親の元に戻りたくないんですか!?一生ここにいろって・・・。そんなの、酷すぎる!」
ケイスケ「しっ!静かにしろって?犯人に聞かれる!」
カズトラ「ご、ごめん!」
ケイスケ「大人しくしてる方が、身の為だ。逃げたら、それこそ、バレたら命取りだ。死にたくないよな?」
カズトラ「・・・・・・。」

バジ家に、マイキーと千冬が、姿を見せる。

マイキー「ここが、高子先生の家だ。父さんの友久も、警察の仕事中。
調べるなら、今だ!」
千冬「・・・(苦笑い)でも、どーやって、中に入る?サッカーボール、持ってきて?」
マイキー「そのボールが、必要なんだ!いーか?千冬、ボールで遊んでるふりして、ワザと、窓のガラスを割る!中に入ったボールを、取るふりして、その間、カズトラを探すんだ!?」
千冬「なるほどー。その手があったか!」

「バリーーーン!(窓ガラスが、ボールで、割れる音)」

ケイスケ「!?(何だ・・・?下で、窓が、割れる音?こ、声がする?誰か入って来た!?)」

急いで、ケイスケは、カズトラの耳に、イヤホンを掛けて、音楽を、聞かせる。

196:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 14:33 ID:jZY

ケイスケ(誰か、入ってやがる。と、トイレに二人で、隠れねぇと?カズトラを連れて・・・。)

トイレは、一階と2階にそれぞれあるので、ケイスケは、2階のトイレにカズトラを抱えて、中で鍵をかけて、大人しくする。

マイキー「どーだ?千冬?カズトラは、そっちにいたか?」
千冬「こっちの部屋には、いない。」
マイキー「全部の部屋を、見て周るぞ?見つけんぞ!」
千冬「おー!」

仕事中の友久の携帯に、メールがきた。

友久(ん?ケイスケからだ。何だとっ!?家に誰か、入ってる?よし、自宅に行くか。一体、何事だ。)

ここの田舎町、ホクテカでは、唯一村の警察官は、友久だけだ。
そうとも知らず、マイキー達はーーーー。

マイキー「変だな、カズトラ、見つからねー。」
千冬「どこだぁ〜??」
ケイスケ(何なんだよ!?コイツらっ・・・まさか、カズトラの友達のマイキーと、千冬って奴らか?マジかよ!?)

その時ーーーー・・・

友久「君達!?何をしている?そこでっ・・・!」
マイキー「あっ・・・。」
千冬「!ごっ、ごめんなさい!ボールを、取りに入ってて・・・!?」
マイキー「サッカーしてたら、窓割っちまって。」
千冬「すっ、すみません!(泣)」
友久「あぁ〜、もういい!これからは、気をつけなさい!?」
マイキー&千冬「はいっ!」

197:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 14:36 ID:jZY

二人は、残念そうな顔で、外に出る。

マイキー「カズトラ、見つからなかったな?」
千冬「うん。いなかった。でもさ、大体の部屋を、確認して思ったけど。」
マイキー「ん?」
千冬「高子先生の家って、二人で住んでる割に、部屋のベッドが、多くて3って、変だよ。」
マイキー「!そうだな、それに一つだけ、開かねぇドアあったし。」
千冬「何か、怪しいよな?まだーーーー・・・。」
マイキー「・・・・・・。」

謎は、残った。
それから、2年の歳月が、経つーーーー・・・

ケイスケ(もう、十分だ。カズトラ君は、開放しよう。満足出来た。顔を、見られてねぇから、返せる。)

その夜、ケイスケの指示で、友久と二人で、カズトラ君を、大きめのダンボールに入れて、外へ運び出す。
途中までは、車で運んだ。

カズトラ(何だろ?何か、揺れて動いてる。)

相変わらず、カズトラは、目隠しされ、手は、ロープで縛られたまま。

ケイスケ(じゃあな、2年間・・・楽しかったぜ?)

