>>67
(少年の問いに対し、自分の身の上を、
改めて頭の中に思い起こし、返答する。)
「俺には居るな、妻と子供が1人居る。
アンタがもしも、言動の矛盾を指摘したいなら、
そいつァ筋違いだ、そうと決まっちゃァねェがね。
自分自身より大切な人がいるンなら、
それこそ生きなきゃいけねェ、そいつ等の為に。」
(明るく話そうと努めるが、妻子を思うと、
どうしても表情が陰って来てしまう。
それでも、声色だけでも明るくしようとする。)
>>68 栄敬
大切な人のために生きる…ねえ。こりゃあ泣ける!
(相手の言葉を聞いた後、何を思ったのか急に手を叩きながら爆笑し始めて。)
どうも失礼。…アンタにはまだ希望があるじゃないか。羨ましいよ、そんなに恵まれていて。
(コホンと一つ咳払いをした後、敢えて自分の事は語らないつもりなのか道化師のようにおちゃらけた口調で相手を賞賛する。ただ、ガスマスクのレンズから薄っすら見えるその黒い瞳は本当に涙ぐんでいるように見える。)