銀の匙  

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16: リコット ◆d5/.:2019/07/28(日) 11:47



  ( …屋敷の広い広い食堂の中、他に誰がいるわけでもなく一人端の椅子にゆったりと腰掛け、食堂の奥をぼんやりと眺めている。仕事は終わらせたが別にする事は無いし、3時まで暇を持て余すのか、そう思い気が付けば何故か1人でティーセットを用意したりしていた。 遠くから押し寄せる不思議な程重い寂しさに、いつものなんて事もないとめどないお喋りを、自分が思ったよりも好んでいたのかという思考が頭を擡げたことに何だか嘲笑を零す。と、目の前にあるテーブルの上の湯気を立てたティーカップと何かしらのお菓子の乗った皿に視線を移して、ややあってからティーカップの下のしゃれた皿の上からスプーンを取る。 視線を左右に動かしティーカップとお菓子を交互に見やりながら、本当は紅茶を先にしたいと考えるけれど、誰も居ない今がお菓子を試す絶好の機会では、とかも思ったり。 しかし、今日は味を優先させないと寂しさに呑み込まれてしまう、なんて我ながら奇妙な理屈を付けてティーカップに手を伸ばし、紅茶をくるり一周掻き混ぜ。真意が読み取れないような無表情でそのままスプーンを置き、やがて徐に右手でティーカップに手を伸ばすと口の前まで持って行き、その瞬間ふわりと熱い湯気が顔に掛り眉顰めたりして。 少し冷まそうとティーカップの中味に向かって2、3回息を静かに吹きかけると、香りを楽しむようにもう一呼吸置いてからちらりとティーカップを見やると口を付け一口啜り、カップを静かに置くとその味に満足し少しだけ頬緩め )


   …やっぱり、紅茶が先の方が良いと思う


  >> * ALLさま!

 
  ▼△


  ( / 一先ずスレ立てお疲れ様です! 今も文章を打つ手が震えますが…、しかも長い…、初回を出させて頂きたいと思います…! 今回は本当に宜しくお願いします〜っ! )

 


 パァル ◆E2:2019/07/28(日) 13:32 [返信]



( / ついに紅茶也、指導ですね…! すこしばかり低浮上の身ですが、初回を書いたので投下します〜 )

( 不意に手を離すと、ぷしゅと音を立てて赤い風船がしぼんだ。くたくたになってしまった風船を眺めてため息をつく。あーあ萎んじゃったよ。むすっとピンク色の唇を結んで、床につかない足をぶらぶらとさせる。座っているのはキッチンの隅の台で、まわりには袋詰めのシリアル、真っ赤なコーヒメーカー、さっき食べかけたクッキーなどがぱらぱらと置かれている。本当はこんなところに座ってはいけないのだけれど、向かい側の壁の、西洋のお姫様の絵画とちょうど目線がかち合うものだから、お気に入りの場所だった。とはいえ、座って風船を膨らまし、挙げ句の果てにはクッキーのつまみ食いなんてしていたことがバレたらどうなるだろう。そんなことを考えながら風船を膨らますと、ぷうぷうと風船は膨らんでいく。そうしてこれ以上ないほどにぱんぱんに膨らんだところで、がしゃんと物音がしたのを感じる。かなり大きな物音にびくりとしながら台から飛び降りると風船は破裂し、コーヒの豆はいい匂いを発して、キッチンの真ん中の方で落ちた緑のお鍋の蓋はからからと音を立てる。なーんだ、お鍋の蓋かあ。お鍋の蓋が動かなくなった頃、ようやく歩き出して緑色のそれを拾って。お鍋の蓋を抱きしめるようにしゃがみこむと、安堵の溜息をついて。 )
 びっくりしちゃったよ、

   >>おーるさま

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( / 絡ませていただきます! )

( 三時になるまで大掃除でもしよう、とあまり綺麗とは言えない部屋をがちゃがちゃしていたら、よくわからない絵の書かれたトランプを見つけ首を傾げて。なんのキャラクターかしら、。とにかく、三時まで時間を潰すにはぴったりだなと考えつきこのトランプで遊ぶこと決意。でも、思いつく遊びはすべていくつか人手のいるものだった。しかたない、誰か探すかとどちらかというと先ほどより汚くなった部屋をそのままに食堂に行き着いて。すると、トランプを良さげな相手を発見。つつつと彼女の向かい側に腰掛けて、当然のようにトランプを切りながら一言。)
 リコット、トランプしましょう

   >>16 リコット



メルト ◆N.:2019/08/21(水) 21:07 [返信]




( /遅くなってしまい申し訳ありません…!、初回をこっそりひっそり投下させていただきます、。これからものそのそ亀返信だと思いますが メルトと共によろしくお願いします‪‪☺︎‬)

 あ、あめ
( 午前十時頃、三時まではまだまだ。いちにさんし、あと五時間、なんて数えながら、昨日の三時の名残を探すようにテラスの床をきゅっきゅと踏みしめる。厚い灰色の空をぼんやりと眺めていると、自分の心もなにかに覆われそうな気がしてしまうから、それを逃がすみたいに首をぐりんと振る。髪がわさりと広がる。なぜ心が沈むのに外を眺めているのかは、わからない。彼女はいつだって考えなしなのである。そうしてぐるぐるとテラスを歩いていると、ぽつぽつと小さな音が空から降ってきた。それらは少しもしないうちにざあざあと大きな音に変わり、テラスの屋根を呆れるほど濡らしていく。雨はあんまり好きじゃない。眉をひそめる。どうせだったら思いっきり濡れてやろうかしら!なんて考えたのか、手すりから身を乗り出しては空へ向かって手を伸べて。 )

 この雨がみんな紅茶に変わってしまえば、きっとみんな幸せなのに! あたしにはあんまり、関係ないけれど、

 >>おーるさま、


( /そっと絡みも失礼します◎ みなさんに絡むことは不可能だったので絡めていない方もいますが それは追追また絡んでいきます、、す そして投稿量の問題で分けて投稿させていただきます、。 )

 アラ、そうなの? あたしもう、お菓子を先に食べちゃったわ!

( 食堂をうろうろ、食棚をがさがさ、お菓子をもぐもぐ。していると、なんだか寂しそうな人影をひとつ見つけた。誰だかはわからないけれどお話するなら、誰だっていい。そっとその背後に迫り、じっと息をひそめてみる。驚かそうなんて気は、これっぽっちもないの、本当よ。ふと相手がこぼした言葉にはてと首を傾げては、咀嚼を止め、粉々になったお菓子をごくりと飲み込み、背後から顔だけ出して上記を。それから当たり前のように相手の向かい側の椅子に腰を掛けて、人のティーセットで当たり前のようにカップに紅茶を注ぐ。とぽとぽと色のついた液体が流れ落ちるのを見届ければ、ごくりごくりとそれを飲み干して。 )

 ええと、あたしたち、なんの話をしていたっけ? あれ、話なんてしていなかったかしら? あれ、

 >>16 リコットちゃん


 


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