ケイスケは、ダンボールに入る、カズトラに別れを告げ、置き去りにして友久と、車に乗り込み、その場を、離れる。

198:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 14:40 ID:jZY

次の朝。

地元民1「みろ、見慣れないダンボールだ。」
地元民2「中に、何が入ってる?」
カズトラ「(声がする!?)だ、誰かぁーーーー!?」

耳は、聞こえるので、カズトラは、デカイ声を出す。
その後、地元民の発見によって、カズトラは、親元へ戻ったがーーー・・・。
警察官の友久には、事情聴取される。

カズトラ「え?犯人の事??顔は、分かりません。でも、犯人は、二人いて、もう一人、ケイスケさんって子も、監禁されてたよ。」
友久「そうか。辛かったね?もう大丈夫。これ済んだら、すっかり元通りだ。」
カズトラ「はい・・・。」

しかし、その後、分かったのは・・・このホクテカ町に、ケイスケなんて生徒は、いないという事だった。

カズトラ(そんな!?じゃあ、あの子は一体ーーーー!?)
友久(よし、上手くいったな。)

そして、その後、ケイスケは・・・。

ケイスケ「父さん、姉貴、俺・・・ここを、離れて都会で、生活する事にする。今まで、迷惑かけてごめん!もう、大丈夫だから。」
友久&高子「!」

こうして、ケイスケは、ホクテカ町を、離れたーーーー・・・。

マイキー「カズトラ、生きてて良かった!」
千冬「もう、死んでるかとばっかり・・・。」
カズトラ「うん!また、こーして、会えて良かった!?でも、謎があるんだ。」
マイキー「犯人、友久と高子じゃねーのか?」
千冬「家に俺ら、入ったんだぞ!?」

199:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 14:42 ID:jZY

カズトラ「いや、犯人の顔・・・見てないんだ。それに、声もよく分からなくて。もう一人、ケイスケって子も、監禁されてて、大体は、その子と会話しまくってた。でも、ケイスケって、地元民じゃなくってさ?
別の町から、さらわれた子なのかな?」
マイキー&千冬「!」
マイキー「声を、出さないのは、カズトラと、知り合いだからじゃあ?」
カズトラ「うーーん、よく分からない。」

その後、当然、犯人逮捕は、進む訳なかった。
友久が、共犯者だからーーーー・・・。
それからまた、月日は、流れて・・更に1年後。

マイキー「本当に、出ていくのか、カズトラ?」
カズトラ「うん、ごめん。事件のせいでPTSDが、酷くてさ。もう、地元には、いられない。」
マイキー「分かった、離れても、仲間だからな!?」
千冬「いつでも、戻って来いよ!」
カズトラ「うん!」

カズトラは、都会の町「ウッドラッド町」へ、やって来る。
一人暮らししながら、仕事の為・・・ペットショップ「ペケハウス」に、務める事にした。

200:影虎◆Vs hoge:2024/09/10(火) 14:46 ID:jZY

店の従業員1「新しく、入って来た、カズトラ君です、仲良くする様に!」
カズトラ「初めまして!羽宮 カズトラです!動物好きです!仲良くして下さい。都会で、暮らすのも初めてで、緊張してます。」
ケイスケ(かっ、カズトラ!??何でここに!たまたまか?)

驚いた表情のケイスケ。何と、ケイスケも、このペットショップで、働いていた。
偶然、越してきたのも、この町だ。

ケイスケ「け、ケイスケです。よろしくっ・・・。」
カズトラ「え!?あれ・・・その声って?け、ケイスケさん!?もしかして、一緒に、監禁されてた!?あの後、犯人に開放されてたの?」
ケイスケ「あっ、あ〜〜〜〜!そうなんだよ!?会えるなんて、すげ〜な、こんな偶然(汗)これから、よろしく。カズトラ君?」
カズトラ「うん。でも、あれ?何か、年齢が、だいぶ年上だね(汗)」
ケイスケ「あん時は、小学6って言ったけど、あれ、嘘なんだ。何でかって、本当の情報を話すなって、犯人に脅されてたから・・・。それで、無事こうして、開放されたんだ。許してくれよ?」
カズトラ「別にいいよ!また、会えて嬉しいから。」
ケイスケ「カズトラ君・・・。」

こうして、偶然の再会を、果たした二人は、ペケハウスで、働き始めたと言うーーーー・・・。

ブラックコスモ「へっへっへっ〜。今回は、ケイスケを、悪人にしてやったモ〜!これで、ますます、エネルギーを食べて大きくなれるモ〜、モグモグ(悪エネルギーを、食べる音)」


完結


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