>>56
( 付いてきて欲しくない、 という言葉が聞こえた途端に
お狗はぶんぶんと首を横に降る )
そうじゃあありませんよお! お客さんは大好きだし 用心棒も歓迎しますし__
それに あたしはわんこですからさっきの事も忘れますけれど . . .それでも
助けた訳でもない_お客さんの御名前も御呼び方も 分からないのにぃ. . .
そんなお方にぃ そこまでして貰えるなんて 性分が許してくれないんですよぅ__
( 傘を拾い集めながら 今にも泣きそうな声でお狗が言う__
「 せめて 御名前と御呼び方を 教えて下さい 」と )
>>57 稲入
「 …嫌味ったらしいくらいに律儀なのねぇ、そう云うの嫌いじゃないわよ? 」
( 一瞬口元を歪めてからかう様な動作をするが、
直ぐに飽きたのか元の表情にへと戻ると )
「 私の名はアレクサンドラ、苗字は何とでも呼んでくれて良いわ。それで、一応私は巷で噂の能力者とやららしいのだけど…持ったモノの重さを自在に操る《 重力遮断 》を持っているの。まぁ、役に立つには立つんじゃないかしら? 」