>>1
基本的にサビぬきさんの言っていることが正しいと自分も思います。
免罪符の話も責任追及に意味が無いという話も同感です。文章から感じる知性についても正しくその通りだと思います。
ただ私は、麦チョコさんは自分の人間性の原因がどこにあるかを明確にすることで、自分のスタートする地点を探ろうとしてるのかもしれない、と愚考しました。
なので、麦チョコさんの自己分析について考察してみました。
@根暗(とコミュ障?)
>私はまずすごく暗いです。人とどう話したら盛り上げられるのか分かりません。
>これは親に無視されたり、親が話す場を見て勉強できなかったからだと思ってます。
子供がコミュニケーションの方法を学習する時、主に家庭と友人から影響を受けると言われています。
親が話掛けたり、本を読み聞かせることで、語彙力や会話能力は身に付いていきます。
なので、麦チョコさんの人格形成にも多少影響があったと思って良いと思います。
ただし、会話能力と性格の明るさは直結する訳ではありません。幼少期の性格の明暗は、その人の資質によるところと思われます。
会話能力についても、学校で友人が話しているのを聞くだけでも影響を受けているハズです。
したがって、母方か父方の遺伝子の責任ではありますが、母親の育児方法の責任というわけでは無いように思います。
A気にしい
>凄く人の目が気になります。
>特に目上の人に嫌われると全てが終わってしまうような気がしてならず、いい成績をとったりいい子ぶった媚びた態度を取ってしまいます。
>本音なんて話そうものなら冷たい目を向けられるんじゃないかと思ってどきどきして無理です。
>親がいい子しか許さなかったからだと思ってます。
程度にもよりますが、幼い子供が大人の思惑を推測して、その通りに振舞おうとすることは多々あります。
親が子供に「良い子」を強いることも殆どの家庭に当てはまると思われます。
問題点として考えるべきは、その時の躾の仕方が行き過ぎていないかどうかだと思います。
※根暗とセットになりやすい性格なので、単純に資質の可能性もあります。
B猜疑心
>それで、私は疑り深くて、人を好きになれません。
>好きになりたい、信用出来る人がいたらどんなに楽かと思うのですが、相手と仲良くなる方法も分からないし、母みたいな人間像が私の頭に染み付いていて、
>いまいち信用しきれないんです。
>ずっと一歩引いた付き合い方をしてしまって、相手もそれが分かるようで、私に飽きて離れていきます。
>追いかけなければと思うけれど、私が近づくと嫌な顔をするんじゃないか、そうされたらもう辛くてたまらないからと、放っておいてしまいます。
>一緒に遊ぶような友達はいません。一緒に行動する子はいるけど、その子も最近、私に飽きてるみたいです。
母親との信頼関係を見る限り、一定の割合で影響を受けていると思います。
ただ、先述した根暗や人の目を気にする性格が作用して、そのような思考になっているようにも見えます。
幼少期の人格形成に対する母親の影響力は高いですが、全てではありません。母親よりも友人から受ける影響のほうが強い部分もあります。
総じて個人的な感想を言うと、もともと持っていた内向性と高い洞察力と悲観的な思考に対して、母親の教育が悪い意味でハマった結果のように思えます。
書いてある内容を見る限り、母親が良い影響を与えたようには見えないです。
しかし、書いてある母親の行動だけで性格が大幅に矯正されることは無いと思います。
あと主題とは関係ないですが、麦チョコさんぐらい論理的な思考ができるのであれば、自身の性格矯正も充分可能かと思います。(性格矯正というよりは能力向上ですかね?)
こんな私的な悩みに真剣に考えて下さり嬉しいです。ありがとうございます。
はい。周囲の方が全てを理解し、合わせてくれるとは思っていません。周囲の人にとっては、私の生い立ちなんて関係の無いことです。ですから確かに、変わらなければならないのは環境でなく私であるのは、サビぬきさんの言う通りです。
ですが、様々な第三者の視点からこのことを判断していただきたいのは、『親のせいだから』と思いたいからではないのです。
今後の人生で、恐らく性格のことで苦労することがあります。そして悩み、辛さや不安で中々立ち向かうエネルギーの出せないときに、責任の所在をあやふやにしていたばかりに、『親のせいだから私は動かなくていい』という楽な逃げ道に駆け込んでしまわないか心配なんです。今のうちにはっきりとした答えを見つけておけば、『自分のせい。だからやっぱり立ち向かわなくてはいけない』、『親のせいだが、私が変わらなくてはならない』というふうな、大袈裟に言ってしまえば覚悟を決められると思ったのです。
ですが、親の影響もある、と読んで安心した自分もいたので、そういう、楽になりたいという思いも、スレを立てたときにあったかもしれないです。マシな人生を送れると言っていただいて、ちょっと元気が出ました。意見を参考にさせていただきます。
サビぬきさん、ありがとうございました。
>>3
スタートする地点を探る、とまで深くは考えられていなかったですが、変わっていくための糸口を掴むためにも、確かに役立ちそうだと気付かされました。
@資質というのは盲点でした。誰のせいでもないということですね。確かに、子供は結構分け隔てなく誰とでも接しますし、拙い記憶なんですが大人数のグループで遊ぶ機会も多かったように思いますので、その中で培うことも出来たと思います。
A問題点の躾の仕方について考えてみました。過度な暴力や教育はありませんが、やはり、弟との差別化はどうなのだろうかと思います。弟は成績があまり良くなく、学校で問題を起こして帰ってくることもあって、そのせいか、用事を優先的に任される、何か話してもほとんど無視される、と扱いが雑です。それとも、どこの家庭でもこんな具合でしょうか? 兄弟の差別化はあるものですか? 資質の可能性、とおっしゃるように、暗い性格なので過剰にその差に反応して怯えているだけかもしれないのですが。Bも同様に、過剰反応かもしれませんね。
友人からの影響についてですが、少し判断しにくいです。中学時代に、私の主観から言うと自己中心的な子と2年半くらい一緒にいまして(離れればよかったんですが物凄く小心者だったんです)、彼女の言葉がぐさぐさ刺さったりすることが多かったのですが、それも私の疑り深い性格が、勝手に言葉を悪いように解釈したのかもしれませんし……。なので、猜疑心について、拍車をかけたのは友人との付き合いがあるとしても、根本的には母親が起因ではと、今はどうしても思っています。ですが、過去の友人との付き合いは、まだもうちょっと詳しく考えてみなければならない所です。
深く分析していただいたことで、新しい考えに気づくことが出来ました。自分では辿り着けなかったと思います。そして、サビぬきさん同様、前向きに背中を押してくださったことで、ポジティブに考えられそうです。
千三さん、ありがとうございました。