ふふっ、冗談ですってば。…梓さんと話してると、楽しいことだらけですね。こんなに楽しい思いしたの久しぶりかもしれません。
( 今まで楽しかったこと、嬉しかったことをさんざ宣いながら、空き教室の中を、ひょいっ、と好奇心半分、探求心半分で覗き込んでみると、其れなりの威力と硬度を持っているであろう鉄パイプを発見し、瞳孔を血走らせたのはひた隠しにして、こっそり、彼女にバレないように持ち上げ、ブラウスの中にへと隠す )
…すみません、梓さん!ちょっと私、此から向かわなきゃいけない所が出来てしまいました!
今まで有難うございました、… …大好きでしたよ!
( 目的地に向ヒ、振り返る事なく。振り替えったらきっと、死ぬのが惜しくなってしまうから。… …最期の挨拶を手短に済ませ、私は走り出した。 )
>>412 : 梓さん
【 梓さんとの会話は光さんとの会話の前、と云う事に一応しておきました 】
理解が及ばないだけ… それを、引かれた って判断する必要はないよ
( 不用意に表情と口を滑らせた事をそれとなく知って一応のフォロー
何でする必要があるのかなど知らない、何となく だ )
… それで、私はもう行くけど?
>>414 - 玲山さん
… 来た 、それが お前さんの選んだ事?
( 小まめに隠れよう、そう考えて教室に隠れながら足音を追おうとした…
けど、後ろから聞こえた短い言葉 そして足音を耳に感じて一旦、中断
何やら吹っ切れたような感じの、りりあさんを見て 私は問う )
>>418 - りりあさん
… …まって
( 私は … 追う、駆け出す 短い間に幾度も感じた… 彼女の小さくて
何よりも危険な モノを確かに見てしまったから )
ダメだって ー … ダメだっ!待てよっ!
( あらん限りの大声 響くことも厭わないでただ、叫んだ …止まらない
始まって間もない 『 リアル鬼ごっこ 』の途轍もない恐怖と焦りが
呼吸を荒げて速度を落とした )
いやだ、 いやだっ!ま だ …
( 掠れる か細い 、もう、見えなくなった … 名残すらも消え失せた
ただの廊下で膝から下へ崩れ落ちる 生まれて此の方、自らの足を呪った
事は他にない )
( これから 密かに思っていた予感が現実になる、人生最悪にして唯一の日
窓からいやらしいほどに明るい光が差し込む中で 私はただ咽び泣く… )
『 残酷 』の現実化
>>415 -